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日本文学研究会 / 平成二十五年度大学院言語教育・コミュニケーション専攻博士論文題目 / 平成二十五年度大学院言語教育・コミュニケーション専攻修士論文題目 / 平成二十五年度日本語日本文学科卒業論文題目

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Academic year: 2021

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日本文学研究会

平成二十五年二月

日本語の特徴

 言語表現からの考察  教授 徳永 美暁 日本語での表現には「話者」の視座や心的態度などが、好むと好まざるとにか かわらず、明示または暗示されるということ、また、話者が関わる事柄を表す表 現形式には繊細な配慮が要求されるという日本語の特徴について、次の 3 例の表 現形式を考察した。 「ナル的表現」 (自分の結婚についての報告に、 「この度、 結婚 することになりました」 ) と「スル的表現」 (「結婚することにしました」 ) 、 「話者表 現」 (話者が直接関わる授受表現) 、 「日本語動詞の生得的意味」 が、 話者か他者 かによって統語的制約がある (「林さんが本をくれた」 (話者かウチの者が受益者) 、 「林さんに本をあげた」 (話者が授与者) 、「スミスさんが英語を教えた」 (英語を習ったのは 話者ではない) ) 。 ど の表現を選択するかによって、 話 者の心的 (情意) 態度が現 れるということを検証した。



城遺址出土北朝佛座銘文小攷

 佛教傳來をめぐる傳承と奉佛者に關して  教授 田熊 信之 中國河南省北部に東流する 河の北南 岸周邊には、三國時代以來の都城   城に關わるさまざまな遺址が殘存している。本發表は、こうした遺址から出土し て民間に流失した北朝期の遺品と觀察される一佛座を取り上げ、その側面に刻入 された造像銘を讀み解き、北朝後期の東魏、北齊代における中國への佛教傳來の 傳承と、奉佛者である皇籍出自の齊安長公主于氏の実態を追及したものである。 白 玉 造の本 佛 座は、 下 部の正 面に立 膝 姿 の神 像の浮 彫 の一 部が見ら れ、 そ の 右 部 側面 に 精 妙 な 楷書 の 刻 字 を 留 め て い る が 、 佛 座自體 は 、 そ の 上 方 に 柱 状 の 侍佛基部 を彫出していることから、元來は左右に脇侍を從えた太子思惟像を像っていたも のかと推測される。現在半ば以上が缺失しているものの、行十字詰めの初行から 第七行までがほぼ完好に遺存している佛座右側面の刻字は、當時通行の駢體の字 句に、佛降誕及び漢明帝の夢から起こされたとされる像 法 (佛像と佛法、佛教) の將來、東傳、また洛西に創立された白馬寺の傳承が簡潔に表現されている。新 出のこの造像銘は、 逓 傳の 古 籍である 『 洛 陽伽藍記』序文 と 契合 するとこ ろ があ り、當時の一 級 の 緇素 の佛教東傳に 係 る思 辯 を 具 體的に明かすものと 看做 される。 本發表では、現在 確認可能 な佛教東傳に關する 資料 を 縦覧 できるよう 提 示し、 次いでこの白玉佛座、佛像を造立したと見られる奉佛者について、銘 文 の「魏齊 安長公主于氏」を 手掛 りに、北魏七代の 宣武 帝 順 皇 后 于氏に 係 る于氏に降 嫁 した 皇 女 、すなわ ち 皇帝の 姉妹乃至 皇太子の 姉妹 を 祖 とする于氏 某 と推考して、于氏 一 族 のう ち の 栗 鍔 一 系 の 門 流の 世系 表を 復 元、この佛座自體がもつ 美術史 上の 價 値 と 共 に、造像銘 文 が留める 佚 失した 歴 史 現 實 を 析 出した。

平成二十五年度

大学院

言語教育



コミュニケーション専攻

(日本語教育)

