Title
沖縄及び首都圏の人々の天皇観・皇室観(2)−−地域間・
世代間の比較を中心に−−
Author(s)
國吉, 和子; 国広, 陽子; 佐渡, 真妃子; 延島, 明恵; 井上, す
みれ
Citation
沖縄大学紀要 = OKINAWA DAIGAKU KIYO(13): 1-53
Issue Date
1996-03-01
URL
http://hdl.handle.net/20.500.12001/5809
沖縄及び首都圏の人々の天皇観・皇室観(2)
--地域間・世代間の比較を中心に--國吉和子国広陽子佐渡真妃子延島明恵丼上すみれ
〔目的〕 沖縄の人々の天皇とのかかわり合いは、他の都道府県の人々のそれとは歴史 的に異なる。そのなかで、1993年4月沖縄で開催された全国植樹祭への天皇の 出席(天皇の初の沖縄訪問)は、沖縄の人々に大きなインパクトを与えた。 筆者らは、この天皇による初の沖縄来訪をうけ、沖縄と首都圏で天皇観.皇 室観に関する質問紙調査を実施した。本研究では、その調査結果を基に、l) 沖縄の人々の天皇・皇室およびそれに関連する諸制度に対する態度やイメージ の特徴を捉える。2)沖縄と首都圏の両地点の人々の天皇観・皇室観を比較・ 検討する。さらに、3)天皇制と日本人のアイデンティティー(国民アイデン ティティー・県民アイデンティティー)との関係を検討すること等が主な目的 である。 本報告はその一連の研究の一部をなすものであるが、ここでは、沖縄と首都 圏の地域間・世代間比較を行なうことに焦点をあてる。 〔方法〕 対象:20歳~70歳代(80歳含む)の沖縄県在住県出身者578名、及び18歳~70 歳代の首都圏在住者311名、計889名 調査時期:1993年10~12月 調査方法:大学生および女性のネットワークを通じて、本人、その家族、知 人、友人に調査。高齢者の一部については老人福祉センターに依頼。 調査票の内容:a)天皇の沖縄訪問について(6項目)b)皇室および皇室 報道への関心(8項目)c)天皇および皇室に関わる制度への態度(8項目) d)天皇の戦争責任(2項目)e)国民・県民アイデンティティーについて 1沖縄大学紀要第13号(1996年)
(8項目)f)天皇・皇后イメージ(3項目一sD項目と連想語)g)デモグラ
フィック要因(8項目) なお、調査項目の一部は、沖縄と首都圏のそれぞれの地域に適合するように 部分修正、付加、削除などをした。 〔本研究での分析の対象〕沖縄県在住県出身者578名(男241名、女337名)。年代別の内訳は、20代が
149名(25.78%)、30代が72名(1246%)、40代が125名(21.63%)、50代が126名
(21.80%)、60代が62名(10.73%)、70歳以上の世代が44名(7.61%)であった。首都圏在住者293名(18~19歳除く)(男183名、女110名)。年代別の内訳は、
20代が122名(41.64%)、30代が27名(922%)、40代が55名(18.77%)、50代が47名
(16.04%)、60代が21名(7.16%)、70歳以上の世代が21名(7.16%)であった。 〔本報告での分析内容と方法〕本報告では、8つく前記のa)~f)〉の調査種目の中から質問紙法による項
目のみくa)~e)〉の回答結果を分析するが、32項目中、沖縄と首都圏で共
通する28質問項目がその対象となる。連想語およびSD法による天皇・皇后イ
メージの部分についての分析は別稿にて報告することにする。なお、世代区分については沖縄と首都圏の両地点間の比較・分析が可能とな
るように次のようにグループ分けをした。A世代(調査時年齢56歳以上)--戦前・戦中に初等教育以上の教育
を受けた世代(沖縄137名、首都 圏53名)B世代(調査時年齢40歳~55歳)-戦後の教育を受けた者で、現天皇
の婚礼時すでに就学年齢以上に達 していた世代(沖縄220名、首都 圏91名)C世代(調査時年齢20歳~39歳)-B世代の時期以降の世代(沖縄221
名、首都圏149名) 2〔結果〕 1.天皇の沖縄訪問について 全国植樹祭(1993年4月)の時に現在の平成天皇が沖縄を訪問したことにつ いて、全体的には、沖縄が67%、首都圏が60%の人が「関心がある」と肯定的 な回答をしている。「関心がない」という否定的回答はそれぞれ33%、40%と なっている。世代間で比較をすると沖縄、首都圏ともに有意差が認められる (P<001,P<、01)。いずれの地点でも年齢の高い世代ほど肯定的回答が多 くなり、否定的回答は減少している。また、各世代における両地点の比較をす ると、どの世代とも沖縄の方が肯定的回答率が僅かに高いのがうかがえるが、 有意な差は認められない。 植樹祭に天皇が出席したことについては、全体としては、「ぜひ必要」とか、 「よかった」という回答が沖縄では55%で最も多く、次いで、「どちらでもよい」 (「わからない」含む)の中間的回答が25%、「必要なし」の否定的回答が20% となっている。首都圏でも同じような順序で、それぞれ、56%、34%、10%と なっている。両地点とも世代間に有意差が認められる(P<001,P<、001))。 沖縄、首都圏のどの世代も肯定的回答が最も多くなっているが、両地点ともそ の回答はA、B、Cの世代順に高く、そして否定的回答はB、C、Aの順にな っている。各世代における沖縄と首都圏の比較では、A世代では有意な差はな いが、BとCの世代では有意差が認められる(P<05,P<、05)。B世代で は肯定的回答は首都圏に、否定的回答の方は沖縄に多くなっている。また、C 世代では、両地点の肯定的回答は殆ど違いはないが、否定的回答は沖縄に、中 間的回答は首都圏に多くなっている。(図l) ところで、天皇の来沖による沖縄人の気持ちに変化があったと思うか否かに ついては、沖縄では60%の人が、首都圏では67%の人が「変化があったと思 う」の肯定的回答をしている。また、「殆どなかった+全くなかったと思う」 の否定的回答は、沖縄が40%、首都圏が33%であった。世代間では両地点とも 有意差は認められず、どの世代も、沖縄では肯定的回答が6割前後、否定的回 答は4割前後、他方、首都圏ではそれぞれ、6~7割、3~4割となっている。 3
沖縄大学紀要第13号(1996年) %帥 00000000 7654321 弓者Ⅱ港 C世代 (20~39歳) B世代 (40~55歳) A世代 (56歳~) 図1天皇の植樹祭への出席について 各世代における両地点の差はB世代においてのみ有意である(P<、05)。この 世代では、肯定的回答は首都圏に(首都圏が68%、沖縄が55%)、否定的回答は 沖縄に(沖縄が45%、首都圏が32%)多くなっている。A世代においてもそのよ うな傾向がみられるものの、有意な差に達していない。 2.天皇・皇室に関わる諸制度への態度 まず、日本における天皇の位置づけについては、「日本の象徴でよい」(「も っと権限を」含む)という肯定的回答が全体として最も多く、沖縄は61%、首 都圏は71%となっている。次いで、「権限を少なく+天皇の扱いをやめる」と いう否定的回答がそれぞれ、28%、20%、そして「わからない」が11%、9% となっている。沖縄、首都圏ともに世代間の有意差が認められる(P<005, P<05)。両地点のどの世代も肯定的回答の方が最も多いが、沖縄はA世代 (73%)、B世代(60%)、C世代(55%)の順に多くなっており、また、首都 圏はB(79%)、A(78%)、C(63%)の順で、いずれも高年代の方に肯定的回答者 が多くなっている。否定的回答は、沖縄はB世代(32%)、C世代(30%)、A世 4
