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「だれもが快適なデザイン」

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Academic year: 2021

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第3学年1組 美術科学習指導案

1 単元名 「だれもが快適なデザイン」 2 指導観 (1) 題材から 私たちの身の回りの施設や物の多くは「健常者」の生活に対して目が向けられていた。 近年では,障がい者や高齢者などの不便な生活に配慮したデザインが多く行われるようになった。バリア フリーやユニバーサルデザインも一般的な言葉として知られるようになったが,まだ実際の社会での認識が 弱い面もある。それらの意味や必要性について,しっかり理解されていない場合が多いからである。 本題材では,これらの二つのデザインについての本質を学ぶとともに,実際に使えるものを考えたり構想 したりすることにねらいがある。誰もが快適な暮らしができるユニークなデザインを考えさせる。 (2) 生徒の実態から 本学級の生徒は男子17名,女子14名の計31名である。全体的に見れば活発な学級であるが,おとな しい生徒も多い。人の意見(発表)を聞けない生徒も多いので,注意しながら班活動の充実を図り,学習規 律を徹底させたい。 (3) 指導方法から ・バリアフリーやユニバーサルデザインはどういうものなのかを知る。 ただ単に,もの探しやもの作りに終わるのではなく,「すべての人にとって生活しやすい環境づくり」という 理念に学ぶ視点を大切にしたい。 美術の教科書,美術資料,福岡市人権読本『ぬくもり』を使い学習する。 ・アメリカのロン・メイスが提唱した「特別に手を加えることなく,子どもも高齢者も障がいのある人も,すべて の人にとってすごしやすい環境と使いやすい製品のデザイン」がユニバーサルデザインであることを知る。 3 単元の目標 デザインの本来の目的は,人や社会に奉仕する精神によって人々に役立つ提案や生産を行うことである。 そういう意味で「だれもが快適なデザイン」の単元名でユニバーサルデザインを考えることは意義がある。 生活用品(文房具)の使い心地を体験・実感することで,用途や機能を考えたデザインの重要性を感じ取り, 【人間関係づくりの視点】 クイズを出題して,なぜそう思ったのかを班の意見として発表・交流させる。 【人間関係づくりの視点】 班で話し合いをして,相手の立場になって発表内容を考えることで,お互い の意見を聞く力を身につけさせたい。 【人間関係づくりの視点】 すべての人にとって生活しやすいユニバーサルデザインの作品を考えさせ たい。

(2)

だれもが気持ちよく使えるような生活用品(文房具)をデザインすることができる。 4 単元の評価規準 ア 美術への関心・意欲・態度 ①人々の生活や社会状況に興味を持ち,バリアフリーやユニバーサルデザイ ンの意味を感じ取ろうとすることができるとともに,さまざまな人々の立場から も考えようとすることができる。 イ 発想や構想の能力 ①日常生活や身近な環境から課題を発見し,だれもが快適と思われるデザイ ンを発想・構想することができる。 ウ 創造的な技能 ①使う人の気持ちや立場を考慮して,材料や加工方法などを工夫しながら制 作できる。見た人に伝わりやすいアイデアスケッチを描く。 ②立体作品をつくる。 エ 鑑賞の能力 ①人の立場によって使いやすさが異なることに気付き,それが相手の立場に よって考え,作られているかを知ることができる。 5 単元指導計画 ※だれもが快適なデザイン(9時間)のうち4時間 学習項目 学習内容 配時 評価規準 バリアフリー・ ユニバーサルデザイン について学習する。 バリアフリー・ユニバーサルデザインの意義を学び,ユニバ ーサルデザインの文房具を体験する。 1時間 関意① 発想構想① 創技① 鑑賞① ユニバーサルデザイン を考える。 ・アイデアスケッチをする。(対象となる人・場所などを各自で限定 させる。) ・構想図を色鉛筆で描かせる。 ・言葉や図を入れて,構想図(造形メモ)として仕上げるように 指導する。 3時間 6 本時 平成21年11月13日(金) 第5校時 (1) 本時のねらい ユニバーサルデザインとは単なるものづくりではなく,人間らしい,暮らしやすい生活を支えるものである ことを実感させる。 (2) 準備物 a 指導者 教科書,美術資料,人権読本『ぬくもり』からのプリント,軍手,マグネット対応ボード ユニバーサルデザイン ワークシート,ユニバーサルデザインセット b 生徒 教科書,美術資料 【人間関係づくりの視点】 イ(ア) 集団や社会での役割や責任を果たす力【所属意識】 クイズを出題して,なぜそう思ったのかを班の意見として発表・交流させる。

