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〜複式学級授業の構想と展開〜

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(1)

教育研究改革・改善プロジェクト実施報告書

相互にかかわり学び合い高め合う子供の育成

〜複式学級授業の構想と展開〜

長崎大学教育学部附属小学校

− 65 −

(2)

棺互にかかわり学び合い高め合う子供の育成

複式学級授業の構想‑と‑展開

I  複式学級とは

t 複式学級の編市1f

2 編制の手順

E  研究の目的

1 複式学級を創設する理由

2 研究の民的

E  研究内容と方法

1 本校における複式学級の特性

2 複式学級で台.くまれること

3 複式指導研究の内容

4 研究体制 5 研究計画

N  研究の経過

1 複式指導計画(カリキュラム〉作成

2 複式学習指導の実際

V  研究の成果と課題

1 研究の概要

2 成果や問題点

3 今後の課題

長 崎 大 学 教 育 学 部 F 付属ノ j 、 学 校

‑ 66一

(3)

共同研究・執筆者一覧

長崎大学教育学部附属小学校複式教育研究部

長崎大学教育学部附属小学校教諭 (複式教育部長) 水 戸 一 幸

長崎大学教育学部附属小学校教諭 山 脇 一 孝

長崎大学教育学部附属小学校教諭 伊 崎 裕 二

長崎大学教育学部附属小学校教諭 石 司 貴 弘

長崎大学教育学部附属小学校教諭 古 野 祐 一

長崎大学教育学部附属小学校

長崎大学教育学部附属小学校面11校長 寺 側 善 國

長崎大学教育学部附属小学校教頭 池 田 敏 彦

長崎大学教育学部附属小学校教諭 (教務主任〉 末 永 統 子 長崎大学教育学部附属小学校教諭 (研究部長) 加 藤 盛 彦 長崎大学教育学部教授(附属小学校校長) 村 田 義 幸

‑ 67一

(4)

相互にかかわり学び合い高め合う子供の育成

複式学級授業の構想と展開

長崎大学教育学部附属小学校

I  複式学級とは

1  複式学級の編制

複式学級とは, 2つの学年の児量をまとめて1学級とし,同一教室で一人の担任 が指導を行う学習形態である.同一学年の児宣が8人以下の少人数になったとき,

2学年合わせて 16名を超えない範囲で,複式学級が編制される,

① 対 象 全 学 年

② 学 級 低 中 高3学級

③ 児 童 数 各 学 年8名 (男女各4名) 学級計16名

男 女 言十

低学年

1年 2

444488

中学年 3年 4444488

@複式学級在籍期間 2年間継続して在籍する

向学年

5年 6年

444488

242448

複式学級研究の成果が高まり,保護者の理解が得られるようになった時 点で 1年から6年までの6カ年在籍としたい。

編制の手順

年 度 手 願 1 • 2年

平成15 複式学級創設への諸準備・保護者 等への説明

1 6  1・2年の複式学級編制

8+8 

1 7  3・4年複式学級編制

8+8 

1 8  5・6年複式へ,複式学級完成

8+8 

O  単式学級は,各学年3学級の全学年18学級で編制する白

• 1学級児童数を36人とする。

3 • 4年 5・6年

8+8 

8+8  8+8 

復式学級は,半成16守度から 18年度までの3年間で編制していくo

1年・

2年J,

3年・ 4年J

5年・ 6年jの各8名児意で編制する3学級とする。

平成15年度の新1年入学時より,児童数を116人 (36X3+8) として募 集し,平成16年度の開始に向けての環境を頗次整えてしてo またJ 1/2年・複 式指導計画を作成するa

平成16年度

i

こ1・2年複式学級を編制し,実際に学習指導や実践研究を開始す る。また,経営案,年間教育活動暦を作成する。

平 成l7年度

i

こ3・4年後式学級,. 1 8年度

i

こ56年後式学級を編制.してし、く。

平 成 16年度以降,地域への紹介と情報交換をかねた授業矧‑究会を実施‑

していく。

‑ 68‑

(5)

E  研究の目的

1  複式学級ーを創設する理由

本校においては宇下記にあげる理直によりr 半成14年度より複式学級の導入山向け て準備を

i

些めてきた。

長崎県では,現在長崎県下の小学校の90校に, 182学級の複式学級がある。

多くの隣島を抱えているという地理的な条併によるとともにY本土でも都市の中心 部や山間部でも少子{むなどによりj 複式学級位さらに増加する傾向にある。

本県の教職員は,必ず離島勤務が義務づけられており,複式学級を設置している 学校に赴任する,確率も高い。特に,新‑任として赴任する場合も考えられるので,大 学友学中での複式についての研究・実湾体‑験,等が必要である。教台突脅の際

i

ご複式 学級についての理解と経験を与える機会を設定したい。

現在複式学級担当主と怠っている公立学校教員にとって,複式学級でのJ学習成ー立の 要件や具体的な学習指導の工夫等についての研修機会が少なぐ?講義や演習ーによ石 研修になりがちである。継続的な実践研究をもとに実際の授業参観・授業研究を取