代(19%)の順に多く、首都圏はC世代(27%)、B世代(16%)、A世代(10%) の順になっている。否定的回答は若年層により多くなっている。各回答率は沖縄 ではBとCが、首都圏ではAとBがそれぞれ接近している。世代毎の地域間比較 では、どの世代においても肯定的回答は首都圏に、否定的回答は沖縄に多いと いう傾向がみられるが、有意差はB世代においてのみ認められる(P<、001)。 天皇制を存続させるか否かについての回答結果では、全体としては肯定的回 答が最も多く、沖縄は50%、首都圏は66%を占めている。次いで、否定的回答 がそれぞれ、27%、18%、「わからない」が23%、15%となっている。沖縄は 世代間に有意差がみられ(P<、001)、肯定的回答はA世代(71%)、B世代(47 %)、C世代(40%)の順で、高年世代ほど多くなっている。否定的回答はB 世代(32%)、C世代(29%)、A世代(15%)の順で高年世代では少なくなっ ている。「わからない」の回答も若い世代ほど多くなっている。首都圏でも沖 縄と同じような傾向がみられるものの世代間の有意差は認められない。沖縄の BとCの比率、首都圏のAとBの比率が接近している。また、世代ごとの地域 間比較ではB世代とC世代で有意差がみられ(P<001、P<001)、この2つ の世代とも肯定的回答は首都圏が、否定的回答は沖縄が多くなっている。A世 代では両地域間に有意な差はみられないが、同じような傾向はうかがえる。 (図2) 「天皇は尊敬すべき存在だ」という意見に対して、全体としては、「そうは 思わない」の否定的回答が最も多い。沖縄は62%、首都圏は70%である。次い で「そう思う」の肯定的回答が沖縄は32%、首都圏は27%、「わからない」の 中間的回答がそれぞれ6%、3%となっているここでは沖縄、首都圏ともに 世代間に有意差がみられる(P<、001,P<、001)。否定的回答は、沖縄、首都 圏ともにC世代(72%、81%)、B世代(68%、68%)、A世代(37%、42%)の 順で高年世代ほど少なくなっている。肯定的回答は、逆に両地点ともA (59%、51%)、B(28%、30%)、C(18%、16%)の順で、高年世代が多くな っている。A世代では沖縄、首都圏ともに否定的回答よりも肯定的回答の 方が多くなっている。世代毎の地域間比較ではC世代のみが有意である (P<05)。C世代の若年層では両地域ともに否定的回答者がかなり多いが、 5
沖縄大学紀要第13号(1996年) それは沖縄よりも首都圏に多い。「わからない」は全体としては僅かな比率で はあるが、沖縄の方が多くなっている(首都圏の3倍)。 国旗掲揚や国歌斉唱に対する態度については、いずれも全体的には、沖縄、 首都圏ともに「強制すべきでない」という回答が最も多く、次いで肯定的回答、 否定的回答の順になっている。 日の丸掲揚については、全体として、「強制すべきでない」が沖縄44%、首 都圏48%である。そして肯定的回答は、沖縄が33%、首都圏が40%となってい る。否定的回答は、それぞれ14%、8%である。両地域とも世代間で有意な差 が認められる(P<、001、P<、001)。「強制すべきでない」は沖縄、首都圏と もにC世代(55%、59%)、B世代(44%、46%)、A世代(27%、23%)の順 で若年世代ほど多くなっている。肯定的回答はA(53%、71%)、B(36%、44%)、 C(17%、27%)の順で、若年世代ほど少なくなっている。この2つの回答で は首都圏の方が沖縄よりも多くなっている。また、A世代では両地点とも肯 定的回答の方が多くなっている。否定的回答は、沖縄はB(16%)、C(15%)、 A(11%)、首都圏はC(18%)、B(8%)、A(6%)の順になっている。世代 %帥 00000000 765432- 司者Ⅱ膳 C世代 (20~39歳) B世代 (40~55歳) A世代 (56歳~) 図2天皇制を存続させるか 6
毎の地域間比較では、A世代とC世代で有意である(P<、005、P<、05)。この 2つの世代とも肯定的回答は首都圏に、否定的回答は沖縄に多い。(図3) 君が代斉唱についても、日の丸掲揚の場合とほぼ同様な傾向がみられる. 「強制すべきでない」は沖縄、首都圏ともにC世代(55%、62%)、B世代(42%、 47%)、A世代(25%、29%)の順で若年世代ほど多くなっている。肯定的回 答はA(47%、56%)、B(25%、35%)、C(13%、20%)の順で、若年世代ほ ど少なくなっている。この2つの回答では両方とも首都圏の方が沖縄よりも多 くなっている。また、A世代では両地点とも肯定的回答の方が最も多い。否定 的回答ではB(27%、13%)、A(22%、12%)、C(15%、12%)の順で、この 回答ではどの世代でも沖縄の方が首都圏よりも否定的な方向へ傾斜している。 世代毎の地域間比較では、B世代とC世代において有意である(P<、05, P<、005)。 ところで、日の丸および君が代への親しみ感を尋ねた結果では、いずれも沖 縄、首都圏ともに「親しみを感じる」という肯定的回答が最も多く、次いで 「親しみを感じない」の否定的回答、「何も感じない」の順になっている。 %別 「賛成」 00000000 7654321 一○一沖縄 →-首都圏 ●---------------‐-.-●---.--‐---------.● A世代 (56歳~) B世代 (40~55歳) C世代 (20~39歳) 図3「日の丸」掲揚について 7
沖縄大学紀要第13号(1996年) それぞれについてみると、日の丸に対しては、両地点とも肯定的回答が最も 多く(52%、69%)、否定的回答(38%、23%)、「何も感じない」(11%、 8%)と続いている。両地点の世代間比較では、どちらも有意差が認められる (P<・OOLP<、005)。肯定的回答は沖縄、首都圏ともにA(70%、89%)、 B(58%、73%)、C(34%、60%)の順で高年世代ほど多くなっている。否定 的回答は逆にC(51%、30%)、B(34%、19%)、A(22%、9%)の順で高年
世代ほど減少している。「何も感じない」の場合は回答率は余り高くはない
が、否定的回答の場合と同じ順で高年世代の方が少なくなっている。各世代
における地域間比較では、ABCのどの世代でも有意差が認められる (P<001,P<、05,P<、05)。どの世代も、肯定的回答は首都圏に、否定的回答は沖縄に、「何も感じない」は僅かながら沖縄に、それぞれ多くなっ
ている。 君が代への親しみ感については、「親しみを感じない」というのが沖縄、首都圏ともに最も多く(54%、47%)、「親しみを感じる」(34%、46%)、「何も感
じない」(11%、7%)と続いている。世代間比較では、両地点とも有意であ る(P<、001,P<、001)。否定的回答は沖縄、首都圏ともにC(66%、57%)、 B(55%、44%)、A(33%、22%)の順で、若年世代ほど多くなっている。肯定的回答はA(60%、78%)、B(38%、53%)、C(15%、31%)の'11頁で高年世
代ほど多い。沖縄のA世代、首都圏のA、B世代は肯定的回答者の方が多く
なっている。「何も感じない」の比率は高くはないが、若年のC世代(19%、 12%)は他の世代と比べて目につく。世代毎の地域間比較では、どの世代においても有意差がみられる(P<、05,P<05,P<001)。各世代とも、否定的
回答と「何も感じない」の中間的回答は沖縄に、肯定的回答は首都圏に多くな
っている。(図4)年号については、全体的には、沖縄、首都圏ともに肯定的回答が最も多く
(44%、43%)、次いで、沖縄は否定的回答(29%)、「どちらでもよい」の中
間的回答(27%)、首都圏は中間的回答(34%)、否定的回答(23%)の順にな
っている。両地点の世代間比較では、沖縄は有意(P<、001)であるが、首
