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本学部の留年に関する検討

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本学部の留年に関する検討

Thestudentswhoarenotallowedtograduateinourfaculty

植田千晶(心理学教室)

ChiakiUBDA

最近の10年間,国立の教員養成大学・学部は学部再編成の波に襲われた。それは今後も続きそ うな情勢である。本学部でも,学生定員270名のうち100名分を,教員免許の取得を卒業要件とし ない課程(新課程:以下本学部の通称に従ってB課程と略記)に振替え,平成元年度に文化社会,

生産科学の2つの課程を設置した。学生定員は,教員養成課程(A課程と略記)が170名,B課 程が100名という構成になったが,その体制はわずか7年で終り,平成8年度には生産科学課程 の学生定員40名分を新設のシステムエ学部に移管し,さらにA課程からB課程へ20名分を振替え て,B課程を単一の総合科学課程へと再編成した。平成9年度の本学部は,総定員230名,内訳 はA課程150名,B課程80名という構成になっている。その間に,大学院修士課程の設置,カリ キュラムの改革など,大きな改革が相次いだ。しかも,現在の体制で安定したわけではなく,全 国的に教員養成定員の削減が論議されるなど,これから先も改革を模索しなければならない状況

におかれている。

こうした変革は,われわれの学部の内発的な問題意識に基いてなされたというより,社会」情勢 の変化や政府の指導による,上からの改革という性格が強いものであった。それ故,学生も,教 官も,事務官も,とまどいながら新しい体制への適応を試行錯誤してきた感がある。本稿は,こ の著しい変動の時期にあって,本学部の学生が教育に関する諸制度に適応しているかどうかを検 討することを目的とし,その1つの手がかりとして,留年に関する資料を整理し,問題の所在を 探ろうとするものである。

検討の対象としたのは,平成4~8年度の卒業判定資料と,平成4~9年度の進級資料である。

2種類の資料は,卒業および進級に関する(取得単位数などの)量的情報に限られていて,学生 一人ひとりの個人的な問題は記載されていない。従って,本稿で取り扱うのは本学部の全般的な 傾向についてである。平成4年度というのは,本学部にとって転換点をなした年であった。B課 程が最初の卒業生を送り出し,専門課程へ進む3回生に初めて進級制度を導入した。平成10年度 からは学部定員とB課程の編成が変わるので,平成4~9年度の進級資料には,1つの体制の総 括的な意味があると思われる。

留年の2つの関門:進級と卒業

周知のことであるが,大学生の留年には2つの場合がある。専門課程へ進級できない場合(教 養留年:制度として留年という呼称が用いられる時にはこれを指すようであるし,大学設置基準 の改正以来,教養課程の存在はあやふやになっているので,単に留年と略称する)と,最短修養 年限で卒業しない,またはできない場合(卒業遅延・卒業延期)とである。専門課程に進級しな

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ければ,その分だけ卒業時期が遅れることになるので,留年は必然的に卒業遅延に含まれる。一 方,4回生が4年目の学年末を迎えても卒業しないまたはできない場合もあるわけで,本稿で はそれを卒業延期と呼ぶことにする。

1.卒業遅延

(1)全般的な傾向:平成4年度から平成8年度までの5年間,本学部では表1からわかるよう に,4~5人に1人が最短修養年限の4年を越えて在籍(卒業遅延)する状態が続いている。特 に男性では3人に1人が卒業を遅延している。

遅延率は,B課程の初年度である平成4年度が12.5%と例外的に低い以外は,おおむね20%台 前半で推移し,AB両課程間に大きな差は見られない。A課程を構成する小学校・中学校・養護 学校,B課程を構成する文化社会・生産科学の合計5つの課程間で遅延率を比較すると,Aでは 中学校課程が,Bでは生産科学課程が高く,Bの文化社会課程が低くなっている。Aの小学校課 程は平均をやや下まわる程度であり,養護学校課程は母数が小さいためもあって変動が大きい。

A課程の文系・理系・実技系の別に比較すると,理系の遅延率がやや高い。B課程の2つの課程 をそれぞれ文系・理系とみなすならば,概して理系の遅延率が高いようである。

男女間で比較すると,男性の遅延率が際立って高く,時には半数を越える場合がみられるのに 対して,女性はおおむね10%以下にとどまっている。留年率が男性に高いのは,留年問題が注目 されるようになった昭和40年代から一貫して指摘されている傾向であって,ごく一般的な現象で ある。従って,上で取り上げた課程間,文系一理系間の遅延率の高低は,その課程や系に在籍す る男女の比率を反映していると考えることもできる。

