CIEMAC TM -DS/nv
計装 DCS システム概説書
第 2 版
セキュリティ・自動化システム事業部
免責事項
■ 火災、地震、第三者による行為、その他の事故、使用者の故意または過失、誤用、その他異常な条件下での使用によ り生じた損害に関して、当社は一切責任を負いません。
■ この製品の使用または使用不能から生ずる付随的な損害
(
事業利益の損失、事業の中断、記憶内容の変化・消失など)
に 関して、当社は一切責任を負いません。■ 取扱説明書に記載された内容を守らずに生じた損害に関して、当社は一切責任を負いません。
■ 接続機器との組み合わせによる誤動作などから生じた損害に関して、当社は一切責任を負いません。
■ ユーザーアプリケーションソフトウェア、および第三者ソフトウェア製品の使用、または使用不能から生じた損害に 関して、当社は一切責任を負いません。
1.
本書の目的... 4
2. CIEMAC™-DS/nv
のメリット... 4
2.1.
高い信頼性と頑健性... 6
2.2.
高速性と確実な応答... 7
2.3.
柔軟な接続性... 8
2.4.
ユーザー資産の継承... 9
2.5.
プロセス性能の追及... 9
2.6.
使いやすさと高い生産性... 9
2.7.
環境調和... 10
2.8.
長期供給の保障... 10
3. CIEMAC™-DS/nv
の概要... 11
3.1.
制御ネットワークシステムの概要... 11
3.2.
ヒューマンマシンインタフェースサブシステムの概要... 12
3.2.1. HMI
サブシステムの拡張性... 13
3.2.2. OIS-DS
のパッケージ... 14
3.2.3. SVR-DS
のパッケージ... 14
3.2.4. EWS
のパッケージ... 15
3.2.5. PLCS
のパッケージ... 15
3.2.6. OIS-DS/SMART
のパッケージ... 15
3.3.
コントロールサブシステムの概要... 16
3.3.1.
コントロールサブシステムの拡張性... 16
3.3.2.
コントロールサブシステムのコンポーネント構成例... 16
3.4.
プロセスI/O
サブシステムの概要... 17
3.4.1.
プロセスI/O
サブシステムの拡張性... 17
3.4.2.
プロセスI/O
サブシステムの利用可能な構成... 18
3.4.3.
インテリジェントSI/O
サブシステムの接続... 19
3.5.
フィールドネットワークサブシステムの概要... 20
3.5.1. EN811: Modbus-TCP
クライアント... 20
3.5.2. MD911: Modus-Serial ... 20
3.5.3. FL911: FL-net ... 21
3.5.4. IS911: PLC
シリアル通信... 21
3.5.5. AI9H9B/AO9H9B: HART
デバイスインタフェース... 22
3.6.
エンジニアリングサブシステムの概要... 23
3.6.1.
コントロールエンジニアリングパッケージ... 23
3.6.2.
ヒューマンインタフェースエンジニアリンパッケージ... 23
4.
制御ネットワーク・サブシステム... 24
4.1. 1G Ethernet ... 24
4.2. TC-net™ 100 ... 25
5.
ヒューマンインタフェース・サブシステム... 26
5.1. OIS-DS
標準機能... 26
5.2. OIS-DS
オプション機能... 30
5.3. SVR-DS
標準機能... 35
5.4. EWS
機能... 36
5.5. PLC
サーバ(PLCS)
の構成と機能... 36
5.5.1.
スタンドアロン・サーバの構成... 36
5.5.2. OIS-DS/SMART
構成... 37
5.5.3. PLCS
機能... 37
6.
コントロール・サブシステム... 41
6.3.
アプリケーション容量及び処理速度... 43
7.
プロセスI/O
・サブシステム... 45
7.1.
新計装DCS
における基本構成... 45
7.2. SOE (Sequence Of Events)
機能... 47
7.3.
システムの移行(DPCS
⇒DCS
)... 48
7.4.
システムの移行(PCS
⇒DCS
)... 48
7.5.
システムの移行(MCS, PCS-DS
⇒DCS
)... 48
8.
フィールドネットワーク・サブシステム... 49
8.1. Modbus-TCP
クライアント... 49
8.2. Modbus Serial ... 49
8.3. FL-net ... 50
8.4. PLC
へのシリアル伝送... 50
8.5. HART
機器接続... 51
9.
エンジニアリング・サブシステム... 52
9.1.
コントローラエンジニアリング機能... 52
9.1.1.
システム... 52
9.1.2.
エンジニアリングの流れ(nV- Tool
)... 53
9.1.3. nV-Tool
の標準機能... 54
9.1.4.
新計装タグエディタ... 60
9.1.5.
新計装ファンクションブロックライブラリ... 60
9.1.6.
ワークシートエディタ... 61
9.1.7. nv
シミュレータ... 61
9.1.8. nv-ADCOP ... 62
9.1.9.
リモートエンジニアリングパッケージ... 64
9.2. HMI
エンジニアリング機能... 65
9.2.1. OIS-DS
エンジニアリングツールのシステム要件... 65
9.2.2.
エンジニアリングの流れ(OIS-DS
エンジニアリングツール)... 66
9.2.3. OIS-DS
エンジニアリングツールの標準機能... 66
9.2.4.
オプション機能(OIS-DS
エンジニアリングツール) ... 69
9.2.5. OIS-DS
グラフィックエディタ・グラフィックシミュレータ... 72
付録
1.
計装DCS
システムのハードウェア品目一覧... 78
付録
2.
計装DCS
システムのソフトウェア品目一覧... 86
付録
3.
計装DCS
システムのハードウェア外形図... 91
付録
4.