都圏では有意差はみられない。沖縄では肯定的回答はA(61%)、C(40%)、 8%別 00000000 7654321 j膳 C世代 (20~39歳) B世代 (40~55歳) A世代 (56歳~) 図4「君が代」への親しみ感 B(37%)の順で、A世代が目立つ。B世代においては否定的回答が他の世 代と比べて目につく(Bは36%、Cは28%、Aは22%)。また、中間的回答は C(32%)、B(27%)の世代に多い(Aは17%)。各世代の地域間比較をすると、 どの世代でも有意差はみとめられない。 3.天皇の戦争責任について 昭和天皇の戦争責任については、全体としては、沖縄、首都圏ともに「責 任があった」との肯定的回答が最も多い(80%、77%)。次いで、「なかった」 (13%、14%)、「わからない」(7%、8%)となっている。両地点のどの世代 においても肯定的回答が7~8割を占めているが、BとCの世代がA世代より も僅かに多い。また、否定的回答はA世代に多いという傾向はみられるものの、
両地点とも世代間では有意な差は認められない。世代毎の地域間比較でも、有
意差はみられない。(図5) 一方、現在の平成天皇の戦争責任については、全体的には、沖縄、首都圏と もに「ない」の否定的回答が最も多く(76%、82%)、「ある」という肯定的回 9沖縄大学紀要第13号(1996年) 答(16%、13%)、「わからない」の中間的回答(9%、5%)の111頁になってい る。各地域の世代間比較では、沖縄が有意である(P<、005)。否定的回答はど の世代も7~8割いるが、世代間では大差はない。しかし、肯定的回答では、 その比率は高くはないが、B世代とA世代(20%、18%)がC世代(10%)の 約2倍、そして、中間的回答はC世代(13%)が他の世代(5~6%)の2倍 強となっている。首都圏においては同じような傾向はみられるものの、有意差 は認められない。世代毎の地域間比較では、B世代においてのみ有意な差がみ られる(P<、05)。この世代では、「責任がない」の否定的回答は首都圏に、 「ある」の肯定的回答と「わからない」の中間的回答は沖縄に多くなっている。 %卯帥初㈹列㈹釦加川0 一屯 「かなり・いくらかあった」 一○一沖縄 一●-首都圏 「ほとんど・全くなかった」 な 『b か
肋シs
の■’一一一一
一一一
己■| ■’一一
印『 ●● 皿ll Pll》一一
一一一一 一一一一 一{--111Ⅱ基一
一一一 ひけ C世代 (20~39歳) B世代 (40~55歳) A世代 (56歳~) 図5昭和天皇の戦争責任について 4.天皇・皇室への関心とマスコミ接触 皇室への関心は、「あり」の肯定的回答が沖縄は60%、首都圏は72%となっ ている。「なし」はそれぞれ40%、28%である。両地点の世代間比較では、両 地域とも世代間に有意差が認められる(P<、001,P<、01)。沖縄、首都圏と もに肯定的回答はA(77%、87%)、B(59%、76%)、C(51%、65%)の順で -10-多くなっており、高年世代ほど皇室への関心を示している。否定的回答は C(49%、35%)、B(41%、24%)、A(23%、13%)の111頁で、若い層では関心 なしとする者が増えている。世代毎の地域間比較をすると、BとCの世代で有 意となっている(P<、005,P<01)。肯定的回答は首都圏に、否定的回答は 沖縄に多くなっている。A世代でも同様な傾向がみられるが有意ではない。 (図6) 現在の皇太子夫妻のことへの関心については、全体的には、沖縄、首都圏と もに「あり」が55%、57%で、「なし」(45%、43%)よりも多くなっている。 沖縄において世代間に有意差が認められる(P<、001)。肯定的回答はA(70%)、 B(50%)、C(49%)の111頁で、高年代のA世代では特に多くなっている。また、 否定的回答は逆の順(51%、50%、29%)で、A世代が目立って少なくなって いる。首都圏においても同じような傾向がみられるが有意ではない。各世代に おける地域間比較をすると、どの世代も有意差は認められない。 皇太子夫妻の婚礼の休日扱いについては、沖縄、首都圏ともに「賛成」が最 も多く(60%、72%)、「反対」(23%、18%)、「わからない」(16%、9%)と %帥卯、印印如加加川0 「関心 一○一沖縄 一●-首都圏 □句 ℃● ロ● ■■ 句』} の■ {{ 、ロ ロ』 ■ロ ロ■ ■● ● } .J
一列〃/帆
。、U ●関 r C世代 (20~39歳) B世代 (40~55歳) A世代 (56歳~) 図6皇室への関心 -11-沖縄大学紀要第13号(1996年) 続いている。世代間比較では沖縄の方は有意になっている(P<、001)。肯 定的回答はA(73%)、C(60%)、B(52%)の順、否定的回答はB(30%)、 C(20%)、A(17%)、中間的回答はC(19%)、B(18%)、A(10%)の順であ る。A世代は目立って肯定的回答者が多く、否定的回答や中間的回答ではB とCの世代で多くなっている。首都圏の世代間では有意差はみられない。ま た、世代毎の地域間比較では、C世代においてのみ有意差が認められる(P
<005)。肯定的回答は首都圏に、否定的回答や「わからない」の中間的回答
は沖縄に多くなっている。B世代においても似た傾向がうかがえる。皇室のことについてのテレビ番組の視聴に関しては、「積極的にみている」
「いくらかみている」を合わせた肯定的回答が、沖縄61%、首都圏57%となっ ている。「みていない」の否定的回答がそれぞれ、39%、43%である。各地域の世代間比較では沖縄が有意差が認められる(P<001)。肯定的回答は
A(75%)、B(60%)、C(54%)の順で、高年世代になると皇室番組の視聴者 は増える傾向にある。C世代では肯定、否定に大差はないが、A世代では肯 定的回答がかなり多くなっている。首都圏においても同じような順(65%、 62%、51%)になっているが有意ではない。各世代における地域間の比較では どの世代とも有意差は認められない。週刊誌の皇室関係の記事については、全体的には沖縄では「買って読む」が
9%、「買わないがたまに読む」が46%、「ほとんど読まない」が45%である。
首都圏ではそれぞれ、8%、44%、48%である。各地域の世代間比較では、 沖縄の場合には有意差がみられる(P<05)。「買って読む」はA(15%)、 B(10%)、C(6%)のⅡ|頁で、「買わないがたまに読む」はB(47%)、C(46%)、 A(43%)、「ほとんど読まない」はC(49%)、B(43%)、A(42%)の順である。どの世代も消極的肯定と否定の回答の2つで8割を超えている。若年世代にそ
の回答が多い。そして積極的に読むというのは高年世代に比較的多い。首都圏
においても沖縄の場合と同様な傾向がみられるが、有意に達していない。各世
代における地域間の比較ではどの世代とも有意差は認められない。皇室関係の報道については、「できるだけ多く報道する」と「範囲を限っ
て」を合わせた回答が沖縄、首都圏(52%、64%)ともに最も多い。そして、 -12-「必要最小限」(37%、25%)、「公開しない」(「わからない」含む)(11%、 10%)と続いている。全体として、「公開しない」という否定的回答よりも、 「公開する」の肯定的回答がかなり多い(9割)が、公開するとはいってもそ の大部分は「範囲を限って」とか、「必要最小限」の回答で占められている (6割)。各地域における世代間比較では、沖縄においては有意差が認められる (P<、05)。公開を求めるのは高年のA世代において多いのが目につく(64%)。 否定的回答は僅かの比率であるが、C、B世代に多い。首都圏では世代間に有 意差はみられない。各世代における地域間比較をすると、BとCの世代で有意 差が認められる(P<、05,P<、05)。「できるだけ多く」や「範囲を限って」 の回答は首都圏(B64%、C64%)が沖縄(B46%、C50%)よりも多くなっ ている。また、「必要最小限」は沖縄(43%、36%)の方が首都圏(25%、23%) より多くなっている。(図7) イギリス王室についてのイギリスのマスコミの取り上げ方については、「度 が過ぎる」と「どちらかというと度が過ぎる」を合わせた否定的回答が、全体 的に、沖縄、首都圏ともに最も多く(75%、81%)、そして「わからない」 %、 「できる 範囲をI 0000000 654321 皇屋詮小防 沖縄 首都圏 「公開しない.わからない」
