附属中学生の体育の授業に対する意識について
松本延見子* 星 秀男* 野田 洋平**
岡本 研二**樫村いずみ***吉沼 充***
は じ め に
「生徒が生き生きと活動する体育の授業」は教師としてめざすもの 図1 体育のよい授業の姿 である。そして,望ましい体育の授業に関する研究は数多く報告され
トいる。小村1}は,授業に対する好意的な態度を育てることが授業の 5集団活動の楽しみ Q1チームワーク発展 基底であり,それが積極的な学習意欲を引き出し,学習効果を高める 26主体的人間の育成 源となるとしている。そのような観点から小林は自ら作成した態度測 8自主的思考と活動
Q2みんなの活動 定法を用いて,態度得点の高い授業と低い授業にっいて項目点の特徴
フ違いから 体育のよい授業の姿 (図1)を導き出している。高田2) 自主的・創造的な集団活動
@ ↓ は,良い授業の条件として,①せいいっぱい運動させてくれた授業,
7積極的活動意欲
②ワザや力を伸ばしてくれた授業,③友人と仲よく学習させてくれた
授業,④何かを新しく発見させてくれた授業をあげている。また西 ↓
(1979)は,運動の楽しさに関る欲求と体育の関連づけを図り, 「子ど 14精神力の養成 もが求める体育の授業」として,高田の4条件に加えて,⑤健康や安 15がんばる習慣 全に気を配ってくれる授業,⑥ひとりひとりを認めてくれる授業,⑦
^動のよろこびをわからせてくれる授業,⑧自分で考えたり工夫させ
ひたむきな活動
@ ↓
てくれる授業をあげている。 11キビキビした動き
附属中学校では,昭和62年度から3年間にわたって,「個性や能力を 12体力づくり 生かしながら自己啓発する生徒の育成」をめざして研究をしてきた。
ロ健体育科では,体育の授業において自己啓発する生徒の姿を,「さら
ワザや力の伸び
@ ↓
に高度なものに挑戦しようとする意欲が高まる」「自ら積極的に取り 13明朗活発な性格 Q5永続的な仲間 組もうとする主体性が高まる」 「協力や支え合いなどの人間関係が広 3生活のうるおい
まる」ととらえた。つまり,「意欲」 「主体性」 「人間関係」に「運
ほんとうのよろこび 動のよろこび」を加えた4つがキーポイントになると考えた。 ↓
「自己啓発する生徒の育成をめざして,よい授業がしたい」という 27理論と実践の統一 願いで授業をしてきたが,果してどうなのだろうか。生徒が体育の授 28授業のねらい
R0体育科目の必要性 業をどうとらえているかを把握することは,授業の診断評価をする 19授業のまとまり 上で重要である。そこで本研究では,小林の態度測定による授業診断 20授業の印象 の30項目を用いて,体育の授業を診断するとともに,自己啓発につな 思い出に残る授業
*茨城大学教育学部附属中学校 **茨城大学教育学部保健体育科
***茨城大学大学院教育学研究科保健体育専修
186 茨城大学教育学部教育研究所紀要第22号(1990)
がると考えた4つの視点に該当する項目を選び出し,その項目のクロス集計をすることによって,生徒 が体育の授業に対してどのような印象をもち,どのような反応を示すかをとらえようとしたものである。
調査内容及び方法
1 対 象:茨城大学教育学部附属中学校生徒
1年男子86名 女子86名 2年男子86名 女子86名 計344名 2 調査期日:昭和63年10月
3 内 容:小林の態度測定による体育の授業診断法30項目による
(運動のよろこびを測る項目 10項目)
(授業内容に対する評価項目 10項目)
(授業に対する価値を測る項目 10項目)
上記の30項目の中から,以下の項目を選択し,クロス集計した
「運動のよろこび」に関する項目 3項目(Q4, Q18, Q23)
「主体的な取り組み」に関する項目 3項目(Q8, Ql4, Q26)
「意欲的な取り組み」に関する項目 3項目(Q7, Ql5, Q22)
「友人関係」に関する項目 4項目(Q6, Ql6, Q21 Q25)
4 方 法:質問紙によるアンケート調査 単純集計
小林の診断表による項目点と態度スコア クロス集計
以上の結果をカイ自乗検定し,学年差,性差を検討する。
結果と考察
1 単純集計の結果の検討