(3)

7 本時の展開 学習活動と内容 指導と援助 評価の観点 形態 配時 1 導入 使う人の立場を考え,だれもが快適に 使えるデザインを考える学習をするこ とを知る。(教科書 p.22・23) 始めに指 導者個 人の 薬を 提 示。 (薬の袋がユニバーサルデザイン になっている。)矢印の向きで破れ やすくなっている。 一斉 5分 2 展開 ・教科書 p.22・23「だれもが快適なデザ イン」の説明を聞く。 ・『ぬくもり』のクイズについて班で考える。 (1) なぜ,そう思ったのかなど,班での 意見の交流を行う。 (2) 全体で,班からの意見を発表・交 流する。 ・ユニバーサルデザインの説明を聞く。 ・KOKUYO のユニバーサルデザイン文 房具の説明を聞く。 ・体験セットの内容を確認する。 ・軍手を片手に着装して黒板につけた マグネットの取り比べをする。 終わった生徒から各自ワークシートに 感想を書く。 ・ユニバーサルデザインの7原則の説 明を聞く。 福岡市人権読本『ぬくもり』p.86~ p.91 の内容プリントを班に配布す る。 シャンプーの会社は,ユニバーサルデ ザインが広がるように実用新案の権利 を放棄していることを伝える。 班の代表にボード,マグネット,ワ ークシートを取りに来るように指示 する。 ユニバーサルデザインのマグネット と普通のマグネットと何がちがうの かな? 「使ってみてどうでしたか?」 「軍手をはめる前と後では,何かち がいましたか?」 7原則をもっと短い言葉で伝える。 (7原則の紙をはる。) 「だれもが」「使いやすく」「すぐに」 「安全に」の4つのキーワードを伝え る。 ア-① 一斉 班 一斉 班 個人 一斉 40 分 3 終末 ・ワークシートの感想記入欄まで書き進 める。 ・次時の予告を聞く。 ・ワークシートの記入が終わってい ない生徒は最後まで記入するよう に指示する。 ・次時は今日の授業をうけて,みん なの身近なもので,工夫したらもっ と簡単に,すぐに,安全に利用でき るものを考えよう。 個人 5分 【めあて】だれもが快適に使えるデザインを知ろう。 【人間関係づくりの視点】・班で話し合いをして,相手の立場になって発表内容を考えることで,お互いの意 見(考え)を知り,聞く力を身につけさせたい。

(4)

【ユニバーサルデザイン ワークシート】 11月13日(金)

氏名( )

1 「普通の強力マグネット」と「ユニバーサルデザインのマグネット」を使い比べて。

<ボードに付けたり外したりしての感想>

2 軍手を二重につけて,

もう一度「普通の強力マグネット」と「ユニバーサルデザインのマグネット」を使い比べて。

<ボードに付けたり外したりしての感想>

3 ユニバーサルデザインの7原則(ロン・メイスが定める)

★ ユニバーサルデザインの7原則を,もっとわかりやすいキーワードで表現すると

4 今日の学び(感想や,これからしたいことなどを自由に。)

5 友だちの意見を聞くことができましたか。

できなかった あまりできなかった だいたいできた できた

① 公平な利用

⑤ 間違いに対する寛大さ

② 利用における柔軟性

⑥ 身体的負担は少なく

③ 単純で直感的な利用

⑦ 接近や利用に際する大きさと広さ

④ わかりやすい情報

だれもが

①②と関連

すぐに

③④と関連

使いやすい

⑥⑦と関連

安全に

⑤と関連

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