第 28 期 事 業 報 告
自 平成 28 年 4 月 1 日
至 平成 29 年 3 月 31 日
Ⅰ 会社の現況に関する事項
1.事業の経過及びその成果 (1)当社を取りまく環境と成果 「NED2015~2017 年度 中期経営ビジョン」の2年目となる 28 期は、「い つでも、どこでも、だれでも“学びたい”に応えます」という経営の基本方針の もと、全社をあげて業務に取り組んでまいりました。 28 期の業績は、前期と比較すると「増収・増益」となりました。売上高は、 NHK関係業務が、前期比 13 億 75 百万円増の 198 億 55 百万円となりました。 主な増減要因は、定時番組でおよそ 12 億円、特集番組でおよそ 1 億円の増です。 自主事業は、前期比 4 億 75 百万円減の 46 億 16 百万円となりました。自主事業 の主力商品であるDVD卸販売が好調の一方で、イベント展開の売り上げが減少 となったことが要因です。 NHKの番組制作受託業務では、こども幼児、学校教育、語学、美術、教養、 趣味実用、科学健康などのジャンルを中心に約1 万 1 千本の番組を制作しました。 教育コンテンツ制作という当社の専門性を生かし、乳幼児から高齢者まで、多様 な知的欲求に応える番組を生み出すと同時に、時代のニーズを先取りする番組 開発に力を注ぎました。 自主事業では、「デジタル関連事業」と「イベント事業」を主な柱に据え、 NHKの放送番組で培われたさまざまなノウハウを社会に還元し、各種コンテン ツの制作・販売、イベントの企画・運営、メディアミックスなど、多角的に展開 してきました。 教育コンテンツ制作の専門性の保持・継承・発展に積極的に取り組むとともに、 ガバナンスやコンプライアンスの強化に努め、将来を見据えて優秀な人材を確保 し、“学び”に携わる企業としてモラルと志を常に高く維持できる組織・体制の 整備に取り組みました。 平成 28 年 6 月には、外部から常勤監査役を任用し、規律ある経営の確立に取 り組むとともに、昨年に引き続き内部監査部による各部の業務プロセスおよび全 社的な内部統制の整備状況および運用状況について監査を行うなど、内部統制の 強化やコンプライアンスの徹底を進めました。(2)損益の状況 当期の売上高は、244 億 71 百万円となり、前期比 3.8%増、9 億円の増収とな りました。 売上原価は、225 億 47 百万円となり、前期比 4.6%増、9 億 96 百万円の増とな りました。販売費及び一般管理費は、11 億 6 百万円でした。 損益につきましては、営業利益 8 億 17 百万円、前期比 9.2%減、82 百万円の 減益。営業外損益を加えた経常利益は、9 億 73 百万円で、前期比 1.1%増、10 百万円の増益となり、これに特別損益及び法人税等を加減した当期純利益は、6 億 32 百万円、前期比 1.5%増、9 百万円の増益となりました。 (3)事業別の概況 【事業別売上高】 (単位:百万円) 区 分 第28期 (28.4.1~29.3.31) 第27期 (27.4.1~28.3.31) 増 減 金 額 構 成 比 金 額 構 成 比 金 額 増 減 率 NHK関係業務 19,855 81.1% 18,479 78.4% 1,375 7.4% 自 主 事 業 4,616 18.9% 5,091 21.6% △ 475 △ 9.3% 内 訳 コンテンツ制作 853 3.5% 785 3.3% 67 8.6% イベント実施 1,676 6.9% 2,014 8.5% △338 △16.8% 印税・権料ほか 972 4.0% 1,124 4.8% △ 151 △13.5% 放大等受託事業 640 2.6% 652 2.8% △ 12 △ 1.9% デジタル関連 473 1.9% 514 2.2% △41 △ 8.0% 計 24,471 100.0% 23,571 100.0% 900 3.8% ※金額については、単位未満を切り捨てて表示。 【NHK関係業務】 当社は、NHKの番組制作関連会社として、NHKからの受託業務である 「美術・教養」「趣味・実用」「科学・健康」「教育」「語学」「こども幼児」など 幅広い分野にわたる教育・教養番組を、高い品質を保ちながら、専門性と創造性を 発揮して効率的に制作しました。 28 年 度 の 制 作 本 数 は 、 定 時 番 組 と 特 集 番 組 を 合 わ せ て 、 10,958 本 (前年比 65 本減)です。メディア別では、総合テレビ 543 本、Eテレ 5,362 本、
ラジオ(第2・FM) 4,426 本、衛星放送(2 波)442 本、テレビ国際放送 185 本 を制作し、このうち特集番組は 864 本でした。 <定時・特集番組> ○美術・教養分野 定時番組では、さまざまなメディアでの新番組を制作しました。Eテレ「ふ るカフェ系 ハルさんの休日」は、各地に残る古民家を活用したカフェと地 域の歴史を、地元住民が出演するドラマ仕立てで紹介。NHKに接すること の少ない現役世代女性層へのリーチ向上に努めました。BSプレミアム「ア ナザーストーリーズ」では、誰もが知る事件の知られざる物語に最新の映像 技術で迫りました。 スーパーハイビジョン(4K・8K)制作も推進しました。「日曜美術館」 「美の壺」で4K制作を導入したほか、NHKとルーブル美術館が共同制作 した8K特集番組を制作。京都や奈良の国宝を8Kで捉えた特集番組も制作 しました。またリオデジャネイロ・パラリンピックではNHK初の「ユニバ ーサル放送」に取り組み、2020 年に向け共生社会実現に資する試みとして各 方面から注目を集めました。 特集番組では「ブレイブ 勇敢なる者 Mr.トルネード~気象学で世界を 救った男~」でインタビューとアニメーションを織り交ぜた新たなスタイル のドキュメンタリーを制作。定時化を目指した番組開発にも積極的に取り組 み、4K制作の「やまと尼寺 精進日記」は 29 年度定時化されています。 ○趣味・実用分野 「きょうの料理」は 60 年目を迎え、「生放送 月刊きょうの料理スペシャル」 や「きょうの料理ビギナーズ バツ江のスパルタ和食塾」などの特集を制作 しました。デジタルサービスも充実させ、「きょうの料理」の公式LINEは 会員数が 53 万人に発展しました。「趣味の園芸」は 50 年目を迎え、横浜港の 見える丘公園に常設の「遊ガーデン」を構えました。関連特集として、4K で「バラのささやき 創られた美の物語」を制作しました。 「あさイチ」の「解決!ゴハン」や「スゴ技Q」「プレミアムトーク」など 人気コーナーも継続して制作しました。「サラメシ」は夜 8 時台に移設し、幅 広い世代によく見られました。「趣味どきっ!」は「お洒落でヘルシーなライ