表1は,30項目に対する学年別,男女別の単純集計の結果である。中学1年の男女を比較すると,男 子の方が女子よりも体育の授業に好意的な態度を示している。Q12, Q13, Q14, Q26を除く26項目に おいて,男子がより好意的な反応を示し有意差が確認された。中学2年では,1年とは逆に,女子の方 が男子より19項目において好意的な態度に有意差がみられ,特に価値項目における反応の差が著しい。
また男子の1年,2年の比較では,Q5, Q8, Qlo, Q12, Q13を除く25項目において1年の方が好 意的な態度に有意差があり,価値項目では,10項目すべてに0.01%の危険率で有意差があらわれている。
女子では,2年の方が1年よりQ3, Q7, Q8, Qg, Q10, Ql5, Q18, Q24の8項目について,
より好意的な態度を示している。
片岡ら3)の「授業への参加意識」の調査によれば体育嫌いは高学年になるにつれて増えその傾向は 男子よりも女子の方が顕著であると報告している。西4)はその理由として,子どもの発達に伴って興味,
関心の対象が変化すること。体育の専科教師による技術志向型,体力志向型,教師主導型の授業になっ
表1 学年別,男女別態度尺度表
昭和68年度態度尺度表(体育)
【 中1男子 サンプル数 86(不明D 中1女子 サンプル数 86 中2男子 サンプル数 86 中2女子 サンプル数86 】
[C−1 いいえ C−2 どちらともいえない C−3 はい]
中1 男子 中1 女子 中2 男子 中2 女子 番 号 質 間 項 目 C−1 C−2 C−3 C−1 C−2 C−3 C−1 C−2 C−3 C。1 C−2 C−3
(Q) % % % % % % % % % % % %
Q 1 鯖の獄快唄騨粥 10.5 52.4 36.0 19.8 68.6 11.6 34.9 44.2 20.9 9.3 70.9 19.8 Q 2 体育の浸案は,心や身体の聚藍を醸ぐしてくれる 4.7 41.9 52.3 17.4 55.8 26.8 30.2 30.2 39.6 12.8 44.2 43.0
Q 3 噂フ育の浸業は,生話にうδおいを与えてくれる 9.3 61.6 27.9 24.4 68.6 7.0 32.6 41.9 25.5 14.0 59.3 26.7
Q 4 体育の骸では,槻喜びより乱粥い 54.7 34.9 9.3 37.2 39.5 23.3 45.3 29.且 25.6 46.5 33.7 19.8
Q 5 体育の授粟で,いろいろ電人といっし乙に話融すること超乱はとても楽しい 1.3 17.4 80.2 5.8 36.0 58.2 2.3 31.4 66.3 2.3 23.3 74.4
Q 6 体育の擾業に,友達を作る埴として,高く湘すること坦できる 3.5 47.7 47.7 14.0 57.0 29.0 16.3 52.3 31.4 11.6 47.7 40.7
Q 7 体育の授芙は,自分炉ら績極的に汗を蔦し,身体を鍾えようという童微を起こさせる 4.7 41.9 52.3 18.6 58.1 23.3 17.4 38.4 44.2 5.8 52.3 41.9
Q 8 体育の擾業では、われわれが自主的に話郵することβできる
9.3 46.6 43.0 18.6 68.6 12.8 20.9 43.0 36.且 且7.4 47.7 34.9
Q 9 体育は教科の中で,最も価穂あるものの一つだ 9.3 39.6 50.0 25.6 57.0 且7,4 27.9 41.9 30.2 10.5 51.2 38.3
Q10 体育畷鎖蹴少なすぎる 9.8 22.且 67.5 33.7 39.5 26.8 22.1 24.4 53.5 12.8 40.7 46.5
Q11 体育の浸業は,キビキビした顛きのできる身体を作る 1.2 27.9 69.8 7.0 53.5 39.5 18.6 34.9 46.5 8.1 44.2 47.7
Q12 鮪畷鶏,勧作り羅立つ 覧
4.7 19.8 74.4 2.3 26.8 70.9 14.0 22.0 64.0 7.0 20.9 72.1
