• 検索結果がありません。

雑誌名 福井大学工学部研究報告

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "雑誌名 福井大学工学部研究報告"

Copied!
27
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

高齢者を考慮した交通施設計画のための基礎的考察 (高齢化社会の交通計画に関する研究その2)

著者 本多 義明, 村本 清美

雑誌名 福井大学工学部研究報告

巻 32

号 2

ページ 259‑283

発行年 1984‑09

URL http://hdl.handle.net/10098/4343

(2)

3 2

巻 第

2

号 昭和59年9月

高齢者を考慮した交通施設計画のための基礎的考察

(高齢化社会の交通計画に関する研究 その 2)

本 多 義 明 事 村 本 清 美 村

On

he Fundamen

a1 Consideration for

he Transpor

a

ion Faci1i

y P1anning in

he Aging Socie

七Y

*

Yoshiaki  HONDA  ,  Kiyomi MURAMOTO  (Received MAY 10 , 1984) 

n

his study

, 七

he main a i r n   is

o make inforrnation  for

he traspor

a

ion faci1ity p1anning in the aging  society.  Firs

1y , dai1y behavior of the aged is 

surveyed.  Second1y 

corre1ation. be

ween the residen

ia1 pa

七七

ern of 

he aged and 1and use rate in Fukui  City is  considered.  Last1y ,  dai1y behavior of

he aged ,  concious‑

ness  for

he

ranspor

a

ion envirornent

, 

demand for the  faci1ities ,  dernand  for  the po1icies  are grasped by the  ques

ionaire

n addition

, 七

he rnain  s

udy subjec

s for 

he fu

ure transportation faci1i

y p1anning are  sumrnarized. 

1  は じ め に

近年,学歴,および身体的能力の向上にともない,高齢者の勤労に対する意欲,あるいは余暇活 動に対する積極性は高まりつつあるO そとで,今後はますます高齢者の移動需要は高まり,高齢者 を考慮した交通計画の必要性が増大してくると予想される。本研究では,そのための基礎資料とし て,高齢者の生活行動実態,高齢者の意識について以下の点からみていくO

1

f乙生活時間調査より,高齢者の生活行動特性を概観する。また時間帯別・地域別の特徴を把

建設工学科

R & A総合計画研究所

(3)

握 し , 交 通 計 画 立 案 の た め の 情 報 と す るO つ ぎ に , 交 通 計 画 立 案 の 前 段 階 と し て 必 要 な 高 齢 者 の 居 住 分 布 を 明 確 に す る た め , 福 井 市 の 高 齢 者 居 住 分 布 と 土 地 利 用 の 関 係 に つ い て の 分 析 を 行 うo最 後 に , ア ン ケ ー ト 調 査 に よ り , 高 齢 者 の 行 動 実 態 , 交 通 環 境 に 対 す る 意 識 , 要 望 施 設 ・ 要 望 施 策 等 に つ い て 把 握 す る 。 ま た , こ れ ら を 数 量 化 理 論 を 用 い て 分 析 し , 将 来 の 交 通 施 設 計 画 の た め の 情 報 と するo

本 研 究 は , 福 井 市 に お け る 高 齢 者 を 考 慮 し た 交 通 計 画 手 法 の 確 立 の た め , 高 齢 者 の 行 動 と 意 識 を 把握し,基礎的な考察寄与加えるものである。

高 齢 者 の 行 動 特 性

今 後 , 高 齢 者i乙 関 す る 交 通 問 題 を 検 討 し て い く う え で , 高 齢 者 の 行 動 特 性 を 把 握 す る こ と は , 非 常に重要であるO そ 乙 で , 本 章 で は , 高 齢 者 の 生 活 時 聞 を も と に 高 齢 者 の 行 動 特 性 に つ い て 概 観 す

O

1

f乙,高齢者の日常行動に関するこれまでの研究を

2

3

挙げるO 藤竹1)は余暇を中心

ζ l

高 齢 者 の 一 日 の 行 動 を 検 討 し て い る 。 ま ず , 加 齢 に と も な っ た 睡 眠 時 間 , 起 床 在 宅 時 間 の 増 加 , 移 動 時 間 の 減 少 と い う 行 動 特 性 を 示 し , つ ぎ に 生 活 圏 が 狭 小 化 し た 高 齢 者 に と っ て の マ ス メ デ ィ ア の 必 要 性 に言及しているO 三喜田2)は 高 齢 者 の 余 暇 特 性 に つ い て 調 査 し , 余 暇 時 間 の 分 布 の 差 異 , 経 済 的 条 件 と 余 暇 の 関 係 , 有 職 ・ 無 職 者 別 の 生 活 満 足 度 に つ い て の 分 析 を 行 っ て い るO 石橋3)は,高齢者の 生 活 , 心 身 能 力 と 交 通 に つ い て の 研 究 の 中 で , 一 部 高 齢 者 の 生 活 時 聞 に つ い て の 考 察 を 行 っ て い るO

高 齢 者 で も 比 較 的 仕 事 時 間 は 長 い の で , そ れ に と も な う 交 通 環 境 の 必 要 性 を 述 べ て い るO また,移 動 に つ い て は , 総 移 動 時 間 と と れ よ り 通 勤 ・ 通 学 を 除 い た 移 動 時 間 の 相 違 を 検 討 し て い るo

2

f乙,高齢者の時間毎の行為者率を

NHK

生 活 時 間 調 査4)よりみていく O

(a)‑‑‑‑(f)は,睡 眠 , 余 暇 ( 全 余 暇 , 自 宅 外 余 暇 ), 移 動 ( 全 移 動 , 通 勤 ・ 通 学 外 移 動 ) の 各 行 為 者 率 を グ ラ フ で 表 し た も の で あ る 。 図 ‑

(a)で は , 睡 眠 行 為 者 率 は 加 齢 と と も に 高 く な り , 就 寝 に つ い て も 年 齢 が 高 い ほ ど 早 い 時 間 の 行 為 者 率 が 高 く な る こ と が わ か るO 図 ‑

(ゅの仕事行為者率は当然全国民で高 いが,全国民と

6 0

代のひらきよりも,

6 0

代と

7 0

代のひらきが大きく,

6 0

代 で は ま だ 多 く の 人 が 就 業 していることを表しているO 図 ‑1 (c)の 余 暇 行 為 者 率 に つ い て は , 年 齢 が 高 く な る ほ ど 高 い が , 午 後 9時 以 降 は 逆 転 し て い る 。 ま た , 午 後 8時 が ど の 年 齢 層 も ピ ー ク と な っ て い る が , こ れ は テ レ ビ 視 聴 者 が 多 い こ と に よ るO 乙の時聞には,全国民では

6 0 . 2

% の 余 暇 行 為 者 率 の う ち テ レ ビ 視 聴 者 は

4 7 . 7

弘,

6 0

代では

72.5%

のうち

6 5

悦,

7 0

代 で は

6 8 . 6

特のうち

62.3%

である。図

(1剖 に 示 す 自 宅 外 余 暇 の 行 為 者 率 は , 比 較 的 全 国 民 で 高 い が , 年 代 毎 の 大 き な 差 は み ら れ な い 。 図