フスタイル」のテーマを多く取り上げ、30 代・40 代女性によく見られました。 日中韓の放送局と棋院が主催する「第 28 回テレビ囲碁アジア選手権」を日本 で開催し、特集番組を制作しました。「団塊スタイル」は「親子スペシャル」 で、老後の問題を 40 代、50 代にも関心が持てる形で紹介。59 歳以下の層に 良く見られ、新番組「あしたも晴れ 人生レシピ」の開発につながりました。 新番組「ごごナマ 2時台」のパイロット番組と、連動するWEBサイト「N HKらいふ」を制作し、29年度に本格稼動します。 ○科学・健康分野 7 年目を迎えた「すイエんサー」では「知力の格闘技マイスター対決」の決 勝大会を日本科学未来館で実施、公開収録番組を制作しました。 見たこともない生物の奇妙でおもしろい生態に迫る「へんてこ生物アカデ ミー」を 2 本制作し、総合テレビの特集として放送、多くの再放送希望や続 編希望が寄せられました。国内共同制作の科学アニメ「ピカイア!」は第 2 期 13 本を制作し、放送や配信を行っています。 放送 50 年を迎えた「きょうの健康」はキャスターを一新し、日々の健康に 役立つ確かな情報をお伝えすることを合い言葉に制作、健康ホームページに お寄せいただいた疑問に答える「Q&A特集」も制作しました。「チョイス@ 病気になったとき」もキャスターを一新、最新医学情報をよりわかりやすく 紹介しました。また認知症キャンペーン関連番組として「"脳若返り"の秘策!? おトナリさんとの認知症予防」やミニ番組を制作しました。NHKスペシャ ル「“がん治療革命”が始まった~プレシジョン・メディシンの衝撃~」では がん治療の最前線を追い、大きな反響を呼びました。 国際放送「Science View」はスタジオを一新し、国際社会に向けて日本の 科学・医学・技術の多彩な最先端情報を発信しました。 ○教育分野 新番組「テストの花道・ニューベンゼミ」では、中高校生に役立つ勉強方法 を、人気動画作家による面白動画スタイルで紹介するとともに、インターネッ トでも配信。スマホで青少年に見てもらう取組みをしました。 幼保小連携番組「で~きた」では、あいさつや返事、「座って話を聞く」な ど、幼稚園保育所から小学校低学年の子どもたちに求められる集団生活の基礎
活動を、自分で気づいて学べるように提示しました。 高校講座では「簿記」が新たに加わり、商業高校など会計を学ぶ生徒のニー ズに応えました。「保健体育」(R2)では、タレントの檀蜜さんをMCに迎え、 自身の成長経験を基にした本音のトークが好評を得て、広く話題になりました。 特集は、「子ども安全リアルストーリー」を夏休みと春休みに放送。登下校 中の交通事故、エレベーターの中の危険など、近年の子どもたちの周りに潜む 危険について、自分たちで考えて行動できるヒントを伝えました。 「東北発☆未来塾・防災の日SP~生き延びるチカラ@熊本」では、東日本 大震災を経験し、防災のプロを目指す高校生が、熊本地震から半年後の避難所 を訪ね、被災者のためのより良い避難所のあり方を考えました。 また、「はりきり体育ノ介スペシャル2016」では、NHKのスポーツイ ベント「Nスポ」の様子を紹介すると共に、オリンピックの新競技やパラリン ピック競技に取り組む若者を紹介しました。 ○語学分野 EテレとR2の語学講座では、インターネットサービスとの連動をいっそう 強めました。1 週間分のラジオ講座がストリーミングで聞ける「NHKゴガク」 では 4 月からアプリ版をリリースしました。スマホでも気軽にストリーミング が利用できるようになったほか、英語の発音練習や、中国語特有の声調を自分 でチェックできる機能もあわせて提供しました。高まるアプリへのニーズに応 えて、テレビ・ラジオ・アプリを連動させて英単語力のアップを目指す「ボキ ャブライダー」を開発しました。テレビやラジオで学んだ内容が放送直後から アプリを通していつでもどこでも復習できたり、クイズで単語力を確認できた りするなど、サービスを充実させました。アプリのダウンロード数は20万を 超え(29 年 3 月末)さらに増加しています。また、学習指導要領の改訂にと もなう小学校英語の教科化、低学年化に対応して、リズムにのせて短い英語表 現を身につける「エイゴビート」を開発、29 年度に定時化されました。 ヨーロッパ言語は、実際に現地を旅しながら役立つフレーズを学ぶ「旅する ユーロ」シリーズに刷新してスタート。著名人が現地で言葉に取り組む姿勢が 好評で、テキストの売り上げも前年度から大きく伸びました。 テレビ国際放送では、世界的に有名な片付けコンサルタントの近藤麻里恵さ
