• 検索結果がありません。

コンピュータ適応型テストによる問題・成績処理を用いた授業実践に関する研究

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "コンピュータ適応型テストによる問題・成績処理を用いた授業実践に関する研究"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)コンピュータ適応型テストによる問題・成績処理を用いた授業実践に関する研究. 教科・領域教育学専攻 生活・健康・総合内容系コース. M082401 キーワード:e・Testing,成績評価,項目応答理論. 中道賢次. I.背景と目的. いた問題の配点を,IRTから算出された項目困.  学校においてテストは,非常に重要な教育の. 難度と比較することで配点方法を改善し,より. 一部分であり,公明正大を旨とするが,その手. 合理的なテ平トや評価方法を探ることを目的と. 法に,説明困難な主観的要素が入り込む可能性. する.. を否定することは難しい.例えば,設問ごとの 配点は,成績を左右する大きな要因であるが,. ■.方法. 難易度を考慮したとしても,その根拠は経験と.  調査対象:兵庫県内の公立高等学校2年生理. 勘に大きく影響されており,科学的データが反. 系3クラスのうち物理選択者100名に,物理の. 映されることはむしろ希である.. 力学分野のテストを実施した.時期は平成21.  項目応答理論(ItemResponseTheory)の利. 年10月27目から10月29日までである.. 点は,大友(1996)によれば①異なるテストを.  オンラインテストを実施するため,情報教室. 用いても共通の尺度で能力測定が可能なこと.. のインフラを使ったしAM1P(Linux,Apache,. ②異なる受験者集団に実施しても共通の項目特. MySQL,PHP)システムを構築した.出題は. 性に関する値が求められること、③能力ごとに. PDF形式,解答は択一式で行う.(図1). 測定の精度がわかることであり,特にテストに 普遍的尺度を与える点が大きな特長である.. ,一朝≡…腕垂轟1.  鈴木ら(2007)は数学のテストにIRTを応用. 5o. ,o 』o’む. ’. 1萄鐵嶺・=機1柚. し,素点成績とIRT成績の相関が高くないこと. 汀’. 坤≡. ’I. 拮. 1=窃砧. o. ,c. 鮒. #一1」鞘鞘蝋. 白。. ≡書. ’1減. 100. ^^.一・. 坦. 蝕11一汗一∴ ‘. 聰{. 榊’。且州。束畢冊止1j1・由割踵描‘.oo岬洲鮒’^;二・晶を・沌皆.量凸。.舳止6;州111,} ;=制甜告舳、一{. を報告したが,この相違は,どちらかのテスト. ’lw洲.盆一“崩韓嚇!’一輪圭壷・o.舳舳j、.埋1伸A’・ホ刊榊地朝開雌珪. せ。糊とし虫士官生前盟}叩』二重年蛙蹄㈹幸・.コ{j欄;. が能力を正確に測定していない可能性を示唆し. 靱味^’一一一’一■…一. 1− Pブ ’. ている.一方,熊谷(2007)はCBT(Computer. お帥. Based Testing)と紙筆テストを比較し,CBTの 増探籠. パラメータを比較調整することにより,CBTが. 軸1.j. {坤き. {=’.^1価=. 蜘」邊. 1蜘拙冊’. 蜘.4. 蜘」〃jo…. 1胸且. 鎚.iバω. 蛸.51・加. 紙筆テストと同等の結果になることを確認した. ,. 副山蛆,冊一. これは紙筆テストを基準としてCBT側を調整. ■. する手法であるが,本研究では逆にIRTの結果.        図1 操作画面. を使って従来のテストを見直す方法を検討する..  IRTには前提条件があり,局所独立の仮定.  従来,難易度を考慮して経験的に決定されて. と一次元性の二つを同時にクリアしなければな. 一464一. .{.