(8)の 移 動 行 為 者 率 に つ い て は , 全 国 民 が 通 勤 時 間 の 午 前

8

時 と 午 後

5

時で特に高いと いえるo

6 0

代 も 比 較 的 通 勤 時間で高いが,

7 0

代 に な る と 昼 間 の 移 動 行 為 者 率 は 時 間 別 に ほ と ん ど 変 化 は み ら れ な い 。 と と ろ が ,

乙 れ よ り 通 勤 . 通 学 者 を 除 い た 移 動 行 為 者 率 , 図 1 (f)に つ い て み る と , 午 前 中 は む し ろ 年 齢 が 高 いほど行為者率が高く,

1 2

時 か ら 午 後

4

時 に か け て は

6 0

代 が , 夜 間 は 全 国 民 で 高 く な っ て い る こ と がわかるO な お , 乙 乙 で い う 自 宅 外 余 暇 は , 学 習 活 動 ・ 趣 味 ・ 娯 楽 ・ ス ポ ー ツ ・ 奉 仕 的 活 動 ・ 交 際 で , 自 宅 内 余 暇 は , テ レ ピ ・ ラ ジ オ ・ 新 聞 ・ 雑 誌 で あ り , 全 余 暇 は , 自 宅 内 ・ 自 宅 外 余 暇 を 合 わ せ たものである。

つ ぎ に , 総 理 府 の 資 料5)よ り 次 ・ 2次・ 3次 活 動 の 男 女 別 の 比 率 を 表 す と 図 ‑2 (a)のように

(4)

(a) 睡 眠 (唖)

100  90  80  70  60 

30  20  10 

10  12  14  16  18  20  22  24(1時)

(c) 余 暇

K 3 F n u n u n U u n u n u n u n U

U A U

4 P 0 9 8 7 6 E 4 3 2 1   ( 1  

(8) 移 動

(%)  100  90  80  70  60  40  30  20  10 

nL 

tS Fn H

AHunHVAHunHvnHunuvnHvnuunu

‑ 冊 ︒

9 8 7 6 5 4 3 2 1 ( :  

h l ' n u n υ n u n u n u n U  

4 P 0 9 8 7 6 5   ( l  

n u n u n u n U  

4

q U 9︐ 且

(唖) 10< 

9  8 

( り 仕 事

10  12  14  16  18  20  22  2H時)

(剖 自宅外余暇

げ) 通 勤 ・ 通 学 外 移 動

υ Z   18  20  22  24(1時

7

図 ‑1 高 齢 者 の 行 為 者 率 の 時 刻 変 動 ( 間 和

5 5

年 )

(5)

なるO 男女とも

6 5

歳以上では

l

次・

3

次活動の比率が高く

2

次活動の比率が低くなっている。図

‑ 2 

(司は

1日の睡眠・仕事・自宅外余暇・自宅内余暇・移動各時聞を示したものである

o 全体と比 べて男女とも

6 5

歳以上では,睡眠・自宅内余暇時間は増加し,仕事・移動時間は減少すること,自 宅内余暇時間は大きな変化はないことがわかる。また,図‑3 (a)(引は福井県,図

(a)(国は福井市 について同様の時聞を示したものであるO 図 ‑2 (a)全 国 と 図 ‑3 (a)福井県の行動を比較し,活動構 成 比 別 に み る と 次 活 動 で は ほ と ん ど 差 が み ら れ な い が 2次活動の比率は福井県の高齢者で高 く,特陀男性は全国の値より

4 .6 

~令高い。また,逆 lζ3 次活動の比率は福井県で低くなっている o さ ら に , 図 ‑2 (功,図‑3 (引の仕事時聞を比較すると一層その差は明確になるo 仕事時聞について は,福井県の方が男性で約1.5時間,女性で約

0.8

時間長く,余暇時聞については,男性は約1.5  時間,女性は約O.3時間短い。したがって,福井県の高齢者の行動特性を全体的にみると,仕事時 聞が長く,余暇時間が短いといえる。つぎに,図 3(a)(り福井県と図 4 (a)(り福井市を比較した場 合

2

次活動

l

乙 若 干 の 差 が み ら れ る が , 他 は ほ ぼ 一 致 す る 。 な お 次 活 動 は , 睡 眠 ・ 食 事 ・ 身 の 回りの用事 2次活動は,学業・通勤・通学・家事・育児・買い物 3次活動は,学習活動・趣味

・娯楽・スポーツ・奉仕的活動・交際・移動・テレビ・ラジオ・新聞・雑誌・休養・くつろぎ・受 診・療養・その他であるO

(a)  次元別活動構成比 (a)  次元別活動構成比 (a)  次元別活動構成比

3 3 p δ ち@

全 体 44550 31.4  ~全体全体 44.2  3'' 

2L7 

¥ 

¥  〆〆

50

L~51 I 

34( 51.1 

1&7 

30.2 

同級、 50.8 115.11  :34.0  165‑ 1 1 1<7  165歳、 49.7 

1&5 

31.

45 12.0  45.0  32.5 

明 性 4 5 . 0 3 2 . 1 1 現 性 44.9  :32.

‑ ‑ ‑

‑ ‑

49

~

5 49.9 

~l

30.9 

I

j.i 49.9 1 14.5 1 165̲ 1 1  JQ1  165 49.1 

I~J

35.8 

44.2  .l1~ 44.9  36.4 

k 44.2 .l:l 11.~ / ( 7 1女 性 45.0  3.¥.7 

¥  -~

1I.2

m

50.9  日 歳‑ 1 0 . 9

17 . ¥ .

7 │ 崎

‑ 1

51.

18.7 

30.0  │ 出 歳

次 活 動 2.  1/'J( 3.  .1次活動 次 活 動 2.  217柄 動 A次 活 動 次 活 動 2次 活 動 317活 動

(同行動時間

( b )  

行動時間 (国行動時間

(時間)

全 体 全 体 │ 8.01  .¥.25  113.2110.40  全 体 │ 8.01 

日 緩 9 12 .. ¥411  28 。目17 65議‑ 1 8.57 

胃 件 H.I1 8.1:3   1..5  11 31:9  11052男 性l 8.12 

日緒、 9.05  0.2265歳、 9.14  4.05  11  4.14  110.21  65‑ 1 9.03 

女 性 7.48  立 件l 7..¥1  4.22  11  3.21  110.21  立 件l 7..¥2 

日 歳 8.58  閃歳 00 │叩

u

38 8.53 

~

0.63 

睡 眠 2仕 事 自宅0.45余 暇 0.4

睡 眠 z仕 事 向宅押余暇 1睡 眠 己 仕 事 1自宅再余曜

自宅内余蝦 5移 動 自宅内余暇 5移 動 自宅内余暇 5移 動

‑2

高齢者の生活時間 図 ‑3 高齢者の生活時間 図 ‑

高齢者の生活時間

(全国) (福井県) (福井市)