り入れることが‑できる

F

付属学校での研修がh強く求められている。

複式学級での学習指導Jを郊果的:に進め忍ための理論と方法を研究

L

,ぞの成果を 公開していをたいa またト現職教員の複式学級での学習成立の要性や指導法に関す

る研修の場所としての役割も果たすーことがーできるb

研究発表会でも参観者から,少人数学級における学級指導の工犬や自主的な学習 態度の台.成(学び方の醸h~) 等 iこついての質問がある。本校での実践研究iともとづ

く研修の機会を提供できるようにした11¥.,

以上のような多くの離島を抱えているという長崎県の教育環境の特殊性や少子化に伴 う児童数激減に対しての教育の在り方の研究など本県の教育実態や課題k:‑jOえていくた めに,複式学級での学習指導等のあり方を捺る意図から,平成16年度復式学級設置に 向けて,平成15年度より教育学部及び

F

付属学校において実践的な研究開発を進める。

このことによって,附属小学校の地域への貢献度をさらに高めていくことができると 考える。

2  研究の目的‑

複式学級カI"~多いという木県.の教育実態や課題に応えてV' くため iム複式学級だの学留 指導等のありん‑を探る意閃から,附属小学校において複式学級を設置し,大学教官及び 附属学校とが協力連携しあって実践的な研究を進めるa また,複式学級を設置している 公立小学校にも協力投として参力乱してもらい'"気正的な研.究を推進していく。

複式学級の特件.を明らかにし,それを積械的

i

こ活用し経営していぐ方策を追求じてい く。具体的には,複式学級の特性をふまえた学習指導理論の構想,複式学級における年 間指導計幽 作成のあり方・基本的な指導類型(指導過程の工夫)・管習指導における教師ー のかかわり方・教材教冥の開発と活用i復式学級での党童の学習状況ぐ変容)"なと複;

式学級指導にかかわる諸問題の解決、とともにより効果的な学習指導のあり方についての 研究開発を行‑う。

‑ 6 9 ‑

(6)

i l l ‑ 研究内‑容と方法

1  本校ーにおける複式学級の特性刷

本校の複式学級は,附属学校、Iこ人為的につくられるという点で,児童数の減少によって 必然的に複式となっている公布小学校の複式学級とは, 11¥発点から異なっている。

学年の人数が一定である。(男女の数も〉

O 同じ学年の児主は2年間継続す石が,上(ド)学年の児主主とは 1ヶ年だげであ否。

同学年の単式学級との併設であり免単式学級との問に交流ができるa

市街地にあり,僻地性がなし¥.... (単式学級 18学級児童と一緒に過ごしている〉

2  複式学級で育くまれること

複式学級J33少人数による異年齢集同であるという特性を,宇.かして,積織的 e意図的 e 計画的な教育活動を展開していくことにより,次のようなことを育んでいきたい。

自己教育力の育成

‑自学自習の態度・能力を育‑てる ・主体的な問題解決力を育てる白

・個に応じた指導を徹底できる ・他との共同学習を行う

‑自己表現力を民主く

O

豊かな人間形成(少人数による密度‑の濃い異学年集団のよさ〉

‑少人数による密度の濃いふれあい ・親しい仲間と文持的風上をつくる

‑近接学年による上下関係(立場を体験する ・複式学級同士の交流を図る

・単式学級との交流にも努める ・幼稚園や養護学校との交流を進める

3

複式指導研究の内容

{コ複式学級.カリキュラム作成についての資料収集

。複式学級経営案の作成

。複式学級の指導計画(カリキュラム).の作成

o

学習指導方法の研究・実践‑

Q複式学級設置に関する法的基;準等.について学ぶ

O

県内の複式学級の実態や課題を把握す?る

0

複式学級に関する実践・研究情報の収集

。教責‑実営指導においても複式授業の体験実習

。複式学級での研究成呆を単式学級において活用‑

・個に応じた学力の保障の具体的な手だて ・少人数による指導,学習の偲別化 学び方の育成(一入学び'"小集凶.で、の協同学習)

4  研究体制

教存令部及び附属小学校では,これまで複式教脊にかかわ.る講義.やゼミ・教子事実翠 は行われていない‑。またs これまでにも複式学級設置の必要性が問われs 設置に向け‑

ての計画案は作成されてきたが,実際に設置に向けての動きはなされてこなかった。

しかしs近年の少予化による複式学級の増加傾向は著‑しい。実際に復式判長を{壬さ

‑ 70一

(7)

れた教員は十分な研修を受けることもできない中で,各自手探りで日々の授業に当た っている状況で、ある。複式指導についての実践研究は,長崎県にとっての重要な課題 であるといえる。また,教員を目指す教育学部学生にとっても在学中にこの複式教育 について学んでおくとともに,教育実習を通して具体的な指導のあり方についても基 本的な理解や指導法について体験しておくことが必要である。

そこで,木校では平成 16年度から 18年度にかけて順次複式学級を設置する計画 のもとに,平成14年度から校内研究体制を整えて,諸準備を進めてきた。

また,この研究を充実させていくには,大学と附属小学校を中心にした複式指導研 究フ。ロジェクトを組織し,理論と実践がともなった実践的な研究を推進することが緊 急の課題であるn 附属学校4校凶においても三年前から毎月 1回の会合を聞き,附属 学校の将来像や大学との共同研究等について話し合ってきており,特に附属小学校に おいては,複式学級について保護者や学校評議員に説明したり意見を伺ったりなどし ながら,複式学級設置に向けての準備を進めてきている。

( 1)複式教育研究部

1 5年度以降に本校有議員によって,導入に向けての協議・検討を進めていく。

O

複式研究部会年間随時

0

部員構成 教務主任,複式学級担当者, 1年生担任(協力者)

0

内 森 複式教育研究の構想 複式学級カリキュラムの検討・作成 学習案作成・実施 複式研究授業の公開,協議

複式教家環境整備計画実施状況調査学級経営 (2)大学教官,関係教育機関等とも連絡会をもって,共同研究を推進する

0

大学教官,本校教官 4附属学校関連絡会において,

0内 容 導入(開設)に向けての準備 研究内容や方法についての共通理解 (3)複式学級のある公立学校に研究協力校として依頼する。

.~た学院教育学研究科j

│ 長 崎 大 学 教 育 学 制

l . .  