(2)修養年数別の遅延率の比較:表1は卒業判定時に供される資料であって,在籍4年以上の 学生全員を母数としている。一般に,入学後4年目の学生に比べて,在籍5年以上になる過年度 学生の方が,さらに卒業を遅延する割合が高いと予想される。つまり,卒業遅延経験者が全体の 遅延率を引き上げている可能性が考えられるので,表2のように入学年度別の卒業遅延率を整理 した。数値は入学後4年目の学年末に在籍している学生数を母数として,卒業した者,卒業しな かった者の数とその百分率である。それによると,平成元~5年度の入学生のうち,ほぼ6人に

1人が卒業遅延を経験していることになる。

全国的な水準を示す資料は,文部省の学校基本調査報告書に掲載されている修養年数別の卒業 状況であるが,そこでは入学者のうち非留年で卒業する者の比率はおおむね70%台の後半となっ ている。本学部の資料は,入学後の4年間に離籍した者を除外しているので,直ちに両者を比較 することはできないが,経験的に4年間の離籍者を各入学年度で10名程度と仮定すると,本学部 の非留年卒業者の比率はほぼ80%強となって,全国平均に比べてやや高いと判断することができ る。一般に留年および卒業遅延は,私立大学より国立大学が高く,小規模校より大規模校が高い

(岨中,1971)とされており,学部別では教育系は低いとされているので,国立小規模大学の教 育学部である本学部の標準を定め難いのであるが,本学部の卒業遅延が際立って問題になるほど 高いものではないと考えることはできる。

表2の数値を表1と比較してみると,全般的に遅延率が5%程度低くなっていることがわかる。

AB両課程,5つの下位課程,A課程の系,男女,いずれも遅延率の高低は同じ傾向を示してい

-56-

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表1年度別卒業遅延率の推移(平成4~8年度卒業生)

-57-

在籍者

男女計 卒業予定者

男女計 卒業遅延予定者

男女計 遅延率(%)

男女計

45678 HHHHH

体全部学

180133313 199121320 214116330 193135328 190143333

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50 11

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45678456784567845678 HHHHHHHHHHHHHHHHHHHH

A課程全体

校校学学小中

●●

AA

A・養護学校

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09 31 11 2015627519 777661111

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111111111

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571896803889002 11

120900490674403

●。●

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B課程全体

B・文化社会

B・生産科学

456784567845678 HHHHHHHHHHHHHHH 68529 90122 1111 兜“田祀、諏坐囲妬弱

訂妬鍋矼詔鑓鍋躯⑫蛆 47 3

9 5

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3179596502 3434523244 45 2

9 3

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⑫塑鍋鍋恥

86

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11

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97 46326 1121 523026465489485

●●●●●●●●●●●●●●●

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111

670744485912554

●●●●●●●●●●●●●●●

過皿弱廻銘嘔嘔訂妬躯⑫姐犯別記

(4)

表2入学年度別卒業遅延率(平成元~4年度入学生)

-58-

在籍者

男女計 卒業予定者

男女計

卒業遅延予定者 男女計

遅延率(%)

男女計

期期期期期計虹⑫蛆処矩合

●●●■●●●●●●生生生生生期学学学学学妬入入入入入一12345期HHHHH虹

139124263

157108265 160108268 137131268 132137269 7256081333

114112226 11299211 117103220 93126219 104128232 5405681108

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9559 0 4

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41期 42期 A課程全体43期 44期 45期 合計 41期 A・小学校43期 42期 44期 45期 合計

41期 42期 A・中学校43期 44期 45期 合計 41期 A・養護学校43期 42期 坐期 45期 合計

酊的、鴎“

11111

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0 8 2975 0988

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013150130318 544543322221 2

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系系技文理実

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317371 433440 2

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41期 B課程全体43期 42期 44期 45期 合計

41期 B・文化社会43期 42期 44期 45期 合計 41期 42期 B・生産科学43期 必期 45期

船舶w伽肥躯弱詔訂田切ww如如諏虹 114 2

諏匁詔卯死別鍋弘型哩虹泗47285 11 2

印弱伍釦幻ね鋼巫鍋、、羽鍋鋼塑豹瀦 2

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(5)

