不 登校児 の親 グループにおける参加者 の
グループ体験と参加頻度の関連
問 題 と 目 的 質 問 紙 調 査 研 究 の 現 状 不 登 校 児 の 家 族 を 援 助 す る 方 法 に 、「 親 を 対 象 と し た サ ポ ー ト ・ グ ル ー プ 」( 以 下 、 親 グ ル ープ と 表 記 す る) が あ る。 筆 者 は こ れ ま で、 そ の よ う な 親 グ ル ー プ を 対 象 と し た事 例 研究 や参加者 に対し て心理 テ スト やイ ンタビ ュー 調 査 を 用 い た 研 究 を 行 って い る ( 中地、2006, 2007, 2011b) 。 た だ し 、 こ れ ら は 一 事 例 の み の 研 究 で あ っ た り 、 イ ンタ ビ ュ ー 調 査 な ど も 4ヵ 所 の 親 グ ル ー プ の19 名 の母 親 と い う 隕 ら れ た 人 数 を 対 象 に し た も の で あ っ た。 そ こ で 、 次 の 段 階 の 研 究 と し て は、 こ の よ う な 実 践 的、 質 的 研 究 を 踏 ま え た う え で 、 あ る 程 度 以 上 の 親 グ ル ー プ や そ の 参 加 者 を 対 象 に し た 客 観 的 、 量 的 な 研 究 が 必 要 で あ る と 考 え ら れた 。 そ の 量 的 研 究 の 第 一 歩 と し て 、 筆 者 は 、 全 国 の 親 グ ル ー プ お よ び、 そ の 参 加 者 を 対 象 と し た 質 問 紙 調 査 を 実 施 し、 参 加 者 の グ ル ープ 体 験 に 関 す る 研 究 と し て、 主 に次 の 二 つ の観 点 か ら ま と め て 発 表 し た。 そ の う ち の 一 つ は、 親 グル ー プ 参 加 者 が グ ル ー プ の 匚フ ァ シ リ デ ー タ ー」( 以 下 、Faci と 表 記 す る) の 行 動 を ど の よ う に 認 知 し て い る の か 、 と い う “Faci 行 動 認 知 ” に 関 す る 研 究 で あ る ( 中 地 、2012a) 。 こ の 研 究 で は 、中 地 展 生
Faci の定 義 を 、 高 松(2004) に従 い 、「 グ ル ー プ 内 に お い て、 中 心 的 に 司 会 や 進 行 を し てい る スタ ッフ 」 と し た 。 そ し て 、 申(1986) の エ ン カ ウ ン タ ー ・ グ ル ー プ に お け る 先 行 研 究 を もと に、 筆 者 の親 グ ル ー プ 実 践 な ど か ら 抽 出 し た項 目を 加え て 、 親 グル ープ 用 に 修 正 し 、 調 査 を 実 施 し た 。 参 加 者 か ら の 回 答 を 因 子 分 析 法 に よ っ て 分 析 し 、 親 グ ル ー プ 参 加 者 の “Faci 行 動 認 知 ” と し て、 匚気 づ き の 促 進 」 冂固々 の 尊 重 」 匚率 直 さ 」 匚相 互 作 用 の促 進 」 冂青報 提 供 」 の 5 因 子 を 明 ら か に す る こ と が で き た 。 もう 一 つ は、 参 加 者 が 親 グル ー プ か ら得 ら れ る “援 助 効 果 ” の 種類 と そ の 内 容 を 特 定 す る た め の 研 究 で あ る ( 中 地、2011a) 。 従 来 、 実 践 的 研 究 に お い て 、 親 グ ル ー プ に お け る 匚援 助 効 果 要 因 」 を 探 る 研 究 が な さ れ て い る 。 例 え ば 、 小 野 (2000 ) は 、 長 年 の 親 グル ープ 実 践 の 経 験 を ま と め て、 ① 孤 立 的不 幸 感 か ら の 解 放 、 ② 自 由 で 安 全 な 雰 囲 気 、 ③ 受 容 、 ④ 共 感 と 理 解 、 ⑤ カ タ ル シ ス 、 ⑥ 将来 の 展 望 一 希 望、 ⑦ 対 人 関 係 の学 習 、 ⑧ 他 の メ ンバ ーを 通 し て の 自 己 理 解 、 ⑨ 他 の メ ン バ ー の 洞 察 な ど か ら の学 習 、 ⑩ 理 解 の 変 化 へ の 刺 激 、 ⑩ 行 動 の 変 化 へ の 刺 激 、 ⑩ 価 値 観 転 換 の 見 本 、 ⑩ 情 報 ・ ガ イ ダ ン ス、 の13 の 要 因 が 親 グル ープ で 働 く とし て い る 。 し か し 、 こ れ ら の 要 因 が実 際 に 親 グ ル ー プ に お い て 働 く と し て、 具 体 れば 、Faci が こ の よ う な ド ロ ッ プ ア ウ ト を 未 的 に 参 加 者 に ど の よ う な 変 化 や 効 果 か お る の 然 に 防 ぐ こ と につ な が る と 考 え ら れる 。 か とい う、 参 加 者 が 親 グ ル ー プ か ら 得 ら れる 本 研 究 の目 的 “援 助 効 果 ” に 関 す る 研 究 は あ ま り な さ れて 本 研 究 で は 、 新 た な 分 析 基 準 を 設 け て、 中 な い。 例 え ば、受 容な どの 援 助効 果 要 因 に よっ 地(2011a,2012a) で 用 い た デ ー タ の 再 分 析 て 、 参 加 者 に ど の よ う な “援 助 効 果 ” か お る を 行 い 、 参 加 頻 度 が 高 い 参 加 者 群 と そ う で な の だ ろ う か 。 い 群 と で は 、“Faci 行 動 認 知 ” や “援 助 効 果 ” こ の よ う な 点 に 注 目 し て 、 中 地(2011a) と の 関 係 に ど の よ う な 違 い が 見 ら れ る の か を で は、 親 グ ル ー プ 実 践 な ど か ら 抽 出 し た 項 目 検 証 し、 親 グ ル ー プ に お い てFaci が 行 う フ ァ を も と に し た 質 問 紙 調 査 を 行 い 、 参 加 者 か ら シリ テ ー シ ョ ン の 手 が かり と す る こ とを 目 的 の 回 答を 因 子 分析 法 に よ っ て分 析 し、 親 ク ル ー と す る。 プ 参 加 者 へ の “援 助 効 果 ” と し て 、 匚子 ど も と の関 わ り 方 の変 化 」 匚情 報 提 供」 匚社 会 に 対 方 法 す る態 度 の 変 化 」「 孤 立 的 不 幸 感 か ら の解 放 」 調 査 対 象 者 「 愛 他 性 」「 安 全 な 居 場 所 体 験 」 の 6 因 子 を 特 小 野(2000 ) が 作 成 し た 親 グ ル ープ の リ ス 定 し た。 卜 や 、 不 登 校 情 報 セ ン タ ー の 刊 行 物(2005) 。 以 上 、 こ の 二 つ の 観 点 か ら 行 っ た 研 究 で は、 筆 者 の知 り 合 い の 親 グ ル ー プ の 主 催 者 か ら の 各 々 の 研 究 目 的 は あ る 程 度達 成 さ れ た と い え 情 報 な ど を 参 考 に、 調 査 対 象 と す る グ ル ー プ る が 、 そ れ ぞ れ に 共 通 の 課 題 が 残 さ れ て い た。 を 選 定 し た。 な お、 対 象 と す る 親 グ ル ー プ は そ れ は 、「 参 加 者 の “Faci 行 動 認 知 ” ど 援 月 に 1 回以 上 開 催 さ れ て い る こ と を 条 件 と し 助 効 果 ” と の関 連 が ど の よ う に な っ て い る の た 。 各 グ ル ープ の 主 催 者 に 対 し て 、 筆 者 が 直 か ?」 に つ い て の 分 析 お よ び 考 察 がな さ れて 接 あ る い は 電 話 で 今 回 の調 査 の 目 的 な ど の 説 い な い と い う 点 で あ り 、 今 回 の 研 究 で は こ の 明 を 行 い、 了 承を 得 た 主 催 者 宛 に 見 本 の 質 問 視 点 か ら の 分 析 を 試 みた 。 