Q13 体育の授業で,明鋼話発な佐格をつくることμできる 8.1 54.8 36、, 10.5 53.5 36.0 18.6 46.5 34.9 8.1 45.3 46.6
Q14 体育畷難,たくまい精勒を鉱する 5.8 46.5 46.6 11.6 50.0 38.4 18.6 36.0 45.4 8.1 55.9 36.0
Q15 体育の裡業鳳,どんなときにも正々堂々と準んばる習質を身につけさせてくれる 5.8 43.0 50.1 11.6 67.5 20.9 24.4 37.2 38.4 14.0 47.7 38.3
Q16 体青の授韮は,お互いに助け合い,協力しあう習慨を身につけさせてくれる 3.5 30.2 65.2 10.5 43.0 46.5 18.6 41.9 39.5 4.7 36.0 59.3
Q17 体育の授業では,運動のやり方だけでなく,その基本となる鰭を学ぶことμできる 9.3 29.1 60.5 7.0 47.7 45.3 26.7 26.7 46.6 4.7 54.6 40.7
Q18 体育の授妻で,私はときどき深い感軸を覚える 37.2 50.1 11.6 45.3 52.3 2.4 47.7 32.6 19.7 29.1 46.5 24.4
Q19 鞘の糠は,中途糊でまとまり湖い 51.2 39.6 8.1 27.9 55.8 且6.3 24.4 41.9 33.7 26.7 55.8 17.5
Q20 体育の浸葉は,その埆かぎりのものでド長く印象に残るという権なことはない 41.9 37.2 19.8 22.1 55.8 22.1 27.9 34.9 37.2 25.6 52.3 22.1
Q21 体育の浸業で、チームワーク争チームプレイの盟を潮詩するの賦理隠 73.3 25.6 0.0 51.2 43.0 5.8 51.2 30.2 18.6 53.5 36.0 10.5
Q22 体育の浸韮は,心や身体の套藍を猛ぐしてくれる 54.7 33.7 10.5 27.9 50.0 22.1 29.1 37.2 33.7 36.0 46.5 17.5
Q23 体育の授叢で,体育をする喜びを味わうことができるのは一部の人にすきない 51.2 40.7 7.0 19.8 53.5 26.7 22.1 37.2 40.7 33.7 48.8 17.5
Q24 体育の痩業では,人闘の利己主義がむきだしに電る 48.8 43.0 7.1 24.4 68.6 7.0 32.6 32.6 34.8 46.5 37.2 16.3
Q25 体育の授業の時の翰闘は圏その場かぎりの仲目紀すぎない 83.7 10.5 4.7 50.0 39.5 10.5 48.8 23.3 27.9 59.3 32.6 8.1
Q26 体育の擾業は,何も考えずに命令に髭う人闘を炸りやすい 60.5 33.7 4.7 44.2 44.2 11.6 37.2 33.7 29.且 55.8 34.9 9.3
Q27 鉢育の授業は,幽と鶏がかけはなれていδ 54.7 34.9 9.3 32.6 53.4 14.0 24.4 36.0 39.6 37.2 53.5 9.3
Q28 体育の授業は,何をねらっているのかわからない 65,[ 別,4 2.4 36.0 55.8 8.2 26.? 47.7 25.6 51.2 37.2 11.6
Q29 体育の授叢では,曲の科目と比べて先生の存在樋薩は廷い 64.0 27.9 7.0 43.0 5L2 5.8 30.2 40.7 29.1 50.0 39.5 10.5
Q30 餅で自由にス一ツ瀞できる条件超あれぼ,体育は科目としてなくてもよい 70.9 22.1 5.9 46.5 33.7 19.8 48.8 19.8 31.4 54.7 29.1 16.2
188 茨城大学教育学部教育研究所紀要第22号(1990)
表2 小林の診断表による学年別L男女別項目点と態度スコア
診 断 表 昭和 6 3 年度 2学期
1 年男 子 8 6 名 1 年 女 子 8 6 名調査人数
項 目 点
2 年男 子 8 6 名 2 年女子 8 6 名
1年男子 且年女子 2年男子 2年好
噛
Q番
質 問 項 目 o−x 0−X o−x O−X
号 o n
n n