(6)

第3,乙,移動時聞に直接関係があると思 われる仕事時間と自宅外余暇時聞について

6 5

歳以上男女の地域別の差異をみていく。

図 5は全国平均値を Oとして,プラス,

マイナスの時聞を示したものであるO 全体 的には,中部・北陸・関西・中国で比較的 仕事時聞が長く,北海道・関東・四国・九 州では,比較的自宅外余暇時聞が長い。ま た,都道府県別にみると,仕事時聞が40分 以上長いのは,男性では,秋田・群馬・富 山・石川・福井・山梨・和歌山・島根・岡 山・広島・山口・香川・大分・鹿児島の各 県と東京都,女性では岩手・福井・滋賀・

島根・山口・高知・鹿児島の各県,逆に40 分以上短いのは,男性では,北海道・熊本 県,女性では,北海道・山形県・埼玉県・

千葉県・神奈川県・大阪府・沖縄県であるo

自宅外余暇時聞が40分以上長いのは,男性 で北海道・愛媛県・佐賀県である。以上よ

り,高齢者の外出行動にも地域別,男女別 の差があるといえる。

4I

乙,有職者・無職者別の行動特性に ついてみる ζとにする。図‑6 (a)は福井県,

図 ‑

6  ( b )

は福井市の

6 5

歳以上の有職者・無 職者別の行動時間(睡眠・仕事・余暇・移 動時間)を男女別にグラフに表したもので ある。男女ともに無職者と有職者では,各 行動時聞に大きな差がみられるo 図 ‑

6  ( a )  

についてみると,無職者の方は,睡眠時間 で男女ともに約

0 . 8

時間,余暇時間で男性 約

2 .3

時間,女性は約

3 .3

時間長い。反対 に移動時間は有職者の方が長く,男性では 無職者の約4倍,女性では約3倍である。

また,福井県と福井市を比較すると,睡眠

・移動時間は同様の結果であるが,男性無 職者の余暇に大きな差がみられる。乙れは,

福井市の男性無職者の趣味・娯楽時聞が,

1.

1 6

時間と長い乙とによる。

県 名 北 海 道 青 森 県 岩 手 県 宮 域 県 秋 田 県 山 形 県 福 島 県 茨 木 県 栃 木 県 群 馬 県 埼 玉 県 千 葉 県 東 京 都 神奈川県 新 潟 県 富 山 県 石 川 県 福 井 県 山 梨 県 長 野 県 岐 阜 県 静 岡 県 愛 知 県 三 重 県 滋 賀 県 京 都 府 大 阪 府 兵 庫 県 奈 良 県 和歌山県 鳥 取 県 島 根 県 岡 山 県 広 島 県 山 口 県 徳 島 県 香 川 県 愛 媛 県 高 知 県 福 岡 県 佐 賀 県 長 崎 県 熊 本 県 大 分 県 宮 崎 県 鹿児島県 沖 縄 県

~冨男性

E

二コ女性

都道府県別仕事・自宅外余暇時間の比較 (昭和

5 6

年 )

(7)

福井市 (時間) (b)  福 井 県

(時間) (a) 

(男性) (時間)

10  (時間)

10 

(女性)

(男性) (女性)

余暇

余暇

余暇

余暇

有職者・無職者の生活時間の比較(昭和

5 6

年 ) 図

‑ 6 

以上,乙の章では,高 齢 者 の 行 動 特 性 に つ い て み て き た が , 高 齢 化 す る ほ ど , 睡 眠・余暇時間は 長 く , 仕 事・移 動 時 間 は 短 く な る 乙 と が わ か っ た 。 さ ら に,余暇時聞については,加齢とともに自 宅 内 余 暇 時 聞 が 長 く な る 乙 と , 移 動 時 聞 に つ い て は , 通 勤・通学を除けば,年齢による大きな差は ないことがわかった。また,地域別,男女別,有職・無 職 別 に も 行 動 特 性 に 差 異 が み ら れ , 高 齢 者 と一口に言ってもその行動特性は一様でない乙とが把握された。現在,高齢者が生活圏の狭小化を 自 余 儀 な く さ れ て い る の は , 移 動 制 約 が一因となっていると思われる。そ乙で,今後は就業機会,

宅 外 余 暇 機 会 等 の 増 加 lとともなう移動需要に備えて,高齢者の行動特性,特に移動特性を考慮した

交通計画が望まれる。

福 井 市 に お け る 高 齢 者 の 居 住 分 布 と土地利用の関係

先の研究6)で,高齢者の居住分布は町

丁 毎 に 大 き く 異 な っ て い る 乙 と が 明 ら か 乙乙では福井市の高 になった。そ乙で,

齢 者 の 居 住 分 布 と 土 地 利 用 の 関 係 を 把 握 するため,都市計画基礎調査で用いられ る 土 地 利 用 ゾ ー ン 区 分 図 ( 市 街 化 区 域 )

( ゾ l)

圃盟

11%‑

蕗璽

8‑11%未 満

鐙麹6‑8%未 満

仁 二

J6 %未 満

ゾーン別高齢化率 図

‑ 8 

10  11  12  114

高齢化率別ゾーン分 布 図‑

(8)

により,分析を行う。

第 11乙,福井市の高齢化の状況について概観するO 福井市全体の高齢化率は,昭和

5 8

年に男性

8 . 7

%,女性

10.9%

,全体

9.8%

であった。また,福井市の市街化区域に限ってみると,男性

7.9%

, 女性

9.8%

,全体

8.9%

と福井市全体と比べてやや低い値を示している。と乙ろで,図‑7は市街 化区域の高齢化率区分による土地利用ゾーン数を示したものであるが,高齢化率の高い地区と低い 地区には差がみられるO

ζ l

示されるように高い地区と低い地区は明確に分れ,

%台が

7

のゾー ンで最も多い。町丁別の集計に比べ,土地利用ゾーン別では,集計範囲が広いため,高齢化率の差 は多少緩和されるが,

~合台から 14% 台まで幅広く分布している。

図 ‑8は土地利用ゾーン別の高齢 化率をゾーン区分図に表わしたもの であるが,市中心部の

6

のゾーンで 高齢化率が高く,市西部でも比較高 い 乙 と が わ か る 。 乙 れ は 図 ‑9 (a)市 街 化 区 域 全 体 と 図 ‑9 (b)市中心部