んがニューヨークの家庭で片付け術を指南する特集番組や、和食のレシピを伝 える「Dining with the Chef」では、サンフランシスコやロサンゼルス、シン ガポールなどでシェフによる実演イベントを開催しました。 ○こども幼児分野 コンテンツが子どもたちの主体的な学びの原点となるよう、発達発育や 興味関心に応じた多様な制作をめざしました。 「いないいないばあっ!」「おかあさんといっしょ」「みいつけた!」の 3 番組を核に、「にほんごであそぼ」「えいごであそぼ」「ゴー!ゴー!キッチン 戦隊クックルン」などのデイリー番組と、「ピタゴラスイッチ」「デザインあ」 「ノージーのひらめき工房」「ミミクリーズ」のウィークリー番組に加え、27 年度に開発し好評を得たパペットエンタテインメント「コレナンデ商会」を 定時番組としてスタートさせました。BSプレミアム「おとうさんといっし ょ」などをふくめ親子で楽しめるコンテンツは、公開番組としての要望も高 まっています。「すくすく子育て」は信頼性の高い子育て支援番組として根強 く支持されて若い親世代にも浸透、ショート動画配信も好評でした。 放送連動型イベント「おかあさんといっしょファミリーコンサート」「いな いいないばあっ!あつまれ!ワンワンわんだーらんど」は、いずれも高い抽 選倍率で、家族3世代で楽しめるコンテンツとして広く人気を集めています。 定時番組のスピンオフ特集も多く、「大人のピタゴラスイッチ」「おねんど お姉さん全国へおじゃま!」「パッコロリンスペシャル」等を制作しました。 ○28 年度・番組の主な受賞歴 ☆第 53 回ギャラクシー賞 ・奨励賞 「100 分 de 平和論」 ☆第 42 回放送文化基金賞 ・テレビエンターテイメント番組部門優秀賞 「100 分 de 平和論」 ☆第 32 回ATP賞 ・奨励新人賞 山中康祐ディレクター 日曜美術館「まど・みちおの秘密の絵」
・ 情報・バラエティ部門 奨励賞 「オレアレ」 ☆第 6 回衛星放送協会オリジナル番組アワード ・奨励賞 「our SPORTS! ざっくり100コマフェンシング」 ☆第 7 回台湾国際子ども映像祭 ・テレビ番組部門 最優秀テレビ番組賞 「ミミクリーズ きいろとくろのヒミツ」 ☆ワールド・メディア・フェスティバル 2016 ・ウェブ部門:ウェブベース・ミックスメディアカテゴリー インターメディア・グローブ金賞 「HAIKU MASTERS」 ・ウェブ&ウェブテレビ部門 (モバイルアプリ、インタラクティブツールカテゴリー) インターメディア・グローブ銀賞(カテゴリー2 位) 「かおテレビ トイレ」 ☆アメリカ国際フィルム・ビデオ祭 ・教育部門:プリスクール/幼稚園カテゴリー ゴールド・カメラ賞(カテゴリー1 位) 「ごちそんぐ DJ のりまき」 ・教育部門:小学校カテゴリー ゴールド・カメラ賞(カテゴリー1 位) 「カガクノミカタ 作ってみる」 ・ドキュメンタリー部門:健康・医療カテゴリー シルバー・スクリーン賞(カテゴリー2 位) 「Dr.MITSUYA 世界初のエイズ治療薬を発見した男」 ☆第 9 回中国ドラゴン賞 ・金賞 「シリーズ医療革命 腸内フローラ~解明!驚異の細菌パワー~」 ☆第 33 回シカゴ国際子ども映像祭 ・STEM 科学・数学賞(特別賞) 「ミミクリーズ みんなは何を見つけた?」 ☆The Communicator Award 2016
・Video Programs/News - Children 銀賞
<ホームページ、データ放送、ハイブリッドキャスト制作等> NHKの個別の番組について内容を補完するサイトのほか、Eテレ全体の ポータルサイトや、語学、こども、趣味実用、健康、福祉など、カテゴリー 別のポータルサイトも制作しました。 「 E テ レ ポ ー タ ル サ イ ト 」 で は 、 視 聴 者 か ら リ ク エ ス ト の 多 い 番 組 を 再放送するという番組連動の試みを継続し、好評を得ました。NHKの豊富 で良質な映像素材を無償で提供し、創造性を育成するサイト「NHKクリエ イティブライブラリー」は 8 年目を迎え、さまざまなイベントと連動する形 でワークショップを開催し、家族層に好評でした。 「NHKゴガク」ではアプリの開発を推し進めました。テレビ、ラジオ、 アプリを連動させた「ボキャブライダー」を開発、クイズに挑戦することで 英語力の基本となる単語力がしっかりと身につくようにしました。 データ放送では、「Let’s 天才てれびくん」からスピンオフした新番組「ど ちゃもん あさめしまえ」で双方向クイズを実施。土曜日の朝、子どもたち に定着しました。また、平日朝 7 時台の 3 つの定時番組でもデータ放送を開 始。登校前の子どもがデータ放送を楽しみ、学校でも話題に出来るようなコ ンテンツを提供しました。 <日本賞> NHKが主催する教育コンテンツの国際コンクール「日本賞」。28 期も前期 に引き続き、事務局業務やコンクール運営、関連イベント制作などさまざま な業務を受託しました。長きに渡って蓄積されたコンテンツ制作の知見をベ ースに、公共メディアNHKへの信頼を高めることに大きく寄与できました。 以上、これらNHK関係業務の売上高は、過去最高の 198 億 55 百万円で、 前期と比較しますと、13 億 75 百万円(7.4%)の増収となりました。 【自主事業】 NHKグループにおける教育コンテンツ制作集団としての専門性や企画力 を最大限に活用し、教育コンテンツを放送以外のメディアや事業を通して、 広く社会に還元するための良質かつ多角的な事業展開を行いました。
28 年度は、前年度に引き続き「デジタル関連事業の強化」とニーズの高い 「イベント事業の拡充」を増収の柱に据え、さらには国際展開事業や新規事 業にも積極的に挑戦しました。 各部の特色や強みを発揮し、他の関連団体との連携強化も一層進めたこと で、事業計画の売り上げ 45 億円を達成することができました。 ① コンテンツ制作・販売事業 ア.市販DVD関連 市販DVDは、市場の縮小が続いていましたが、主力分野のこども幼児で 「おかあさんといっしょ メモリアルベスト」と「いないいないばあっ 20 周年記念」の 2 つの記念もの商品が出たことなどから、社全体の売り上げで は前年度を上回ることができました。 趣味実用系では、「まる得マガジン たった 3 秒腰痛体操」「趣味どきっ! 損してまっせ あなたのゴルフ」と、一定の購買層が見込めるものを発売し ました。 イ.その他のコンテンツの受注制作 美術館などで上映される展示映像制作は、Eテレ「日曜美術館」の番組制 作ノウハウを活かした高いクオリティが好評で、4Kでの制作も受注し始め ています。 宇宙の構造を実写とダイナミックなCGで描いた「コズミックフロント」 は二次展開の要望が多く、中でもプラネタリウム用に作り変えた映像は、全 国各地のプラネタリウム館での上映が確実に広がっています。 その他、「東京都独自英語教材指導ガイド制作」など、教育を目的とする映 像制作も積極的に行いました。 こ れ ら コ ン テ ン ツ 制 作 ・ 販 売 事 業 の 売 上 高 は 8 億 53 百 万 円 で 、 前期売上高と比較しますと、67 百万円(8.6%)の増収となりました。 ② イベント企画・実施事業 幼児向けのドームイベントは、夏の「おかあさんといっしょ スペシャル