紙 を 一 式 送 付 し た。 そ れを 検 討 し て い た だ い さ ら に、 今 回 の 研 究 に 付 け 加 え る べ き 視 点 た う え で 、 調 査 協力 の 可 否 を 返 信 用 の ハ ガ キ と し て 、「 参 加 者 の “Faci 行 動 認 知 ” ど 援 に て 知 ら せ て も ら っ た 。 な お、 可 の場 合 は 協 助 効 果 ” と の関 係 が 、 親 グ ル ー プ へ の 参 加 頻 力 し て い た だ け る 参 加 者 の人 数 も記 入 し て も 度 に よ っ て 異 な る の か ?」 と い う 視 点 が 挙 げ ら っ た。 結 果 と し て43 グ ル ー プ ( 主 催 者 数43 ら れ る。 中 地 (2007 ) の 事 例 で も見 ら れ て い 名 、 参 加 者 数462 名 ) か ら 調 査 協 力 の 承 諾 を る が、 参 加 者 の な か に は 、 参 加 が 安 定 せ ず に 得 た 。 結 果 と し て ド ロ ッ プ アウ ト に い た っ て し ま う 質 問 紙 の構 成 と い う こ と がし ば し ば 起 こ り 得 る 。 参 加 頻 度 (1 )“Faci 行 動 認 知 ” 項 目 の 作 成 が 高 い 参 加 者 の グ ル ープ 体 験 と そ う で な い 参 申(1986) のエ ン カ ウ ン タ ー ・ グ ル ー プ 用 加 者 の グ ル ープ 体 験 の違 いを 探 る こ と が で き の 匚Faci関 係 認 知 ス ケ ー ル 」( 5件 法 ) を 参
考 に し た 。 こ れ は、 匚Faci行 動 項 目 」12 項 目 と 匚メ ン バ ー 反 応 項 目 」 9項 目 か ら 構 成 さ れ て い る。「Faci 行 動 項 目 」 は、 ① 「 相 互 作 用 の 促 進 」( 5項 目)、 ② 「 率 直 さJO 項 目 」、 ③ 「 無 理 強 い 」( 2 項 目)、 ④ 「 傾 聴 」( 2 項 出 の 4 因子 か ら な る 尺 度 で あ る。 こ の ① ∼ ④ の12 項 目 に 、 筆 者 が 行 った 不 登 校 児 の親 グ ル ー プ に お け る参 加 者 の セ ッ シ ョ ンア ン ケ ー ト や 逐 語 録、 毎 セ ッ ショ ン後 にFaci 同 士 で 話 し 合 った こ と な ど を 参 考 に し て項 目 を 抽 出 し て、 新 た に19 項 目 を 追 加 し た 。 な お、 こ の 追 加 項 目 は 臨床 心 理 ±3 名 に よ り 内 容 的 妥 当 性 の評 定を 行 い 3名 が妥 当 と認 め た項 目で あ り 、 こ れ ら 全31 項 目 を 不 登 校 兒 の 親 グ ル ー プ に お け る “Faci 行 動 認 知 ” 項 目 と して 採 用 し た。 ま た 、「 メ ン バ ー反 応 項 目 」 は そ の ま ま 使 用 し た が 今 回 は 分 析 対 象 と し て い な い。 回 答 者 に は 、 匚中 心 と な っ て グ ル ー プ の 司 会 や 進 行 を さ れて い る スタ ッ フ が 、 あ な た や グ ル ー プ に ど の よ う に 関 わ っ た と 思 い ま す か ? ま た、 あな た は彼 にど のよ うな 印象 を持 ち まし た か?」 を 訊 ね 5件 法 で 回 答 を 求 め た 。 ( 2 )“ 援 助 効 果 ” 項 目 の作 成 具 体 的 な質 問 項 目 に つ い て は、 筆 者 が 行 っ た 親 グル ー プ に お け る 参 加 者 の セ ッ シ ョ ン ア ンケ ー ト や 逐 語 録 を 中 心 に 抽 出 し た。 各 項 目 に つ い て 臨床 心 理 ±3 名 に よ る 内 容 的 妥 当 性 の 検 討 を 行 い、44 項 目 か ら な る質 問 紙 を 作 成 し た 。 ま た、 事 前 に 外 部 の 2名 の 親 グ ル ー プ 主 催 者 に こ の段 階 の 参 加者 用 の質 問 紙 を 送 り 、 意 見 や 感 想 を 訊 ね た と こ ろ 、「 社 会 と の 関 係 」 に つ い て の 項 目 を 追 加 し て は ど う か と の指 摘 を受 け た 。 そ こ で 、 先 行 研 究 な ど も参 考 に し つ つ 、 帝 塚 山 大 学 大 学 院 臨 床 社 会 心 理 学 専 攻 の 大 学 院 生 5名 と 筆 者 と と も に、 匚社 会 と の 関 係 」 につ い て の追 加 項 目 を 選 び、 同 様 の手 続 き を え て 、 最 終 的 に 全51 項 目 か ら な る 質 問 紙 を 作 成 し た。 グル ー プ に 参 加 し て か ら今 ま で に、 ど の よ う な こ とを 自 分 は 得 ら れた と思 う か に つ い て、 4件 法 で 回 答 を 求 め た。 ( 3 ) フ ェ イ ス シ ー ト 回 答 者 の 匚年 齢 」 や 匚性 別 」、 グ ル ー プ へ の 「 参 加 頻 度 」 や 「 参 加 年 数 」 な ど も記 入 し て もら っ た。 ( 4) そ の 他 こ の 他 に も関 連 す る質 問 を 行 っ て い る が、 今 回 は 以 上 を 分 析 対 象 と す る 。 な お 、 主 催 者 へ の 質 問 も 行 っ て い る が 今 回 は 分 析 の 対 象 と し な い 。 手 続 き 各 グル ー プ の 主 催 者宛 に 主 催 者 用 、 参 加者 用 の質 問紙 と返 信用 の封 筒 を 人 数 分 送 付 し た 。 両 者 の 質 問紙 と も本調 査 の主 旨と プ ラ イバ シ ー へ の 配 慮 な ど を 説 明 す る 文 章 を 記 載 し 、 そ れ に 同 意 し て い た だ け る方 の み回 答 後 、 個 別 に 返 送 し て も ら う よ う に 依 頼 し た 。 調 査 期 間 は 2008 年 6月 ∼10 月 で あ っ た。
結果
41ヵ 所 の 親 グ ル ー プ 、 参 加 者213 名 ( 回 収 率46.1 % ;男 性15 名 、女 性195 名、無 記 入 3名 ) か ら 回 答 が あ っ た 。 参 加 者 の 平 均 年 齢49.17 歳 (S£>=6.14)、 グ ル ー プ へ の 平 均 参 加 年 数 は 、4.90 年 (S£>=4.66) 、Faci の 種 類 は、 臨 床 心 理 士 、 教育 経 験 者、 医 療 関 係 者 、 子 ど も の 不 登 校 を 経 験 し た 親 な ど で あ っ た。 グ ル ー プ へ の 参 加 頻 度 は、「 ほぼ 毎 回 参 加 し て い る」 「以 下 、 匚頻 度 ・ 高 」 と 表 記 す る ) が96 名 、/7X 匚ま あ まあ 参 加 し て い る」「 同 ; 匚頻 度 ・ 中コ が72 名 、 匚あ ま り 参 加 し て い な い 」「 同 汀 頻 度 ・ 低 」) が30 名 、 不 明 な ど が 7 名 で あ っ た。 今 回 は、 回 答 の 信 頼 性 の 観点 か ら、 本 研 究 の 全 て の 分 析 にお い て 「 頻 度 ・ 低 」 の 者 と 参 加 頻 度 が 不 明 な 者 の デ ー タ ( 計37 名 分 ) は 使 用 し ない 。 な お 、 回 答 に 不 備 が あ っ た 者 の デ ー タ は 当 該 分 析 の 都 度 に 除 外を し た た め、 分 析 に よ っ て 人 数 が 異 な っ て い る。 “Faci 行 動 認 知 ” 項 目 の 分 析 結 果 中 地(2012a) で は 、 申(1986) の 先 行 研 究 に 従 いVarimax 回 転 を 採 用 し た が 、 今 回 は 、 各 因 子 間 の 相 関 を 仮 定 しPromax 回 転 を 用 い た ( 因 子 抽 出 は 前 回 と 同 じ 主 因 子 法 を 用 い た )。 