計装DCS
システムのドキュメント一覧... 101
1. 本書の目的
CIEMAC™-DS/nv
は工業制御処理・運用に幅広く利用できる東芝のDCS
システムです。本書では
CIEMAC-DS/nv
の特長と概要について、わかりやすく説明しています。・概要とメリット
・システム構成と拡張性
・主要コンポーネント
・標準パッケージ/オプションパッケージ
・各パッケージの主要な機能
・ドキュメント
2. CIEMAC™-DS/nv のメリット
図
1
にCIEMAC™-DS/nv
のシステム概要を示します。図
1 CIEMAC™-DS/nv
のシステム概要図
2 CIEMAC™-DS/nv
のメリットCIEMAC™-DS/nv
は、図2に示すような特長を持っています。次項からそれぞれの特長についてご紹介します。信頼と安心 環境調和 統合
高速な確定応答性
使いやすさと高い生産性
柔軟な既存・他社接続性
ユーザ資産の継承 プロセス性能の追求
環境との調和
安心の長期供給 高い信頼性と頑健性
2.1. 高い信頼性と頑健性
CIEMAC™-DS/nv
では基本的なネットワークとして、下記4種の伝送路を使用しています。・
Ethernet :1Gbps/100Mbps :
電気/
光・
TC-net™ 100 :100Mbps :
光・
TC-net™ I/O Loop :100Mbps :
電気/
光・
TC-net™ I/O Bus :10Mbps :
電気各ネットワークシステムは二重化を基本構成とし、
CIEMAC™-DS/nv
システムの非常に高い信頼性を提供しています。特に、
TC-net™ I/O
ループは断線や接続不良等の多重故障に対応しており、最大3か所に異常が発生しても運転に影響しない二重ループトポロジーを持っています。また、一般的なネットワークシステムは、多くのケーブルをスイッチ ングハブに集中させ、接続していますが、
TC-net™ I/O
ループはハブの接続を必要としません。そのため、一点集中す るハブシステムの弱みから解放されるだけでなく、システムコストの削減というメリットも享受できます。TC-net™ I/O
ループは電気ケーブルだけでなく光ケーブルを利用することもできます。光ケーブルを利用すれば、I/O
ループの総延長を伸ばすことができると同時に、強い電磁環境化においても頑健なリモート
I/O
サブシステムを構成 する事ができます。CIEMAC™-DS/nv
のコントロールユニットは基本的に下記の3つのモジュールから構成されます。・電源モジュール
:PS891
・
CPU
モジュール:PU821
・
Ethernet
モジュール:FN812
コントロールユニットは標準として二重化構成をとり、非常に高い信頼性を提供します。特に各モジュールの内部メモリ は主要部に誤り訂正回路(
ECC(Error Checking and Correction)
)を搭載し、頑健性を向上しています。複雑な回路はASIC(Application Specific Integrated Circuit)
化し部品点数を削減することで、高い信頼性を実現しています。CIEMAC™-DS/nv
のI/O
ユニットは以下の2つから構成されます。・
nv
シリーズI/O
アダプタ:SA9**
・
nv
シリーズI/O
モジュールI/O
アダプタも二重化を標準としています。また、重要なループ制御には、LP/AI/AO
モジュールを二重化する事がで きます。CIEMAC™-DS/nv
のヒューマンインタフェースは基本的に下記の2つの型があります。・
SVR-DS
・
OIS-DS
SVR-DS
は二重化を標準とし、システムの履歴データの収集や管理をするサーバの役割を担います。OIS-DS
はマンマシンインタフェースとして、コントローラの監視、操作を行います。複数台の設置やそれぞれの
OIS
が監視するコントロ ーラのグループ化によって、フレキシブルで信頼性の高いプロセス監視、操作環境を提供します。これらソフトウェアは市販の
Windows PC
でも動作しますが、産業インフラ向けの高信頼性を確保するため、当社では 東芝製産業用コンピュータと組み合わせてご提供しています。2.2. 高速性と確実な応答
制御システムにおいて、最も重要な要素の一つは、決まった周期内でユーザアプリケーションを確実に実行する事、
すなわち高速応答性です。この高速応答性を実現するため、東芝は下記に示すような独自の高速ネットワークシステ ムを開発し、
CIEMAC-DS/nv
に適用しています。・
TC-net™ 100 :100Mbps
・
TC-net™ I/O Loop :100Mbps
・
TC-net™ I/O Bus :10Mbps
図3に、CIEMAC-DS/nvの主要な時間要素を示します。
図
3
CIEMAC-DS/nvの時間要素TC-net™
は同スピードのEthernet
と比較して、2倍以上の実用的なスループットを実現しており、産業用Ethernet
として、国際規格の
IEC 61784-2(CPF11)/ IEC 61158(Type11)
に認定されています。nv
シリーズのコントロールユニットは従来機種であるvシリーズコントローラの約半分の時間でユーザーアプリケーショ ンを実行する事ができます。高機能を備えたOIS-DS
やSVR-DS
との通信は、1Gbps Ethernet
によって接続されます。TC-net
の高いスループットによって、ほとんどのアプリケーションはメインスキャン、高速スキャンで実行することができます。
スキャン時間
スキャン時間
スキャン時間 スキャン時間
TC-net™ 100
nv
シリーズ制御ユニット
TC-net™ I/O
ループTC-net™ I/O Bus
2.3. 柔軟な接続性
東芝
DCS
の接続性を図4.
示します。図
4
東芝DCS
の接続性(1)
東芝既設コントローラおよびI/O
サブシステムとの接続東芝はこれまでにプロセス制御用コントローラとして次の機種をリリースしてきました。
DPCS, PCS, DPCS
エミュレータ, PCS
エミュレータ, PCS-DS, V
シリーズ, nv
シリーズ(最新)これら既存のコントローラは
Ethernet
やGW
経由で接続することができ、最新のHMI
(OIS-DS
)によって、一元管理を することができます。またV
シリーズのコントローラは、TC-net™ 100
経由でnv
シリーズと直結して、高速データ交換を することもできます。また、既設システムで使用されていた、東芝のインテリジェントシリアル
I/O
サブシステムは、シリアルI/O
インタフェー スモジュール経由でnv
シリーズのコントロールユニットと接続できます。ワンループコントローラLC531/LC532
は、Ethernet
と接続でき、PLC
サーバとOIS-DS
によって管理できます。PLC
サーバは、東芝のPLC
だけでなく、他社PLC
との接続環境も提供します。(一部機種はすでに販売を終了しています)
(2)
他社機器およびアプリケーションとの接続nv
シリーズのコントロールユニットは下記手段にて、他社機器と接続します。・
nv
シリーズのEthernet
インタフェース経由で、他社製Ethernet TCP/IP
機器と接続・
nv
シリーズのEthernet
インタフェース経由で、他社製MODBUS TCP/IP
機器と接続・
nv
シリーズのMODBUS
経由で、他社製MODBUS
シリアル機器と接続・
nv
シリーズのFL-net
インタフェース経由で他社製FL-net
機器と接続また、
OPC
サーバは、全てのタグ付けされたプロセスデータとイベントをOPC
クライアントへ公開します。OPC
クライア ントからは、Ethernet
経由でOPC
サーバにアクセスし、これらのデータ使用する事ができます。(3)
インテリジェントフィールドデバイスとの接続nv
シリーズのコントロールユニットは、nv
シリーズのPI/O
サブシステム経由で、HART
デバイスと接続できます。フィー ルドデバイスはFDT/DTM
の標準パッケージによって管理します。AEGW
DPCS /E
DPCS
PCS /E
PCS
V シリーズ
シリーズ nv PCS -DS
SVR-DS OIS-DS
ADMAP-5M
Ethernet
TC-net™100マイグレーション
他社製
他社製
nV-Tool OPC
サーバ
インテリジェント
SIO ワンループ
