U.D.C.624.191.2:.139
地盤凍結工法によるシール ド発進法
西松建設技報 VOL 4
近 藤 操 可 * 川 原 正* * 西沢 忠 ***
要 約
シール ドJ二法の発進到
達
畔の補助 日去は, 薬酒注 入 【二法が多 く用いられてきたが,地下水汚
染などの問題か ら,送水
,管流山関宿線4,700mm「二事(シール ド径¢2,300mm,土被8.1m,砂質土)では地盤凍
結
日去を用いたO本報告は
、地盤i如糸li 工
法の 一般的な説叩Jを行った後,測 と
実
測,熱伝
導率の人 きいシー トパイル 11!'.坑 における問題
点などについて述べ る。日 次
§1.地盤凍結JlJ去の概要
§2.凍結
工
法 によるシール ド機の、発進§3.シー トパ イル立坑 における凍結発進の特徴
§4.むすび
§1.凍結工法の概要
1‑ 1 概要
地盤凍結工法 とは軟弱な地盤や地下水位の高い地盤 を
に築造す る」二法である。土木二L事に利用 したのは1862年 英国のウェールズで立坑築造のため,エーテルを用いて 冷却 したブライン
(
辛;tIL7‑Llヒカルシウムや食塩などの水溶液)
を パイプに循環 させて,地盤
を 凍
結 させたのが最初であ る。日本 においては,1962年大阪府守 口市で水道管圧入工 事の補
助」
二法 として利用された。 その後,大都市を中心 として各種土木工事や地下鉄コ二事等に採用 さオ華綱
三に至 っている。1‑2 凍結工法の原理
士朗芝を冷却 Lでその温度
が
間隙水の氷点下 に降下す る とその地盤 は凍結 L,強度 と遮7回堂をもつ丸姐芝に変化する。
凍
結工法はこの きわめで単 純 な自然
現象を利用 した工*機 崩部機械課
*
東関
束 (支)宮 野本(出)所長*粟関 東(支)宮野本 (出)工事係長
法である。すなわち,地霊中に凍結管を埋設 し管内に凍 結液 またはガスを循環 させ,凍結管 を とお して
周
囲の地 盤 を冷即 し凍結させ るものである。地盤は凍結管を中心 にして冷却,凍結され, その範囲は時
間 とともに拡大す る。凍結管 をあ らか じめ凍結埋諭式により計算 された間 隔でi̲ill̲設すれば,時
間の経過に従ってたがいに連絡 しあ い,地盤中
に連続凍土柱列か らなる凍土
壁を形成す る。1‑3
凍結工法の特徴凍結」二法の特徴 として長所,欠点をまとめると次のよ うになる。
長所
(イ) 砂, シル ト,粘土等ほ とん どすべての土質に適用 で き
,i 舶範
囲や程度にむ らがない.(ロ) 凍土の力学的強度が優れているので,仮設構造物 として利用で きる。
(‑) 速水は完全であ り,他の構造物 との凍着力 も大 き い。
(I) 埋論計算式 と実際の凍結の状況がよく一致す るた め,凍結範囲の予iRIj,凍結管理が容易であ り,二Ⅰ二事 計画
,
施工斜面 がたでやすい。(,iT,) 土壌汚艶 地下水汚染等公害の心配がない.