Q l こ こ ろ よ い興奮 0.25 一〇.且8 一〇.08 0.10
Q 2 心身 の 緊 張 を ほ ぐ す 0.47 0.09 0.09 0.30
よ Q 3 .生活の ヴる お い o.18 一〇,06 一〇.17 0.12
! Q 4 苦 し み よ り 喜び 0.45 0.19 0.13 0.26
Q 5 集団活動の喜び 0.79 0.63 0.52 0.72
こ Q 6 友達を作 る場 0.44 0.15 〇−5 0.29
び Q 7 積極的活動意欲 0.47 O.26 0.04 0.36
Q 8 自 主 的 思考 と 活動 0.33 0.15 一〇.05 0.17
Q 9 体育科目 の価値 0.40 0.02 一〇.08 0.27
Qio 授業時間数 0.58 0.31 一〇.01 0.33 態 度 ス コ ア 4.36 1.6且 0.54 2.92
Q口 キ ビ キ ビ し た 動 き 0.68 0.27 0.32 0.39
Qi2 体力作 り 0.69 0.50 0.68 0.65
評 Ql3 明朗活発な性格 0.27 0.且6 O.25 0.38
Q14 精神力の養成 0.40 0.26 0.26 0.27 Q l5 堂々頑張 る 習慣 0.44 o.13 0.09 0.24
価 Ql6 協力 の習慣 0.61 0.20 0.36 O.54
Q口 基本 的理論の 学 習 0.51 o.19 0.38 0.36
Q18 深い感動 ・0.25 一〇.27 一〇、43 。0.04
Ql9 授業の ま と ま り 0.43 一〇.09 0.U 0.09
Q20 授業の印象 0.22 一〇。09 0.00 0.03 態 度 ス コ ア 4.00 L26 2.07 2.91 Q21 チ ー ム ワ ー ク の 発展 0.73 0.32 0.45 0.43
Q22 みん なの活動 0.44 一〇,04 0.05 0.18
価 Q23 みん なの喜び 0.44 一〇.18 一〇.06 0.16
Q24 利己主義の抑制 0.41 一〇.02 0.05 0.41
Q25 永続的な仲間 o.79 0.20 0.27 0.51
Q26 主体 的人間の育成 0.55 0.08 O.32 0.46
値 Q27 理論 と 実践の統一一 O.56 一〇.15 0.18 0.27
Q28 授業のね ら い 0.62 0.01 0.27 0.39
Q29 教師の存在価値 O.56 O.01 0.37 0.39
Q30 体育科 目 の必要性 0.65 0.17 O.26 0.38 態 度 ス コ ア 5.75 0.40 2.16 3.58
「
てはいないか。女子は第二次性徴後,走る,ぶらさがるなどのある種の運動に不利になること。また男 子に比べて運動要求そのものが低いことなどをあげている。また岡村5)も,運動嫌いと体育嫌いについ て,1)体育での授業は子どもの持っ運動に対する好みを抑制する傾向があること,2)高学年になる にっれて,嫌いになる傾向が強められること,3)中学校期に嫌いな傾向が強められること,4)成長 発達し,伸びが低下してからは,運動に対する興味が減少する傾向にあることなどを説明している。し かし,本校においては,単純集計の結果をみる限り,1年の女子より2年の女子の方が,また2年にお いては男子より女子の方が好意的な態度を示しており,片岡らの報告があてはまるとは言えないようで
ある。
2 小林の診断表からの検討
表2は,小林の診断表による学年別,男女別の項目点と態度スコアである。1年男子の項目点が高く 2年女子が次に続く。全体に得点の高い項目は, 「集団活動の楽しみ」 「キビキビした動き」 「体力づ くり」 「チームワークの発展」 「永続的な仲間」である。一方得点の低い項目は, 「深い感動」 「生活 のうるおい」「授業の印象」「快い興奮」である。全体的な傾向として,生徒が体育の授業を,1)集 団活動の楽しみを味わうことができる。2)体力づくりや身体づくりができる。3)助け合いや協力の 習慣,態度を身につけることができる場としてとらえているようである。価値スコアの低い2年男子に おいては,「みんなの活動」「みんなの喜び」「利己主義の抑制」といった民主的な集団活動に関する 価値の項目点が低く,1年女子においても2年男子と同様の傾向がみられる。
