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匿名他者への贈与と想像力の社会学 : 献血行為の社 会学的研究

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Academic year: 2021

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九州大学学術情報リポジトリ

Kyushu University Institutional Repository

匿名他者への贈与と想像力の社会学 : 献血行為の社 会学的研究

吉武, 由彩

http://hdl.handle.net/2324/4474919

出版情報:Kyushu University, 2020, 博士(人間環境学), 課程博士 バージョン:

権利関係:Public access to the fulltext file is restricted for unavoidable reason (3)

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氏 名 吉武 由彩

論 文 名 匿名他者への贈与と想像力の社会学――献血行為の社会学的研究 論文調査委員 主査 九州大学 教授 高 野 和 良

副査 九州大学 教授 安 立 清 史 副査 九州大学 准教授 山 下 亜 紀 子

副査 九州大学 教授 三 隅 一 人(他専攻)

論 文 審 査 の 結 果 の 要 旨

本論文では、何が匿名他者への贈与を支えるのかという問いが、献血を事例として検証されてい く。対面的な行為であるボランタリー行為研究が拡張され、匿名他者との連帯のあり方が追求され ている。匿名関係にある担い手と受け手の関係性が「想像力」で媒介されるとし、実証的な分析が 展開される。

本論文の特徴は、多回数献血者を対象として、先行研究で強調されてきた「受血者」(献血を受け た経験を持つ周囲の人)の存在が献血を促すという説明とは異なり、本論文では受血者不在の人々 はなぜ献血をするのかという動機分析が行われ、「受血者不在の社会学」として、ボランタリー行為 の動機分析にも一石を投じている。

このように、本論文は、ボランタリー行為研究に対して新たな視座と知見を与えており、さらに、

献血者増を促すための知見も示され、社会的意義も評価できる。

よって、本論文は博士(人間環境学)の学位に値するものと認める。

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