LC531/532 PLCS
2.4. ユーザー資産の継承
廃型となった既存のコントローラ資産は、nvシリーズに継承することができます。
既設システムに
DPCS
もしくはPCS
をお持ちであれば、端子台以下はそのまま流用しつつ、nv
シリーズの新I/O
ユニ ットへ接続できます。DPCS
やPCS
のアプリケーションは、nV-Tool
が変換をサポートします。また、もし
MCS
もしくはPCS-DS
をお持ちであれば、既存のインテリジェントシリアルI/O
サブシステムを、シリアルI/O
インタフェースモジュール経由で、そのままnv
シリーズの新コントロールユニットに接続できます。さらに、Vシリーズのコントロールユニットをお持ちであれば、ほとんどのユーザープログラムは、
nV-Tool
を使う事で、nv
シリーズのコントローラユニットへ応用することができます。CIEMAC-DS/nv
は、既存ユーザの多くの資産を流用し、ソフトウェア資産を継承する事で、簡単かつ経済的に先進的な
DCS
への移行を実現しています。2.5. プロセス性能の追及
東芝は
APC (Advanced Process Control)
のコア技術を所有しており、顧客のプロセス操作を改善する優れたソリューションを用意しています。実際、東芝は
DCS
初期の時代からAPC
を開発しており、これまでに下記に示すAPC
を市場に 提供してきました。・
2
自由度PID
制御(Two Degree of Freedom PID Control
:Hyper PID)
・モデル駆動
PID
制御(Model Driven PID Control
:MD-PID)
・アドバンストフィードフォワード制御
(Advanced Feed Forward Control)
・アドバンスト燃焼制御
(Advanced Combustion Control)
・アドバンスト排煙
O2/CO
トリム制御(Advanced Flue Gas O2/CO Trim Control)
CIEMAC™-DS/nv
では、例えばボイラーや工業炉の制御性能を最適化することによって、エネルギーや運用コストの削減を支援します。
PU821
もしくはLC531
に、次に示すパッケージソフトウェアを適用する事で、それぞれのプロセス制 御性能を最適化するためのプロセスエンジニアリングが可能になります。・新計装ファンクションブロックライブラリ
頻繁に使用されるフィードバック制御とシーケンス制御用のファンクションブロックを提供
・プロセス制御最適化ツール
nv-ADCOP
APC
ファンクションブロックライブラリだけではなく、最適化機能を提供 制御ループの処理パラメータを導き出すシステム同定機能同定したプロセスの最適制御パラメータを決定する制御最適化機能 導き出されたパラメータによる制御性の向上を確認する性能評価機能
2.6. 使いやすさと高い生産性
(1)
特定のタグ計器と変数の作成CIEMAC-DS/nv
のタグ計器は、nV-Tool4
の新計装タグエディタを使ってデータベースを構築します。マイクロソフトExcel
のような市販のスプレッドシートとのI/F
も備えており、エンジニアリング業務の生産性向上に貢献します。タグ名称とネットワーク変数はシステム全体で共有されます。コントローラ変数と
I/O
変数はコントローラ内で有効です。各ローカル変数はプログラム
/
ファンクション/
ファンクションブロックスコープ内でのみ使われます。一旦
nv-Tool4
で名前を定義すれば、ファンクションやファンクションブロック、ユーザプログラム上で、前述の範囲内にて自在に参照することができます。
(2)
制御アプリケーションの作成プログラムは
nV-Tool4
のフルグラフィックエディタで作成します。プログラミング方法はプログラミング構成と言語を定義する
IEC 61131-3
に準拠しています。新計装ファンクションブロックライブラリや
nv-ADCOP
ライブラリは使用頻度の高い処理制御アプリケーションのための ファンクションブロックのプログラミング時間を減らすのに役立ちます。ワークシートエディタは
PC
上で制御アプリケーションを記述するスタンドアローンのフルグラフィックエディタです。記 述した各プログラム図はnv-Tool4
にインポート/エクスポートが可能です。従来型の
DCS
プログラミング記述はエンジニアにとってなじみ深いかもしれません。例えば、制御ループ図(CLD)
や内 部ブロック図(IBD)
は、IEC61131-3
以上に歓迎されているかもしれません。nv-Tool4
のカスタムシンボルエディタは、ユ ーザ自身がロジックシンボルを開発したり、CLD
やIBD
を記述する環境を提供します。また、デシジョンテーブルエデ ィタは従来型のシーケンスステップを作成することを可能としています。(3)
グラフィック画面の作成OIS-DS
グラフィックエディタでは、プロセス管理のグラフィック画面を容易に、かつきめ細かく作成することができます。OIS-DS
グラフィックシュミレータは実機のコントローラーが無くても、作成さいたグラフィック画面の動作を確認することができます。
(4)
オンラインメンテナンスnv
シリーズのコントロールユニットはプロセスタグを完全に管理します。エンジニアは新計装タグエディタを使って、タ グをオンラインを追加、削除することができます。OIS-DS
とSVR-DS
は自動的にそのようなタグの変更を認識します。加えて、
nV-Tool4
を使ってコントローラユニットにオンラインプログラムをロードする事が可能です。(5)
マルチユーザエンジニアリング大規模な制御システムでは、プログラムやアプリケーションの作成とデバックは、多くのエンジニアで分担することが通
例です。
nV-Tool4
ではアドインパッケージを使う事によって、素早くプログラムを作成し、構築する事が可能となっています。
nV-Tool4
クライアントサーバ版では同時に複数の技術者でアプリケーションプログラムの作成とデバッグを行うことができます。大規模システムの構築を、チームで効率的に行うことが可能です。
nv
シミュレータは一般的なWindows
パソコンで制御アプリケーションを実行することができます。コントロールユニットの実機が無くても、アプリケーションの動作テスト、確認をすることができます。
多数のコントロールユニットが必要な大規模システムのアプリケーションも、
nv
シミュレータをインストールしたPC
があ れば簡単にテストすることができます。2.7. 環境調和
nv
シリーズは、鉛フリーはんだの使用とグリーン調達による部品選択により、地球環境に配慮したコントローラです。温度、湿度、振動等の厳しい工業環境の使用条件下で最適なものを検証しました。
2.8. 長期供給の保障
ユニファイドコントローラーは
2010
年10
月の販売開始以降、多くのユーザーにご採用頂いています。ユニファイドコントローラー
nv
シリーズはそのライフサイクルとして、最低10
年間の新規販売、以後4
年間の予備品 供給、さらに6
年間の修理対応と、計20
年間のサービス体制で、お客様の安心操業を支えます。3. CIEMAC™-DS/nv の概要
3.1. 制御ネットワークシステムの概要
CIEMAC-DS/nv
の制御ネットワークサブシステムを図5
に示します。図
5 CIEMAC™-DS/nv
の制御ネットワークサブシステム制御ネットワークサブシステムは、以下の
3
つのネットワークで構成されます。・
Ethernet :1Gbps/100Mbps
・
TC-net™ 100 :100Mbps
・
ADMAP-5M
(廃型):5Mbps
各ネットワークのケーブルとそれらのインタフェースは、二重化と冗長化が可能です。
Ethernet
は産業用途においても一般的なネットワークであり、図5に示されるように、コントローラとゲートウェイ、ヒューマンインタフェースをつなぎます。以下のノードでは
1Gbps
伝送のEthernet
を使用することができます。・
Ethernet
モジュール: nv-series
のFN8*, EN8*
・
Ethernet NIC (Ethernet Network Interface Card)
TC-net™ 100
は、ネットワーク上でデータの衝突無しで、ミリ秒単位の高スピード応答を実現する国際標準の産業ネットワークです。
V
シリーズやnv
シリーズのコントローラに用いられています。.