表3卒業遅延回数別の卒業遅延率(平成4~8年度の合計)

るものの,高低差はかなり小さくなっている。過年度学生に卒業遅延を繰り返す傾向が強いこと,

その傾向は卒業遅延者の多い課程・系・性別で一層強いことがうかがえる。表1でB課程の平成 4年度の遅延率が12.5%と例外的に低かったのは,これが初年度の卒業生で,過年度学生がいな かったためであろう。

過年度学生が卒業遅延を繰り返す傾向は著しく,平成4~8年度の各年度の過年度学生全体の 遅延率は40~58%に及んでおり,男性では常に半数を越える。卒業遅延回数(修養年数)別に卒 業遅延率を比較すると(表3),2~3年卒業を遅延している者の遅延率が極めて高く,4年以 上の遅延者では遅延率が降下することがわかる。在籍年数が長くなるにつれて,卒業を断念して 離籍する者がいる反面,追い詰められた状況で努力に目覚めるからであろう。留年(ここでは留 年十卒業遅延)者を短期留年と長期留年に分けて,両者を比較した岨中(1971)や高橋(1979)

は,短期留年者は非留年者と等質的であって,長期留年者とは質的に異なると指摘している。そ の指摘に従えば,卒業遅延1年の中には短期と長期の双方が含まれ,40%の遅延率は2群の合成 変数であると考えられよう。女性の遅延者はもともと15人に1人と少ないのであるが,たとえ4 年で卒業できなくても,大多数は5年目に卒業している。在籍6年を越える者は1%未満である。

次に,表2から入学年度別に遅延率の推移をみると,進級制度が適用されていない平成元年度 の入学生に比ぺて,進級制度初年の平成2年度入学生の遅延率が大きく増加している点が注目さ れる。新制度の導入に伴って混乱のあったことと,その後徐々に鎮静化の方向にあり,新制度に 適応して行く過程がうかがえる。

2.専門課程への進級と留年

進級制度が導入された平成4年度から平成9年度までの6年間,年度別の進級率を表4のよう に整理した。体育実技2単位,外国語の必修12単位のうち8単位以上,総単位60以上が進級の条 件である。さらに,卒業業績作成のためには専攻を決定し,2年間の指導を受ける指導教官を決 定しなければならない。そこで〆専攻あるいは指導教官から拒絶されれば専門課程に進級できな いことになるが,進級条件を充足している学生がいずれの専攻にも受け入れてもらえないケース はほとんどないのが実情で,留年の原因はほぼ単位不足であると断定して差し支えない。この進 級条件は,本学部を卒業するのに136単位を取得しなければならないことを考えれば,むしろ緩 やかなものである。6年間の平均の進級率が約91%であるのは,大部分の学生にとって無理のな い条件であることを示唆する。

留年率を卒業遅延と同様に,AB課程,それを構成する5つの課程,A課程の文系・理系・実

-59-

男女計 在籍者 卒業予定者

男女計 卒業遅延予定者

男女計 遅延率(%)

男女計 遅延なし(41~45期)

遅延1年(40~44期)

遅延2年(39~43期)

遅延3年(38~42期)

遅延4年(37~41期)

遅延5年(36~40期)

7256081333 16033193 54660 26127 808 303

5405681108 8628114 14317 505 44 22

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531

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997503

●●●●●●

601103 147853

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6嘔釦伽1

531803

躯蛤皿帥記銘

(6)

表4入学年度別の進級率(42~47期:平成4~9年度に進級)

-60-

在籍者 男女計

進級(%)

男女計

仮専攻(%)

男女計

留年(%)

男女計

42期 43期 44期 学部全体45期 46期 47期 合計

159110269 162108270 140131271 134138272 135137272 145126271 8757501625

131(82.4)104(94.5)235(87.4)

139(85.8)108(100.0)247(91.5)

109(77.9)131(100.0)240(88.6)

112(83.6)132(95.7)244(89.7)

122(90.4)135(98.5)257(94.5)

132(91.0)124(98.4)256(94.5)

745(85.1)734(97.9)1479(91.0)

4(2.5)0(0.0)4(1.5)

2(1.4)0(0.0)2(0.7)

2(1.5)0(0.0)2(0.7)

4(3.0)1(0.7)5(1.8)

2(1.4)0(0.0)2(0.7)

14(1.6)1(0.1)15(0.9)

