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2. 平行移動の生成子としての運動量

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Academic year: 2021

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(1)

量子力学 II  演習問題 2

20175 1

1. Hellmann-Feynman の定理

パラメータλに依存するハミルトニアン Hˆ = ˆH(λ) を考える。固有値 En=En(λ) に属する 固有状態をn=n(λ) としたとき、

⟨ψn(λ)| (

dHˆ

)

n(λ)= dEn

が成り立つことを示せ。

ヒント:固有値方程式Hˆ(λ)n(λ)=En(λ)n(λ) の両辺をλで微分する。

2. 平行移動の生成子としての運動量

(1) 位置演算子⃗xˆと運動量演算子 ⃗pˆについて、交換関係xi,pˆj] = iℏδij をもとにして、

[ ˆ xi, f⃗p)

]

= iℏ∂f

∂pi

, [

ˆ pi, g⃗x)

]

=iℏ∂g

∂xi

が成り立つことを示せ。ただし、f, g は十分なめらかな適当な関数であるものとする。

(2) 運動量演算子⃗pˆと適当なベクトル⃗aを用いて、演算子 Tˆ(⃗a)

Tˆ(⃗a) := exp (

⃗p·⃗a

)

と定義する。このとき、交換子[ ˆxi,Tˆ(⃗a) ]を計算せよ。

(3) 状態 Tˆ(⃗a)|⃗x⟩ が位置演算子⃗xˆ の固有状態であることを示し、その固有値を求めよ。また、

この結果から、運動量演算子⃗pˆが(位置の)平行移動の生成演算子として理解できることを説明 せよ。

3. 不確定性関係

以下の手順で、不確定性関係が成り立つことを示したい。

(1) 任意のエルミート演算子A,ˆ Bˆ と状態 |ψ⟩ に対して、

⟨ψ|[ ˆA,B]ˆ |ψ⟩2+⟨ψ| {A,ˆ B} |ψ⟩ˆ 2= 4⟨ψ|AˆBˆ|ψ⟩2 が成り立つことを示せ。

(2) 前問の結果を踏まえて、不等式

ψ|[ ˆA,B]ˆ |ψ⟩24⟨ψ|Aˆ2|ψ⟩ ⟨ψ|Bˆ2|ψ⟩ が成り立つことを示せ。また、等号成立条件を述べよ。

1

(2)

(3) 物理量 Aˆ の状態 |ψ⟩ における標準偏差を ∆A と表したとき、不確定性関係(Kennard- Robertsonの不等式)

∆A·∆B 1 2

ψ|[ ˆA,B]ˆ |ψ⟩ が成立することを示せ。また、等号成立条件を述べよ。

(4) とくに、位置演算子xˆ と運動量演算子pˆについて、

∆x·∆p ℏ 2 が成り立つことを示せ。

2

参照

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