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○ 第2学年国語科学習指導案

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Academic year: 2021

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第2学年 国語科学習指導案

日 時 平成21年10月16日(金)6校時 児 童 第2学年 男12名 女13名 計25名 指導者 教 諭 及川 竜太

付けたい読解力 A 事柄の順序をおさえ、内容を読み取る力 B 問題とその答えに着目しながら読む力 C 読んだ内容を自分なりにまとめる力

1 単元名 だいじなところに気をつけて読もう (光村2年上)

教材名 サンゴの海の生きものたち 2 単元について

(1)単元の位置づけ

【低学年の説明文】「じどう車くらべ」「どうぶつの赤ちゃん」順序を追って、正確に読む。

・問いと答えの文章構成である。

・文章全体への問いかけはあるが、文章全体のまとめはない。

「たんぽぽのちえ」

・対象が「たんぽぽ」のみ単一で、全体を時間の流れの順序で説明して いる。文章全体への問いかけはないが、文章全体のまとめはある。

「サンゴの海の生きものたち」

・対象が二組四種以上の生きものにわたる。時間の流れでない説明で「具 体例1」と「具体例2」は、並列の関係である。

・文章全体への問いかけ、文章全体のまとめ、ともにある。

【中学年の説明文】 目的に応じ、内容の中心をとらえたり、段落相互の関係を考えたりしなが ら読む。

【高学年の説明文】 要旨をとらえ、自分の考えをもつ。

(2)教材について

第1学年及び第2学年の説明的文章の読解力として、最も身に付けさせたいことは、「イ 時間 的な順序や事柄の順序などを考えながら内容の大体を読むこと。」である。これを受け、本単元で は、「『サンゴの海の生きものたち』が互いに役立っていることを、事柄の順序を考えながら読む」

ことを主なねらいとしている。

本教材は、1の場面で、話題を提示し、読み手に問題を投げかけており、読み進めていくための 視点が捉えやすくなっている。2の場面は、イソギンチャクとクマノミの共生について、3の場面 では、ホンソメワケベラと大きな魚の共生について説明されている。どちらの場面も、2種類の生 き物の特徴や関わり方が分かりやすく書かれている。4の場面は「サンゴの美しい海では、たくさ んの生きものたちがかかわり合ってくらしている。」と結んでいる。このように、文章全体への問 いかけ、それについての説明、まとめ(「初め・中・終わり」)という分かりやすい文章構成を捉え させながら読み進めていくことにより、事柄の順序を考えながら内容の大体を読むというねらいに せまることができると考える。

(3)児童について

児童は、前の説明文「たんぽぽのちえ」で、挿絵と文章を照応させながら、音読や、教科書への サイドライン・ノートでのまとめ等の書く活動を通して、時間的な成長過程を「とき」 「ようす」 「わ け」の3つの視点で読み取ってきた。その中で「2、3日たつと」「やがて」「このころになると」

などの時間の順序を表す言葉や、「~のです。」「なぜ~でしょう。~からです。」という問いかけや 理由づけを表す言葉に着目し、その役割に気付く学習をしてきている。また、「このように」を使 って全体をまとめることも学習した。

4月のNRTの結果では、「読むこと」の領域は、全国平均を上回っているが、「場面を想像しな がら読む」に落ち込みが見られる。また「内容を考えながら読む」ことを苦手としている児童が多 い。音読については、多くの児童が大きな声で正確に読むことができるが、まだ小さい声になって 誤読したり、文字をとばして読むなどの正確に読めない児童もいる。書く活動については、登場人 物の特徴や気持ちが表れている箇所や大事な言葉にサイドラインを引いたり、吹き出しに気持ちを 書かせる活動を行ってきたが、ラインを引きすぎたり、何を書いたらいいのか迷う児童もおり、大 体の内容を読みとる力が十分育っているとは言えない。また書く速さや作業量に差があり、個人差 が大きい。