(‑)
自
然解凍時間が長いので,停電,榔 東機の故障等 の不慮の事
鋸 二対 して も,対応が容易であるO 短所(イ) 熱伝導を利用す るため,凍結に要す る時間が∵般 的に長いO
(ロ) 地下水流があ るときは凍結が阻害 されるため補助 工法が必要である0
167
地盤凍結工法 によるシール ド発進法
(/〜)凍 結時に凍結 膨張による凍上 解凍時には沈下の 生 じるおそれがあるので,周辺の状況によ り,十分 な配慮が必要である。
匡) 薬
液
注入工法等に くらべて,̲1二費が高い。以
J述 べたように,凍結工法は施工条件がある程度限 定されるため,設計,
施工時には(イ) 地盤の
土質 調
査,土質試験 (ロ) 地 ド水の流速,
方IETJ(/〜) 地 トキ増̲設物の状乱
隣
接構造物の位 置等 についで十分な
事
前調
査,検討を行 うことが肝要である。I‑4
凍土の特性凍
土の一般的な力学的
性質を以下に示す。(1)‑
凍
柄三羅
髄液
一 軸
)灘 個 変と温度 との関係は,
温度が低 くなるほ
ど強度は増加す るC また出立子の粒径が 粘土, シル ト, 砂 と大 きくなるにつれ,強度 も増加す る。(図‑ 1)‑.JU /,し、 ー60 ‑80 ,豊麗 、守C)
図‑2 引張強度 と
温度
JZ.]二二㌧∵.叫=二・i:∵
168 40
20
西松 建設 技 報 VOL 4
(2)引張強度
引
張強度 と温度 の関係は,
温度が‑40oCまでは強 度の増加はみ られるものの, それよ り低いI.Er:E7.度では:l二 質にかかわ らず一定になる傾
向がある。(図‑2) (3)lHHr強度表
‑1
に各種土質のl
裾 門射変の試験結果 を示す。以上の ことか ら,
一
・般的に凍土の強度は,普通 コンク リー トに比べて圧縮強度が少 し低 いほかはほぼ同等なみ の強度が期待で きるといえよう。表‑ 1 曲 けり鋸空試験結 果
十 十
㌧ 含水比 lHHr施1空 供 試 体 淑度 揃 考 (㌔ ) (kgf:!'州2) (qC)紗 12.7 40.5 ‑13.5‑‑12.8 供.53∫00×5等分!‑3,拭体00、!J0×3,ー0(一法抑0荻600
′′ 13.5 43.3 ‑18.1‑‑17.2 // 16,3 51.3 ‑16.8‑‑16.4
シルト l"i
ロー ム 51.3 27.9 ‑20,0 供 試150×1体寸法50×550 抄 23.4 56.0 ‑10.0
21.3 66.0 ‑10.0
∫/ い 4.9 46.6 ‑12.0
′′ 13.7 53.3 ‑ll.0
抄 34.5 衣的i ‑5 呪場凍」.̲
1 ‑ 5 凍結方式
凍結管を冷却する方法 としては,ブライン方式 と
低 塩
液化ガス方式 とがある。 この2方式の選定は経済性の比 較か ら,凍結土産 150m3以下の小規模
で登夏
期の工事 には低h
t,‑EIL液化ガス方式,大規模
1二事にはブライン方式を採用 している。いずれを採用す るに して も,
事
前に(イ)凍
結範
囲,形状の仮定,凍
土壁の力学的強度計算 (ロ)凍結管の形状,管径,材質(バ 凍結管の設置間隔,埋設深度 (⇒ 凍結
管
群の配管 と冷却液の分配方式㈹ 凍 結
管
群の凍結順序,
姉御
憤序,
方法 (‑) 凍結i l
u7度の
測定位鼠 測定 箇所 ,
測定の方法
(卜) 冷凍装置の能九 機種
(+)
冷
凍装置の騒音,振動等の対策 (リ) 電 力設胤 給排水設備等について検討の必要がある。
1‑5‑1
ブライン方式冷凍機 を用いてブライン (塩化カルシウム
水溶
液 凝 固点‑55oC比薮
1.26‑1.28)を‑20oC〜‑40oCに冷却 し,循環ポンプによ り地中に埋設 Lた凍結管内に送 りこ み,凍