Kaiser-Guttman 基 準 を も と に 6 因 子 を 求 め た が、 こ の 6因 子 で は 説 明 が 困 難 で あ り、 解 釈 可 能 性 な ど を 考 慮 し て 5 因 子 に 設 定 し 分 析 を 行 っ た。 さ ら に、 因 子 負 荷 量 が 絶 対 値 で。40以 上 で あ る こ と ( た だ し 、 複 数 の 因 子 に ま た が っ て。40以 上 で は な い こ と ) を 基 準 に 4項 目 を 除 外 し 、 残 っ た27 項 目 に つ い て 再 度 5 因 子 で 分 析 を 行 っ た。 回 転 前 の こ の 5 因 子27 項 目 に よ っ て 説 明 で き る 割 合 は 、 54.0% で あ っ た。 次 に、 第 一 因 子 「 気 づ き の 促 進 (11 項 目 )」、 第 二 因子 「 相 互作 用 の 促 進 ( 7項 目)」、 第 三 因 子 「 個 々 の 尊 重 ( 5項 目)」、 第 四 因 子 「 情 報 提 供 ( 2項 目)」、 第 五 因 子 匚率 直 さ ( 2項 目 )」 と 命 名 し た 。 各 因 子 のCronbach の α 係 数 は 第 一 因子 か ら 順 に。89、。90、。82、。64、。45、 と な った 。 こ の 結 果 をTable 1 に 示 す 。 た だ し 、 こ の α 係 数 の 状 態 か ら、 第 五 因 子 「 率 直 さ 」 の信 頼 性 は低 く、 実 際 の “Faci行動 認 知 ” の 因 子 とし ては これを 除 く こと にし た。 Table l 不 登 校 児 の 親 グ ル ープ 参 加 者 の “Faci行 動 認 知 ” 項 目 の 因 子 分 析 の結 果 項 目 F1 F2 F3 F4 F5 【 気 づ き の 促 進 】a =.89 10 彼 は 子 ども と の 接 し方 に つ い て 具 体 的 な アド バ イス をし てくれ る 19 彼 は 不 登 校 に つ い て の 専 門 的 な 知 識 を 提 供 し てくれ る 9 彼 は 私 の 視 野 を 広 げ るよ うな 発 言 をし てくれ る 31 彼 は 私 に 子 ど も が ち ゃ んと 成 長 し て い るこ とを 気 づ か せ て くれ る 40 彼 は 学 校 と の 具 体 的 な 協 力 の 仕 方 に つ い て アド バ イ スを し てくれ る 6 彼 は 私 に 子 ど も の 不 登 校 に つ い て の 理 解 が 深 ま る ような 手 助 け をし てく れ る 23 彼 は 私 に 家 族 関 係 を 見 直 す ような 指 摘 をし てくれ る 15 彼 は 私 に 自 分 自 身 の 課 題 に つ い て 気 づ か せ て くれ る 35 彼 は 私 の 自 己 理 解 が 深 ま る ような や り 取 りをし てくれ る 22 彼 は そ れ ぞ れ の メン バ ー の 発 言 を 要 約 して 伝 え てくれ る 30 彼 は あ まり 発 言 せ ず に、 メン バ ー に グ ル ー プ を 任 せ て い るよ うに 感 じる( 逆 転 項 目 ) 【 相 互 作 用 の 促 進 】a =.90 13 彼はメンバ ー同士 のコミュニ ケーションを円 滑 にしてい る① 28 彼は 少人 数だけで話 が進んでいく時に は、 全員 が話しに 加わ れるように配 慮してくれる 18 彼はそ れぞれ のメンバーの 共通 点を見つけて話しや すくしてくれ る 16 彼はメンバ ー相互 の意 思の疎 通をは かるように努 めていた① | 彼はメンバ ーそれぞ れの 体験談 を話しやすい 雰囲 気を作ってくれる
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11 彼は ーつの 話題に かたよる のではなくて、 できるだけ 多<のメンバー が共 有できるような 話題 になるよう配慮してくれる .31 32 彼はグ ループに活 気をもたらした ① .27 【 個 々 の尊 重】a = .82 17 彼は みんなに自 分の 意見をおしつ ける(逆 転項 目)③ 33 彼は みんなに無 理強 いするようなところが ある(逆 転項 目)③ 38 彼は 一人ひとりの 異なる意 見や 考え方を大切 にしてくれる 34 彼は みんなの話 を理解しようと耳 を傾けていた④ 4 彼はメンバ ーの言うことをよ<聞いてくれた④ 【 情報 提 供 】 ぼ=.64 14 彼は 不登 校について の講演 会や 親の会 の 情報を提供してくれる 27 彼は 地域にある 相談 機関の 情報を提 供してくれる 【率 直さ】 a・=.45 26 彼は 率直に 自分を表 現している② 8 彼は 感情 の表し方がストレートだ② 5 3 8 1 7 3 4 1 り 乙 0 0 1 0 0 0 1 0 0 一 一 一 5 5 5 1 1 8 9 3 8 1 4 8 4 2 7 7 1 7 4 1 0 1 0 0 2 0 0 1 2 0 2 0 0 0 0 1 1 0 5 5 一 . 一 . . 一 . . . 一 . . . 一 . . . 一 . . . . 一 . 一 . [ 心 四 ] 1 ︲ . 7 3 1 ] 1 . 691 1 . 541 ] J J 3 3 1 2 4 2 8 8 1 1 0 2 0 9 7 5 7 7 2 1 0 0 1 1 1 0 0 2 3 1 6 6 4 0 0 0 0 1 出 帽 亅 ヅ 輿 汀 日 に じ 劉 ︲ 0 7 1 1 1 一 一 一 一 一 一 一 一 一 4 I ︶ n 0 7 R y 0 0 0 0 8 5 6 5 3 3 5 0 7 9 6 0 0 0 0 1 1 2 2 0 1 0 一 一 一 一 一 〇 5 2 6 1 8 9 9 1 9 0 0 1 0 0 2 0 1 0 1 0 1 一 一 一 一 一 8 3 5 6 1 0 5 0 2 0 2 1 1 0 1 1 0 0 0 0 1 0 一 一 一 8 4 2 7 7 1 7 4 。 。 7 。 1 一 一 一 一 一 9 2 8 2 8 0 4 4 8 4 0 6 6 6 6 5 5 4 5 6 4 2 4 6 5 2 1 8 り 言 7 5 7 5 6 5 R り 6 2 0 1 2 4 7 0 1 0 0 1 0 2 一 一 一 8 5 0 5 1 1 1 1 -.03 -.02 R y 癶 O g ︶ りX n O Q り 4 Q ″ りj Q り .06 .75 .13 .68 .01 [::E;:] .04 .33 . 1 5 - . 3 6 .06 .81 .71.12 [:1rl .23 同3958 Q64 関 日 Q Q F4 F5 .28 。43 .45 。35 .36 。29 注2) 申(1986) の4 つの 因 子 に つい ては 対 応 する 番 号 を項 目 末 尾 に示 す“援 助 効 果 ” 項 目 の 分 析 結 果 中 地(2011a) と 同 じ 手 法 を 用 い て 因 子 分 析 ( 主 因 子 法 、Promax 回 転 ) を 行 っ た 。 Kaiser-Guttman 基 準 を も と に11 因 子 を 求 め た が 、 こ の11 因 子 で は 説 明 が 困 難 で あ り、 解 釈 可 能 性 な ど を 考 慮 し て 7因 子 に 設 定 し 分 析 を 行 っ た 。 さ ら に 、 因 子 負 荷 量 が 絶 対 値 で 。40以 上 で あ る こ と ( た だ し 、 複 数 の 因 子 に ま た が っ て。40以 上 で な い こ と ) を 基 準 に18 項 目 を 除 外 し 、 残 っ た33 項 目 につ い て 再 度 7 因 子 で 分 析 を 行 っ た。 回 転 前 の こ の 7因 子33 項 目 によ って 説 明 でき る割 合 は54.9% であ った。 