(上記の6のゾーン)を比較するζ 9.1 

とにより,一層明確になるO この比 較 で は , 人 口 構 成 が 全 く 異 な り 9.5

6 5

歳 以 上 の 人 口 は も ち ろ ん , 中 高 年 層 の 構 成 比 も 市 中 心 部 で 高 いO

福井市の場合,定着率が高いので,

近い将来,市中心部は超高齢化地区 になるものと予想される。なお,市 街化区域全体の高齢化率

8 .9 

%に対 し て , 市 中 心 部 の 高 齢 化 率 は

1 2 . 5

% で あ る 。 つ ぎ に , 図 ‑9 (a)市街化 区域と図

(c)市 街 化 調 整 区 域 壱 比 較 す る と , 後 者 が 一 段 と 高 齢 化 は 進 展 し て い て , 高 齢 化 率

1 3 . 8 % 

と 市 街 化 区 域 よ り 約

5 %も高い。

ま た , 市 街 化 調 整 区 域 と 市 中 心 部 の 人 口 ピ ラ ミ ッ ド の 形 状 は 類 似 し て い る の で , 福 井 市 の 高 齢 者 の 居 住 分 布 は , 市 中 心 部 と 市 街 化 調 整 区 域 に お い て 特 に 集 中 し て い る と いえる。

第2fr.,福井市の高齢者の分布状 況と土地利用の関係についてみてい くo まず,土地利用の実態を把握す

(a)  福井市市街化区域

7  6  5  4  3  2  1  O(剣 2 3  4  5 

(同福井市中心部

.5 

8.3 

5 4 3 2  O(~)O 2 3 4 

(c)  福井市市街化調整区域

8  7  6  5  4  3  2  1  O(矧0 1 2 3 4 5 6

図 ‑9 福井市の地域別人口ピラミッド(昭和

5 5

年 )

(9)

( a )  

住宅地利用率

n μ υ υ  

臨調

園圃 E h l i

7680%00''"'"'7'80%"'0%未満未満

仁 ゴ

60%未満

(c工業地利用率

(

り 商業地利用率

υ h μ υ  

11' 

i T  

...Eぢ~ëJ 6~í~!i:叶

訟5f;'~Ü坦

覇翻15%'"'‑ 路習10'"'‑15%未満

m : ' Q ' j   j j

5 '"'‑10%未満

ご コ

5%未満

(剖 土地利用率

4

ft

ρ N

'~;~ ~fý' f 響 < ?  

A  臨 盛習

瞳圏2230%220 25%5'"''30%"'未満未満

医翻

圃圃

盤調7690%00''""''‑7卯%未満'"'0%未満

仁 コ

20%未満

仁 コ

460%未満

与はl∞%工業地

1 0 福井市の土

地利用の現況(昭和5

6

年 )

(10)

るため,用途別の土地利用率を示す図

1 0 ( a )  

‑‑‑(c)について検討する。住宅地としての利用 は比較的,市西部で高く,商業地としての利 用はほぼ市全域に分散し,工業地としての利 用は市東部で高いo また,図

1 0 ( ω

に示す全 体の土地利用率は,中心部で高いO 前掲の図

‑ 8

と図

1 0 ( a ) ‑ ‑ ‑ (

d)を比較すると,用途別の 土地利用と高齢者の居住分布の聞には,ほと んど関連がみられないが,土地利用とは比較 的 強 い 関 連 が あ る こ と が わ か る 。 さ ら に , 表 ‑1は 高 齢 化 率 と 各 土 地 利 用 率 と の 相 関 係 数 を 示 し た も の で あ る 。 相 関 係 数 は , 土 地 利 用 率 と で 圧 倒 的 に 高 い 。 そ 乙 で , 乙 の 相 関 分 析 の 結 果 に つ い て 土 地 利 用 率 を お , 高 齢 化 率 を yと し て 回 帰 直 線 で 表 す と 次 式 になる。

有働

(率口冊) 15 

10 

‑6

5

.  .  .  .  . 

2.433 

0.0765  (r= 0.453) 

3

‑2 

‑8  09 

10

7

10  20  30  40  50  60  70  80  90  1

∞ 

土地利用率(冊)

y

2 . 4 3 3 +  0.0765  x 

1 1  

高齢化率と土地利用率の相関分一析 (アニ

0 . 4 5 3) 

‑11

はこの回帰直線に実績値を加え,表した 表一 l 高齢化率と土地利用率との相関係数 ものである。特に,理論値と差があるものに

ついて,それらの地区の特徴をみていく。番 号

1‑ ‑ ‑6

は実績値の方が

3 %

以上高い地区で あるが

1

2

, 

3

の地区は早い時期(明治

2 7

年 昭和

1 7

年)に市街化し,定着率が高い

全 体 男 女

住 宅 地

O .   141  O .   157  O .   117 

商業地 工業地 土地利用率

O .   189  0.060  0.453  O .   219  0.062  0.463  O .   165  0.043  0.442 

ため

4

6

は旧村落で,若年人口の流出等のため,高齢化が比較的進展していると思われる。な お

5

100

%工業地であるO 逆 l乙,

%以上実績値が低い地区は

7‑ ‑ ‑1 0

であるが

7

9

は公園 としての利用

8

は工場,学校としての利用,

1 0

は団地としての利用が多くされていて,とれらは 新興住宅地区であるため,若年層が多く,高齢化の進展は比較的遅いと思われる。

以上より,福井市では市中心部と市街化調整区域に高齢者の居住分布が集中している乙と,土地 利用率と高齢化率に関連がみられることが明らかになった。

福井市における高齢者の行動・意識調査 (1)  調査の概要と単純集計の結果

①  調査の概要

高齢者の行動・意識を把握し,今後の交通施設計画の基礎的情報とするため,アンケート調査を 実施したO アンケートの質問事項は,基本属性,日常行動,身体的能力,交通施設に対する意識,

要望施設,要望施策である。調査対象は,福井市在住の

6 0

歳以上の男女とし,調査票の配布・回収 は高志高校の生徒を通して行い,生徒の祖父母に回答を依頼した。

(11)

性 性

( 2 1

年 令

(217)

0  1.6064歳 2.  65‑69歳 3.  70‑74歳 4.  7579歳 5.80歳

50 

35.9 

( 3 )  

居住地

(217)

0 5 0  

1.市中心部l I 36.9  2.市 街 地1 I 37.2  3.郊 外1 I 25.8 

(4)  居 住 歴

(214)

1.5年以内 2.10

50 

3.15

3.7 

2.8

3.3

5.1

ニ コ

10.3

にコ

15.0

1 57.5  4.20

5.30 6.40 7.50 8.51年以上

( 5 )

家 族

(216)

4w

n u  

aSEEEEEEEEES''U 

50  100~

1.1人

n

1.

100 5.5人 6.6人 7.7人

39.4 

( 6 )

職 業

(216)

Lなしl

Z

り あ

l l  50 

I∞# 

(7)  自動車免許

(204)

1.なしl 2

あ り 仁 コ

9.8

50 

叫 寸

‑12

基 本 属 性

調査は,昭和

5 9

1

月に行い,総配布数は

240

票,有効回収数は

217

票,有効回収率は

90

.4悦で あった。なお,回答者の

217

人は,福井市の

6 0

才以上人口の

0 . 6 5

%に相当する。

②  基本属性

‑12

に示すように,性別では女性が

6 5

%と高い。なお,福井市の

6 0

歳以上の男女の比率は男性

4 3  % 

,女性

5 7

弘であるo年代別には,

7 0 " " ' ‑ ' 7 4

歳が

35.9%

で最も高いが,乙れは高校生の祖父母を対 象にした関係によると思われる。居住地別では,市中心部と市街化区域(市中心部は除く)は,

36.9%

3 7 . 2

拍とほぼ同率であり,市街化調整区域では,

25.8%

と少し低い。なお,福井市の

6 0

歳 以上の人口を同様の区分でみると,市中心部

35.0%

,市街化区域

36.9%

,市街化調整区域

25.3%

で この調査とほぼ相対している。居住歴は,

5 1

年以上,家族は

6

人という回答率が最も高く,職業は ありと回答した人が

7

1.

8 %

,自動車免許は圧倒的になしという回答が多く,

90.2%

である。

(12)

③  外 出 状 況

1

le,高齢者の一日の外出状況についてみていく。

図← 13(a)は,外出の有無を属性別に示したものであるO

「あり

J

という回答は,性別では男性,年代別では

7 0 . . . . . . . . 7 4

歳 が 高 い 。 居 住 地 別 で は , 市 街 化 調 整 区 域 の 居 住 者が「なし」の方に多く回答している。全体では,

6 2 . 6  

%の人が「あり

J

と回答している。

図 ‑13(b)...(

ω

は 日 の 外 出 行 動 に つ い て , 場 所 別 .目的別・手段別の構成比・回答率を表したものであ るO 構 成 比 は 項 目 別 の 比 率 , 回 答 率 は 全 回 答 者 に 対 す る比率であるO また

2

回以上回答した人がいるため,

回答率が

1 0 0

%を超えたものがある。場所別では,ス ーパー,食料品・日用品の庖,診療所・医院,職場が 比 較 的 高 く , 目 的 別 で は 買 物 , 業 務 が 高 い 。 ま た , 手 段別では,圧倒的に徒歩が多く,続いて自家用車,自 転 車 と な っ て い る 。 図 ‑13(8)(白は上記の目的別・手段 別の構成比を属性別に表したものであるO まず,目的 についてみると,男性では業務,女性では買物が圧倒

%60  50  40  30  20  10 

回 答 率 舛出場所 1 20 30  4u  50  60

9.5  19.4  13.9  28.

19.4 

50  100 1.あり 2.なし 男 性

女 性

19  50  重量墨書量量董童書重量重

M

歳 │ I 

74 

75‑79歳 40 

80歳N 20 

中 心 部 75 

市 街 地 78 

全 体

図 ‑13(a) 外 出 の 有 無

構 成 比

外出目的 回 答

40  30  20  10  20  30  40  50  60% 

26.2  53.2 

16.3  33.1 

10. 21. 12.3  25.0  13.5  27.4  18. そ の 他 137.1 

回答数(252) 回答者数(124人)

図 ‑13(c) 外 出 目 的 別 構 成 比 ・ 回 答 率

構 成 比

%60  50  40  30  20  10  舛出手段 10  20  30  40  50  60% 

18.

53.6 

E J J  

12.3  自 転 車

。 オ ー ト パ イ

19.oL  自 家 用 車

1 3. 5~ 自宅 27.4  12.31 そ の 他 25.0 

回答数(252) 回答者数(124人)回答敷(252) 回答者数024人)

図 ‑13(司 外 出 場 所 別 構 成 比 ・ 回 答 率 図 ‑13(1ω 外 出 手 段 別 構 成 比 ・ 回 答 率

(13)

女 性

60...

吋 揚 揚 物

1 1

関 間 関

65...

的歳傷物) ¥L

j

70...  74 75...  79歳 80歳

中 心 部 市 街 地 郊

1.買物 5.通院

2.通勤 6.帰宅

‑13(8)

3.業務(仕事) 7.その他

4社交・娯楽

属 性 別 外 出 目 的

女 性

60...  64歳 65...  69歳 70...  74歳 75...  79歳 80歳

中 心 部 市 街 地

郊 外

1.徒歩 5 .国鉄

図‑13(f)

2.自転車 3.自家用車 4パ ス

6.私 鉄 7.タ ク シ ー 8.その他

属 性 別 外 出 手 段

的に高く,通院も女性の万が高い。年代別の特徴は,

6 5 " " ' 6 9

歳で業務が高く,

7 0

歳 を 過 ぎ る と 急 に 通 院 の 比 率 が 高 く な る こ と で あ る 。 居 住 地 別 に は , 市 中 心 部 で 業 務 , 市 街 化 調 整 区 域 で 社 交 ・ 娯 楽 , 通 院 の 比 率 が 高 い 。 手 段 別 に つ い て は , 女 性 で 徒 歩 が 断 然 高 <, 男 性 は , 自 動 車 , 徒 歩 , 自 転 車 の J

I買 で あ る 。 年 代 別 の 差 は ほ と ん ど み ら れ な い 。 居 住 地 別 で は , 市 街 化 調 整 区 域 で の 自 家 用 車 ・ パ ス への依存の高さが示されていて,中心部へ向かうほどノてス・鉄道の利用は減少しているO

2

f乙 , 外 出 行 動 の 決 定 要 因 で あ る 身 体 能 力 に つ い て み る 。 乙 こ で は , 平 地 歩 行 能 力 , 坂 ・ 階 段 昇 降 能 力 に つ い て 属 性 別 に み て い く 。 図

‑14(a)

は 平 地 歩 行 時 , 図

1 4 (

功 は 坂 ・ 階 段 昇 降 時 の 能 力 を 示している。平地歩行時について, 「ふつうに歩ける

J

という回答の男女聞の差はほとんどないが,

年 齢 が 高 く な る の に と も な っ て こ の 回 答 は 減 少 し , 反 対 に 「 歩 き づ ら い 」 と い う 回 答 が 増 え て く る 。 坂 ・ 階 段 昇 降 時 も ほ ぼ 平 地 歩 行 時 と 同 様 な 回 答 状 況 で あ る が , 平 地 歩 行 時 の 「 歩 き づ ら い 」 よ り も

「昇り降りしづらい

J

が 若 い 年 代 で 現 わ れ る 。 全 体 で は , 平 地 歩 行 時 で は 「 ふ つ う に 歩 け る

J 6 4 . 0  

%,  「少し歩きづらい

J 2 4 . 2  

%,  「歩きづらい

J 1

1.

5 %

, 階 段 昇 降 時 で は 「 ふ つ う に 昇 り 降 り で き る

J 5 6 . 9  

%,  「少し昇り降りしづらい

J 2 7 . 3  

%,  「昇り降りしづらい

J 1 5 . 2  

%であるO

3

f乙,アンケー卜以前

1

年 間 の 外 出 状 況 に つ い て み て い く 。 図

‑15(a)

,,",

( c )

は,外出場所別に,

交 通 手 段 ・ 所 要 時 間 ・ 行 動 範 囲 の 各 構 成 比 を 示 す も の で あ る 。 交 通 手 段 別 に は , 徒 歩 が 全 体 に 高 く , 特 に 散 歩 , 老 人 ク ラ ブ , 銀 行 , 郵 便 局 , 友 人 訪 問 で 高 い 。 自 転 車 は 仕 事 , 自 家 用 車 は 高 級 品 の 買 物 , 通 院 , 路 線 パ ス は 高 級 品 の 買 物 , 役 所 で 高 い 。 全 体 で は 徒 歩

40.9%

,自転車・オートパイ

19%

路線パス

1 6 . 7

% , 自 家 用 車

1 5 . 1

弘,タクシー

4.4%

,鉄道

3.7%

で あ る 。 所 要 時 間 は 全 体 的 に

3 0

(14)

I∞%  50  100

男 性置重量璽重重量畳屋璽重量

仁 コ コ 日

8 男 性 73 

女 性雇量重量重量重量重重量 女 性 136 

ω . . . . .  

64歳

量璽璽璽璽璽璽璽量璽聾 i

22  60 ‑ 64歳

圏彊雷橿麗霊童量重量 E 三 三

22 

65... 69歳薗. .  量富里

1 1 1

圃盟国国富瞳冨~"~-1 53 

三三コ

77

65 ‑ 69歳軍 曹 覇 語 圏 置 覇 軍 量

E 三 三 ヨ i 

53  70...  74歳量豊富置彊瞳盟量聾 70..... 74 74  75...  79 41  75 ‑ 79歳 41 

80歳 18  80歳 19 

中 心 部 78  中 心 部 78 

市 街 地 78  市 街 地 76 

郊 外

軍軍豊富量瞳童三言三重

J︐ 

55 郊 外 53 

体瞳重量墨書墨書I[~ヨ

1217  全 体 217 

図‑14(a) 平地歩行能力 図

‑14{

功 坂・階段昇降能力

未 満 が 高 く , 役 所 , 高 級 品 の 買 物 に つ い て は

50%

を超えている。行動範囲は市内が最も高く,特に 役 所 , 高 級 品 の 買 物 , 通 院 , 銀 行 , 郵 便 局 で 高 い 。 ま た , 買 物 ( 食 料 品 ・ 日 用 品 ),友人訪問,老 人クラブ,散歩の行動範囲は町内での比率が比較的高い。

(2)  交 通 環 境 に 対 す る 意 識

前 節 で , 高 齢 者 の 身 体 能 力 ・ 外 出 行 動 状 況 等 を 把 握 す る と と が で き た が , 高 齢 者 が 実 際 に 外 出 す る 場 合 , 交 通 環 境 に 対 し て ど の よ う に 感 じ て い る の で あ ろ う か 。 こ こ で は , 歩 行 時 , パ ス ・ 鉄 道 利 用時それぞれに対する意識について検討する。

表 ‑

グラマーの

V

係 数 ( 歩 行 時 )

質 間 性』 J.l jl年 齢 居 住 地 平雄渉行時 坂 ・ 階 段 昇 降 時 1.歩道橋の昇り降りが危険

O .   107  0.220  0.079  0.279  0.304  2 .

歩道がないので危険

O .   032  0.096  O .   123  O .   105  O .   156  3 .

信号機の青時聞が短

υ

ので危険

0.076  O .   103  0.097  O .   126  O .   103  4 .

歩道上に占有物があるので危険

0.025  O .   178  O .   135  0.070  O .   0 6 1   5 .

歩道と車道の聞に段差があるので危険

O .   114  O .   168  0.080  O .   219  O .   2 3 1   6 .

信号機のない交差点を渡るとき危険

O .   1 6 0   O .   147  0.060  O .   126  O .   133  7 .

横断歩道のないとζろでの横断が危険

0.130  O .   1 2 1   0.061  O .   177  0.178  8 .

停車中の自動車の前後を横切るとき危険

0.055  O .   118  0.067  O .   1 0 1   O .   114  9 .

雪が降ると滑りやすく危険

O .   116  。 ρ184 0.084  O .   1 3 1   O .   1 4 1  

1 0 .

総合的にみて福井市の歩行時の交通は危険

0 . 0 7 1   0.093  O .   100  O .   1 1 1   O .   127 

(15)

50  100 1.買物(/食料品1日用品

.買物(/高級品1贈答品

3.通 院

4.仕 事

5.友 人 訪 問

6老 人 ク ラ ブ

7.散 歩

8.

a

銀行・郵便局

一 一一一一一L一一一一一一一一一一一一一一一」

218 

136 

204 

78 

149 

94 

82 

94 

163 

10.総 合

: i

ご : 三 ー ベ 霊 園 置 醸 関 璽1218 1.徒歩 Z自転車・オートパイ 3.自家用車 4路線パス 5.鉄道 &タクシー

図‑15(a) 外出場所別交通手段

①  歩行時の危険性

まず,属性別.身体的能力別には,どのよう な危険性が大きく影響しているのか,表‑2 

I

乙 示すクラマーの

V

係数より検討するO 性別では

「信号機のない交差点を渡る時危険

J

,年齢別 では「雪が降ると滑りやすく危険

J

, 「歩道の 上に荷物や自転車が置いであるので危険

J

, 

「歩道と車道の聞に段差があるので危険

J

,居 住地別では「歩道の上に荷物や自転車が置いて あるので危険」に対してγ係数が高い。歩行能 力別・昇降能力別ではともに「歩道橋の昇り降 りが危険

J

, 「歩道と車道の聞に段差があるの で危険」に対して

V

係数が特に高く, 乙れらは 身体的能力の低下と強く関連しているのがわか

る。

つぎに示す図‑16(a)は歩行時の総合的な危険 性に対する意識を属性別に表したものである。

女性の方が男性 l乙比べ, 「わからない」という 回答率が高いが, 乙れは女性の方が外出回数が

1.買物(/食料品1日用品

2買 物 ( 麟 詰

3.通 院

4.仕 事

5友 人 訪 問

7.散

8.

9.銀行・郵便局

10.総

図‑15(b) 外出場所別所要時間

1買 物 ( 舘 前 ヨ 圃 圃 圃 /高級品目E

.買物{ 嘩

1贈答品目量 3.通

4.

50 

95 

51 

95 

73 

110 

120 

43 

¥ ¥ ¥ ¥ l  

a

友 人 訪 問

: i

圏 置 園 盟

関 ω

& 老 人 ク ラ ブ 置 圏 直

E ¥ 臨 調

61 7.散

歩 L~' •. '  . ̲ ー ー ー

8.

j i 1

65 

a

銀 行 ・ 郵 便 局 麗 富 ̲ 99 

10.総

合重量冨

1.向

3

軒両隣り 2.町内 3.市内

図‑15(C) 外出場所別行動範囲

菌 加

4市外

(16)

少ないことによると思われる。また, 80歳 以 上 で 「 思 わ な い 」 と い う 回 答 率 が 高 い こ と も 同 様 の 原 因 に よ る と 思 わ れ る 。 歩 行 時 の 危 険 性 に 対 する全体の総合評価は,

I

そう思う

J 4 2 . 2  % 

, 

「思わない

J 4 2 . 9  % .  I

わからない

J 14.6%

で あるO

‑ 1 6 ( b )

( c )

はそれぞれ平地歩行能力,坂・

階 段 昇 降 能 力 と 歩 行 時 の 危 険 性 に 対 す る 意 識 の クロス集計結果である。身体的能力の低下と危 険性に対する意識の強さは,ほぼ比例しているこ

とがわかる。歩行能力別とのクロス集計では,

「歩道橋の昇り降りが危険

J

I

信 号 機 の 青 時 間が短いので危険

J

I

歩 道 と 車 道 の 間 に 段 差 が あ る の で 危 険

J

I

総 合 的 に み て 福 井 市 の 歩 行 時 の 交 通 は 危 険

J

Ir.対する意識は,身体的能 力による段階的な差がみられる。また,

I

横 断 歩 道 の な い と こ ろ で 道 路 を 渡 る 時 危 険

J

I

50  100 心ぃ 3.わからない

E ヨ

71

女 性 匡三三ヨ134

60"'" 64歳 E三ヨ22 65"'" 69歳 E重三三~52  70"'" 74歳 E三三ヨ73 74...  79歳 E三ヨ 41

80歳 匡三ヨ 17

市中心部圏園盟国圃圃

77

市 街 地 ・ ・ ・ ・ ・ ・ E

78

外 圃 圃 圃 圃

匡量

50

全 体 圃 圃 圃 圃

217

‑ 1 6 ( a )

総 合 的 な 徒 歩 交 通 の 危 険 性

50  100 50  1∞% 

(平地) 1.ふつうに歩ける 2.少し歩きづらい 3.歩 き づ ら い

1.ふつうに歩ける 2.少し歩きづらい 3.歩 き づ ら い

1.ふつうに歩ける

1.ふつうに歩ける 2.少し歩きづらい

l.ふつうに歩ける 2.少し歩きづらい 3.歩 き づ ら い

6.信号機のない交去る点を渡るとき危険 129  1.ふつうに歩ける

46 少し歩きづらい1

総総選総感総.総~I

22  3.歩 き づ ら い

127  1.ふつうに歩ける 45  2.少し歩きづらい 3.歩 き づ ら い

、、

感蕊感蕊~機感悶|

7.横断歩道のないところでの横断が危険

感~蕊~ ~蕊感議題

132  51  25 

133  50  24  8.停車中の自動車の前後を横切るとき危険

1.ふつうに歩ける 133 

2.少し歩きづらい 51 

3

.歩 き づ ら い

蕊蕊蕊.総~J蕊~I

25 

9

.雪が降ると滑りやすく危険

131  l.ふつうに歩ける 133 

50  2.少し歩きづらい 50 

s~蕊蕊感~蕊蕊~25 

128  1.ふつうに歩ける 49  2.少し歩きづらい 22  3.歩 き づ ら い

1.そう思う Z思わない 3.わからない

‑ 1 6 ( b )

歩行能力別の徒歩交通tr.対する意識

(17)

50  100'"  50  100'" 

L一一一一一一一一一一一一一一一一一L ̲一一一一一一一一一一一一一一一」 ( 階 段 ・ 坂 . 歩 道 橋 の 昇 り 降 り が 危 険

1.ふつうに昇降できる 2.少し昇降しづらい 3.昇 降 し づ ら い

1.ふつうに昇降できる 2.少し昇降しづらい 3.昇 降 し づ ら い

1.ふつうに昇降できる 2.少し昇降しづらい 3.昇 降 し づ ら い

1.ふつうに昇降できる 2.少し昇降しづらい 3.昇 降 し づ ら い

1.ふつうに昇降できる 2.少し昇降しづらい

& 昇 降 し づ ら い

1.ふつうに昇降できる 116 

50  2.少 し 昇 降 し づ ら い 翠 器 量 器 孟 一 一 ー ム 一 一 一 一 一 57 

遍鞠甥抽出輯輔輯輔醐園

30  3.昇 降 し づ ら い 四 盟 理 盟 一 一 一 一 一 一 一 一 一 関33

113  1.ふつうに昇降できる画面画面画面画面醐醐臨圃園田臨時 国117

瞳騨躍輯麗醸輔騨盤輯暗闇 i

47  2.少し昇降しづらい雌由服醐盟醐踊幽盟国園幽白轟這蓋諸国55 30  3.昇 降 し づ ら い 開 磁 極 醐 踊 嗣 醐 醐 甑 醐 醐 醐 額 四33

a

停車中の自動車の前後を横切るとき危険 14  1 . ふ つ う に 昇 降 で き る 臨 時 叩 押 帯 平 苧 帯 輔

117

瞳輯輯輔輯醐輯輯醒 I I 

51  2.少し昇降しづらい 桝』←目付吋時一世咽甑遍面目57 31  3.昇降しづらい圃磁調覇輔麗磁濁臨綜両長雨函 133 

弘雪が降ると滑りやすく危険

116  1.ふつうに昇降できる 贋理型開験開閉臨圃雌喧勝国輔睡醐醐珊醐園瞳 醐

i

周117 2.少し昇降しづらい

33  3.昇 降 し づ ら い

14  1.ふつうに昇降できる 52  2.少し昇降しづらい 31  3.昇 降 し づ ら い

1.そう思う 2.思わない 3.わからない

図‑16(C) 昇 降 能 力 別 の 徒 歩 交 通 に 対 す る 意 識

が 降 る と 滑 り や す く 危 険

J I

l:.対し 表 ‑3 徒 歩 交 通 危 険 性 の 要 因 分 析 ( 数 量 化

E

類 ) ては,

r

少し歩きづらい

J

r

きづらい」と答えた人の全てが,

危 険 を 感 じ て い る こ と が 示 さ れ て いる。坂・階段昇降能力別とのク ロス集計もほぼ同様の結果が得ら れたO

表 ‑3は数量化理論

E

類 を 用 い て,総合評価の要因分析を行った ものであるo

9

個 の 状 況 別 の 危 険 性 が 総 合 的 な 危 険 性 に 及 ぼ す 影 響 を示していて,相関比は

0 . 4 9

であ るO レンジが高い順に「信号機の 青 時 聞 が 短 い の で 危 険

J

(1. 

5 3   ) 

, 

「 横 断 歩 道 の な い と こ ろ で の 横 断 が 危 険

J ( 

1.