(4)指導について

本教材文を学習することで、児童に事柄の順序をおさえ内容の大体を読み取る力をつけさせたい。

そのために、まず、文と文の関係を理解させながら文を正確に読めるまで何度も音読する活動を取

り入れたい。その際、言葉のまとまりを意識した読み方ができるようにしたい。次に、「初め」の

(2)

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段落の内容から読みの視点を見つけ、それをもとに、文章全体を読み取らせ、「初め」「中1」「中 2」「終わり」という文章構成を把握させ、「説明文の読み方」を身につけさせたい。また、問いか けの部分から、二つの生き物の特徴やかかわり合い(相互作用)について着目させながら、互いの 立場に立ち、吹き出しを書いたり、発表し合うことを通して、どのように役立っているか明確に理 解できるようにさせたい。最後には、海の生き物について書かれた本を読み、「生きものカード」

にまとめていく。初めて知ったことや生き物の秘密など中心的な事柄を見つけ、書くことができる 力をつけさせたい。

本研究に関しては、単元全体や本時で身につけたい力を明らかにしながら授業を展開していく。

また、初発の感想や教科書へのサイドライン、ワークシートへの書き抜き、生きものカードを書く 活動を通して、確かに読み取る力をつけていきたい。単元全体を通して「生きもの図鑑」をつくる ことをテーマとし、興味をもって海の生き物の不思議さを見つける読書活動にもつなげていきたい。

3 単元の目標

(1)海の生き物の共生関係や、説明文の組み立てに興味をもって読もうとしている。

(関心・意欲・態度)

(2)

「サンゴの海の生きものたち」が互いに役立っていることを、事柄の順序を考えながら読む。(読むこと イ)

(3)語や文のまとまりや内容、言葉の響きなどについて考えながら声に出して読む。 (読むこと エ)

(4)図書館などの本を読んで、「生きものカード」を作る。 (書くこと イ)

(5)片仮名を読んだり書いたりし、片仮名で書く語を文や文章の中で使う。 (言語事項 エ)

4 単元の指導計画(12時間)

〈一次 つかむ〉 1 ・教科書の写真などを見ながら、海の中のイメージを広げる。

・範読を聞き、感想を発表する。

2 ・学習のめあて(海の生きものずかんを作ろう)を確認する。

・教材を音読する。新出漢字の読み書きと難語句を確かめる。

〈二次 見通す〉 3 ・形式段落に分ける。文章全体を4つに分ける。

・形式段落①②を読み、問題提起の文をつかむ。

〈三次 深める〉 4 ・形式段落③④を読み、イソギンチャクとクマノミの特徴を読み取る。

5 ・形式段落⑤⑥を読み、イソギンチャクとクマノミのかかわり合いをまとめ る。(本時)

6 ・形式段落③~⑥を読み、イソギンチャクとクマノミのかかわり合いを、動作 化を通してまとめる。 (イソギンチャクやクマノミの生きものカードを作る。)

7 ・形式段落⑦~⑩を読み、ホンソメワケベラの特徴を読み取る。

〈四次 まとめる〉 8 ・形式段落⑦~⑩を読み、ホンソメワケベラと大きな魚とのかかわり合いを、

動作化などを通してまとめる。

〈五次 ひろげる〉 9~

12・本を読み、「海の生きものずかん」をつくる。

5 本時の指導

(1)目 標 イソギンチャクとクマノミのかかわり合いを読み取ることができる。

本時でつけたい読解力 A イソギンチャクとクマノミのかかわり合いを読み取り、ワーク シートにまとめて、読み取る力

(2)展 開

学習活動(○主発問 ・学習内容) 指導上の留意点・(評価方法)

つ 1 話題提示の段落内容を想起する。 ・「サンゴの海の生きものたち」は「互いに役立つ か 学習課題を確認し、見通しをもつ。 ようにかかわり合って」という文と問題提起文を む ・二つの生き物の体の仕組みや特徴を振り 確かめる。前時を想起させながら課題を表示する。