次 に 、 第一 因 子 匚子 ど もと の 関 わり 方 の 変 化(12 項 目)」 、 第 二 因 子「 社 会 へ の 積 極 的 コ ミ ッ ト メ ン ト( 5項 目)」 、 第 三 因子「 情 報 取 得( 5項 目)」 、 第 四 因 子「 他 の 参 加 者 へ の愛 他 的 コ ミ ッ ト メ ン ト( 2 項 目)」 、 第 五 因 子 「 気 持 ち の 安 定( 4 項 目)」 、 第 六 因 子「 安 全 感( 3項 目)」 、 第 七 因 子「 焦 り の 軽 減( 2項 目)」 と 命 名 し た. 各 因子 のCronbach のα 係 数 は 第 一 因 子 か ら 順 に.91、.84 、.80 、.86 、 .78、.58、.60 と な っ た . 第 六 、 七 因 子 は 信 頼 性 が 低 い も の の 、 そ の 他 の 因 子 に つ い て は、 充 分 な 信 頼 性 確 認 さ れ た . こ の 結 果 をTable 2 に 示 す . ま た 、 今 回 の 分 析 で は 、 新 た な 妥 当 性 の 基 Table 2 不 登 校 児 の 親 グ ル ープ 参 加 者 へ の “ 援 助 効果 ” 項 目 の 因 子 分 析 の 結 果 n 乙 り a 1 1 Q り Q り 3 2 4 3 1 【 子 ど も と の 関 わ り方 の 変 化 】a=.91 い つも 自 分 の 物 差 しで 子 ども を 見 て い た ことに 気 が つ い た 子 ども の 今 で きて い る ところ に も 目 が 向くように な っ た 子 ども が 自 分 で 決 め るこ とに 任 せ ようと 思 うように な っ た 登 校 さ せ るこ とば か り考 え て い た 親 の こだ わ りを 変 え ること が で き た 子 ども の 学 歴 や 成 績 にこ だ わ っ てき た 価 値 観 を 変 え る こと が で き た 子 ども の 動 きを 待 てる ように なっ た 33 地 域 の 目 や 世 間 体 を 以 前 の ように は 気 に しな くな っ た 34 子 ども と適 度 な 距 離 が と れ るよ うに なっ た 40 親 として 頑 張ら な い とい けな いと い う気 負 い が あ っ たこ とに 気 が つ い た 7 子 ども の 気 持 ち を 理 解 す ること が で き るよ うに なっ た 42 21 自 分 の 意 見 を言 っ た り .人 の 話 をち ゃ ん と聞 い たり す る 練 習 が でき た 子 ども の 不 登 校 を 受 け 入 れ ること が でき た 【 社 会 へ の 積 極的 コミットメント 】a = .84 49 社会は 自分 の働きかけで 変わると思うようになった 46 社会に 対して一 人の親として積極的 に関 わっていく勇気をもらえた 45 社会に 不登 校への 理解を求 めようと思うようになった 47 周囲に 対して自分 の親として気持ちを自然 に語ることができるようになった 50 学校に 対して親として の自分 の意 見をちゃんと伝 えられるようになった 【 情 報 取 得 】a =.80 35 フリースクー ルや 適応指 導教 室のような子ども の居場 所について の情報を得る ことができた 30 不登 校に関する講 演会 や親の 会の 情報を得ることができた 16 地域にあ る相談機 関について の情報を得ることができた 4 3 .21 -.03
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J 一 一 一 . 一 ︲ 0 5 ︲ 0 3 ︲ 1 4 1 8 ︲ 0 3 一 一 一 . 一 .05 .00 0 3 8 3 4 2 0 0 1 1 . 0 6 - . 1 5 . 2 1 . 1 4 .08 .05 ぷ 1 ︲06 戔 2 . 0 0 − . 0 4幄 ぶ 回 1 1 こ こ ︲︲06 ︲021 混 .08 .87 -.04 .05 [:]ll] .10 雪 飛 回 こ ぶ 二 万 ぶ 堡 ぷ 飛 。一 ぶ 謡 ふ 7 1 り 乙 り 乙 O ︲000 ・ 一 ■ ■ 圉 ︲081220 ︲28 一 ■ ■ 一 嶇 劣 -.02 ︲ 0 5 ︲ ︲ 0 9 E ︲ 1 2 -10 .00 .06 -19 -.12 澀 七 ゼ ユ ぷ 第 飛 忿 こ 幄 ︲00j で ぷ 呼 ぷ 盾 -08 -.58 .04 -08 ぽ] ・.12 .14 -.46 .02 -.01 -.06 .08 。61。 口 r ] 4 0 9 1 7 0 7 9 6 1 7 5 6 6 5 5 5 6 5 5 4 6 3 ぐ り 5 2 6 8 4 6 7 1 r > i r > 1 つ ﹄ つ ﹄ 1 − 1 − 6 7 4 6 4 79 75 73546551 り り g り g J Q ︶ Q ︶ り 乙 .50 .35 他 の 学 校 の 不 登 校 の 受 け 入 れ 体 制 に つ い て 知 る こと が でき た 【 他 の 参加 者 へ の 愛 他 的 コミットメント 】a =.86 29 自分 の乗り越えてきた体 験を語り、 他の 親を助 けてあげることができた 11 自分 の経験 を話して、 他の親 の役に立 つことができた 【 気 持ち の 安 定 】 a・=.78 12 親も弱 音を吐いていい んだと思えるようになった 5 自分 の気持ちをわ かってもらえた 10 子 ども の 将 来 に 対し て 希 望 14 子どもの 不登 校で脳んでいるのは 自分 一人ではな いとわ かって安心 できた 【 安 全 感 】 a・=.58 26 自分 が話したいことを話せなくて不 満が 残ることがあった(逆 転 項目) 6 緊張して疲れることが 多かった(逆転項 目) 38 参加者 の話 は自 分とは かけ離 れていて理解す ることができな かった(逆転 項目) 【 焦りの 軽 減 】a =.60 1 焦らず にやっていこうという気持ちになれ た 2 他の 家族の 様子を知って、自分の 家族 の参考 にすることができた 1 2 3 4 5 F F F F F こ 嶇 1 7 9 8 9 3 7 F 2 0 1 4 り り準 と し て、 板 橋 (2000 ) の 研 究 知 見 を 参 考 に Table 3 し た。 板 橋 は、 匚不 登 校 の 親 の 会 ( 同 一 の 主 催 者 に よ っ て 、 各 地 で 開 催 さ れて い る )」 の 参 加 者 で 子 ど も の 不 登 校 経 験 を もつ 母 親 (66 名 ) に 養 育 態 度 な ど を 訊 ね、 子 ど も受 容 度 で は 、 子 ど も が不 登 校 に な っ て か ら 2年 以 上 の 母 親 の ほ う が 2年 未 満 の 母 親 よ り 高 く な るこ と を 明 ら か にし た。 さ ら に、 親 自 身 の 自 己 実 現 で は、 子 ど も を受 容 す る よ り も長 い 期 間 を 要 す る と 考 察 し て い る。 こ こ か ら 、 今 回 の “援 助 効 果 ” 項 目 の 妥 当 性 の 基 準 と し て 、 グ ル ー プ へ の 参 加 年 数 に 注 目 し 、 参 加 年 数 が 2 年 以 上 の 者 の ほ う が よ り “援 助 効 果 ” を 得 ら れて い る と 考 え 、 こ の基 準 に 従 い 、 項 目 ご と の 弁 別 性 の 検 証 を 行 っ た。 具 体 的 に は 、 乙検 定 に よ っ て 参 加 年 数 2年 未 満 / 2年 以 上 群 の 各 項 目 の 平 均 値 を 比 較 し 、 2年 以 上 群 が 有 意 に 高 い 項 目 の み を採 用 す る こ と に し た。 こ の よ う な 手 順 を 踏 ん で、 最 終 的 に、 5因 子23 項 目 匸 子 ど も と の 関 わ り 方 の 変 化 (10 項 目 )」/ 匚社 会 へ の 積 極 的 コ ミ ッ ト メ ン ト ( 2項 目 )」/「 情 報 取 得 ( 5項 目 )」/「 他 の 参 加 者 へ の 愛 他 的 コ ミ ッ ト メ ント ( 2 項 目 )」 / 匚気 持 ち の 安 定 ( 4項 目)」) が 残 っ た。 