( 教 育 実 務 総 合 セ ン タ ー

学級編制要項・要領

│ 先 進 研 究 設 〈 国 立 附 民 )

∞ 

│ 附 民 小 報 評 議 員 │

一保富者︐地域の人々との違諒

│ 附 刷 、 献 会

│ 開 小 学 校 │

1 I

:fj['i.¥;!!)t:a 

.

c=::> 

よ エ

複式学飯の指導計画(カジキュヲム)作成

議式学訟における学組経営の理念と実接

‑ 71

複式学忽における学習指導の実態研究

i

一研究成呆の公開︐地

‑一域社会への貢献

(8)

5  研究計画

活 動 内 容 4  7  9  10  1 1  12  1  12  3  備 考

複 式 教 育 推 進 委 全 体 全 体

員 会 i~ 2.. 

随 複 教 部 を 施

時 式 育 3 L2Z 

年 間 指 導 計 画 作

l i ; l  

教科・道徳・特活

成 指導計画の再検討・補充修正

指導計画作成 年 間 指 導 計 画 作

成 ( 総 合 ) ※  平 成16年 度 に8・4年指導計画を作成

複 式 学 級 経 営 案 ※ 平 成16年 度 に1・2年 経 営 案 を 作 成

構 想 1学期案作成・実臆, 2学期案作成・実施 3学期案作成・実庖}

複 式 授 業 研 究 計 被 式 │ 授 業 公 開 授 業

画 導入 研究 授 業 研 究

構 想 説明

研 究 プ ロ ジ ェ ク 裁 量 裁 量 報 告 報 告

ト(大学) 経 費 文 書 文 書

申 請 ! 許 可 作成 提出

公 立 ・ 附 属 校 の j僻 地j

視 察 研 修 公立 研 究 小 附 属 !

校視 会 訪 東 雲 小

附 小 和 歌

戸岐 和 歌 山 附

三 井 属小

!属小

複 式 学 級 在 籍 児 在 籍 児 竃 決 定 希 望 希 望 在 籍

童 の 決 定 集 ① 集 ② 者 最

終 決

入 学 選 考 の 検

│ ナ 公 不

入 学

討 ・ 実 施 要 項 公 開 選 考

要 学 校 1年 新1年 複 式 学 校 説 明 保 謹 │ 保 護i学 扱

案 内 者 会 者 会 保 護

作成 ①  ②  者会

保 護 者 へ の 広 育 友 幼 稚 学 校 複 式 複 式

報・説明・公開 会 総 同 育 公開 授 業 保 護 年 保 学 蔽

dE= 参観 保 護

3 ① 会 ② 者会

北 斗 年 長 星 誌 児 .1  上で 年 保 説明 謹 者 対 象 説明

学 校

説 明

複 式 教 室 等 環 境 複 胡 一

i

備 品 泊 耗 品 勝 一 要 求 提 出

整 備 計 画 │備品・消耗品購入計入 備品・消耗品購入

画 教電環境整備,教寝環境整備

‑72

(9)

N  研究の経過

1  複式指導計画の作成

平成 16年度より本校に複式学級が創設されることになった。これは長崎大学の法人 化に伴い,

r

教育学部が地域に貢献できることは何かjとの視点に立って,長崎県下の教 育を見つめ直した時,複式学級を抱えた学校が多く存在することに着目したことに起因 する。つまり,本校がこれから進めていく複式学習の研究は,この地番となるながさき に根付くことを目的と考える。従って,本校の複式学習研究の役割は伝えるのが大事 ではなく f行動してもらう情報を発信するjことである。

そのためにも,本校独自の f複式学脅の色jを確立することは急務であるが,最終的 に複式の情報の発信源が,本校ではなく『長崎』となっていくことを目標としたい。そ の取りかかりの年として,まずカリキュラム作成に取り組んできた。

( 1 ) 複式教育の現状

複式学習とは,異学年の子供が向じ教室で学習を進めていくものである。ここでの学 習指導の在り方としてとられている方法は,次のようなものがあげられ,指導の効率化を 図るための様々な手だてとともに,実践が図られてきた。

異単元異内容 学年別指導(学年の発達段階や教科の系統性を踏まえた指導が できる)

r‑1 本 案 (2学年共通の目標と学年別目標が設定される)

r

司内容十繰り返し案

(2

学年の指導内容を

1

年間でできるように単元を構 成し, 2年間繰り返したり一部の単元だけを繰

り返したりする)

同単元指導│

2 本 案 ( 通 称A B年度方式と呼ばれ 2学年の内容を A年 度・ B年度で配分し 2学年の児童が同内容で学 習を行う。)

L美内容一一一一1 木 案(同じ領域・同系統の教材を選び出して組み合わせ 両学年に共通の目標と類似する l人!森を持たせる。) いずれも効率的な指導を行うために取り組まれているものであるが,県内の学校では

