置引き防止マニュアル
全日本遊技事業協同組合連合会
目 次
はじめに …1
1.置引き被害の発生状況について …2
2.置引きをさせない店舗作りのために …3
3.防犯体制の整備 …4
4.注意喚起と警戒強化 …4
5.防犯カメラ等の適切な設置と活用 …9
6.周辺機器、その他設備の適切な活用 …10
7.その他全般的な意見等(参考) …11
おわりに …12
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はじめに
警察庁の犯罪統計では、置引き全体の発生件数が減少する中で、発生場所は第1位が パチンコホールで全体の約20%、第2位がスーパーマーケットで全体の約10%と なっており、パチンコホールでの発生が突出し、減少していないということです。
安全で安心な遊技環境を提供することは、パチンコ・パチスロが健全な娯楽である ための大前提であり、お客様に気軽に楽しんで頂くために必要不可欠な条件です。
これまでもホールの現場では、子どもの車内放置事故防止活動、強盗事犯等の防犯 対策、防火安全対策等の防犯・安全対策に取り組んできましたが、ホール業界全体では 置引き被害が減少していないことから、この度、従来に増して置引き防止を強く意識し、
取組みの再徹底を図るため、置引き防止マニュアルを作成することと致しました。
その手がかりとして、全日遊連傘下の各都府県方面遊協と組合員の協力を得て、置引 きに関する実態調査を行い、具体的な置引き対策事例の報告をいただきました。
本マニュアルは、今回寄せられた多くの事例をもとに、各店舗が置引き防止対策の 整備・徹底あるいは再確認を行うための参考にしていただくことを趣旨としています。
組合員の皆様におかれましては、自店における全般的な防犯対策の中に、置引き防止 対策を取り込んで再構築し、お客様が安心して来店できる遊技環境のさらなる整備を お願い致します。
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1.置引き被害の発生状況について
下記の表は、警察庁発表の「平成26年の犯罪情勢」における置引きの全体の認知 件数と、主な発生場所の認知件数の推移です。
平成26年中の置引きの認知件数は39,745件で、前年に比べ3,241件
(7.5%)減少しており、平成16年に比べると32,073件(44.7%)減少 しています。
発生場所別にみると、ぱちんこ営業所等が最も多く、他の場所が総じて減少している 中、平成26年は8,398件で、平成16年に比べると1,552件(22.7%)
増加し、置引きの認知件数全体に占める割合は平成16年の9.5%から平成26年の 21.1%に上昇しています。
平成25年と平成26年では、全体の件数が大幅に減少しているのにあわせ、
ぱちんこ営業所での件数も701件(7.7%)減少していますが、発生割合は 21.1%とほぼ変わっておらず、引き続き、置引きの多発傾向が続いています。
このままの状況が続けば、お客様からは危険視され、置引き犯からは「やりやすい 場所」として、さらに狙われることになります。今まさに、対策の強化が必要です。
図表 置引きの主な発生場所別認知件数の推移
71,818 67,328 65,377 58,727 54,109 50,212 46,208 43,238 43,882 42,986 39,745 6,846 7,789 8,627 8,092 8,199 8,080 8,137 8,322 9,070 9,099 8,398 8,821 8,155 8,116 7,254 6,535 5,867 5,515 4,963 5,018 4,933 4,416 4,781 4,982 5,208 4,866 4,334 4,108 3,671 3,571 3,505 3,388 3,026 9.5 11.6 13.2 13.8 15.2 16.1 17.6 19.2 20.7 21.2 21.1
平21 平22 平23 平24 平25 平26 平19 平20
ぱちんこ営業所等の割合(%)
認知件数(計)
区分
年次
ぱちんこ営業所等 スーパーマーケット ゲームセンター
平16 平17 平18
注)ぱちんこ営業所等は「ぱちんこ屋・まあじゃん屋」、スーパーマーケットは「総合スーパー」
「その他のスーパーマーケット」、ゲームセンターは「ゲームセンター」を発生場所として計上 した認知件数。
なお、上記統計の数値は、今後、補正される可能性があります。