各 因 子 のCronbach の α 係 数 は 第 一 因 子 か ら 順 に89 、。60 、。80 、。86 、。78、 と な り 第 二 因 子 が や や 低 い も の の そ の他 の 因 子 に は充 分 な 信 頼 性 が 見 ら れた 。 こ の 結 果 をTable 3 に示 す。 相 関 分 析 の 結 果 参 加 頻 度 別 の “Faci 行 動 認 知 ” ど 援 助 効 果 ” の 各 因 子 の 関 連 を 調 べ る た め に 、「 頻 度 ・ 高 」 群 (y=82 )と「 頻 度 ・ 中 」群(N= 57) ご と の 、“ 援 助 効 果 ”どFaci 行 動 認 知 ”の 各 因 子 の 相 関 分 析 を 行 っ た。 こ の 結 果 をTable 2年 未 満/ 2年 以 上 群 の 各 項 目 得 点 平 均 値 とs£)お よ びr 検 定 の結 果 因子 項目 平均 S3223413181533344074221 ∂ 平均 S∂ 自由度 国値 有意確率 第 一 9657044445 第 二 3530164843 第 三 2911 第 四 1251014 第 五 2 6 6 3 8 -1 2 2 . 9 4 0 . 9 5 3 . 1 4 0 . 7 5 3 . 2 0 0 . 7 8 2 . 9 0 0 . 9 9 2 . 6 5 0 . 9 3 3 . 1 0 0 . 8 3 2 . 7 1 0 . 8 6 2 . 7 6 0 . 6 5 2 . 7 3 0 . 8 0 2 . 9 6 0 . 8 0 2 . 9 6 0 . 8 0 3 . 0 8 0 . 8 0 ・ - - … …一一一一一一 1 . 8 0 0 . 7 8 2 . 6 5 0 . 7 4 2 . 5 1 0 . 9 3 2 . 7 6 0 . 8 2 2 . 4 5 0 . 8 6 ・ - - - -一一一一一一一一 2 . 5 9 0 . 9 0 2 . 7 6 0 . 9 9 2 . 3 3 1 . 0 1 2 . 5 5 1 . 0 3 2 . 3 5 0 . 8 4 ・ - - … - 一一一一一一 -1 . 7 8 0 . 7 3 2 . 0 2 0 . 8 1 ・ - - … …一一一一一一 3 . 0 0 1 . 0 0 3 . 2 9 0 . 7 3 2 . 6 9 0 . 8 8 3 . 3 7 0 . 8 7 ・ - - - -一一一一一一一一 3 . 2 7 0 . 7 0 3 . 3 7 0 . 8 2 3 . 6 9 0 . 5 1 ・ - - … ……一一一 -3 . 4 -3 0 . 7 0 3 . 3 3 0 . 7 1 3 . 3 1 3 . 2 7 3 . 4 5 3 . 2 9 3 . 2 0 3 . 3 4 3 . 1 3 3 . 0 9 3 . 0 4 3 . 3 8 3 . 2 5 3 . 4 6 1 - - - - ミ 2 . 0 1 2 . 8 3 2 . 8 6 3 . 0 2 2 . 8 5 1 ミ ミ ー - ミ 3 . 0 4 3 . 2 6 2 . 7 3 3 . 0 4 2 . 9 2 1 - - - - = 2 . 7 3 2 . 7 8 1 - - - - ミ 3 . 4 6 3 . 5 6 3 . 1 6 3 . 7 3 1 - - - - ミ 3 . 4 5 3 . 3 9 3 . 6 0 1 - - - - = 3 . 4 8 3 . 3 7 0 . 7 7 0 . 6 4 0 . 6 8 0 . 7 6 0 . 8 3 0 . 7 1 0 . 7 8 0 . 7 2 0 . 8 5 0 . 6 4 0 . 6 7 0 . 6 5 -0 . 8 1 0 . 8 5 0 . 9 1 0 . 8 5 0 . 9 2 - - - ミ ー 0 . 7 6 0 . 6 7 0 . 9 3 0 . 9 3 0 . 7 7 - - - ミ ー 0 . 8 8 0 . 8 1 -0 . 6 7 0 . 5 8 0 . 7 9 0 . 5 7 - - - ミ ー 0 . 6 0 0 . 7 0 0 . 5 3 -0 . 6 5 0 . 6 5 1 4 4 1 4 4 1 4 4 1 4 4 1 4 4 1 4 4 1 4 4 1 4 4 1 4 4 1 4 4 1 4 4 1 4 4 ● ミ ー -1 4 4 1 4 4 1 4 4 1 4 4 1 4 4 ● - - - ミ ー ミ 8 8 . 5 7 5 . 2 1 4 4 1 4 4 1 4 4 ● ミ ー -1 -1 9 . 8 1 4 4 ● ミ ー -7 4 . 6 8 4 . 3 1 4 4 7 3 . 8 ● ミ ー -1 4 4 1 4 4 1 4 4 ● ミ ー -1 4 4 1 4 4 2 . 5 1 1 . 1 5 2 . 0 7 2 . 6 9 3 . 6 6 1 . 8 3 3 . 0 1 2 . 7 4 2 . 1 9 3 . 4 5 2 . 3 5 3 . 1 5 - ミ ー - - 1 1 . 5 0 1 . 3 1 2 . 2 3 1 . 7 6 2 . 5 7 - ミ ー - - 1 3 . 0 7 3 . 2 2 2 . 3 6 2 . 9 4 4 . 0 8 - ミ ー - - 1 6 . 9 1 5 . 3 8 - ミ ー - - 1 2 . 9 7 2 . 2 3 3 . 3 0 2 . 6 1 - ミ ー - - 1 1 . 6 2 0 . 1 3 0 . 9 5 - - - 1 0 . 4 6 0 . 3 0 n . s . * ** *** ″ ︷ ** * ** −−− ・ η . S . 冖 . S . * → * ** ** * ** *** −−− ・ *** *** −−− ・ ** * * n . s . η . S、 冖 . S . −−− I η . S . η . S . 第 六 ● ミ ー - ミ ・ 第 七 -注 │ ) 注 2 ) l 禾 用 し 7ご琴卜日 皀 l 祠刀M7  ̄c 不 し 7と . 1 ρく . 1 0 , ’ρく . 0 5 残 っ た 各 因 子 の g 冫 係 数 は , 第 一 因 子 か ら 』 l lに . a 9 。 6 0 , . 8 0 , . 8 6 。 7 8 4 、Table 5 に示 す . 頻 度 ・ 高 群 で は 、「 気 づ き の 促 進 」 と 匚子 ど も と の 関 わ り方 の 変 化 」 お よ び 「 気 持 ち の 安 定 」 の 間 に 充 分 な 相 関 が 確 認 さ れ た ( そ れ ぞ れ 、r = .49、r = .46)0 ま た 、「 相 互 作 用 の 促 進」 で も 「気 持 ち の安 定 」 と の 間 に 相 関 が あ っ た (「= .35」. さ ら に 、 匚情 報 提 供 」 は 「 情 報 取 得 」 と の 間 に 強 い 相 関 が あ り (r = .65)、 匚社 会 へ の 積 極 的 コ ミ ッ ト メ ン ト 」 や 「 気 持 ち の安 定 」 と の 間 に も相 関 が 確 認 で き た ( そ れ ぞ れr = .41、r = . 37) 0一 方 、 頻 度 ・ 中 群 で は、「 気 づ き の 促 進 」 と 「 子 ど も と の 関 わ り 方 の 変 化 」 や 「 相 互 作 用 の 促 進 」 と
