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東京電力福島第一原子力発電所事故から2年間の航空機モニタリングの線量の推移について

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Academic year: 2021

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全文

(1)

東京電力福島第一原子力発電所事故から

2年間の航空機モニタリングの線量の推移について

平成25年6月5日 原子力規制庁 概要 環境放射線モニタリングについて空間線量率を測定する手法については、① 航空機モニタリング、②サーベイメータ、③走行サーベイ、④モニタリングポ ストがある。今回は、広範囲な領域を把握するのに適した航空機モニタリング の結果を用いて 80km 圏内や、避難指示区域ごとの空間線量率の経年変化を比較 した。 (1)80km 圏内での空間線量率の推移(事故 7 ヶ月後~1 年 8 ヶ月後) ・空間線量率は平均で約 40%減少(物理的減衰は約 21%) ・80km 圏内では 3.8μSv/h を超える線量の面積は減少(7% → 4%) (2)避難指示区域ごとの空間線量率の推移(事故 7 ヶ月後~2 年後) ・帰還困難区域では 3.8μSv/h を超える線量の面積は減少(88% → 75%) 19μSv/h を超える線量の面積は減少(27% → 6%) ・居住制限区域では 3.8μSv/h を超える線量の面積は減少(88% → 30%) ・避難指示解除準備区域ではほとんどが 3.8μSv/h 以下の線量である ・計画的避難区域ではほとんどが 3.8μSv/h 以下の線量である

資料2

(2)

東京電力福島第一原子力発電所事故から

2年間の航空機モニタリングの線量の推移について

平成25年6月5日

原子力規制庁監視情報課

(3)

2

航空機モニタリングの結果に基づく

線量の推移について

1. 80km圏内

2.

避難指示区域

内容

(4)

サーベイメータ

走行サーベイ

航空機モニタリング

放射線測定器をヘリ等の航空

機に搭載して線量を測定

・地上の状況に関係なく、広範

囲を一度に測定可能

持ち運び可能な測定機器

・測定は人の手に頼るた

め、頻度が限られる

放射線測定器を車に積み、

巡回して線量を測定

・車載のサーベイメータであるた

め、道路上を連続的に測定可能

3

調査における線量の測定手法について

モニタリングポスト

線量を連続的に測定する

・一度設置すると、容易には動

かせないが連続測定が可能

(5)

航空機モニタリングについて

4

航空機モニタリング機器とヘリコプター ○飛行軌跡の間は、軌跡下のデータを基に 計算で補間し、面としてマップ化。 ○上空で測定した地上からのガンマ線の情報と基準地点における地上の ガンマ線情報(線量率、地表面の核種分析結果)を比較し、高度による減弱 を考慮して、地上において、地表面から1mの高さの空間線量率を算出。 ○高感度の放射線検出器(NaIシンチレータ)を搭載した航空機 (ヘリコプター)で対地高度約150m~300m上空を1.85~3km間隔 で飛行しながら地上のガンマ線の情報を1秒間隔で連続して測定。 飛行計画 (例:避難指示区域の一部) 1.85~3km間隔で飛行 約300~600m 対地高度約150~300m 地上 原子力発電所 実測データ ○上空でのガンマ線の計測率 ①地上で測定したサーベイメータ測定結果(空間線量率)と上空で測定した計数率の関係 ②テストラインにおける高度補正関数の算出 地表面から1mの空間線量率算出 航空機サーベイデータ処理ソフトにより データの解析処理

(6)

事故1ヶ月後

(2011.04.29)

事故3ヶ月後

(2011.07.02)

事故7ヶ月後

(2011.11.05)

事故1年3ヶ月後

(2012.06.28)

事故1年8ヶ月後

(2012.11.16)

5

80km圏内における空間線量率マップ

(7)

6

80km圏内における事故7ヶ月後と1年8ヶ月後の航空

機モニタリングの測定結果(空間線量率)の比較

事故 1 年 8 ヶ月 後の航空機モ ニタ リ ン グ ( 2012. 11.16 ) 事故7ヶ月後の航空機モニタリング(2011.11.05)

Y=0.60x

R

2

=0.97

1年8ヶ月後/7ヶ月後

(8)

7

80km圏内における空間線量率ごとの面積割合の推移

(単位:%)

空間線量率

(µSv/h)

7ヶ月後

(2011.11.05)

1年3ヶ月後

(2012.06.28)

1年8ヶ月後

(2012.11.16)

19.0 <

1

1

0

9.5 – 19.0

2

1

1

3.8 - 9.5

4

3

3

(3.8 <)

7

5

4

1.9 - 3.8

6

4

4

1.0 - 1.9

16

9

6

0.5 – 1.0

22

21

19

0.2 - 0.5

43

42

33

(0.2 - 3.8)

87

76

61

0.1 - 0.2

6

18

32

≦ 0.1

0

1

3

(≦ 0.2)

6

19

35

(小数点以下は四捨五入)

(9)

8

80km圏内における空間線量率ごとの面積割合の推移

4

3

3

6

4

4

16

9

6

22

20

19

43

42

33

6

18

32

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

7ヶ月後

1年3ヶ月後

1年8ヶ月後

19.0 <

9.5 - 19.0

3.8 - 9.5

1.9 - 3.8

1.0 - 1.9

0.5 - 1.0

0.2 - 0.5

0.1 - 0.2

≦ 0.1

1

1

0

0

1

3

2

1

1

(10)