・繰り返し案の指導は,上学年にとって既習の内容であるため学習意欲を損ないやすい

・A B年度方式は,転出により既習や未習の問題が生じる

等‑の意見があげられ,取り入れているところが減少しているようである。

(2)  リピートできるカリキュラム

上記のような現状の中で,ーから研究を積み上げていかねばならない立場にある 本校として,どのような観点でカリキュラムを作成すべきかと考えた時,

‑ 73‑

(10)

『他校においてもすぐに実践できる』ことをふまえて作成すべきであろう。つまり,

本校で作成したカリキュラムが,本校での実践と同時に他校でもリピートされること によって,より多くの人によって科学されることを望むのである。

リピートされるための要素として,次の3点があげられる。

①  急に複式学級が設定された学校でも使える

②  子供の発達段階や教科における系統性を重んじた学習を進めることができる

③  効果的な学習を進めることができる。

①  急に複式学級が設定された学校でも使える

長崎県の現状では,複式学級を抱える学校になることが近い将来予測されているに もかかわらず,学校聞の距離や交通網の関係からすぐに統廃合が進められない。また,

児童の転出によって複式学級への移行を急逮迎えてしまうといった学校も増加してい る。そこで,そのような学校の教師がすぐに使うことができるよう授業.に必要な教材・

教具等の準備物まで記入したカリキュラムを作成しようというものである。

②  子供の発達段階や教科における系統性を重んじた学習を進めることができる

子供の発達段階や教科における系統性を重んじた学習を進めるために作成するカリ キュラムは,具体的にいうと学習指導要領に不されている学年ごとの目標及び内容に 準拠したカリキュラムということをさしているロ

つまり,繰り返し案や通称A B年度方式を用いることなく,学年別指導を中心に据 えたカリキュラムを作成していくのである。このようなカリキュラムで学習が展開さ れるということは,教師がつく直接指導と,教師がつかず自主的に学習を進める間接 指導の状態がうまれることとなる。そこで,

r

ずらしJと fわたりjを取り入れたカリ

キュラムを作成しようというのである。

ずらしとわたり

教師の「わたり」

教師が直接指導を行うために,学年間を渡り歩く動きのことを「わたり

J

と呼ぶ

1単位時間 下学年の学習過程 教師の動き 上学年の学習過程 スタ ート 課題把握(っかむ) 直接旬指、導、 間接指導 応用・発展(確かめる)

課題追究(調べる) 関接指導 際 指 導 課題把握(っかむ) 解決・定着(まとめる) 直接指

a

rh導、 関袋指導 課題追究(調べる)

も直接指導

ーノレ 応用・発展(確かめる)開設指導 解決・定着(まとめる)

、 ー一 一 ‑ ‑ 二二シイ

J

※  カリキュラムを作成していく中で1単位時間を基準としてずらすものもでてくることが予想されるc

‑ 74‑

(11)

③効果的な学習を進めることができる。

複式学習で教師が最も不安を感じることとして,間接指導において子供が無駄なこと をしていないかと不安になることがあげられる。では,間接指導があることは無駄な 時間を過ごしていることになるのだろうか。

ものごとを創造,つまり問題解決するためには,自発性・多様性が不可欠となって くる。個々がそれぞれに創造性を高めていくためには,効率より効果を重視した授業 を構築する必要があり,効率的に進んでいるのかという意識のみが先に立って子供を 見るのではなく,効果的な学習を進めることができるような手だてが望まれる。

そこで,カリキュラム作成時には,各学年の目標や内容をふまえた上で,次のよう な観点をもって作成していきたい。

A  本校が現在もっている単式学級用のカリキュラムにとらわれずに,単元の配列を 吟味し,可能なものについては組み合わせを行う。

B  間接指導となる追求の場における自力解決やその後の話し合いができる問いを 設定するo

Aの観点について

算数科を例として述べると 3年に『大きな数』とし、う単元がある。これと全く 同じ名前の単元が4年にもある。この2つは指導要領において内容が

3年

( 1 ) 数の表し方についての理解を深め,数を用いる能力を伸ばす。

ア 万の単位についてしること。

イ 1 0倍, 100倍したり 10で割ったりした大きさの数及びその表し方につ いて知ること

ウ 数の相対的な大きさについての理解を深めること

4年

( 1 ) 整数が十進位取り記数法によって表されていることについての理解を 層深 めるn

ア 億,兆の単位について知り,十進位取り記数法についてまとめることD

以上のように示されており,はっきりと違いが見て取れる。従って,異なる学習 が展開されることとなるが,共通の学習場而があり,指導時数も同程度となるよう な場合に組み合わせてよいと考えられる。この組み合わせによる次のメリットが生 まれてくるからである。

‑教師の教材研究が系統的・効率的に行われる

‑個別指導に用いる教材などの系統をふまえて提示できるようになる Bの観点について

チ供だけで解決できることを間接指導に求めるためには,間いが内容に沿ったも のでなければならない。従って,単位時間において「チ供が学習すべきことは何かJ

ということが明確なものとされていなければならないのである。

さらに,複式学習が実際に行われていくなかで複式学習における学び方を身につ けた子供は,自力解決したものをもとにした話し合いに移ってし、く学醤の流れを掴 み,自ずとそのような場所を創り上げてくると予想される。その際に,教師が発し た問いが話し合いを成立させることができなければ有効な問いであったということ はできない。よく吟味された問いを記述したカリキュラムの作成が必要なのであるa

円 ︒

t

(12)