けニニーーーーー-.---廷二二毛
C世代 (20~39歳) B世代 (40~55歳) A世代 (56歳~) 図7マスコミによる皇室の公開について -13-沖縄大学紀要第13号(1996年) (14%、9%)、「ちょうどいい」と「もっと報道を」の肯定的回答(10%、10%) となっている。両地域の世代間比較では両地域とも有意ではない。また、各世 代における地域間比較でも有意差はみられない。沖縄、首都圏ともにどの世代 でも7割以上の人がイギリス王室についてのイギリスの報道の仕方を「度が過 ぎる」と否定的に受け止めている。 5.国民・県民アイデンティティーと天皇への態度
「天皇に対するあなたの考え方は、日本人の一般的な考え方と同じだと思う
か」の問いに対して、全体的には、沖縄は64%の人が「違う」という否定的回答をしているが、首都圏は62%が「同じ」の肯定的回答をしている。沖縄の
「同じ」は29%、「わからない」は8%である。首都圏の「違う」は27%、「わ からない」が12%となっている。各地域の世代間比較では、両地点とも有意差 が認められる(P<、001,P<、05%)。肯定的回答は高年世代に多く、沖縄ではA世代(46%)、首都圏ではBとA世代(69%、68%)で目立つ。否定的回
答は若年世代に比較的多く、沖縄ではBとC(70%、65%)、首都圏ではCと B(28%、27%)が多い。「わからない」は沖縄、首都圏ともにC世代(14%、 17%)で目立っている。各世代における地域間比較でも、どの世代も有意であ る(P<001,P<、05)。どの世代においても肯定的回答は首都圏の方が沖縄 よりも多く(A:68%、46%;B:69%、25%;C:55%、21%)、否定的回答は逆に沖縄の方が首都圏よりも多くなっている(52%、23%;70%、27%;
65%、28%)。(図8) それでは、「沖縄人の天皇観は日本人の一般的考えと同じだと思うか」の質 問に対しては沖縄も首都圏も「違う」という否定的回答をしている(82%、82%)。「同じ」は13%、11%、「わからない」は4%、7%となっている。世
代間比較では沖縄のみが有意である(P<、001)。否定的回答はC(89%)、
B(85%)、A(66%)の111頁に多く、肯定的回答は逆の順に(30%、11%、5%)なっている。A世代の否定的回答は他の世代よりもかなり少なく、肯定的回答
は目立って多くなっている。各世代における地域間比較ではどの世代でも有意
な差は認められない。 -14-%帥 00000000 765432-
:二二二二二二三二二二F;て1
一○一沖縄 一●-首都圏 -℃ かなり違う」 つC 一一 一一 J一一 い―― な二帖、利二
わ一一
r一一 一 ● 一 一 一 』 ミ 一一 一一 一一 一一 一一 。。 A世代 (56歳~) B世代 (40~55歳) C世代 (20~39歳) 図8天皇に対するあなたの考えは日本人一般の考えと同じだと思うかところで、「昭和天皇は心の拠り所になったか」ということについては、全
体としては、沖縄、首都圏ともに「ならなかった」の否定的回答が最も多い
(79%、80%)。「なった」の肯定的回答は12%、14%、「わからない」が9%、
6%と続いている。各地域の世代間比較では、沖縄、首都圏ともに有意である
(P<、00LP<、001)。沖縄の否定的回答はB(86%)、C(83%)、A(60%)の
111頁、首都圏のそれはC(88%)、B(82%)、A(55%)の順に多い。肯定的回答
は沖縄、首都圏ともにA(30%、43%)、B(7%、10%)、C(5%、6%)の順に
なっている。高年のA世代は他のBC世代よりも否定的回答がかなり少なく、
肯定的回答では目立って多くなっている。各世代の地域間比較ではどの世代に
おいても有意ではない。「現在の平成天皇は心の拠り所になっているか」の問いに対しては、沖縄、
首都圏ともに「ならない」の否定的回答がもっとも多い(74%、82%)。「な
る」の肯定的回答は、それぞれ19%、14%、「わからない」は7%、4%であ
る。世代間で比較すると、昭和天皇に対しての場合と同様に、高年世代になる
ほど否定的回答が減少し、肯定的回答の方は増加している。沖縄、首都圏とも
-15-沖縄大学紀要第13号(1996年)
に世代間で有意差がみられる(P<001,P<,001)。両地域ともA世代の肯定
的回答(約4割)は他の世代(l~2割)と比べて目立つ比率である。各世代
のおける地域間比較ではC世代のみ有意である(P<、005)。両地域とも8割以
上が否定的な回答をしているが、それは首都圏が沖縄よりも(92%、79%)、他
方、肯定的回答は沖縄が首都圏より(12%、4%)多くなっている。
「外国人から天皇の悪口を言われたらどう感じるか」という質問に対しては、
沖縄では「何も感じない」が39%、「気になる」が34%、「不`愉'快」が27%とな
っている。首都圏ではそれぞれ、25%、40%、35%である。両地域とも不快な
感じを持つというのがかなりの割合を占めている(61%、75%)。各地域の世
代間比較では、沖縄が有意となっている(P<、001)。「不`愉快」はA(52%)、
B(22%)、C(16%)の111頁に多く、高年のA世代では目立って多い。「気にな
る」と「何も感じない」はC(37%、49%)、B(33%、45%)、A(30%、18%)
の順になっている。「何も感じない」というのがC、B世代に多い。首都
圏でも同じような傾向がうかがえるが有意ではない。世代毎の地域間比較
ではBとCの世代において有意差が認められる(P<001,P<001)。「何
も感じない」は沖縄が首都圏よりも多く(B:47%、29%;C:45%、21%)、
「不愉快」、「気になる」は首都圏の方が多くなっている(B-首37%、42%:
B-沖22%、33%;C-首30%、41%:C-沖16%、37%)。
それでは、「身近な人から天皇の悪口を言われたらどう思うか」については、
全体的には、沖縄、首都圏ともに「何も感じない」というのが58%、55%で最
も多く、不」快な感`情を持つというのが42%、45%(「気になる」+「不`愉'快」)
となっている。外国人から天皇の悪口を言われたら、6~7割の人は不快な感
情を持つが、身近かな人から言われた時には約6割は「何も感じない」と回答
している。各地域の世代間比較では沖縄、首都圏ともに有意である(P<,001,
P<、001)。両地点ともA世代では「不`愉!快」が最も多く(48%、40%)、そし
てC世代の「何も感じない」(75%、64%)は目立って多い。両方とも沖縄の
比率が僅かに高くなっているが、各世代の地域間では有意差はみられない。
「あなたは日本人であることを誇りに思うか」の問いに対して、全体として、
「そう思う」の肯定的回答が沖縄、首都圏ともに最も多く(69%、69%)、「そう
-16-}ま思わない」の否定的回答(22%、22%)、「わからない」(9%、8%)と
続いている。世代間比較では沖縄が有意差を示している(P<、001)。沖縄の
肯定的回答はA(87%)、B(68%)、C(58%)の順で、高年世代ほど多くな