ステージ」(さいたま・大阪)と冬の「ワンワンといっしょ!夢のキャラクタ ー大集合」(名古屋・横浜)を合わせて 8 日間 24 公演に及び、延べ 23 万人を 超える家族連れに楽しんでいただきました。 「第 16 回東京国際キルトフェスティバル」は、約 23 万人のキルトファン で熱気に包まれました。また 4 月には「スプリングマーケット 2016」を関連 イベントとして開催しました。 18 回目となった「国際バラとガーデニングショウ」では、ナポレオン皇妃 「ジョゼフィーヌが愛したマルメゾン城 バラの館」、「クリスチャン・ディ オール香りの庭」を特別企画として展開し、19 万人近い来場者を迎えました。 新規では、映画館で番組コンテンツの上映や関連講演を行う「学べるシネ マ」を首都圏 10 か所で開催し、好評を得ることができました。 その他、遊びと運動を組み合わせた「遊育(あそいく)イベント」、健康関 連のフォーラム、「ノージーのひらめき工房」などの子ども向けミニイベント、 「すイエんサー」や「サイエンススタジアム」などの科学イベントなど、N ED各部の専門性を生かした多彩で多様なイベントを展開しました。 これらイベント事業の売上高は、16 億 76 百万円で、前期の売上高と比較 しますと、3 億 38 百万円(16.8%)の減収となりました。 ③ 印税・権利事業、国内共同制作 キャラクター関連では、「いないいないばあっ!」のおむつ販売をはじめと して、「おかあさんといっしょ」の新しいキャラクター、「びじゅチューン」 などで様々な商品が販売されました。 書籍では、「きょうの料理」「きょうの健康」「趣味の園芸」などの定番商品 を加え、「100 分de名著」「趣味どきっ!」「アナザーストーリーズ」など人 気番組の書籍化が相次ぎました。語学番組のDVDブックも発売されました。 国内共同制作では、「ピカイア!2」「パッコロリン6」を制作しました。 これら印税・権利事業、国内共同制作の売上高は、9 億 72 百万円で、前期の売 上高と比較しますと、1 億 51 百万円(13.5%)の減収となりました。
④ 放送大学学園等受託事業 放送大学学園からの受託業務については、「授業番組」で 31 科目 465 本を 制作しました。そのほかに、「特別講義」2 本、「オンライン科目」1 科目 6 本、「授業科目案内」10 本を新規に受託しました。 放送大学学園等受託事業の売上高は、6 億 40 百万円で、前期の売上高と 比較しますと、12 百万円(1.9%)の減収となりました。 ⑤ デジタル関連事業 動画や音声などの素材を蓄積し、教材等に組み込んで提供する事業の ベースとなる「NEDデジタル基盤」を整備し、これを利用したビジネス 展開が運用 5 年目に入りました。 「英語教材作成支援システム(基礎英語LEAD)」は、学校現場や教育委 員会への訪問営業が実を結び、282 校と契約しました。代理店を介してさら に全国に広げる努力を続けています。 料理レシピを提供する事業もさまざまな形で継続しています。健康にかか わるデータと連携させた「健康レシピ」も企業を中心に提供してきました。 5 月には、IT教育分野では日本最大の展示会である「教育ITソリュー ションEXPO」に出展。8 月には、西日本最大級の展示会「関西教育IC T展」にも出展し、さまざまな展開ビジネスのモデルをPRしながらパート ナーの獲得に努めました。 デ ジ タ ル 関 連 事 業 の 売 上 高 は 、 4 億 73 百 万 円 で 、 前 期 の 売 上 高 と 比較しますと、41 百万円(8.0%)の減収となりました。 以上、各事業を総合した自主事業の売上高は、46 億 16 百万円となり、 前期の売上高と比較しますと、4 億 75 百万円(9.3%)の減収となりました。
2.設備投資の状況 当期の設備投資総額は 2 億 85 百万円で、内容は以下のとおりです。 (単位:百万円) 資 産 の 種 類 取得価額 備 考 有形固定資産・建 物 13 移転に伴う内装工事(建物附属設備) 有形固定資産・工具器具備品 91 64 原盤制作 着ぐるみ制作、サーバーほか (有形固定資産 計) (169) 無形固定資産・ソフトウェア 90 番組サイトリニューアルほか 無形固定資産・番組利用権ほか 25 番組ビデオグラム化権、著作権 (無形固定資産 計) (115) (有形・無形固定資産 計) (285) ※金額については、単位未満を切り捨てて表示。 3.資金調達の状況 前記の設備投資の資金は、自己資金で充当しています。 4.対処すべき課題 29 年度は、「NED2015~2017 年度 中期経営ビジョン」の 3 年目にあたりま す。「いつでも、どこでも、だれでも“学びたい”に応えます」という経営の基 本方針をこれからも堅持し、「心を豊かにする多彩なコンテンツの制作」「デジタ ル技術を積極的に活用したサービスの提供」「コンテンツの充実と発信力の強化 による国際展開の推進」「NHKへの財政貢献」という四つの柱を、事業の主軸 に据えます。 NHK関係業務では、「平成 29 年度国内・国際放送番組編集の基本計画」に沿 って、NEDの教育分野における高い専門性を生かし、視聴者の幅広い関心に応 える、見ごたえのある魅力的なコンテンツを開発・制作します。さらに、2020 年の東京オリンピック・パラリンピックを見据えて、スーパーハイビジョン(4 K・8K)の特性を生かした番組の制作や、デジタル技術を活用した新たなサー ビスを創造し、最高水準の放送・サービスの実現に挑戦していきます。また、質 の高いコンテンツを世界に向けて発信することにも積極的に取り組みます。 自主事業では、これまで培ってきたNEDのドメインを基本に、将来を見据え た自主事業(展開事業)の充実・開発に努めます。多様化し拡大するデジタルコ