JAMI1 VMMSX MAMI3
VETHX1
IETH3T IETH2T FETH3T
AEGW NIC
DPCS PCS
DPCS/E PCS/E PCS-DS
FN711 V-シリーズ
FN812
nv-
シリーズNIC nVツール
NIC SVR-DS
NIC OPC サーバー
TN722 TN822
*NIC: Ethernet Network Interface C
ard Ethernet 100M/1GTC-net™ 100
ADMAP-5M NIC
OIS-DS
3.2. ヒューマンマシンインタフェースサブシステムの概要
図
6
、7
、8
に3
タイプのHMI (Human Machine Interface)
を示します。図
6
大規模HMI
サブシステム図
7
中規模HMI
サブシステムOIS-DS
/SMART OIS-DS53 EWS
OIS-DS ツール
Ethernet 1G/100M nVツール
nv-ADCOP
制御ネットワーク 情報ネットワーク プリンタ PC
UCS UCS
OIS-DS /SMART
Ethernet 1G/100M
PLCS PLCS
OIS-DS63 OIS-DS53 EWS
OIS-DS ツール
Ethernet 1G/100M nVツール
nv-ADCOP
制御ネットワーク 情報ネットワーク プリンタ PC
UCS UCS
OIS-DS63
Ethernet 1G/100M
PLCS PLCS
SVR-DS63 OIS-DS53 EWS
OIS-DS ツール
Ethernet 1G/100M nVツール
nv-ADCOP
制御ネットワーク 情報ネットワーク プリンタ PC
UCS UCS
SVR-DS63
Ethernet 1G/100M
PLCS PLCS
3.2.1. HMI
サブシステムの拡張性HMI
サブシステムの各拡張性を以下に示します。システム規模 大規模
HMI SVR-DS63+OIS-DS53
中規模
HMI OIS-DS63+OIS-DS53
小規模
HMI OIS-DS/SMART+OIS-DS53
サーバの台数1 (
二重化またはシングル) 1 (
二重化またはシングル) 1 (
二重化またはシングル
)
クライアントの台数
22 16 8
コントロールユニットの 台数
32
(
二重化またはシングル) 32
(
二重化またはシングル32
(
二重化またはシングル)
プロセスタグ数
20,000 8,000 4,096
履歴タグ数
5,000 2,500 1,250
グラフィックビュー数
4,096 4,096 4,096
表
1 HMI
サブシステムの拡張性サーバ台数には、
SVR-DS63
やOIS-DS63
、OIS-DS/SMART
が含まれます。SVR-DS63
はCIEMAC™-DS/nv
の標準サーバです。OIS-DS63
はSVR-DS63
とOIS-DS53
両方の機能を持っています。ただしタグ点数他に制限があります。OIS-DS/SMART
はSVR-DS63,
、OIS-DS53
とPLCS
の機能を持っています。ただしタグ点数他に制限があります。上記の各サーバは二重化構成が可能です。
クライアント台数には
OIS-DS63, OIS-DS53
が含まれます。OIS-DS63
はSVR-DS63
とOIS-DS53
両方の機能を持っています。OIS-DS53
はCIEMAC™-DS/nv
の標準クライアントです。クライアントの台数は
OIS-DS63, OIS-DS53
を合計した数により制限されます。EWSは
CIEMAC™-DS/nv
のユーザーアプリケーションためのオプションクライアントです。EWS
の台数には以下の制限があります。項目 最大台数
EWS
数8
台表
2 EWS
の台数 コントロールユニットはUCS
とPLCS
を含みます。UCS
はCIEMAC™-DS/nv
の標準コントローラです。PLC
サーバ(PLCS
)はPLC
とワンループコントローラLC5**
に接続するためのオプションコントローラーサーバです。上記の各コントローラとサーバは二重化が可能です。
PLCS
の台数には以下の制限があります。項目 最大台数
PLCS
数8
台(
二重化またはシングル)
表3 PLCS
の台数3.2.2. OIS-DS
のパッケージOIS-DS
はCIEMAC-DS/nv
サブシステムのクライアントステーションであり、下記のソフトウェアパッケージがラインアップされています。
パッケージ タイプ 備考
OIS-DS スタンダード
標準
メニュー ポイント グループ 履歴傾向 システム状態 要約アラーム 履歴 グラフィック 等
16タググループパッケージ オプション
16
タグ計器/
グループまでサポート リアルタイムトレンドパッケージ オプション リアルタイムトレントのサポートOIS ナビゲーションパッケージ オプション 多機能ナビゲーターウィンドウのサポート
2CRT OIS パッケージ オプション 各
OIS-DS
の2CRT
ディスプレイのサポートリモート OIS パッケージ オプション イントラネット、もしくはインターネット経由のリモート
OIS
のサポート
アナログ記録系サポートパッケージ オプション 記録系のアナログ出力のサポート アドバンストハードコピーパッケージ オプション 印刷のカラー変換のサポート 履歴データ自動保存パッケージ オプション 履歴データの自動保存のサポート
OIS-DS Part11 パッケージ オプション
FDA
のCFR Part11
の機能のサポートDPCS パッケージ オプション 既存の
DPCS
のタグ計器のサポート2PC パッケージ オプション 既存の
PCS
のタグ計器のサポートリモートパッケージ オプション
OIS
タグ、履歴データ等、様々なモニタリング機能を管理する
OIS-DS
の設定のサポートアラーム管理パッケージ オプション オペレータのアラーム管理のサポート
表
4 OIS-DS
のソフトウェア3.2.3. SVR-DS
のパッケージSVR-DS