っている。否定的回答と中間的回答はC(28%、14%)、B(24%、7%)、
A(10%、2%)の111頁で、若年層に多くなっている。各世代における地域間比
較では、比率の高い肯定的回答ではA世代は沖縄が、B、C世代は首都圏が高
いのがうかがえるが、有意差には至っていない。(図9)ところで、「あなたは沖縄人(出身県人)であることを誇りに思うか」につ
いては、全体として、「そう思う」の肯定的回答が沖縄が81%、首都圏は46%である。「そう思わない」の否定的回答はそれぞれ14%、43%、「わからない」
は5%、11%となっている。世代間比較では沖縄においては有意差はみられる(P<、05)。沖縄はどの世代においても肯定的回答が8割前後の高率を示して
いるが、なかでも高年のA世代はかなり高い(86%)。次いで若いC世代
(82%)が高くなっている。否定的回答はB(18%)、A(14%)、C(11%)の順、
また、「わからない」は低率ではあるが若年層に比較的多くなっている。首都
%卯帥、帥卯㈹卯加川0 ヨ君Ⅱ C世代 (20~39歳) B世代 (40~55歳) A世代 (56歳~) 図9日本人であることの誇り -17-沖縄大学紀要第13号(1996年) 圏においては有意ではないが、同様な傾向がみられる。首都圏では沖縄のよう に肯定率は高くはなく、どの世代も4~5割程度である。各世代における地域 間比較では、どの世代でも有意差が認められる(A、BCともにP<、001)。 各世代とも肯定的回答は沖縄が首都圏より多く(A:86%、52%;B:77%、 43%;C:82%、46%)、否定的回答は首都圏の方が沖縄より多くなっている (A:40%、14%;B:45%、18%;C:43%、11%)。中間的回答も首都圏に 多い(A:8%、1%;B:12%、5%;C:11%、8%)。(図10) %”帥、帥卯如釦、、0 「非常に.多少思う」
-7-…
 ̄ ̄■の ̄■■ ̄ ̄ ̄ 一○一沖縄 一●-首都圏 「ほとんど・全く思わない」。______-..-‐-----.--o------------.-____。
C世代 (20~39歳) B世代 (40~55歳) A世代 (56歳~) 図10沖縄人(or出身県人)であることの誇り 〔考察〕 沖縄および首都圏の人々の天皇・皇室に対する態度や皇室に関する諸制度の 捉え方は、世代によって明らかな違いがあることが示された。このことは、両 地点において人々の天皇・皇室観や皇室制度観が変化してきていることを示唆 している。 地域別で世代差をみていくと、世代間比較で有意差が認められるのは、沖縄 が28の質問項目中25項目、首都圏13項目であり、このことから、沖縄の世代差 -18-の方が首都圏のそれよりも明確であることが示唆される。また、各世代におけ る地域間比較で有意差がみられるのは、A世代が28項目中5項目、B世代では13 項目、C世代では14項目である。このことから、沖縄と首都圏の間で違いが大 きいのは戦前・戦中に教育を受けたA世代よりも戦後の教育を受けたB世代と C世代においてであるといえよう。 さらに、世代間の意識の差(回答率の世代差)を大まかにみていくと、 |A-B|>lB-Cl(両方の差が5%以上か否かで大小を判断)が沖縄で は28項目中19項目、首都圏は12項目、|A-B|<IB-Clが沖縄が2項目、 首都圏は6項目、|A-B|=|B-Clが沖縄では7項目、首都圏では10項 目であった。沖縄の方が首都圏よりもA世代とB世代の開きが大きく、そのこ とから戦前・戦中世代と戦後世代との間の天皇観・皇室観の変化が沖縄におい て比較的大きいことが推察される。 ところで、人々の天皇・皇室観や諸制度観の変化をみていくと、天皇・皇室 への関心は、沖縄、首都圏とも世代間に差異がみられ、特に戦前・戦中に教育 を受けた世代(A世代)と戦後の教育を受けた世代(B世代とC世代)の違い が大きいことが明らかとなった。A世代の方がB世代やC世代より関心が高く、 A世代では地域の差はみられない。地域差があるのは戦後世代のBとCにおい てである。 また、天皇を象徴として位置づけることや天皇制の存続については、全体と して沖縄では前者に対して約6割の人が、後者に対して5割の人が、首都圏で は両方とも7割の人が肯定的に受け止めているが、そのような態度を支える感 情的・行動的側面(「天皇は尊敬すべき存在だ」への態度、日の丸・君が代へ の親しみ感、国旗掲揚・国歌斉唱への態度など)においては、沖縄、首都圏と もに戦前・戦中世代は肯定的方向にあるが、戦後世代では否定的回答の方に傾 斜し、特に若年C世代においてはその傾向が一層強くなっている。また、中間 的回答もこの若年世代に多くなっている。全般的に、各世代とも肯定率は首都 圏の方が、否定率は沖縄の方が高くなっている。しかし、世代毎にみると、A 世代では両地点の違いに大差はなく、戦後世代と比べて肯定的態度の人の比率 が高い。A世代では両地点とも共通して天皇を拠り所として捉え、天皇との一 -19-
沖縄大学紀要第13号(1996年) 体化志向がB、Cの戦後世代よりも強いことを示している。戦後世代ではC世 代が否定的・中間的態度の方向によりシフトしている。 天皇の戦争責任については、沖縄、首都圏ともに昭和天皇に対して「ある」
の肯定的回答が、平成天皇に対しては「ない」の否定的回答がいずれも約8割
を占めている。このことは、沖縄、首都圏の人々が共通して、国家機関である 天皇としての戦争責任の継承という受け止め方はしていないことを示唆している。平成天皇に対してはB世代で、否定的回答と中間的回答が沖縄の方に、肯
定的回答は首都圏に多くなっている。 皇室に関するマスコミ接触については、両地域間に差はほとんどみられない。 また、全般的には、沖縄、首都圏ともに高年世代の方の接触量が多い傾向にあ るが、世代間の差は沖縄において認められる。また、皇室関係の報道について も公開を求める者は高年世代に多くなっている。しかしながら、公開の範囲に ついては、イギリス王室についてのイギリスの報道の仕方を多くの人が「度が過ぎる」と否定的に受け止めているように、沖縄、首都圏ともに、範囲を限っ
て、あるいは必要最小限の公開を望む人が多い。世代間では高年世代の方は公 開を望む傾向が比較的強い。 天皇に対する「沖縄人一般の考え」と「日本人一般の考え」が一致するかに ついては、沖縄、首都圏ともにかなりの人が「違う」と受け止めている。また、「自分自身の考え」と「日本人一般の考え」が一致するかについては、沖縄で
は多くが「違う」と回答しているのに対し、首都圏では多くが「同じ」と回答 している。このことは沖縄の人々と首都圏の人々との間に相互に心理的距離が あることを示唆している。また、そのなかで、沖縄の高年世代は肯定的回答の 方へ、戦後の若年世代は否定的回答の方へ傾斜している。 ところで、国民・県民アイデンティティーの問題に関していえば、沖縄の場 合はどの世代においても沖縄人としての誇りをもつ人が多く、また、日本人と しての誇りをもつ人も少なくはないが、それは若年世代では減少している。A 世代では両方の比率がかなり高く、首都圏を上回っている。ところが、B世代 とC世代では、日本人としての誇りをもつ人の比率は首都圏のそれを下回り、 両地点の開きが大きくなってきている。首都圏の場合はどの世代においても日 -20-本人としての誇りをもつ人が多いが、出身県人としての誇りをもつ人の比率は かなり低い。 そのようにみていくと、沖縄の人々と首都圏の人々との間にアイデンティテ ィーの確立の仕方の違いがうかがえる。沖縄の戦前・戦中世代は、日本人とし ての誇りと沖縄人としての誇りの両者を統合させながら自己のアイデンティテ ィーを確立しようとしているのが読み取れる。