28(17.6)6(5.5)34(126)

19(11.7)0(0.0)19(7.0)

29(20.7)0(0.0)29(10.7)

20(14.9)6(4.3)26(9.6)

9(6.7)1(0.7)10(3.7)

11(7.6)2(1.6)13(4.8)

116(13.3)15(2.0)131(8.1)

42期 43期 44期 A課程全体45期 46期 47期 合計

42期 43期 44期 A・小学校45期 46期 47期 合計

42期 43期 44期 A・中学校45期 46期 47期 合計

42期 43期

“期 A・養護学校45期 46期 47期 合計

10367170 10072172 8881169 8682168 7991170 8485169 5404781018

7641117 5943102 5751108 5745102 5050100 514596 350275625

272350 362056 282351 272148 272653 282654 173139312

033 5914 3710 21618 21517 51419 176481

11111111111J111111111JJ1111J 8783390717208009422350904103

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111117 11111191 5 2 1J1J111111J1J1J11111J111J111 0001983600608570020060008309

W㈹㈹躬肥肥朋W㈹㈹朗的W肥開N川筋㈹仰肥㈹㈹㈹兜冊佃船

11 111 1111 111 1 くくくIIIくlくlくlIくくlく-くIくくIくくlくく

筋羽皿氾卯弘、蛆蝿皿偲印必Ⅶ幼加配加酪配訂3975442

1116 4 2 1

11111J1111J11111J11jj11111J1 504919458550298097696 000001

朗拠氾而皿犯別開閉皿皿帥兜師両布田船肥肥氾一別㈹㈹㈹仙拠

1111 くくくくくくIIくくくlくIIIくくくくくくくくくくくく 鍋別的切氾氾蛾髄弱幻灯妬幻似Ⅲ飯田氾班泌鍋0432256 1 3 1

111111111J11

322222 990001 ’2002LL 211111

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17(16.5)2(3.0)19(11.2)

12(12.0)0(0.0)12(7.0)

17(19.3)0(0.0)17(10.1)

17(19.8)4(49)21(12.5)

5(6.3)1(1.1)6(3.5)

4(4.8)1(1.2)5(3.0)

72(13.3)8(1.7)80(7.9)

11(14.5)1(2.4)12(10.3)

3(5.1)0(0.0)3(2.9)

9(15.8)0(0.0)9(8.3)

10(17.5)2(4.4)12(11.8)

3(6.0)0(0.0)3(30)

3(5.9)1(2.2)4(4.2)

39(11.1)4(1.5)43(6.9)

6(22.2)1(4.3)7(14.0)

8(22.2)0(0.0)8(14.3)

8(28.6)0(0.0)8(15.7)

7(25.9)1(4.8)8(16.7)

2(7.4)0(0.0)2(3.8)

1(3.6)0(0.0)1(1.9)

32(18.5)2(1.4)34(10.9)

0(-)0(0.0)0(0.0)

1(20.0)0(0.0)1(7.1)

0(0.0)0(0.0)0(0.0)

0(0.0)1(6.3)1(5.6)

0(0.0)1(6.7)1(5.9)

0(00)0(0.0)0(0.0)

1(5.9)2(3.1)3(3.7)

(7)

-61-

在籍者 男女計

進級(%)

男女計

仮専攻(%)

男女計

留年(%)

男女計

期期期期期期計期期期期期期計期期期期期期計

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●●程程程課課課

AAA 675644 999999 2

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3(5.4)0(0.0)3(3.1)

1(2.0)0(0.0)1(1.1)

0(0.0)0(0.0)0(0.0)

2(4.3)0(0.0)2(2.1)

2(4.3)0(0.0)2(2.1)

8(2.6)0(0.0)8(1.4)

1(2.9)0(0.0)1(1.6)

1(3.2)0(0.0)1(1.7)

0(0.0)0(0.0)0(0.0)

0(0.0)0(0.0)0(0.0)

0(0.0)0(0.0)0(0.0)

2(1.0)0(0.0)2(0.6)

0(0.0)0(0.0)0(00)

0(0.0)0(0.0)0(0.0)

2(33.3)0(0.0)2(14.3)

0(0.0)0(0.0)0(0.0)

0(0.0)0(0.0)0(0.0)

2(5.7)0(0.0)2(2.3)

13(20.6)0(0.0)13(13.5)

5(8.9)0(0.0)5(5.2)

