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まえがき(pdf)

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Academic year: 2021

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まえがき〔改訂・改題によせて〕

本著の元版である「土質力学の基礎(2011)」は新しく土の力学を学ぶ読者がその本質を深く 理解しつつ亜なおかつ亜いかにやさしくこの複雑な工学現象を学べる手助けになるかを念頭にお い て 執 筆亜そ し て 出 版 さ れ ま し た唖そ の オ リ ジ ナ ル 英 語 版 で あ る「 Soil Mechanics Fun-damentals」(2010, CRC Press)とともにその丁寧な本質の説明と簡潔な記述が認められ亜日本 ではもちろん亜アメリカ亜インド等々亜世界中の多くの大学で教科書として採用されるようにな りました唖また地質学亜建築学などの土木工学以外の読者からもわかりやすい入門書としての評 価を得ています唖著者たちの当初の目的は達せられたと自負しています唖しかしながら亜読者か らいろいろな改正点のご指摘もいただいており亜これらを真摯に受け止めています唖特に日本語 版の読者からは土質実験などの規格が厳密には日本の規格でない点が指摘されています唖

2015 年亜英語版の第 2 版「Soil Mechanics Fundamentals and Applications」(CRC Press)が 出版されました唖これは初版に地盤調査亜地盤基礎の設計などの数章が追加され亜これで本書が 土質力学のみの入門書から亜基礎の設計法までを含めた地盤工学の入門書としての内容を備えた ことになります唖 本書「土質力学の基礎とその応用」は英語版第 2 版の拡張された内容を基にして亜日本の工業 規格亜慣習を十分に考慮し亜取り入れて改正されたものです唖内容の深さと簡潔さは初版のまま に亜そして亜拡張された内容と亜また日本の実状に合った使いやすい書になったことと確信して います唖 したがって亜本書の構成は新しく次のようになります唖第 1 章から第 12 章は初版と同じく土 質力学の章で亜第 13 章から第 16 章は基礎工学への入門章となります唖まず第 13 章では新しく 地盤調査法について学びます唖第 14 章は基礎地盤の支持力(初版の 13 章)と亜その応用として の浅い基礎の設計法が追加されました唖そして亜第 15 章には杭による深い基礎の設計法がまと められています唖最終の第 16 章では斜面安定問題で初版の第 14 章と同様です唖 英語版亜日本語版を通じて多くの方々のご意見亜ご協力を得ました唖ここにそれらの方々に心 よりの感謝の意を表し亜下記のそのお名前を記させていただきます(敬称略亜アルファベット 順)唖M. Sherif Aggour(United States)亜Fauziah Ahmad(Malaysia)亜G. L. Sivakumar Babu (India)亜A. Boominathan(India)亜Bodhinanda Chandra(Indonesia)亜土居玄昌(Japan)亜 Hiroshan Herriarachchi(United States)亜肥田達久(Japan)亜菊池喜昭(Japan)亜小林泰三 (Japan)亜Kunchithapatha Madhavan(United States)亜Mohamed Mekkawy(United States)亜 Achmad Muhiddin(Indonesia)亜Mete Omer(United States)亜大嶺聖(Japan)亜土屋忠三 (Japan)亜渡部要一(Japan)亜安福規之(Japan)亜吉見吉昭(Japan)亜Askar Zhussupbekov

(2)

(Kazakhstan)亜西村謙吾(Japan)唖 2017 年 2 月 石橋 勲 Isao Ishibashi ハザリカ ヘマンタ Hemanta Hazarika まえがき〔改訂・改題によせて〕 iv

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ま え が き

本書は著者らによる英文本“Soil Mechanics Fundamentals”(CRC Press, 2010)を訳したもの です唖その序文には次のように書かれています唖

