へい せい　　　 　ねんど　 　　なごや だいがく だいがくいん こうがくけんきゅうか

外国人

留学生

入学

試験

問題

化学

か が く

・生物

せいぶつ

工学

こ う が く

専攻

せ ん こ う

（応用

お う よ う

化学

か が く

分野

ぶ ん や

）

博士

は く し

課程

か て い

（前期

ぜ ん き

課程

か て い

）

Examination for Foreign Students' Admission into Master's Programs of Graduate in the School

of Engineering (Applied Chemistry Subdepartment), Nagoya University

Beginning in April 2007

専門

せんもん

部門

ぶ も ん

(Specialized Area)

注意

ち ゅ う い

(Attention)

1. 「物理

ぶ つ り

化学

か が く

」

「有機

ゆ う き

化学

か が く

」

「無機

む き

化学

か が く

」

「分析

ぶんせき

化学

か が く

」の４科目

か も く

から２科目

か も く

を選択

せ ん た く

して、解答

か い と う

しなさい。

(Answer two of four questions provided from Physical Chemistry, Organic Chemistry, Inorganic Chemistry,

and Applied Analytical Chemistry.)

2. 下

し た

の所定欄

し ょ て い ら ん

に、選択

せ ん た く

解答

か い と う

した２問

も ん

の科目

か も く

に○印

しるし

を記入

き に ゅ う

すること。(Mark your selected areas in the

following column by ○.)

選択

せ ん た く

した科目

か も く

(Selected Areas)

物理

ぶ つ り

化学

か が く Physical Chemistry

有機

ゆ う き

化学

か が く Organic Chemistry

無機

む き

化学

か が く Inorganic Chemistry

分析

ぶんせき

化学

か が く Analytical Chemistry

3. 解答

か い と う

は直接

ちょくせつ

問題

も ん だ い

用紙

よ う し

に記入

き に ゅ う

すること。(Write your answers directly on the examination papers.)

4. 各問題

か く も ん だ い

にとりかかる前

ま え

に、それぞれの問題

も ん だ い

のはじめに記

し る

されている解答上

か いとう じ ょ う

の注意

ち ゅ う い

事項

じ こ う

をよく読

よ

み、

それにしたがって解答

か い と う

すること。(Pay attention to the notes shown at the beginning of each problem.)

5. 問題

も ん だ い

・解答

か い と う

冊子

さ っ し

は取

と

り外

はず

さずに解答

か い と う

を記入

き に ゅ う

し、試験

し け ん

終了後

し ゅ う り ょ う ご

に表紙

ひ ょ う し

も含

ふ く

めて全

すべ

て 提出

ていしゅつ

すること。

(Submit all examination papers including this initial page.)

6. 下欄

か ら ん

に、受験

じ ゅ け ん

番号

ば ん ご う

を記入

き に ゅ う

すること。(Write down your applicant number in the box.)

受験

じ ゅ け ん

課 程 専 攻 ・ 分 野 受 験 番 号

ぶ つ り か が く

物理化学

course department, area applicant number Physical Chemistry □ 前期 (master) 専攻

（ １ ／ ２ ） □ 後期 (doctor) 分野

名古屋大学大学院工学研究科

問１

揮発性きはつせいの化学物質かがくぶっしつAに少 量しょうりょうの不揮発性ふ き は つ せ いの物質ぶっしつBを混合こんごうさせて溶液ようえきを作つくった。次つぎの問といに答こたえよ。系けいの絶対温度ぜったいおんどはＴ，ガス定数が す て い す う はＲとする。

Small amount of non-volatile chemical substance B is dissolved into volatile substance A and they makes a solution. Answer the following questions. The absolute temperature of the system is T and gas constant is R.

(１)溶液中ようえきちゅうのA の化学か が くポテンシャルを μA、純物質 じゅんぶっしつ A の化学か が くポテンシャルを μA*とする。A のモル分率 ぶんりつ をxA とする時 とき 、平衡状態へいこうじょうたいで 成なり立たつ関係かんけいを式しきで示しめせ。

Chemical potential of A in solution is μA, while that of pure substance A is written as μA

*_{. Give the equation for the relationship}

betweenμA and μA

*_{. You can use x}

A as the volume fraction of A in solution.

