平成 16 年度
次世代型環境装置・プラントに関する調査研究
報告書
平成 17 年 3 月
社団法人 日本産業機械工業会
序
本報告書は、日本自転車振興会の「自転車等機械工業振興資金」の交付を受けて、社 団法人日本産業機械工業会が実施した「次世代型環境装置・プラントに関する調査研究」
の成果をまとめたものである。
現在、廃棄物処理・水処理等の環境保全技術は 20 世紀型技術体型で完結し、今後飛躍 的な技術発展の可能性は少ないと懸念されている。また、既存製品の地球環境的評価指 標として、LCA、EPR、PRTR などが提案・実務化されているが、新製品・新技術の創出に は必ずしも反映しておらず、20 世紀の大量生産・消費・破棄による資源の枯渇等の問題 が顕在化している。
このような状況のもと、環境装置産業界には先端技術を取り入れた省資源・省エネル ギー型の環境負荷の低い次世代型環境装置・プラントの開発が望まれている。
現在、国内では次世代型環境装置・プラントの開発は徐々に着手され始めているが、欧 米企業との競争に打ち勝つには到っていない。
一方、先端技術分野では新技術・新材料等(バイオテクノロジー、ナノテクノロジー、
等)の研究が進められているが、要素技術の開発が中心であり、どのような分野に適用す べきかについては今後の課題となっている。
これらを環境分野に適用した場合、バイオ技術による有害物質の除去、高効率メタン 醗酵、有用物質の抽出等をより効率的に常温・常圧という条件で行う装置の実現が可能 であり、さらに水処理や大気汚染防止分野においては表面の微細構造を制御して高機能 化したナノテク触媒技術、超臨界圧処理、次世代膜技術の適用等により資源、エネルギ ーの大きな効率化が期待される。
このような背景のもと、本事業では伸長分野である先端技術を環境装置・プラントに 導入した場合の次世代型環境装置・プラントの仕様と適用領域の可能性について調査し、
実装置化するための課題の抽出、政策提言、シーズ側への提案を行った。
本事業を実施するにあたり、格別のご指導をいただいた早稲田大学教授大和田委員長 をはじめ委員各位ならびにご協力いただいた関連団体、関連企業に対し、心から謝意を 表すとともに、本報告書が今後の健全な循環型社会の構築に些かでも貢献できれば幸甚 である。
平成17年3月 社団法人日本産業機械工業会 会 長 相 川 賢 太 郎
平成16年度
次世代型環境装置・プラントに関する調査研究委員会 委 員 名 簿
委 員 会
委 員 長 大和田秀二 早稲田大学 理工学部 環境資源工学科 教授 委 員 伊原 学 東京工業大学 炭素循環エネルギー研究センター 助教授
委 員 秋澤 淳 東京農工大学 大学院 生物システム応用科学研究科 生体機構情報システム学講座 助教授 委 員 諏訪 裕一 独立行政法人 産業技術総合研究所 環境管理技術研究部門・融合浄化研究グループ 主任研究員・農学博士 委 員 和坂 貞雄 独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構 環境技術開発部 部長 委 員 井村 俊明 アマノ株式会社 環境系開発本部 取締役本部長
委 員 北野 誠 石川島播磨重工業株式会社 電力事業部エネルギーショリューション部 ゼロエミッショングループ課長 委 員 鈴木 隆幸 株式会社 荏原製作所 水処理統括 水環境・開発センター 技術調査開発室 部長 委 員 楠田 浩雅 川崎重工業株式会社 プラント・環境・鉄構カンパニー 技術開発部 主事
委 員 山本 一郎 環境エンジニアリング株式会社 水ソリューション事業本部 取締役 副事業本部長 委 員 藤波 進 株式会社 クボタ 環境エンジニアリング事業本部 部長
委 員 北岡 亮三 栗田工業株式会社 経営企画室 専門部長
委 員 木林 昌男 株式会社 島津製作所 分析計測事業部 環境ビジネスユニット統括マネージャー
委 員
委 員
秩父 薫雅 長田 容
株式
会社 神鋼環境ソリューション 技術本部 課長
JFE エンジニアリング株式会社 環境エンジニアリング事業部 環境技術部 開発室 室長 委 員 曽我 和雄 住友重機械工業株式会社 プラント・環境事業本部 新事業開発部部長
委 員 玉出 善紀 株式会社 タクマ 技術本部 東京技術企画部長
委 員
委 員
髙田佐太一 掛田 健二
株式
会社 酉島製作所 環境本部 本部長
日立造船株式会社 環境事業本部 システム本部 環境総合開発センター長 委 員 大熊那夫紀 日立プラント建設株式会社 技術開発本部 松戸研究所 企画部 部長 委 員 原田 裕昭 三井造船株式会社 環境・プラント事業本部 技術理事
委 員 花岡 平 三菱化工機株式会社 研究開発部 部長代理
委 員 岡田 光浩 三菱重工業株式会社 機械事業本部 環境ソリューション部 技監
調 査 委 託 先 小西 時男 株式会社 三菱総合研究所 地球環境研究本部 資源・循環研究部 循環ビジネス研究チーム チームリーダー 調 査 委 託 先 髙島由布子 株式会社 三菱総合研究所 地球環境研究本部 資源・循環研究部 循環ビジネス研究チーム 調 査 委 託 先 森 朋子 株式会社 三菱総合研究所 地球環境研究本部 資源・循環研究部 循環ビジネス研究チーム
事 務 局 奥山 正二 社団法人 日本産業機械工業会 環境装置部 部長 事 務 局 竹田 弘子 社団法人 日本産業機械工業会 環境装置部 課長代理 事 務 局 金子 智宏 社団法人 日本産業機械工業会 環境装置部
幹 事 会
幹 事 長 掛田 健二 日立造船株式会社 環境事業本部 システム本部 環境総合開発センター長 幹 事 鈴木 隆幸 株式会社 荏原製作所 水処理統括 水環境・開発センター 技術調査開発室 部長 幹 事 藤波 進 株式会社 クボタ 環境エンジニアリング事業本部 部長
幹 事 北岡 亮三 栗田工業株式会社 経営企画室 専門部長
幹 事 長田 容 JFE エンジニアリング株式会社 環境エンジニアリング事業部 環境技術部 開発室 室長 幹 事 原田 裕昭 三井造船株式会社 環境・プラント事業本部 技術理事
幹 事 岡田 光浩 三菱重工業株式会社 機械事業本部 環境ソリューション部 技監
イノベーション分科会
イノベーション分科会長 掛田 健二 日立造船株式会社 環境事業本部 システム本部 環境総合開発センター長 イノベーション副分科会長 鈴木 隆幸 株式会社 荏原製作所 水処理統括 水環境・開発センター 技術調査開発室 部長 イノベーション副分科会長 北岡 亮三 栗田工業株式会社 経営企画室 専門部長
イノベーション副分科会長 岡田 光浩 三菱重工業株式会社 機械事業本部 環境ソリューション部 技監
委 員 井坂 正洋 株式会社 荏原製作所 水処理統括 水環境・開発センター 技術調査開発室 主任 委 員 平田 正一 環境エンジニアリング株式会社 環境企画部 技術研究室 環境技術グループリーダー 委 員 高橋 誠 株式会社 クボタ 環境エンジニアリング事業本部 バイオセンター 主任
委 員 奥田 大二 株式会社 島津製作所 分析計測事業部 環境ビジネスユニット マネージャー
委 員 青木 丈彦 JFE エンジニアリング株式会社 環境エンジニアリング事業部 環境技術部 第一設計室 課長 委 員 田中 孝一 住友重機械工業株式会社 環境システム事業センター 技師
委 員 中谷 康平 株式会社 タクマ 東京技術企画部 委 員 髙田佐太一 株式会社 酉島製作所 環境本部 本部長
