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編集後記

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Academic year: 2021

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 「ゴミ焼却灰の有効利用技術」と「循環型社会構築に向けての廃プラスチックの油化リサイクル技術開 発の課題」と題した解説記事を寄稿頂いた。化学の観点から環境浄化へ向けての取り組みが始まっており, 心強い次第である。  近頃よく考える。自問自答を繰り返しても答えは見つからない。家電リサイクル法が施行され,違法行 為が紙面をにぎわす。また,米国が「京都議定書」を批准しないと言った報道も連日のように聞かれ,地 球規模での環境保全が我々の非常に身近な問題として実感できるまでになってきた。これまでに破壊され た環境に対しては,科学技術の進歩無くしては,破壊の進行を止め,環境修復をすることはできないと常々 思っている。しかし,一方で,ソフトの急速な開発に伴うハードの変更や家電・自動車などのモデルチェ ンジが消費を煽る。加えて,最近では衣料品の価格破壊や「○○放題」と言う言葉で仕掛けてくる飲食産 業なども消費を煽っている。確かにエコカーに代表されるように環境にダイレクトに効果がある場合も少 なくない。しかし,自分の回りを考えると,寿命を待たずして使わなくなった電化製品や衣類が結構ある。 環境負担が低減される効果と廃棄され環境負荷となる分との差し引きは一体どうなっているのか。頭では 良くないと認識していながら,知らず知らずの内に使い捨て時代に移行してはいないだろうか。環境負荷 の低いものを根気よく末永く使うことに努めたい。ただ,次々により環境負荷の低い製品が世の中に出て くる。見極めが難しい。環境問題に常日頃関心を寄せ,少なくとも「地球に優しい………」と言う言葉を キャッチフレーズとしてのみ使用している商品や商売を見抜く眼力を養う必要がある。

木 村 邦 生

一 61

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