結管 を とお Lて地盤 を冷却す るO図‑
3
に汚齢 iJi装置 とブライン循環装置,画一4
に凝 iZ,: 管の構造を示す。西 松建 設 子支妻琵VOL 4
図‑3 ブ ラ イン方式の凍結
日去
1単 管 式 凍
結管r‑ ‑ m 1 ‑ ‑ ‑ ‑
2 二 苓挙式凍結 管
3 ‑郡凍結管
内管 凍結管タナ管
図一4 凍結符の種 類 と構 造
1‑5‑2
低温液化ガス方式液体窒素 (気化温
度‑1 9 6o C
)を使用 して,
工場か ら 清二接 にタンクロ‑ 1)で現場 に運搬 して使用す る。 これに は,繭 安冷却方式 と間接冷却方式 とがあるO闘 妾冷却方式は,i雌
笈
中にストレーナのついブ 言
L^管 を蛾 没Lて液体窒素をi舶安に地盤 に注入す る方式である。図‑5
にその概略を示す。
間接冷却方式は,凍結管内で 気化 Lたガスを大気
中 二放出させ る方
法で,図‑6にそ の概略
を示す。酎 妾方式は地盤
中 に放J
lけ るため問
題点 が多 く,事故等の特殊な場合にのみ使用され,ほ とん ど は間接方式である。地盤凍結 工法 によるシール ド発進法
コール ドエハボ レ‑夕(CE)
■l
LN2
よも 等 、 『 ヘ ッダ 供給管 r訂百石1 タンクロJ )秦 連環思 rj
凍 土 / 仰Y'^Y′′ cE峯喋
図‑ 5 液休窒素によるijT:.人方式
安全弁排 気管
図 ‑6 低混液化ガス方式の液体窒素(LN2)供給系統
§ 2. 凍結工法によるシール ド機の発進 2‑1
概要凍
結
工法 によるシール ド機の発進方法は, シール ド機 の前面地盤 (立坑の外側
)を地盤凍結二日去によ り凍結 さ せて切刃を鉦fl二させ,エン トランスパ ッキング内にシー ル ド機 を仮推進 させて掘
削,本
推進を開始す る方法で, 図‑ 7にその概 要を示す。 シール ド機の前面切羽は凍結
土であるため,
漏れ,噴発,切羽の崩落等の危険が全 く な く非常に安全性, 信 組
性の高い
工法である。図‑7 シー ル ド凍結発
進法
169
地盤 凍結工法 によるシール ド発進法
2‑2 施工例 2‑2‑1 工事概要
士
t
塊茎凍結」二法 を利用 してシール ド機の発進 を行った例 を述べ る。(イ) 企業先,北千葉広域水道事業団
(ロ)工事名 送水管流山関宿線¢700mm布設工事 (/う 施工場所 流山市大字北赤坂〜同北小屋 (⇒ 」二期 昭和52年 4月 1日〜53年 8月12El
(J雨 工事延長 399.2m
(弓 送水管内径,¢700mm,ダクタイル鋳鉄管 (卜) 発進 立坑,到達立坑,各1基
(+) 泥水シール ド掘進機 2,300mm¢×3,690mm セグメン ト, スチール 2,150mm¢
‑一次敦工延長 且‑389.5m 二次覆工延長 且‑389.5m 2‑2‑2 地質
本工事の施工地点は,江戸川左岸の中川低地 (
沖 積低
也) と野田台地 (.L13塀 を台地) との境界付近に位置 し,北
側 には利根川 と江戸川 を結ぶ
利 根
運河が東酉に流れてい る。この付近の地層は地表か らGL‑6.5mぐらいまで は 沖積層 (第四紀
沖横
世),それ以下は 上
部東京層 (第四紀 洪横世)となっている。沖積層は,表土,
相
性土,腐食土層か らな り,上部東 京層は砂質土 とシル ト質
細砂 の互層状 を呈 している。発進立坑のシール ド切羽は,土被 り約8.1m
,
上部は 細粒混 り細
砂,T部はシル ト質細砂 か らな り,N
値20‑ 35,含水比31‑33%,透水係数10‑3.m/Sを示 している。図‑8に凍結二日去を採用 した発進立坑付近の地質,凍 結範岡及び立坑の断面図を示す。
