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通常学級で特別な支援が必要な児童への支援の導入と引き継ぎに関する研究~「個別の引き継ぎ書」の開発とそれを活用した新しい支援モデルの提案~

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Academic year: 2021

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(1)通常手練で特別な支優が必宴な児竈への支振の箏入と引き盤ぎに寓する研究   ∼『個別の引き継ぎ■」の開発とそれを活用した新しい支援モチルの提案∼                                 特別支援教育学専攻                          特別支援教育コーディネーターコース.                                   M07128H                                    山 本 公 司. 纂1章 間目と日的. 援を始める気づきや手がかりになるかどうか検. 1.口別的な支握への対刷二麗する問題. 証することを目標とする。.  個別の指導計画の作成率は年々増加してきて.  なお、その検証を通して「学級担任等が学級. いる。しかし有効に活用されているかは、明ら. 内で配慮して支援するケースの児童」(河. かではない(干川,2007)。個別の指導計画作成. 村,2008)の部分の検討を行い、第5章において. について河村(2008)は「一定の判断基準が必要」. 新しい支援モデルを提案する。. と述べている。徳永(1997)は、特別な支援の導. 第2章 研究の方法. 入決定についてrかなりの困難が伴う」と述べ. 1.1τシートの聞売と研究スケジュール. ている。個別的で教育的な特別な支援を実施す.  I Tシートの開発・作成期、引き継ぎ期、活. るかどうかの判断の基準は曖昧である。日本に. 用期①、活用期②と大きく4つの時期に分けて. は、イギリスのCodeofPracticeのような一定. 実践した。. の判断基準を示した規定はない。その判断は学. 2.対象校(Z幼竈口は200X−1年度の備報). 級担任等の気づきや見立てにより様々である。. ・X県Y市立Z小学校(児童数’51・学級数5).  個別の指導計画を作成する程度ではない(徳. ・X県Y市立Z幼稚園(園児数16・学級数2). 永,1997)、あるいは何らかの理由で作成されて. ・S県丁市立U小学校(児童数564・学級数21). いない児童に、個別的な教育的な対応が必要か. 3.対象死量とその担任(200X−1/200X年勘. どうか判断し支援を導入していくための資料の. ・児童A子(小5担任D/小6担任G). 検討が必要であると考えた。. ・児童B子(年長担任E/小1担任D). 2.次年慶への引き撮ぎに要する間目. ・児童C男(小5担任F/小6担任H).  意識調査の結果、引き継ぎ内容やその方法、. 第3章美麗の業果. 時間の確保などの課題があった。情報をきちん. 1.開装・作成期. と引き継ぐことができる資料の作成や引き継ぎ.  I Tシートは、筆者がコーディネーターや担. 方法の検討が必要であると考えた。. 任と相談して作成した。関係者からはr負担な. 3.『O別の号1きI0ぎ1□=」(1丁シート)の8I,さ産. く書ける量と項目でよかった」といラ評価であ. 4.本諌配の目的. った。しかしr学習面という項目では記入が難.  I Tシートの開発と活用により「通常学級の. しい」「どこまで書こうか迷ったjという評価も. 担任等が学級内で配慮して支援するケースの児. あった。記入内容の精選や、作成・活用がしや. 童」(河村,2008)の情報を確実に伝え、また支. すい様式を開発する必要があった。. 一260一.

(2) 2.引き握ぎ期. ス全体の支援への気づきにもつながった担任.  I Tシートを使った引き継ぎ会実施後の評価. H」という事例であ一る。. は、I Tシートを使った引き継ぎの有効性や、. 第4章 者 寮. 記録として残るI Tシートの必要性に則向きな.  ITシートは引き継ぎ会を開く機会を作り、. 回答であった。対象児童の引き継ぎ時間は、20. 転勤後の担任にも重要な参考資料になる。しか. 分∼30分であった。しかしI Tシートを作成し. し誰もが作成しやすい様式の開発や、個別の指. ていない児童の情報についての協議も行われた。. 導計画を作成するr前段階」としての活用の工. そのため『かなり時間がかかった」といった意. 夫が必要である。また学校の体制に応じた引き. 見もあった。今後、各学校において引き継ぎ会. 継ぎ会の工夫なども必要である。. の時間設定や会の進め方の工夫が必要である。.  I Tシートは新年度へ向けて個別の支援を始. 3.活用期①. める気づきや手立ての準備に有効に活用される。.  活用期①ではI Tシートにより引き継がれた. しかし活用にあたっては記録の取り方を習得し. 情報が、担任の支援に有効に活用されているか. たり、段階的に支援方法の検討を行ったりする. どうか明らかにした。担任が記入した児童の支. ことも必要である。. 援記録表には、I Tシートの内容を参考に支援.  I Tシートの活用は担任自身の支援や児童の. したと考えられる事実がいくつかあった。また. 見立て、また担任のI Tシートの捉え方や記録. 担任の評価は「支援にとても役立った」「I T. の取り方の変容に大きく関わったと考える。. シートに書かれたいた通りの実態で、対応しや. 第5章 新=しい支援モチルの撮実. すかった」であった。しかし「あまり先入観を.  個別の指導計画を作成する程度ではない(徳. もちすぎないようにしたい」という担任の思い. 永,1997)、あるいは何らかの理由で作成されて. や、担任の児童に対する実態の捉え方の違いに. いない児童の支援の導入を図るため、筆者は新. ついても十分考慮したうえでの有効性の判断が. しい支援モデルを提案する。担任は普通に行う. 必要である。また記録の取り方の説明や記録表. 支援だけでは不十分な児童の存在に気づけば、. の様式の工夫に、課題が残る結果でもあった。. すぐに校内のコーディネーターと連携してI T. 4.清月期②. シートを活用した支援の導入を開始する。I T.  活用期②では筆者の提案を通して、I Tシー. シートが個別の指導計画を作成する「前段階」. トの活用が担任の支援方法や個の支援に対する. としての有効な支援ツールとして機能するので. 気づきにつながるかについて事例を通して検証. はないだろうか。. した。「ことばの教室の先生との連携を通して、. 算6章 今書の課題. 児童Aの実態や特性に応じた支援への気づきだ.  今後は、I Tシートを使った次年度への引き. けではなく一学校での共通理解のもとで行われる. 継ぎや、個別の指導計画の「前段階」としての. 支援にも発展した担任G」「児童Bの登下校の課. 支援の導入、引き継ぎを考慮した新しい支援モ. 題を通して、問題が悪化する前の対応の必要性. デルの検討が必要であると考える。. に気づいた担任D」「I Tシートなどの情報を通.           主任指導教員 柘植雅義. して、児童Cに有効であると考えた支援がクラ.           指導教員   柘植雅義. 一261一.

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