• 検索結果がありません。

電気自動車 充電施設情報に関する流通仕様について

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "電気自動車 充電施設情報に関する流通仕様について"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

37

月刊建設11−09

〈講座〉電気

1.はじめに

近年、主要自動車メーカーから電気自動車(EV

(Electric  Vehicle)・PHV(Plug-in  Hybrid  Vehicle))の市販化が順次開始されている。このう ち、EVの一回の充電による連続走行可能距離は、従 来のガソリン車と比べて短く、エアコンの利用や上 り勾配等の条件でさらに短くなる状況である。この ため、充電量が少なくなると、電欠や充電施設を探 すさまよい走行といった現象が起こることが予想さ れることから、EV利用者への安心感向上、利便性向 上に向け、充電施設の位置情報提供サービスの実現 が課題となっている。

このような動向にあわせ、自動車メーカーや石油 元売事業者、通信事業者、システム開発会社等では、

充電施設の位置情報提供、満空・混雑状況、認証決 済サービス等の実現に向けた検討が進められている。

しかしながら、各サービスで必要となる情報の収集

は、各企業や地域単位で進められている。EV・PHV 利用者向けのサービスの効率的かつ円滑な実現に向 けては、充電施設情報を統一的な形式で組織横断的 に流通させる仕組みづくり、すなわち情報項目等の 標準化が必要とされている。

2.研究内容

国土技術政策総合研究所・情報基盤研究室では、充 電施設の位置情報提供を中心としたサービスの実現 を推進することでEV・PHVの普及促進に貢献する ため、充電施設情報の統一的な情報収集・提供につ いて検討を行った。検討にあたっては、公募により 選定した民間企業7グループ(9社)との官民共同研 究「EV・PHV充電施設に関する地理空間情報に向 けた共同研究」を平成22年度から実施している。

国土交通省 国土技術政策総合研究所

高度情報化研究センター 情報基盤研究室

電気自動車 充電施設情報に関する流通仕様について

〈講座〉

電 気

図−1 充電施設情報の集約・提供イメージ

*029-864-4916

(2)

38 月刊建設11−09

〈講座〉電気

3.EV・PHV充電施設情報流通仕様(案)

統一的な形式による情報集約・提供を実現するた め、必要となる情報項目等の標準化について検討し た。その成果が「EV・PHV充電施設情報流通仕様

(案)」 (以下、情報流通仕様(案)という)Ver.1.0 である。本仕様の作成にあたっては、共同研究の中 で素案を作成し、経済産業省の協力を得て60組織か ら構成される「EV・PHV充電施設情報に関する検 討会」にて、検討・審議を行った。

情報流通仕様(案)は、充電施設に関する情報を 整備・提供する事業者等が、当該情報を利用する事 業者等に情報を提供する際のフォーマット及び運用 について規定したものである。なお、情報利用事業 者からエンドユーザ(一般利用者)への情報提供は、

テレマティクスサービスやITSスポット、VICS、

Web(パソコン、携帯電話等)等の多種多様なサー ビスが考えられ、民間企業の競争領域としても位置 付けられることから、適用範囲の対象外とした。

これまでの検討では、 「位置情報を中心とした基本 的なサービス」を提供するために最低限必要な項目

(充電施設情報(表−1参照)、充電器情報(表−2 参照))に限定し、仕様を作成した。

4.おわりに

情報流通仕様(案)に定めた項目の入力等の容易性 や情報利用上の過不足について検証することを目的 として、情報流通仕様(案)Ver.1.0に基づく情報を 一元的に集約し、情報利用事業者に提供するシステ ムを実験的に構築した。現在、このシステムを用い て、共同研究者に限らず多様な関係者による情報の 登録・利用を行っていただき、情報項目の過不足等 について意見交換を行っている。今後、いただいた 意見を参考に情報項目等について検討を行い、情報 流通仕様(案)Ver.1.0の改定を行うこととしている。

なお、情報流通仕様(案)や実験用のシステムは、

国土技術政策総合研究所のウェブサイトの以下のペ ージから閲覧可能である。

(http://www.nilim.go.jp/lab/qbg/cfi.htm)

施設ID 情報整備・

提供事業者

責任者情報 (11文字) 項目名 詳細

(組織名、住所等) 官(国・自治体)民(法人・個人)区分 管理主体 責任者情報(組織名、住所等)

官(国・自治体)民(法人・個人)区分 最終更新日

データ有効期間

充電施設内の充電器個数 充電施設名 名称

フリガナ 充電施設位置 緯度経度

地図の種類 充電施設住所 住所

住所コード

充電器ID 情報整備・

提供事業者

責任者情報 (11文字) 項目名 詳細

(組織名、住所等) 官(国・自治体)民(法人・個人)区分 管理主体 責任者情報(組織名、住所等)

官(国・自治体)民(法人・個人)区分 最終更新日

データ有効期間

利用制限

制限の有無

利用可能 時間

平日開始時刻 平日終了時刻 土曜日開始時刻 土曜日終了時刻 日曜日・祝日開始時刻 日曜日・祝日終了時刻 特記すべき制限内容(自由記述)

充電器位置

緯度経度 緯度経度の精度 地図の種類

高さ方向の位置 数値記述 自由記述 充電器への

出入口

緯度経度 地図の種類 出入口種類 進入方向

本体機器 情報

種類 電力量

ケーブルの有無 コンセントプラグ形状 充電ケーブルの規格 充電プロトコル メーカー名 形式 製造番号 充電コネクタ数 関連リンク

表−1 基本項目 充電施設情報

表−2 基本項目 充電器情報

参照

関連したドキュメント

フロートの中に電極 と水銀が納められてい る。通常時(上記イメー ジ図の上側のように垂 直に近い状態)では、水

現時点の航続距離は、EVと比べると格段に 長く、今後も水素タンクの高圧化等の技術開

・カメラには、日付 / 時刻などの設定を保持するためのリチ ウム充電池が内蔵されています。カメラにバッテリーを入

なお、関連して、電源電池の待機時間については、開発品に使用した電源 電池(4.4.3 に記載)で

1 つの Cin に接続できるタイルの数は、 Cin − Cdrv 間 静電量の,計~によって決9されます。1つのCin に許される Cdrv への静電量は最”で 8 pF

なお,今回の申請対象は D/G に接続する電気盤に対する HEAF 対策であるが,本資料では前回 の HEAF 対策(外部電源の給電時における非常用所内電源系統の電気盤に対する

敷地と火山の 距離から,溶 岩流が発電所 に影響を及ぼ す可能性はな

敷地と火山の 距離から,溶 岩流が発電所 に影響を及ぼ す可能性はな