2

複式学習指導の実際‑

( 1)複式学級特有の形態で学習を進める。

国語や算数怠どでは,学年・別に分かれて学.習することを基本としていくo

音楽や図工などでは,

I

司じ内容をZ学年が一緒に学習す石場合もあるD

O 一人の教師が2学年を指導するので,直接的に指導する場面と間接的に指導す る場面(児童が自主的に学習する場面〉がある。

児蛍が自主的に学習する場面では,子供が自分たちのカで主体的に問題解決に 取り組むことができるようにしていく。

O

少人数を生かしたグループ学習を進めるn

0子供たちが自主的に学習できるように,設備や教材を整える。

O

複式学級における学資指導法の研究・開発

i

こ取り組む。

・異単元異内容の効果的な指導

直接指導と間接指導,動的な活動と静的な活動の組み合わせ 指導することと任せることとの明確化

同単元同内容の効果的な指導 {A.B年度方式の活‑用〉

目的・内容が共通の学習集団として組織

上学年児主主の活動を基盤として下学年児蛍に質の高い学習を志向させる 教科や領域の特性に基づく指導のて夫

異単元異内容(国語,社会,算数,理科,家庭) 同単元異内容(国語,家庭) 同単元同内容(社会,生活,音楽図エ,体育,道徳,特活)

(2)授業研究

今年度作成した1・2年カリキュラムをベースとして,カリキュラムの実用性に ついての検証と同時に,授業を公開す石ことによって本校教官へ複式学習の形態を 環解していただくo

1 1月6・日(木) 複式学習についての現職教育‑

12守‑複式学習の公開.

教科.・単元 算数̲ 1年 f長.さL.2 年句吋~長j 授 業 者 山脇・‑古野ー←石司・‑伊崎

学醤形態 L字型. 並列型 背中合わせ型‑

O

講?演?

︒ ︒ ︒ 了 ︒ ︒ ︒

︒ ︒

ρ 0 0 0   0 0 0 0  

0 0 0 T

o

︒ ︒ ︒

︒ ︒ ︒ ︒

︒ ︒ ︒ ︒

演題 f複式学級における学習指導i

講師長崎市立鳴見台小学校泉野孝之校長(複式学校経営経験者〉

内容 ・複式!字紙俳究の必要性 ・複式教存の実態

(指導法の研究・現職教員,の研修・教育実習生ヘの指導)

. .

  r

複式{異学年},小規模,僻地J という 3特性を生かす実践

・上県町立伊奈小(巾)学校での複式指導の事例紹介

‑ 76

(13)

研究協議(主な協議内容)

‑ずらしを行うためには,学習‑材の工夫が必要である 教師のしっかりした教材研究と準備が問われてくる

教師の簡潔.で適.切なかかわり方(掲示・助言・指導〉による

・一入一入の子供に学習が成立ーさせるような兵体的な配慮が鍵となる 子供に学び方をしっかり身につけさせなければならない

・一人一人の.学習ーの状況を把握するのは難しい。.

自力解決‑の結果‑を教師が把握する時間が必要で・ある

・子供向土が発表し合う場での話し合いの質(磨き合い)が関われる 子供に多様な考.えにふれさせるための教師のかかわ.り(支援}

子供t~,ζ る-ノド集閥的な学賓の場を{モせーとし-、くごとが大切である­

r問題解決約な学習過程は,単式学級と向じように体験させたい 単元の展開案は,基本的には単式学級と同じでありたい

子供:庄身lと明確な問題意識や目的意識を持たせることが大切であと王

・机の配置{向き〉も意図的に弾力的な運用が考えられる

教科や単元によ‑って学習内容が同‑じ場合は,並男盟の西日置でもよい‑

異単元異内容の場台はト L'1で型:め形態が逃じている・よ主だ一

f.字型・並列型・背.中合わせ型のよさを生かしな:がら弾力的に活用 (2 )"教育実習生への講話

1 0二月B',I:f,"11月̲10J:l" +免実脅期間:~C'ρ指導講話ー f複先手級における学習指導についてj

‑複式学級とは ・長崎県の複式学級数

‑複式学級の学習指導

c

5

じ・わたザ・ガイド学習〉

講師‑複式研究担当教官(水戸一幸テ (3]. 保護者への説明~" (fUI数.・時受託内容

7

本校の保護老対象に?複式学級導大についての趣旨や学級編爺

l t

,の変更‑1,児童募集ー の方法等について説明会等を行い}保護者の理解と協カを求める。

対 象 1"~3 年保護者ー附屑必稚園年長児保護者

実 路

R

内 家手‑

仁 仁 丹:"Z7.'fL""(木

l

複式学習の公開 1 .  2"'年算数

1年 fかたちあそびJ 2年「かけ算J 説 明 会 . 複式挙級創設の趣旨:.学級編制の要領,

複式学級の特企及び研究内容,

複式学級編市jに至るま‑でのースケジュ}ノレ,

複式学級に在籍する期間

i f f J

び児童の決定方法

‑ 77‑

(14)

算数科

第1学年1組 I単元 E 学習の組織

かたちあそび

るる すき とで う︒が

ト仇ザQ・と けすこ

つとる

をょっ︒

みうく 形べをる な調形か まを'分 標ざ徴てが 目ま特い徴 のさの用特 元'木をの 単ちみ形形

も積図図 を'面面 心ら平平 闘がやや にな形形 形し図図 図自体体 の着立立 りになな 回形的的 のの本本 身面基基

0000 

‑..:] 

