小中学生の目標とポジティブな未来展望に関する研究
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(2) 2.目標に対する興味や実現可能性の性差に. る数」における島群/低群を独立変数,セル. ついて. フ・エスティーム得点を従属変数としたt検. 興味や実現可能性の検討において,学年差. 定を行った。その結果,男子は小5と小6に. よりも性差の方がより顕著にみられた。「職業. おいて,「やりたい数」が多いとセルフ・エス. 興味尺度」を構成する6領域を従属変数とし,. ティーム得点が高かったが,女予は全学年に. 性別を独立変数とした1要因分散分析を行っ. おいて有意差が認められなかった。また,『で. た結果,児童期から青年目1」期にかけては,男. きる数」については,男子は小6と中2,女. 女とも性的ステレオタイプが強く,比較的イ. 子は小4・小5・中2においてセルフ・エス. メージしやすい職業に興味を持っていた。そ. ティームと関連していた。女子は「できる」. して,女子は児童期から比較的現実的な職業. かどうかを判断する際,今の自分というもの. 興味を持っているが,男子は青年前期におい. が大きく関わっているが,児童期の男子はい. ても,理想的な目標に興味を持っていた。し. ずれ自分は「できるだろう」という予測や期. かし,男子は実現可能性がより現実的なもの. 待から判断していると考えられる。. へと発達してくるため,理想と現実との差が. 5.学年および性別ごとの「やりたい&でき る数」がセルフ・エスティームに与える影響. 広がってくることが示唆された。. 3.学年および性別ごとの興味や実現可能性. 学年および性別ごとの「やりたい&できる. が『明るい展望」に与える影響. 数」における島群/低群を独立変数,セルフ・. 学年および性別ごとの「やりたい数」「でき. エスティームを従属変数としたt検定を行っ. る数」における島群/低群を独立変数,「明る. た。その結果,青年前期になると,男女とも,. い展望」を従属変数としたt検定を行った。. 実現可能だと思う職業内容にたくさん興味を. その結果,男子は興味のある目標や実現可能. 持つと,セルフ・エスティームを高めた。つ. だと思う職業内容をたくさん持っていると,. まり,時間的展望が発達し,より現実自己を. 将来に希望を抱いていることが示唆された。. 考慮するようになると,目標と実現可能性の. 一方,女子は小4においては男子と同様の結. ズレが狭まってくることが重要であることが. 果だが,小5では「できる数」,中2では「や. 示唆された。そして,男女とも,興味のある. りたい数」のみが「明るい展望」得点を高め. 目標をたくさん持つことは希望を高め,それ. た。女子は未来への「あこがれ」や夢の対象. を実現可能だと思うようになるとセルフ・エ. としての目標から,過去の出来事との比較に. スティームに関連することが示唆された。. よって現在の目標を価値づける段階を経て,. 過去と未来の両方との比較から現実自己を吟. 主任指導教員 浅川 潔司. 味し目標を捉える段階へと発達させるためで. 指導教員」秋光 恵子. はないかと考えられる。. 4.学年および性別ごとの興味や実現可能性 がセルフ・エスティームに与える影響 学年および性別ごとの「やりたい数」「でき. 一103一.
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