委 員 飯阪 正俊 日立造船株式会社 環境事業本部 システム本部 技術企画部 委 員 山下 桂一 三井造船株式会社 環境プラント事業本部 企画管理部 主任 委 員 伊東 正敬 三菱化工機株式会社 企画部 企画課
アップグレード分科会
アップグレード分科会長 原田 裕昭 三井造船株式会社 環境・プラント事業本部 技術理事 アップグレード副分科会長 藤波 進 株式会社 クボタ 環境エンジニアリング事業本部 部長
アップグレード副分科会長 長田 容 JFE エンジニアリング株式会社 環境エンジニアリング事業部 環境技術部 開発室 室長 委 員 野呂 隆男 アマノ株式会社 東日本環境エンジニアリング 課長
委 員 北野 誠 石川島播磨重工業株式会社 電力事業部エネルギーショリューション部 ゼロエミッショングループ課長 委 員 小林 厚史 株式会社 荏原製作所 水環境・開発センター 応用技術室 課長
委 員 楠田 浩雅 川崎重工業株式会社 プラント・環境・鉄構カンパニー 技術開発部 主事
委 員 山本 一郎 環境エンジニアリング株式会社 水ソリューション事業本部 取締役 副事業本部長 委 員 中井 志郎 株式会社 クボタ 環境エンジニアリング事業本部 統括部 主任
委 員 倉前 達志 栗田工業株式会社 企画開発部 企画課 課長
委 員 秋山 保次 株式会社 神鋼環境ソリューション 技術本部環境プラント技術部 技術室 委 員 古林 通孝 日立造船株式会社 技術研究所 環境システム研究室 主任研究員
委 員 宮林 哲司 日立プラント建設株式会社 技術開発本部 松戸研究所 主任研究員 委 員 木戸口 晃 三井造船株式会社 技術本部 千葉技術開発センター 主管研究員 委 員 花岡 平 三菱化工機株式会社 研究開発部 部長代理
委 員 加藤 敦 三菱重工業株式会社 機械事業本部 環境ソリューション部 新技術・新製品グループ
次世代型環境装置・プラントに関する調査研究 報告書 目次
1. 環境装置・プラントへの適用が期待される先端技術の研究開発動向 ··· 1
1.1 日本における研究開発動向··· 1
1.2 欧米における研究開発動向··· 36
1.3 各国の研究開発動向の特徴··· 64
2. これからの環境装置・プラントに求められる機能や役割··· 81
2.1 環境装置・プラントメーカーからの提案··· 81
2.2 環境分野における社会的問題意識の動向··· 85
3. 先端技術を適用した次世代型環境装置・プラントのイメージ ··· 111
3.1 先端技術の適用による環境装置・プラントの高機能化··· 111
3.2 先端技術の適用による革新的な環境装置・プラントの可能性と未来像 ··· 121
3.3 環境装置・プラントの高機能化から革新的な未来像へ ··· 125
4. 今後の展開 ··· 127
4.1 次世代型環境装置・プラントを発想するための方法論の確立 ··· 127
4.2 次世代型環境装置・プラントの実現に向けて··· 129
参考資料 1:アップグレード分科会資料 参考資料 2:イノベーション分科会資料 参考資料 3:講演資料
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1. 環境装置・プラントへの適用が期待される先端技術の研究開発動向
環境装置・プラントへの適用が期待される先端技術の研究開発動向について、日本およ び欧米の研究機関やプログラムを対象に情報を収集・整理した。調査対象は以下に示す国 内の 7 つ、欧米 4 つの情報源である。
【日本】
J1 (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
(独)産業技術総合研究所 J2 21 世紀 COE プログラム
J3 文部科学省「環境科学関連分野における第一線研究者の取組状況」アンケート 調査結果
J4 (独)国立環境研究所
J5 独立行政法人 理化学研究所 研究計画、研究実績報告書
J6 財団法人 廃棄物研究財団 廃棄物処理科学研究費補助金公募制度 廃棄物処理技術開発支援・評価事業、廃棄物処理技術開発支援事業 J7 「イノベーションジャパン 2004.9」
【欧州】
E1 EUREKA 計画
E2 欧州科学技術研究協力機構(COST)
E3 フレームワーク・プログラム6
【米国】
U1 エネルギー庁(Department of Energy: DOE)
1.1 日本における研究開発動向
日本における先端技術の研究開発動向を把握することを目的とし、先端技術研究を行う 代表的な 7 つの研究機関、研究プログラム等より環境装置・プラントへの適用が期待され る技術シーズを抽出した。なお、抽出にあたっては、環境改善等を主目的とはしない技術 についても、要素技術として活用可能性があることから、テーマを問わず極力幅広く抽出 することとした。但し、医療・福祉分野、宇宙開発分野等の研究分野で、今後技術シーズ が発展した場合にも環境装置・プラントとの接点がないことが明確なシーズについては対 象外とした。
また、技術シーズ抽出の情報源とした 7 つ以外の一般的な研究機関、研究プログラムに ついても、当該機関・プログラムで取扱っている技術シーズの範囲や性質について情報整 理を行った。
(1)環境装置・プラントへの適用が期待される国内技術シーズの抽出
7 つの研究機関、研究プログラム等より抽出した技術シーズ、合計 626 件を表 1-1 に示す。
また、情報源とした研究機関、研究プログラム等における先端技術の研究状況を以下に整 理した。
なお、研究機関、研究プログラムごとの特徴を見ると、文部科学省による 21 世紀 COE プ ログラムでは、補助金交付先を選定するための申請書を元に情報を収集していることもあ り、抽象的で高い目標を設定している案件が多い。また、「強相関エレクトロニクス・量子 相関光学・強相関ソフトマスター物理学の三課題を連携させた研究(No63)」など、複数の 研究分野の融合による新たな研究の創出を目指す案件も多い。一方、NEDO による案件は、
様々な分野に及ぶが、やはりエネルギー(省エネ、新エネ、高効率化)を最終目的とする 案件が多い。
J1. (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)・(独)産業技術総合研究所によ る各年の事業計画案件
✓ 情報源:
NEDO・・・冊子『NEDO 技術開発機構の概要 2003-2004』等毎年発行
分野別事業内容紹介 http://www.nedo.go.jp/activities/index.html 産業技術総合研究所・・・研究計画 http://www.aist.go.jp/aist_j/outline/outline.html なお、NEDO と産業技術総合研究所では実施テーマの重複が多いことから、両者を併せて1情報源と して扱うこととした。
✓ 掲載案件総数:各年約 360 件(NEDO)、約 50 件(産業技術総合研究所)程度
✓ 抽出シーズ:133 件
✓ 技術シーズ情報の概要:
NEDO、および産業技術総合研究所で各年度に行われた全ての研究案件のタイトル及 びその概要が掲載されている。
✓ 技術シーズ情報の範囲・性質:
・ 平成 16 年度における研究案件の範囲は以下の通り、医療から材料技術まで幅広い。