“Soil Mechanics Fundamentals”(土質力学の基礎)は亜土の力学を初めて学ぶ学生やエンジ ニアのために土質力学の概念と知識をわかりやすく亜できるだけ簡潔に亜なおかつ亜その深い本 質の説明を怠ることなく提供するために書かれたものです唖この本は亜主に大学で基本的な数 学亜物理学亜化学亜静力学亜固体力学などの主要な科学工学コースを習得して亜まさに土木工学 のひとつの専門分野である地盤工学を学ぼうとしている大学生を念頭に置いて書かれました唖そ れらの基礎知識を基にして亜土質力学の基本を包括的にしっかりと学習できるように気が配られ ています唖特に亜「土とは何か」「土はどのように挙動するのか」「なぜそのように挙動するのか」 「それらの挙動がどのような工学的意味を持つのか」が理解できるように組み立てられています唖 本書は岩盤力学を含んでいないため亜古典的な名前“ソイルメカニックス(土質力学)の基礎” と名づけられました唖 土質力学亜地盤工学亜基礎工学の分野には数多くの書籍が出版されていますが亜著者らの 25 年以上にわたる土質力学入門コースを教える経験を通じても亜満足される教科書はなかなか見つ からず亜多くの資料を併用して教えざるを得ませでした唖それらの教科書の多くは亜あるものは 包括的な基本の説明の欠くもの亜あるものは情報量が膨大すぎ整理がうまくなされていないも の亜またあるものは内容が高度過ぎて入門書としては適切ではないもの亜等々唖常に著者らは学 生のためにより良い入門テキストブックの必要を感じざるを得ませんでした唖著者らにとって土 質力学の理想的な入門テキストブックとは亜まず亜数学亜物理亜化学等の基礎科学工学の知識を 基にして書かれていること唖第 2 に亜土質力学の複雑な現象がより整理され体系付けられて亜円 滑な流れをもって表現されること唖最後に亜土質力学の最初のコースを終了した学生は亜土の挙 動の根本的な知識を身につけ亜基礎工学への応用に際して亜たじろぐことなく亜学習した概念を 的確に適用する準備ができていなければなりません唖いい換えれば亜単に方程式や数字の暗記で はなく亜その根本を熟慮し亜応用する学習態度を会得することです唖それらを取得した者らが挑 戦的な難しい問題に直面したときにも亜果敢に亜論理的亜かつ革新的な解決法を求めることがで きるでしょう唖 本著は土質力学の入門テキストブックとして亜本著をもって一歩でもそのような理想の教育に 近づくごとができることを目指して書かれたものです唖そのために亜個々の土質力学の概念が亜 可能な限りスムーズに配列されています唖たとえば亜土の塑性性状は粘土鉱物の構成とその水と の相互作用を学習した後でやさしく理解されます唖同様に亜矢板の前面のクイックサンドや掘削

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穴の下部のフクレ上がり現象は有効応力の概念を理解した上で説明されます唖モールの円はせん 断強度と土圧の理論の直前に提示されます唖 同時に亜著者らは亜本書をできる限りわかりやすく簡潔にするために亜意図的に各分野での 種々多くの情報を網羅し亜掲載することを避けました唖この分野では常に多くの例外と経験則に よる解答が存在しますが亜本書では基本的亜かつ不可欠なもののみを選びました唖基礎の理解の 重要性を強調するためです唖 最後に要約しますと亜この本は地盤工学分野の完全な技術情報をカバーするもではありませ ん唖むしろ亜より基本的な概念と知識を亜よりわかりやすく亜シンプルに提供することを目的と しています唖この目的を達するために亜もう一度最後に亜「土とは何か」「土はどのように挙動す るのか」「なぜそのように挙動するのか」を理解することの大切さを強調したいと思います唖 以上が英語版での序文の翻訳ですが亜日本語版では特に読者が英語の技術用語に慣れるため に亜多くの技術用語はカッコ内に英語の用語として残しました唖それらは索引にも残され亜英語 の参考文献とともに読者の英語力の向上に少しでも役に立つことを願うものです唖 2011 年 4 月 石橋 勲 Isao Ishibashi ハザリカ ヘマンタ Hemanta Hazarika ま え が き vi

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