しかしながら、沖縄の戦後世代 では、日本人としての誇り、沖縄人としての誇りを併存させながら、(他の都 道府県人との)考え方の差異`性をむしろ積極的に認める方向で、そして、地域 民としての誇りをもつことによって自己のアイデンティティーを確立しようと しているのがうかがえる。特に若年のC世代ではその傾向が強い。 一方、首都圏の人々は、地域民としてよりも日本人としての誇りをもつこと によって自己のアイデンティティーを確立しようとしているといえよう。首都 圏の人々の場合は「自己即日本人」という意識の方が比較的強く、種々の状況 下で日本人の代表(中央人)という態度が顕現されやすいのかもしれない。 以上のように、世代間で、地域間で違いがみられたが、そのなかで沖縄、首 都圏に共通してみられるような戦前・戦中世代の人々の天皇・皇室への関心の 高さや諸制度への肯定的態度などは、戦前・戦中の全国的な皇民化教育や同化 教育の影響の強さを反映しているものと思われる。 また、戦後世代における両地点間の態度の差違について、その主な生起要因 をあげると、その一つは中央と地方という地理的違いがあげられよう。中央の 首都圏では、日本社会の秩序づけのトップとしての天皇・皇室が身近かにあり、 また、皇室に関わる情報への接触頻度も多い。二つは、沖縄が終戦後直ちに日 本本土から分離されて米国の占領・統治下に置かれ、長年日本本土とは異なっ た歩みを辿ったという歴史的経緯があり、そのなかで、沖縄においては天皇や 皇室との関わりが大きく変ったことがあげられる。既に指摘したように、沖縄 の場合はA世代とB世代の態度の差が首都圏よりも大きいこと、そしてまた、 天皇・皇室および諸制度に対して全体として肯定的態度をもつ人が少なくない が、とりわけ、沖縄の戦後世代においては首都圏よりも否定的態度の方に傾斜 していること等から、両地点間の差異をもたらす後者の要因の影響はかなり大 -21-
沖縄大学紀要第13号(1996年) きいものと思われる。今後、より詳細な比較・分析をする必要がある。 参考文献 東江平之沖縄人の意識構造沖縄タイムス社1991 新崎盛暉日本になった沖縄有斐閣新書1987 岩男寿美子日本人の天皇観にみられる変化新聞研究所年報(慶応義塾 大学)No.34、P15-37J990 NHK放送文化調査研究所本土復帰15年の沖縄放送研究と調査、第37巻 第6号、P14-19,P62-67,1887 NHK放送文化調査研究所日本人と憲法放送研究と調査、第42巻第6号、 P32-47,1992 NHK放送文化調査研究所本土復帰20年の沖縄放送研究と調査、第42巻 第6号、P32-591992 國吉和子・国広陽子・井上すみれ・佐渡真紀子・延島明恵沖縄及び首都圏の 人々の天皇観・皇室観(1)沖縄心理学会第22回大会発表、 1995年3月 国広陽子・國吉和子・井上すみれ・佐渡真紀子・延島明恵沖縄及び首都圏の 人々の天皇観・皇室観(2)日本心理学会第59回大会発表論文集、 P133,1995 國吉和子・国広陽子・佐渡真紀子・延島明恵・丼上すみれ沖縄及び首都圏の 人々の天皇観・皇室観(3)日本心理学会第59回大会発表論文集、 P1341995 延島明恵・國吉和子・国広陽子・井上すみれ・佐渡真紀子沖縄及び首都圏の 人々の天皇観・皇室観(4)日本心理学会第59回大会発表論文集、 P1351995 佐渡真紀子・国広陽子・國吉和子・井上すみれ・延島明恵国民・県民アイデ ンティティーと天皇観日本社会心理学会第36回大会発表論文集、 P458,1995 -22-
國吉和子・国広陽子。佐渡真紀子。井上すみれ。延島明恵国広陽子。佐渡真紀子。井上すみれ。延島明恵沖縄及び首都圏の 人々の天皇観。皇室観一沖縄の人々の世代間の比較を中心に-
沖縄大学地域研究所年報、7号、P69-89,1996
沖縄大学紀要第13号(1996年) 付録 (調査結果) 注l)表中の()内の数値は%を表す 注2)()内の%はmissingを除いた数 で算出されている 1.天皇の沖縄訪問について 表1~3 2.天皇・皇室に関わる諸制度への態度 表4~11 3.天皇の戦争責任について 表12~13 4.天皇・皇室への関心とマスコミ接触 表14~20 5.国民・県民アイデンティティーと天皇への態度 表21~28 -25-
柵繊仲e睡裂囚 叩迄桿呈逗劃和 。、。白。[ⅢⅢ》ご 可の囚国ⅡⅡ、声 雨」ぺづⅡⅡ国声 。m・宮(【ⅡⅡ』己 守、、ごⅡⅡ国声 ・の。巨皀[ⅡⅡ」己 (つつ。つ①閂) 函》[ 面の 『②囚 ろ 一J種 市一 一V柵・幻ぐ判型 S、V』可Ⅱ毛《雷ト.のⅡ蓑 (」つ。トマ) (垣『・@、) (、、。『囚) (ト◎。◎『) 閂 【~ の面 国 [~ ロ 函 ロー園e4厘縄蕊我e酬服憧什←淵 歸 C掴 今蜥・]鞍恭 (、○・国P) (マト。、①) (」ず。、ト) (、つ。、、) 枢 トト 函、 □》 山ト『 帥回 < 。 四 ヱヨ (○つ。CC[) ①囚国 C【【 」の「 トト、 一J掴 祀一 一V紬.如く却型 [三・V四・国Ⅱ岩《守毘.田Ⅱ葵 (CCD◎ず) (函[0mm) 」『 ([ト.①[) (函山・函⑭) 〉二nUl匝振蕊武e川Ⅸ.← ⑭西 、ト 由⑭[ 鰹 s偲 合鞠・旦粧常 (つつDC①) (ロ四・①①) (①国.○m) (囚》。ト⑪) 蛙 国師『 」ず【 ●  ̄  ̄ ⑤、、 柵畑仲e璽 革劃幻圭桿 ]唖署中 即回 市 < L) 囚 革劃 26
沖縄大学紀要第13号(1996年) 巴.V』べⅡ毛 西トマぱⅡⅡ国詫 召.V凸・囚Ⅱ毛 ご因めどⅢⅡ困設 柵魎仲e腫裂囚 叩迄鴇辿エヨ和 。の。色白囚ⅡⅡ』ご 芦@のごⅡⅡ雨声 (つつCCC[)一(『の。、、) 巾、 ③囚囚 の⑫ トマ[ 一二狸の灸烏 但、長吊
△猶剛曹」J睦詔
●布一二冊
● 一PP①抑幻 剛曹っや 一(のつ0m【) m D0000000000000096■ 一(囚ト。『【) 囚囚 一OC00009D■iq00000□ 》(@m。①『) ●+ 、① [s・VL・守Ⅱ壱・$ト.円Ⅱ蚤 四つ W二nUl剖U狸J腫狙浸川朕憧汁e悼曙U一難懇型囚蝋 函 (の垣・つ (、、。ト) 『 (『国。{『) (囚の、の) 囚【 ● 弓 寸 冒 寵 汕 (【因。ママ) ト、 (》つ.》①) 閂 (むめ・トト) 、@[ (○『。@ぬ) 司可 山① 即回 布 < 囚 。 エョ (つつ。○つ[) 、ト叩 》(》[。m[) ト、[ 、[ 00000000000000000DBD●00000000 (の」.囚【) ぬ[、 つ『 00000000●000〒0000Q00000000p00 -(の囚.の、) 「囚因 め」 一二苞の(仁忌 担O長吊布一二冊△衝剛曹】△睦沮
●D -PPの四幻 脇曹台や [9.V」.『Ⅱ毛.》[ト.ト、Ⅱ望 ([の。の【) ぬぐ【 鰹 (Cmo⑤弓) ([『・因[) (囚「・のべ) (①『.の[) [~ ヨ マ ヨ 『ぬ 、『 堂 (山国□ぬ『) CJ (の◎。囚、) 【C『 (ぬ》・マト) 『『、 (つ、。『ぬ) = CC『 柵噸伸e亜 望製仰乞桿 型嘘智如 即回 鮨 く 。 四 望劃 27棚純仲e睡製囚 叩迄桿旦逗辿和 9.V」《[Ⅱ壱 ご[の》ⅡⅡ『声 。の。ロゴⅢⅡ』己 『【CごⅡⅡ国声 が、トヨⅡⅡ囚声 。、・屋『ⅢⅡ』己 (囚寸。①囚) (mの。のト) 、垣 寸[ の、 ■■●●■D00BD0CC0000000000000000000DDDD00000B0QQ■■■■■●■■□0000□00●■■●●D00000000qQ■■ (⑫[・囚の) (因車・ト①) ト囚 函べ つm g0DD0000B0Q00000■{0000090●G5■ロ■DDD000000d0●ロロ、■ODb00009000■000●●00Db0000C00■■■■ (ぬい。cの) (ぬ》。の①) ぬ》[ 函、 囚の
長、畷刊裡、縄》s}鮒U一鞄賑叩や夜U一川keく鰹佳い、冊U一任へ懐eⅧⅨの蝿
