高齢者・障害者にやさしい高速道路に関する基礎的検討
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(2) IV‑024. 土木学会第57回年次学術講演会(平成14年9月). 要な交通手段で,外出機会の増加にも関与しているものと思 80%. 75% 68%. われる.. 60%. 57% 40%. 次に,阪神高速道路に対する意見は,高齢者・障害者ドラ. 40%. イバーともに,図 ‑2 のように「PA の数が少ない」「車線変更. 20%. 59% 26%. 利 用 しな い. 50%. 認するといった意見や,洋式トイレでも不自由しない方もい. 40%. ることがわかった.. 30%. 障害者ドライバー N=75 高齢者ドライバー N=443. 高齢者ドライバー. 41% 36%. 30%. 6%. 障害者ドライバー N=69 高齢者ドライバー N=384. 高齢者ドライバー. 図−2 阪神高速道路に対する意見. 障害者では自動車の分担率が 38 〜 45%と非常に高い.逆に, 50%. 45% 40%. 38%. 者と障害者ドライバーの代表交通手段の分担率を比較すると,. 33%. 30%. 比較的類似した傾向を示しているが,公共交通機関での分担. 22%. 29%. 22% 26%. 20% 13%. 20%. 18%. 16%. 10%. に関係なく多く,鉄道での移動は中距離帯では見られなかっ. 8%. 6%. 3% 0% バス. 0% 鉄道. た.以上のことより,障害者ドライバーは移動距離に関係な. 自動車. 障害者ドライバー. く自動車を頻繁に利用しており,特に中・長距離帯では公共. 図−3. 二輪車 一般障害者. 徒歩. 1% 0% 0% その他. PT調査. 代表交通手段分担率. 交通機関の代替えとなっていることが明らかとなった.これ 100%. は,障害者ドライバーの高速道路の利用頻度が高いことを示 80%. 唆しているとも考えられる. 60%. 6.まとめ 40%. 今回の調査からは,これまで実施してきた高齢者・障害者へ 20%. の対応策が必ずしもニーズに一致しているとは限らないことが 0%. 示された.さらに,障害者ドライバーにとって高速道路の利用 が不可欠になっている状況から,これらのドライバーに対して. 0~10. 10~20. 20~30. 30~40. 40~. 距離帯(km) 鉄道. 自動車. 二輪車. 徒歩・車いす. 図−4 距離帯別代表交通手段分担率 (障害者ドライバー). やさしい道路づくりの必要性を改めて認識した. 参考文献 1 )三星昭宏,大藤武彦:大阪府における障害者の交通特性と自動車利用に ついて,交通科学 V o l . 2 3 ,N o . 1 N o . 2 合併号 7 〜 1 3 ,1 9 9 4. 2 )京阪神都市圏交通計画協議会:京阪神都市圏の人の動き−第 3 回パーソントリップ調査から−,1 9 9 2. ‑48‑. 駐 車 マナー が悪 い. 2%. 駐 車 マ スが少 な い. 障害者ドライバー. 16%. 11%. ト イ レ が 使 い にく い. 図 ‑3 の代表交通手段の分担率からは,PT 調査結果に比べ. 19%. ト イ レ が 混 ん で いる. 性が見られた.. 20%. 14%. ト イ レが清 潔 でな い. で無職の方が多いが,様々な場所に立ち寄る回遊型の行動特. 係 員 の対 応 が悪 い. プ数は 2.91 トリップ / 人・日となっている.回答者は高齢者. 20%. 20%. 4%. 支 払 い に時 間 が か か る. 料 金 の受 け渡 し が困 難. 車 線 変 更 が困 難. トリップ数は 67 トリップであった.1 人 1 日あたりのトリッ. 19%. P Aの数 が少 な い. 0%. 12%. 標 識 が 降 雨 時 見 え にく い. 性の把握を行った.なお,サンプル数は 23 人・日であり,総. 27%. 26%. 28%. 27%. 17%. 標 識 が 夜 見 え にく い. 10%. 32%. 29%. 29%. 30%. 20%. アンケート調査と同時に活動ダイアリー表を用いた行動特. 段分担率からは,自動車利用はトリップ長の短・中・長距離. 0%. その他. 買 い物. い.特に障害者用トイレに関しては,設置位置を運転前に確. 率の差は非常に大きい.また,図 ‑4 の距離帯別の代表交通手. 2%. 図−1 自動車の利用目的. 「トイレの使用」についての意見が障害者ドライバーには多. 通機関の代替交通手段になっていることがわかる.一般障害. 社 交 ・娯 楽. 障害者ドライバー. 把握が必要であると考えられる.また, 「料金の受け渡し」や. 15%. 11%. 業務. 大きく影響されると思われるため,今後の詳細な運転特性の. 通院. 通 勤 ・通 学. 0%. や標識の視認性に関しては,ドライバーの視線や動作状況に. 鉄道は 6%,バスは 0%であり,障害者には自動車が公共交. 27%. 29%. 13%. が困難」 「標識が見えにくい」などで共通していた.車線変更. 5.活動ダイアリー表を用いた障害者ドライバーの行動特性. 69%.
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