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Academic year: 2021

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巻頭言

著者 涌井 秀行

雑誌名 明治学院大学国際学部付属研究所研究所年報 =

Annual report of the Institute for International Studies

巻 16

発行年 2013‑12‑01

その他のタイトル Preface

URL http://hdl.handle.net/10723/1948

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巻頭言

当研究所は、学部教員の共同・個人研究のサポートとその成果の学生や社会 への還元を主な任務としている。研究成果の市民への還元は、今日大学に課せ られた使命であり、今後ますます研究成果の社会への還元が、求められるであ ろう。2012 年度公開セミナー・シンポジュームのテーマは、「『アラブの春』

を考える――いくつもの視点からのアプローチ――」であった。世情の関心の 高いテーマは、市民の要望に沿ったものであっただろう。セミナーの「まとめ」

にあたるシンポジュームは、戸塚区の後援を受けた、いわば「出前」シンポ ジュームで、市民参加の便益も考慮して区の施設で開催された。今後こうした 企画を増やしていきたいと思う。

共同研究は、学際的で国際学部ならではのものであった。最終年度を迎えた

「グローバリゼーションと日本における音楽演奏の変容」や「弱さの研究」は、

題目からも伺えるように、学際性あふれたユニークな研究であった。また進行 中の「核時代における軍縮努力:今日の人道的アプローチと非核地帯化の論理 の歴史的展望」「流域文化圏形成の研究」や「『排除する社会規範』を超えたコ ミュティづくり」も、負けず劣らず独自性を持った研究である。こうした共同 研究は講義内容等にも活かされ、学部・大学院教育の充実にも大いに資するは ずである。なぜなら、深く濃い研究こそが深く濃い講義を生み出し、これこそ が講義を豊かなものにしてくれるからだ。難しいことを、やさしく分かりやす く語るには、深い研究が欠かせない。この意味で研究こそが、学部教育充実の

「基本のき」であり、そのサポートが付属研究所に期待されていることだろう。

その期待に応え、今年も教員たちの研究成果を発表できることは大きな喜びで ある。

またフォーラムは学部の教員の研究発表の場である。多彩なテーマは、「知 的刺激」を、ファカルティー・メンバーをはじめとして、大学全体に与えたと 思う。

以上の成果を研究所が発信できたことを誇りに思う。だが、我々はここにと どまってはならない。とくに共同研究のいっそうの充実が求められるだろう。

共同研究は、問題意識の摺合せ・研究方法と資料の共有に基づくものである。

文字通り力を合わせてことにあたる「協同」の成果が、次にわれわれに求めら れている。

201312 国際学部付属研究所 所長 涌井 秀行

参照

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○安井会長 ありがとうございました。.