ンテンツへの需要に着実に応え、さらなるノウハウの蓄積を進めます。また、主 要な柱として成長したイベント事業のさらなる展開に努めます。さらにNHKや 他の関連団体とも連携し、クリップ映像や教材提供、番組販売等の国際展開を進 めるとともに、スーパーハイビジョンを活用した事業にも積極的に取り組みます。 NHKグループの一員として、企業経営の原点を常に見つめながら、社会の 信頼に応え、ノウハウの社会還元を図るために 29 年度も邁進いたします。 5.財産及び損益の状況の推移 項 目 第25期 (平成 25 年度) 第26期 (平成 26 年度) 第27期 (平成 27 年度) 第28期 〔当 期〕 (平成 28 年度) 売 上 高 (百万円) 22,872 23,251 23,571 24,471 経 常 利 益 (百万円) 964 806 962 973 当 期 純 利 益 (百万円) 554 494 623 632 1株当たり当期純利益 ( 千円 ) 277 247 311 316 総 資 産 (百万円) 9,191 9,199 10,411 9,752 純 資 産 (百万円) 5,750 6,051 6,495 5,789 1株当たり純資産 ( 千円 ) 2,875 3,025 3,247 2,894 ※金額については、単位未満を切り捨てて表示。 6.重要な親会社の状況 (1)親会社との関係 当社の親会社は、日本放送協会であり、当社の株式 1,340 株(出資比率 67.0%) を保有しています。 当社は、同協会の委託による放送番組の制作、これらに関連する業務、 同協会が制作した番組の利用権の購入などを行っています。 (2)親会社との間の取引に関する事項 当社は同協会との取引については、当社及び株主の利益を損なうことがな いよう、同協会が定める「業務委託基準」に則り、「社会的に公正かつ妥当 な」金額で実施しています。当社取締役会は、これらの取引が当社の利益を 害するものではないと判断しています。
7.主要な事業内容 (1) 放送番組等の企画、制作、購入 (2) ホームページ作成等デジタル関連業務 (3) 幅広い世代を対象にした教育、教養コンテンツ制作・販売 (4) イベント・シンポジウム等の企画・実施 (5) 各種権利ビジネスや編集・出版関連業務 (6) 放送大学関連番組の制作 なお、事業の主体を占めるNHK受託業務及び自主事業の主要なものは、 次のとおりです。 主 な 受 託 番 組 ・ 業 務 総合テレビ ○プロフェッショナル 仕事の流儀 ○探検バクモン ○サラメシ ○発掘!お宝ガレリア ○あさイチ※プレミアムトーク、解決!ゴハン、スゴ技Q、スマートライフ、 グリーンスタイル他 ○クローズアップ現代+ ~勝機は日本にあり 新ベンチャーブーム旗手の野望~ ○武井壮の鉄人列伝~騎手 武豊~ ○探検!世界遺産 国立西洋美術館~ル・コルビュジエの夢~ ○ブレイブ 勇敢なる者 えん罪弁護士 ○お弁当家族に福きたる!~平野レミの早わざレシピ~ ○パーティー家族に福きたる!~平野レミの早わざレシピ~ ○華麗なるミュシャ 祖国への旅路 パリ・プラハ 二都物語 ○阿修羅 1300 年の新事実 ○へんてこ生物アカデミー ○はに丸ジャーナル~リオ五輪直前スペシャル~ ○東京2020 12時間スペシャル ○サラメシ~京都スペシャル~ ○監督メシ~リオ五輪応援スペシャル~ ○勤労に感謝 朝からサラメシスペシャル ○サラメシ~紅白舞台裏スペシャル ○認知症キャンペーン “脳若返り”効果倍増! おトナリさんとの認知症予防 ○イタリアなるほど!びっくり漫遊記 ○もしもドラマ がんこちゃんは大学生 Eテレ ○先人たちの底力 知恵泉 ○ふるカフェ系 ハルさんの休日 ○日曜美術館 ○100分 de 名著 ○SWITCH インタビュー 達人達 ○NHK短歌、NHK俳句 ○オトナヘノベル ○2020TOKYO みんなの応援計画 ○団塊スタイル ○オイコノミア ○趣味どきっ! ○グレーテルのかまど ○Eテレ 0655/2355 ○きょうの料理 ○生放送 月刊きょうの料理 ○きょうの料理ビギナーズ ○趣味の園芸 やさいの時間 ○趣味の園芸 ○趣味の園芸 グリーンスタイル~京も一日陽だまり屋~ ○すてきにハンドメイド ○ガールズクラフト
○将棋フォーカス ○囲碁フォーカス ○きょうの健康 ○チョイス@病気になったとき ○すイエんサー ○なりきり!むーにゃん生きもの学園 ○テストの花道・ニューベンゼミ ○Rの法則 ○ウワサの保護者会 ○でーきた ○東北発☆未来塾 ○10min.Box ○NHK高校講座 ○エイエイGO! ○プレキソ英語 ○おとなの基礎英語 ○しごとの基礎英語 ○ニュースで英会話 ○スーパープレゼンテーション ○使える!伝わる にほんご ○旅する イタリア語・ドイツ語・フランス語・スペイン語 ○テレビでハングル講座・中国語・ロシア語・アラビア語 ○おかあさんといっしょ ○みいつけた! ○コレナンデ商会 ○いないいないばあっ! ○ミミクリーズ ○ゴー!ゴー!キッチン戦隊クックルン ○お願い!編集長 ○すくすく子育て ○まいにちスクスク ○ニャンちゅうワールド放送局 ○デザインあ ○てれび絵本 ○ノージーのひらめき工房 ○パッコロリン(E)*国内共同制作 ○Let’s 天才てれびくん ○どちゃもんじゅにあ ○どちゃもんあさめしまえ ○シャキーン! ○にほんごであそぼ ○えいごであそぼ ○ピタゴラスイッチ ○あそんどるズ ○オトナの一休さん ○びじゅチューン! ○テクネ 映像の教室 ○日曜美術館 40 周年特集 ゆく美くる美 ○新世代が解く!ニッポンのジレンマ ○観覧車回れよ回れ~モデルの短歌日記4~ ○NHK俳句増刊号 ねこぶら~谷中・俳句と猫の旅 ○100分 de 名著スペシャル~100分 de 手塚治虫~ ○知恵泉 新春スペシャル~歴史に学ぶ日本人のめでたい知恵~ ○ふるカフェ系 ハルさんの休日SP「金沢・お茶屋・武家屋敷!」 ○決定 こども将棋・囲碁名人 ○ごちそんぐDJ ○子ども安全リアルストーリー ○Rの法則 vs.ニューベンゼミ 真夏の自由研究SP ○生放送!学ぼうBOSAIスペシャルin防災パーク ○はりきり体育ノ介スペシャル 2016 ○東北発☆未来塾 防災の日スペシャル ○東北発☆未来塾 スペシャル サンドウィッチマンの羽ばたけ塾生! ○まるごと見せます世界の教育コンテンツ~日本賞2016~ ○レイチェルのパリの小さなキッチン ○ボキャブライダー on TV ○エイゴビート ○ワタシの見たニッポン~第 57 回外国人による日本語弁論大会~ ○決定!すくすくアイデア大賞 2016 ○大人のピタゴラスイッチ ○えいごであそぼ with Orton ○オトッペとあそぼう ○パッコロリンスペシャル ○おねんどお姉さん全国へおじゃま! BS1 ○奇跡のレッスン ○our SPORTS! ○BS1スペシャル ・伝説の晩餐会(ディナー)へようこそ3「日ソ・日ロ交渉秘話」 ・深海魚マーケットを開拓せよ 未知の生物に熱視線 ・王座は渡さない!超絶!!ブレイクダンス世界頂上決戦 ・ホースフレンド 人と馬・北の大地の再生物語戦 ・激戦!おもてなしのアスリート~世界ソムリエコンクール~ ・ゾウから見える動物園の未来
・将校は、砂漠に木を植えた~インドに渡った隼戦闘隊員~ ・シリアを遠く離れて ~アンマール少年と家族の 5 年~ ○ドキュメンタリーWAVE ・ホームレス大学生 ~アメリカ カリフォルニアからの報告~ ・黄昏のニューヨーク ○ゾウから見える動物園の未来 ○終戦特集・杉山龍丸 岩をも正さん、断じて行え BSP ○アナザーストーリーズ 運命の分岐点 ○美の壺 ○世界入りにくい居酒屋 ○コズミックフロント☆NEXT ○おとうさんといっしょ ○みんなDEどーもくん ○ワンワンパッコロ!キャラともワールド ○ザ・プレミアム 若冲 いのちのミステリー ○The Closet ザ・クローゼット ○チョイ住み ○ザ・プレミアム「ぐっさんのニッポン国道トラック旅」 〇ザ・プレミアム「世界プリンセス物語~愛される理由とは~」 〇ザ・プレミアム「驚き!ニッポンの底力 鉄道王国物語3」 ○ニッポン特撮遺産 ~続々登場!70年代テレビヒーロー~ ○“お宝”を掘り当てろ ~フランス アンティーク旅~ ○中国王朝 よみがえる伝説 悪女たちの真実 ○行くぞ!最果て!秘境×鉄道 ○ミャンマー なつかしの鉄道旅~発見!大活躍の日本車両~ ○偉人たちの健康診断「戦国武将に学ぶ健康法」 ○ぜんぶ、温泉。 ○風雲!大歴史実験 ○ステーキ世界一の旅 ○世界わんわんドキュ☆ ○浮世絵ツアー 中山道六十九次名所歩き「京都~長野の巻」 ○スイーツマジック ○築地市場 最後の一年 R2 ○ラジオ 仕事学のすすめ ○音で訪ねる ニッポン時空旅 ○NHK高校講座 ○英語で読む村上春樹 ○エンジョイ・シンプル・イングリッシュ ○基礎英語1・2・3 ○ラジオ英会話 ○英会話タイムトライアル ○攻略!英語リスニング ○入門・実践ビジネス英語 ○まいにち 中国語・ハングル講座・フランス語 イタリア語・スペイン語・ドイツ語・ロシア語 ○ポルトガル語入門・ステップアップ ○アラビア語講座 ○ボキャブライダー ○食べて、歌って、まるごとユーロ! FM 今日は一日「家族三世代NHKキッズソング」三昧 国際
○Her Story ○Science View ○Face to Face ○Japanology Plus ○Pythagora Switch mini ○Dining with the Chef
○Japan-easy ○Little Charo ○Tidy Up with KonMari! ○HAIKU MASTERS スーパーハイビジョン (4K・8K) ○ギリシャ文明 古代オリンピックの秘密(4K) ○仏の寺の国宝たち 奇跡の山寺 奈良 室生寺(8K) ○ルーブル 永遠の美(8K) ○やまと尼寺精進日記(4K) ○残響の街・長崎~福山雅治 故郷を撮る~(8K) ○バラのささやき~創られた美の物語(4K) ○いないいないばあっ!~ワンワンのおさんぽスペシャル(4K)
【自 主 事 業】 事 業 主 な 業 務 各種ソフト 制作 ○「いないいないばあっ!」「おかあさんといっしょ」 「みいつけた!」「えいごであそぼ」等幼児向けDVD・BD ○美術・健康・趣味・語学・教育関連のDVD・BD・CD ○各種教育教材 ○展覧会等展示映像 ○スーパーハイビジョン(4K・8K)映像コンテンツ ○料理関連DOD(ディスク・オンデマンド) イベント実施 ○「いないいないばあっ!」「おかあさんといっしょ」 その他幼児向けイベント ○健康・医学関連イベント、シンポジウム ○科学・実験・教育・美術・料理関連等イベント ○東京国際キルトフェスティバル ○国際バラとガーデニングショウ 権料・印税 ほか ○映像ライセンス、出版印税、キャラクター、音楽出版、 音源事業など ○TVシンポジウム ○国内共同制作番組 「パッコロリン6」「ピカイア!2」制作 大学関連業務 ○放送大学学園受託業務 デジタル関連 ○自主ウェブ事業 「みんなのきょうの料理」「ゴガクル」「すくコム」 ○英語教材作成支援システム ○電子辞書、教育クリップ、デジタルサイネージ ○eラーニング教材(高校/大学向け教科、語学) ○VOD映像提供、ライブビューイング ○スマートフォンアプリ、着うた 8.主要な事業所 本社 内部監査部、特集文化部、生活部、 科学健康部、教育部、語学部、 こども幼児部、事業推進室、経営総務室 東京都渋谷区宇田川町7番13号 第二共同ビル 9.従業員の状況 従業員数 前期末比増減数 264名 1名増
<内訳> 区 分 転籍者 出向者 社 員 契約社員 計 男 30人 84人 35人 8 人 157人 女 3 42 61 1 107 計 33 126 96 9 264 (注) 常勤役員 7 名は含めていません。 10.主要な借入先 該当事項はありません。
Ⅱ 会社の株式に関する事項
