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理 科 学 習 指 導 案 日 時 平成19年11月8日(木)5校時

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Academic year: 2021

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(1)

理  科  学  習  指  導  案

      日  時  平成19年11月8日(木)5校時 学  級 二戸市立浄法寺中学校2年B組

(男子13名、女子10名  計23名)

場  所  理科室 授業者  佐藤  裕太郎 1  単元名  4  天気とその変化  「第2章  空気中の水蒸気の変化」

 (新編  新しい科学  2分野○ 下  東京書籍)

2  単元について

(1)教材について

    本単元は、水蒸気が凝結する実験や観察を通して、霧や雲ができるしくみや規則性に気づかせ、天気 と気温、湿度、気圧との関係についての認識を深めるために設定されており、系統的に2つの内容を身 につけさせることがねらいである。

    まず、水蒸気が水滴に変わる条件を調べる実験を行い、その結果をもとに、水蒸気が凝結するしくみ を露点、飽和水蒸気量、湿度といった考え方から理解させ、霧や露のでき方をそれらと関連づけて説明 できるようにする。次に、気圧を低くして水蒸気を凝結させる実験を行い、その結果をもとに、上空で 雲ができるしくみを気圧、気温および湿度の変化と関連づけて説明できるようにする。

    過去の指導経験からいうと、中学生にとっては難しい学習内容である。この理由は、水蒸気と水滴を 同じように考えてしまうせいで説明が聞きとれない(または読みとれない) 、また、飽和水蒸気量曲線の とらえ方が難解で理解に苦しむ生徒が多いためである。反対に、上空にいくと気温や気圧が下がること はとらえやすいようで、これは、中1で学習する大気圧の学習が生きているからのようである。

    小学校や中学校

1

年生の既習事項を生かして、多くの科学用語や飽和水蒸気量曲線の内容をしっかり と定着させる工夫が必要である。

(2)生徒について

    これまでに生徒は、まず、小学校

4

年生で温度によって水が水蒸気(気体) 、ゆげ・水滴(液体) 、氷

(固体)に変化すること、次に、小学校

5

年生で天気による気温の変化や台風の進み方についてすでに 学習している。水の状態変化については、中学校

1

年生の

1

分野でも学習した。

    昨年度から、科学的な見方や考え方を育てるために、科学用語の確かな定着や生徒の科学的思考力を 高めるための話し合い活動の工夫を取り入れてきた。科学用語の定着については、家庭学習ノート指導

(まとめ方・漢字練習など)や授業における小テストの流れが定着し、ノートや試験を見ると誤記によ る誤りがだいぶ減ってきている。話し合い活動については、ホワイトボードの使用や進行役を立てるこ とで、 科学的根拠に基づいて思考することが苦手な生徒の一助となるように継続的に活動させているが、

まだまだ教師側のサポートが必要である。

3  小中の効果的な連携のための指導構想

    小中が共通して認識していることは「子どもたちの科学的な見方や考え方が十分に育っていない」と いうことであり、これは、教科書に登場する多くの自然現象に対する不思議を、科学的根拠に基づいて 考察し、そして解決する活動を繰り返し行っていくことで身に付くものである。そうした実態の中で、

いろいろな考えを比較・検討しながら互いを高め合える話し合い活動は、有効な手段の一つと考えられ

る。

(2)

本単元における指導構想として、まず、研究仮説1「小中連携による学習指導の工夫」に関わり、小 学校からの既習事項を生かした授業づくりを心がけることで授業を精選し、より多くの話し合い活動を 取り入れていきたい。次に、研究仮説3「学習習慣の確立」に関わり、話し合い活動を工夫する取り組 みとして、継続的に使用してきたホワイトボードを本単元でも使い、考察の一助としていきたい。また、

グループ編成についても、実験内容を考慮しながら、生活班だけではない工夫を取り入れていきたい。

4  指導目標

観点 評価規準

自然現象への 関心・意欲・態度

空気中の水蒸気が凝結することや雲のでき方に関心をもち、それらのし くみを、実験結果や資料をもとに進んで考えようとする。

科学的な思考 霧や雲ができる成因を、実験結果や飽和水蒸気量曲線、資料をもとに考 え、凝結や断熱膨張と関連付けてとらえ、説明することができる。 

観察・実験の技能・表現 湿度や温度を変化させて空気から水滴をとり出す実験や雲のでき方を調 べる実験の目的や内容を理解している。 

自然現象についての 知識・理解

空気中の水蒸気の一部が凝結するしくみや、水蒸気をふくんだ空気が上 昇して膨張し、雲が生成されるしくみに関する科学用語や考え方を身につ けることができる。 

5  指導計画及び評価規準(全5時間)