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2.置引きをさせない店舗作りのために
置引きをさせない店舗作りのためには、「従業員」「お客様」への「意識付け」が大切 です。そして「お客様」への「意識付け」は同時に、「置引きをしようとする者」に 犯行を断念させるための「意識付け」にもなります。「意識付け」の意味合いは対象者 それぞれで違いますが、取組み方には以下の要素があげられます。
①防犯体制の整備
置引き防止対策責任者を選任し、従業員教育、防犯訓練等を通じて、従業員へ の意識付けを行い、置引き未然防止の基礎を作りましょう。
②注意喚起と警戒強化
従業員や警備員による店内の巡回や声かけ、注意喚起の表示・アナウンス等で お客様に手回り品、貴重品の自己管理の意識付けをしましょう。
あわせて、不審者の早期発見と監視、積極的な声かけ等で「見られている」と 意識付けし、犯罪の未然防止につなげましょう。
③防犯カメラ等の適切な設置と活用
防犯カメラはトラブル時の確認、捜査協力等のため、防犯対策にとって重要な ツールですが、あわせて、防犯カメラの設置を的確に告知することで、犯罪抑止 にも活用できます。死角が生じないよう、防犯カメラの数や設置箇所を整備する とともに、カメラ設置の表示状況、運用ルール等を再確認しておきましょう。
④周辺機器、その他設備の適切な活用
CRユニット等、周辺機器には、カード取り忘れ注意の表示だけではなく、
カードのロック機能など、置引き防止の機能が備わっているものもあります。
お客様用ロッカー等とあわせ、店舗の諸設備を適切に活用しましょう。
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3.防犯体制の整備
① 「置引き防止対策責任者の選任と従業員教育、防犯訓練」
置引き防止のため、店長等責任ある者の中から、店舗ごとに「置引き防止対策 責任者」を選定し、自店にあった対策を構築しましょう。
「置引き防止対策責任者」は、従業員全体が「置引きをさせない店舗づくり」
という共通認識をもって取り組むよう、様々な機会をとらえ、置引き防止のための 具体的な指導・研修を行いましょう。
② 警察との連携強化
実態調査で、県警名や警察署名を入れた置引き防止ポスター・ステッカー等の事例 が報告されています。組合と地域の警察との連携により、置引きへの対応を含めた 防犯対策への指導を受けるとともに、県警名、警察署名等の入った表示物を掲示する ことにより、地域全体で防犯活動を強化している姿勢をアピールしましょう。
~ワンポイント~
置引き被害者は、高齢者が多いと思われがちだが、そうとは限らず、20代 から30代の男性も多いとの指導が警察からあった、との報告が複数寄せられ ています。警察官が巡回指導のため来店する際や、各種申請時に担当警察官と 話をする機会などを通じ、近隣の犯罪発生状況を聞き、自店の対応に役立て ましょう。
③ 「防犯特定日」「防犯強化期間」等の実施
店舗独自でも「防犯特定日」「防犯強化期間」等を設定し、日頃の防犯訓練の習熟 度を測り、警備員も含めたスタッフ同士の連携を強化しましょう。
この時期に、「防犯強化期間実施中」等の表示物の他、従業員が専用の「防犯腕章」
や「ジャンパー」を着用するなどして、店舗全体で防犯姿勢を打ち出し、「見せて、
知らせて、犯行を抑止する防犯対策」で、置引きができない店との意識付けを行い、
置引きの未然防止に努めましょう。
4.注意喚起と警戒強化
① 従業員の巡回と声かけ
1)お客様への注意喚起実態調査によれば、声かけのタイミングは、
「手荷物がお客様の身近にあっても、注意が散漫なとき」
「貴重品等を置いて離席しようとしたとき、または、席に戻ったとき」
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「賞品提供のとき(置き忘れがないかの確認)」
などがあげられています。適時適切な声かけを行い、お客様に貴重品自己管理へ の意識付けに努めましょう。
【巡回時の取組み事例】
・個々の台の状況、遊技客の位置、顔を覚えながら巡回。空席台に特に 注意することで清掃、忘れ物等の早期発見に繋げる。
・「防犯対策中」「置引き等警戒中」など腕章を付けた人員を巡回させる。
・休息に入る前後に自発的に巡回するなど、少しの時間であっても警戒を 怠らない。
・5分以上通らない場所を作らない。
・ポケットから財布が見えている人(特に男性)に注意する。
・大当たり中の人に特に注意する。
・駐車場、駐輪場においても発生するので、子どもの車内放置防止と合わ せて巡回する。
・トイレは30分毎、駐車場は1時間毎に巡回する。