∞ 

子供の実態 O 日常生活において,身近にある物の形をみつけ,

r

まる,さんかく, しかくJといった表現を用いて言い表してきている。また,積み木や タイノレを用いた遊びを通して,形を構成する経験を積んできている。 O 図形領域に関する学習は初めてである。また,日常生活における経 験をもとに,形を弁別することはできるものの,その仕方や特徴をと らえた弁別を十分に行うことはできない。 O 積み木は,子供にとってとても関心をひくものである。したがって, 子供は,直接積み木を見る,触れるといった活動を通して,面に着目 しながら形を弁別したり,面の形を利用して図形を構成したりする活 動に意欲的に取り組むことが期待できる。 教師のかかわり 立体図形や平面図形に対する疑問や欲求を抱くことができるよう,単 元初発に「つみきで

00

をつくろうjを設定する。数理追究・獲得の場 面では,面の形に着目しながら形を弁別したり,特徴をとらえたりする ことができるよう,実際に積み木を見たり,触れたりしながら考察する 場を設定する。数理活用の場面では,面の形を生かした図形の構成がで きるよう,

r

ぬりえあそびJを設定する。 特に,本時においては,立体の面を生かした形づくりに意欲を抱くこ とができるよう,担任が作成した「ヨットJを紹介する。また,実際に 形づくりを行う際には,子供が,じっくり活動に浸ることができるよう, 多様な立体を提供する。さらに,終末時には,自他の作品のよさにふれ ることができるよう,作品を紹介し合う場を設定する。

~

平成15年11月27日(木)3校時 授業者山協・古野・石司

.o"

第2学年l組 I単元 E 学習の組織

かけ算 単元の目標 O 身の回りの数量に関心をもち,進んで乗法を用いようとする。 O 乗法について成り立つ性質をもとに,乗法九九をっくり出そうと する。 O 乗法の九九を唱えることができる。 O 乗法の意味,性質が分かる。 子供の実態 O 日常生活において,数を確かめる際2,4, 6・・や5,10,  1 5・・・などのように2とび5とびで数える経験がある。また, 複数の数を1つにまとめて考察したり,同じ数を仲間としてまとめて 考察する経験もある。しかしながら,乗法が用いられる場面について の理解や乗法の意味については唆味である。 O 数を5や10の束にして並べるよさや数えやすさについては学習を 積んできている。また2,3位数:t2位数の計算を学習し,累加計 算においても抵抗なく取り組むことができる。 O 九九に対する関心をもっている児童が多く,意欲的に学習に取り組 むことが期待できるロ 教師のかかわり 乗法に対する疑問や欲求を抱くことができるよう,単元初発に「さい ころゲームJという数理体験活動を設定する。数理追究・獲得場面では, 乗法の意味や性質について理解できるよう,具体的な問題場面を提供し たり,数の並び方や増減の仕方について調べる活動を設定する。また, 視覚的に乗法の性質が理解できるようアレイ図を用いた活動を設定する。 単元終末においては,乗法の有用さ,不思議さを味わったり,自己の高 まりを実感したりすることができるよう,

r

さいころゲーム2J 

r

九九の 花づくりjなどの数理体験活動を設定する。 特に,本時においては9の段の構成や性質について子供自らが気づ くことができるよう,アレイ図やタイノレ図等,多様な方法を用いた活動 の場を設定する。

(15)

3 指導計画 第1学年(全6時間) 学第l時く初発の数理体験活動〉 習10

r

つみきで00をつくろうj 計11 ・「つみきで00をつくろうjの仕方を知る。 岡・「つみきで00をつくろうjをする。 立・つくったものを紹介し合う。 案I・活動の感想や形の仲間分けに対する疑問や欲求をもとに学習

/1 

計画を立てる。 第2時 O 積み木の仲間分けの仕方を調べる。 ・積み木を仲間分けする。 ‑用語「面jを知る。

・面の形に着目して仲間分けできることをとらえる。 .それぞれの立体に名前争つける内

第3時 O シノレエットクイズやかたちあてゲームを行い,形の特徴を調 ベる0 ・シノレエットクイズを行うo ・かたちあてげえむを行う。 ‑同じ名前の積み木でも面の形に違いがあることをとらえる。"'1  tO 

数 理 追 究←数

第4日寺

積み木の面の特徴を調べる。 ‑積み木の面を写し取る。 ‑写し取った形の仲間分けをする0 ・用語fへりJ

r

かどjを知る。 ‑さんかく(三角形),しかく(四角形), すみ 第5時 O 面の形をもとに仲間分けする(練習)。 ‑多様な立体の面を写し取る。 ‑さんかく,しかく,まるに仲間分けする。 .結果を紹介し合う。 第6時く終末の数理体験活動>本時)

or

ぬりえあそびJをする。

.  r

ぬりえあそびjの仕方を知る ・「ぬりえあそびJを行う。 ‑自他の作品のよさを紹介し合う。

まる(円)に色分け

理獲得 /数理活用

3 指導計画 第2掌年(全38時間) E第17時 O 七の段の九九の唱え方,用い方を調べる。 ‑七の段の九九の性質を調べ,唱える0 ・七の段の九九を用いて問題を解く。 数 理

第18時 O 八の段の九九の構成を調べる。 ‑問題場面をとらえる。 ‑八の段の九九(式)をつくる。 ・アレイ図,ブロック図を用いて八の段の九九をつくるロ 第19時 O 八の段の九九の唱え方,用い方を調べる。 ‑八の段の九九の性質を調べ,唱える。 ー八の段の九九を用いて問題を解く。

