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介助歯磨きにおける音波歯ブラシの使用感について 第1報 顎模型上での充電式音波歯ブラシの比較

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介助歯磨きにおける音波歯ブラシの使用感について

 第1報 顎模型上での充電式音波歯ブラシの比較

著者

小澤 晶子, 宮尾 奈々, 縄岡 葉子, 天野 理江, 石

川 奈保美

雑誌名

鶴見大学紀要. 第3部, 保育・歯科衛生編

52

ページ

1-6

発行年

2015-03

URL

http://doi.org/10.24791/00000238

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介助歯磨きにおける音波歯ブラシの使用感について

第 1 報 顎模型上での充電式音波歯ブラシの比較

Usability of sonic tooth brush in assisted tooth brushing 

− Part 1 Comparison of charge-type sonic tooth brush on models of the jaw −

小澤晶子

、宮尾奈々 *、縄岡葉子 *、天野理江 *、石川奈保美 *

Akiko OZAWA, Nana MIYAO, Youko NAWAOKA, Rie AMANO, Nahomi ISHIKAWA

緒言  電動歯ブラシは1930年代に、短時間でブラッシングを行 い、容易にプラーク除去することを目的として開発された。 1990年代には、音波歯ブラシが開発され、現在多機種の音 波歯ブラシが市販されている。音波歯ブラシは自力歯磨き や介助歯磨きに使用されているが、今後の社会状況を考え ると、介助が必要な方が増え、介助歯磨きに音波歯ブラシ を使用することが多くなると考えられる。介助歯磨きに電 動歯ブラシを使用することで、介助を容易にできる、歯面 清掃効果が期待できる等の報告1~5)がされている。歯科医 師、歯科衛生士は介助歯磨きに電動歯ブラシを使用する介 助者に対して、使用方法、使用上の注意点等を指導する立 場にある。著者らは、電動歯ブラシのプラーク除去率につ いて報告した6−9)。音波歯ブラシの選択には、プラーク除去 率とともに使い易さも重要な因子であると考えられる。そ こで今回は、音波歯ブラシの中から4機種を選び、使用感 について質問票を用い調査した。 対象ならびに方法 1.対象者  対象者は、介助歯磨きに音波歯ブラシを使用した経験の ない歯科衛生科の学生127人(19.1±1.9歳)とした。 2.使用した音波歯ブラシ  使用した音波歯ブラシは、ソニケアエリートⓇ(三井物産 社製、以下 SE)ソニケアフレックスケアⓇ(三井物産社製、 以下 SF)、プリニアスリムⓇ(GC 社製、以下 PS)、メディ クリーンⓇ(オムロン社製、以下 MC)とした(図1)。 3.方法  対象者は、音波歯ブラシの使用方法の説明を受けた後、 ファントムJ(ニッシン社)の顎模型(D18FE-500H、ニ ッシン社)上でブラッシングを2分間行った。座位にて介助 磨きを実施することを想定し、ファントムの高さ、角度を 決め、対象者は、9時の位置にて介助磨きを行った。質問 *〒230−8501 横浜市鶴見区鶴見2−1−3 鶴見大学短期大学部歯科衛生科

Department of Dental Hygiene, Tsurumi University of Junior College, 2−1−3 Tsurumi, Tsurumi-Ku, Yokohama 230− 8501, Japan. 票の項目は、デザイン、グリップ、全体の大きさ、歯ブラ シの形、ヘッドの大きさ、歯ブラシの動き、歯ブラシの重さ、 音、振動、磨きやすさの10項目とした。各項目については、 とても良い、良い、普通、あまり良くない、良くないの5段 階で評価した。統計学的検定として、音波歯ブラシ4機種 間の比較を Kruskal-Wallis 検定、および Steel-Dwass 法を 用いて行った。各音波歯ブラシの評価は、とても良い(5点)、 良い(4点)、普通(3点)、あまり良くない(2点)、良くな い(1点)の点数を付け、127人の平均点を項目の点数とし た。なお本研究は調査対象者に研究目的と方法について説 明し、対象者の同意を得て実施した。 図 1 使用した音波歯ブラシ SE     SF    PS    MC