博士論文題目

○ 授受動詞「もらう」の 補助 動詞的 用 法の 認 知言 語 学 的考察 話者「 私 」の受益の 事態 把握 における 認 知過程 関 根和 枝

平成二十五年度

大学院

日本文学専攻

修士論文題目

○芥 川龍之介研究 島﨑 歩 美

平成二十五年度

大学院

言語教育



コミュニケーション専攻

(日本語教育)

修士論文題目

○ イン ター ナ ショ ナルス クー ルに通う 児童 の語 彙力 と 親 の 言 語教 育観 韓国 語 母 語話者を 対象 に 金ボ ラ ○ 日本語 母 語話者の 談 話の視 点決定 に関する 研究 視座選択における「 共 感 」の 観 点 から 田 中 優 美 子 ○ 日本語の 終 助 詞「 ね 」と「よ」の習得の 研究 韓国 人 上 級 日本語 学 習者を 対象 に 朴 美 貞 ― 71―

(2)

平成二十五年度

日本語日本文学科

卒業論文題目

○『とはずがたり』の研究 政本 真希 ○落窪物語の研究 阿部 絢子 ○「源氏物語絵巻」論阿部麻紀子 ○清少納言の研究 天野 梨恵 ○『徒然草』から見る兼好の人間観 新井 知花 ○伊勢物語の研究 新垣 岬 ○ルイス キャロルの少女像 『鏡の国のアリス』を中心に  石井 素 ○『堤中納言物語』 「はいずみ」を中心に  稲毛 吏歩 ○会話スタイルの男女差 鵜澤 千暖 ○母語から影響をうける中国人学習者の誤用について 王 聡 ○芥川龍之介論 児童文学を中心として  加藤 亜希 ○更級日記から見る源氏物語の魅力 加藤 栞 ○更級日記の研究 上島眞由梨 ○斎藤隆介 創作民話に見る子供たち 河原崎悠里 ○安部公房『砂の女』論木内 美旺 ○『吉備大臣入唐絵巻』の研究 岸本 美咲 ○『河童』にみる晩年の芥川龍之介 栗原 茜 ○『曾我物語』論古山絵梨華 ○談話におけるアクセント イントネーションの比較 後藤 まき ○枕草子の研究 桜川千奈未 ○源氏物語論 六条御息所について  竺露 ○源氏物語論柴田 香織 ○漫画における言葉づかい 鄒 怡 ○蜻蛉日記について 鈴木 綾香 ○ディスコースマーカーについて 「なんか」を中心に  鈴木 萌花 ○医療関係者と一般人におけるオノマトペ運用の差異 瀬端 智美 ○平家物語の研究 髙嶋 友美 ○CMにおけるオノマトペ 高橋 朋美 ○対話における聞き手の役割 髙橋 奈央 ○会話における繰り返し表現について 瀧本 香純 ○男 性 作家と女 性 作家が 使 用 す るオノマトペ 田 代 朋子 ○「天草 版 平家物語」の 句読法 田嶋 唯 ○ 遠 藤 周 作「 海 と 毒薬 」論田中 美希 ○ 竹取 物語論田 村瑠 美 ○御 伽 草子『木 幡狐 』についての研究 手 塚 み さ き ○源氏物語における 婚姻慣 習友 光成 美 ○ 若 者の 敬 語の誤用について 中島 美香 ○ 若 い女 性 の 敬 語の誤用に対 す る 意識調査 中野 遥 ○野 坂昭如 「 戦争 童話 集 」における 愛  花井 彩也 子 ○芥川龍之介「 歯車 」 作 品 にみら れ る女 性 の影  羽 田奈 津 美 ○「 覚 一本平家物語」の 助動詞 の用 法 「 ず」と「 べ し」の 使 い 分 け  藤井 理穂 ○『木 幡狐 』についての研究 藤田 彩 ○ 夏目漱 石「 門 」論 松 本 郁 香 ○日本人の 非 言語コ ミュニケ ーション 水 野智 美 ○ 選ば れ る女 性 と 拒否 さ れ る女 性 について 三 橋里 衣 子 ○ 森 外 「 ド イ ツ三 部作」における 恋 愛 宮下 瑞 希 ○ 戯曲 「 父帰 る」における家 族 愛 について 村 山恵里子 ○ 三 島由紀 夫 の美学 『 面 の 告白 』を中心に  望月志保 子 ○ 太宰治 における 故郷 表 出諸 藤麻 衣 子 ○源氏物語絵巻 考 山内 彩 音 ○ 三 島由紀 夫 『 金 閣寺 』論 作中人物を中心に  山 﨑 志 津 佳 ○源氏物語論 柏 木の 造型  吉田 裕 美 ○日本語の新語 渡邉 絵里 菜 ○ 横 光 利 一における 病妻も の 三 部作論 渡邊早 紀子 ― 72―

