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蓮奮ぎ薔な評価基準が存在斬る過習⑳選抜霜法⑳考察

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Academic year: 2021

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(1)

司」=田・・=rJ王1;   四番オペレーションズ。リサーチ学会  

2①①名年番季節究発表会  

蓮奮ぎ薔な評価基準が存在斬る過習⑳選抜霜法⑳考察  

02502784大阪大学*鹿川 耕一郎HIROKÅWAKoichiro   O1604524大阪大学 森田 浩  MORITAHiroshi  

法を用いる選抜  

の4つの選抜法を用い、それぞれの手法の特徴、  

選抜された学生の差異などを考察する。   

表1は学生30人のテストの成蔵、合計点の平   均、および各科目の平均を表している。それぞれ  

英語、数学、国語の平均は、70点、79点、56点   分散はそれぞれ137.5、32.0、334.$となっている。  

数学は、平均点が高く、点数の散らばりも小さい  

ので高得点を取った学生が多いことがわかる。そ   れに比べて、国語は平均点が低く、散らばりが非  

常に大きい。全体の平均点は68.2点、分散は52.8   となっており学生の平均点の散らばりは′トさい   ことが読み取れる。一方、表1の右半分では、各   科目のウエイトを大きくしてそれぞれについて   平均を算出し、それぞれのデータより合計10名   を選抜する。例えば、(英語、数学、国語)のウ   エイトを(3,1,1)とした平均低)、(1,3,1とした平   均(M)、(1,1,3)とした平均(Dを求め、EMLでは   E→M→mの順に4名、3名、3名、計10名を選   抜している。選抜順位を考慮すると、今回の例で  

は6通りある。各データ上位10名に網掛けをし   ている。  

表l  

1.はじめに   

本研究では、評価対象(DMU)の中から、さま   ざまな評価基準によって、いくつかの優れた   DMUを選抜することを考える。DEA手法はラン   キングの方法としても注目を浴びているが、ここ  

ではいくつかのモデルを比紋検討することによ  

って、その特徴を考察する。例えば学校などで行   われる入学試験において、個々の学生をDMUと  

考え、出力データに科目(英語、数学、国語など)  

を与える。そして受験者30名の中から多様な人   材10名を選抜することを考える。   

2.状況適応型DEA法   

一般的なDEÅモデル(CCRモデル)は、すべ   てのDMUの中から効率的フロンティアをただl   つ決定し、その効率的フロンティアを基準に他の   DMUの効率値を決定する。これに対し、状況適   応型DEÅ(Context・dependentDEA)【1]は、すべて   のDMUを異なったレベルのフロンティアに階層   的に分類し、意思決定者が選んだフロンティアか  

ら他のDMUを評価することのできる手法である。  

この評価値をa肘activenessscor¢(魅力値)という。  

この階層構造を2入力1出力の例で図示すると次   のように表される。  

偏重\N只Y  

入力1/出力   

3.選抜方法の比敏   

合計点の多い方から選抜するのが一般的では  

あるが、テストの点数によっては特定の科目が良   い学生が多く選抜されることもある。ここでは多   様な人材を公平に選抜することを考えてみたい。  

各テストにかけるウエイトをいくつか設定して、  

それぞれから上位を選択する方法もあるが、公平   性の観点から問題があることも示す。30人の学生  

が、英語、数学、国語の3教科を受験し、10人を   選抜するものとする。この成績に対し、  

①加重平均を用いた選抜  

②ccRモデルを用いた選抜 

. ③ 状況適応型DEA法を用いた選抜  

① 加重平均を用いた選抜   

最も一般的に用いられる手法である。合計点の  

④コンレシオ法を用いた上で、状況適応型DEA 単純平均から10名を選抜した場合、2,6,11,12,15,  

−54−   

© 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

(2)

18,19,20,21,24が選抜される。しかし、意思決定   者が各科目の成績優秀者を平等に選抜したい場  

合、単純平均では、個々の学生の持つ個別のテス   トの点数の特徴が見えにくく、9や30のような1   つの科目に優れた学生が選抜されにくくなる。そ  

こで、上に述べた加重平均の手法を用いてみると  

各科目の優れた学生を平等に選抜することが可  

能である。この方法はある大学の入学試験に取り   入れられているが、選ぶ順番によって10番目に   選抜される学生が異なる。加重平均の手法は、最   後の1人の選抜に不公平さが残る結果となる。   

(診 CCRモデルを用いた選抜   

意思決定者が各科目の成繚優秀者を平等に選   抜したい場合、CCRモデルを用いるとどうなるで   あろうか。各学生を相対的に評価し、優れものを  

基準に効率値を決定していくので平等に成唐優  

秀者を選抜したい時には、最適な手法のように思  

える。しかし、今回の例では、数学の平均点が高   く、散らばりも小さいために、効率的フロンティ  

アの近くに数学優秀者が偏って存在している。こ   のため、意思決定者の思うように平等な選抜がで   きていない。このようにDMUの偏りが極端な場   合、CCRモデルでは選抜者に偏りが出る恐れがあ  

る。さらに、CCRモデルでは、自らにとって不利   な評価基準のウエイトを0、つまり無視して評価   するため、評価結果の説得性に欠ける面もある。  

なお、それぞれの学生の効率値は、表2に示して   いる。   

③ 状況適応型DEA法を用いた選抜   

まず、すべてのDMUを図1のように階層構造   に分類する。表2に各学生の属する階層レベルを   示す。そして上位のフロンティア上に位置する   DMUから順に選び、10名■選抜する。10番目の   DMUが存在するフロンティア上のDMU群は、1   つ下のレベルのフロンティアより評価を行い、魅   力値の大きいDMUから選抜する。この例では、  

第3レベルに10番目の学生が属しているので、  

第4レベルから第3レベルの学生の魅力値を測定   している。その魅力値を表2に示している。この   魅力値は、選抜されないDMUの中で最も優秀な   DMU群で構成されているフロンティアからの超   効率値【2]と考えることができる。しかし、超効率   値と異なり、すべて同じフロンティアから評価す  

るので公平性は保たれる。さらに、階層的にフロ   ンティアを形成していくので、DMUの偏りが大   きい場合にも、それぞれの評価基準から平等に選   抜できる。   

④ コンレシオ法を用いた上で、状況適応型DEA  

法を用いる選抜   

あらかじめ意思決定者が選抜したい学生の方   向性をコンレシオ法で与えた上で、状況適応型  

DEA法を用いることを考える。この手法は、意思  

決定者の選抜方向性を平等に扱うことができる。  

表2では、方向ベクトルを(1,1,1),(1,3,1)と   仮定して出力データを計算し、階層構造に分類し  

た結果を示している。この方向ベクトルは、平均  

点と数学重視する意思決定者の方向性を示して  

いる。例では、第5レベルでちょうど10名選抜   できたので、魅力値の測定は行っていない。7,9   は数学の成績が良くないため、選抜から外されて  

いる。  

表2  

16    0.808    4   16   

17    0.85    5   12   

18   3    1.05    3   

19    2  

20   3   

21   卜  

22    0.869    4   13   

23    0.864    5   14   

4   

3    1.06    9   

26    0.86    6  

27    0.851    4   10   

28    0.923    4   14   

29    0.923    4   7   

30   ■   5   

参考文献  

【1]L.M.SeifbrdandJoeZhu,Context−dependentdataen・  

VelopmentanalysISTMeasunngattractivenessandpro−  

gress−,TheInternatiorlalJoumalofManagementScience,  

Omega31397−408(2003)  

【2]JoeZhu,Super−e爪ciencyandDEAsensitivityanalysis−,  

EuropeanJoumalof Operational Research vol.129  

443−455(2001)  

【3】末吉俊幸,DEA一経営効率分析法,朝倉書店(2001)  

【4]JoeZhu,QuantitativemodelsforperformanCeeValuation   andbenclmarking−,Kluwer slnternationalseries(2003).  

ー55−   

© 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

参照

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