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鶴見大学紀要 第52号 第3部 結果 1.項目別の結果(図2) 1)デザイン  SE はとても良い4人(3.1%)、良い16人(12.6%)、普通 55人(43.3%)、あまり良くない39人(30.7%)、良くない13 人(10.2%)であった。SF はとても良い6人(4.7%)、良 い37人(29.1%)、普通56人(44.1%)、あまり良くない25 人(19.7%)、良くない3人(2.4%)であった。PS はとても 良い10人(7.9%)、良い53人(41.7%)、普通56人(44.1%)、 あまり良くない7人(5.5%)、良くない1人(0.8%)であった。 MC はとても良い79人(62.2%)、良い38人(29.9%)、普通 9人(7.1%)、あまり良くない1人(0.8%)、良くない0人(0.0%) であった。デザインは4機種間で有意な差を認めた(p<0.01)。 SE と SF,SE と PS,SE と MC,SF と PS,SF と MC,PS と MC との間で有意な差を認めた(p<0.01)。 2)グリップ  SE はとても良い2人(1.6%)、良い13人(10.2%)、普通 37人(29.1%)、あまり良くない53人(41.7%)、良くない22 人(17.3%)であった。SF はとても良い3人(2.4%)、良い 47人(37.0%)、普通59人(46.5%)、あまり良くない15人 (11.8%)、良くない3人(2.4%)であった。PS はとても良 い8人(6.3%)、良い60人(47.2%)、普通49人(38.6%)、あ まり良くない10人(7.9%)、良くない0人(0.0%)であった。 MC はとても良い67人(52.8%)、良い47人(37.0%)、普通 12人(9.4%)、あまり良くない1人(0.8%)、良くない0人(0.0%) であった。グリップは4機種間で有意な差を認めた(p<0.01)。 SE と SF,SE と PS,SE と MC,SF と MC,PS と MC との間 で有意な差を認めた(p<0.01)。 SF と PS との間で有意な 差を認めた(p<0.05)。 3)全体の大きさ  SE はとても良い2人(1.6%)、良い5人(3.9%)、普通37 人(29.1%)、あまり良くない57人(44.9%)、良くない26 人(20.5%)であった。SF はとても良い1人(0.8%)、良い 27人(21.3%)、普通66人(52.0%)、あまり良くない28人 (22.0%)、良くない5人(3.9%)であった。PS はとても良 い13人(10.2%)、良い48人(37.8%)、普通57人(44.9%)、 あまり良くない9人(7.1%)、良くない0人(0.0%)であった。 MC はとても良い63人(49.6%)、良い54人(42.5%)、普通 9人(7.1%)、あまり良くない1人(0.8%)、良くない0人(0.0%) であった。全体の大きさは4機種間で有意な差を認めた (p<0.01)。SE と SF,SE と PS,SE と MC,SF と PS,SF と