時数 学習内容 小学校との関連・既習事項 評価規準 第

1

1 本 時

湿度や温度 を変化させて 空気から水滴 をとり出す実 験を行う。

水は水面や地面などから蒸発 し、水蒸気になって空気中に含 まれるとともに、結露して再び 水になって現れることがあるこ と。 (小4)

※小

4

教科書の「まとめ」より まとめ1

「水(えき体)は、熱せられて 温度が高くなると、ふっとうし て、水面や水中から、目に見え ない水じょう気になって空気中 に出ていく。水中からさかんに 出てくるあわは、水じょう気で、

ひえると、ゆげ(えき体)にな る。

  ゆげは、熱い水じょう気がひ えて、小さい水のつぶになった ものである。ゆげは、ふたたび 水じょう気になって、空気中に まじっていく。

  このように、水が、水じょう 気にすがたをかえることを、じ ょう発という。 」

<関>空気中の水蒸気に関心をもち、進ん で調べ、考えようとする。 

<思>2つの実験から分かることを、気温 と湿度に注目してとらえている。 

<技>空気を冷やす工夫を理解し、実験を 行っている。 

2 水蒸気が凝 結するしくみ を飽和水蒸気 量のグラフを も と に 考 え る。

<思>水蒸気が水滴になる条件を気温、飽 和水蒸気量、湿度と関連づけて推論でき る。 

<知>飽和水蒸気、湿度の説明ができる。

3 湿度の求め 方を知り、い ろいろな空気 の湿度を計算 して求める。

<思>同じ気温でも湿度の高い空気の露 点が高く、水滴ができやすいことを見いだ すことができる。 

<知>湿度を計算し、求めることができ る。 

2

4 雲のでき方 を調べる実験 を行う。

<関>雲のでき方に関心を持ち、進んで調 べ、考えようとする。 

<技>減圧することや線香のけむりを入 れる意味を理解し、実験を行っている。 

<知>上昇した空気が膨張し、気温が下が

ることを説明できる。

(3)

5 雲が発生し 雨や雪が降る ことについて まとめる。

まとめ2

「つめたくひやしておいた入れ 物を、外に出しておくと、まわ りに水てきがつく。これは、空 気中の水じょう気がひやされ て、水にもどったからである。 」

<思>これまでの学習内容をもとに、雲が できるしくみを科学的根拠に基づいてと らえている。

<知>空気が上昇して,雲が生成され、雨 や雪が降るしくみを説明できる。また、雲 のできる高さと露点の関係を説明できる。

6  本時について

(1)本時の目標

      水蒸気が凝結する条件を調べる実験を進んで行い、実験結果を気温と湿度に注目してまとめ、温度 が下がることで凝結することや、湿度の高いほうが凝結しやすいことに気づくことができる。

(2)本時の指導構想

(3)本時の展開 

段階 学習内容 学習活動 指導上の留意点(支援・評価)

導 入

 

5 分

1  映像の観察

2  沸騰の観察

3  学習課題の確認

1  事前に撮影された霧の 映像を見て、気象現象に 対 す る関 心を 引き 立 て る。

2  沸騰する水を演示実験 で観察し、水蒸気と水滴 との違いを振り返る。

3  空気中の水蒸気が水滴 に変化するのはどのよう なときかを明らかにして いくことを確認する。

1(1)日頃、見ている霧を想起させる。

(2)水蒸気が関係していることに気づか せる。

2  水蒸気は目に見えないくらいの小さい水 の粒(気体) 、水滴が目に見えるくらいの水 の粒(液体)をさす言葉であることを再認 識させる。      (小中連携)

3  板書してある水蒸気と水滴の定義の違い

(目に見える状態かどうか)をもう一度指導 する。

<生徒の実態>

○温度によって水が水蒸気

(気体) 、ゆげ・水滴(液体) 、 氷(固体)に変化すること。

(小学校

4

年生)

○水の状態変化。

(中学校

1

年生)

○科学用語の定着に意欲的 な生徒が増えてきている。

○科学的根拠にもとづいて 考えたり、発表したりする ことがまだ不十分である。

<補充指導計画>

○家庭学習ノートに科学用語 の漢字練習をさせる。 (宿題)

○理科ノートを使って、学習内 容の振り返りをさせる。 (宿題)

<本時の指導の手立て>

○水蒸気と水滴との違いの確 かめに、既習事項を生かす。

○話し合い活動を生かして学 習課題を解決する。

○選択制の実験を両方行う工 夫をする。

<事後指導>

○資料集や教科書にあるい ろいろな凝結の現象にふれ 理解を深めさせる。 (次時)