返る。 ・「互いに役立つこと」を意識しながら、かかわり 4

イソギンチャクとクマノミは、どんなか

合いについて読み取ることを確かめる。

かわり合いをしているのだろうか。

(挙手・発言)

・学習課題をつかめたか。 (観察)

見 2 学習場面(形式段落⑤⑥)を音読する。 ・読みの視点をもつ。

通 (一斉読) ・「かかわり合い」(~にとってよいこと)の視点 す 3 課題解決の見通しをもつ。 を確認する。

4 ○クマノミやイソギンチャクにとってよい ・言葉のまとまりを意識させ、声を合わせて、正確 分 ことに気をつけながら読みましょう。 に音読させる。

・どんなかかわり合いか考えながら音読させる。

(観察)

4 内容を読み取る。 (学び合い)

(1)クマノミにとってよいことを読み取る。 ・クマノミの敵を確かめる。

・⑤段落を音読する。

・クマノミにとってよいことにサイドライ ・最初は鉛筆で引き、話し合って確認したら、色鉛

ンを引く。(一人学び) 筆で引くようにする。

(3)

- 3 -

○クマノミにとって、イソギンチャクとい

ると、どんなよいことがありますか。 ・イソギンチャクの中にいれば、大きな魚に食べら

○どうして、大きな魚は近づいてこないの れないことを確かめる。

ですか。 ・挿絵と本文を比べ、確かめる。

・クマノミにとって、食べられないことが安全であ ることを確かめる。 (挙手・発言)

(2)イソギンチャクにとってよいことを読

ふ み取る。 ・イソギンチャクの敵を確かめる。

か ・⑥段落を音読する。

め ・イソギンチャクにとってよいことにサイ ・たくさん引かないようにする。(教科書)

る ドラインを引く。(一人学び) ・最初は鉛筆で引き、確認後、色鉛筆で引き直すよ

27

○イソギンチャクにとって、クマノミとい うにする。

分 ると、どんなよいことがありますか。 ・クマノミが音を立てて小さな魚を追い返すことを

確認する。 (挙手・発言)

(3)一緒にいるとよいことをふまえて、ど んなかかわり合いになっているか、最

後の一文をもとに考える。 ・かかわり合いをまとめているところを考えさせ

○どんなかかわりをしているのでしょうか。 る。 (教科書)

・ペア学習では、何をまもり合っているのか考えさ せながら話し合わせる。 (観察・挙手・発言)

ま 5 読み取った内容についてまとめる。

と ○イソギンチャクとクマノミになって、相 ・板書をもとに、互いにかかわり合っていることを め 手にお話しするように書きましょう。 確かめながら読み取った内容をまとめる。

る ・まとめたものを発表する。 (シート・観察)

10 ・それぞれの生きものになったつもりで、発表させ

分 る。

・まとめの音読をする。 ・イソギンチャクとクマノミのかかわり合いを意識 6 次時の学習内容を知る。 させる。

(3)具体の評価規準

A

十分満足できる

B

概ね満足できる

C

努力を要する児童への支援 守り守られているということが 守り守られているということが 板 書 や サ イ ド ラ イ ン を も と 分かる言葉に、自分の言葉を付け 分かる言葉を使って、吹き出しに に、守り守られていることにつ 加えて吹き出しにまとめている。 まとめている。 いて気付かせる。

板 書 計 画

サ ン ゴ の 海 の 生 き も の た ち も と か わ た つ お

か イ ソ ギ ン チ ャ ク と ク マ ノ ミ は 、 ど ん な か か わ り 合 い を し て い る の だ ろ う 。

○ ク マ ノ ミ や イ ソ ギ ン チ ャ ク に と っ て よ い こ と

挿 絵

・ オ レ ン ジ 色 ・ ね ば ね ば し た え き で お お わ れ て い る 。

ク マ ノ ミ

・ カ チ カ チ と 音 を 立 て て ( 何 を ) お い は ら う 。 ・ こ わ が っ て た が い に を ま 近 づ か な い 。 も り 合 っ て い る

