• 検索結果がありません。

ガラス工作技術の習得

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "ガラス工作技術の習得"

Copied!
3
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

ガラス工作技術の習得

著者 南口 泰彦

雑誌名 技術報告

巻 20

ページ 77‑78

発行年 2015‑03‑10

出版者 静岡大学技術部

URL http://doi.org/10.14945/00009254

(2)

ガラス工作技術の習得

南口 泰彦

名古屋工業大学 技術部 計測分析課

1. はじめに

名古屋工業大学技術部では、業務を遂行する上で必要とする、あるいは将来必要と見込まれる技術・知 識の習得を目的として「ステップアップ研修」を実施している。テキストを用いた勉強会、講師を招いた 実習など様々な形で実施することができる。今回、ガラス工作技術に関する研修を実施したので報告する。

このステップアップ研修を計画した理由として、本学内でガラス工作技術を持つ技術職員が少ないこと にある。現在ガラス工作を行っている担当者が退職した場合、本学でガラス工作を行える職員が居なくな るため、技術の引き継ぎが難しくなるそこで、担当職員在任中に指導を受けてガラス工作の基礎を習得す ることにした。研修日は毎週水曜日午後とし、練習は空き時間を利用して行った。

2. 研修内容

2.1 ガラス管の切断

ガラス管の外径はφ2~φ400、肉厚0.67 mmと様々で長さは一般的に150 cmで販売されている、その ままでは加工しにくいため、作る物の大きさに合わせて切断をしなければならない。切断の方法は、手折 り法、急熱法(焼き玉)、急冷法、機械的切断法などがある。管径が細い場合は手折り法でも良いが、太い ものになると、急熱法あるいは機械的切断法を用いることにより綺麗に切断できる。

2.2 ガラス管の引き伸ばし(軸出し)

軸出しとは、2030 cmのガラス管を切り取って、その両端を溶かし、長さ1520 cmの細い管を引き出 すことである。軸とはガラス管を炎の上で回転しながら加熱するときの支えとなるもので、軸管は引き出 したガラス管の軸と同一直線にあるように引き出さなくてはならない(図1。軸が通っていないと、ガラ ス管を炎の上で回転させた場、均一温度に加熱させることができず、肉寄せや球吹きなどを行う際、うま くできないことになる。ガラス管の径違いや厚さの違いで、溶かし具合、引き具合、炎の加減が変わって くる。ここで述べた軸出しは、ガラス工作において基本となる大変重要な技術である。

2.3 同径管接合

同径管接合においては先ず、ガラス管端面をバーナーで軟化させ、炎から出して端面どうしを合わせ左 右から押し込む。次に押し込んで膨らんだ部分を左右に引き肉厚を均等にする。引っ張りすぎて管径が細 くなった場合には空気を吹き込んで管径を戻す。ガラス厚さが不均一となる場合は、ガラスを溶かす量、

吹き込む空気の量などが適当ではないためである。

2.4 異径管接合

初めに口径の太い管を絞り、細い管の口径に合わせるが、絞りを作る方法としては、軸出しの要領で引 き伸ばして細い管の口径と合う箇所で切断または吹き破りを行うことにより接合箇所を作る。接合方法は 同径管接合と基本は同様である、炎を当てる場所は管径の太い側に当てると炎が流れ、溶かしたい接合部 に当たるようになる。接合という同じ作業ではあるが、ガラス形状を判断して炎の場所を考慮しなければ ならない(図2

2.5 T字管、Y字管

T時管を作製するためには先ず、小さな炎で側管を付けるところを加熱し、空気を入れて側管と同径に

(3)

吹いて膨ら 同径接合の 3 2.6 封じ込 封じ込み 内ガラス管 ろばん玉を わせる。接 管が中心に とができる は細心の注

1 引き伸

2.7 ガラス 研修期間 であるが、

を利用する 張により割 加工部へ火

3. おわりに ステップ ガラスどう きた。また の研修によ 深めて業務

ませる。次に の要領で接合す

込み

みとは、ガラス 管の径に合わせ を作っておく。

接合部が鋭角に にくるように注

。この作業も 注意が必要であ

伸ばし

ス製品修理作 間中にガラス製

形状が特殊な こともある 割れてしまうこ 火を当てるな

プアップ研修と しの溶接作業 た、今まであつ って初めての 務への活用を行

に、この膨ら する。また、曲

ス管の中にガ せて外ガラス

。吹き破った にならないよ 注意する。封 も軸がぶれて ある(図4

2 管接

作業

製品の修理も なものに対し

(図5)。特殊 ことがあるた どのテクニッ

5

として、半年 業、それらを つかったこと の分野の知識 行っていきた

らました箇所 曲げた管に側

ガラス管を入 ス管を吹き破 た箇所から内 ように十分溶 封じ込み作業 ていると炎が

接合

も行った。該 しては治具を 殊な形状(二 ため、炎を当 ックも必要に

ガラス旋盤の

年間指導して を応用した冷 との無かった 識を広げるこ たいと考えて

所に小さな炎 側管を接合す

入れ用途に合 破る。内ガラ 内ガラス管を 溶かし、空気 業を応用する が均一に当た

3 T

該当作業はガ を利用する。器

二重管等)の 当てる際には になってくる

の加工の様子

ていただいた 冷却管、トラ たガラス工作 ことができた ている。

を当て加熱し することによ

合わせて接合す ス管にはゴム 差し込み、次 気を入れて成形 ことによって らずに吹き破

T字管、Y

ラス管を継ぎ 器具を手で回 のガラス器具

、ゆっくりと

。図6は修理

。ガラス工作 ップなどを製 作用工具の使用

。今後もこ

して側管と同 ってY字管

する作業のこ ム止めと外ガ 次いで接合部 形する。溶か てトラップや 破り位置がず

字管

ぎ足して成形 回転させづら の場合、急な と弱い炎で、

理が終わった

作の基礎であ 製作できる技 用方法なども ういった工作

同径に吹き破 管にすることも

ことである。

ガラス管との 部を小さい炎 かし合わせる やコンデンサ ずれてしまう

4 封じ

形する比較的 らい場合には な熱変動をさ

または遠く たロートであ

6

ある引き伸ば 技術を習得す も学ぶことが 作技術に関連

破り、側管を もできる(図

封じ込める の接合部にそ 炎で溶かし合 る際には、内 サーを作るこ ので作業に

じ込み

的簡単なもの はガラス旋盤 させると熱膨

から徐々に ある。

修理品

ばしを始め、

することがで ができた。こ 連した知識を

参照

関連したドキュメント

©2021 Happy Elements K.K/スタライプロジェクト)において、ユークス独自の技術により担当楽曲およびMCのCG制

燃料取り出しを安全・着実に進めるための準備・作業に取り組んでいます。 【燃料取り出しに向けての主な作業】

一度登録頂ければ、次年度 4 月頃に更新のご案内をお送りいたします。平成 27 年度よ りクレジットカードでもお支払頂けるようになりました。これまで、個人・団体を合わせ

なお、具体的な事項などにつきましては、技術検討会において引き続き検討してまいりま

人間は科学技術を発達させ、より大きな力を獲得してきました。しかし、現代の科学技術によっても、自然の世界は人間にとって未知なことが

ご使用になるアプリケーションに応じて、お客様の専門技術者において十分検証されるようお願い致します。ON

ご使用になるアプリケーションに応じて、お客様の専門技術者において十分検証されるようお願い致します。ON

ご使用になるアプリケーションに応じて、お客様の専門技術者において十分検証されるようお願い致します。ON