○学習内容の定着を確かめ る。 (単元末)

<未定着な生徒への補充>

○再実験をして学習内容の 見直しをさせ、また、科学 用語の漢字練習を繰り返し 行わせる。 (昼休み・放課後)

空気中の水蒸気が水滴に変化するのはどのようなときかを実験でたしかめよう

(4)

展 開

 

4 0 分

4  水蒸気を水滴に 変化させる 条件の 確認

5  実験手順の確認

6  実験

7  実験のまとめ

8  考察発表

9  本時のまとめ

4  水蒸気を水滴に変化さ せるときに必要な条件を 話し合う。

5  実験の手順の説明を聞 き、器具を確認する。

6  手順どおりに実験を行 い、霧の発生や霧が消え るようすを確認する。

7  実験結果を確認し、既 習事項と関連させながら まとめる。

8  挙手または指名したグ ループの発表を、自分の 考察と比較して聞く。

9  凝結と露点の定義を聞 き、まとめを整理する。

4(1)話し合いは実験台ごとに行う。時間 を1分とする。ホワイトボードで結果 を示す。

(2)温度はすぐに出てくると予想される が、湿度が出てこないその場合は、教 師側から提示する。

5(1)選択制の実験を、実験台ごとに交互 に両方行うことを確認する。

  (2)男子がA、女子がBからはじめる。

6(1)5分ごとに一斉に交代する。

支(2)実験の目的がはっきり見定まってい ない、または霧が発生しないグループ を支援する。   

評(関・技)

7(1)実験結果を一斉に確認する。違うと ころがないかを確かめる。

(2)話し合いは実験を行った小グループ

で行う。話し合う時間を7分とする。       

  (3)話し合いの留意点

      ①実験の視点にしたがってまとめる。

      ②科学的根拠に触れながらまとめる。

評(関・思)

8(1)発表を聞いて修正が必要な箇所は赤 で訂正させる。

(2)発表グループに拍手をする。

評(関・思)      (小中連携)

9(1)プリントを配布する。

(2)2つの科学用語を5回ずつ漢字練習 させる。

終 末

 

5 分

10

教科書読み

11  課題の確認

10  教科書P10〜11

ペー

ジを一斉読みし、本時の 確かめと次時の予告をす る。

11  課題を確認する。

10(1)科学用語にアンダーラインを引く。

(2)教科書を読んで予習しておくように 話す。

11  理科ノートの整理を課題とする。

空気の温度があるところまで下がると、空気中の水蒸気が水滴に変化する。

湿度が高いほうが、水滴ができやすい。

(5)

(4)本時の評価 

観点 十分満足できる おおむね満足できる 努力を要する生徒への手だて 自然現象への 

関心・意欲・態度

空気中の水蒸気に関 心をもち、日常生活にお ける様々な凝結の現象 を想起しながら調べ、考 えている。 

空気中の水蒸気に 関心をもち、進んで 調べ、考えている。 

  空気中に水蒸気が存在すること を理解させ、それがなぜ水滴に変 化するのかという不思議に関心が 高まるよう、資料などをもとに働 きかける。

科学的な思考 2つの実験から分か ることを、気温と湿度に 注目してとらえ、これま での既習事項を生かし て説明している。 

2つの実験から分 かることを、気温と 湿度に注目してとら えている。 

  水蒸気、水滴、気温、湿度とい った科学用語の違いに気をつけな がら話し合い活動に参加し、また、

他の発表を聞かせることで思考を 整理させる。

観察・実験の 技能・表現 

  空気を冷やすを理解 し、また、教師側の実験 の工夫に気づいて実験 している。

  空気を冷やす工夫 を理解し、実験を行 っている。

  机間支援の際に

1

分野の教科書 にある操作を見せ、以前に学習し た食塩寒剤を使った実験を思い出 させる。

(5)板書計画    

       

資料  指導事項・指導内容の関連表( 「天気とその変化」のみ抜粋したもの)

学習課題

空気中の水蒸気が水滴に変化するのはどのような ときかを実験でたしかめよう

凝結→気体が液体に変わること。※水蒸気→水滴 露点→空気中の水蒸気が凝結し始めるときの温

度のこと。

空気の温度があるところまで下がると、空気中 の水蒸気が水滴に変化する。

湿度が高いほうが、水滴ができやすい。

実験の視点   

温度  水滴ができるのは空気の温度がどう変化する ときか。

湿度  湿度の違いで水滴ができやすさは変わるか。

水蒸気(気体)→目に見えない小さい水の粒 水滴(液体)  →目に見える水の粒

※水滴ができる=くもる

発表物の掲示スペース

参照

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