・ あ ん ぜ ん

イ ソ ギ ン チ ャ ク ・ し ょ く 手 ・ ど く の は り

(4)

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一 「 サ ン ゴ の 海 の 生 き も の た ち 」 教 材 分 析 表

意 味 形 式 キ ー ワ ー ド 要 点 言 語 事 項 構 成 段 落 段 落 ( 難 語 句 )

た が い に た く さ ん の 生 き も の た ち が 、 た が い に 【 初 め 】 ① や く に 立 つ た が い に や く に 立 つ よ う に か 役 に 立 つ 話 題 提 示 か わ り 合 っ て い る 。 か か わ り 合 う 1 ( サ ン ゴ )

② か か わ り 合 い ど ん な 生 き も の た ち が ど ん な ~ で し ょ う か か わ り 合 い を し て い る の か 。 か 。

イソギンチャク

イ ソ ギ ン チ ャ ク の 触 手 の 間 に 、 し ょ く 手 【 中 1 】 ③ ク マ ノ ミ ク マ ノ ミ が う か ん で い る 。

イ ソ ギ ン チ ャ ( ク マ ノ ミ ) ク と ク マ ノ ミ と の か か わ り 合 い さ さ れ な い イ ソ ギ ン チ ャ ク の 触 手 に は 毒

④ の 針 が あ る が 、 ク マ ノ ミ は さ で も ひ み つ 2 さ れ な い 。 ( ど く )

⑤ あ ん ぜ ん イ ソ ギ ン チ ャ ク の 中 に い れ ば 、 だ か ら ク マ ノ ミ は あ ん ぜ ん だ 。 ( あ ん ぜ ん )

お い は ら う ク マ ノ ミ は イ ソ ギ ン チ ャ ク を お い は ら う ⑥ 食 べ る 魚 を お い は ら う こ う し て 互 い に 守 り 合 っ て い る 。 ま も り 合 う

ホ ン ソ メ ワ ケ ホ ン ソ メ ワ ケ ベ ラ に は 、 明 そ の 【 中 2 】 ⑦ ベ ラ る い 青 色 の 体 で 黒 い す じ が 一 ( す じ ) ホ ン ソ メ ワ ケ 本 あ り 、 体 長 は 十 二 セ ン チ ほ ベ ラ と 大 き な 魚 ど で あ る 。 と の か か わ り 合 い そ う じ 大 き な 魚 た ち は 、 ホ ン ソ メ で も 3 ⑧ ワ ケ ベ ラ が き れ い に そ う じ し ~ か ら で す 。 て く れ る こ と を 知 っ て い る 。

食 べ 物 ホ ン ソ メ ワ ケ ベ ラ に と っ て で も ⑨ は 、 そ う じ し て と っ た 虫 が 食 ~ の で す 。 べ も の に な る 。

さ ま ざ ま に か た く さ ん の 生 き も の た ち が 、 こ の よ う に 【 終 わ り 】 4 ⑩ か わ り 合 う さ ま ざ ま に か か わ り 合 っ て く ま と め ら し て い る 。

二 日 常 の 学 校 生 活 に お け る 言 語 活 動

① 本 や 文 章 を 楽 し ん だ り 、 想 像 を 広 げ た り し な が ら 読 む 。 ② 「 は じ め 、 中 、 終 わ り 」 の 文 章 構 成 を 意 識 し て 文 章 を 書 く こ と 。 ③ 朝 の ス ピ ー チ 等 で 知 ら せ た い こ と な ど に つ い て 友 達 に 紹 介 し た り 、 そ れ を 聞 い た り す る こ と 。

参照

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