Table 4 頻度・ 高 群の“Faci行 動認 知”ど 援 助効 果” の 各 因 子 の 相 関 気づきの促 相互作用 個々の尊 進 の促進 重 悁報提供洫 日沚 「子ども」 .49 .17 - .15 - .11 "■* 「 社会」 「 情報」 「 愛 他」 「 安 定」 Q y 4 I ︶ 1 り 乙 .17 ・ .46 28 22 .10 as .35“ .25 .01 os .06n.5, .10 . 4 1 ’” . 6 5 1 7 Q ︶ り Q た。 前 者 は 、 匚メ ン バ ー の 視 野 を 広 げ る 」 や 匚子 ど も に つ い て の 理 解 を 深 め る 」 な ど の 、 Faci が 行 う 積 極 的 、 具 体 的 な 援 助 行 動 を 認 知 し た も ので あ り 、 後 者 は 、 地 域 に あ る 相 談 資 源 の 情 報 提 供 や 、 講 演 会 や 他 の 親 の 会 に つ い て の 情 報 提 供 に 関 す る援 助 活 動 を 認 知 し た も の と い え る。 そ の 他 、 第 二 因 子 「 相 互 作 用 の 促 進 」 は、 申(1986) の ① 「 相 互 作 用 の促 進」 の 3項 目 な ど を 含 む 、 グル ープ で メ ン バ ー が 取 り 残 さ れ た り し な い よ う に 配 慮 す る とい う 項 目 が高 い 因 子 負 荷 を 示 し た 。 こ れ は、 子 ど も の ペ ー ス や親 自身 の状 態 な ど も異 な る様 々 な メ ンバ ー が い る こ とを 考 え れ ば、 円 滑 に グ ル ープ を 進 め て い く た め に 、Faci に と っ て は常 に 考 慮 に い れ て お く必 要 が あ る 行 動 で あ ろ う。 ま た、 第 三 因 子 冂固 々 の 尊 重 」 に つ い て は 、 申 (1986) の ③ 匚無 理 強 い 」 と ④ 匚傾 聴 」 が高 い 因 子 負 荷 を 示 し た も の で あ る。 そ の 内 容 か ら も、Faci が 自 分 の 意 見 を 押 し つ け た り せ ず に 傾聴 姿 勢 で、 メ ン バ ー一 人 ひと りを 尊 重 し 、 グ ル ー プ に お い て 安 心 し て メ ン バ ー が 過 ご せ るFaci の 態 度 を 指 す も の と 考 え ら れ る。 ( 2 )“援 助 効 果 ” の 各 因 子 第 一 因 子 「 子 ど も と の 関 わ り方 の 変 化 」 で は 、「 自 分 の 物 差 し で 子 ど も を 見 て い た こ と に 気 が つ い た」 と い う よ う な 、 子 ど も理 解 の 深 ま り に 関 す る項 目、 匚子 ど も の 学 歴 や 成 績 に こ だ わ っ て き た 価 値 観 を 変 え る こ と が で き た」 と い う よ う な 、 親 と し て の 価 値 観 の変 化 が あ っ た と い う 項 目 が 高 い 因 子 負 荷 を 示 し て い る 。「 子 ど も」 の 不 登 校 と い う 共 通 の 課 題 を もつ 親 た ち が 参 加 し て い る グ ル ー プ で あ る こ と を 考 え れ ば 、 子 ど もと の関 わ り 方 が 変 化 注1) N=82 り く.10 、 り く.05バ・ ρく.01 注2)“ 援 助 効 果" の 各 因 子 を 、[子 ど もとの 関 わ り方 の 変 化] =[ 子ど も] / 積 極 的コミット メント」 =「 社 会」 /「 情 報 取 得」 =「 情 報」 /「 他 の 参 加」 的 コミットメント」 =「 愛 他」 /「 気 持 ち の 安 定」 =「 安 定」 と表 記し た . 「 社 会 へ の Table 5 頻 度 ・ 中 群 の “Faci 行 動 認 知 ” ど 援 助 効 果 ” の 各 因 子 の 相 関 気づきの促 相互作用 個々の尊 左 日沚進 の促進 重 情報提供 「 子 ど も」 「 社 会」 「 情 報」 「 愛 他」 「 安 定」 .06 10 04 - . 0 8 ≪■≪ .21 as .05 刄.1'. .26T .10 as -.09 as -. 0 3 刄 . 5 . . 1 3 a e - . 0 9 刄 . s . . 1 2 - . 0 9 刄 . 5, . 2 2 ≪夕 . 0 8 " 夕 - . 1 5 " 夕 j王1) y V=5y Ip く.10 注2)“ 援 肋 効 果" の 各 因 子 を .「子 ど もとの 関 わ り方 の 変 化」 =「 子ど も」 /「 社 会 へ の 積 極 的コミット メント」 =「 社 会」 /「 情 報 取 得」 =「 情 報」 /「 他 の 参 加 者 へ の 愛 他 的 コミットメント」 =「 愛 他」 /「 気 持 ち の 安 定」 =「 安 定」 と表 記し た . 冂青報 取 得 」 に そ れ ぞ れ 有 意 傾 向 が 確 認 さ れ た が 、 そ れ以 外 は 明 確 な 相 関 関 係 は 見 ら れ な か っ た 。 考 察 本 研 究 は、 参加 者 の 参加 頻 度 の違 い に よ る、 “Faci 行 動 認 知 ” ど 援 助 効 果 ” の 関 連 の 特 徴 を 明 ら か に し 、 親 グ ル ープ に お い てFaci が 行 う フ ァ シ リ テ ー シ ョ ンに 資 す る 知 見 を 見 い だ す こ と を 目 的 と し た。 よ って 、 ま ず 、 因 子 分 析 の結 果 に つ い て の 考 察 を 行 い、 そ の後 、 こ の 目的 に そ って 相 関 分 析 の結 果 に つ い て の 検討 を 加 え る。 “Faci 行動 認 知 ”ど 援 助 効 果 ”の各 因 子 の内 容 (1 )“Faci 行 動 認 知 ” の 各 因 子 各 因 子 の な か で 、 親 グ ル ー プ 独 自 の 項 目 と の 高 い 因 子 負 荷 を 示 し だ の は、 第 一 因 子 「 気 づ き の促 進」 と 第 四 因 子 匚情 報 提 供 」 で あ っ
す る こ と を 示 す こ の 因 子 は、 最 も重 要 な 援 助 効 果 を 表 す も の と 考 え ら れ る。 第 二 因子 は 、 「 社 会 へ の 積 極 的 コ ミ ッ ト メ ン ト 」 で あ る。 こ れ は 、「 学 校 に 対 し て 自 分 の 意 見 を ち ゃ ん と 伝 え ら れ るよ う に な っ た」 と い う よ う な 、 学 校 に 代 表 さ れ る 社 会 と の つ な が りを 取 り 戻 し 、 積 極 的 に関 わ っ て い く 態 度 と な る変 化 が 示 さ れ た も ので あ る。 第三 因 子 は、「 情 報 取 得 」 で あ る。 各 項 目 か らは 地 域 に あ る フ リー ス クー ル や 相 談 機 関、 不 登 校 の 講 演 会 や 親 の会 の 情 報 な ど 様 々 な 情 報 を 得 ら れて い る こ と が わか る 。 第 四 因 子 は、 匚他 の 参 加 者 へ の 愛 他 的 コ ミ ッ ト メ ン ト 」 で あ る。 こ れ は セ ル フ ヘ ルプ ・ グル ープ の 効 果 と し て 知 ら れて お り 、 他 者を 助 け る と い う 行 動 を 通 し て 、 参 加 者 自 身 の 自 己 効 力 感 の 向 上 に つ な が る とい う 効 果 を 表 す も の とい え る 。 第 五 因 子 は 、 匚気 持 ち の 安 定 」 で あ る 。 匚親 も 弱 音 を 吐 い て い い ん だ と 思 え る よ う に な っ た 」 や 「 子 ど も の不 登 校 で 悩 ん で い る の は 自 分 一 人 で は な い と わ か っ て 安 心 で き た 」 な ど の 項 目 か ら な り、 臨床 的 な先 行 研 究 ( 小 野、2000 ; 中 地 、2007) な ど か ら も 親 グ ル ー プ か ら 参 加 者 が得 ら れ る 最 も 重 要 な 援 助 効 果 と い え る。 参 加 頻 度 どFaci 行 動 認 知 ”ど 援 助 効 果 ”の 関 連 頻 度 ・ 高 群 は、 親 グル ー プ に 参 加 す る こ と に 意 味 を 感 じ て い る 群 で あ り 、 頻 度 ・ 中 群 は、 高 群 に 比 べ る と 何 ら か の 事 情 で 参 加 意 欲 が 低 い 群 と 見 な す こ と が で き る。 頻 度 ・ 高 群 で は、“Faci 行 動 認 知 ” の 「 情 報 提 供 」 ど 援 助 効 果 ” の 「 情 報 取 得」 が 最 も強 い 相 関 関 係 に あ っ た 。 