・来店客数の多い時間帯と、それ以外の時間帯を区別して巡回頻度、人数 を変更し対応する。
・島を担当制にし、「誰がどこで遊技していた」を極力把握できる状態を 作り、不特定の従業員巡回で責任が希薄にならないように努める。
【声掛け時の取組み事例】
・指導や命令調ではなく、「ご案内」を意識する。「何か忘れものはない ですか?」と聞くことで「何が無いのか」を判断していただく。
・話が通じない、理解してもらえない客を記録し、次回来店時に重点的に 対応する。
・放送が聞こえにくい人(高齢者)、放送内容を聞かない人(熱中してる人)、
放送内容を理解できない人がいるので、丁寧な対応、言い換えた対応を 心がける。
・同じ人に何回も同一又は複数の従業員が声かけを行わないようにする。
2)不審者対策
巡回時に不審行動遊技客(「遊技をしないで店内を徘徊」「遊技機ではなく他者の 手荷物に目線」など)を発見したときは、従業員間の報告・連絡、情報共有により、
行動を監視するとともに、積極的な声かけ(「いらっしゃいませ。何かお探しで すか。」「お困りのことがありますか。」など)を行い、スタッフが関心を持って 注視していることを気づかせ、不正行為の抑止につなげましょう。このときも、
必ずお客様の顔を見て、明るく笑顔で声かけすることが大切です。
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【不審者対策への取組み事例】
・インカム等にて従業員同士が即時に情報共有する。
・ 初 見 の 客 、 県 外 ナ ン バ ー の 客 、 客 の 目 線 ( 遊 技 台 で は な く カ メ ラ や スタッフ、カード投入口、座席下などを気にする人)への注意の徹底。
・遊技目的でない不審者は巡回中に目が合うことが多いことから、明らかな 遊技目的外での来店者(浮浪者、金目のものを探す人など)にも必ず声かけ
を行う。
・常連客との信頼関係を構築することにより、不審者情報を知らせてもら える。
・不審者発見時に「本日はご来店いただきましてありがとうございます。
当店では所轄警察署の指導の下、店内での盗難事故ゼロを推進しており ます。店内混雑して参りましたので、貴重品の管理には十分ご注意くだ さいませ。」との店内放送を行っている。
3)忘れ物、放置品等発見時の対応
巡回時に、放置された貴重品やICカードを発見したときの対応を取り決めて おきましょう。
実態調査によれば、「監視しながら持ち主の戻りを待つ」「すぐに回収して保管 する。」「持ち主が申し出たら、防犯カメラと照合して、穏やかに注意しながら渡す。」 などの対応が報告されています。
【忘れ物、放置品等発見時の対応事例】
・一定時間(5分~10分)その場で監視し、対象者が現れない場合は 回収する。その際、回収した旨を示す札等を置く。
・残高のある IC カードを発見した際には、遊技台のガラスの中に入れる。
・カードを入れたまま長時間放置されている場合はインカムに自動音声が 流れるようにしている。
・カードを入れたまま 10 分以上離席するとデータランプが点滅しカードが 抜き取れないようにしている。
・1メートル程度の赤や黄色の紐を貸出し、スロットコーナーの棚上の 荷物に引っかけてもらう。その紐を目の高さまで垂らしてもらうことで 荷物が取られる場合に分かるようにしている。
・発生事案の内容について記録簿を作成し、拾得時、返却時、の対応を あらかじめ決めている。
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③ 店内放送
店内放送で、置引き防止に意識の高い店舗である事を示すことで、お客様への注意 喚起と置引きへの心理的な抑止効果が期待できます。
以下に店内放送に盛り込む文言を列記しますので、各店舗でアレンジしてください。
・最近、○○警察署管内で、置引きが多発していると連絡がありました。
・トイレ、休憩、食事等で席を離れるときは、財布、バッグ、携帯電話など、
貴重品はご面倒でも必ずお持ちくださるよう、お願いします。
・トイレ、休憩スペース等でもお忘れの無いよう、ご注意ください。
・○○カード(各店で使用するカード名)につきましても、遊技台から離れるとき は、お客様において保管いただきますよう、お願いいたします。
・遊技中、ホール係員が盗難防止の観点からお客様にお声かけさせていただくこと がございますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
・また、○○警察署管内では、「自転車盗難、車上荒らし」等の事件が多発して います。
