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IRUCAA@TDC : Hemifacial microsomia における3次元座標を用いた頭蓋形態評価

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

Hemifacial microsomia における3次元座標を用いた頭

蓋形態評価

Author(s)

有泉, 大; 坂本, 輝雄; 石井, 武展; 末石, 研二

Journal

歯科学報, 112(4): 557-557

URL

http://hdl.handle.net/10130/2907

Right

(2)

目的:Hemifacial microsomia(以下 HFM)は主に 第一第二鰓弓由来の骨組織および軟部組織の低形成 による顔面の左右非対称を主徴候とする先天性疾患 である。HFM に関する報告は下顎骨の左右差に関 する報告が多く,変形の範囲およびパターンも多岐 に渡ると報告されているが頭蓋底の形態に関する報 告は少ない。分析にあたり眼窩周囲の変形,外耳道 の消失により眼耳平面を求めることもしばしば困難 であり基準平面が正確に定まらずに一般的なセファ ロレントゲン写真による2次元的な分析では正確な 評価が行えない場合が多い。 非対称の評価には正中矢状面の決定が不可欠であ るが,HFM においては非患側が患側に引き摺られ る様に偏位する為,本来正中にある骨組織も偏位し 従来の方法による正中矢状面の決定が困難である。 それ故に,歪みの程度,左右差の評価が曖昧になる 傾向がある。 そこで,変形による影響を避ける為に下垂体窩を 原点として作成した座標系にて骨上の任意の点を3 次元座標にて評価することにより2次元分析では把 握することが難しい HFM 患者の頭蓋の歪みを把握 することが本研究の目的である。 方法:慶應義塾大学医学部形成外科を受診し,HFM と診断された患者10名および顔面部打撲で受診し検 査後に骨折を認めなかった患者10名の既存 CT デー タ を 用 い,3次 元 解 析 ソ フ ト(Image ware Ver.13.2)にて3次元構築した後,下垂体窩を中心 とした座標系を各症例毎に作成し,任意の計測点の 3次元座標を得た。得られた座標データを対照群お よび本疾患内での比較を行った。座標系は冠状方向 を X 軸,矢 状 方 向 を Y 軸,軸 位 方 向 を Z 軸 と し た。 成績および考察:HFM の切歯孔および前鼻棘の X 座標の値は大きく,正中からずれていた。大口蓋孔 の左右差は X,Z 方向での差が大きく Y 方向では 小さい傾向にあった。頬骨前頭縫合の HFM におけ る偏位は Y,Z 方向で大きく現れ重症度が高いほど 値も大きくなる。舌下神経管の開口部においては健 常者,HFM ともに大きな左右差が認められなかっ た。 顔面非対称症例に対して,下垂体窩を中心とした 座標系を用いる評価法は従来の3次元距離計測によ る方法よりもより細かな情報が得られ,歪みの方向 を認識する上で有効であると考えられる。 目的:歯根吸収は,矯正治療に際して起こる偶発症 で,その原因と対応を究明することは重要である。 治療中に歯根吸収が生じた時には,矯正力を除荷し て,歯根の修復を図る必要があると言われている。 しかし,歯根吸収後の適正な矯正力に対する影響を 検討した報告は少ない。本研究は矯正力負荷後に歯 根吸収を生じたラット実験モデルにおいて,適正な 矯正力を負荷することによって歯の移動並びに歯根 吸収の修復に与える影響を3D レーザー顕微鏡にて 三次元的に定量解析し,比較検討を行ったので報告 する。 方法:15匹の7週齢雄のウィスター・ラットを使用 した。麻酔下にてクローズドコイルスプリングを ラットの前臼歯間に装着し,50gf の力にて1週間 牽引を行った。その後の処理により,3群に分け た。A 群(n=5)は牽引直後に試料とし,B 群(n =5)は装置を除去しレジンにてスペースの維持を 行い,2週間後に試料とした。C 群(n=5)は引 き続き10gf の力にて2週間牽引し,試料とした。 歯の移動量は装置装着時,7日後,28日後の各時点 でノギスにて5回計測しそれを平均した。摘出した ラット臼歯歯根を,10%ホルマリンに1日浸漬し, その後,軟組織を10%次亜塩素酸ナトリウムにて除 去した。そして,3D レーザー顕微鏡にて遠心舌側 圧迫側の面積,体積を測定した。 成績:歯の移動距離は,7日後で 平 均0.2mm,C 群 の28日 後 で は 平 均0.6mm 移 動 し た。3D レ ー ザー顕微鏡の結果では,A 群は面積10.2×105μm2 , 体 積5.3×106μm3 で あ っ た。B 群 は 面 積9.2×105 μm2 ,体積4.2×106μm3 であった。また C 群は面積 20.3×105μm2 ,体積13.5×106μm3 であった。 C 群では面積,体積で A 群と比較し有意に増加 した。また C 群と B 群の比較においても面積,体 積で有意に増加した。 考察:歯根吸収が生じた歯は,より弱い矯正力で あっても歯根吸収が進行した。以上より吸収窩の修 復のためには歯の移動の一時的な中断を行う必要が あり,吸収後の歯の移動は歯根吸収のリスクが高い ことが示唆された。

№41:Hemifacial microsomia における3次元座標を用いた頭蓋形態評価

有泉 大,坂本輝雄,石井武展,末石研二(東歯大・矯正)

№42:歯根吸収後の修復に関する歯科矯正学的研究

−3D レーザー顕微鏡による三次元的定量解析−

永田順也1),野嶋邦彦1),西井 康1),末石研二1),見明康雄2),山 貴希2)(東歯大・矯正)1) (東歯大・超微)2) 歯科学報 Vol.112,No.4(2012) 557 ― 101 ―

参照

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