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JAIST Repository: グローバル化時代の展開戦略とリーダー人材の育成

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Academic year: 2021

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JAIST Repository

https://dspace.jaist.ac.jp/ Title グローバル化時代の展開戦略とリーダー人材の育成 Author(s) 旭岡, 勝義 Citation 年次学術大会講演要旨集, 25: 787-790 Issue Date 2010-10-09

Type Conference Paper Text version publisher

URL http://hdl.handle.net/10119/9410

Rights

本著作物は研究・技術計画学会の許可のもとに掲載す るものです。This material is posted here with permission of the Japan Society for Science Policy and Research Management.

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2F16

グローバル化時代の展開戦略とリーダー人材の育成

〇旭岡勝義((株)社会インフラ研究センター) はじめに 1.戦略展開と特色 2.グローバルリーダー人材の必要性 3.グローバルリーダー人材の育成 4.グローバルリーダー人材育成プログラム 最後に はじめに 世界は、環境、エネルギー(石油ピーク他)、希少資源、食糧、水、人口問題等の長期的取 り組みを要する課題が、迫り来る危機として顕在化してきた。また金融危機に端を発して、 財政破綻危機等のリスクも拡大している。先進国とは別に新興国での貧困を脱するための 経済成長基盤競争も激化している。各国では、持続的発展の牽引力として、ナショナルイ ノベーションやグローバルリーダーの強化戦略が重視され、米国のイノベーション戦略の 強化政策、欧州の新たな市場創出や協調経済対策、中国やインドの追い上げや社会インフ ラ基盤強化、中東オイルマネーを土台とするファンドの動きや新たな国づくりの急速な展 開等、イノベーションの猛烈な進展の影響下にある。 しかし、我が国の現状は、こうしたグローバルな動向や競争の中で、ますます国際的な地 位の低下傾向にあり、自信喪失と日本の独自性を発揮する方向性も脆弱になりつつあり、 大きな危機を迎えつつある。今後の我が国を支えるための幾多の課題や難問等を解決し、 世界的に活躍しうる人材が緊急になっている。 したがって、「グローバルリーダー人材育成」(仮)を官民一体となって、強力に推進し ていく必要があり、こうした提言とともに、早急に実行する必要がある。 1.戦略展開と特色 我が国の現状を見ると、世界を視野に入れた課題の解決の場が拡大し、また従来の枠を超 えた判断を必要としている。つまりこれまでのグローバルとは異なる背景が大きな要素で ある。グローバル戦略の展開は、経営資源のグローバル化(人材、資金、契約、特許等)、 戦略のグローバル化(情報収集分析、マーケテイング、市場浸透、買収統合、国際標準化 等)、システムのグローバル化(ネットワーク、DM、先端技術の成果の活用等)等大きな 要素が形成されていく時代である。

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図1.グローバル戦略展開と特色 ○グローバル戦略の展開は、経営資源のグローバル化(人材、資金、契約、特許等)、戦略のグローバ ル化(情報収集分析、マーケテイング、市場浸透、買収統合、国際標準化等)、システムのグローバル 化(ネットワーク、DM、先端技術の成果の活用等)等大きな要素が形成されていく。 グローバル化 国際資源 開発 金融 市場拡大 獲得 世界展開 リスク 分散 コスト構成 人材流動 ICT等 ・経営資源獲得 ・多様な場の創造や 世界競争戦略 ・社会システム 脱石油 希少資源 ファンド 株等 クリエイ ティブ人材 ネットワーク 形成 コスト競争 リスクの複雑化 事業機会 インフラ事業等 スピード化 2.グローバルリーダー人材の必要性 このような重要な展開の時期に、 ○育成が緊急に必要なグローバル・リーダー人材 例:具体的な人材像 ・総合的政策策定と推進可能な人材 ・世界的課題解決及び世界的な課題展開の運営人材、リード人材 ・国際標準化等国際会議コーディネート人材 ・世界経営戦略やグランドデザイン創造人材 ・新たな価値創造と推進展開人材 ・産業モデル、事業モデルの創造と推進人材 ・システム事業、社会インフラ取り纏め人材 ・国際的な知的拠点マネジメント人材 ・専門分野の独創的な開発推進人材 ・技術や事業の目利きと新規事業開発人材 ・国際的な異質人材の管理マネジメント人材 ・知財戦略の推進人材 ・新興国技術、メンテナンス育成指導人材 等の世界的な展開に不可欠な人材の養成は高まっているのである。 3.グローバルリーダー人材の育成 グローバルリーダー人材の育成は、第一に人格の基礎基盤となる育成であり、本来は初 等中等教育を含めての素養教育である、第二に専門・創造研究能力である。 問題の発見やコンセプトの創造やテーマ設定とそれに基づく研究プロセスの設定等深い研