(3)

○森 外の女性像 「電車の窓」を中心に  會田真里奈 ○音楽の教科書にみる歌詞の変遷 秋 庭 加 奈 ○親子のコミュニケーションについて 秋山 優子 ○「大丈夫」について 阿部 純子 ○源氏物語論 女君の生き方と幸せのかたち  天野 由菜 ○ポップカルチャーと韓国人日本語学習者 李 貞 賢 ○源氏物語論 光源氏と薫  池泰 加 ○女三の宮論 石井 奏 ○太宰治『斜陽』論 伊藤 千尋 ○ 少年探偵団シリーズ 論 乱歩の児童観  藺牟田 咲 ○森 外の殉死観 「興津弥五右衛門の遺書」を中心に  井本 麻衣 ○太宰治『人間失格』論 牛久保美咲 ○落窪物語論 大塚 彩乃 ○御伽草子の研究 大野 菜摘 ○あまんきみこの世界 「車のいろは空のいろ」を中心に  小野寺裕乃 ○谷崎潤一郎『春琴抄』論 片野由美恵 ○芥川龍之介 「河童」を中心に世界観を探る  金井恵里奈 ○ 口一葉「たけくらべ」 美登利の心情を中心に  蟹谷麻優香 ○『浮世風呂』の上方語 金子 奈芳 ○茨城県方言について 菊池美紗子 ○女性言葉に関する研究 木村 綾乃 ○ほめ言葉の日英語対照 木村 詩喜 ○中国の怪異小説 工藤 麻子 ○『十二類合戦絵巻』の研究 小島みの里 ○源氏物語論 小林 由依 ○芥川龍之介とキリスト教 小松 千鶴 ○狂言「因幡堂」の研究 齋藤 由佳 ○商品パッケージについて 新保 萌 ○「 彼岸過 」論 関 み どり ○ 安房直 子の童 話 から 見 る 色 彩田 上 絵 理 ○日本語学習者の フィラ ー田 邉愛 ○芥川龍之介の 芸術至 上 主義 『地獄 変』を中心に  曺仁 珠 ○ 非 言語コミュニケーション 塚 原 久美子 ○韓国人日本語学習者の「 不満表明 」について 円 井美 貴 ○芥川龍之介の 作 品に 見 ら れ る「 母 性観」 冨岡 朋 恵 ○『太 平記 』の研究 中村 弥生 ○御伽草子『鶴の草子』についての研究 長 井 彬 恵 ○ 西 鶴 が持 つ商 売 人像の研究 西脇 美里 ○太宰治『人間失格』論 林 敬 子 ○「女の一生 一部 キ ク の 場 合」に お ける 魅力 引 田佳奈子 ○森 外の女性像 『舞姫 』を中心に  堀 田英 礼 奈 ○御伽草子の研究 本田 遥 香 ○森 外研究 明 治 四 十年 代 小説にみる 主 張 と 藤  松 岡 明 里 ○狂言「 菓争 ( 木 実 争 )」の研究 松 﨑 愛 美 ○源氏物語 考 末 摘 花 について  松 原 友 里 ○ 梶 井 基次 郎「 K の 昇 天」論 三 浦茜 ○秋田方言について 由利本 荘 方言を中心に  三 浦未 来 ○『御伽草子』に お ける異類 婚 の研究 湊 奈津 希 ○ 芸 能 人のキャッチコ ピ ー宮 﨑 優 ○ 遠 藤 文 学に お ける 子 も  村 瀨 絢 香 ○ 鈴 木 朖 「 雅 語 譯解 」の日本語 八高穂 奈美 ○光源氏 が 愛 し た女性 吉 田 茉 優子 ○ 口一葉の 文 語 表 現相 原 彩 見 ○ 談 話 に お ける 話 題選択 と 展開 方 法 について 青栁さ とみ ○ 役割 語と し ての 江戸 語 浅 岡 由衣 ○ 敬 語を 用 いたコミュニケーション 池本 有 里 ○ 萬 葉 仮名 の 表 意 性 石川千恵 実 ○光源氏と 頭 中 将 石 亀 千尋 ― 73―