J世 市一 一V佃。如く剖亜 .、、巨可ⅡⅡ』己。、@m.[ⅡⅡ印云 函 歸 ロ縄 s猟・ロ種長 杣 馳回馳回 市 ・ 四 < ヱヨヱヨ (CCoCC弓 ト[囚 」の『 「国【 山」ぬ J世 市一 一V判.如く刊亜 ■ ̄■ ̄ ̄の ̄申■~●●●●■●●の● ̄~■■■---●■■ロ゛●●巳■CO●--●■ロー-----。。-●●●-● 、の.巨丙ⅢⅡ』でぶ⑫西。のⅡⅡ困浅 (○『・ト⑰) @[・ゆず) (○m。⑪、) (○つ.○》) 【西 函の ○m ○mm 蕊 C掲 合猟・ロ樋長 (○つ・因①) 『、.》、) ○m。、①) (○○・○℃) 堂 ①、[ ●、 宮 」西 、》の 即回 旦匪智釦 逗軋幻迄得 柵鰄仲e亜 く 布 ・ 四 逗剋 28沖縄大学紀要第13号(1996年) 、三・V」『Ⅱ毛 両》①ご[ⅡⅡ函試 棚緬仲e睡曼、 仰迄縄旦逗剋如 。m・巨ぃ囚ⅡⅡ}ご 「、@『ⅡⅡ印声 。の。白。【ⅡⅡ》己 西国のべⅡⅡ討汽 (つつ。C○[ Ca【 Cの の『[ 弓 Lr。 ⑰GPW山璽璽刮、炉
布一二衝①(巨暑S覇誕嚥
〉猶今知騨哩麺嚥e骨、 叩○・V』・》Ⅱ岩。[囚.「[Ⅱ笑 (①ト。目[) ① (ト◎。C[) ①の.山 トの。⑭) 山 @口 巴 函 (『ぬ。つ囚 (○m・の) の (@m・の[) (mmo@m) 、、 。 C『 端 Ⅲ二nU一七m廻垣e川朕寸陥 遡麓eく幽霊鰡叩鼻睡u側川・酬朕因 杣 『つ つ①。、① (の、。、ト) C『 (ぬ》。のト のつ【 (⑥①。◎ト 弓 [~ 帥回 く 四 ・ 望剋 (つ○・○つ「) @m[ 西[囚 ト[囚 [」⑪ 岬SPWw鴎翌剖、伊祀一二色①《便二二覇麺嚥
● ● 〉魯今如璽製麺轍e号ヱ 、9.V色《『Ⅱ岩.の零.の[Ⅱ葵 》(のつ。囚) [[ 〒0D00000O0OOOOO00 -(①『。、) 西{ 〒OD00D000●●●●000● 一(ぬト.『「) 因め (西①。C[) 己 蕊 (ト、。⑭囚) (囚[。、『) ([[・【ぬ) [ず.つめ) ①ト @国 【@[ @℃ ニター (》函。『ぬ) (印⑪。、、) (⑤ト.囚ト) (ぬの、○℃ 、つ 囚『、 つめ[ 、[「 網随仲e踵 華製岬迄得 ]嘘暑中 沖回 砺 < 。 囚 筵型 29[9.V&㎡ⅡⅡ毛 、ト因命[ⅡⅡ【課 [9.V凸面Ⅱ毛 西@℃ご[ⅡⅡ印記 洲魎仲e腫裂囚 岬亡稗型逗剋和 。の・宮P、ⅡⅡ」つ ごつめ。◎ⅡⅡ尉声 一(①囚。①) (、『。@[) (、①.、ト) [⑤ の ⑰『 ト① 。●C0CB0●60■0●●gD0lDDDD000000000000006000000D0D00000000000009●0●□000000●●●000000
-(①図。つ[)
(つぬ・○、) (@m・の、) 垣》[ の囚 C、 ト囚 【P 布一二岱心長侵 (『、。[[) @ 、の.色一寸ⅢⅡ》つが[[・トⅡⅡ副声 函 二二』巨枳二 Mで 轡や刊鰻件叩や扣蝿は 三色P (一(一 杣で幻や扣長枳叩や和 (、、。、[) 囚 歸 杉二、u寵川朕の蝋 杠 (函CD、ト) 函、 馳回馳回 布 < ・ 囚 望剋望剋 一(、、。つ因) ([『・囚、) (④ト0℃『) や[因 、》 つト 「C[ ■G0DpD0D000BD●0000〒O0Q000dd■6.00000■・・0D00000D00D00000000000600000000,,000000000 》(⑦、。○、) (因因.①囚) (西[.◎ず) の[囚 』① マロ 囚⑭ (CC0CC[) 一(○℃・『[) ト印【 C、 囚←ぬ 布一二岱心長岳 [9.Vα・マー宅@つ囚.ト、I共 (四○・mm) 囚、[ 蕊 二二浸代二 釦で 轡や扣轤低幻や扣鱸杜 二種P (一(一 杣で叩や和名枳岬や判 (□①.『『) ○m 》ぬ[ (囚①.①【 注 トの (□囚。つト) (C○・cm) @mm 馳回 旦腫署釦 逗製仰迄桿 棚魎伸e亜 布 < 。 囚 逗型 30沖縄大学紀要第13号(1996年) 召.V凸《国Ⅱ毛 「つ困岸ⅡⅡ副試 柵魎仲e睡裂囚 ⑩亡桿リェョ血 。の。■《ロⅡⅡ当っ 事『ぬ「ⅡⅡ劇設 。⑩。■□囚ⅢⅡ』ご 垣、①ごⅡⅡ函声 (つつ。◎●[)一(トマ。⑪) 囚、囚 、、 」、 囚『[ 布一二煙囚長長 一(ぬm・ト) 『 ■OQ00G000DDC000■ 》(○m・囚) 囚 一■●□00000,■0060. 一(◎ト。国) ず [9.V凸《『Ⅱ毛・田○.つめⅡ蓑 三 函 二其名函小頭巾申 mwQ拙紹v判 小中v畑 二種烏頤 (⑭①.[西) (ロ、。ト@ (「ぬ。「》) (のト。つ①) 囚【 【○国 の、 □因[ 端 長但件杣でや籟樹竝川Ⅸの傭 加 、、 +S田! 拙’n W (マトDC囚) (の西。の囚) (囚囚.①[ 》の○○m) トト トロ @回 『函 馳回 布 < 囚 。 革剋 (つつ。CC[) 一(、『。『) 『ぬ[ ① ■0000000D0D0U0000Q0000DD000 -(、[。》) m[囚 m q000O9b0000■》Q00000DD000000 》(のぬ。の) ⑥[囚 [【 [ト山 市一二裡習巨舎 ご○.V凸《》Ⅱ毛《囚守つ.sⅡ葵 (つめ。、) @m 蕊 二種侵四、頭巾申 、中ロ冊穐 v畑 二樋名曲 mwv畑 (の[・囚」) (つ、。」⑪) (ト、。①の) (ト[・因や) mpm ⑤『 ⑭『[ ⑭、『 堂 ln 4S田! 拙い 沖 (『ぬ。【の) (@つ0mm) (、の。ト囚) (①国。⑫[) ○m[ のト C『 ヨ ー 柵糎仲e亜 聿劃幻迄得 里唾碧和 馳回 市 く 四 。 ヱヨ 31
gqV△ 公印ⅡⅡ』己 がトト『[ⅡⅡ蝕声 ぐトトマⅡⅡ、課 。、。■公のⅡⅡ」つ uNDellll
蓋乞菫魎
如稗cq仲 9.V凸 。、ⅡⅡ』己 ぶつ」岸ⅢⅡ団声 。◎ご-ご》(函ト。の)(山守o西》) 一(つ○・つ) (、○・、囚) 【の ○ 国[ DQ0D000D0●▽000006●●0000■000000000000●■●・ 一(○国。囚) (ぬ[。①》) [の 囚 囚》 00006■□DDB》●000□□00000pDb0000060C0●0000, 一(、○・℃) (函」。西山) 囚》『 の 」⑰ 布 [、囚 S長,n世二 宮 SC.V」《①Ⅱ毛《忌囚.語Ⅱ葵 二邑 二帯二種し杣P制でや浸枳狸二
γ、や嘉無曼佃奎鯲今加でやや魯
函 冒 司■ 弓 Ⅲ二、u曝璽RemeP精鵜舟傘精珊べト傭 垢 グー、  ̄  ̄ ● 巴 (⑦@.ト) ト 、 (トト。、) (④、。ト) E、] ~ 囚囚 杣 (、○.ト、 (①⑦.、『) (ぬ[.「ト) ([【.◎『) C》 ◎ず ←、 ヒー ロ 沖回沖回 逗製逗製 。 囚 く 紀 つつ。つつ[惠(①つ。①)(、【・ママ) C【『 ト{囚 P面[ 囚ト、 布 SQV」。Ⅱ毛ご霊.$Ⅱ蓑 (ぬ[。『 の ト (①「.、)([『。ト因) ト、 四m・垣「)(CC0mm) @m 信長の但二 【ぬ 三色 二弔二狸P杣P杣でや墨枳裡△
〉くや嘉無》巨件一一鯲今制どや媚曹
(西ト。m》) 山の 弓 C、】 弓 鰹 めい【 (垣、.[[) (」@。、[) ([⑭。》[) ([⑰。m【) 山国 『、 ○m 、ト 蛙 (ト囚。ト[) (「》○cm) (のの。囚叩) (ト⑭。囚の) 函、 ⑤ト 西、[ 臣 即回 型嘘暑中 聿劃岬迄桿 柵魎仲e亜 ・ 四 < 髄 エヨ 32沖縄大学紀要第13号(1996年) 、の。■《ぬⅢⅡ』ご 颪の、雨ⅡⅡ印設 の9.V△ へ、ⅡⅡ←つ ぼ[因守[ⅡⅡ、記 巴.V凸 孚のⅡⅡ』己 垣『○国ⅢⅡ甸声 柵鞭仲 e睡裂囚 叩迄押 旦逗剋和 (つつ・つつ「嘉([函。『 ロの 函》[ 弓 。〕 【の【 市 (ぬ、。⑭)(ぬ四。函因) ロ ⑪[ ([ず。の)(①[・囚①) 囚 囚つ (◎》.『)(山国.トマ) 》 ぬ》 - 戸 呂長,、魯二 [9.V目cⅡ壱《麗円圏Ⅱ詮 二煙 二堵
二種や杣P制でや筌枳狸△