5(10.0)0(0.0)5(5.3)

8(17.8)1(2.0)9(9.4)

3(6.5)0(0.0)3(3.2)

1(2.2)1(2.1)2(2.1)

35(11.4)2(0.8)37(6.5)

4(11.4)1(4.2)5(8.5)

6(17.1)0(0.0)6(9.8)

8(25.8)0(0.0)8(13.6)

8(22.9)2(8.7)10(17.2)

2(7.1)1(3.1)3(5.0)

3(8.6)0(0.0)3(4.9)

31(15.6)4(2.5)35(9.8)

0(0.0)1(10.0)1(6.7)

1(11.1)0(0.0)1(7.1)

4(57.1)0(0.0)4(26.7)

1(16.7)1(12.5)2(14.3)

0(0.0)0(0.0)0(0.0)

0(0.0)0(0.0)0(0.0)

6(17.1)2(3.8)8(9.1)

42期 43期 44期 B課程全体45期 46期 47期 合計

42期 43期 44期 B・文化社会45期 46期 47期 合計

42期 43期 44期 B・生産科学45期 46期 47期 合計

564399 623698 5250102 4856104 5646102 6141102 335272607

223658 342458 214263 214162 293160 243458 151208359

34741 281240 31839 271542 271542 37744 18464248

45(80.4)39(90.7)84(84.8)

55(88.7)36(100.0)91(92.9)

40(76.9)50(100.0)90(88.2)

45(93.8)54(96.4)99(95.2)

50(89.3)45(97.8)95(93.1)

54(88.5)40(97.6)94(92.2)

289(86.3)264(97.1)553(91.1)

20(90.9)34(94.4)54(93.1)

29(85.3)24(100.0)53(91.4)

20(95.2)42(100.0)62(98.4)

21(100.0)41(100.0)62(100.0)

29(100.0)31(100.0)60(100.0)

20(83.3)33(97.1)53(91.4)

139(92.1)205(98.6)344(95.8)

25(73.5)5(71.4)30(73.2)

26(92.9)12(100.0)38(95.0)

20(64.5)8(100.0)28(71.8)

24(88.9)13(86.7)37(88.1)

21(77.8)14(93.3)35(83.3)

34(91.9)7(100.0)41(93.2)

150(81.5)59(92.2)209(84.3)

0(0.0)0(00)0(0.0)

0(0.0)0(0.0)0(0.0)

0(0.0)0(0.0)0(0.0)

2(3.6)1(22)3(2.9)

0(0.0)0(0.0)0(0.0)

2(0.6)1(0.4)3(0.5)

0(0.0)0(0.0)0(0.0)

0(0.0)0(0.0)0(0.0)

0(0.0)0(0.0)0(0.0)

0(0.0)0(0.0)0(0.0)

0(0.0)0(0.0)0(0.0)

0(0.0)0(00)0(0.0)

O(0.0)0(0.0)0(0.0)

0(0.0)0(0.0)0(0.0)

0(0.0)0(0.0)0(0.0)

2(7.4)1(6.7)3(7.1)

0(0.0)0(0.0)0(0.0)

2(1.1)1(1.6)3(1.2)

11(19.6)4(9.3)15(15.2)

7(11.3)0(0.0)7(7.1)

12(23.1)0(0.0)12(11.8)

3(6.3)2(3.6)5(4.8)

4(7.1)0(0.0)4(3.9)

7(11.5)1(2.4)8(7.8)

44(13.1)7(2.6)51(8.4)

2(9.1)2(5.6)4(6.9)

5(14.7)0(0.0)5(8.6)

1(4.8)0(0.0)1(1.6)

0(0.0)0(00)0(0.0)

0(0.0)0(0.0)0(0.0)

4(16.7)1(2.9)5(8.6)

12(7.9)3(1.4)15(4.2)

9(26.5)2(28.6)11(268)

2(7.1)0(0.0)2(5.0)

11(35.5)0(0.0)11(28.2)

3(11.1)2(13.3)5(11.9)

4(14.8)0(0.0)4(9.5)

3(8.1)0(0.0)3(6.8)

32(17.4)4(6.3)36(14.5)

(8)