MC,PS と MC との間で有意な差を認めた(p<0.01)。 4)歯ブラシの形  SE はとても良い3人(2.4%)、良い22人(17.3%)、普通 33人(26.0%)、あまり良くない50人(39.4%)、良くない19 人(15.0%)であった。SF はとても良い5人(3.9%)、良い 26人(20.5%)、普通26人(20.5%)、あまり良くない55人 (39.4%)、良くない15人(11.8%)であった。PS はとても 良い13人(10.2%)、良い45人(35.4%)、普通55人(43.3%)、 あまり良くない14人(11.0%)、良くない0人(0.0%)であった。 MC はとても良い26人(20.5%)、良い53人(41.7%)、普通 41人(32.3%)、あまり良くない5人(3.9%)、良くない2人 (1.6%)であった。歯ブラシの形は4機種間で有意な差を認 め た(p<0.01)。SE と PS,SE と MC,SF と PS,SF と MC, との間で有意な差を認めた(p<0.01)。 PS と MC との間で 有意な差を認めた(p<0.05)。 5)ヘッドの大きさ  SE はとても良い3人(2.4%)、良い11人(8.7%)、普通40 人(31.5%)、あまり良くない59人(46.5%)、良くない14人 (11.0%)であった。SF はとても良い4人(3.1%)、良い11 人(8.7%)、普通40人(31.5%)、あまり良くない54人(42.5%)、 良くない18人(14.1%)であった。PS はとても良い15人 (11.8%)、良い63人(49.6%)、普通42人(33.1%)、あまり 良くない7人(5.5%)、良くない0人(0.0%)であった。MC はとても良い37人(29.1%)、良い57人(44.9%)、普通31人 (24.4%)、あまり良くない1人(0.8%)、良くない1人(0.8%) であった。ヘッドの大きさは4機種間で有意な差を認めた (p<0.01)。SE と PS,SE と MC,SF と PS,SF と MC,PS と MC との間で有意な差を認めた(p<0.01)。 6)歯ブラシの動き  SE はとても良い9人(7.1%)、良い41人(32.3%)、普通 50人(39.4%)、あまり良くない22人(17.3%)、良くない5 人(13.9%)であった。SF はとても良い10人(7.9%)、良 い46人(36.2%)、普通48人(37.8%)、あまり良くない20人 (15.7%)、良くない3人(2.4%)であった。PS はとても良 い15人(11.8%)、良い52人(40.9%)、普通50人(39.4%)、 あまり良くない9人(7.1%)、良くない1人(0.8%)であった。 MC はとても良い37人(29.1%)、良い55人(43.3%)、普通 28人(22.0%)、あまり良くない6人(4.7%)、良くない1人 (0.8%)であった。歯ブラシの動きは4機種間で有意な差を 認めた(p<0.01)。 SE と MC,SF と MC,PS と MC との間 で有意な差を認めた(p<0.01)。SE と PS との間で有意な 差を認めた(p<0.05)。 7)歯ブラシの重さ  SE はとても良い6人(4.7%)、良い18人(14.2%)、普通 50人(39.4%)、あまり良くない46人(36.2%)、良くない7 人(5.5%)であった。SF はとても良い5人(3.9%)、良い 35人(27.6%)、普通58人(45.7%)、あまり良くない24人 (18.9%)、良くない5人(3.9%)であった。PS はとても良 い13人(10.2%)、良い51人(40.2%)、普通47人(37.0%)、 あまり良くない16人(12.6%)、良くない0人(0.0%)であ った。MC はとても良い73人(57.5%)、良い41人(32.3%)、 普通13人(10.2%)、あまり良くない0人(0.0%)、良くない 0人(0.0%)であった。歯ブラシの重さは4機種間で有意な 差 を 認 め た(p<0.01)。SE と SF,SE と PS,SE と MC,SF と PS,SF と MC,PS と MC と の 間 で 有 意 な 差 を 認 め た

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†† †† †† †† †† †† †† †† †† †† †† †† †† †† †† †† †† †† †† †† †† †† †† †† †† †† †††† †† †† †† †† †† †† †† †† †† †† †† †† †† †††† †† †† †† †† †† 図2 項目別の結果 * p<0.01 † p<0.05 †† p<0.01 Kruskal-Wallis検定       Steel-Dwass法

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鶴見大学紀要 第52号 第3部 (p<0.01)。 8)音  SE はとても良い3人(2.4%)、良い15人(11.8%)、普通 35人(27.6%)、あまり良くない48人(38.8%)、良くない26 人(20.5%)であった。SF はとても良い3人(2.4%)、良い 29人(22.8%)、普通46人(36.2%)、あまり良くない39人 (30.7%)、良くない10人(7.9%)であった。PS はとても良 い9人(7.1%)、良い24人(18.9%)、普通51人(40.2%)、あ まり良くない37人(29.1%)、良くない6人(4.7%)であっ た。MC はとても良い31人(24.4%)、良い41人(32.3%)、 普通39人(30.7%)、あまり良くない14人(11.0%)、良くな い2人(1.6%)であった。音は4機種間で有意な差を認めた (p<0.01)。SE と SF,SE と PS,SE と MC,SF と MC,PS と

MC との間で有意な差を認めた(p<0.01)。 9)振動  SE はとても良い12人(9.4%)、良い25人(19.7%)、普 通50人(39.4%)、あまり良くない31人(24.4%)、良くない 9人(7.1%)であった。SF はとても良い9人(7.1%)、良 い41人(32.8%)、普通50人(39.4%)、あまり良くない21 人(16.5%)、良くない6人(4.7%)であった。PS はとても 良い11人(8.7%)、良い51人(40.2%)、普通47人(37.0%)、 あまり良くない17人(13.4%)、良くない1人(0.8%)であ った。MC はとても良い34人(26.8%)、良い50人(39.4%)、 普通35人(27.6%)、あまり良くない7人(5.5%)、良くない 1人(0.8%)であった。振動は4機種間で有意な差を認めた (p<0.01)。SE と PS,SE と MC,SF と MC,PS と MC と の 間で有意な差を認めた(p<0.01)。 10)磨きやすさ  SE はとても良い4人(3.2%)、良い29人(22.8%)、普通 54人(42.5%)、あまり良くない31人(24.4%)、良くない9 人(7.1%)であった。SF はとても良い28人(22.0%)、良 い40人(31.5%)、普通30人(23.6%)、あまり良くない24人 (18.9%)、良くない5人(3.8%)であった。PS はとても良 い16人(12.6%)、良い45人(35.4%)、普通38人(29.9%)、 あまり良くない20人(15.7%)、良くない8人(6.3%)であ った。MC はとても良い35人(27.6%)、良い50人(39.4%)、 普通26人(20.5%)、あまり良くない16人(12.6%)、良くな い0人(0.0%)であった。磨きやすさは4機種間で有意な差 を認めた(p<0.01)。SE と SF,SE と PS,SE と MC,PS と MC との間で有意な差を認めた(p<0.01)。 2.音波歯ブラシ別の結果(図3) 1)SE の使用感について  デザインは2.7点、グリップは2.4点、全体の大きさは2.2点、 歯ブラシの形は2.5点、ヘッドの大きさは2.4点、歯ブラシの 図3 音波歯ブラシ別の結果