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究専門分野の深耕や社会価値実現への関心である。第三に、実践実施による体験をともな る問題解決や戦略思考及び多くの出会いによる深く、広い展開である。 図2.グローバルリーダー人材の育成 ○グローバルリーダー人材育成には長期的な育成機関と多様なノウハウの蓄積が不可欠である。 専門/創造教育 研究 ・専門/分析/創造教育 ・テーマの発見と応用研究 ・異質文化 コミュニケーション ・プロジェクト等深堀 ・社会価値課題 ・交流や場 教育/気付き/出会い/実践/新たな能力開発 基礎基盤 育成 実践 ・基本教養(歴史・哲学) ・自立/創造教育 ・コミュニケーション ・蓄積と問題意識 ・芸術/スポーツ ・応用基盤教育 ・実践研修/課題解決 ・戦略思考 ・明確な目標や コンセプト創造 ・人脈(人の付き合い) 地域専門家 制度 4.グローバルリーダー人材育成プログラム

図3.グローバルリーダー人材の育成プログラム

グローバル・リー ダー人材育成機構 (G・R・E・S) 大学・大学院 ・相互プログラム連携 ・希望公募・派遣 ・相互研修連携 ・事業モデル等派遣 ・起業課題連携 企業等 プログラム開発・研修 共同プロジェクト推進 インターンシップ 海外等派遣 共同研究(環境分析等) 評価とフォロー 個人 ・研修 ・キャリアアップ (実践、派遣) キャリアカウンセリング ノウハウ蓄積(国際交流) 海外研修 プログラム研修 (含Eーラーニング) 企業研修 共同プロジェクト 相互連携講座 グローバルリーダー人材育成プログラムは、新たな知と実践の統合プラットフォームを 必要とし、そのために、官民合同のグローバル・リーダー人材育成機構(仮)の設置によ

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り、大学間、産学官等の相互交流やプログラムの連携及び個人においてもキャリア構築が 可能であるような場であり、業務内容は、プログラム開発・研修や共同プロジェクト運営、 インターンシップ、海外派遣等総合的人材育成と評価、カウンセリング等によるグローバ ルリーダーへの成功体験を蓄積できるような組織運営を行い、幅広いグローバルリーダー 育成の条件や環境整備を研究し、実践できることが必要である。 こうした展開は、我が国の総力を挙げて行うべきものになっている。各大学や各企業等 グローバル人材育成の要請が強まり、それぞれ独自の派遣や研修を強化している。しかし、 世界の環境や競争条件は急速に変化しており、狙いを明確にした人材育成や新しいノウハ ウや方法の整備や能力のある人材の受け入れや流動化等また世界から人材を集めるために も、グローバル人材育成の機構による戦略的な展開が必須である。 図4.プログラム体系 基本素養 プログラム 実践 ・人間の本質的な素養 ・教材と訓練による 集中と随時研修 基本訓練 プログラム ・創造性や新たな能力 開発に関する最新プログ ラム ・実践者/成功者 編集及び開発 応用 プログラム ・社会課題と解決イメージ ・必要人材像と戦略能力 ・応用プログラム開発と 研修 ・成功者交流等 ・キャリアフォロー 実践 ・共同プロジェクト ・海外派遣 ・企業派遣 ・国際機関派遣等 ノウハウ・フィードバック 最後に 世界は大転換期にある。世界的な視野に基づく方向づけ、目標設定と実現へのダイナミ ズムは、ますますグローバルな戦略の展開とグローバルに活動する人材を必要としている。 この状況を打破するためには、グローバルな課題の創造的解決能力との育成である。 特に我が国は、これまでの枠を超えて、新たな能力を有する人材を強力に推進育成するこ とが不足していた。 国家も大学も企業も世界との関係づけはますます強化される必要があり、グローバル人 材を目標にした育成や制度の再構築が必要である。 そのためには、官民一体となって、目標とする人材像を明確にした新たな育成を開始す る必要がある。

参照

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