表5入学年度別の進級・卒業状況

技系,男女で比較すると,割合は卒業遅延率のほぼ半分であるが,高低の傾向は相似している。

平均留年率が10%を越えているのはAの中学校課程とBの生産科学課程であり,Aの系別では理 系がやや高く,実技系は年度による変動が大きい。男性は女性の数倍も多く留年しており,男性 の比率の高い課程や系の留年率が高くなっている。

平成5年度からは,総単位80以上を取得している学生については,受け入れ教官が承諾した場 合,仮専攻を認めている。すなわちγ仮に3年次に進級させ,その年度内に語学単位8以上を充 足すれば,一般の進級学生と同等に4年の修養年限で卒業できるという特例である。この救済措 置は対象数が少なく,恩恵を受けているのはA課程の男性に多いが,大部分が翌年4回生に進級

しており,それなりの意味があるように思われる。

-62-

H3H4H5H6H7H8H9

2回生 3回生 4回生 卒業判定対象者 繰上卒業 卒業 卒業者累計 年度末在籍者

269341474

23517721

23538633 26544105

500 2112921 211245247248 541584

2回生 3回生 4回生 卒業判定対象者 繰上卒業 卒業 卒業者累計 年度末在籍者

27019942

25111531 25037129 2684314

30 220252 220248250 481812

必期

2回生 3回生 4回生 卒業判定対象者 繰上卒業 卒業 卒業者累計 年度末在籍者

271291493 2421432 2423512 26844

4 21923 219246 4921

2回生 3回生 4回生 卒業判定対象者 繰上卒業 卒業 卒業者累計 年度末在籍者

27226125 246142 24624 269

232

232

37

(9)

まとめ

最後に,表2に示された卒業遅延者と表4の進級者とを照合し,進級制度の適用以来,既に卒 業生を出している42~45期(平成2~5年度の入学生)の学生の進級・卒業状況を合わせたのが 表5である。卒業遅延者のうち半数以上が,その時点でまだ4回生になっておらず,4回生の中 で卒業を延期する者は1割程度にすぎないことが読み取れる。つまり,卒業遅延の要因を分析す るには,まず専門過程に進級できない者について検討する必要があると考えられるのである。ま た表5にみられる在籍者数の不整合に注目すると,離籍者の存在が浮上する。これも留年経験者 から多く出ていることを考えなければならない。さらに,本稿では触れなかった学生一人ひとり の個別的な問題についても,今後より詳細に探索する必要があるだろう。

しかし一方,留年にも卒業遅延にも大きな男女差がみられるのは,より重要な問題点である。

本学部の履修制度がこのように大きな男女差を生むほど女性に有利であるとは考えられないので,

この差は結局のところ本人の学習態度に帰せられる可能性が大きい。女性の留年率や卒業遅延率 はおおむね10%未満であって,長期留年者は極めて少ない。この程度であれば,あるいは「許容 範囲」とも考えられる。女性がこれほど順調に卒業して行く本学部の履修制度が,著しく不都合 であるとは考え難い。しかるに,同じ履修制度のもとで,男性はしばしば女性の数倍を越える留 年者を出しており,しかもそれはしばしば長期化している。

今後の課題として,卒業遅延に結びつく有力な要因である進級の失敗が何によって生じている のかを探る必要があるだろう。この点に関しては,しばしば語学がネックになっていると言われ るが,留年の原因が語学だけという事例は多くない。むしろ取得総単位の少ない学生が,その一 環として語学単位も少ないというケースが大部分である。従って,この問題は学部の制度や運用 によって解決する性質のものではなく,学生個人の学生生活全般に対する態度にかかわっている と考えられる。もし,入学試験での科目選択や志望動機,さらに卒業後の進路の明確さが就学意 欲に結びついているとすれば,そうした動機面に働きかける必要があるかもしれない。さらに,

男女の留年率や卒業遅延率の差を考慮すれば,特に男性に限って就学意欲を低下させている社会 的要因,あるいは個別的要因をきめ細かく探っていかなければならないと思われる。

文献

黒田正典1978大学生の留年~その原因と意味松原治郎,岡堂哲雄(編)不安と病理 現代のエスプリ別冊青年,100-114.

宮沢秀次1988留年西平直喜,久世敏雄(編)青年心理学ハンドブック福村出版 Pp、729-743.

岨中達1971教養課程留年と卒業遅延京都大学学生懇話室紀要,1,42-53.

高橋裕行1979UPIにもとづく長期,短期留年者と非留年者の比較日本教育心理学会第21 回総会発表論文集,556-557.

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