1.発行可能株式総数 8,000株 2.発行済株式の総数 2,000株 3.株 主 数 7名 4.株主の状況 株 主 名 当社への出資状況 持 株 数 持 株 比 率 日本放送協会 1,340株 67.0% (株)NHKエンタープライズ 210株 10.5% (株)NHKグローバルメディアサービス 90株 4.5% (株)NHKプロモーション 90株 4.5% (株)NHKアート 90株 4.5% (株)NHKメディアテクノロジー 90株 4.5% (株)NHK出版 90株 4.5%Ⅲ 会社の役員に関する事項
1.取締役及び監査役の氏名等 地 位 担 当 氏 名 重要な兼職の状況 代表取締役社長 掛 川 治 男 ㈱NHKエンタープライズ 取締役 ㈱NHK出版 取締役 ㈱NHKプロモーション 取締役 常務取締役 事業推進担当 瀬 川 忠 之 NHKコスモメディアヨーロッパ 取締役 取締役 経営総務担当 吉 田 明 彦 取締役 制作担当 藤 川 大 之 取締役 制作担当 川 野 芳 水取締役 制作担当 唐 木 田 信 也 取締役(非常勤) 青 柳 正 規 東京藝術大学社会連携センター 特任教授 城西大学高等人文学研究所 特任所長 取締役(非常勤) 小 泉 公 二 ㈱NHK出版 代表取締役社長 取締役(非常勤) 田 附 英 樹 日本放送協会 制作局制作主幹 取締役(非常勤) 喜 安 政 幸 日本放送協会 関連事業局専任局長 監査役 西 井 友 佳 子 西井公認会計士事務所 公認会計士 監査役(非常勤) 中 江 公 平 日本放送協会 内部監査室監査部主幹 (注) 当期の取締役及び監査役の異動は、次のとおりです。 1.就任 平成 28 年 6 月 24 日付で、掛川治男氏が代表取締役社長に、瀬川忠之氏が 常務取締役に、藤川大之氏、川野芳水氏、唐木田信也氏が取締役に、青柳 正規氏、田附英樹氏、喜安政幸氏が取締役(非常勤)に、西井友佳子氏が 監査役に、中江公平氏が監査役(非常勤)に就任しました。 なお吉田明彦氏及び小泉公二氏は、それぞれ取締役及び取締役(非常勤)に 再選され、就任しました。 2.退任 平成 28 年 6 月 24 日付で、木内美明氏が代表取締役社長を、関根均氏が 専務取締役を、柏瀬武氏が常務取締役を、若泉久朗氏が取締役(非常勤) を退任、中江章氏が監査役(非常勤)を辞任しました。 2.取締役及び監査役に支払った報酬等の総額 区 分 支 給 人 員 支 給 総 額 取 締 役 10名 114,375千円 監 査 役 1名 6,480千円 (注) 1.上記には平成 28 年 6 月 24 日付で退任した取締役 3 名の報酬が含まれております。 2.当事業年度末の人員数は、取締役 10 名、監査役 2 名ですが、うち取締役 3 名、 監査役 1 名は無報酬であり、上記人員には含まれておりません。
Ⅳ 業務の適正を確保するための体制
1.取締役および使用人の職務の執行が法令および定款に適合することを確保する ための体制 (1) 当社は取締役、社員を含めた行動規範として、「NED倫理・行動憲章」と「行 動指針」を定め、これらの遵守を図る。 (2) リスクマネジメントおよびコンプライアンスを維持運営および推進するため、 社長を委員長とする「リスクマネジメント委員会」を設置し、その下に事務局(業 務相談窓口)を設置する。また、各部にリスクマネジメント担当者、コンプライアンス推進担当者を置き、全社的に法令遵守が確保される体制をとる。 (3) 取締役および使用人のコンプライアンスの徹底を図るため、「コンプライアン ス通報窓口(内部窓口、グループ通報窓口)」、「セクシュアルハラスメント苦情・ 相談窓口」「ハラスメント(セクハラ・パワハラ)電話相談窓口」を設置し、社 内に効果的に周知し、適宜、法令等の遵守状況をモニタリングする。また、「イ ンサイダー取引防止規程」を定め、取締役および使用人によるインサイダー取引 を禁止している。 (4) 取締役会については、「株式会社NHKエデュケーショナル取締役会規則」を 定め、その適切な運営を確保し、定例で開催するほか必要に応じて随時開催し、 取締役間の意思疎通を図るとともに相互に業務執行を監督し、法令・定款違反行 為を未然に防止する。万一、取締役が他の取締役の法令・定款違反行為を発見し た場合は直ちに監査役および取締役会に報告するなどして、その徹底を図る。 (5) 執行役員については「執行役員制度規程」を遵守し、職務執行の法令・定款へ の適合を確保する。 (6) 監査役は、取締役の職務執行、経営機能に対する監督強化を図る。 (7) コンプライアンス関連の研修、社内通達等による啓発、社員総会などによる意 識づけに努め、全社的な法令遵守の一層の推進を図るとともに、「稟議規程」等の 適正な運用により、取締役の職務執行の透明性を確保する。 2.取締役の職務の執行に係わる情報の保存および管理に関する体制 (1)「文書管理規程」により、資料等の扱いを明文化し、取締役の職務の執行に係 る情報の保存および管理に適正を期す。 (2)「株主総会議事録」「取締役会議事録」「役員会議事録」については、「文書管理 規程」に基づいて適切かつ確実に保存・保管し、「役員会議事録」については、 取締役及び監査役が常に閲覧可能な状態に置く。 (3)「情報管理規程」に基づき、役員社員等が業務上取り扱う情報について、適切 な管理・運用を行う。 3.損失の危険の管理に関する規程その他の体制 (1) 当社は、当社の業務に係るリスクとして、投資的リスク、下請法等法令違反に つながるリスク、企業機密への不正アクセス・漏洩等情報セキュリティ的リスク などを認識し、信用調査、対応マニュアル等を整備する。また、公共放送NHK の関連団体グループの一員として、公金の扱いについては特に厳正を期し、万が 一にも社会的な指弾を受けることのないよう注意を払う。 (2) リスクマネジメント責任者を代表取締役社長とし、リスク管理体制の整備・運 用にあたる。 (3) 内部監査部を設置し、各部門のリスク管理状況を監査し、定期的に取締役会 および監査役に報告する。 (4) 危機管理と予防的管理についての体制を充実し、研修等を含め、損失の危険の 管理について全社的な認識向上を図る。