N値 士OM olO 203040 50
図‑ 8 発進立
坑二 L質
柱状図
2‑2‑3 凍結発進工事内容
本工事の発進立坑は用水路 に近接 して土被 りが少な く, 170
西松 建 設技 報 VOL 4
しかもシール ド機が立坑 に刈 し530の角度をもって発進す るため,補助
」
二法 として凍結工法 を採用 した。凍結 ノー二法は, シール ド発進部 に凍土壁を築造 して優れ た通水性 と強度を併せ もつ凍土でシール ド発進作業時の 止水及び直留を行い,安全,確実に初期発進作業を完了 せ しめるのが即 勺である。
工
事
順序 としては,立坑の鋼矢板
打設後,地上か ら鉛 直ボー リングを行い,鉛跡 限定凍結管,
測温管を埋設 し, 冷却液配管,断熱 計測配線を行い,掴溌
磯 か らブライン方式で凍結液を
循
環 させ地盤の凍結を行 う。ノ
図‑9
発
進 基 地設
備配i F ' . ‑ , 図
図
‑9
はぎ餌録二
坑の設lJ諏妃置図である。 これ ら一連の 作業順序を表‑2に示す。表‑2 凍
結L ‑
.汰,)封虹 立坑施
口跡テ :
2‑2‑4 施工
(イ) 冷凍機 45kW冷凍ユニ ット2台 (秦‑3) (ロ)j二期 凍結日数35日+糸酔摘 数35FIT合計7
0
日 (/, )
凍 結 土 最 約200 m
3(I
)
測温
点 数 地 中温度
測定用1 5 ヶ 所
冷i 剰幾運転
用 5ヶ所 合計20ヶ所
西松建設技鞘 VOL 4
秦‑3 凍結ユニ ッ ト仕様 (2台 )
使 用機 器 の種類 能
力
冷凍機圧縮機 蒸発温度‑30oC凝縮
温
度40℃ (105M4R,冷媒‑R22)冷凍能力40,000kcal/h 冷 凍機電動機 200V‑45kW凝縮橡 横 型 シェル ア ン ドチ ュー ブ式 ブ ライン冷却 器 横 型 シェル ア ン ドチ ュー ブ式 冷却塔(MT‑5011L) 冷却 能 力50RT
ブ ライン循環 ポ ンプ 80¢3PX200VX5.5klV 冷却水循環 ポ ンプ 80¢3PX200VX2.2kW 制御装置 乍銅力機 オ‑バ ‑ ロー ドリレー
圧 力 スイ ッチ,断水 リレー, 冷却水 温度サ ‑モ スタ ッ ト
■l
11
図‑10 凍結管詳細
対
図‑11 測温管詳細図今回使 用 した凍結管,測温管 の詳細 を図‑10,日 に示 す。凍結管 には,凍結対象以外 への熱損失 を防止 し,袷 凍機の能 力を有効 に利 用す るために,50mmの厚 さの発泡 スチ ロールの保温筒 をビニール テー プ
で
固定 して,掛簡 〜 を行 った。凍結管,測温管 は地上か らロー タ リ式ボー リングマ シ ン (300mm@)でGL‑12.8‑13.8mまで穿托 し埋設 L たo なお凍結管,測温管 とも製作時及 び埋設後 に それぞ れ
4. Ok g
f/cm2の水圧 テス トを2時間行 い, ブ ライン等の 洩れの ないよ うに厳重 な検査 を行 った。凍結管,測遮管 の施工数量 を表14,5に示 す.凍結温度 計測 は,地 中漉 変計測 と冷凍装置管理計 測の 両方 を行 った。測定方法 は両方 とも白金抵 抗素子 を 自記 言ES好 日二連動 させて計測 した。冷凍装置での計測 は, ブ ライン冷却
適
度 の設定 に必要 な冷却ユニ ッ トの, ブ ライ ン入 口温度 と出口温度 を計測 した。図‑12, 13は,凍結 管,測
温管の配置平
面 図及 び断面図で あ る。地盤凍結工法 によるシール ド発進法
秦‑4 凍 結 管 施J二数社
本数 管長 凍結部 断熟都 延 長 鉛直凍結管 lo奉 12.8m 8.3m 4.5m 128.0m
立坑貼 り付け凍結管〟 260本本 112.0.3m8m 7.5.3m8m 5.5.0m0m 2173.6.8m0m