私たちは自己啓発する生徒の一っの姿として,「協力や支え合いなどの人間関係の広がり」ととらえ たが,1年女子,2年男子はこの時点において,民主的な学習集団が未成熟であったことも考えられる。
また,自己啓発をうながすために,「感動のある授業」をめざしてきたが, 「深い感動」に対する項目 点は,学年,男女を問わず低い得点がでている。したがって,これらへの課題の基本的構造を明らかに する検討の必要性にせまられよう。
3 クロス集計の結果の検討
小林の態度測定による授業診断の30項目の中から,自己啓発にっながると考えられる4っの視点に該 当する項目を選び出してクロス集計をし,生徒の反応をとらえてみた。
イ 運動のよろこび(図2−1,2−2)
体育の授業でときどき深い感動をおぼえると答えている生徒は,喜びより苦しみが多いわけではない と答えている。また,深い感動をおぼえない生徒ほど,授業の喜びを味わえるのは一部にすぎないと考 えている。っまり,体育の授業で深い感動を覚える生徒は,授業での喜びが多く,授業での喜びはみん なの喜びであると考えている傾向がある。
ロ 主体的な取り組み(図2−3,2−4)
体育の授業で,主体的に活動することができると答えている生徒は,たくましい精神力を養成するこ とができると考え,何も考えずに命令に従う人間を作りやすいとは考えていない。特に,Q8(自主的 な活動)とQl4(たくましい精神力の養成)は,学年,男女を問わず強い反応を示している。生徒たち は,体育の授業での自主的思考と活動が,たくましい精神力を養うと考えている。
P 、
190 茨城大学教育学部教育研究所紀要第22号(1990)
図孝 クロス集計(全体)
て ロノへ 言 ヨ 4) 、 ノ 勇♪ 、 (S自) 3カテコ リー
刀類 目.18) (SR) 反対
N↓
° °・・鯉・…__ ., °帥゜ 鴨・・・・・…_..}
末 合 計 * 46.1 3414 i:i:i;iig151:i;き 343
反対 38.7 34.3 i:i:i;i:i:i::27.Oi:i;i;i:i
!37
暉゜°°鱒・・.闘., 1°噛・開。曹・・.,
どちらともいえない 50.2 40.0 i9.8i 156
、 ,,….開.・。・ワ1ゆ。 ° °騨
18.0 i;i;i:i:i3i::30.0::i;i:i;i;i:
資成 .……≡ 52. 0 5e
図2−1 運動のよろこび
ノ,口 層..… ; ・言 23) , ギノ @、 ・, . 一 こ 、,A、(S自) 3カテコ リー
反対 どちらともいえな賛成 い
N↓
i l 闘幡闘・…;・・..
31.8一 45.2 i:i;i:i;i;il23.0蓬:i
343
米 合 言十 米
反対 24.1 41.6 i;i:i;i:i:…;i:i;i置34.3葺:i:i;i:i:
137
i 噸鱒゜叫..., 鯛゜%°°°°・●。..1.,.、
どちらともい:えない 35.9 51.3 ●o ■P;112.8↓ 156
1 ・・., ・・…,°
賛成 40.0 36.0 灘i:i:il 24.61;三:i 5@
図2−2 運動のよろこび
口 冒、ヨ 婆.言 14》 4 ,. ., 、 ・ (S自 3カテコ 1一
禦考瑠舌璽織る 対 どちらともいえな 成 、
N:
↓
..、_._._一……り …° 鱒 @ ......・・♂
)k ・合 言十 * 11. L 47.2 i3i:i:i;i:i;i;i;i;i;i:il41.マ:i;i;i;i:i;i:i;i;
343 反対 } 33.3 40.2 i3i;i:i:i:i;126.3i:i;i:i
57
i ........,...…殉9・・。騨゜鱒゜°, ,..馴ρ鴨
どちらと主)し㍉えな㌧:、 . 59.9 i:i;i:i;i:i:i;i蓼33:◎黛i;i;i;i:i:
177
一 ゜ 、 鱒....阻..四齢… 曾・噂・・●鱒騨開
^愚 :旗, 7. 30.3 i;i:i:i;i;i:i;i:i:i:i:i:i;i3i;i;i3i;i;i62:4:i:i:i;i:i:i;i:i:i:i3i:i:i:i