追 究 数

第20時‑ O 乗数が九をこえるかけ算の仕方を調べる。 ・九九を組み合わせて問題を解くことを知る0 .アレイ図を用いて調べる。 ‑既習した九九を組み合わせれば,釆数が九をこえても対応で きることをとらえるロ 第2‑1時 O 四,六,七,八の段の九九のまとめと練習をする。 .4, 6, 7, 8の段のフラッシュカードをつくる。 .作ったカ}ドで九九を覚える。 . 2人組で練習する。 ‑教科書の問願(九九ピンゴ)をするn 第22時(本時) O 九の段の九九の構成を調べる。 ‑問題場面をとらえる。 ・既習事項の九九をもとに,九の段の九九(式)をつくる0 ・アレイ図,ブロック図を用いて九の段の九九をつくる。

理 獲 千号

(16)

4 本時の目標

o  r

ぬりえあそびjを通して,立体の面を用いた作図ができるとともに, 面の特徴をとらえたり,自他の作品のよさを紹介し合ったりすること ができEn 5 展開

4 本時の目標

9の段の九九を調べる活動を通して,既習の九九と同様にアレイ図 やブロック図などを用いれば構成できることに気づき9の段の性質 左らえようとする円

15 

展開 教師の│子供の取り組み 位置

l

教師のかかわり O問題をとらえる一一 T 学習材1を提示する:学習材1 P 1 ヨットです。:ヨットの絵i P2 赤,青色で塗っ(三角形・1 てありますロj一見j凱2)‑j P3 さんかくとしか・一一一一一 くがあります。:学習材2 P4 かいてみたいでし酉浅紙一: す。 T活動題「ぬりえあそび をしようJを提示し, 学習材2,3を配布。 O 自力解決を進める P 1 さんかくだけで 形をつくる P2 しかくだけで形 をつくる P3 2種類の形をも とにつくる P4 3種類の形をも とにつくる *さんかく(赤)しか*まる(きいろ) く(青),まる(黄)を板書 に色分けする。

α3  O 作品を紹介し合う場を 設定する。 T 作品をお友達に紹介 しましょう。 P 自由に作品を紹介 し合う T 形を弁別する聞いか けをしていく P 形を弁別する T 一番のお気に入りを はります。 P 再度見学する

;学習材3 :一積去を2fs:̲̲: *次のことを伝え る(文カード) ・1まいに1つ .色分けする ・いくつかいて もよい *移動後もしばら く活動を進めさ せたい。 *お気に入りを1 つずつ掲示する 子供の取り組み 1.めあてをもっ 2.ぬりえあそびを する 3.自他の作品を紹 介し合う

‑E EE‑

‑‑Sロ︑14

一1のぺ一 一材段題れ一

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しり日 習返川 内子砂取

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一ド一 一2‑

一材カ一一習第 一学正一

一のろ一 一んく一 一3だっ一 一材のを一

⁝習 9九一 一学九三

にと 九こ 九る のベ 段調 のてる 9い知 .つを

ワ白

1 0 *9が1つぶん 9つぶん の文カード 3. 9の段の九九の 構成を調べる。 1 0  :学習材4 ; アレイ図

_-;t~守_':!_~-図

教師のかかわり

プのうを

表 8よド︒

やたし一する )︒しまカまるす 式く習しのしすを (解学を答をくを習 九をにしらせ解せ学 九題閉めたわをわの の問時だっ合題合算 段のの力わ答問答計

のト前の終て

8ン段見

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リ T

問題をとらえる T 残りの九九について尋ね る。 P 1 ーの段です。 P2 九の段です。 T 子供の発言を受け,学習 材3を提示する。 さて,あなたはどんな方 法で調べようと思いますか P 1 アレイ図です P2 ブロック図ですロ P3 その他 T 早速調べてみましょう。 O 自カ解決を進める P 1 たし算を用いて P2 アレイ図を用いて P3 おはじきを用いて P4 ブロック図を用いて P5 交換法則を用いて (他の段を利用) P6 その他

(17)

O

指名選択しホワイトボー ド等で提示するよう促す。 P 1 たし算 P2 おはじき P3 アレイ図 P4 九九(式) P5 その他 T 気づいたことを教えてく ださい。 Pl どの方法でもいいと 思います P2 たし算よりかけ算の 方が簡単です P3 アレイ図が分かりや すいです(見やすい) P4 9ずつ答が増えてい ます P5 9の段の九九も覚え たいです。 P6 その他 T ここでは特に,アレイ図 を用いて視覚的に9の段の 構成が分かりやすくなるよ う子供とともに確認してい く。その後9の段の構成 をノートにメモするよう促 す。

三手習有 5‑‑

9の段の式の; -P;;守二r~____!

