常田 :和光大学現代人間学部心理教育学科の 常田です。今日は先生方、本当にお忙しい中、
どうもありがとうございました。それぞれに、
お子さんの姿が目に浮かんでくるような話、
元気が出るような話を聞かせていただいて、
大変嬉しかったです。
私自身は保育の人間というより発達心理学 の人間です。先ほど打ち合わせをしている時 に、加藤先生が「心理学者は個別の人間関係 のことは言えても集団の意味は語れない」と おっしゃって、どうかなと思ったり「やはり そうだ」と深く落ち込んだりしつつ、今日コ メントさせていただこうと考えております。
私自身は20年来、保育現場におじゃまして、
発達に障害のあるお子さんのことを中心に巡 回相談を行っております。そういう中で、先 生方のお話にもあったように、ちょうど90年 代に入った頃から、保育園の先生方から、子 ども達がおかしいとか家庭がおかしいとかい ったお話を聞くようになりました。そのくら いの時期から、昔だったら何とかやれていた 子がやっていけないというかたちで、小さな 障害や偏った家庭環境を持つ子の問題が表に 出てきたように感じています。そして、私自 身、障害児心理学の立場からということにな ると思いますが、そういう子ども達のコミュ
ニケーションについて考えてまいりました。
今日のお話の中で、3人の先生方がそれぞれ の視点から対話ということについて取り上げ られていたことからも、対話やコミュニケー ションは本当に保育の中核の一つだという確 信を深めました。
そこでまず、心理学の立場から少し対話の ことを話させて頂いて、そこから先生方への 質問につなげていきたいと思います。
私自身は対話というものについて、このよ うな図を描いて考えております
(図1)。ま
ディスカッション
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公開シンポジウム◎少子社会日本の保育
司会 :三人のパネリストの先生から、子どもたちの近年の変化や保育・幼児教 育の改革をめぐる現代の動向をふまえた興味深いお話をうかがいました。先生 方、どうもありがとうございます。
後半は、ご報告をもとにディスカッションを行い、さらに深く現在の保育の 課題を考えたいとおもいます。
まずは和光大学教員の常田秀子先生から、コメントをお願いします。
図1
子ども (A)
(B)
(C)
子:見て!
大人: