• 検索結果がありません。

瀬戸内における工業都市の形成と変容―臨海部の工場立地に着目して― [ PDF

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "瀬戸内における工業都市の形成と変容―臨海部の工場立地に着目して― [ PDF"

Copied!
4
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

10-1  今では、ゾーニングによる対処が主流となっている 1)が、近代工業が進出した明治期から高度成長期にか けては臨海部の工場立地に伴い、計画住宅地や計画市 街地が新しく形成され、工業都市が形成されている。 このように工場立地が都市形成に与えた影響は大きい と思われるが、形成された都市構造や形成過程につい て、明確な基準はない。  また瀬戸内工業地域に属する都市は、他地域の都市 と異なり、地形により分断されており、その地形的制 約により工業化と都市化の関係性が 1:1 に近い。  そこで、本研究は瀬戸内の工業都市を対象に、臨海 部の工場立地に着目して、工業都市の形成と変容の類 型化を行うものとする。   対 象 期 間 は 臨 海 部 の 工 場 立 地 が 主 流 で あ っ た 1868~1983 年とし、期間内の工場立地と市街地形成に ついて、それぞれ要因別に整理し、類型化を行った。 また代表的な都市の変遷を比較することで、工業都市 の形成過程において臨海部の工場立地が与えた影響や 果たした役割を考察した。また、調査は主に文献調査 とし、各都市の変遷の把握には、地形図をベースとし た模式図を作成し、調査を行った。  工業化と都市化の関係性に着目したものとして、太 田2)や篠部3)、野原4)、中野5)などがある。太田は、 ある特定の時期の工業の発展が直接的に都市化を促し た諸例を分析している。篠部、野原、中野はそれぞれ、 新居浜、水島、倉敷を対象に、その都市形成を調査・ 分析している。また地理学では、村上6)が瀬戸内地域 の一般的な工業化発展を明らかにしている。発展史的 観点から 4 類型に分け、各類型の代表都市の工場立地 を整理し比較している。  太田は複数の都市を調査対象としているが、特定の 1 時期に限った分析である。一方、篠部、野原、中野 は単一の都市を対象にその変遷を丁寧に読み解いてい る。しかし、複数の都市の変遷を並列化したものは、 あまり見られない。したがって本研究は、臨海部の工 場立地を基準として、各都市の変遷を並列してその形 成と変容の一端を分析・考察するところに新規性があ ると言える。  瀬戸内における工場立地は、第一次世界大戦、戦 時体制、終戦を境に、その傾向が変化していること が 分 か っ た ( 表 1)。 そ こ で、1 期 (1868~1914),2 期 (1915~1938),3 期 (1938~1945),4 期 (1945~1985) の 4 つ の時期に分けた。また、各工場立地は地形、原料、鉄 道・港・河川の水質、軍関連要素、戦後の要素のいず れかに影響を受けている ( 図 1)。  第一に、平地部の狭い地形の都市にはその地形的特 性から造船が立地している。初期は波止浜船渠のよう に現地の需要に応じる形で創業し、その後は玉野の三 井造船のように第一次世界大戦の好景気に関連し、創 業している。造船業は同じ地で拡張することが多いが、 地形的制約があった波止浜の今治造船は戦後、丸亀に 新工場を建設している。  第二に、精錬所やセメント系工場が原料産地に近接 して立地した。玉野の日比精錬所や小野田セメントが 代表的である。その後、鉱業の衰退を契機とした工業 への転換が起こっている。小野田の炭抗跡地の企業団 地化や新居浜の化学工業への転換が該当する。  第三に、鉄道や港・河川の水質などが考慮され、紡 績・人絹系の工場が適地に立地した。初期の紡績は、 運搬に川が考慮されたため、内陸かつ川沿いに立地し ていたが徐々に臨海部へ工場を建設する傾向が見られ 始めた。戦後は、三原の帝人や大竹の三菱レイヨンな ど、戦前に立地した企業が、既存工場の近くに関連工 場を建設する傾向がある。  第四の軍関連要素は戦前の立地傾向が 3 段階に分け られる。まず、1900 年頃までに呉や下関に本拠地と なる施設が立地した。1920 年頃には大竹の山陽製鉄 所や玉野の由良染料が軍需工場として立地した。そし て、戦時体制に傾く 1935 年以降、各地に軍関連の施 設や民間工場が立地した。これらの軍用地は戦後、多 くが工場用地として転用された。元々工場だったもの は、転用後も同種の工場が立地する傾向がある。さら に出光のような石油系企業の周辺には石油を原料とす る工場が立地した。  第五に誘致施策と塩田廃止の 2 つがある。誘致施策 には誘致条例と国策の 2 つがあり、どちらも工場誘致  椎原一輝 1. はじめに 2. 工場立地と工場用地の要因の分析

瀬戸内における工業都市の形成と変容

臨海部の工場立地に着目して

(2)

-10-2 への資金面での支援が主である。また戦後の塩田廃止 では、補助金が支給されることとなっており、波止浜 はそれを元手に工業への転換を図っている。  これらの工場は、既存の農地・低未利用地か埋め立 て造成された用地に立地した。既存の農地・低未利用 地は、遡ると近世期に行われた干拓事業によって形成 されている。小野田、岩国や水島が代表的である。明 治期に入ってからも、石炭採掘の目的とした埋め立て や塩田廃止による埋め立て、水島の高梁川廃川などが 行われ、形成が進んだ。このような経緯で形成された 土地の一部が工場の受け地として機能した。  戦前の埋め立ては工場立地に伴い、実施されること が多い。戦後に入ると、坂出の「番の州埋め立て」の ような大規模な埋め立てが行われ、企業誘致が行われ た。  2 章を踏まえ、工場が立地する用地の形成に着目し、 各都市を⑴平地部が狭く近深の海岸を持つもの、⑵塩 田跡地を転用したもの、⑶大きな地形改変がなかった もの、⑷土地造成に分類した ( 図 2)。それぞれ玉野、 防府、光、水島を事例に、都市形成過程を整理し、工 業都市の形成の類型を考察する ( 図 3)。  玉野は 1917 年の三井造船の立地を契機に大きく発 展している。元々、塩田と小規模な集落のみであった 玉には、工場立地後、街路が整備され、市街地が形成 されている。さらに、山間には三井造船の奥玉社宅と 和田社宅が建設された。この戦前に形成された都市基 盤は戦後も継承され、山際に向かって拡大を続けた。 その後、平地部の開発の余地がなくなった、1970 年 頃から山を開発し、住宅団地の建設が行われた。  防府は、多くの広大な塩田を持っていたが、製塩技 術の発展に伴い、広大な塩田が必要なくなったため、 工場用地への転用が図られた7)。当初は難航したが、 1963 年の工業整備特別地域指定を経て、多くの工場 が立地した。市街地の発展は、元々ある程度の規模の 市街地を有しており、工場が立地したのが戦後という こともあって、既存市街地が拡張するに止まっている。  光は、1940 年の光海軍工廠の設置を契機に発展し た8)。戦前の計画では、平地部のほとんどが対象となっ ており、戦後の旧軍関係土地区画整理事業によって、 多くの街路網が整備された8)。そのため、その後の開 発は山を切りひらき住宅団地を建設している。最後に  水島は、三菱飛行機の立地によって大きく発展した 8)。立地に伴い形成された厚生地帯は、戦後も継承さ 第四次塩業整理 第三次塩業整理 第二次塩業整理 第一次塩業整理 第一次世界大戦 第二次世界大戦 塩専売制の実施 日露戦争 日清戦争 福山紡績 / 日本鋼管 倉敷紡績 / 倉敷絹織 / 三菱重工業 / 川崎製鉄 伊予紡績 / 東洋紡績 倉敷レイヨン 小野田セメント / 日本舎密 / 小野田肥料 / 西武肥料 宇部鉄工所 / 宇部曹達工業 / セントラル硝子 住友肥料製造所 / 住友化学工業 福島人絹 / 鐘紡 / 防府飛行場 / ブリヂストン 日立製作所 / 東洋鋼鈑 / 日本石油 昭和鉱業 日本ラミー紡績 / 帝人 / 三菱重工業 / 帝人 松永湾開発 向島船渠 日比精錬所 / 三井造船 / 由良染料 波止浜船渠 / 今治造船 / 波止浜造船 三豊紡績 / 亀陽航空工業 / 今治造船 讃岐紡績 / 四国曹達 / 川崎重工 下関要塞砲兵大隊 / 松浦造船所 日本金属 彦島精錬所 / 林兼造船 ( 株 )/ クロード式窒素工業 徳山練炭製造所 / 日本曹達 / 出光興産 / 日本ゼオン 光海軍工廠 / 武田薬品工業 / 新日鉄 光製鉄所 義済堂 / 帝人 / 東洋紡績 / 海軍航空隊 / ユニオン石油工業 芸防抄紙 / 陸軍燃料廠 / 興亜石油 / 三井石油化学工業 山陽製鉄所 / 新興人絹 / 海兵団 / 大竹紙業 / 日本紙業 呉鎮守府 / 呉海軍工廠 / 尼崎製鉄 呉海軍工廠広支廠 / 川南工業 ( 株 ) 広製作所 中国レーヨン / 立川飛行機 / 同和鉱業 福山 倉敷 今治 西條 小野田 宇部 新居浜 三原 尾道 ┗向島 玉野 丸亀 波止浜 防府 下松 竹原 坂出 下関 ┗彦島 徳山 光 岩国 和木 大竹 呉 広 岡南 繊維業 鉱業 塩業 軍関連の介入 跡地の転用 既存企業の拡張 地形 原料 鉄道・港・水質 軍関連施設 軍用地転用 戦後の要素 工業進出期間 西暦 定義期間1868 1875 18851 期1895 1905 1915 19252 期 19353 期1945 1955 19654 期 1975 1983 各都市の工場立地時の代表的企業名 工場立地のメカニズム 代表都市 / 該当企業名 ・波止浜 / 今治造船 ・丸亀 / 今治造船 ・玉野 / 三井造船 ・尾道 / 向島船渠 ・波止浜 / 波止浜造船 ・玉野 / 日比精錬所 ・新居浜 / 住友肥料製造所 ・小野田 / 小野田セメント ・小野田 / 日本舎密 ・宇部 / 宇部鉄工所 ・三原 / 帝人 ・大竹 / 三菱ケミカル ・防府 / 鐘紡 ・岩国 / 帝人 ・三原 / 日本ラミー紡績 ・徳山 / 海軍練炭製造所 ・徳山 / 出光 ・光 / 武田薬品 , 新日鉄 ・防府 / ブリヂストン ・徳山 / 日本ゼオン ・福山 / 日本鋼管 ・水島 / 川崎製鉄 ・波止浜 / 波止浜造船 ・光 / 光海軍工廠 ・三原 / 三菱重工業 地形 原料 鉄道 ・ 港等 軍関連要素 戦後の要素 (1) 誘致施策 軍関連施設の立地 軍用地の払い下げ転用 臨海部への工場新設 既存企業による工場拡張 原料産地近くに立地 鉱業衰退と工業への転換 造船業の立地 他都市への工場新設 (2) 塩田廃止 国策 / 条例 補助金 交付 賠償金 払い下げ 企業団地化など 他都市へ工場新設 工場新設・拡張 国 鉄道 立地決定 港 水質 A 社 3. 工場立地に対する工業都市の形成の類型化 3-1. 代表事例を通した 4 類型の都市形成過程の検証 表 1 瀬戸内における 25 都市の工場立地 図 1 工場立地のメカニズム

(3)

10-3 るものと工場から離れた位置に立地するものがある。 前者は紡績や人絹系の軽工業の企業に多く、後者は日 立や三菱重工業のような重工業の企業に多い。工場に 近接して住宅地が建設されるのは労働者の多くが女工 であり、労働力の確保を目的としていたためであると 考えられる。また、既存市街地から離れた位置に工場 が立地した場合、工場周辺の市街化進行や既存市街地 と工場を結ぶ街路の整備が発生している。  戦前における発展例には工場付近に新しい市街地が 形成されたものと軍関連要素の介入により、都市計画 的考慮がなされた市街地が形成されたものがある。前 者の代表例である三原の場合、昭和 34 年に立地した 帝人の工場周辺の宅地造成が計画・実施されている。  これに対し、軍関連要素による市街地形成は強制的 な側面を持っている。光、岡南で計画・実施された新 興工業都市計画、水島の三菱飛行機の厚生地帯は工場 立地とともに計画が立案され、短期間で事業を完了し ている。この内、水島の厚生施設の用地は、廃川によっ て形成されたものである。呉は海軍の意向にそって、 明治 20 年以降、計画的に街路が整備された。また軍 関連要素の関連住宅は軍施設から離れた位置に形成さ れる傾向が光や大竹に見られる。戦後、光市内の軍用 地は新日鉄に払い下げられ、社宅用地となった。  戦後は工場から離れた位置に建設される住宅地が大 規模化している。中には徳山の周南団地や福山の伊勢 丘団地のようなニュータウンの建設も見られる。  また、戦災の影響を受け、戦災復興都市計画と旧軍 関係土地区画整理事業が実施された。前者は広幅員街 路などの形成が特徴的であるが、福山では工業の市街 地の端部への地域設定、岩国では旧市街地と工場地帯 の間が計画されるなど、通常と異なる計画がなされた 都市もあった。後者は戦前に実施された新興工業都市 計画の完遂事業であり、光、岡南で計画・実施された9)  各都市の変遷図から、工業都市の形成に関係する市 街地形成が内的要因によるものと工場立地に伴うもの の 2 つに分けられた ( 図 4)。また、工場立地に伴う市 街地形成の基本は、住宅地の建設であり、その他の市 街地形成もこの住宅地建設の規模が拡大したものであ ることが分かった。  まず住宅地建設には、工場に近接した位置に立地す れた。そして臨海部の更なる埋め立てと工場の立地に 伴い、この都市基盤を拡張する形で新しい市街地が形 成されている。  図 2 の⑴のタイプの「造船が立地し、最終的に山側 に団地が建設される」形成は瀬戸内の工業都市の 1 類 型であると言える。一方、⑵タイプは塩業で栄えてい たため、ある程度の都市基盤を有しているが、転用の 時期が戦後であったため、既存市街地の拡張に止まる 傾向がある。⑶タイプは⑴タイプと近いが、広い平地 部を計画的に市街化する影響が必要となっている点が 特徴的である。⑷タイプは、工場立地が積極的に進む ため、市街地も急速な発展に対応する必要があった。 既存市街地 ○凡例 市街化 工場 新規形成 市街地 計画住宅地 都市計画 要素 軍用地 海 塩田 大規模団地 山 ①街路延伸・整備 ②市街化 住宅地建設 ④近接 ⑤遠方 ⑨都市計画 ⑥工場周辺の市街化 ⑩ニュータウン建設 ③塩田跡地市街化 ⑧計画市街地の形成 ⑦工場までの街路整備  大規模団地建設  軍用地社宅用地転用 内的要因 工場立地に伴う 住宅供給 戦前の発展型 戦後の発展型 11 12 平地部 S:1/510000 凡例 海 山 工場 計画住宅地 塩田 高密市街地 低密市街地 ニュータウン 大規模団地 街路 鉄道 1902 1899 1951 1985 1910 1945 1987 1945 1984 1894 1953 1985 玉 宇野 日比 玉 宇野 日比 玉 宇野 日比 ⑶光 ⑷水島 ⑴玉野 ⑵防府 ⑴平地部が狭く、近深の海岸を持つ ⑵塩田跡地を転用 ⑶大きな土地改変なし ⑷土地造成 玉野 ( 該当都市 ) ( 該当都市 ) 下関 尾道 波止浜 防府 ( 該当都市 ) 丸亀 下松 水島 福山 ( 該当都市 ) 宇部 岡南 西條 徳山 新居浜 光 岩国 和木 広 今治 大竹 小野田 既存市街地 拡張の余地 良港 山 工場 大規模団地塩田 海 3-2. 工場立地に伴う市街地形成 図 4 内的要因と工場立地に伴う市街地形成の一覧 ( 筆者作成 ) 図 3 各タイプの代表的都市の変遷模式図 ( 地形図をベースに筆者作成(1)) 図 2 工場用地の創出の 4 タイプ ( 筆者作成 )

(4)