なお、本調査では下線を付した 7 分野に含まれる研究シーズのみを対象とした。
バイオテクノロジー分野/ナノテクノロジー分野/材料技術開発分野/化学物質管理分野 / エネルギー分野/燃料電池分野/超電導等技術分野/医療技術分野/健康福祉分野/航空・宇 宙産業基盤技術分野
・ 研究推進、企画調整、研究評価を目的とした案件も掲載されているが、本調査で は対象外とした。
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J2. 21 世紀 COE プログラムによる研究案件
✓ 情報源:http://www.jsps.go.jp/j-21coe/04_shinsa/index.html
✓ 掲載案件総数:
年度によって異なる。(平成 14 年度 114 件、平成15 年度 133 件、平成 16 年度 28 件)
✓ 抽出シーズ:22 件
✓ 技術シーズ情報の概要:
日本国内の大学の国際競争力向上や人材育成を目的として、平成 14 年度より開始 された研究プログラムである。21 世紀 COE プログラム委員会によって選定された研究 案件には国からの補助金が給付されている。各年度に採択された研究案件については、
タイトルと概要、採用理由等が掲載されている。
✓ 技術シーズ情報の範囲・性質:
・ 本プログラムは『革新的な学術分野の開拓を目指す研究教育拠点形成』を目的と しているため、新たな学術的進展が認められる研究教育領域であり、新たな学術 分野の構築を目指した研究教育体制の基盤が整備されているものなどが対象とさ れているため、採択分野は医学系、機械系から社会系まで幅広い。なお、本調査 においては社会科学、医学系分野は対象外とした。
・ また、公募にあたって記載される研究内容は、採択後の研究テーマを限定されな いような抽象的な内容のみが公表されていることが多く、具体的な研究内容が把 握できない案件も多い。
J3. 文部科学省「平成 15 年度 環境科学関連分野における第一線研究者の取組状況」
✓ 情報源:http://www.biomass-leading-project.org/research/
✓ 掲載案件総数:
研究者 60 名分の研究テーマ情報(1研究者が複数の研究テーマを掲載している例 が多い)
✓ 抽出シーズ:10 件
✓ 技術シーズ情報の概要:
将来的に期待される研究テーマ・切口を抽出することを目的とし、平成 15 年度に 文部科学省が第1線の研究者(助手~若手教授 60 名)に対してヒアリング調査を行っ ている。この回答結果の原票を上記 WEB サイト上でキーワード検索して見ることがで きる。
原票では、研究テーマについて、他分野研究との係わりについて、国際的研究枠組 みに対する評価について、環境科学研究の社会的意義・貢献について、などを見るこ とができる。
✓ 技術シーズ情報の範囲・性質:
・ 以下の分野に関する研究テーマ情報が掲載されている。なお、本調査では、研究 内容が情報源 J1、J2 に類似していない案件のみを対象として抽出した。
温暖化総合モニタリング/温暖化将来予測・リスク評価研究/温暖化効果ガス固定化・隔離技術 開発/エネルギー等人為起源温室効果ガス排出抑制技術開発/温暖化抑制政策研究/循環型社会 創造支援システム開発/リサイクル技術・システム/循環型設計・生産/適正処理設計・生産/適 正処理処分技術・システム/都市・流域圏環境モニタリング/都市・流域圏管理モデル開発/自然 共生化技術開発/自然共生型社会創造シナリオ作成・実践/リスク評価/リスク削減技術開発/リ スク管理手法構築/知的基盤構築/全地球水循環観測/水循環変動モデル開発/人間社会への影響 評価/対策シナリオ・技術開発の総合敵評価/その他
・ 比較的若手の研究者の研究テーマであり、新規性のある発想による研究テーマが 多い。
J4. 独立行政法人 国立環境研究所 各年の研究計画による研究案件
✓ 情報源:http://rx01.nies.go.jp/research/index.html
✓ 掲載案件総数:341 件
✓ 抽出シーズ:340 件
✓ 技術シーズ情報の概要:
各年度ごとに国立環境研究所で実施を計画している全ての研究案件について、
担当者、目的、全体計画、前年度までの成果と今年度の研究概要を掲載している。
また、平成 14 年度以降の研究案件についてはキーワードや分野で検索することが できる。
✓ 技術シーズ情報の範囲・性質:
・ 研究案件の内容は以下の 9 分野に分かれている。なお、本調査では、分野によら ず平成 16 年度の全案件を対象とした。
地球温暖化を始めとする地球環境への取り組み/環境負荷低減型・循環型社会への転換支援のた めのシステム分析と基盤整備/化学物質等の環境リスクの評価と管理/多様な自然環境の減少機 構の解明と保全/環境の総合的管理/開発途上国の環境問題/環境問題の解明・対策のための監視 観測/先導的・萌芽的研究/知的研究基盤
・ 研究案件の内容は、測定、分析、評価、シミュレーション解析等を中心にするも のが多い。また、自然環境や、環境の総合的管理、発展途上国の環境問題等の分 野に含まれる研究案件については、特定地域に着目した解析・調査が多い。
J5. 独立行政法人 理化学研究所 研究計画、研究実績報告書
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✓ 情報源: http://www.riken.jp/lab-www/disclosure/info/keikaku.html
✓ 掲載案件総数:研究計画、研究実績報告書 各 100 件程度
✓ 抽出シーズ:32 件
✓ 技術シーズ情報の概要:
各年度ごとに理化学研究所で重点的に実施を計画している研究案件、及び前年 度に終了し、成果を得られた研究案件を紹介している。但し、研究案件は一覧等 ではなく、PDF ファイルの文章で紹介されており、案件によって説明量が異なる。
また、検索機能等はない。
✓ 技術シーズ情報の範囲・性質:
・ 大半は遺伝子、脳科学等の医療分野の研究であり、一部に最先端研究基盤の整備 として、原子構造、放射光に関する研究、ナノサイエンス研究などを実施してい る。
J6. 財団法人 廃棄物研究財団 廃棄物処理科学研究費補助金公募制度、廃棄物処理技術 開発支援・評価事業、廃棄物処理技術開発支援事業
✓ 情報源: http://www.jwrf.or.jp/showcase/index.html
✓ 掲載案件総数:49 件
廃棄物処理科学研究費補助金公募制度 10 件程度/年、廃棄物処理技術開発支 援・評価事業 累計 30 件、廃棄物処理技術開発支援事業 累計 10 件
✓ 抽出シーズ:49 件
✓ 技術シーズ情報の概要:
①環境省 廃棄物処理科学研究費補助金公募制度(平成 10~14 年) ②廃棄物 処理技術開発支援・評価事業(平成 6~13 年)、③廃棄物処理技術開発支援事業(平 成 12~16 年)に基づいて実施された調査・研究成果のタイトル、①のみ概要が得 られる。
✓ 技術シーズ情報の範囲・性質:
・ 廃棄物処理科学研究費補助金公募制度では、官学民共同研究班が主体となり、廃 棄物の中間処理から最終処分までを含めた各工程における課題、特にダイオキシ ン類及びその類縁化合物をも含め、その生成、分解、挙動、安定化法、分析・計 測法などの研究案件を扱っている。