はCIEMAC-DS/nv
システムのサーバーステーションであり、下記のソフトウェアパッケージを持っています。パッケージ タイプ 備考
SVR-DS
スタンダード 標準履歴データのデータベース、遠隔操作、ミラーリング
システムクロックのバックグランド処理、冗長性
, OIS
タグ(
内部タグ 計器)
、ガイダンスとイベントエンジニアリング
SVR
構成ユーザーアプリケーションのスケジューリングとライブラリー メッセージ印刷と外部アラーム出力の補修
アナログ記録計サポートパッケー ジ
オプション 記録計のアナログ出力のサポート アラーム管理パッケージ オプション オペレータのアラーム管理のサポート
表
5 SVR-DS
のパッケージ3.2.4. EWS
のパッケージEWS
はCIEMAC-DS/nv
システムのアプリケーションのためのオプションクライアントであり、下記のソフトウェアパッケージを持っています。
ONS
サポートパッケージ オプション クライアントアプリケーションから全ての処理データにアクセス可能OPC DA 2.0
サーバパッケージオプション
OPC
クライアントアプリケーションにCIEMAC-DS/nv
のタグデータを 公開OPC AE 1.1
サーバパッケージオプション
OPC
クライアントアプリケーションにCIEMAC-DS/nv
タグアラームとイ ベントを公開表
6 EWS
のパッケージs
3.2.5. PLCS
のパッケージPLC
サーバはPLC
とワンループコントローラLC5**
に接続するためのオプションコントローラサーバであり、下記のソ フトウェアパッケージを持っています。PLCS
接続機能ソフトウェア オプションOIS
タグベースでのデータ管理、およびPLC
とLC
接続機能全般の 提供T3H
サポートライブラリ オプションPLCS
にPROSEC T3H
を接続MELSEC
サポートライブラリ オプションMELSECNET/H to PLCS
にMELSECNET/H
を接続表
7 PLC
サーバのパッケージ3.2.6. OIS-DS/SMART
のパッケージOIS-DS/SMART
パッケージはDCS
やPLC
、ワンループコントローラを含む小規模システムを構築する上でコストパフォーマンスに優れたソフトウェアパッケージです。
OIS-DS/SMART
には下記の様に2
つのタイプがあ ります。機能 OIS-DS/SMART 開発版 OIS-DS/SMART ランタイム版
OIS-DS
標準機能 含 含16
タググループパッケージ 含 含リアルタイムトレンドパッケージ 含 含
OIS-DSエンジニアリングツール 含
-
OIS-DS グラフィックエディター 含
-
SVR-DS 標準機能 含 含
PLCサーバサポートパッケージ 含 -
PLCサーバエンジニアリングツール 含
-
表
8 OIS-DS/SMART
のパッケージ3.3. コントロールサブシステムの概要
図
9
コントロールサブシステムの構成CIEMAC-DS/nv
のコントロールサブシステムは図9
の様に、BU825
、FA825
、PS891
、FN812
、PU821
を含みます。3.3.1.
コントロールサブシステムの拡張性拡張可能な項目 値
タグ計器数
(
指示計) 1,024
タグ計器数
(
調節計) 320
タグ計器数
(
押しボタン) 1,280
タグ計器数
(
シーケンス操作) 128
タグ計器数
(
タイマー/
カウンター) 128
タグ計器数
(
データブロック) 128
ユーザプログラミング容量
512k step
POU
数(
メインスキャンプログラム) 512 POU
数(
高速スキャンプログラム) 128 POU
の合計(
ファンクションとファンクションブロックを含む) 2,000
表
9
コントロールサブシステムの拡張3.3.2.
コントロールサブシステムのコンポーネント構成例コンポーネント タイプ 備考
BU825
標準 二重化コントロールユニット用19
インチラックFA825
標準BU825
用ファンユニット 電源入力二重化PS891
標準 電源供給ユニット100~240V
FN812
標準Ethernet
ユニット1000BASE-T
(2
ポート)PU821
標準DCS
用メインCPU
ユニットTC-net I/O
ループ100Mbps
(二重ループ)SB812
オプション 既存のインテリジェントSIO
サブシステムインタフェースインテリジェント
SIO
バスのための2
ポート表
10
コントロールサブシステムのコンポーネント構成例BU825
PS8 91 PS8 91
PU8 21 FN 812 PU8 21 FN 812
FA825
100/240Vac 100-240Vac
Ethernet 1G
TC-net
TMI/O
ループnv- シリーズ コントロールユニット
制御ネットワーク
3.4. プロセス I/O サブシステムの概要
CIEMAC-DS/nv
のプロセスI/O
サブシステムを下記に示します。図
10 CIEMAC-DS/nv
のプロセスI/O
サブシステムCIEMAC-DS/nv
のプロセスI/O
サブシステムは5
つの構成要素から成り立ちます。・
TC-net™ I/O
ループ :PU821
とI/O
アダプタをつなぐ、電気もしくは光のループ型ネットワーク・
TC-net™ I/O
アダプタ :I/O
モジュール間のバス型ネットワーク・
TC-net™ I/O
リピータ :電気ループと光ループをつなぐリピータ・
nv-series I/O
アダプタ :I/O
ループをI/O
バスに接続するための電気もしくは光アダプタ・
nv-series I/O
モジュール:I/O
モジュールもしくはフィールドバスネットワークインタフェースモジュールTC-net™ I/O
ループでは、プロセスI/O
サブシステムの64KW
のメモリを共有しています。TC-net™ I/O
ループは0.1
ミリ秒の高速スキャン、1
ミリ秒の中速スキャン、もしくはそれ以上の速さを実現します。3.4.1.