02)

, 

r

歩 道 と 車道の聞に段差があるので危険」

要 困

歩道橋の昇り降りが危険

歩道がないので危険

信号機の育時聞が短い ので危険

歩道上に占有物がある ので危険

歩道と車道の間p::.段差 があるので危険 信号機のない交差点を 渡る時危険 横断歩道のないと乙ろ での横断が危険 停車中の自動危車の前後 を横切るとき 険 雪が降ると滑りやすく 危険

カ テ ゴ リ ー 1.そう恩う 2思わない 3.わからない 1.そう思う 2.恩わない 3.わからない 1そう思う 2思わない 3.わからない 1.そう思う 2.思わない 3わからない 1そう思う 2.思わない 3.わからない 1.そう思う 2.思わない わからない 1.そう思う 2.思わない わからない 1.そう思う 2.思わない わからない 1.そう思う 2.恩わない わからない

サシ数ゲ ル値 レ ン ジ )位順 偏係相数関 !位l質 76  0.2367 

106  0.1854  0.4221  0.1016  5  35  ‑0.0474 

138  0.0383 

43  0.4960  0.5343  4  0.1367  2  36  0.4457 

79  0.0469 

112  0.3156  1.5326  1 I 0.2157  l  26  1.2170 

152  ‑0.0677 

46  0.2916  0.4564  6 I 0.0697  6  19  0.1648 

97  0.0039 

97  0.1866  0.9573  3 10.1304  4  23  ‑0.7709 

181  0.0804 

36  0.4040  0.4844  5 I 0.0682  7  187  0.1407 

30  ‑0.8773  1.0180  2 I 0.1350  3  185  0.0248 

32  ‑0.1433  0.1681  9 I 0.0250  9  198  0.0188 

19  0.1961  0.2149  8 I 0.0262  8 

(18)

(  0 . 9 6  

)となっているO レ ン ジ と 偏 相 関 係 数 の 順 位 に は 若 干 の 相 違 が み ら れ る が , 両 者 の 相 関 は 比 較的高い。 し た が っ て , 歩 行 時 の 総 合 的 な 評 価 の 要 因 と な る も の は , 偏 相 関 係 数 が 高 い 順 位 に あ る

「歩道がないので危険」壱加えた

4

つで,横断に対する危険性が強く影響していることがわかる。

4

クラマーのV係 数 ( パ ス ・ 鉄 道 利 用 等 )

質 問 '性

l W  

年 齢 居 住 地 平地樹

7

時 坂 ・ 階 段

昇 降 時 1.パスの停留所にベンチがないので不便

  . o 1 0 0   0.198  0.164    . o 173  O .   190  2 .

パスのステップが高く乗り降りが不便

  . o 2 4 1   0.264    . o 114  0.299  O .   317 

3 .

パスに乗車中,急停車や急カーブに危い

O .   1 1 1   O .   143  O .   1 6 3   O .   127  0.094  4 .

パスや鉄道にシルバー・シートが少い

O .   1 3 9   O .   147  O .   1 5 1   O .   170  O .   177  5 .

パス・鉄道の車内放送がききとりにくい

0.078  O .   1 8 1   O .   104  O .   168  O .   115  6 .

駅の階段

ζ l

エスカレーターがないので不便

O .   1 0 0   O .   266  O .   155  0.233  O .   237  7 .

駅の階段が多くて疲れる

O .   2 2 1   0.237  0.098  O .   281  0.357  8 .

階段に手すりがないので不便

O .   1 6 8   O .   310  O .   125  0.296  0.299  9 .

駅等に便所が少いので不便

O .   1 1 1   O .   153  O .   117  O .   132  O .   1 4 4   1 0 .

総合的にみて福井市のパス・鉄道は不便

O .   1 5 2   O .   116  O .   127  O .   183  O .   1 8 9  

②  パ ス ・ 鉄 道 利 用 時 の 利 便 性

ま ず , 表 ‑4のクラマーの

γ

係 数 よ り , 属 性 別 , 身 体 能 力 別 に は ど の よ う な 利 便 性 が 大 き く 影 響 しているのかをみていくO

γ

係 数 が 高 い 方 か らj

l乙 , 性 別 で は 「 パ ス の ス テ ッ プ が 高 く 乗 り 降 り が 不 便

J

, 「駅の階段が多く疲れる

J

, 年 齢 別 で は 「 階 段 に 手 す り が な い の で 昇 り 降 り の 時 不 便

J

, 

「駅の階段にエスカレーターがないので不便

J

,  ているO 居住地別では大きな差はみられない。

また,歩行能力別では「パスのステップが高く て 乗 り 降 り が 不 便

J

, 「階段に手すりがないの で 昇 り 降 り の 時 不 便

J

, 「駅の階段が多くて疲 れる

J

, 昇 降 能 力 別 で は 「 駅 の 階 段 が 多 く て 疲 れる

J

, 「パスのステップが高く昇り降りが不

便」 「階段に手すりがないので昇り降りが不

便 」 と い う 順 に な っ て い るO 身 体 能 力 別 のζれ らの

V係数は特に高く, ス テ ッ プ ・ 階 段 に 対 す

る 意 識 と 身 体 的 能 力 の 低 下 は 強 い 関 連 が あ る と いえる。

1 7 ( a )

は , パ ス ・ 鉄 道 利 用 時 の 利 便 性 に 対 す る 意 識 を 属 性 別 に 示 し た も の で あ るO 男性よ り女性で,高齢者の中でも比較的高い年代で,

「そう思う」という回答が減り,

r

わからない」

と い う 回 答 が 増 え て い る 。 乙 れ は , 徒 歩 と 比 べ て 遠 距 離 移 動 と な る パ ス ・ 鉄 道 壱 利 用 し て の 外 出が減少するためと思われる。居住地別では,

「パスのステップが高く乗り降りが不便」となっ 0 5 0  

1.そう思う 2.1思わなL

性 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 圃

性 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 圃 ・

60 ‑‑‑64歳 65 ‑‑‑69歳 70 ‑‑‑74歳 75 ‑‑‑79歳 80歳

1∞¢  3

.わからない

65

墨書印

22  51  67  39  16 

市 中 心 部 圃 ・ ・ ・ ・ 圃 匡三ヨ

74

市 街 地 ・ ・ ・ ・ ・ ・ E

73

郊 外 圃 圃 圃 圃

昌 必

体 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 圃 m

‑ 1 7 ( a )

総 合 的 な パ ス ・ 鉄 道 交 通 の 利 便 性

参照

関連したドキュメント

The Moral Distress Scale for Psychiatric nurses ( MSD-P ) was used to compare the intensity and frequency of moral distress in psychiatric nurses in Japan and England, where

[r]

[r]

この小論の目的は,戦間期イギリスにおける経済政策形成に及ぼしたケイ

 当教室では,これまでに, RAGE (Receptor for Advanced Glycation End-products) という分子を中心に,特に, RAGE 過剰発現トランスジェニック (RAGE-Tg)

雑誌名 金沢大学日本史学研究室紀要: Bulletin of the Department of Japanese History Faculty of Letters Kanazawa University.

記述内容は,日付,練習時間,練習内容,来 訪者,紅白戦結果,部員の状況,話し合いの内

バックスイングの小さい ことはミートの不安がある からで初心者の時には小さ い。その構えもスマッシュ