1⑦9
図2−3 主体的な取り組み
「「ラ「0ノ<.%… , 三 26)o 》竃>2 ・一 こ こ ,つ レ、 3カテコ リー
昌鞭考瑠舌重織る 又対
N
㎞ ……..…..1., …鱒・・……・………
↓
末 合 計 米 49.6 36.7 i;i:i13.マ 343
反対 42.1 24.6 i:i;i:i:i:i:i:i:i:ii3a 33i:i:i;il
57
・・ 響 ・韓°一.P..,,
どちらともいえない 44.6 45.8 iぎ9.6 177
」」, 叫 .卜.,,
賛成 ≡61.5 28.4 i1α 1 109
図2−4 主体的な取り組み
口 … 蓬… 15) 、、 こつ (S自) 3カテコ リー
謙親こ轟到
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wF,…四
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反対 _4α0 3犠5 ■●09●噂 ゜ 層●●
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!39
図2−5 意欲的な取り組み
クロ!く,翠蒔竃 .蓬言 22) レ ニ)配「し、』 つb、 (S自) 3カテコ リー
「難盟轟響
反対 N↓・@ 噸 ・㌦..,
i ・,
本 合 計 1ド 37.0一 42.0 i;i:i:ilil{2rσli 343 反対 30.0一 i:i:i:i:i:i:i;i:ili:i:i:i:i4715:i:i:i3i;i:i;i:i:i;
22.5 40
i 、 榊゜°° 腸騨・…・鴨叫.。.
どちらともいえない 31.7 52.4 i;きi:i1鼠 9 164
鴨・静….岡,, .・巳
貧成 一45.3 35.3 i;i:i:i:if9『ゼ: 139
図2−6 意欲的な取り組み
192 茨城大学教育学部教育研究所紀要第22号(1990)
こ三Σ圃 果鄭丁目 16) 丁しす渦し、 沼 . 馴 )い こつ (S自) 3カテコ リー
躍薯幕る劇騰く 反対 N
評価できる ↓
゜ .、....,_・・……・… .,.…....副・……叩゜°.°
1}合 計 米 ・9.3 37.9 i;ilili;i:i:i:i;i:i:i:i:ili:i;il52.なi;i:i:i:i:i:i;i:ili:i:
343 反対 _25.7 33.3 i;i:i3i言i;i:i;i:i:i:i:i:4i.σ…$…;i;i:i:i:
39
i,・_,.唖■■,.r.,r9唖,,,●..1
どちらともいえない 7. 50.0 i:i:i;i;i;i:i:i:i:i:i;i:42.6i:i:i;i3…;i;i;i:i
ユ76
1 、,._脚.・樋…°」 鱒°
貫成 7. 22.7 i:i二i;i:i:i:i:i:i;i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i70.3:i:i;i:i;きi:i;i;i:i;i:i:i3i;i:i:
128
図2−7 友人関係
.口 、 蒼 .姦言 ・目 21) 一 へ つ ・ , 、(S角) 3カテコ リー
灘鞭急く
対 N↓°° …・……__...., 臨蜘…・一・_川.…,
*合 計 米 157.5 3.8 18.7: 343
反対 一一 61.6 17.9 i:i繍20:旨i3i:i 39
..,・・叩卿@ ・鱒噛闘●9
どちらともいえない 50.0 44.9 5. 176
6 ゜°°・燭 °…,..,,.. ・。°
貧成 需剛 U6.4 23.4
亀 ■ . 凸 昌
F02 128 図2−8 友人関係
つ口べ≡.警 ,.妻干ヱ目 笛) 鳳1・ .. u . , (S自) 3カテコ リ_
鷹蓼犀鋤薦く
反対 N評価できる ↓
鱒叫・…・…一.・.._….,, …… ・…触・…嘱.…
2
ニポ合 計 米
一
60.7 一 26.5 i;;i2; 8i 143
一關 宦@1
臓河 ・ 38.5 3a3 きi;i:i;i;il 28: 2:3i;i:i;il
39
帥 ° 開 ・・鱒け.... °・・齢り..,.