こ の 関 係 は 比 較 的 わ か り す く、Faci が 地 域 にあ る 相 談 機 関 や 親 の会 な ど の 情 報 を 提 供 し て く れ た と認 知 す る 参 加 者 ほ ど 、 当 然 、“ 援 助 効 果 ” と し て 匚情 報 取 得 」 が で き て い た と 考 え ら れ る。 さ ら に、 Faci の「 情 報 提供 」 と「 社 会 へ の積 極 的 コ ミ ッ ト メ ン ト 」 に も 相 関 が 確 認 で き た こ と か ら 、 Faci に よ る 情 報 提 供 が 参 加 者 の 学 校 な ど と の つ き あ い 方 の 変 化 に も関 連 し て い る も の と 推 測 さ れ る。 次 に 、 最 も 注 目 す べ き 点 と し て 、「 気 づ き の 促 進 」 と 「 相 互 作 用 の 促 進 」を 取 り 上 げ る。 ま ず 、 匚気 づ き の 促 進 」 と、“ 援 助 効 果 ” の う ち 匚子 ど もと の 関 わり 方 の 変 化 」 と の 間 に 相 関 が あ る こ と は 因 子 の 内容 か ら もよ く 理 解 で き る。 し か し 、 そ れ だ け で は な く て 、 匚気 づ き の 促 進 」 は「 気 持 ち の安 定 」 と の 間 に も充 分 な 相 関 が あ っ た。 こ れ はFaci が 「 気 づ き の 促 進 」 を、 単 に 匚子 ど も と の 関 わ り方 の変 化」 と の 関 連 の みで 理 解 す る の で は な く、 参 加 者 が 匚気 持 ち の 安 定 」 を 親 グ ル ー プ か ら き ち ん と 得 ら れ て い る か を 考 慮 す る こ と で 、 よ り 効 果 的 な フ ァ シ リ テ ー シ ョ ン に つ な が る 可 能 性 が あ る こ と を 示 し て い る。 ま た 、「 相 互 作 用 の 促 進 」 と 匚気 持 ち の 安 定」 に も相 関 か お り、 Faci の積 極 的 な グ ル ー プ へ の 関 わ り を 認 知 す る 参 加 者 ほど 、 よ り 「 気 持 ち の 安 定 」 も得 ら れて い る と い う 関 係 が 推 測 さ れ る 。 こ の よ う なFaci の 行 動 と 「気 持 ち の安 定 」 に 関 す る 臨 床 的 研 究 と し て は 次 の よ う な も の が あ る。 安 部(1984) は約 1 年 間 の親 グ ル ー プ 実 践を と お し て、 5人 の 母 親 と 各 々 の 子 ど もと の 距 離 や 母 子 関 係 が変 化 し た とい う 事 例 を 報 告 し て い る。 そ こ で は、 ま ずFaci は、 母 親 の話 に 耳 を 傾 け、 母 親 の つ ら さ やし ん ど さ を 分 か ち 持 つ 仲 間 の 一 人 に な る こ と が 重 要 で
あ り 、 次 にFaci が 自 分 だ け が リ ー ダ ー シ ッ プ を と ろ う と す る ので は な く 、 メ ン バ ー 同 士 の 援 助 力 を 引 き 出 し 、 共 に 支 え てい こ う とす る 姿 勢 が 大 切 で あ っ た と 考 察 し て い る 。 中 地 (2012b) も 親 グ ル ー プ の 3 名 の 母 親 の 発 言 な ど を 分 析 し 、Faci や 他 の 母 親 に 心 理 的 に 支 え ら れ、 そ の う え で 価 値 観 の変 化 へ の 刺 激 を 受 け る 体 験を す る とい う 匚支 え ら れ つ つ の 変 化 」 が 可 能 で あ る 点 が、 個 人 面 接 な ど に は な い、 親 グ ル ー プ 独 自 の 援 助 の特 徴 で あ る と 指 摘 し て い る。 頻 度 ・ 高 群 に 確 認 さ れ た こ の よ う な 相 関 関 係 は 、 こ れ ら の 臨 床 的 な 研 究 知 見 を 裏 づ け る も の と い え よ う 。 そ の一 方 で 、 頻 度 ・ 中 群 で は、 こ の よ う な Faci の 行 動 と 「 気 持 ち の 安 定 」 と が う ま く 結 び つ い て い な い こ と か ら、 そ れ が 参 加 者 の 参 加 頻 度を 下 げ る一 因 と な る も の と考 え ら れる 。 伊 藤 (2000 ) の 匚不 登 校 を 考 え る 会 」 で は、 毎 回 終了 時 ア ン ケ ー トを 参 加者 に と って お り 、 そ の な か の 「 参 加 さ れ て、 好 ま し く な い と 感 じ ら れた こ と が あ れ ば お 書 き く だ さ い 」 と い う 質 問 に、 プ ラ イ バ シ ー に 関 し て 不 安 を 感 じ る と い う 保 護 者 の 回答 が あ っ た こ と を 報 告 し て い る。 ま た 、 菊 地(2009) は、( 例 会 に 積 極 的 に 参 加 し な い ) 匚周 辺 的 な メ ン バ ー 」 に 焦点 を 当 て て 、 イ ン タ ビ ュ ー調 査 な ど を 行 っ て い る 。 そ の 結 果 、 例 会 で 他 者 の 体 験 を 聞 く こ と に よ る 匚つ ら さ」 の 存 在 が 親 た ち の足 を 遠 の け て い る 大 き な 要 因 で あ り、 そ の 一 方 で 匚情 報 を 得 ら れ る 」 や 匚精 神 的 な 支 え 」 な ど が 親 た ち が 会 に 所 属 し 続 け て い る 要 因 で あ る こ と を 明 ら か に し て い る。 こ のよ う に、 伊 藤 や 菊 地 の 報 告 か ら は、 親 グ ル ープ に 参 加 し てい る 親 が もつ 様 々 な 不 安 や 葛 藤 な ど 複 雑 な 心 境 が 見 て 取 れ る。 特 に、 頻 度 ・ 中 群 の な か に は こ の よ う な心 境 の 親 が 多 く 存 在 し て い る と 考 え ら れ、Faci は そ れ ら を 考 慮 し た う え で 、 ま ず は 「 気 持 ち の 安 定」 に 着 目 し た フ ァ シ リ テ ー シ ョ ンを 行 う こ と が 必 要 で あ ろ う。 本 研 究 の 限 界 と 今 後 の 課 題 従 来 、 親 グ ル ープ 参 加 者 を 対 象 と し た こ の よ う な 規模 の調 査 は ほ と ん ど行 わ れて お らず 、 本 研 究 は、 全 国 の親 グ ル ー プ 参 加 者 を 対 象 と し た 質 問 紙 調 査 研 究 の 基 礎 と な る 研 究 と し て 位 置 づ け ら れ る 。 そ の た め 、 調 査手 法 や 分 析 方 法 な ど本 研 究 の限 界 や 課 題 を 吟 味 し 、 次 の 研 究 に 発展 的 につ なげ て い く こ と が望 ま れ る。 特 に 、 本 研 究 の限 界 と し て は、 今 回 は 中心 と な る ス タ ッ フ をFaci と し て ひ と く く り に し て 分 析 し た た め 、Faci 側 の 条 件 が及 ぼ す 影 響 に つ い て の 検 討 が で き て い な い と い う 点 が 挙 げ ら れ る。 当 然 、Faci の 専 門 性 や 運 営 手 法 の 違 い 、 性 別 、 経 験 年 数 な ど が 、 参 加 者 の “Faci 行 動 認 知 ” や “援 助 効 果 ” あ る い は 参 加 頻 度 と関 連 し て い る こ と が 推 測 さ れる 。 し か し、 こ の 関 連 に つ い て は 今 回 の 研 究 で は充 分 に 明 ら か に す る こ と が で き な か っ た 。 こ の よ う な こ と を 踏 まえ て、Faci 側 の条 件 と 諸 要 因 と の 関 連 を 明 ら か に し て い く こ と が 今 後 の 大 き な 課 題 と い え よ う。 さ ら に 、 他 の 課 題 と し て は、“Faci 行 動 認 知 ” ど 援 助 効 果 ” の 項 目 を 精 査 し 、 よ り 妥 当 性 を 高 め て い くこ と が 考 え ら れ る。 そ の た め に は 、 外 部 の 親 グ ル ー プ 主 催 者 やFaci と と も に、 こ れ ら の 項 目 に つ い て 検 討 す る 場 を も つ な ど の工 夫 が 必 要 で あ ろ う 。 ま た、 実 際 の 親 グル ープ に お い て こ れ ら の質 問 紙 を 実 施 し