（２）μA 、μA*の大小関係

だいしょうかんけい

を不等号ふとうごうで示しめし、その理由り ゆ うを記しるせ。

Write the relationship between μA and μA

* _{using the sign of inequality. Add the reason for your decision.}

（４）問とい２）、３）の結果け っ かから、この溶液ようえきの沸点ふってん と純 溶 媒じゅんようばいの沸点との違ちがいを図示ず しせよ。 （３） 純 物 質じゅんぶっしつ A の気相き そ う− 液相えきそうへいこう平衡の概念図がいねんずを μ−T 図上 ずじょう に表 現ひょうげんし、沸点ふってんの位置い ちを図示ず しせよ。

By use of the results of the questions 2) and 3) above, express the difference in boiling temperature of the solution and pure solvent A on μT map.

Schematically express the idea of air-liquid equilibrium for pure substance A on μT map and point out the location

課 程 専 攻 ・ 分 野 受 験 番 号

ぶ つ り か が く

物理化学

course department, area applicant number Physical Chemistry □ 前期 (master) 専攻

（ ２ ／ ２ ） □ 後期 (doctor) 分野

名古屋大学大学院工学研究科 とい どう けっしょう かん つぎ とい かいとう

問２

銅の結晶に関する次の問に解答せよ。 Answer the following questions about the copper crystal.

どう けっしょうこうし めんしんりっぽうこうし みつど どう げんしりょう 3

銅の結晶格子は面心立方格子であり、その密度は 20 ℃で 8.89 g/cm である。また、銅の原子量は 63.54 である。

Copper crystallizes in a face-centered cubic lattice with a density of 8.89 g/cm3 _{at 20 °C. The atomic weight of copper is 63.54.}

どう けっしょうこうし こうしていすう もと ていすう

(1) 銅の結晶格子の格子定数を求めよ。（アボガドロ定数: N A= 6.02×1023）

Calculate the lattice constant of the face-centered cubic lattice. (Avogadro's constant: N A= 6.02×1023)

めん めんかんかく もと

(2) (111)面の面間隔を求めよ。

What is the spacing of the (111) planes?

せん かいせつじっけん おこな さい せん もち どう けっしょう めん いちじ はんしゃ あたえ かくど けいさん

(3) Ｘ線の回折実験を行う際、154 pm のＸ線を用いたとき、銅の結晶の(111)面から、一次の反射を与える角度を計算せよ。 Calculate the diffraction angle for first-order reflection from the (111) planes in a diffractometer using 154 pm X-rays.

課 程 専 攻 ・ 分 野 受 験 番 号

ゆ う き か が く

有機化学

course department, area applicant number Organic Chemistry □ 前期 (master) 専攻

（ １ ／ ２ ） □ 後期 (doctor) 分野 名古屋大学大学院工学研究科 問 とい １ 次の反応はんのうの主おもな生成物せいせいぶつの構造式こうぞうしきを立体化学りったいかがくに注意ちゅういして空欄くうらんの中なかに示せ。なお、主おもな生成物せいせいぶつの分子式ぶ ん し し きは空欄くうらんのとなりに示しめ してある。(Predict the major organic products (one for each), and draw the structure in the blanks in consideration of the stereochemistry. The molecular formulae next to the blanks are those of the major organic products.)

1. BH

₃

/THF

2. H

₂

O

₂

/NaOH/H

₂

O

(1)

(2)

Ph

Ph

Ph

Ph

O

C C Ph

H

+

(3)

O

O

O

Δ

+

1. AlCl

₃

2. H

₃

O

+

(4)

NaOH/H

₂

O

(5)

O

O

O

O

1. NaOEt/EtOH

2. H

₃

O

+

O

O

(C

₁₁

H

₂₀

O)

(C

₃₆

H

₂₆

)

(C

₁₀

H

₁₀

O

₃

)

(C

₆

H

₈

O)

(Formula)

課 程 専 攻 ・ 分 野 受 験 番 号

ゆ う き か が く

有機化学

course department, area applicant number Organic Chemistry □ 前期 (master) 専攻

（ ２ ／ ２ ） □ 後期 (doctor) 分野 名古屋大学大学院工学研究科 問 とい ２ 次つぎの各反応かくはんのうについての問とい(1), (2)に答 こた

えよ。解答かいとうは下したの解答欄かいとうらんに記しるせ。(Answer the following questions (1) and (2) about the following reactions. The answers must be placed in the boxes underneath)

(1) IUPAC命名法 めいめいほう に従したがって化合物か ご う ぶ つAおよびBの化合物 か ご う ぶ つ 名 めい

を答こたえよ。(Name the compounds A and B according to the IUPAC rules.)

A B

(2) 反応

はんのう

の生成物せいせいぶつC-Gを構造式

こうぞうしき

で示しめせ。(Draw the structural equations of the expected reaction products C– G.)