9

避難指示区域の概念図

(2013年5月28日現在)

帰還困難区域

約320km

2

居住制限区域

約300km

2

避難指示解除準備区域

約460km

2

計画的避難区域

約33km

2 ※1.1F近傍半径3kmについては測定して いないため、面積から除外 ※2.航空機モニタリングの際、積雪等が確 認された地点は面積から除外 出典:原子力災害対策本部「双葉町における避難指示 区域及び警戒区域の見直しについて」を改変 http://www.kantei.go.jp/saigai/pdf/20130507_futaba5.pdf 広野町 伊達市 いわき市 飯舘村 (2012/7/17~) 楢葉町 (2012/8/10~) 20km 川内村 (2012/4/1~) 田村市 (2012/4/1~) 川俣町 福島第一 原子力発電所 福島第二 原子力発電所 大熊町 (2012/12/10~) 南相馬市 (2012/4/16~) 浪江町 (2013/4/1~) 葛尾村 (2013/3/22~) 富岡町 (2013/3/25~) 双葉町 (2013/5/28~) 帰還困難区域 居住制限区域 避難指示解除準備区域 計画的避難区域 区域見直し未了の町 凡例

(11)

避難指示区域における空間線量率マップ

(2013年3月11日時点)

10

※1.測定結果は、避難指示区域の

測定の最終日の時点(2013年3

月11日)の値に減衰補正

※2.実線で囲われた白色の領域は

積雪等のあった箇所

(12)

避難指示区域における空間線量率マップ

11

※実線で囲われた白色の領域 は積雪等のあった箇所

事故2年後

(2013.03.11)

事故7ヶ月後

(2011.11.05)

事故1年3ヶ月後

(2012.06.28)

事故1年8ヶ月後

(2012.11.16)

(13)

避難指示区域別の空間線量率ごとの面積割合の推移

帰還困難

区域

居住制限

区域

7ヶ月後

(2011.11.5)

1年3ヶ月後

(2012.6.28)

1年8ヶ月後

(2012.11.16)

2年後

(2013.3.11)

27

12

16

18

6

23

6

25

6

12

1

33

0

65

0

70

12

計画的避

難区域

避難指示

解除準備

区域

93

1

99

0

100

0

100

7

(単位:%)

(避難指示区域については、2013年5月28日現在)

空間線量率

(µSv/h)

19.0 <

≦ 3.8

85

10

90

2

98

1

99

15

3.8 - 9.5

9.5 - 19.0

9.5 <

40

38

31

29

21

28

41

40

82

66

35

30

0

0

0

0

0

0

0

0

(小数点以下は四捨五入)

約320km

2

約300km

2

約460km

2

約33km

2

≦ 3.8

3.8 - 9.5

9.5 <

≦ 3.8

3.8 - 9.5

9.5 <

≦ 3.8

3.8 - 9.5

(14)

13

避難指示区域別の空間線量率ごとの面積割合の推移

27 16 6 6 40 38 31 29 21 28 41 40 12 18 23 25 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 7ヶ月後 1年3ヶ月後 1年8ヶ月後 2年後 19.0 < 9.5 - 19.0 3.8 - 9.5 ≦ 3.8

帰還困難区域

居住制限区域

6 1 0 0 82 66 35 30 12 33 65 70 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 7ヶ月後 1年3ヶ月後 1年8ヶ月後 2年後 9.5 < 3.8- 9.5 ≦3.8 7 1 0 0 93 99 100 100 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 7ヶ月後 1年3ヶ月後 1年8ヶ月後 2年後 9.5 < 3.8- 9.5 ≦3.8

避難指示解除準備区域

15 10 2 1 85 90 98 99 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 7ヶ月後 1年3ヶ月後 1年8ヶ月後 2年後 9.5 < 3.8- 9.5 ≦3.8

計画的避難区域

(15)

14

避難指示区域別の平均空間線量率の推移

空間線量率

(µ

Sv/h

事故後の経過月数(月)

帰還困難区域

居住制限区域

計画的避難区域

避難指示解除準備区域

(小数点第2位を四捨五入)

14.5

11.2

8.8

8.5

5.7

4.6

3.5

3.4

2.7

2.3

1.6

1.5

2.0

1.5

1.2

1.1

0.0

2.0

4.0

6.0

8.0

10.0

12.0

14.0

16.0

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

21

22

23

24

(16)

1. 航空機モニタリングの結果による80km圏内での空間線量率の推移(事

故7ヶ月後~事故1年8ヶ月後)

・空間線量率は平均で約40%減少(物理的減衰は約21%)

・80km圏内では3.8

μ Sv/hを超える線量の面積は減少(7% → 4%)

2. 航空機モニタリングの結果による避難指示区域ごとの空間線量率の推

移(事故7ヶ月後~事故2年後)

・帰還困難区域では3.8

μ Sv/hを超える線量の面積は減少(88% → 75%)

19

μ Sv/hを超える線量の面積は減少(27% → 6%)

・居住制限区域では3.8

μ Sv/hを超える線量の面積は減少(88% → 30%)

・避難指示解除準備区域ではほとんどが3.8

μ Sv/h以下の線量である

・計画的避難区域ではほとんどが3.8

μ Sv/h以下の線量である

15

まとめ

参照

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