・ 廃棄物処理技術開発支援・評価事業ではプラントメーカーが申請者となって、廃 棄物処理設備、及びし尿処理設備に関する開発を実施している。いずれも実用に 非常に近い分野での技術開発である。
・ 廃棄物処理技術開発支援事業では、プラントメーカーが主体となり、焼却灰処理 技術等の研究開発を実施している。
・ いずれの事業についても比較的近い未来での実用を企図した研究である。
J7. 「イノベーションジャパン 2004.9」
✓ 情報源: https://www.b-navi.net/innovation/php/newtech.php?ymd=20040928&tp=2
✓ 掲載案件総数:講演実施 150 件程度、出展 300 件程度
✓ 抽出シーズ:40 件
✓ 技術シーズ情報の概要:
経済産業省、文部科学省等が共催した大学の知財を生かした新産業創出を目的とす るイベントで、大学における最先端技術分野の知財を広く展示場で紹介するとともに 新技術説明会を実施した。
出展された研究案件については、キーワード、カテゴリー、研究代表者等から検索 でき、アピールポイント、研究概要、優位性、課題、知的財産権の状況等を掲載して いる。
✓ 技術シーズ情報の範囲・性質:
・ 大学だけではなく、大学発ベンチャー企業による研究案件も出展している。
・ ナノテク・材料、医療・バイオ、情報関連・IT、環境関連、製造技術に関する幅 広い分野の案件が出展されている。
・ 比較的対象分野を絞り込んだ、新規性の高い研究案件が多い。
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(2)その他国内技術シーズの情報源
技術シーズ抽出の情報源とした 7 つの研究機関、研究プログラム等以外で、先端技術を 研究している、もしくは先端技術に関する情報を収集していると考えられる 6 つの研究機 関、研究プログラム等について概要を整理した。結果を以下に示す。
J8. 総合科学技術会議 会議資料
✓ 情報源: http://www8.cao.go.jp/cstp/
✓ 掲載案件総数:計上不能
✓ 抽出シーズ:なし
✓ 技術シーズ情報の概要:
総合科学技術会議は、内閣総理大臣及び内閣を補佐する「知恵の場」として、
各省より一段高い立場から、総合的・基本的な科学技術政策の企画立案及び総合 調整を行うことを目的として平成 13 年に内閣府内に設置されている。2001 年 1 月から 2004 年 9 月にかけて 39 回の会議が開催されており、その時点で重要と 思われる科学技術の動向について報告が成されている。会議資料がサイト上に公 表されている。
✓ 技術シーズ情報の範囲・性質:
・ 会議資料内に事例として最新の研究開発事例が示されていることがある程度で、
個別研究案件に関する情報は少ない。
・ 但し、米国と日本の技術動向の比較や、国内で著しい成果を上げている研究案件 についての総合的な記述が見られる。
J9. 独立行政法人 日本学術振興会 未来開拓学術研究推進事業
✓ 情報源: http://www.jsps.go.jp/j-rftf/main.htm
✓ 掲載案件総数:50~300 件/年 (平成 8~15 年)
✓ 抽出シーズ:なし
✓ 技術シーズ情報の概要:
本事業は我が国の未来の開拓につながる創造性豊かな学術研究を大学主導により 重点的に推進することを目的としており、幅広い分野についてプロジェクトチームを 組んで 3~4 年間で研究開発を実施している。サイト上で終了した全研究案件のタイ トル、プロジェクトリーダー、研究概要を閲覧することができる。また、平成 8~11 年度に開始されたプロジェクトについては実績報告書が掲載されている。
✓ 技術シーズ情報の範囲・性質:
・ 以下の通り、理工領域で 15 研究分野、生命科学領域で 14 研究分野、複合領域で 9 研究分野のほか、産学研究委員会及び研究開発専門委員会に関係する研究案件 を実施している。
次世代人工物質・材料の探査的研究/原子スケール表面・界面ダイナミクス/高度プロセス/次世 代プロセス技術/知能情報・高度情報処理/マルチメディア高度情報通信システム/シンセシスの 科学/マイクロメカトロニクス・ソフトメカニクス/革新的未来型エネルギー生成・変換の方式、
材料、システム化/エネルギー利用の高効率化と環境影響低減化/計算科学/光科学/知的で動的な インターネットワーキング/感性的ヒューマンインタフェース/電磁波の雑音レベルの低減/ヒト ゲノム(ゲノム研究へ移行)/高次脳機能/細胞シグナリング/生命体の形成機構(生殖、発生な ど)/生体分子の構造と機能調節(構造生物学と機能分子)/植物の環境応答機構とバイオテクノ ロジー/感染と生体防御/成人病-遺伝素因子と環境因子の解明/食資源動物の科学/ゲノム微生 物学(ゲノム研究へ移行)/遺伝子発現制御ネットワーク/昆虫特異機能の発現機構と開発/血管 新生と分化制御/ゲノム研究/発生・分化・再生/植物遺伝子/生命情報/再生医工学/生命科学と化 学的手法の融合による新有用物質生産/生体の計測と制御/環境負荷の影響評価と軽減/アジア地 域の環境保全/電子社会システム/強磁場下の物質と生体の挙動/外科領域を中心とするロボティ ックシステムの開発/環境調和型新製鉄プロセスに関する研究/ソフト溶液プロセスによる高機 能無機材料創製/ライフサイクルを考慮した建設材料の新しいリサイクル方法の開発/ヘテロ原 子の特性を活用する有機高機能物質の創製と合成法の開拓/炭素材料中への機能性ナノおよびミ クロスペースの創製/先端高温材料-耐熱金属間化合物の実用化-/マルチメディア用の超高精 細・大表示容量電子ディスプレイのデバイスおよび材料の基礎的研究/次世代 ULSI 用薄膜材料の 開発とナノスケールプロセスインテグレーション/次世代超電子顕微鏡の開発/次世代化学プラ ントの設計・運転・保全のための知的支援システムの開発/放射光による生体高分子結晶構造解 析用高速高精度高分解能自動データ収集システムの開発/ナノクリスタル半導体の基礎物性と新 機能デバイスの研究開発/石炭分子工学の確立:超分子構造の解明とその制御に基づく革新的利 用技術の開発/音声言語による人間-機械対話システムの研究/ダイヤモンドによる次世代電子 エミッタ-の開発/大地震対応のインテリジェント制震構造の開発/21 世紀の食糧ならびに資源 確保と環境保全に対応するための植物の分子育種/超高密度・超高速情報処理用短波長半導体光 デバイスの研究開発/ホロニック光情報ネットワーク/官能基化 C60 の創製と新機能開発/ナノ・
巨視・材料情報融合による先端材料の超強靭・超高強度化・信頼性高精度評価技術の開発/高機 能空間光変調を用いた極限情報処理/原子界面設計による超高密度磁気記録デバイスの研究開発 /極限サイズ硬磁性物質の創成と新規磁気素子への展開/新圧電単結晶・薄膜材料の探索と次世代 高度情報システム用高機能弾性波デバイスの研究/高次制御ナノスコピック電子材料の熱プラズ マ超高速クラスター成膜法創製/複合型多収性作物の創成をめざした光合成等生産機能の総合的 分子改良/次世代機能素子用基盤としての単結晶の育成と評価/高度マルチメディア応用システ ム構築のための先進的ネットワークアーキテクチャの研究/原子分子設計に基づく新機能材料創 製-高減衰能材料の開発と応用/光電子スペクトロホログラフィーによる原子レベルでの表面・
