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した乾式吹付けコンクリートの強度特性についてまとめた

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Academic year: 2022

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(1)V-247. 石炭灰原粉を用いた乾式吹付けコンクリートの現場施工 奥村組. 正会員○佐々木剛. 藤原俊貞. 奥村組. 正会員. 松田敦夫. 木下昭治. 正会員. 安井啓祐. 中国電力. 正会員. 槇原豊博. 山本康治. 正会員. 入江. 正会員. 木山孝昌. 彰. 1.はじめに 石炭火力発電所で集塵したままの石炭灰原粉は、使用量や置換率などを的確に定めれば、湿式および乾式 吹付けコンクリート材料として利用可能である. 1)2). 。本報告では、半年間にわたる発電所立坑の掘削に採用. した乾式吹付けコンクリートの強度特性についてまとめた。. 2.施工概要. 適用した発電所立坑は掘削径 17m,深さ約 76m の円 形である。掘削はNATMで行い、その吹付けコンク リート材料に石炭灰原粉を用いた。吹付機を地上に設 置してコンクリートを掘削面まで搬送するため、吹付 方式は乾式とし、施工前に実施したモデル施工の結果 を基に、配合を表1のように定めた。試験項目を表2 に示す。吹付けコンクリート強度の管理基準は材齢 4 週で 18N/mm 2 である。半年間で約 600m3 施工した。 3.試験結果. 乾式の吹付け方式は空練り材料の含水量とノズル部. 写真1. で添加水量を調整することにより単位水量が変動する。. 吹付け状況. 表2. そこで、赤外線水分計により搬送前に採取した試料の 含水量を、流量計によるノズルへの水の供給量とコン クリートの搬送速度により添加水量を求め、吹付けコ ンクリートの単位水量を算出した。5車分の結果を表. 試験項目. 項 目. 頻 度. 方 法. プルアウト 強度 コア 圧縮強度. 4,8,24h or 8,16,24h 1,4,13W. JHS 701,702 JHS 703 JIS A 1107. 3に示す。この平均値により、計画配合を修正すると 表1の下段になる。計画に比べ、単位水量は 21kg/m3. 表3. 増えているが、施工全体での変動幅は±2%程度と安定. 測定値 236,241 232,236 234. している。 図1に吹付後の材齢と強度の関係を示す。凡例中の 表1. 計 実. 画 測. 測定単位水量. kg/m 3 平均値 236. 配合と使用材料 単位量 kg/m 3. W/B. s/a. %. %. W. C. CA. S. G. kg/m 3. 45 53. 61 61. 210 236. 231 222. 231 222. 998 959. 640 615. 25 25. 急結材添加量. セメント[C]:普通ポルトランドセメント 比重 3.16 石炭灰[CA]:水島発電所産 (計画時暫定)比重 2.20、(3 試 料測定平均値)比重 2.10、強熱減量 14.4%、比表面積 4550cm 2/g 細骨材[S]:知和産砕砂 比重 2.69 粗骨材[G]:弓削産砕石 比重 2.66 最大寸法 15mm 水[W]:河川水 急結材:カルシウムアルミネート系. キーワード:石炭灰、乾式吹付けコンクリート、発電所立坑、強度、配合、混和材料 奥村組技術研究所 〒300-2612 つくば市大砂 387 TEL:0298-65-1521 FAX:0298-65-1522. -494-. 土木学会第56回年次学術講演会(平成13年10月).

(2) V-247. AとBは石炭灰のロットを示 40. 10. トに比べて強度の変動が大き い。図1の値も材齢 24h,4 週. 2. 強度(N/mm ). 条件により通常のコンクリー. 8 6. 30 2. 吹付けコンクリートは施工. A-1 A-2 A-3 B-1 B-2. 強度(N/mm ). している。. 4. 20 A-1 A-2 A-3 B-1 B-2. 10. では 30%程度の幅があった。. 2. 吹付けコンクリートは長期材. 0. 0 0. 齢で強度の増加が少ないとさ. 6. 12. 18. 24. 0.1. 30. 1. 10. 100. 材 齢(週). 材 齢(h). れているが、4 週と 13 週の強 度発現率は平均 39%と通常の. 図1. 吹付け後の材齢と強度の関係. 普通コンクリートに近い。 図2に表3の単位水量から. 10. 求めたそれぞれのセメント水. 8. 比と強度に相関は見られず、石. 材齢 4W 28 2. 2. 強度(N/mm ). 24 時間、4週ともセメント水. 強度(N/mm ). 比と強度の関係を示す。材齢. 30. 材齢 24h. 6 4. 26 24. A. 炭灰のロットによる強度の大. 2. 小が現れている。. 0. A. 22. B. B. 20. 0.90 0.92 0.94 0.96 0.98 1.00 セメント水比. 図3に立坑掘削中の 7 月か. 0.90. 0.92. 0.94 0.96 セメント水比. 0.98. 1.00. ら 12 月に実施した材齢 24 時 図2. 間と4週の強度を示す。トンネ. セメント水比と強度の関係. ルと異なり立坑は気温の影響を 40. 直接受けること、また使用して. 置きしてしていることから吹付 け時のコンクリート温度は 5℃ 〜 25 ℃ 程 度 に 変 動 し て い る と. 強度(N/mm 2). いる水が河川水をタンクに汲み. 24時間. 4週. 30. 20. 10. 思われるが、材齢 24 時間、4 週とも変動幅 は非常 小さ い. 3). 。. 0 7/1. 8/1. 9/1. 材 齢 24 時 間 は 10 月 以 降. 10/1 10/2. 11/1 11/2. 12/1 12/3. 1/1 1/3. 施工日. 図3. 2. 5N/mm をわずかに下回った。. 施工期間中の強度. これは添加水量を少なくするこ とで 2N/mm 2 程度大きくすることが可能である。材齢4週で、基準強度を満足していることから全工期同一 配合で施工したが、添加水量を 20〜30kg/m3 少なくすれば、長期強度も 10〜20%大きくできる. 4). 。. 4.まとめ 石炭灰原粉を使用した乾式吹付けコンクリートを発電所立坑の施工に採用した。当初の計画に比べて単位 水量の多い配合での施工となったが、半年を通して基準強度を満足し施工のトラブルはなかった。通常の配 合に比べて初期強度はやや低いが、長期強度の伸びは大きく、季節による温度の影響も小さかった。 参考文献 1) 飯島他「石炭灰原粉の吹付けコンクリートへの適用性について」土木学会第 54 回年次学術講演会Ⅴ-489,1999.9 2) 飯島他「石炭灰原粉を用いた吹付けコンクリートのモデル試験施工」土木学会第 55 回年次学術講演会Ⅴ-213,2000.9 3) 門田他「凝結遅延材を用いた吹付けコンクリートの季節毎の特性」土木学会第 55 回年次学術講演会Ⅴ-222,2000.9 4) 安野他「石炭灰原粉を用いた乾式吹付けコンクリートの試験施工」土木学会第 56 回年次学術講演会Ⅴ,2001.10. -495-. 土木学会第56回年次学術講演会(平成13年10月).

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