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1. 脊椎感染症―当院における3年間の動向―(第17回群馬整形外科研究会<主題I>糖尿病と整形外科疾患)

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第17回群馬整形外科研究会

日 時:2010年 2月 27日 (土) 場 所:前橋ホテル 2F 「紫雲」 代表世話人:高岸 憲二(群馬大院・医・整形外科学)

主題 >

糖尿病と整形外科疾患

座長:篠崎 哲也(群馬大院・医・整形外科学) 1.脊椎感染症―当院における 3 年間の動向― 〇高澤 英嗣,中島 飛志,反町 泰紀 小林 亮一,内田 徹,浅見 和義 (前橋赤十字病院 整形外科) 【目的/方法】 人口の高齢化や糖尿病の増加などによ り, 近年 compromised hostが増加している. 当院におけ る脊椎感染症の現状を把握するべく 2007∼2009 年にか けての 3年間に, 入院 (他科入院も含む)・加療を行った 症例を対象に, 年齢,性別,基礎疾患の有無,起炎菌,治療 方針, 麻痺の発生率などについて, retrospectiveに調査し た. 【結 果】 男性が約 7割を占め, 高齢者に多かっ た. 基礎疾患としては糖尿病が最も多く, 関節リウマチ, 腎不全・維持透析患者,悪性腫瘍の罹患も散見された.起 炎菌は黄色ブドウ球菌が最も多かったが, 血液培養では 検出されない例も多数存在した. また, 結核菌も起炎菌 として認めた. 治療方針は床上安静・抗生剤投与による 保存療法 (CT ガイド下排膿・ドレーン留置を含む)が大 部 を占めたが, 手術を要した症例もあった. 胸椎レベ ルの罹患により, 下肢麻痺を呈した症例も存在した. 2.軟部腫瘍と鑑別を要した下肢軟部組織膿瘍を合併し た糖尿病の2例 〇大倉 千幸,篠崎 哲也,柳川 天志 高岸 憲二 (群馬大院・医・整形外科学) 【症例1】 45歳, 女性. 特に誘因なく左下 部痛と腫脹 が出現し, 近医で施行された MRI によって軟部腫瘍が 疑われ当院を紹介受診した. 針生検によって膿が排出さ れ下 軟部膿瘍と診断した. 同日の血液検査で血糖値が 322mg/dl,HbA1c 12.5%と未治療の糖尿病 (DM)が存在 した. 【症例2】 57歳, 女性. 突然右大 部に疼痛と腫 脹が出現し, MRI にて右大 部軟部腫瘍を疑われ当院を 紹介受診した. 針生検の病理結果は筋炎であったが, 数 日後に著名な両下肢浮腫により体動困難となり, 緊急入 院した. 入院時の血液検査で血糖値が 773mg/dl, HbA1c は 12.1%であった. 入院後再度施行した針生検で膿の排 出を認めた. 【 察】 DM 患者は免疫能の低下から 容易に軟部組織に膿瘍を形成し, しばしば軟部腫瘍との 鑑別が問題となる. 両者の鑑別には MRI が有用である とされているが, 鑑別困難なことも少なくない. 急速な 腫瘤増大等の所見を認めた際には, DM を背景とする膿 瘍形成を念頭に置く必要があると えた. 3.当院における糖尿病患者での大 骨近位部骨折の手 術待機期間について 〇三枝 徳栄,小泉 裕之,荒 毅 信太 晃祐,森本 和典 (利根中央病院 整形外科) 高齢化に伴い, 大 骨近位部骨折は増加傾向にある. 本骨折の治療の原則は早期離床・早期リハビリテーショ ンである. しかし, 高齢者においては合併症を有してい る場合もあり, 手術待機期間や入院期間が長期になるこ とも少なくない. 糖尿病は高齢者の有する合併症のひと つであり, 手術を行う際血糖コントロール不良例に対し ては術前の血糖コントロールが必要になる. 今回我々は 大 骨近位部骨折で手術をしえた症例に対して, 糖尿病 の有無での手術待機期間について統計学的検討を行った ので, 若干の文献的 察を加え報告する. 391 Kitakanto Med J 2010;60:391∼393

参照

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