(4)

○安房直子とメルヘン 石田有樹子 ○江戸川乱歩の 人形愛  「人でなしの恋」を中心として  伊藤 佳那 ○上代文学における神婚説話 異類婚姻譚について  稲泉 茉莉 ○『古今和歌集』の助動詞 稲葉 愛 ○北杜夫研究 「幽霊」について  井上 裕代 ○『南総里見八犬伝』の熟字訓 内山 夏希 ○「夢十夜」論 舞台装置の意味 海老澤 梢 ○山梨県峡南地域の方言 大木 茜 ○日本国憲法の日本語 大杉佳菜子 ○詩の表現について 西脇順三郎を中心に  太田 萌子 ○『曽根崎心中』研究 大塚 真穂 ○江國香織作品における水 小川 夏実 ○牡丹灯籠の研究 奥山 加奈 ○白居易の諷諭詩について 金子友希乃 ○狂言「朝比奈」の研究 川島 彩奈 ○川端康成論 美意識と女性  河原由加里 ○芥川龍之介の児童文学 権ウンジン ○室町期の動詞音便形 「天草本平家物語」の場合  小針希実子 ○倭建命伝承における「言向け」 「言挙げ」 「水」の伝承を中心に  近藤なつみ ○遠藤周作「死海のほとり」論 篠原 夏紀 ○オノマトペについて 感情表現を中心に  清水 歌歩 ○森 外『花子』論 彫刻家ロダンの芸術観をめぐって  清水 麻衣 ○漱石作品における 清  進藤 伴奈 ○帯文の研究 菅原 優衣 ○『古事記』における出会いの表現 鈴木 玲 ○雨 月 物語の女性 関紗 也 加 ○「水 仙 月 の 四 日」における 魅 力 関 玲那 ○「 断 り」における日中表現比 較髙 澤由 希 ○「み た い だ 」と「 ようだ 」の 違 いについて 夏樹 静 子『 M の 悲劇 』を 用 いて  竹 木奈 津 美 ○ 若者 の「 ラ抜きこ と ば 」意識 竹下 由 唯 ○安房直子作品 自然 論  玉 井 晶 子 ○ 韓 国人日本語学 習者 の外 来 語 習得 田 明 穂 ○古事記における太 陽 神天 照 大 御 神 像 形成について 原 彩 華 ○ 村 上 春 樹『ノルウ ェ イ の森』 喪失 と 再生  日 暮 陽 子 ○ 柏 葉 幸 子作品における 場  「 の む こう の ふ し ぎ な町」を中心に  藤 盛早 貴 ○ 明 治 期の女性語 漱石の作品 から  二畑 志帆 ○ 薬 事法に よ る 広告 の表現 規制 について 﨑 莉 緒 ○近 世 文学における 気 について 松岡 佳奈 ○異類婚姻譚の 問題点 松 方 汐 美 ○ 盛 唐 詩人 王維 三 ツ屋亜 衣子 ○ 聖徳 太子 像 の 考察 村 椙 美鈴 ○『と は ずが た り』の研究 森田 亜 矢 子 ○西 条 八十 『鸚鵡 と 時計 』  横 山 あ い ○ 御 伽 草子にみる 退 治 物 『酒呑 童子』を中心として  渡 邉桃 子 ○ J ロ ック の外 来 語 、 外国語の 特 性について 渡 邊 夢菜 ― 74―

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