(2) らない.このため問題選定を工夫し,過去に使. さえあれば,比較的簡単に解けることが示され. 用したテスト間題の中から10間を使い,テス. ている..  以上のことから配点を決める場合は,従来の. トを作成した..  またIRTには本来,被験者能力という成績判. 難易度判断に,学習経験のファクター(頻出問. 断の指標があるが,本研究では項目困難度を配. 題がどうか等)を加えることで,紙筆テストの. 点に反映させる方法を主に扱った.. 成績はIRTの判断に近づくことがわかる..  次に,得点分布の改善では,IRTの項目困難 皿.結果と考察. 度を配点に反映させることで,正規分布に近い.  従来配点による採点結果は,平均点34.2,最. 結果を得た.ただし配点差には適切な値があり,. 高点89,最低点O,標準偏差19.9.IRT採点で. 2倍,3倍,4倍,5倍で検証したところ,今. は,平均点31.7,最高点90,最低点0,標準偏. 回のテストでは4倍が最も良い結果を与えた.. 差19.4であった、.  IRT本来の成績指標である被験者能力値を点.  難易度を考慮した従来の配点とIRTの項目. 数に換算した場合も比較的正規分布に近い結果. 困難度の値は,比較的よく一致しているが異な. が得られた.(図3). る部分も見受けられた.(図2). ,5. 1舌.  王. …凸一・・項目国1一歴. 胆. 臼。・ミ.     以.  ∴、り. ^15 べ. 」L一」一一II』I1o−I一.      ’、.    ■. 1I.  5. 一■1I■」止. +世票田点. く10. 冊埴 埴.  0. ○田 間1  問   問3  問4  間5 \ 脆. ■.. @問8  問畠  問10. ・   メ ’1.5.  一!. ト9  10−1日20−2030−3040−4宮50−50缶O−09T〇一フ080’OO OO’ヨコ  iOO.      標点しソジ{点〕. i. 一〇.5. 固描乗記中 ■項目田難度書用いた備正 口触腕看能力を用いた策正. 1i. 蛆. 冒  ○. 1■■一」  一 1… ■ ■  一L ■   ■  ⊥■  ■I. 埋. 14.  1一喜. ←. 20. 18.  2.5. 4. 図3 得点度数分布. 2. 0.    図2 項目困難度と従来配点. 1V.総括.  問6以降は,従来配点とIRTの判断はよく一.  析究結果から以下のことが確かめられた.. 致しているが,間3,間5は乖離が大きくなっ. ・従来の配点方法でも学習効果が少ない条件. ている.これは従来の感覚で難易度を考慮し,.  では,ほぼ難易度を反映させた配点になっ. 配点を高くしたが,生徒が直前に受けた模試に.  ている.. 類題があり,予想外に多くの生徒が正解したこ. ・問題が解けるかどうかは,絶対的な難易度  だけでなく,学習に大きく依存している.. とが原因である..  従来物理のテスト間題の配点は,必要な知識. ・今回のテストの場合,項目困難度を使って. 量や計算量を主な指標として判断される傾向が.  配点差4倍で配点を補正すると,得点分布. あるが,この実験から問題解答の成否は知識量,.  は最も正規分布に近づく.. 計算量の多寡に加え,類似問題を過去に経験し たかどうかにも大きく依存しており,一般的に. 主任指導教員 長瀬久明. 難しいと思われる問題でも,過去に解いた経験. 指導教員森広浩一郎. 一465一.

(3)

参照

関連したドキュメント

機械物理研究室では,光などの自然現象を 活用した高速・知的情報処理の創成を目指 した研究に取り組んでいます。応用物理学 会の「光

Mapping Satoshi KITAYAMA and Hiroshi YAMAKAWA Waseda University,Dept.of Mech.Eng.,59‑314,3‑4‑1,Ohkubo,Shinjuku‑ku Tokyo,169‑8555 Japan This paper presents a method to determine

A Study on Vibration Control of Physiological Tremor using Dynamic Absorber.. Toshihiko KOMATSUZAKI *3 , Yoshio IWATA and

本節では本研究で実際にスレッドのトレースを行うた めに用いた Linux ftrace 及び ftrace を利用する Android Systrace について説明する.. 2.1

(5) 帳簿の記載と保存 (法第 12 条の 2 第 14 項、法第 7 条第 15 項、同第 16

調査対象について図−5に示す考え方に基づき選定した結果、 実用炉則に定める記 録 に係る記録項目の数は延べ約 620 項目、 実用炉則に定める定期報告書

EXPERIMENTAL STUDY ON THE REUSE OF INDUSTRIAL WASTE IN LIQUEFIED SOIL STABILIZATION MATERIAL.. Hideaki Shibata *1 , Masatomo

We measured the variation of brain blood quantity (Oxy-Hb, Deoxy-Hb and Total-Hb) in the temporal lobes using the NIRS when the tasks of the memories were presented to the sub-