秦 ‑5 測温管 施工数量 本数 管長 測点数 延長 鉛直測温管 3本 12.8m 3点/本 38.4m
図‑12 凍 結管,測温管平面配 置図
恥5 他
d
No3 ㌢ぬ2Nol(Igl混管)55,.1600〔0l 9.25〔ー
1 上 郡
12
. 9 ( ) 0
1
3
.L i ロ o
中央き汚ニfi;Ji' き汚ニfi;Ji'
立坑各段書j:00rn芸削′策aL 2221段目掘削 ll302校白書屈指…j
7303三受目提削 8504校目主翼削
図‑13 温度測 定位 置 と立坑掘削深 さ
ブ ライン配管及 び‑ ツダ管 は
SGP
を用 い,接続 は溶 接 とKK接 手 を併用 した。‑ ツダ管 と凍結管の接続 はエ アホー スを使用 し,凍結膨張,解凍時の沈T
に柔軟 に対 応で きるように した。 なお,配管終 了時 に全体の気密試 験 を行 い,装置,設備の洩 れの ない事 を確認 した。㈹ 冷i剰 幾の運転管理
171
地盤凍結工法 によるシール ド発進法
冷凍機の運転開始後は,:I‑.事終 Tまで冷瑠
璃
紺と守 のための停止 (オイル交換, ヰ 乞
燥剤交換,
冷媒の補 充, その他),または不測事態による停止 (停電,断
水,配管の折接等)以外は2肌
揮'TJ連続運転 とL, こ のため冷凍機の保守管理が非常に重.要 となるため, 当現場では3交代で これにあたった。保守管理の内 容は,先に述べたオイル交換,乾燥剤交換,
冷媒の 補充のほかに,膨張弁,
油圧弁等の調 整,ガス洩れ のチェック,定時点
検等である。定晩 封灸の内容は,1時間ごとに,冷凍機については,吐出圧九 暇 人 庄九 油圧,吐出温度,暇人
i t . E I t u
空, 電流,負
荷率を,;揖宿機については,冷却水入用紺変,同出川温度,
冷
媒液
温度等である。2‑3 凍土強度の検討
施工計画の段階で,立ガだ姪か ら1m凍上掘削をLた と きの前面凍土壁の厚さを推定 し,凍結土強度の検討を行 った。
窪
坑
掘削終 (時の掘肖 '
Ej断面は図‑14のようにな り,以 卜の計算には余
揃を考慮 Lで図‑15に示すような等分布 荷重を受けるとL,周辺固定の円板 とLで検討 LたO(イ)凍二
日
1狛二かかる側圧鋸よi こ+こン トラ ンスコ ンクリ≡ドL ‑ 凍 土 さ或 i
去 基 主 要賢服 S/i M M
‑ ‑‑‑ ‑‑ ‑ .‑M 03 卜\ N
‡ ∃ t
、ー■一一一一シ‑ji,ド
i i重責鏡板
図‑14 紬紺 灸凍結 ‖断面
172
西 考JiAt建 設 言王朝 VOL 4
図‑15 凍 結 日ノ」の強度の計ち'.i
/7‑0.5壬q+γHl
+
γ'(h‑Hl); +
T.I(h‑ill) ここで,
/7‑単位面積あた りの側圧 (tf//rn2)q‑上載荷重 (tf/m2)
‑
1.Otf/′m27 L‑ 土の 単位
11覇を重量 (tf,,/m3)=
1.8t
f,/
m3(GL‑1.8m)γ1‑土の水中での単位体積蚤量 (t
f
!/m.i)‑0.8tf/m3(GL‑1.8m〜8.15m)
‑
1.Otf/m3(GL‑8.15m〜10.5m) れ、,‑水の単位14唖雄二量 (tf/m3)‑1.Otf//m3 Hi‑地表面よn・机 、7回1;fA.までの高さ (m)‑1.さIll
h‑地表面より側11:.を求めようとする位置の 深 さ (m)‑10.5m
以 日二より計算すると
p≒ 14.5tf/m2
(ロ)応力度
側圧14.5tf/m2の等分布荷重を受ける周辺
国'
/tの 円板の最大曲げ応力は周辺でおこt), その円板の厚さを /とす ると
・.T .・:ll
I
.・Iとなる。いま,凍 L二
摩