プロセスI/O
サブシステムの拡張性項目 最大値
I/O
ループ中のI/O
アダプタ数32
電気
I/O
ループ中のI/O
リピータ数2
光
I/O
ループ中のI/O
リピータ数1
I/O
バス中のI/O
モジュール数16
I/O
ループの電気ケーブル一本の長さ10m
I/O
ループの電気ケーブルの総延長100m
I/O
ループの光ケーブル一本の長さ2km
I/O
ループの光ケーブルの総延長4km
I/O
バス1本の総延長5m
表
11
プロセスI/O
サブシステムの拡張性PU821 PU821
SA9*1 SA9*1 RP913 RP913
I/O I/O
TC-net™ I/O 電気ループ
TC-net™ I/O 光ループ
SA9*2 SA9*2 I/O I/O SA9*2 SA9*2 I/O I/O
TC-net™ I/O Bus nv-シリーズ I/O モジュール
TC-net™ I/O リピーター
nv-シリーズ I/O 光アダプター nv-シリーズ I/O 電気アダプター
nv-シリーズ I/O ユニット
nv-シリーズ I/O ユニット nv-シリーズ I/O ユニット
nv-シリーズコントロールユニット
3.4.2.
プロセスI/O
サブシステムの利用可能な構成使用 I/Oユニット I/Oアダプタ I/Oモジュール 端子台 仕様
PI/O ユニッ ト
(DCS)
BU901 SA961
/SA962
DI935 BU905 64 デジタル 入力 24Vdc
DO935 BU905 64 デジタル 出力 24Vdc
AI969 BU903A 16 アナログ 入力 1-5Vdc
RT918 BU902A 8 RTD 入力 (チャンネル分離)
TC919 BU904A 16 THC 入力 + 1CJC
AI9A9B BU903A 16 アナログ 入力4-20mA *二重化不可
AI9H9B BU903A 16 アナログ 入力4-20mA(HART設置) *二重化不可
AO9A9B BU902A 16 アナログ 出力4-20mA *二重化不可
AO9H9B BU902A 16 アナログ 出力 4-20mA (HART設置) *二重化不可
PI948 BU902A 8 パルス 入力
PO919 BU902A 16 パルス 出力
IS911 BU901 SYSMAC/MELSECへのシリアル通信
PI/O ユニット
(一般) BU901 /SA912 SA911
DI934 BU902A 32 デジタル 入力 24Vdc
DI934S BU902A 32 デジタル 入力 + 2 ストロボ 24Vdc
DI935 BU905 64 デジタル 入力 24Vdc
DI936 BU902A 16 デジタル 入力 24Vdc
DI937 BU902A 16 デジタル 入力 24Vdc
DI944 BU902A 32 デジタル 入力 48Vdc
IN956 BU906A 16 デジタル 入力 100/120Vac, 100/120Vdc
IN966 BU906A 16 デジタル 入力 200/240Vac
DO934 BU902A 32 デジタル 出力 24Vdc
DO935 BU905 64 デジタル 出力 24Vdc
DO936 BU906A 16 デジタル 出力 24Vdc, 2A
AC963 BU906A 16 デジタル 出力 100/240Vac, 2A RO966 BU906A 16 デジタル 出力 24Vdc/240Vac, 2A
AI914 BU903A 4 アナログ 入力 0-5Vdc
AI918 BU903A 8 アナログ 入力 0-5Vdc
AI918D BU902A 8 アナログ 入力 0-20mA(配電器設置)
AI918F BU903A 8 アナログ 入力 0-5Vdc
AI919 BU903A 16 アナログ 入力 0-5Vdc
AI928 BU903A 8 アナログ 入力 0-20mA
AI929D BU902A 16 アナログ 入力 4-20mA(配電器設置)
RT918 BU902A 8 RTD 入力 (チャネル分離可能)
RT918C BU902A 8 RTD 入力 (チャネル分離不可)
TC919 BU902A 16 THC 入力 + 1CJC
AO928 BU902A 8 アナログ 出力 0-20mA
AO928F BU902A 8 アナログ 出力 0-20mA
AO929 BU902A 16 アナログ 出力 0-20mA
PI918 BU902A 8 パルス 入力, 12-24Vdc
PI924 BU902A 4 バイパルス入力, 12-24Vdc
MD911 BU901 モドバスシリアル RS485
FL911 BU901 FL-net 10/100BASE-T EN911 BU901 Ethernet 10/100BASE-T
IS911 BU901 SYSMAC/MELSECへのシリアル通信
PI/O ユニット
(SOE) BU901 SA9A1
DI936 BU902A 16 デジタル 入力 24Vdc
DI934 BU902A 32 デジタル 入力 24Vdc
DI944 BU902A 32 デジタル 入力 48Vdc
AI919 BU903A 16 アナログ 入力 0-5Vdc
PCS
マイグレーション BU927F
SA961 /SA962
DI935 現行 64 デジタル 入力 24Vdc
DO935 現行 64 デジタル 出力 24Vdc
AI969 現行 16 アナログ 入力 1-5Vdc
RT918 現行 8 RTD 入力 (チャンネル分離)
TC919 現行 16 THC 入力 + 1CJC
AI9A9B 現行 16 アナログ 入力4-20mA *二重化可能
AI9H9B 現行 16 アナログ 入力4-20mA(HART設置) *二重化可能
AO9A9B 現行 16 アナログ 出力4-20mA *二重化可能
AO9H9B 現行 16 アナログ 出力 4-20mA (HART設置) *二重化可能
PI948 現行 8 パルス 入力
PO919 現行 16 パルス 出力
DPCS マイグレーション
BU928F SA931 LP918B 現行 12 アナログ 入力 1-5Vdc、8 アナログ 出力4-20mA
8 デジタル 入力 24Vdc、8 デジタル 出力 24Vdc
BU929F SA911
/SA912
DI934I 現行 32 デジタル 入力 24Vdc
DO934 現行 32 デジタル 出力 24Vdc
AI969 現行 16 アナログ 入力 -5~+5Vdc
RT918 現行 8 RTD 入力 (チャネル分離可能)
16 THC 入力 + 1CJC
3.4.3.
インテリジェントSI/O
サブシステムの接続nv
シリーズのコントロールユニットはSB812
経由で既存のインテリジェントSI/O
サブシステムと接続する 事ができます。SB812
は1
台で2本のインテリジェントSI/O
サブシステムのシリアルバスと接続できます。PU821
は2
つのSB812
を組み込むことができます。従って、nv
シリーズのコントロールユニットは下記に示すように、インテリジェント
SI/O
の4
本のシリアルバスを管理する事ができます。図
11
既存のインテリジェントシリアルI/O
サブシステムの接続SB812 SB812
SB812 SB812
BU825
PS891 PS891
PU821 FN812 PU821 FN812
nv- シリーズ コントロールユニット
FA825
シリアルバス1
シリアルバス2 シリアルバス3 シリアルバス4
SBIF1/2 SBIF1/2 SBIF1/2 SBIF1/2 SBIF1/2 SBIF1/2
SIO SIO SIO
3.5.