界面 3 次元構造評価装置の開発/超高速・超高コントラスト比フルカラー液晶ディスプレイの研 究開発/極低消費電力・新システム LSI 技術の開拓/バイオミメティック材料プロセシングの開発 /超分子型分子集合体の創製と物質変換プロセスおよび医療関連物質のリード化合物開発への応 用/先進エネルギーデバイス用ナノカーボン(NC)の基礎科学と応用/超コヒーレント電子ビーム
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の開発/超大音量高速垂直ストレージシステムの研究/ナノメータ・デバイス対応の SOI ウエーハ に対する極限評価技術の開発/CDMA データパスとそれを用いた高度情報処理システムの研究開 発/極限精度バイオナノマニピュレータの研究開発
・ 研究案件は新規性の高い基礎研究が多い。近年は、医療系、通信系、情報科学系 の研究案件が比較的多くなっている。
J10. 国立情報学研究所 科学研究費補助金データベース(試験運用中)、独立行政法人 日 本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究(S)
✓ 情報源: 国立情報学研究所 http://seika.nii.ac.jp/
日本学術振興会 http://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/index.html
✓ 掲載案件総数:
約 30 万件(日本学術振興会で情報が得られる基盤研究(S)は毎年 400 件程度新規 にスタートしている)
✓ 抽出シーズ:なし
✓ 技術シーズ情報の概要:
人文・社会科学から自然科学まで全ての分野にわたり、基礎から応用までのあらゆ る「学術研究」(研究者の自由な発想に基づく研究)を格段に発展させることを目的 とする「競争的研究資金」であり、ピア・レビューによる審査を経て、独創的・先駆 的な研究に対する助成を行うものである。
国立情報学研究所サイトでは 1985 年以降に科学研究費補助金を受けた研究案件に ついてキーワード、研究者名等で検索ができ、研究タイトル、配分額等を閲覧できる。
研究内容までは掲載していない。
なお、日本学術振興会のサイトでは充分な期間と研究費を確保して独創的、先駆的 な研究を格段に発展させるために設けられている基盤研究(S)として採択された案 件については研究概要を見ることができる。
✓ 技術シーズ情報の範囲・性質:
・ 研究案件の分野は人文・社会科学を含めて非常に幅広い
・ 非常に多くの研究案件を網羅しており、他の情報源から抽出できる研究案件が重 複していることも多い。
・ 研究タイトルが抽象的である場合も多く、実際の研究内容が推察できない案件が 多数ある。
J11. 日本下水道事業団 実施中の試験研究・共同研究概要
✓ 情報源: http://www.jswa.go.jp/gijyutukaihatu/index.htm
✓ 掲載案件総数:試験研究案件 16 件、共同研究案件 10 件
✓ 抽出シーズ:なし
✓ 技術シーズ情報の概要:
現在実施中の固有研究、国や自治体からの受託研究に関する研究テーマと研究予定 期間を掲載している。なお、研究概要は掲載されていないほか、過去に実施した案件 については閲覧できない。
また、現在実施中の共同研究としては、日本下水道事業団実験センター内で行われ ている実験について、実験内容、期間、共同研究機関を一覧としている。一部の案件 については詳細な研究内容を閲覧できる。
✓ 技術シーズ情報の範囲・性質:
・ 下水汚泥処理技術や、施設管理システムなど、下水道に関る様々な分野の研究が 実施されている。
J12. 独立行政法人 土木研究所 調査・試験・研究の成果概要
✓ 情報源: http://www.pwri.go.jp/jpn/recent_pub/annual/index.htm
✓ 掲載案件総数:200 件/年程度(平成 10~14 年度)
✓ 抽出シーズ:なし
✓ 技術シーズ情報の概要:
平成 12 年度以降に土木研究所で実施した調査・試験・研究の成果をキーワードや 担当者、研究機関等で検索することができ、研究概要、研究期間、担当者等の情報が 得られる。また、平成 10 年度、平成 11 年度の研究成果は一覧として閲覧できる。
また、重点プロジェクトについては、さらに詳細な研究報告書を見ることができる。
✓ 技術シーズ情報の範囲・性質:
・ 以下の 12 の部署で実施された土木に関する幅広い分野の研究案件がある。環境に 関連する研究開発は、自然環境保全のための土木工法や、生態系の把握・評価、
下水汚泥の有効利用等に関する案件が多い。
企画部/環境部/河川部/下水道部/ダム部/砂防部/道路部/材料施工部/構造橋梁部/建設マネジメ ント技術研究センター/耐震技術研究センター/新潟試験所
J13. 財団法人 地球環境産業技術研究機構(RITE)A.研究開発プロジェクト、B.研究開発 促進事業、C.優秀研究企画
✓ 情報源:成果報告書 http://www.rite.or.jp/Japanese/home-frame.html データベースは 2004 年 12 月現在で工事中
A. http://www.rite.or.jp/Japanese/project/project.html B. http://www.rite.or.jp/Japanese/kenki/gijyutu/gijyutu.html C. http://www.rite.or.jp/Japanese/kenki/yushu/proposal.html
✓ 掲載案件総数:A.累計 17 件、B.2004 年度 20 件、C.毎年 10 件(平成 3~15 年度)
✓ 抽出シーズ:なし
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✓ 技術シーズ情報の概要:
A.は、「二酸化炭素の固定化・有効利用技術開発」、「低環境負荷物質開発」、「環境 調和型生産プロセス技術開発」 の 3 つをテーマとして、大学、国立研究機関、民間 企業等と連携のもとに、地球環境の保全に資する革新的な産業技術の 研究開発プロ ジェクト を推進するものであり、各プロジェクトの概要が閲覧できる。
B.は国の制度を活用して、民間企業と共同して実用化を目指した技術開発を推進す るもので、各案件の共同研究機関や概要が掲載されている。
C.は 地球環境保全に資する独創的かつ先進的なアイデア段階あるいは萌芽的段 階にある研究企画を内外から幅広く公募し、優秀なものについて研究委託を行うもの だが、平成 15 年度に終了している。各案件の担当者及び研究概要が掲載されている。
✓ 技術シーズ情報の範囲・性質:
・ RITE で扱っている研究案件の分野は非常に幅広いが、二酸化炭素固定に関する研 究が多い。
・ NEDO 等から受託している研究案件も多く、情報源①に掲載されている研究案件と の重複も多い。
J14. 社団法人 未踏科学技術協会 シンポジウム等講演資料
✓ 情報源:http://www.sntt.or.jp/sntt/
✓ 掲載案件総数:不明
✓ 抽出シーズ:なし
✓ 技術シーズ情報の概要:
物質・材料の研究開発を中心とし、先端的な科学技術の振興と進歩発展に貢献する ことを目的にして活動しており、特定の先端的研究分野に関する小規模な学会活動を 創設・展開・支援を行う一方、公的機関からの受託・請負業務(研究集会の企画・実 行、研究動向調査等)を実施している。