チエ1.0m,円板の半径を1.25mとすると,
0,m',r‑17.0tf,/m2‑1.7kgf/cm2
となる。
(バ 安全率
平均信.度が‑10oC
の
時,図‑1か ら飢‑25.Okgf,/cm2とす ると,曲げに対する安全率は
sF‑
蕊 ‑笠 井 ≒14,3 となる。2‑4 凍結距離の予測 と実測
西松淫設音支季TEVOL 4
凍結管の間隔 は,凍結完了期間と地 卜水流の多さな ど によって決 定す る。凍結管の外径101.6mmの場合の実験 裾 与として
, 水
流を考 えない場合,初期地車,
ll,1度 14o
C, ブライン温度…30oC,75kW冷凍機 を使用 して,凍結期間 21rIけ 1東結距離60C叫 35机iりて75cmとい う例があ る0本 王事 に先だ ち,
凍結管の間隔 (距離
)を決定す るため, 当現場の土質試験結果 (秦‑6)を もとに検討を行った。表 ‑6 情 'i'試験 結果
試料
名 粘 土 郷粒 分 ま じ り砂 シ ル ト質砂試 験 名 Gs‑2.688 Gs==2.872 Gs‑2.750
自 然 含 水 比 (%) 35.9 28.4 35,8 坤位特級蔽災 湿llE喝密度γt(ど/ema) 1.853 1.949 1,854
1.364 1,518 1.365
乾燥γ鮒 文d(g,I:Lrn3)
H与j 櫛 比 e 0.97 0.89 1.01
飽 和 度 Sz(%) 99.5 ≡ 91.6 97.5
ー凋受に凍結Lの進行距離 と時間の関係は,次の式
で表
わされる。5‑mノ「( m)
ただ し,5‑凍結距
離( r n ) m‑
係数
J‑時間(ll)
係
数m
は, ノイマ ン凍
結 部 お よび未凍糸才知 の熱 伝達
に対す る二つの7‑ 1)ェの偏微分方程式の解 によって決
定 され m≒0.026を得た。これ らの計算の結果,凍結管 を中心 とした凍結距離は,凍結期間14Ⅰげ 、48cnt 35「げ 、 75cmとなった。 この値 を もとに,地下水流,凍結管の施 工垂直精度,安全率等を考慮 し,凍結管の間隔を80cmと
した。
実測値 による検討
凍結管 にブラインを循環 しは じめると, il'l二ちに凍結管 を中心 に して同心【二那勺に凍結面は成長 してい く。凍結面 の位置 を実際に観測す る事 は困難であ るので,測温管の 温度分布 よ り
Oo
Cになる点を凍結面の位置 としているO概
略
検討 とLて,図‑16に示す実測 した温度 変化のグ ラフによると,i舶 1‑潤 始か ら14[日射二No5(凍結管か ら の踊経が50cm)でOo
Cになっている。 したがってこの時 点で,凍結管か巨L、とLて半径50cmの範囲は凍結が完 (した もの とみなす こ とがで き,初期の封両 案 と
ほ
ぼ ‑致 している。図‑17は理論凍結距離 と実測値の比較であ るO この図 か らもわか るように,地盤凍結̲L法 は理論 と実際がほぼ 一致す るので,非常に精度の高い信碩で きる二日去といえ
る。
O505050505050500505ーOLni05
O 5 8 8 5 0 1i ハ′亡 2 3
㌧ 点上
地盤凍結工法 によるシール ド発 進法
ニ ≦
:≒トー
、勺毒
⊆ ≧
立 立 L3 王らl
2三三3竺⊆揺絆j∃
I‑L, ・L・・.:・ ・‑L: .・:‑ i(.て
579日131517192123252729312 4 681012iL3161820222Ll,
図‑16地中温度 変化
図 ‑17 汎論凍結距経と実測値の比較
2‑5 冷凍機の騒音対策
冷凍機
( 1 0 5 H‑4Rx2
台)の発す る騒 勘 よ,1m
雑れて約80ホンであ り, その周波数特性は500‑2000
ヘ