4.取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制 (1) 職掌分掌に関する諸規程を定め、取締役および各部門の所管と権限を明確にし、 経営に関する意思決定および職務遂行を効率的かつ適正に行う。 (2) 重要な意思決定については、常勤取締役等による役員会などにより多面的に検 討し、慎重に決定する仕組みを設ける。 (3) 中期経営計画およびそれを受けた年度事業計画を策定し、事業ごとの目標値を 設定し、業績を把握し、適宜見直しを行う。 (4) さらに効率的に職務を執行するために、内部統制との関係を考慮しつつ、案件 に応じた職務権限の委譲を検討する。 5.会社並びにその親会社および子会社から成る企業集団における業務の適正を確 保するための体制 (1) 当社の親会社にあたるNHKの子会社等の事業が適切に行われることを目的 として、「関連団体運営基準」により、事業運営およびこれに対するNHKの指 導・監督等に関する基本的事項が定められており、当社も該当している。 (2) NHKは、「関連団体運営基準」に関する事項およびNHKが指定する事項に ついて、監査法人等に委嘱して関連団体の業務監査を実施し、監査法人等の報告 に基づき、関連団体に対し必要な指導・監督を行っており、当社も該当している。 (3) NHKの監査委員が当社に対し営業の報告を求め、または業務および財産の状 況を調査する場合には、当社は、適切な対応を行う。 (4) NHKは、全国民の基盤に立つ公共放送の機関として、不偏不党の立場を守っ て、放送による言論と表現の自由を確保し、豊かで、良い放送を行うことを目的 とした法人である。 また、放送法により、NHKに対する公共的規制は、国民の代表である国会を中 心として行われ、毎年度の予算・事業計画は国会での承認を要している。NHK には、経営方針その他その業務の運営に関する重要事項を決定する権限と責任を 有する経営委員会が設置され、会長等による業務の執行と監督の機能とが明確に 分離され、適正なガバナンスが確保されており、業務の実施にあたっては、「N HK倫理・行動憲章」の策定、「通報・相談窓口」の整備などにより、適正が確 保されていると理解している。 6.監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使 用人に関する事項、当該使用人の取締役からの独立性に関する事項および当該使 用人に対する指示の実効性の確保に関する事項 (1) 監査役からの求めがあった場合には、監査役の職務を補助すべき使用人として、 当社社員から監査役補助者を任命する。 (2) 監査役の職務を補助する部を経営総務室とする。 (3) 監査役より監査業務に必要な命令を受けた経営総務室社員は、その命令に関し て、取締役、経営総務室統括部長等の指揮命令をうけない。
7.取締役および使用人が監査役に報告をするための体制および報告をした者が当 該報告をしたことを理由として不利益な取扱いを受けないことを確保するため の体制 (1) 取締役または使用人は、法定の事項に加え、当社に重大な影響を及ぼす事項の 内容を、監査役にそのつど報告するものとする。 (2) 監査役は、いつでも必要に応じて、取締役および使用人に対して報告を求める ことができる。 (3) 当社は、監査役に報告をした者に対して、その報告を行ったことを理由として 不利益な取扱いを行うことを禁止する。 8.監査役の職務の執行について生ずる費用の前払い等に係わる方針に関する事項、 およびその他監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制 (1) 監査役からその職務の執行について生ずる費用の前払い、負担した債務の弁済 等の請求があったときは、当該請求に係わる費用または債務が、監査役の職務の 執行に必要でない場合を除き、当該費用または債務を処理する。 (2) 監査役は、重要な会議に出席するとともに、議事録が作成された場合は、その 事務局はこれを監査役に送付する。 (3) 内部監査部の行う監査の結果とその改善状況は、監査役にも報告されるものと し、監査役と内部監査部の間で定期的な情報交換を行う。 【業務の適正を確保するための体制の運用状況の概要】 当社は、会社法及び会社法施行規則の改正を踏まえ、平成29年3月23日開催 の取締役会において、業務の適正を確保するための体制(内部統制システム(旧名 称「会社の体制および方針」))の整備に関する決議を見直しました。 当社の取締役会は、取締役 10 名(うち、非常勤取締役 4 名)で構成されており、 2 名の監査役(うち、非常勤監査役 1 名)も出席し、業務執行状況の報告が行われ るとともに重要事項の審議・決議を行っています。 また、平成 28 年 6 月に任用した常勤監査役は、取締役会のほか役員会等の社内 の重要会議に出席するとともに、資料の査閲、取締役からの直接聴取を行い、業務 執行の状況や内部統制、コンプライアンスに関する問題点を監視する体制を整備し ており、経営監視機能の強化および向上を図っています。 コンプライアンスに関する取り組みの状況では、社長を委員長とする「リスクマ ネジメント委員会」を毎月開催し、コンプライアンスやリスクマネジメントに関す る報告や決定を行っています。また、毎年「NEDリスクマネジメントハンドブッ ク」の発行と全社員への配付、全社員等を対象とした研修活動も定期的に実施しコ ンプライアンスの周知徹底を図っています。当社の内部監査部門では、年度ごとの 内部監査計画に基づきモニタリングを実施しています。 【業務の適正を確保するための体制の評価】 全社的な内部統制について、「統制環境」「リスクの評価と対応」「統制活動」「情 報と伝達」「モニタリング」「ITへの対応」という6つの観点から、整備状況およ
び運用状況の有効性を評価しました。また、業務上重要なリスクを抽出した上で、 必要な対応(内部統制)が実施されていることを評価しました。
評価の結果、平成 29 年 3 月 31 日時点における当社の内部統制は、概ね有効であ ると判断しました。