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動きは3.2点、歯ブラシの重さは2.8点、音は2.4点、振動は 3.0点、磨きやすさは2.9点 , 全項目の平均は2.7点であった。 2)SF の使用感について  デザインは3.1点、グリップは3.3点、全体の大きさは2.9点、 歯ブラシの形は2.6点、ヘッドの大きさは2.4点、歯ブラシの 動きは3.3点、歯ブラシの重さは3.1点、音は2.8点、振動は 3.2点、磨きやすさは3.5点、全項目の平均は3.0点であった。 3)PS の使用感について  デザインは3.5点、グリップは3.5点、全体の大きさは3.5点、 歯ブラシの形は3.4点、ヘッドの大きさは3.7点、歯ブラシの 動きは3.6点、歯ブラシの重さは3.5点、音は2.9点、振動は 3.4点、磨きやすさは3.3点、全項目の平均は3.5点であった。 4)MC の使用感について  デザインは4.5点、グリップは4.4点、全体の大きさは4.4点、 歯ブラシの形は3.8点、ヘッドの大きさは4.0点、歯ブラシの 動きは4.0点、歯ブラシの重さは4.5点、音は3.7点、振動は 3.9点、磨きやすさは3.8点、全項目の平均は4.1点であった。 考察  音波歯ブラシの選択には、プラークの除去率とともに使 い易さも重要な因子であると考えられ、音波歯ブラシの中 から4機種を選び、使用感について質問票を用い調査した。 デザイン、グリップ、全体の大きさ、歯ブラシの形、ヘッ ドの大きさ、歯ブラシの動き、歯ブラシの重さ、音、振動、 磨きやすさが使用感に関わると考え、10項目を質問項目と した。  項目別の結果から、全ての項目において4機種間で有意 差が認められた。このことから、音波歯ブラシの機種間で 使用感に差があるため、介助歯磨きにはどのような音波歯 ブラシが使用しやすいのかを明らかにする必要がある。  デザインは、とても良いが最も多かったのは MC で、他 機種との間に有意差が認められた。MC は4機種の中で最も 長さが短く、グリップ部分の径が小さいため、介助歯磨き に使用し易いデザインであると評価されたと考えられる。 グリップは、とても良いが最も多かったのは MC で、他機 種との間に有意差が認められた。MC は4機種の中で最もグ リップ部分の径が小さいため、使用し易いと評価されたと 考えられる。 全体の大きさは、とても良いが最も多かったのは MC で他 機種との間に有意差が認められた。MC は4機種の中で最も 長さが短く、径が小さいため、使用し易いと評価されたと 考えられる。  歯ブラシの形、 ヘッドの大きさは、とても良いが最も 多かったのは MC で他機種との間に有意差が認められた。 MC は4機種の中で最も歯ブラシ部分のサイズが小さく、刷 毛部を側面から見た形態が直線平切り型のため、使用し易 いと評価されたと考えられる。  歯ブラシの動きは、とても良いが最も多かったのは MC で他機種との間に有意差が認められた。電動歯ブラシの動 きには、前後運動、回転運動、上下運動など様々な動きが あるが、今回は各機種ともノーマルの設定で実施し、音波 振動による動きのみとしたが、 MC は振動数が他機種より 少なく、歯に毛先を当てた使用感が良かったと考えられる。 歯ブラシの重さは、とても良いが最も多かったのは MC で 他機種との間に有意差が認められた。MC は4機種の中で最 も軽いため、使用し易いと評価されたと考えられる。  音は、とても良いが最も多かったのは MC で他機種との 間に有意差が認められた。MC は4機種の中で最も音が小さ かったため、使用し易いと評価されたと考えられる。  振動は、とても良いが最も多かったのは MC で他機種と の間に有意差が認められた。MC の振動は約25500回/分で、 他の3機種は約31000回/分であり、振動数の違いにより使 用感に違いが見られたと考えられる。   磨きやすさは、とても良いが最も多かったのは MC で他 機種との間に有意差が認められた。上記の9項目の結果か ら MC が磨きやすいと評価されたと考えられる。  以上のことから、全体の大きさが小さめである、グリッ プの径が太くなく握りやすい、重さが軽い、音が小さい、 振動が強すぎない音波歯ブラシが、介助歯磨きにおいて使 用しやすいことが示唆された。  音波歯ブラシ別の結果から、MC は全ての項目が3.0点以 上であり、使い易く、使用感に問題がないと考えられる。 PS は9項目が3.0点以上であり、使い易いと考えられるが、 音の点が低く、使用を薦める際には注意が必要である。SE は3.0点未満が8項目であり、デザイン、グリップ、全体の 大きさ、歯ブラシの形、ヘッドの大きさ、歯ブラシの重さ、音、 磨きやすさについて注意が必要である。SF は3.0点未満が4 項目であり、全体の大きさ、歯ブラシの形、ヘッドの大きさ、 音ついて注意が必要である。各種音波歯ブラシの使用感に おける問題点を把握して、対象者に合った音波歯ブラシを 選択していく必要があることが示唆された。 結論  介助歯磨きに音波歯ブラシを使用した経験のない歯科衛 生科の学生を対象に , 音波歯ブラシの使用感について、質 問票を用いて評価比較した。  質問票の項目別の結果から、全体の大きさが小さめであ る、グリップの径が太くなく握りやすい、重さが軽い、音 が小さい、振動が強すぎない音波歯ブラシが、介助歯磨き において使用しやすいことが示唆された。音波歯ブラシ別 の結果から、SE は、3.0点以上が歯ブラシの動き、振動の 2項目のみであった。SF は、3.0点以上が6項目であった。 PS は、3.0点以上が9項目であった。MC は、全ての項目が 3.0点以上であった。各種音波歯ブラシの使用感における問 題点を把握して、対象者に合った音波歯ブラシを選択して いく必要があることが示唆された。