合し

介 紹 を 果 結

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1 0 

4.面の形を弁別す る;学習材4 :三角形,四角形,; (円を複数枚1 

L

細見

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j  *左記のことを 文カードで順次 提示しながら指 する。 *4の活動に入る 前にしておく。

T いいなあと思ったこ とを教えてください。 Pl 00君の絵が上 手でした。 P2 00さんの絵が 面白かったです。 T できばえを称賛する O 学習材4を配布し,形 の仲間分けをすることを 伝える。ここでは,下記 のことを指示する。 ‑仲間分けをする ・色分けする さんかく(赤) しかく(青) まる(黄) ・ノートに仲間別にの りづけする ・終わったらぬり絵あ そびをする

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O 5. 9の段の構成を ノートにメモする

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5.学習をふり返る

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'るとて上た計 にれこしてせ日ヒ とらの賛しさ引い日 もけ︒記称︒か成柿引 を分る下をい生完別ザ 5にす'とたをを動乞 材問認にこえ形品引と 習仲確後た終の作つる 学のを最きを面に3け

っとで習・

(18)

V  研究の成果と問題点

1  研究の概要

複式学級級.が多いという本県の教育実実.態態、や

5

説弘題

l

U

に乙こ;:J応 }

指導等のあり方を探る怠函から,附属小学校に複式学級を平成 to年度から設置する。

本年度はその準備期間として,複式学級設置にかかわる学級編制や指導内容及び指導方 法等について基礎的な研究を重ねてきた。

具体的には複式指導を実施している公布小学校や複式指導研究に取り組んでいる他燥 の附属小学校を視察したり,複式指導を実施している学校で・勤務経験のある公立小学校 長を講邸として招聴したりして,複式学級の特性や課題等について学んだ。

さらに複式学級の特性をふまえた学脅指導の在り方,基本的な指導類型(指導過程 の工夫)・学習指導における教師のかかわり方について,本校の基本的な立場を構想、した自

第1・2学年複式の年明指導計画を作成し,実擦に実践授業を通して複式授業での教 師のかかわり方・教材教具の開発と活用,児童の学習状況(意識や活動・理解状況〉な

どについて貴全教官の坪.解を深め更復式学級指導にかかわる諸問題の但採

i

こ努めた。

また,複式創設についての保護者や関係機関の方々の‑理解と協力を得るために,説明 会や授業参観を計画的に実施してきた。

成果や問題点

年度当初まず,複式学級を設置している県内の公立

4

、学校を訪問し,実際の現場での 複式指導の状況を把握するごとができた。複式等育設のある学佼で経営

i

ご携わってきた校 長を講師として招いての校内研修会を通して,複式指導の難しさに悩んでいる教師の姿 や問題意識を具体的にとらえるとともに,その課題解決に向けてこれから実践研究に取 り組もうとす石本校に対じて大きな期待が寄せられてい石ことを実感す石ことができた。

また,復式指導に既に取り組んでいる他県の附属小学校を視察することにより玖学習 指導の‑理論構築とともに実践的な継続研究(J)在り方を学ぶことができた。これらの視察‑

研修の結果を生かして,附属学校としての本授が複式指導研究に取り組んでいくための 基本的な考え方を様怨(試案として〕することができた。

来年度から開始する 1..2年複式指導に必要な年間指導計画を作成することができた。

これまで長年にわたって取り組んできている各教科等についての理論・実践研究で培わ れてきた教官の専内的な知識令指導力を発揮されたからだと思丸木校で初.めての L・

2学年複式学習の年間指導計画{案)作成であづたが,問題解決的な学習を基盤と‑して 児童の自主的・自発的な学習態度や能力を育成していくという角度から,単元構想と展 開案を作成することができた。

作成した指導計画を活用し複式研究部教宵と第1• 2‑学年担当教官が協力して,算数 のー単元についての複式授業展開案を作成し,実際に複式授業を公開することができた。

実際に複式指導.を参観し研究協議することによって,これまで複式学級を担当した経験 がない本校教官にとって寡復式指導‑におけるチ供の様チや教師のかかわり方について$

具体的なイメージを持っとともに 実践上の諸問題や研究課題を明らかにすることがで きた。次年度以降,復式学習を充美させるための要件や指導のエ夫等について,理論的

‑ 82‑

(19)

な研究や授業を通し‑ての継御告な実践研究の必要性を実感することができたー

なお,本校在学児章.の保護者や入学希望する園児等の保護者,関係教育機関に向けて の説明会や授業公開を実施してきた。複式学級創設についての理解と協力を得るように 努めてきたがr 実際に行われている復式授業の様子や子供たちの姿を継続的にみること ができないという段階なので,十分納得行くような理解は得られなかったと思う。平成

1 6年度の第1・2学年複式学級の経営や実践研究を通して,理解・協力を得られるよ うに努めていくしかないσ あたたかく見守っていただきたいσ

3  今後の課題

来年度からは実際に複式学級が関かれるので, 日々の授業の計画・実践を核にしなが ら,複式学級の特件.を苧かした学膏指導のあり¥方合追求し ‑CIi¥きたい。子供の自主的な 学胃態度や能力形成や他との交流学膏のあり方・少人数学現の進め方等を新たな視点か ら追求していくことにより,今日教育現場が抱えている課題に対しても,具体的な改善 方策等を提案してーいぐことができると考えている。

また及本校の教官のみならず教育学部の教官や公立小学校の複式学級担当教師などと の連携を密にして情報交換や実践授業を通しての共同研究を進めていきたし九

その実践過程や成果を大学での講義内容や教育実習指導‑として活用す忍とともに,本 校での教育研究発表余で紹介していきたい。また,.実際の授業公開・研究協議余を設定

1:."現場教師が研修を深める場として提供できるよラにしていきたいb

このことによって,多くの離島を抱えているという長崎県の教育環境の特殊性や少子 化仁ともなう複式主任'級増加仁対する教育条件の改善及びそれ

i

こかかわる教員養成を.実絡 していくことができるのその‑ことがこれからの長崎大学や附属学校の地域ぺの‑貢献度を 高めていくことにもつながっていく。

‑ 83‑

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