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1. 2006年度の群馬県におけるハイリスク新生児医療の現状に関する検討(第25回群馬周産期研究会総会<一般演題>)

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第25回群馬周産期研究会 会

日 時:平成 21年 5月 2日 場 所:群馬大学医学部「刀城会館」 会 長:荒川 浩一(群馬大院・医・小児科学)

一般演題>

座長:篠崎 博光(群馬大医・保・母子看護学) 1.2006年度の群馬県におけるハイリスク新生児医療の 現状に関する検討 丸山 憲一,小泉 武宣,藤生 徹 浦野 博央,中島 一恵,塩谷 亜矢 (群馬県立小児医療センター 新生児科) 都道府県単位で新生児医療施設の必要病床数を検討す るためには, 実際に新生児医療施設に入院した患者数を 把握することが必要である. 今回, われわれは群馬県内 の新生児医療機関に対してハイリスク新生児の入院状況 に関する調査を行ったので報告する. 群馬県内の新生児医療を担っている 合周産期母子医 療センター 1病院, 地域周産期母子医療センター 5病院, 協力医療機関 6病院, 特定指定病院 2病院を対象に, 2006年度に入院した極低出生体重児の患者および出生 体重 1500g 以上の人工呼吸管理施行患者に関する調査を 行った. 年間患者数は極低出生体重児 134名, 出生体重 1500g 以上の人工呼吸管理施行患者 160人. 極低出生体重児と 出生体重 1500g 以上の人工呼吸管理施行患者の月別の合 計は 5月が 14人と少なく, 7月が 34人と多かったが, そ の他の月は 21∼27人で推移していた. 極低出生体重児 の内訳は出生体重 1000g 未満 59 人, 1000g 以上 75人. 極 低出生体重児の内, 気管挿管し人工換気が 69 人, nasal CPAPのみが 23人, 出生体重 1500g 以上の人工呼吸管 理患者では, 気管挿管し人工換気が 80人, nasal CPAP のみが 80人であった. 極低出生体重児の入院依頼元は 127人で院内もしくは新生児医療施設のある病院であっ た. 死亡退院は極低出生体重児では 134人中 6人で, 超 低出生体重児では 59 人中 4人であった. 群馬県では極低出生体重児の予後は良好であり, ハイ リスク児であることが予想される場合の母体搬送等, 周 産期医療体制が機能していると思われた. 群馬県内の新 生児医療施設の極低出生体重児の入院数は, 人口動態統 計上の出生数よりも多い可能性があり, ハイリスク新生 児の入院数には時期的変動がみられた. 今後, これらの ことを 慮して必要病床数の算定および周産期医療体制 の整備を進める必要がある. 2.新生児センター増床前後の入院状況の変化 針谷 晃,津久井瑞江,堀越 隆伸 中島久仁子,西田 豊,釜 桂子 鳴海 僚彦,桑島 信,竹内 東光 (桐生厚生 合病院 小児科) 桐生厚生 合病院新生児センターは, 1998年より, 新 生児集中治療室 (以下 NICU) が 6床, 回復期治療室 (以 下 GCU) が 11床で稼動していた. 群馬県内において病 的新生児の病床数が不足しているため, 群馬県の補助の 元, 2007年 2月より増床のための改修工事を行なった. 2007年 4月より,NICU 9 床,GCU 12床に増床して稼動 した. 増床前の 5年間と増床後の 2年間での, 入院状況 の変化を報告する. 増床前 5年間で年間平 166人の入院患者数が, 増床 後 2年間では年間平 213人にまで増加した (28%増 加). 出生体重 999g 以下の入院患者数は平 で 46%増加 しており, 出生体重 1000g から 1499g の入院患者数は平 で 41%増加した. 従来, 太田地区での病的新生児が入 院していた 合太田病院 新生児救命センターが 2006 年 4月より病床数が減少した. 入院患者の入院時の現住 所の 布では, この時期より太田地区からの入院患者が 増加した. 人工呼吸管理などの治療を必要とすることが 多い極低出生体重児について, 患者の現住所の 布では, 桐生地区, 太田地区, 館林地区のいわゆる東毛地域だけ でなく, 県内, 県外の広範囲から極低出生体重児が入院 している. 増床後も特に変化はなかった. 増床後, 入院患者数が 3割弱増加しており, 増床の効 果はあったと えられる. 特に極低出生体重児の増加が 目立つことは, 東毛地区の新生児医療の中核施設として の機能を果たしていると えられる. 2006年度からの 合太田病院 新生児救命センターの病床数の減少によ り, 太田地区の病的新生児の入院数が増加した. 増床し 383 Kitakanto Med J 2010;60:383∼385

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