γ、や寵穏}昼健一雌今抽でやや麹
(の、。[ぬ) 函 C、[ 悟二、U一四恢聿浸川eP精柵俳傘精朴べ⑪順 端 (①「・囚『) (の[.、「) ⑪ (『ぬ。[[) @m (ト、.m[ ごq ~ 田 抑 (」囚。{、 (ト囚。つ囚) (①{。、、) (トト。の⑰) 、囚 つめ 囚、 田 く 。 四 (つつ・つつ ○国国 ト『【 》面[ [ト、 砺 [9.V△ごI岩《田つ.記Ⅱ蓑 (」○・、)(○『.囚》) (囚ト。①)(m⑪。》囚) の ⑭、 》{。C「)(①『。、『) 一口.」「 、、 、、 丹長の衝二 頁 二煙 二堵二種し杣P伽ビヤ遙枳型△
てや寵無』巨陀一鮓今制でやや雪
(ぬ『。ぬい) 【因[ 囚の トマ囚 蕊 (囚○・[囚) (ぬい。》[) (の[・トベ) (『①。[囚) ①、 の囚 ○国[ 囚、 踵 (のト・囚【) (ぬの。、囚) ([つ.トマ) (ト、。、囚) 、『[ ⑭囚 □の 、① 柵鰄仲e踵 革型岬迄桿 呈睡智中 馳回 掘 < ・ 囚 革軋 33[三・V凸面Ⅱぢ ば、ト颪囚ⅡⅡ副声 巴.V』.【Ⅱ毛 「ぬ①岸ⅡⅡ、声 9.V&画Ⅱ毛 回[つぼⅡⅡ『声 棚畑仲e睡曼囚 叩迄桿旦逗剋和 (つつ.C○[) ○m 、中 囚『[ 「の囚 一二世△憧 布一 一や厚 山二.V△《マー宅《$『垣「I共 (西ト・ト) ト [ (の、。[) (@ぬ。←) (①》・の) - ~ 囚【 函 適鱒鐙 叩。漣 (一個・適今鞠・]粧恭 〉判ら拙掲 ({『。○m) (、『・の) (囚◎。印画) の の西.、「) 」@ 山守 [- - 端 灸⑩己鐘側硲J鴎uRemの隅 極 、西 (ず[・cc) @℃ (、の。のト) トマ (、①。m函) 囚C『 (国寸.のc) 帥回 < ・ 囚 逗謹 (つつ。つつ『 、、[ の」、 ⑤[囚 [囚【 一二世△憧 祀一 一や丘 SC.V凸.『Ⅱ壱・、ト、.寺Ⅱ黄 (囚囚。、) ([『・ト ([①。○[) (、の。》「 三 の、 田 己 蕊 憧願撰 叩。漣 二種・適合鍬・]錘恭 〉畑ら拙招 (、①.◎の) (山国.『、) (囚囚。囚囚) (マト.ト、) Pト ○m 」[囚 SJ 員 号 クフや。 ①ト (の⑪。『⑤ ①国[ (mp。ト叩) 、の (トm0Cト トの国 (、④.[ぬ) 柵随仲e起 筆劃幻迄桿 旦嘘曼和 柳目 泥 < 。 四 革製 34
沖縄大学紀要第13号(1996年) [三.V凸ぺⅡぢ ごの、》[ⅡⅡ【託 9.V△《『Ⅱ壱 ご」、岸ⅡⅡ創設 9.V」可Ⅱ毛 苧Cト①ⅢⅡ副詫 拙糎仲e睡裂囚 仰迄桿旦望型和 (C○・つC[)一(囚①。①) Cの ト、囚 □の トマ[ 憧蝋鐸 ●
砺一(一興①(《碍二苞△瞳
〉判・ロ拙招 [三・V』《『Ⅱ毛・霊囚.二Ⅱ蓑 (囚囚。囚 囚 ① (C○・C) (@m。[[) 。、 召 [~ ~ 團 (『つ・ト》) (ママ。ママ) (つつ。囚因) (》[・ト、) P、「 C『 『西 宮 寵 負岬。趨砲態j鴎u聿浸抑三傭 叩・適 合州ロー鞍隷 杣 ④『 つ因.[の) 囚》 (mm・の、) 、の (つつ・西ト) 、、『 (『の。@『) 沖回 く ・ 四 革迺 (つつ。◎○[) 西[【 面ト、 Cmm 撞願謹布一二種①〔巨碍二種、櫨
〉畑・ロ拙掲 [9.V四・》Ⅱ岩颪ト囚.話Ⅱ蚤 一(」@.垣) の ▽0000000000000000 -(⑭、。@) ぬ[ 〒■■0■0■●06■■■0000 -(『@.囚[) [》 の、 (『、。[[) 鞭 (、、。『ぬ) (の◎。、、) (ぬ、。、、) (@m。@℃) C国『 □》 ①》[ 弓 EvD 仰、瞳 今蜘・]錘恭 種 、、 (つつ.、[) 印西 (トつ。、の) 弓 (cc・つc) ←の[ (囚、。》、) 00 柵魎仲e亜 逗製幻垂桿 ]唖署釦 即回 祀 < 。 囚 革型 35柵魎にe睡署囚 叩亡桿旦革劃如 。、・屋・囚ⅡⅡ』己 が⑭「。[ⅡⅡ刷声 ゴ西」.『ⅡⅡ悶試 。の・色(『ⅡⅡ←ロ づめト⑤ⅢⅡ劇設 。の。口・囚ⅢⅡ』己 (CCoCC「) 囚、 ⑤》[ 『の【 忘 三魯心(巨名二掴剛曹二二》短 ●● 枳但O帽
祀一二冊
(一(一 ● 》PP①抑幻》巨枳(一掴脇曹pや ([の。@m) (トト。○m) (①@.囚、) トヨ (ぬ囚。『ぬ) 山□ ⑭囚 ○つ「 .、.こ》ⅡⅡ』で両の『.[ⅡⅡ『声 函 、》。の囚 、CO函、) 、{・[囚) 山の。m囚) □⑭ トロ 扇 = 記 い二nUlW百首e町叶巨悩 抑 ⑪四 (つむ。、⑭ 『『 (囚[。@》 『【 (の『。@》) 中国[ ([、。【『) 沖回 < L) 囚 逗剋 (つつ。つC『 の[囚 の、{ ロトロ [【【 一二種①《仁碍(一世脇曹二二》短 ●● 枳但O凋祀一二冊
(一(一 一Pし①四判》巨枳二世剛曹らや SC.V」《》Ⅱちぺ等.冨Ⅱ菱 (》[。」[) (⑭ト。@国) m[.【、 ○℃ C『・ト囚) 面面 》P「  ̄ [~ 鰹 (【@○mm) (国囚・囚因) (の面・の囚) (つむ、トロ) つめ 、@『 囚」 己 堂 の、 (」囚。つぐ) (の、。@、) 【、 (マト。つ⑪) 『□『 (mmom『) 完 拙鞭仰e亜 望割幻奎桿 旦睡暑中 沖回 布 < ・ 四 逗剋 36沖縄大学紀要第13号(1996年) 柵緬仲e睡裂囚 仰亡桿旦逗軋如 。m・ロ。『ⅡⅡ}己 前ずぶⅡⅡ討芦 む【[・つⅡⅡ司設 omoPCmⅡⅡ』つ 回、『.CⅡⅢ国浅 .、。■・囚ⅢⅡ}己 (つつ。○つ[ Cの 、、 Cの因 トマ[ 狸、長魯 布一二裡心長名 〉鋼幻二刮型 (囚、。⑳) (囚叩。、) (、ト。ト) ト ぬ (@ぬ。、) 『函 ヨロ ー .、。臣(『ⅡⅡ」でご①トベⅡⅡ囚詫 囮 ({@.印[ (囚囚。国『 (、」.C囚) (西『。『「) ◎国 「「 囚》 百 垢 山砲冊罫e川朕居留]冊 狸、櫓 (豆①〉二・二鐘長 杣 m「[ (ト函。⑪ト) 【ト (つつ。◎、) ③め (、叩.、』) 『【国 (》国。トト 馳回 < 。 囚 逗劃 ○つ。◎○[) ◎【囚 垣、弓 ①ト、 □囚【 狸nA仁絶 祀一二魯習仁& 〉制・幻呈却型 。、・屋一寸ⅡⅡ』己前□の。》ⅢⅡ副声 (囚、。① (の、、ト) (の囚.」) (ぬト・ト) 、》 [- 円 L1つ 弓 ●~ 」二nu坦賦研罫e酬朕.の 蕊 (のC・の) (m[。、[) ([①.@「) (○m・囚弓) ○口 ⑪【 m【 ロト 狸、瑁 長心〉二・s毎(← 堂 C、[ (函[.、囚) ①ト[ (つつ。◎⑰) 、C[ (マト.mト) 『@『 ([moCm) 柵純にe亜 逗製⑩左得 ]嘘智和 馳回 布 く ・ 囚 革辿 37
9.VらべⅡ宕 可①》ごⅡⅢ困声 柵鞭仲e睡裂囚 仰迄得u革製如 。の。臣P囚ⅡⅡ』ご 芦③○両ⅡⅡ、声 颪、つごⅢⅡ、悪 、の.口・囚ⅡⅡ》已 (つつ。Cつ[) ③『[  ̄ 函叩 ●、 二世 紀 一s其の長桿 〉鋼幻三剖型 (、、。ト) (C囚.【) 囚 、 (@℃0m) Q・ (①》・の) ~ ■ 、の.巨守ⅡⅡ』で両面団.mⅡⅡ悶汽 函 (「囚・{、) ([西。①、) (トマ。、」) ([の。[西) ③ト C》 □『【 閂 ビミコ ー 寵 出賦研霧e酬脹慣腓二蝿 叩掲 今顯・・曾長 抑 /=、 - コ■ C 弓 、 ̄ (つの。C{ (ト、。、[) (、@.囚[) [~  ̄ 三 ●閂 ト宛 馳回 く L) 囚 逗製 (○つ・つつ[) ◎囚囚 」[【 、函[ 【ト、 二裡 布一二種の(巨碍 〉釦・判二却型 、9.V回(『Ⅱ}ご《三「雪Ⅱ望 (、国。函[) (@m・の) (の[・の) ← (」、。、) α【 ③『 百Vフ ー 蕊 (①の。①ト) (印ト・ぬト) (『○・トト) (囚、・し」) 四℃[ ○℃[ 》つ[ 句、》 叩穐 今鞠・こ撞長 堂 、【 (の『。C[) ママ (西国。C囚) 『囚 (のト・ト[) ([の。、[) 扇 柵魎仲e亜 ヱヨ叩乞桿 呈唾碧血 沖回 市 く 。 四 逗剋 38