ルツが主成分である。
今札 冷凍機の設置場所か ら約
5 0m
北側 に民家があ る ため,冷凍機産屋の外で騒音 レベルが65ホン以下 になる ように考慮 した。このため,冷凍機建屋は極 力窓を少な くし,室内壁 に 吸音材 (グラスウール,摩50mm)を貼って確実 を期 したO
これによ り冷凍機建屋の外側で騒音 レベルを実測 した と ころ,約57ホン とな り,耳 ざわ りな高 い音が苦 るしく減 少 し,近隣住民か らの苦情 は全 くなかった。
173
地盤凍結 工法 によるシール ド発進法
§3. シールパ イル立坑 における凍結発進 の特徴
今回の凍結発進の持徴は,立坑がシー トパイルであっ たことである。シー トパ イルは,熱伝導率が非勘 こ高い ため, シー トパ イルlrliか ら
凍
土域への熱伝導がさかんで, 凍土域の温度に去
]!・Z響が
顕 掛 二あ らわれたO立坑掘削は凍 土形成への温
度の 泣き骨 をおそれ,地盤法度 を十分検討 し た うえで開始L
,各段切梁 まで裾ilf順冬丁後,庶ちに立坑 内壁面の凍土
領域側 を厚さ50mmの断熱勅で断熱 Lたが, 図‑16か らわかるとお り,;;'昭平が立坑 シー トパ イルか ら1m離れ
た測 i l E "
JLJ∴Z:N0.4にまであ らわれている。 しか し, シー トパ イルに!冊 .1‑LI J 凍
結管 にブラインの循
環 を開始 す ると同時に,ふたたびtl7L.渡 は低 トーLはじめ,1511後に はほぼ もとと同 じ温度 になったO今回の 月 ''Lで‑一部凍結上の温度 が 日 lLLtJ大 きな原図 は,
(
イ)
立ガ曲.1.削時
,通卜技砧が 30oCをこえ,立坑内の 温
度上界も搾るLかった。
(ロ) 立坑輔 束紺 州の シー トパ イルにそって,GL‑ 6 m付近か ら,厚さ40‑60cmの凍卜が形成されていた ため
,
揖 J胡J・',別に手
刷 どi), シー トパ イルに貼付 し た凍
結管へのブラインの循環が遅れたO(バ 隅部シー トパ イルの継手か ら渥ノ)くがあ り, このた め地 卜水の移動があった。
の
3 点 であ
る。立坑内
凍
上は, ツル‑シ, ピック‑ンマでは掘削が不 F・lL能で, 3台のブレー カを使用 Lで掘削 したが, J'・想 よ りはるかに硬 く,裾ilJ'侶二 程に
遅れを隼じた。§4. むすび
施 用 1,不憤れな点か ら数々の障 執 二遭遇 したが,無 事克
服 し工
期内に終 (することがで きたのは, ひ とえに 企業先は じめ闇係糾
JT二の御協力によるもの と,深く
感謝Lでお りますO
御存知のよう,公執 二村す る意識の高 まり,安全な1‑. 法の志向等か ら地盤凍
結
毘 (‑へ よせ られる関心は大 きく, 今後 ます ます多 くの施̲
Ⅰ二が期待 されてお ります。当社において も,機材部,技術研究部
,
電算室の協力 により,地盤凍
結の新 しいプ ログラムを開発 L,現れ
束関東支
店宮
野本
出張所において,泥水シール ド機の発 進 到達の補助工法 として施l二中である。 また断熱の方 法 として,真空による断熱 も実 験
中であ り,洲F7Jにはこ の報書 も併せてで
きるものと
思 ってお ります。174
西松 建設 技報 VOL 4
参考文献
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2)高志勤,和 HJl三jU三r''r土壌 東結工法 について〔I〕」 冷凍第36巻第410号
3)
高 志
勤,松碓‑
‑三,谷 =晴
美「土壌 瓶 'i工法〔H 〕」冷凍第36巻第410号
冷凍第36巻第411E,;一
5)細 目弘,加藤哲治 「地盤