とちらともいえない 一一@ 一58. 33.0 i8:蓉 176
、° …,.… ..・°
貫成 70, 15.6i:14.き 128
図2−9 友人関係
表3.クロス集計のカイ自乗検定結果
学年 性 男 女
クロス項目
全体 1年 2年 男子 女子 1年 2年 1年 2年
運 Q18−Q4 *** *** ** **
動
の Q18−Q23 *** ・ ** ** ** * * *
主 Q8−Q14 *** *** *** *** *** * *** ** **
体
性 Q8−Q26 *** * *** *** * * ** *
意 Q7−Q15 *** *** *** *** *** ** ** ** **
欲 Q7−Q22 *** *** ** *** *** ***
友 Q6−Q16 *** *** ** *** *** * **
人疇
関 Q6−Q21 *** * ** ** * *
係
Q6−Q25 *** * ** * * * **
* 0.5%レベルで有意差
** 0.1%レベルで有意差
*** 0.01%レベルで有意差
ハ 意欲的な取り組み(図2−5,2−6)
体育の授業は,自ら積極的に汗を流し,身体を鍛えようという意欲を起こさせてくれると答えている 生徒は,どんなときにも正々堂々とがんばる習慣を身にっけさせてくれると考えている。また積極的な 活動の意欲がおきないと答えている生徒ほど,能力の高いものがのさばると答えている。つまり,体育 の授業がみんなの活動になっていないので活動の意欲がおきないととらえる傾向が強い。
二 友人関係(図2−7,2−8,2−9)
体育の授業は友人を作る場として高く評価できると答えた生徒は,助け合い協力の習慣が身につき,
194 茨城大学教育学部教育研究所紀要第22号(1990)
チームワークやチームプレーの発展を期待できるとし,そこでの仲間はその場限りの仲間ではないと考 えている。チームプレーの期待にっいて,男子は友達を作る場として高く評価できる,できないにかか わらず,その発展を期待できると考えている生徒が多い。
ま と め
これまでの検討から次のようなことがいえる。
1)小林の診断により,附属中学生の体育の授業に対する態度を診断すると,1年男子,2年女子,2 年男子,1年女子の順に好意的である。また授業を診断すると,1年男子はやや高いレベル,2年女 子はふっうレベル,2年男子はかなり低いレベル,1年女子は低いレベルの授業である。
2)生徒は体育の授業を,1集団活動の楽しみを味わうことのできる場 2体力づくりや身体づくりの できる場 3助け合いや協力の習慣態度を身につけることができる場としてとらえている。
3) 体育の授業に好意的でない1年女子,2年男子では集団活動に関する価値意識が低い。
4)運動のよろこび,主体的な取り組み,意欲的な取り組み,友人関係の4つの視点からみると,
1.体育の授業で,深い感動をおぼえる生徒は,授業でのよろこびが多く,よろこびをみんなで味わ うことができると考えている。
2.体育の授業が,自主的思考と活動の場であると考えている生徒は,そこでたくましい精神力を養 うことができ,主体的な態度を育てることができると考えている。
3,体育の授業で,積極的な活動意欲がおこる生徒は,授業がみんなの活動になっているととらえ,
正々堂々とがんばる習慣を身につけることができると考えている。
4.体育の授業を,友人を作る場として高く評価できると考えている生徒は,協力の習慣やチームワ 一クの発展など集団活動の意義を認めている。また授業での仲間を,その場限りでない永続的な仲 間とみている。
注
1)小林篤:r体育の授業研究』 (大修館書店,1979),170−206 2)高田典衛:r授業としての体育』 (明治図書,1972),26
3)片岡徳雄,荒井貞光,加野芳正:「体育の子ども大衆文化論的研究」r学校体育』第32巻第7号
(1979),142−144
4)西順一:「ちからを育てる楽しい体育の授業」r別冊一学校体育』(1979),31−44 5)岡村豊太郎:「下手な子,嫌いな子はどうしてできる」r学校体育一増刊号』(1981),6