て、 グループ内 での参加 者の言動や 参加状態 な どの臨床的な データ も用 いた相補 的な研究 を行 うこと も今後 の課題 であ る。 文 献 安 部 恒 久 (1984 ): 登 校 拒否 児を もっ 母 親へ の ク ル ー プ ・ アプ ロ ーチ 人 間 性 心 理学 研 究, 2, 110-120. 不 登 校 情報 セ ン ター (2005 ): 最 新 版 不登 校 ・ 引 き こ もり ・ニ ード 支援 団 体 ガ イ ド 子 ど も の未 来 社 板 橋 登 子 (2000 ): 不 登 校児 を もっ 母 親 の養 育 態 度 と 自 己 像 カ ウ ン セ リ ング 研 究,33(1),8-17. 伊 藤 隆 (2000 ): 「 不 登 校を 考 え る 会」に つ い てー 保 護者 と 教 師 の集 ま り一 日 本私 学 教育 研 究 所 紀要 , 35(1),273-290. 菊 地 千 夏 (2009 ): 不 登 校の 親 の 会 の 意義 に 関 す る一 考 察一 周 辺 的 な メ ン バ ー に焦 点 を 当 てて 現 代 社 会 学 研 究, 22, 35-48. 中 地 展生(2006): 不 登 校 児の 親 グ ル ープ 野 島一 彦 ( 編 ) 現 代 の エ スプ リ別 冊 臨床 心 理 地 域 援助 研 究 セ ミ ナ ー, 128-138. 中 地 展生 (2007 ): 公 立 の教 育 相 談 機 関 にお け る 不 登 校 児 の 母 親 へ の グル ープ ・ アプ ロ ー チ 心 理 臨 床 学 研 究, 25(1), 49-59. 中 地 展 生(2011a): 不 登 校児 の 親 グ ル ープ の 援助 効 果 に 関す る 研 究 帝 塚 山 大 学心 理 福 祉 学 部紀 要 ,7, 119-130. 中 地 展 生(2011b): 不 登 校児 の 親 グ ル ープ に 参加 し た 母 親 か ら み た 家 族 シ ス テ ム の変 化 に関 す る実 証 的 研 究 心 理 臨床 学 研 究. 29(3), 281-292. 中 地 展 生(2012a): 不 登 校児 の 親 グ ル ープ 参 加者 の “フ ァシ リ デー タ ー行動 認 知” と 諸 要因 と の関 連− 参 加 頻 度 , 参 加 年 数 , グ ル ープ の タ イプ の 視点 か ら 心理 臨 床 学研 究, 29(6), 797-802. 中 地 展生(2012b): 不 登 校 児の 母 親 の変 化 過 程 お よ び そ の 変 化 に 影 響 を 与 え る 要 因 に関 す る研 究一 親 グ ル ー プ 新 規 参 加 者 3名 の 「 期 待 」 に着 目 し て 帝 塚 山大 学 心 理 学部 紀 要, 1, 113-126. 小 野 修 (2000 ): 子 ど も とと も に成 長 す る不 登 校 児 の 「 親 の グル ープ」− フ ァ シ リ テ イ タ ー の た め の マ ニ ュ アル 黎 明書 房 申 栄 治 (1986 ): エ ンカ ウ ン タ ー・ グ ル ープ に お け る メ ン バ ー の フ ァ シリ テ ータ ー関 係 認 知 ス ケ ー ル 作 成 の試 み 心理 学 研 究, 57(1), 39-42. 高 松 里(2004): セ ル フ ヘ ル プ ・ グ ル ープ と サ ポ ー ト・ グ ル ー プ 実 施 ガ イ ド ー 始 め方 ・ 続 け方 ・ 終 わ り方 金 剛 出 版
Relationship between participants' experience and frequency
of participation in
a group for parents of children not
attending school
Nobuo Nakaji
Abstract
This study investigates the relationship between participants1 11e χperience" and "frequency of participation ” in a group for parents of children not attending school. Eχperience focused on participants' perceptions of facilitator behavior (Nakaji, 2012a) and helpfulness of group for participants (Nakaji, 2011a). The 丘equency of participation focused on high 一丘equency and middle-frequency groups. First, the data of 168 participants used in Nak司i (2011a, 2012a) was reanalyzed with new standards. Factor analyses yielded four factors for facilitator behavior (facilitation of understanding, facilitation of
interaction, respect for each participan! , and imparting information) and five factors for helpfulness (change of attitudes toward children, positive commitment to the community, infc〕rmation acquisition,
altruistic commitment to the other participants, and stability of one's own feelings). Second, correlation analysis was performed between each factor according to the frequency of participation. The result
indicated that facilitation of understanding and facilitation of interaction were related with the stability of one's own feelings in the high-frequency group. However, there were no such relations in the
middle-frequency group. Differences in participants' e χperiences may have affected their frequency of
participation. For effective facilitation, it w Ⅲbe necessary for each facilitator to consider whether a participant gains sufficient stability of his/her own feelings through the group・