サイト上では、各研究開発分野ごとにシンポジウムやワークショップの講演一覧等 で技術シーズを抽出することができる。情報提供フォーマットは多様であるが、多く は講演題目と講演者のみの記載である。
✓ 技術シーズ情報の範囲・性質:
・ 物質・材料の研究開発を主としており、現在以下の5つの特定研究会が実施され ている。
超伝導科学技術研究会/インテリジェント材料・システムフォーラム/エコマテリアル研究会/ナ ノ粒子研究会/「生命をはかる」研究会
・ 新規性の高い基礎研究が多い。
1.2 欧米における研究開発動向
欧米における先端技術の研究開発動向を把握することを目的とし、欧州で 4 つの研究プ ロジェクト、米国で 1 つの研究機関を対象として環境装置・プラントへの適用が期待され る技術シーズを抽出した。なお、抽出は日本における技術シーズ抽出と同様の基準で行っ た。
また、技術シーズ情報があまり得られなかった米国については、技術シーズ抽出の情報 源とした研究機関以外で、先端技術研究を行っていると考えられるいくつかの研究機関、
プログラムについて情報整理を行った。
(1)環境装置・プラントへの適用が期待される欧州技術シーズの抽出
EU における 3 つの研究プログラムより抽出した技術シーズ、合計 225 件を表 1-2 に示す。
また、情報源とした研究プログラムにおける先端的技術の研究状況を以下に示す。
研究プログラム別の特徴については、COST やフレームワークは研究主体が学術機関等の 研究者であることが多いこともあり、基礎的な研究案件が多い。一方で EUREKA では、企業 が参加していることが多いため、事業化を目的とした案件が大半となっている。
E1. EUREKA 計画での研究案件
✓ 情報源: http://www.eureka.be/inaction/portfolioAdvancedSearch.do
✓ 掲載案件総数:2004 年 12 月時点で実施中 678 件
✓ 抽出シーズ:162 件
✓ 技術シーズ情報の概要:
実用化製品や製法の開発を目的にし、欧州企業の国際競争力を強化するための計画 である。参加者は自らの事業ニーズに合ったテーマを自主的に形成して提案し、それ に賛同する他国の研究パートナーを探索してコンソーシアムを組織し、EUREKA への参 加を申請する。
EUREKA における研究プロジェクトには3種類(標準ユーレカプロジェクト、アンブ レラ・プロジェクト、クラスター・プロジェクト)があるが、プロジェクトのテーマ、
継続期間、資金量等は全て参加者が自主的に決定し、EUREKA 機構にはそれについて特 別な規定が存在しない。
サイト上で提案中、実施中、及び終了した全ての研究案件についての概要、予算、
参加機関、研究期間等の情報が得られる。
✓ 技術シーズ情報の範囲・性質:
・ 比較的実用化に近い応用研究が多い。
・ EUREKA における研究案件の分野は幅広く、以下の 9 分野に及ぶ。なお、本調査で 新素材、エネルギー科学、環境分野の案件を対象とした。
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医療・バイオテクノロジー/通信/エネルギー科学/環境/情報科学/レーザー/新素材/ロボ ットによる自動化/運輸
・ なお、研究案件の中には、実際の研究ではなく、知識共有や研究推進を目的とし た案件も数多い。
E2. 欧州科学技術研究協力機構(COST)
✓ 情報源: http://cost.cordis.lu/src/signatories.cfm
✓ 掲載案件総数:2004 年 12 月実施中 200 件程度
✓ 抽出シーズ:31 件
✓ 技術シーズ情報の概要:
COST は、欧州諸国の共同研究活動の調整を行うための機構であり、科学技術研究分 野での協力や相互連携を強めることにより、同研究分野において欧州が強い立場を維 持することを目的としている。
サイト上では各案件の目的、概要、体制等に関する情報が得られる。
✓ 技術シーズ情報の範囲・性質:
・ 欧州各地に共通する環境や食品衛生のような問題や、将来的に問題となる可能性 がある事項についての基礎的研究が中心となっている。
・ COST の研究分野は幅広く、以下の 16 分野に分類されている。なお、本調査にお いては、環境に関連があると想定される下線を付した 8 分野で実施中の案件を対 象とした。
農業・バイオテクノロジー/バイオマテリアル※/化学/環境/流体力学/食品科学技術/林 業・林業製品/情報科学/素材/医療・保健/気象/海洋学/物理/社会科学・人間科学/通 信・情報科学技術/運輸/都市土木工学/その他
※ 分類はあるが、分類に含まれる案件は開始されていない
・ 実際に研究を行うのではなく、知識共有や研究推進を目的とした案件も多い。
・ また、一部の研究案件については抽象的な記載にとどまり、研究内容を把握する ための充分な情報が得られないものもある。
・ 充分な情報が得られなかった案件、環境分野に関連しない(医薬への応用を企図 した研究など)と想定される案件は対象外とした。
E3. フレームワーク・プログラム6(FP6)での研究案件
✓ 情報源: http://europa.eu.int/comm/research/fp6/projects.cfm
✓ 掲載案件総数:104 件
✓ 抽出シーズ:32 件
✓ 技術シーズ情報の概要:
1984 年から欧州連合(European Union:EU)の産業政策の一環として、EU 方針に基 づいて始められた。加盟国の研究者による共同研究を支援する 5 ヶ年プログラムであ り、第 6 次プログラムは 2002 年から始動している。EU 政策を反映した公募プロジェ クトの中から選抜され、契約の過程を経た上で EU から助成金を得ることとなってお り、年間 5000 億円程度の EU 予算をもって欧州委員会からのトップダウン方式で実施 されている。また、FP では実用化や市場化に近い研究プロジェクトは除外され、いわ ゆる市場化前段階の研究開発だけが対象とされている。
フレームワークプログラムのうち、主なプロジェクトについてはサイト上で研究タ イトル、概要、案件によってはプロジェクトのサイトを閲覧することができる。
✓ 技術シーズ情報の範囲・性質:
・ FP6 についても以下の 9 分野で幅広い研究案件を含んでいる。なお、本調査では、
環境との関連があると想定される 4 つの分野(下線部)における案件を対象とし た。
生命科学・遺伝学・バイオテクノロジー/ナノテクノロジー/航空・宇宙/食品・家畜/エ ネルギー/陸上交通/気候変動/社会科学/原子力
・ 比較的専門分野を絞り込んだ基礎分野の研究案件が多い。
・ FP6 については、研究開発プロジェクトのほかに、研究ネットワーク構築を企図 したプログラムも整備されている。
-55-
(2)環境装置・プラントへの適用が期待される米国技術シーズの抽出
米国については、先端技術シーズに関するまとまった情報源が少なく、米国エネルギー 省(DOE)で研究がなされている先端技術のみを対象として技術シーズを抽出した。抽出し た技術シーズ合計 52 件を表 1-3 に示す。
なお、DOE によって支援されている研究案件には、材料創製段階にある研究と、現象研究・