・盗難の被害にあわないために、自転車・自動車には確実にカギをかけ、車内に 貴重品を置かず、必ず身につけてくださいますようお願い申し上げます。
・なお、お客様の貴重品や玉、メダル、○○カードの盗難につきましては、当店 では責任を負いかねますので、予めご了承くださいませ。
【店内放送での取組み事例】
・30 分毎に自動放送している。
・外国語(英語、中国語、韓国語など)での放送も行っている。
・「自店」としてではなく「地域」「県内」「所轄管内」と言い換えている。
・放送頻度や内容を日中と夕方以降とで区別して放送している。
・子どもの車内放置や駐車場での窃盗などの注意喚起と合わせて放送 している。
④ 店内表示
店内表示には、カードの取り忘れや貴重品管理の注意喚起、防犯対策の表示があり、
県遊協や支部組合単位、または、店舗独自で作成して貼付している例も報告されて います。
遊技機周辺を中心に、通路、休憩スペース、トイレ、エントランス等、適宜、適切 な場所に、文言やデザインを工夫して掲示しましょう。
また、店内のみならず屋外広告(ビジョン)やのぼり旗を用いて表示している例も 報告されています。
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以下に表示例を列記しますので、参考にしてください。
・防犯カメラ設置店 ・防犯カメラ作動中 ・置引き防止運動推進中
・カードの取り忘れにご注意ください
・置引きにご注意ください。席を離れる際は、貴重品は必ず身につけてください ますようお願いします。
・このトイレは、安全防犯上、当店従業員も使用させていただきます。
・このトイレは、防犯上、当店従業員が定期的に巡回しております。
など
~ワンポイント~
被害者のみならず加害者になる可能性のある人にもチラシ の配布や ポスターなどの掲示物で注意喚起することにより、双方の自覚を促しながら 事案未然防止を図りましょう。
※ 全日遊連作成のポスターデータは、組合員専用ホームページから自由にダウン ロード(平成27年3月19日付「事務連絡」参照)できるようになっております。
本ポスターの利用はあくまで任意ですが、ご希望のホールは、自由にご活用下さい。
※ 一般社団法人プリペイドシステム協会では、カード盗難防止ポスターのデータを ホームページで配付しています。
参照 URL:http://www.psa-or.jp/downroad/poster_dl.html
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5.防犯カメラ等の適切な設置と活用
① 防犯カメラの設置と表示
防犯カメラは、死角の解消、犯罪抑止の観点から、台数、機能、設置場所等を検討 し、適切に配置しましょう。
また、精算機が映る場所に防犯カメラを設置し、その旨を表示することで、カード 窃盗への対策に一定の効果があると思われます。(カードは精算しなければ意味が 無いため。)
② 防犯カメラのチェックポイント
・常に正常に作動しているか。・店内に「防犯カメラ作動中」「管理者」「連絡先」の表示がされているか。
・お客様から見える店内に防犯カメラのモニターが設置されていないか。
・レンズの汚れはないか。
・防犯カメラの撮影を妨げるものが設置されていないか。
・録画はきちんとされているかの点検を実施しているか。
・ビデオテープの場合、テープは新しいものに交換されているか。
・ビデオ等録画媒体は、決められた日数分保管されているか。
③ 防犯カメラの運用上の取り決め
置引き等、何らかの事案が発生した際に防犯カメラを適正に運用できるよう、日頃 から、録画システムの操作方法、録画媒体の確認方法と開示基準、画像の確認頻度、
録画媒体の保管規定などを明確にしておきましょう。
基本的には、特定の管理責任者を決め、録画の利用及び提供(例:警察の捜査では 提供するが、お客様には開示しない)について徹底しておきましょう。
※ 防犯カメラの設置及び運用に関するガイドラインについて
各地方自治体が、「防犯カメラの設置及び運用に関するガイドライン」を策定して います。防犯カメラは犯罪抑止に有効ですが、自分の姿が知らないうちに撮影される ことに不安を感じる人も多くいますので、防犯の有用性とプライバシー保護の両立を 図ることが必要です。
同ガイドラインはインターネットで検索できますので、参考にしてください。
④ 防犯ミラー
防犯ミラーは、死角の解消、犯罪抑止の観点から、有効な位置、台数を検討し、
適切に配置しましょう。