フィールドネットワークサブシステムの概要フィールドネットワークは、
Modbus-TCP
、Modbus-Serial
、FL-net
、PLC
およびHART
向けシリアル通信の5
つのネットワ ークタイプをサポートしています。ネットワークの構成と拡張性を下記に示します。
3.5.1. EN811: Modbus-TCP
クライアントc
項目 最大値
Modbus-TCP
クライアントのソケット数48
図
12 Modbus-TCP
の接続3.5.2. MD911: Modus-Serial
項目 最大値
I/O
バス1本あたりのMD911
数4
コントロールユニット下のMD911
、FL911
、EN911
、IS911
の合計
16
RS232
ケーブルの長さ15m
RS485
の全長500m
MODBUS
接続ステーション数64
図
13 Modbus-Serial
の接続SA911(2) SA911(2) MD911 MD911
Modbus-Serial
Stn.1 Stn.N Stn.1 Stn.M
TC-net™ I/O Loop
PU821 PU821 nv-シリーズコントロールユニット
FN812
FN812
Ethernet 1G OIS-DS
EN811
EN811
Modbus
ネットワーク(Ethernet 100M/1G)
Modbus -TCP サーバー
Modbus -TCP サーバー
Modbus -TCP サーバー
3.5.3. FL911: FL-net
項目 最大値
I/O
バス中のFL911
数4
コントロールユニット下の
MD911
、FL911
、EN911
、IS911
の 合計16
100BASE-TX
、もしくは10BASE-T
の長さ100m
ステーション数
254
図
14 FL-net
の接続3.5.4. IS911: PLC
シリアル通信nv
シリーズのコントロールユニットは図12
に示すように、IS911
を通じてプログラミング無しでPLC
への 読み込み/
書き込みが可能です。現在サポートされているPLC
はSYSMAC
のCS1W-SCB41-V1/C500-LK201
とMELSEC
のAJ71UC24
です。項目 最大値
I/O
バス中のIS911
数4
コントロールユニット下の
MD911
、FL911
、EN911
、IS911
の 合計16
RS232
ケーブルの長さ15m
RS485
の全長500m
PLC
ステーション数32
図
15 PLC
の接続SA961(2) SA961(2) IS911 IS911
Stn.1 Stn.N Stn.1 Stn.M
RS232C/RS485
TC-net™ I/O ループSA911(2) SA911(2) FL911 FL911
FL-net
Stn.1 Stn.N Stn.1 Stn.M
TC-net™ I/O ループ
3.5.5. AI9H9B/AO9H9B: HART
デバイスインタフェース項目 最大値
I/O
バス中のAI9H9B/AO9H9B
モジュール数16
HART
デバイスインタフェース中のHART
デバイス数16
図
16 HART
デバイスの接続FDT/DTM
国際標準IEC62453
に基づき、CIEMAC-DS/nv
は下記に示すコンポーネントによって、HART
デバイスを管理することができます。
(1) FDT/DTM
FDT (Field Device Tool)
はHART
が可能としているフィールド機器の統合的な設定とモニタリングを行うソフトウェアアプリケーションです。
汎用の製品として、東芝では
E+H
社のフィールドケアを推奨しています。DTM (Device Type Manager)
はFDT
アプリケーションの各役割を担うソフトウェアコンポーネントです。ComDTM
によっ てnv
シリーズのコントロールユニットと接続します。GatewayDTM
はHART
デバイスとのゲートウェイになります。2
つ のDTM
は東芝によって供給されます。(2)
基本ハードウェア・
Ethernet
インタフェースモジュール:FN812
・コントロールモジュール
:PU821
・
I/O
アダプタ:SA961(2)
・
HART
アナログ入力モジュール:AI9H9B
・
HART
アナログ出力モジュール:AO9H9B
SA961(2) SA961(2) AI9H9B AO9H9B
TC-net™ I/O
ループBU902A
BU903A
HART
デバイス(
センサー)
HART
デバイス(
アクチュエーター)
4-20mA 4-20mA
PU821 PU821 nv-シリーズコントロールユニット
FN812
FN812
Ethernet 1G
OIS-DS FDT
*GatewayDTM
*DT M
デバイス*ComDTM
*FDT
アプリケーション3.6.
エンジニアリングサブシステムの概要CIEMAC-DS/nv
エンジニアリングサブシステムは、次のソフトウェアパッケージによって構成されます。3.6.1.
コントロールエンジニアリングパッケージパッケージ 概要
nV-Tool (
スタンドアロン版) IEC61131-3
準拠のプログラミング作成およびコントローラのメンテナンス支援。V
シリーズ、nv
シリーズ共通。新計装タグエディタ スプレッドシート型のタグエディタの供給
新計装ファンクションブロックライ
ブラリ
ハイパー
PID
制御、アドバンストフィードフォワード制御、ダブルクロスリミット制 御など計装制御でよく使われるファンクションブロックの提供ワークシートエディタ ユーザが定義したカスタムシンボル、
SFC
指示シンボル、FBD
、LD
使用した内 部ブロックダイアグラム、シーケンスフローダイアグラム、制御ループダイアグ ラムの開発をするフルグラフィック型のエディタnv-
シミュレータ 実機コントロールユニット無しでnv
シリーズの制御アプリケーションをPC
上で テストするためのシュミレータnv-ADCOP
リアルタイムのサンプル処理データで、処理パラメータの確認とフィードバック、もしくはフィードバックフォワード制御を最適化し、
MD-PID
、Feed-forward
等のAPC
ファンクションブロックを提供nV-Tool (
クライアント/
サーバ版)
サーバのエンジニアリングデータベースを共有し、複数のクライアントで同時にプログラミングとデバックが可能。
リモートエンジニアリングパッケ ージ
インターネットやイントラネット経由で
nV-Tool
やOIS-DS
などすべてのHMI
プ ログラムの使用をサポートPLCS
エンジニアリングツールPLC
データの読み込み、書き込みやOIS
タグ計器の管理をするPLC
サーバの構築
表
13
コントロールエンジニアリングパッケージ3.6.2.