メカニズム解析に関する研究が多い。材料創製段階にある研究にはナノテクノロジーが多 く用いられており、分子レベルでの組織制御を可能にすることによって新材料を創出しよ うとする研究案件がいくつか見られる。
U1. 米国エネルギー庁(Department of Energy: DOE)での研究案件 (52 件)
✓ 情報源: http://www.doe.gov/engine/content.do?BT_CODE=SCIENCE
✓ 掲載案件総数:不明
✓ 抽出シーズ:52 件
✓ 技術シーズ情報の概要:
米国のエネルギー庁(DOE)科学技術情報局(OSTI)では、科学教育イニシアティ ブの一環として、米国のエネルギー安全政策に資する研究案件の支援を行っている。
但し、DOE が支援する研究に関する(公開されている)情報は少なく、全体でどの 程度の案件が実施中かは不明である。分野ごとのウェブ・ページが作成されていない、
研究の詳細に関するウェブ・ページが表示されない等の理由で、情報を入手すること が困難な状況である。
✓ 技術シーズ情報の範囲・性質:
・ DOE では以下の 14 分野に係る研究を行っている。このうち、情報が得られたエネ ルギー貯蔵・変換・利用のみについて本調査の対象とした。
医療・薬品/化学/エネルギー貯蔵・変換・利用/エンジニアリング/環境科学・安全・健康
/核分裂・原子力科学/燃料/地殻科学/素材科学/数学・計算機・情報科学/物理/プラズ マ・融合物理/電力輸送・配分/再生可能エネルギー
(3)その他米国技術シーズの情報源
米国において、エネルギー省以外で先端技術を研究していると考えられる 4 つの研究機 関について概要を整理した。結果を以下に示す。
U2. 米国環境省(EPA)
✓ 情報源: http://www.epa.gov/etop/epa/index.html
✓ 掲載案件総数:不明
✓ 抽出シーズ:なし
✓ 技術シーズ情報の概要:
多くの環境関連の研究開発プロジェクトを抱えている。
EPA サイト上において、多くの情報を提供するプロジェクトとそうでないプロジェ クトがあるため、一部(具体的には土壌・地下水汚染)に関する研究テーマが他分野 に比べて多量に研究テーマ情報が多くなっている。
✓ 技術シーズ情報の範囲・性質:
・ EPA サイト上で研究案件が掲載されている主なプロジェクトと得られる情報を以 下に示す。
1) Small Business Innovation Research
http://cfpub.epa.gov/ncer_abstracts/index.cfm/fuseaction/outlinks.sbir 1990~2004 年の受賞研究案件(100 件/年程度)についてリスト有り。
2) Superfund Innovative Technology Evaluation http://www.epa.gov/ORD/SITE/reports.html
1996~2000 年の研究テーマについては年次報告にリスト(200 件/年程度)有り。但し「ア ラスカ地域での土壌凍結浄化法研究」などサイト Oriented な研究テーマが多い。
3) Science to Achieve Results Research Grants
http://cfpub.epa.gov/ncer_abstracts/index.cfm/fuseaction/research.display/rpt/abs/rfa_list/309,22 5,52,199,46,35,100,45,222
1995~2003 年に開始された受賞プロジェクトについてはリスト有り(累計 100 件程度)。 4) Green Engineering
http://www.epa.gov/opptintr/greenengineering/case_studies.html
教育に主眼を置いたプログラムだが、ウェブ上で紹介されている技術開発ケーススタディ(3 件)が研究案件とも考えられる。
5) Green Chemistry
http://www.epa.gov/opptintr/greenchemistry/past.html
1996 年以降、大統領賞を受賞している研究テーマ(5 件/年)のリスト有り。
6) Technology Innovation Program http://www.epa.gov/tio/
土壌・地下水汚染に関する革新的技術開発のプログラム。計測・モニタリング技術で 19 件
-62-
(Active13 件)、コストパフォーマンス向上に関する技術で 360 件の研究テーマリストがある。
但し、特に後者はサイト Oriented な研究テーマが多い。
U3. TVA(Tennessee Valley Aouthority)
✓ 情報源: http://www.tva.gov/environment/papers.htm
✓ 掲載案件総数:不明
✓ 抽出シーズ:なし
✓ 技術シーズ情報の概要:
米国最大の公共電力会社であり、米国のほぼ全域についてダム建設、水力発電施設 建設・運転を中心に原子力発電施設運転などを行っている。ダム建設などの開発計画 に付随して環境アセスメントを要することから、古くより自然環境に関する様々な研 究開発を実施している。
しかし、具体的な研究内容については、掲載されている研究者にアクセスし、要請 するように求められており、サイト上では 10 年以上前に発表された論文情報のみし か掲載されていない。
✓ 技術シーズ情報の範囲・性質:
・ TVA での研究内容はサイトを限定した(地域密着型の)環境計測・分析等が多い。
U4. 米国空軍研究所(AFRL)
✓ 情報源: http://www.pr.afrl.af.mil/
✓ 掲載案件総数:プログラム 7 件、プロジェクト 17 件
✓ 抽出シーズ:なし
✓ 技術シーズ情報の概要:
米国空軍所属の研究機関であり、空軍に役立つ様々な研究開発を実施している。サ イト上には公表可能な研究案件について概要が掲載されている。
✓ 技術シーズ情報の範囲・性質:
・ AFRL ウェブサイト上に技術プログラム・プロジェクト一覧が掲載されているが、
大半は航空機エンジンやロケットに関する研究である。
U5. 全米科学技術財団(NSF)(米国)
✓ 情報源: http://www.nsf.gov/
✓ 掲載案件総数:多数
✓ 抽出シーズ:なし
✓ 技術シーズ情報の概要:
米国における学術振興会のような存在であり、多数の研究案件に対してファンドを 提供しているほか、様々な受賞支援を行っている。
サイト内には NSF が関る様々な研究案件に関する情報が掲載されている。但し、米
国における全般的な技術開発テーマを閲覧することが可能であるが、テーマ数が多量 であり、網羅的に対象とすることは困難である。
✓ 技術シーズ情報の範囲・性質:
・ 分野は非常に多岐にわたる
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1.3 各国の研究開発動向の特徴
日本、及び欧米における研究開発動向の特徴を整理した。1.1、及び 1.2 で各々抽出した 日本、及び欧米の研究機関等において研究されている先端技術シーズを概観し、各国の研 究開発動向を比較した。また、文献等をもとに、各国の先端技術に対する国際競争力に関 する調査を行った。
(1)抽出した技術シーズ分布に見る、各国の研究開発動向の比較
1.1、1.2 で抽出した日本、及び欧米の研究機関等における先端技術シーズの研究内容別 の分布状況を図 1-1、図 1-2 に各々整理した。
各国の技術シーズについて、収集可能な情報量が異なること、情報収集対象としている 各計画等の目的が異なることから、単純に各国の技術開発の重点分野を比較・検証するこ とはできないが、日本と欧州の研究開発案件について、類似分野に関する研究内容の特徴 について整理すると以下のような傾向が見られた。
① 利用技術
・ナノテクノロジーを活用した材料創製について、日本では電子デバイスへの応用を目指 した研究が比較的多く、ナノテクノロジーを金属やガラス素材等の加工に活用する案件 がみられる。
例)システムオンチップの設計技術開発(No.43 NEDO)
原子・分子レベルの制御によるガラスの機能向上(No.37 NE)
・日本では、電力貯蔵システムやコージェネレーションシステムの開発を目標とした研究 には、超電導技術が用いられている。これまでのところ、欧州、及び米国では超電導を 用いた研究案件は見られない。
・バイオテクノロジーを利用した研究案件について、欧州では根粒菌など菌類・細菌類(バ クテリア)の利用を図る案件が 3 件あるが、日本ではない。逆に、遺伝子組換え微生物 に関連する研究は、欧州では見られない。また、生分解性素材についても日本のみで見 られる案件となっている。
例)欧州:バクテリア(根粒菌など菌類・細菌類)接種による植物の免疫力増加と生 理活性増加への応用(No.3 CO)
日本:自然環境中の遺伝子組替え微生物の高精度・高感度検出(No.69 NE)
② 技術分野について
・欧州では、現象研究やメカニズム解析に分類される研究案件に、GIS(地理情報システム)
やレーダーを用いた気象観測を目的とした案件が複数ある。これは日本には見られない 傾向である。
例)欧州:陸地をベースにした GPS の、数値的気象変化観測への応用(No.67 CO)
水素循環や数値的気象観測へのレーダー観測の応用(No.68 CO)
・日本では、化学物質の適正管理やリスク評価等の人体に対する安全・安心に関する研究 が多い。合わせて、自然界の汚染や化学物質の検出に関する計測技術に関する研究が比 較的多くなっている。
例)日本:遺伝子解析手法を用いた化学物質の長期毒性評価手法の開発(No.59 NE)
生物による環境中微量有害化学物質の高感度検出・計測技術(No.70 NE)
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(2)各国における先端技術の研究開発に関する国際競争力に関する動向
文献調査をもとに、各国における先端技術の研究開発に関する国際競争力を整理した。
結果を以下に示す。
科学技術全般について、日本は欧米に比べて科学技術関連予算額が著しく低いが、特殊 法人や企業での研究を中心にトップクラス論文(被引用頻度ランク上位レベル)の世界シ ェア率は向上しつつある。分野別には、環境関連では欧州がリードしており、日本は交通、
エレクトロニクス、都市・建築・土木分野、や産業ロボット分野で優位性を保っている。
なお、ナノテクノロジーについては米国がトップランナーとなっている。
① 『基本計画の達成効果の評価のための調査 平成 15 年度調査報告書』文部科学省 科 学技術政策研究所 2004.5.26(http://www.mext.go.jp/a_menu/kagaku/chousei/04052401.htm )
日本の科学技術政策は、5年毎に策定される基本計画に基づき推進されており、現在、
第3期基本計画の策定のための議論が開始されようとしている。本調査では、基本計画 策定の支援するため、第 1 期、第 2 期基本計画の達成効果等について様々な視点からの 調査・分析を行っている。
この中で、日本、米国、EU の科学技術進捗状況に関する比較を行っている。
✓ 科学技術関連予算
・ 米国及び EU と比べ、日本の科学技術関連予算の額は著しく低い。
・ 近年、米国の科学技術関連予算の伸びが著しく、EU では伸び悩んでいる。
(出所)『基本計画の達成効果の評価のための調査 平成 15 年度調査報告書』文部科学省 科学技術政策研究所 2004.5.26(http://www.mext.go.jp/a_menu/kagaku/chousei/04052401.htm )
図 1-3 日欧米における政府科学技術関係予算比較
✓ 論文数シェア、被引用数シェアの推移
・ 日本の論文の被引用数シェアは相対的に小さいが、第 1 期基本計画期間以降、
上昇傾向となっている。
・ 米国は論文数シェア、及び被引用数シェアともに大きいが、ともに下降傾向に ある。
・ また、日本の論文は被引用頻度ランク上位レベル(=世界のトップクラス)に おいて、世界でのシェアが増加している。
・ なお日本の論文のうち、被引用頻度が高いトップクラス論文は、機関ごとの論 文発表数割合に比較して特殊法人や企業のシェアが比較的多い。
(出所)『基本計画の達成効果の評価のための調査 平成 15 年度調査報告書』文部科学省 科学技術政策研究所 2004.5.26(http://www.mext.go.jp/a_menu/kagaku/chousei/04052401.htm )
(出所)『基本計画の達成効果の評価のための調査 平成 15 年度調査報告書』文部科学省 科学技術政策研究所 2004.5.26(http://www.mext.go.jp/a_menu/kagaku/chousei/04052401.htm )
図 1-4 日欧米における論文の被引用頻度比較
図 1-5 被引用頻度ランク別の論文著者の所属機関
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② 『第 7 回技術予測調査』文部科学省科学技術政策研究所 科学技術動向研究センター 2001 年 7 月 (http://www.nistep.go.jp/achiev/ftx/jpn/rep071j/idx071j.html)
技術予測調査の内容については、2.2 に詳細を示す。
本調査の中で、設定された 1,000 以上の課題について、現在第一線にある国に関する 研究者の意見を聞いている。特に環境に関する課題についての国際的競争力の状況につ いて以下に示す。
・ 環境に関する課題のうち、半数以上については、技術水準について海外優位であると されている。
・ 「変換効率 20%以上の大面積薄膜太陽電池が実用化される」、「窒素酸化物 0.1~0.2g
/km の排出規制が可能な技術がほとんどの車種に普及する」の 2 課題は日本での技術 水準が高い(全課題中それぞれ、19 位、20 位)とされているが、多くの課題は EU の 技術水準が先行しているとされている。
・ 環境分野以外も含めると、日本では、交通、エレクトロニクス、都市・建築・土木分 野で技術的なリードを奪っていると考えられている。
(出所)『第 7 回技術予測調査』文部科学省科学技術政策研究所 科学技術動向研究センター2001 年 7 月
(http://www.nistep.go.jp/achiev/ftx/jpn/rep071j/idx071j.html)
図 1-6 分野別課題の日本内外の技術水準