ミラーの汚れや破損がないか、確実に死角がカバーされているか、常にチェック しましょう。
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6.周辺機器、その他設備の適切な活用
① 注意喚起表示
CRユニットや遊技機の液晶画面で、「ICカードの取り忘れにご注意ください」
などの注意喚起が表示されていますが、このような表示機器のついていないタイプの ユニットであれば、ステッカー等で同様の注意喚起をしましょう。
② ユニットの防犯機能
カード会社やユニットの機種により機能に違いはありますが、ユニットにはセキュ リティ機能が備わっているものがあります。
暗証番号によるカードの返却、一定時間の遊技停止によるロック機能、お客様の 紛失等の申し出による特定カードの利用停止などです。
これらの機能を従業員が的確に把握するとともに、お客様にわかりやすく説明し、
容易に活用できるようにしましょう。
③ お客様用ロッカーの設置と利用促進
ロッカーの利用が促進されれば、一定程度、置引きのリスク軽減になりますので、
現在、設置をしていない店舗は適正な数の設置検討を、設置している店舗は更なる 利用促進を検討しましょう。
~ワンポイント~
使用していない遊技島の上部を荷物棚等として活用しているホールにおい ては、裏から手を伸ばす人もいるので隣の島や間に仕切りを設けましょう。
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7.その他全般的な意見等(参考)
【防犯に強い店舗を創るための留意点】
・最近は財布やスマートフォンなどが大型化し、身につける、というより持ち歩く という感覚に近くなっており、そのため置き忘れが増加していると思う。
・窃盗困難な店舗というイメージ作りを意識し、事案発生時の迅速な対応を可能に するマニュアルをあらかじめ作成しておく。
・置引きされたお客様は嫌な思いをされ、次回以降来店されなくなる可能性がある ことを常に意識して対応する。
・ホールスタッフの他に専従の監視員を配置する。
・遊技機の音量を下げることでスムーズな会話を可能にする。
・所属組合の立入り検査時、店内巡回強化の指導を受けている。
・取引業者(飲食提携業者など)に対し防犯対策についての協力要請を行っている。
【心がけ】
・客は、掲示物を見ないし、放送も聞いていない。個々の遊技客と直接コミュニ ケーションをとるのが一番だと考える。客の目を見て直接声掛けをする。
・結局は人の目。機械は当てにならない。声掛けが苦手なスタッフを作らないよう 定期的に教育訓練を実施し、達成度合いの確認、注意力や危機察知能力の向上 を図る。
・ホール内の違和感を察知するためには従業員の感覚が重要。情報共有と「報告・
連絡・相談」がしっかりできる体制を構築する。
・盗める状況、その気になる雰囲気により誰もが加害者になりうる。それらを防止し、
安全、安心の空間を提供できるよう、稼働状況に関わらず巡回、放置物の早期発見 を心がける。
・加害者への警戒はもちろんのこと、被害者予備軍への周知徹底と被害防止を図る ことが大切だと思う。
・店と客が同じレベルで置引き防止に対し注意を払う環境を整える必要があり、
そのための日頃の注意喚起、声掛け、周知が重要である。
・自店の警備体制を見せること、その取組み内容について情報発信することにより、
この店舗では「犯罪はできない」と思わせることが大切。
・標語作成などを通じて従業員の防犯意識向上に向けた教育を行う。
【その他犯罪防止対策】
・地域内のホール同士で置引き(犯罪事案等)の情報共有を図ってはどうか。
・過去に自店でトラブルを起こした人物、ゴト情報、他の犯罪情報などをオフィス において情報共有している。
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おわりに
本マニュアルは、「はじめに」でも記述しましたとおり、業界全体では置引き被害が 減少していない状況から脱却して、真に安全で安心な遊技環境を提供するために、組合 員の皆様からいただいた情報をもとに、置引き対策の初歩的、基本的な観点をまとめ、
発行したものです。
この度、いただいた情報に基づき、ホールの現場で実践されている具体的な取組み 事例を追記する形で第2版を作成致しました。
自店の取組み内容と比較するなどにより、更なる取組みに繋げていきましょう。
今後も、本マニュアルについての、各方面からのご意見をもとに、内容の充実を 図って参ります。
平成 27 年 3 月 12 日 第1版 発行 平成 27 年 9 月 18 日 第2版 発行