ヒューマンインタフェースエンジニアリンパッケージパッケージ 概要
OIS-DS
エンジニアリングツールOIS
タグやトレンドデータ登録など、OIS-DS/SVR-DS
の動作環境を設定OIS-DS
グラフィックエディタ ユーザ固有のグラフィック画面を作成するエディタOIS-DS
グラフィックシミュレータ 実機コントロールユニット無しでPC
上でグラフィック画面をテスト可能表
14
ヒューマンインタフェースエンジニアリングパッケージ4. 制御ネットワーク・サブシステム 4.1. 1G Ethernet
CIEMAC™-DS/nv
システムでは、1Gbps
の通信速度を実現するために、ステーション間ネットワークでは1Gbps
スイッチングハブと適合ケーブルによって構成されます。
実際に、
OIS-DS
は中央制御室に、SVR-DS
はサーバルームに、コントロールユニットは制御室に別々に配置されるかもしれません。加えて、接続されるコントローラは
nv
シリーズだけではなく、V
シリーズやDPCS
を含むかもしれません。既存のコントローラは
100Mbps Ethernet
インタフェースに制限されています。図
16
にEthernet
のネットワーク構成例を示します。本図では、便宜上、シングルネットワークで表現しています。図
17 1G Ethernet
のネットワーク構成1000BASE スイッチングハブ LX LX 100BASE スイッチングハブ
FX FX
T T T T T T T T T T
T T
T T
1000BASE スイッチングハブ LX LX
T T T T T T T T 1000BASE スイッチングハブ
LX LX
T T T T T T T T
1000BASE スイッチングハブ LX LX
T T T T T T T T
FN812 PU821 PU821 FN812 FN812 PU821 PU821 FN812
nV-Tool SVR-DS
NIC NIC
OIS-DS OIS-DS
NIC NIC
OIS-DS NIC
NIC NIC NIC NIC NIC
1000BASE スイッチングハブ T T
T T T T
1000BASE スイッチングハブ T T
T T T T
オペレーションルーム サーバールーム
コントロールルーム 2 コントロールルーム 1 PR2
PR1 PR3
1000BASE-T カテゴリー5e/6 ケーブル
100m未満
1000BASE-LX 光ケーブル マルチモード: 550m未満 シングルモード: 5km未満
100BASE-T カテゴリー 5 ケーブル
100m未満
100BASE-FX
FN711 L3* L3* FN711
Vシリーズコントロールユニット nvシリーズコントロールユニット nvシリーズコントロールユニット 1000BASE-T
カテゴリー 5e/6 ケーブル 100m未満
1000BASE-T カテゴリー 5e/6 ケーブル
100m未満
1000BASE-T NIC (Network Interface Card)
は各OIS-DS
、SVR-DS
とnv
ツールエンジニアリングステーションに取り付けら れ、各部屋に設置された1000BASE-T
のスイッチングハブに接続されます。1000BASE-T
インタフェースを持つFN812
もまた、コントロールルームの1000BASE-T
スイッチングハブに接続されます。それぞれに設置されたスイッチングハブ は1000BASE-LX
の光ケーブルによって接続されます。1000BASE-T
から1000BASE-LX
に変更するために、メディアコン バータ、もしくはコンバータを含むスイッチングハブを使用するかもしれません。東芝では、ヒューレットパッカード社の、ProCurve 1810G-24 Switch
を推奨しています。4.2. TC-net™ 100
図
17
に、離れた場所に設置されたnv
シリーズとV
シリーズコントロールユニットを、TC-net™ 100
によって接続する 例を示します。本図では、便宜上、シングルネットワークで表現しています。
図
18 TC-net™ 100
のネットワーク構成本構成では、以下の
TC-net
接続コンポーネントが使用されます。HMI
の接続インタフェース: JTNI42 nv
シリーズコントローラの接続インタフェース: TN822 V
シリーズコントローラの接続インタフェース: TN722
これらインタフェース間の接続には東芝の光シェアードハブ
(UTNH23A)
を必要とします。各光ケーブルはマルチモード光ファイバーであり、
2km
まで延長可能です。B
系のネットワークでは、UTNH23A
の代わりにUTNH23B
を使用します。UTNH23A FX FX FX
TN822 PU821 PU821 TN822
HMI JTNI42 オペレーションルーム
コントロールルーム 2 コントロールルーム 1 光ケーブル+MT-RJ
マルチモード: 2km未満
FX FX FX FX FX
FX FX
FX FX FX FX FX FX
TN822 PU821 PU821 TN822
FX FX
FX FX FX FX FX FX
TN722 L3* L3* TN722
HMI JTNI42
nvシリーズコントロールユニット nvシリーズコントロールユニット
Vシリーズコントロールユニット
UTNH23A UTNH23A
5. ヒューマンインタフェース・サブシステム 5.1. OIS-DS 標準機能
OIS-DS
はヒューマンインタフェースサブシステムの基幹となるオペレータステーションです。主に、コントロールユニットもしくは
SVR-DS
に保持されたタグ計器情報やシステム状態をモニタに表示します。標準画面として下記が用意されています。
画面名称 画面イメージ 説明
メニュー画面 各画面に展開するためのメニュー画
面です。
ポイント画面 ある1つのプロセスタグを監視・制御
するための画面です。アラームの確 認、停止などのほか、制御パラメータ のリモート操作も実行できます。
グループ画面 複数のプロセスタグを集中的に監
視・制御するための画面です。オプ ション機器のオペレータキーボードを 使用すれば、最大8つのプロセスタ グを同時にリモート操作できます。
図
19 OIS-DS
標準機能(1/4)
画面名称 画面イメージ 説明
ヒストリカルトレ ンド画面
SVR-DS
によって長期に保存されたデータをトレンド表示します。
1ページに最大8ペンを表示できま す。
ガイダンス画面 ユーザ定義のガイダンスを確認する
ための画面です。ガイダンスはユー ザ定義のイベントで発生させることが できます。
システム状態画 面
ヒューマンインタフェース・サブシス テムに接続されたステーションの状 態を一括監視できます。
図
20 OIS-DS
標準機能(2/4)
画面名称 画面イメージ 説明
アラーム一覧画 面
発生しているアラームを一覧で確認 できます。
履歴表示画面 過去に発生したアラーム、操作記
録、動作記録などを一覧で確認でき ます。また、これらの情報をファイル 保存することもできます。
グラフィック画面 ユーザ作成のグラフィックを表示しま
す。グラフィックには、豊富に用意さ れた標準サブモデルを自由に使用 できます。グラフィックにタグを割り当 てることで、直感的にプラントを監視 することができます。
図
21 OIS-DS
標準機能(3/4)
画面名称 画面イメージ 説明
SOE画面 予め設定したプラントトリガーに基づ
いて保存されたイベントメッセージを シーケンス表示(
SOE
)します図