10-4  瀬戸内における工場立地は①地形、②原料、③輸送 網と水質、④軍関連要素、⑤戦後の要素の 5 つの内、 いずれかに影響を受けている。中でも地形と造船業、 戦後の要素と大規模埋め立ての関係性は強く、ともに 市街地の形成への影響も見られる。それぞれ、⑴の都 市形成パターンと⑷の都市形成パターンは複数都市に 共通しており、瀬戸内における工業都市の形成の 1 傾 向であると考えられる。  また、工場立地に伴う市街地形成の中でも、岩国の ように工場に近接して住宅地が建設され、その周辺が 市街化したものや三原、玉野に見られる計画市街地、 光、岡南、水島のように軍関連要素による都市計画は、 単なる住宅地の形成に止まらず、既存の都市構造を変 化させている。これは、瀬戸内における工業都市の形 成において重要な要素であると言える。  一方で、今回は都市ごとに調査・考察するに止まっ ており、瀬戸内工業地域内における複数都市のまとま り、地域性に対する考察ができていない。工場の立地 条件に既存工場との位置関係が挙げられ、立地にも影 響を与えているため、今後、考慮していく必要がある。 また、瀬戸内で多く見られた塩業が農業などとは異な り、跡地や塩という原料などの面で工業との関係を持 つ産業であるため、こちらも含めて明らかにしていき たいと考えている。  各都市の都市形成過程と各市街地形成の関係性を表 2 に示す。3-1 で整理した各類型と工場立地に伴う市 街地形成の関係性を分析し、考察する。  まず、⑴の戦前の形成過程においては、2 通りの傾 向がある。1 つは玉野のように市街地が新しく形成さ れるもの、もう 1 つは、元々の港町が既に山まで迫っ ていたために、開発ではなく、市街化での対応となっ たものである。また、⑴の都市の多くは小さいながら も塩田を有している都市が多く、これらの跡地が市街 化することで市街地を拡張していることも特徴的であ る。  ⑵の都市の形成過程でも住宅地の建設は起こってい る。しかし、先ほどの防府を見ても既存の都市構造を 変えるほどの影響はなかったと思われる。  ⑶は戦後、最終的に大規模団地の建設が行われたも のと行われなかったものがある。大規模団地の建設が 行われた都市の内、光、岩国では、新興工業都市計画 や戦災復興都市計画によって、平地部に計画市街地が 形成されている。このような都市計画が実施されない 都市では、市街化や土地区画整理事業によって平地部 の開発が進行している。  ⑷で他類型に比べ、ニュータウンの建設が多い。こ れは戦後の大規模な工場立地に影響を受けたために起 1期 タイプ 都市名 ⼲拓 塩⽥ 埋⽴ 1-1 2-1 2-2 3-1 3-2 W-1 W-2 4-1 4-2 4-3 4-4 宇野 - - - A - ③ - - -⽟ - ○ - - ⑤ ⑧ - - A - ⑩ - - -⽇⽐ - - - ⑤ ⑤ - - - A - ③ - - -尾道 - ○ - - ② - - - A - ⑩ - - -波⽌浜 - ○ - ② - - ② - A - ③ - - -下関 - - - ④ ⑧ ② ④ - A ◯ ① ⑪ - -下松 - ○ - - ⑤ ⑤ - - B - ① ⑪ - -防府 - ○ - - ④ - ② - B - ② ⑪ - -丸⻲ - ○ ○ - ② - ② - B - ① ③ - -⼩野⽥ ○ - - ⑥ ⑥ - - - B - ① ① ⑪ -光 - - - ⑨ ⑤ A ◎ ⑫ ⑪ - -岩国 ○ - - ② ④ - ⑥ - A ◯ ② ① ⑪ -和⽊ ○ - - - ⑤ - A - ⑤ ② - -⼤⽵ ○ - - - ② ④ ⑤ - A - ④ ① ④ -広 - - - - ⑨ - ⑨ - A ◯ ② ① - -三原 ○ - - - ② ⑧ ⑤ - B - ① - - -今治 - - - ② ④ - - - A ◯ ⑩ - - -宇部 - - ○ ① ① - - - A ◯ ② ⑪ - -徳⼭ - - ○ ⑤ ① - ① - A ◯ ⑤ ⑩ - -福⼭ ○ - ○ ② - - - - A ◯ ⑩ - - -倉敷 ⽔島 ○ - ○ (④) - - ⑨ - A - ⑧ - - -岡南 ○ - ○ - ④ - ⑨ - A ◎ ⑩ - - -⻄條 - - ○ - ① - ④ ⑦ A - - - - -新居浜 - - ○ - ⑤ - - - B - ② - - -⽵原 - ○ - - - - ① - A - ② - - -呉 - - - ① ⑨ - ⑨ - A ◯ ② ⑪ - -坂出 - ○ ○ ② ② - - - B - ③ - - -W1 W2 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑫ 塩⽥跡地市街化 計画市街地の形成 市街化 ⼯場から離れた住宅地建設 ⼯場までの街路整備 ニュータウン建設 軍⽤地社宅⽤地転⽤ 街路延伸・整備 ⼯場に近接した住宅地建設 ⼯場周辺の市街化 都市計画 ⼤規模団地建設 戦災の程度 戦災による市街地形成 A=市街地の8割が焼失 ○=戦災復興都市計画 B=⼯場のみ罹災or⾮戦災 ◎=旧軍関係⼟地区画整理事業 4期 ⽟野 2期 3期 戦災 複合 ⑴ ⑵ ⑶ ⑷ ○参考文献 1) 稲葉美里「地方工業都市における高度経済成長期以降の工業立地と住 宅地形成の関係」, 公益社団法人日本都市計画学会 都市計画論文集 Vol.52. No3,pp588-593,2017.10 2) 太田勇、高橋伸夫、山本茂「日本の工業化段階と工業都市形成 ( 上 )( 下 )」, 経済地理学年報 Vol.16, No1,pp1-29,No2,pp1-23,1970 3) 篠部裕「企業都市における企業の都市施設整備に関する研究 - 新居浜市 を研究対象として -」, 日本建築学会中国支部研究報告書 第 17 巻 ,1992 4) 野原卓「地方臨海工業地帯隣接市街地における都市空間形成とその変 容過程に関する研究 - 倉敷市水島地区における工業地帯隣接市街地を事例 に -」,( 社 ) 日本都市計画学会 都市計画論文集 No.44-3,pp853-858,2009.10 5) 中野茂夫「工業系企業の産業基盤整備が近代地方都市の空間変容に及 ぼした影響 ~ 倉敷紡績と都市・倉敷の関係を事例に ~」, 日本建築学会計 画系論文集 第 544 号 ,pp273-280,2001.6 6) 村上誠「瀬戸内工業地域の発展」, 史学研究三十周年記念論叢 77・78・79 合併増大号 , 広島史学研究会 ,1960,693-713pp 7)2 章の主な参考文献は次の通りである。下関市史 , 小野田市史 , 宇部市史 , 防府市史 , 徳山市史 , 下松市史 , 光市史 , 岩国市史 , 大竹市史 , 呉市史 , 竹 原市史 , 三原市史 , 尾道市史 , 福山市史 , 岡山市史 経済産業編 , 倉敷市史 , 水島のあゆみ , 玉野市史 , 新今治市誌、西條市誌、新居浜市史、丸亀市史 , 香川県史 , 坂出市史など 8)3 章の主な参考文献は参考文献 7) に加え、次の通りである。牛島朗「海 軍工廠設置に起因する人口集積と行政区域再編 山口県光市の都市形成 プロセスに関する研究 その 1」, 日本建築学会中国支部研究報告集 第 41 巻 ,pp749~752,2018.3、椎原一輝「光市の新興工業都市計画の実現状況と その後の影響 山口県光市の都市形成プロセスに関する研究 その 2」, 日本 建築学会中国支部研究報告集 第 41 巻 ,pp753~756,2018.3、岡山県倉敷地 方振興局「水島第二亀島土地区画整理事業誌」,1982.3 9) 越沢明 : 年報・近代日本研究 -9- 戦時経済「戦時期の住宅政策と都市計画」, 年報近代日本研究 9.pp257-288,1987 10) 国土地理院 :1/25000 地形図及び 1/50000 地形図 11) 国土地理院 , 空中写真閲覧サービス □注釈 (1) 適時、空中写真や市史等の文献情報、米軍地図などを用いて、地形図 に欠けていた当時の状況を補完した。 4. まとめ 3-3. 工業都市の形成過程と各市街地形成の関係性 表 2 各都市の都市形成過程と各市街地形成の関係

参照

関連したドキュメント

○○でございます。私どもはもともと工場協会という形で活動していたのですけれども、要

Q7 建設工事の場合は、都内の各工事現場の実績をまとめて 1

3000㎡以上(現に有害物 質特定施設が設置されてい る工場等の敷地にあっては 900㎡以上)の土地の形質 の変更をしようとする時..

遮音壁の色については工夫する余地 があると思うが、一般的な工業製品

このいわゆる浅野埋立は、東京港を整備して横浜港との一体化を推進し、両港の中間に

第76条 地盤沈下の防止の対策が必要な地域として規則で定める地

従って,今後設計する機器等については,JSME 規格に限定するものではなく,日本工業 規格(JIS)等の国内外の民間規格に適合した工業用品の採用,或いは American

条文の規定 第98条