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鶴見大学紀要 第52号 第3部 参考文献 1)小川美智子,谷沢明代,他:重度肢体不自由児における電 動歯ブラシの有用性.障歯誌,10:64−70, 1998. 2)久保田知子,関根由美子,他:障害者に応用した電動およ び手用歯ブラシの口腔清掃効果の比較−第1報ブラッシン グに介助を要する障害者について−.障歯誌,13:18−23, 1992. 3)小笠原 正,花村美保,他:介助歯磨きにおける歯磨き圧 に関する研究−歯ブラシの毛の硬さと清掃効率との関係−. 障歯誌,19:274−280, 1998. 4)石山直欣,山口雅庸,他:要介護高齢者の口腔ケアに関す る研究−第1報 介助者用給水吸引電動ブラシの開発とその 効果−.老年歯学,13(3):189−194,1999. 5)岩久正明,福島正義,他:要介護高齢者の口腔ケアに関す る研究−第2報 介助者用給水吸引電動ブラシによる口腔ケ ア効果の細菌学的検討と安全性について−.老年歯学,13 (3):195−199, 1999. 6)小澤晶子,渡辺孝章,他:介助歯磨きにおける電動歯ブラ シの応用−毛先の運動が異なる電動歯ブラシのプラーク除 去効果−.障歯誌,24:7−13, 2003. 7)小澤晶子,渡辺孝章,他:介助歯磨きにおける電動歯ブラ シの応用−体位の違いによる電動歯ブラシのプラーク除去 効果−.障歯誌,25:31−37, 2004. 8)小澤晶子,渡辺孝章,他:介助歯磨きにおける電動歯ブラ シの応用−未経験者のプラーク除去率−.障歯誌,26:29− 35, 2005. 9)吉川京,小澤晶子,他:介助歯磨きにおける電動歯ブラシ の応用−未経験者と熟練者の比較−.保健つるみ,30:15− 19, 2007.

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