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Ⅳ 3.夏季のイベントにおける保健指導

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Academic year: 2021

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 夏季にイベントを実施する場合、主催者は熱中症の予防について参加者に呼びかけ・啓発を行う必要があり ます。実際に行われている取組を以下に紹介します。

  

●呼びかけ・啓発の手段(例)

① イベント開催のポスター、パンフレット、入場チケット、プログラム等の配布物に熱中症の予防対策

を記 載する。

   

暑さ指数(WBGT)の紹介、帽子、日傘、扇子、タオル等の持参の勧奨、休憩施設・給水所の案内、救護班の連絡先等

② イベント会場で測定したリアルタイムの暑さ指数(WBGT)を放送、掲示板、ホームページ等を通じて広報 し、 28℃以上の時は注意報、31℃以上の時は警報を発信する。 (リスクが低い段階から高頻度に注意喚起 をすると、危機感を持ちにくくなるので注意)。

③ イベント前の待機時間や休憩時間等、参加者がイベントに集中していない時間帯に呼びかけを行う。

④ イベント主催者のホームページ、ブログ、ツイッター等のソーシャルメディアを通じて、イベント会場の気 象条件や熱中症予防に有用なコンテンツを、繰り返し発信する。

⑤ イベント会場に、熱中症の予防、早期発見、初期対応等の情報を記載したポスターや注意書きを掲示する。

  

●呼びかけ・啓発の内容(例)

① 他人に合わせて無理をせず、体調が悪ければ参加を中止する。

② 水分・塩分の補給は、参加前から始め、定期的に繰り返す。

③ 休憩時間を定期的に確保して冷たいものを摂取する。

④ 単独での行動を控え、グループで行動する。

⑤ 緊急連絡先として、家族やかかりつけ医の電話番号を携帯する。

⑥ 深夜からの移動や待機は避け、欠食や睡眠不足のまま参加しない。

⑦ 3 〜 5日前から軽く汗をかく程度の運動をして、暑さに慣れておく。

⑧ 襟元の締め付けが少なく通気性のよい服装にする。

⑨ アスファルト上はなるべく避けて、時々涼しい木陰やテント内に入る。

⑩ 屋外では日よけ帽子や日傘で直射日光を遮る。

⑪ 濡らしたタオルを首に巻く。

⑫ 体調不良時にはすぐにスタッフに声をかける。

なお、車いすで移動する人や高齢者、乳幼児等は、熱中症のリスクが高いことから、決して無理をさせない。

(車いすやベビーカーは座席面は路面に近いので地面からの 輻射が強く、背面も高温になりやすい。)

ふくしゃ

(1)適切な呼びかけ・啓発の実施

70 熱中症に関する保健指導

Ⅳ 3.夏季のイベントにおける保健指導

3.夏季のイベントにおける保健指導

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熱中症に関する保健指導

3.夏季のイベントにおける保健指導

   熱中症は、参加者だけでなくイベントのスタッフも発症する場合があります。仕事に従事していると、参加 者よりも厳しい暑熱環境で、自由に移動できず、休憩も取れず、助けを呼べない場合があり、よりリスクが高ま ります。 参加者向けに行う対策に加えてスタッフ向けに実施すべき取組を以下に示します。

  

●スタッフ向けの対策(例)

① スタッフには事前に健康診断を受診させ、その結果を整理して保存する(個人情報の取り扱いに注意する)。

② 糖尿病や治療中の持病があるスタッフについては、産業医や主治医に就業に関する意見を求める。

③ イベントの1週間くらい前から、スタッフに軽く汗をかく程度の運動をさせて暑さに慣れさせる。

④ 熱中症の増加する梅雨明け前までに、すべてのスタッフに熱中症の予防、熱中症の初期症状、早期発見、初 期対応に関する教育を行う。

⑤ 屋外での仕事はなるべく風通しの良い日陰で行わせる。

⑥ 発電機等発熱体のある場所には、空調やスポットクーラー等で冷風を供給する。

⑦ 屋外で働くスタッフには、空調の効いた休憩場所を設置し、水やスポーツ飲料を無料で提供する。

⑧ 特に暑熱な場所での仕事を行うスタッフはなるべく短時間で交代させて、涼しい場所で休憩させる。

⑨ 特に暑熱な作業を行うスタッフには送風や冷却を行う保護具を使用させる。

⑩ スタッフの制服や帽子等は、通気性、透湿性のよいものを選定する。

⑪ 毎日、仕事の開始前にスタッフの体調を確認し、脱水状態・欠食・睡眠不足・体調不良があれば暑熱環境での 作業から外す。

⑫ 熱中症の発生を想定して、体温計や血圧計を準備し、救急搬送できる医療機関に受け入れを要請しておく。

⑬ 暑さ指数(WBGT)の予報や、気象予報の周知を徹底する。

(2)スタッフへの対応

参照

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