• 検索結果がありません。

(様式4)

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "(様式4)"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

(様式4)

学 位 論 文 の 内 容 の 要 旨

細沼 賢一 印

(学位論文のタイトル)

Incidence, mortality and predictive factors of hepatocellular car cinoma in primary biliary cirrhosis

(原発性胆汁性肝硬変における肝細胞癌の発生率、死亡率および予測因子)

【背景・目的】原発性胆汁性肝硬変(PBC)患者における肝細胞癌(HCC)の発生の 報告は散見されるが、その発生率および死亡率、発生の予測因子に関する報告 は少ない。特に本邦を含めたアジアにおける報告は稀であり、今回これらに関 する検討を行った。

【方法】群馬大学および関連施設で1988年から2011年の間に組織学的かつ血清 学的にPBCと診断され、少なくとも12ヵ月以上経過観察された患者で、HCCに関 する画像検査を6ヵ月から12ヵ月の間隔で定期的に行われた患者を対象とした。

対象患者と一般人のHCCの発生率、死亡率の比較は日本全体の癌の罹患および 死亡統計を基に、それぞれSIR (Standardized incidence ratio)、SMR (Stan dardized mortality ratio)を用いて行った。SIRはselection biasを避けるた め、PBC診断後1年以内に発生した症例を含めた場合と含めない場合の両者で行 った。HCCの発生と予測因子(PBC診断時の血液データや合併症、既往歴、嗜好 など)との関連は単変量および多変量解析を行い検討した。これらの検討は男 性例が少ないため、全患者および女性例に関して行った。

【結果】対象患者は179例 (男性24例、女性155例) で、PBC診断時年齢は22-85 歳(中央値57歳)、経過観察期間は12-281ヵ月(中央値97ヵ月)であった。PBC診断 時stageはScheuerⅠ期101例、Ⅱ期42例、Ⅲ期19例、Ⅳ期17例であった。全例H CV抗体およびHBs抗原は陰性であった。HBc抗体については未測定例もあったが、

HCC発生例については全例陰性であった。

経過観察中HCCの発生は13例(女性11例)で認められた。PBC診断後1年以内の発生 を除くと12例(女性10例)であった。HCC診断時年齢は56-80歳(中央値68歳)であ った。PBC診断からHCC診断までの期間は9-180ヵ月(中央値76ヵ月)であった。H CC診断時におけるHCCの進行度はTNMⅠ期5例、Ⅱ期6例、Ⅲ期2例であった。PBC 診断後1年以内に発生した症例を含めたSIRは全患者で11.6 (95%CI: 6.2-19.8)、

女性で20.4 (95%CI: 10.2-36.5)、1年以内に発生した症例を含めないSIRは全患 者で11.5 (95%CI: 6.0-20.2)、女性で19.8 (95%CI:9.5-36.4)といずれも一般人

(2)

と比較し有意に高値であった。

経過観察中死亡例は31例で、死亡原因は悪性腫瘍13例、肝不全9例、他病死9例 であった。悪性腫瘍のうちHCCは9例 (女性8例)であった。SMRは全患者で11.2 (95%CI: 5.4-20.6)、女性で21.5 (95%CI: 9.8-40.7)といずれも一般人と比較し 有意に高値であった。

HCC発生に対する予測因子としては全患者、女性ともにアルブミン値が独立した 因子であった。

【結論】PBC患者においてはHCCの発生率および死亡率が一般人と比較して非常 に高く、特にアルブミン値が低値の患者ではハイリスクである。低アルブミン 値の患者では治療の選択肢が限られるが、より早期の発見により選択肢が広が り、予後の改善につながる可能性があるため、特に低アルブミン値のPBC患者に 対しては、HCC早期発見のためのより慎重なモニタリングが望まれる。

参照

関連したドキュメント

をまとめ,SCU と一般病棟での治療成績の差を報告し た。SCU での治療は死亡率を1

補遺 用語解説 [死亡率] SAGEでの死亡率は,次のようにして計算される. 1セル内の死亡率=1セル内の期間内死亡数 ÷ 1セル内の期首人口

訂正死亡率についてみると,多数の府県で年次 とともに死亡率は上昇している。 地域別については3ケ年とも大体男子と同様で ある。

BALF中の好中球数の有意な 減少を認め、肺組織 中のIL-1β、TGF-β 1、CTGFの遺伝子発現量 の 有意な減少も認めた。 またday28で、

これまでにAHA患者の臨床経過をまとめた本邦からの報告は、血栓止血学会で実施した2回の全 国アンケート調査 ( 各々、 2003 年: 58 例、 2008 年: 55 例

52±1.10でRefractory relapse症例の方がSensitive relapse症例より有意にTopo-IIスコアが高

またLPLは、中性脂肪(TG)、 RLP-Cと有意な負の相関、HDL-Cと有意な正の相関を認 めた。 HTGL は、 TG や HDL-C とは相関を認めなかったが、

心血管疾患とがんの既往がない 2 型糖尿病患者 2620 人データに因果の逆転 を調整するための統計手法を適用し、日本人患者における