To motivate the reader to make the most of Bangkok living.
BANG KOK
F R E E
先人たちの技
に
学ぶ
過去を見つめ、いまを生きる。
編 集 部 S. S. G LO BA L C O ., LT D . T el .+ +6 6- 2-71 4-36 05 -6 F ax .+ +6 6- 2-71 4-36 90 E -m ai l: in fo @ m ov eb kk .c om A dd re ss : 1 52 1/ 3 Su kh um vi t R d. , P ra kh an on g N ua , W at ta na , B an gk ok 1 01 10 T HA IL A N D X 38 3 Pr ak ha no ng P os t O ffi ce B an gk ok 1 01 10 T HA IL A N D / P rin tin g C oo rd in at io n: S IA M P RE SS M A N A G EM EN T C O ., LT D .JAPANESE EDITION
過去を見ることで、
現在が見えてくることがある。
道具は人が人として活動し始めたと きから有った。そして用途によってさ まざ まなものが創意工夫の中で生まれ てきた。シンプルなものからやがて高 度 な も の へ 多 目 的 な も の へ と 高 機 能、 高精度を求めて進化してきた。 先人たちの考案と創意工夫には驚く に値するものがある。道具はその時代 の 用 途 に 合 わ せ た 工 夫 が さ れ て い る。 こ の 道 具 を 考 え る こ と で そ の 時 代 背 景、文化を掘り起こすことができる。 古い道具には機械がもつ冷たさがな く、素材がもつ温もりが直接肌に伝わ り使う者の心をそのままに伝える。そ こ に は 機 械 と は 違 う 人 間 臭 さ が あ り、 道具は道具でありけっして機械ではな い。道具は人によって使われ生かされ るということを失わない。人はモノ
を
﹁は
か
る﹂ことから道具をうみだした。
人がモノをはかろうとしたのはいつからであろうか。先史時代には 既に時間や量の観念はあった。人々が農耕を始め、季節の移り代わり に敏感になり、種蒔きの時期、収穫の時期を知るために﹁時﹂を知る 必 要 に な っ た こ と に 起 因 し、 ﹁ は か る ﹂ と い う こ と が う ま れ た の が 最 初 で は な か ろ う か。 ﹁ 時 ﹂ は 星 の 動 き、 太 陽、 月 の 満 ち 欠 け な ど 天 体 の運行から測定された、そしてさまざまな暦が各地で創られた︵中で も特筆すべきは 3 世紀から 9 世紀頃にかけて、メキシコ南部からホン ジュラス西部の中央アメリカを中心に栄えたマヤ文明がうんだマヤ暦 の精緻さである 注 1 ︶。 おそらくはその後、距離や物を作るため﹁長さ﹂を測ることがなさ れたに違いない。ついで田の﹁広さ﹂や穀物の収穫量を知るために体 積を知る必要がでてくる。そして穀物の交換さらに進んで商品経済に 移行すると ﹁重さ﹂ を測ることが必要になってくる。このように ﹁長さ﹂ ﹁ 広 さ ﹂﹁ 重 さ ﹂ の 概 念 が う ま れ 各 国 で 測 定 の 基 準 注 2も で き こ れ を 測 る道具、つまり秤︵はかり︶もできさまざまな道具が出来上がった。 宝 石 や 金 銀 の 取 引 が 始 ま る と 秤 = 天 秤 が う ま れ た 注 3。 天 秤 の 記 録 が 見 ら れ る 最 古 の も の は 紀 元 前 五 千 年 の エ ジ プ ト 文 明 の 頃 で あ る 注 4。 その後貨幣経済がはじまりシルクロードを通しての東西交易も盛んに なると両替商や工商など多様な職種で使われるようになった。医師な ども薬の調合に秤を用いた。 このように狩猟、農耕、商工業、貨幣経済と文明が進んでゆく中で 生活に係わる道具がつぎつぎとうまれるとともに﹁はかる﹂という行 為を通しても道具は進歩を続けてきた。 先 人 た ち が 使 っ た こ れ ら の 道 具 は、 機 能 性 や 精 度 は 確 か に 劣 る が、 シンプルであるが故、使い勝手もよく、道具本来の持つ美しさを兼ね 備えている。さらにこれら道具を知ることで歴史や文化、時代背景を も知ることができる。 注 1 太陽の運行周期 365.2422 日 マヤ暦の計算 365.2420 日 月齢の周期 29.53059 日 マヤ暦の計算 29.53086 日 注 2 日本で法律により度量制度が 定められたのは七〇一年。尺 度にこま尺、斗量と検衡に唐 制を採用、尺・升・斤とも大 小二種が採用された。 タイでは例えばアユタヤ時代 には次のような単位が使われ ていたことがある。 注 3 シルクロードを通じて交易が盛ん な頃に軽くて持ち運びやすいロー マ秤=棹秤(さおばかり)が発明 され、同じ時期に中国でも棹秤が 考案された。 注 4 エジプトでは死者の善悪が天秤で ではかられると信じられ、ギリシ ャ神話でも女神テミスが正義と公 正のシンボルとして天秤を持って いる。女神テミスは裁判の象徴と もなり、また天秤は日本でも正義 と公正のシンボルとして弁護士バ ッチにデザインされている。 1 Kuea b = 25 centimeter 1Sok = 50 centimeter 1Wa = 2 Meter 1Sen = 40 Meter 25Sen = 1 Kilometer 1Yod = 16Kilometer 1Salung = 3.75 Gram 1Baht = 15Gram 1Shung =1.2Kilogram 1Hab = 60Gram人の判断には常に比較衡量が存在する。
どちらか長いか、大きいか、重いか。
そして価値観にも。こんな人の思いが
道具をもうみだしてきた。
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インフォメーション前でスコータ イ 、 ア ユ タ ヤ 時 代 の 銀 貨 を 販 売 す る ガ ン ラ ヤ ー さ ん を 紹 介 さ れ た 。 彼 女 は こ こ で 店 を 構 え ず 、 特 定 の 顧 客 の み に 銀 貨 を 販 売 し て い る 。 大 事 に 抱 え た バ ッ クの中の小袋からコガネムシ型の銀 貨 ︵ ポ ッ ト ド ゥ ワ ン 銀 貨 ︶ を 取 り 出 し た 。 こ れ が ポ ッ ト ド ゥ ワ ン 銀 貨 と 呼 ば れ る も の で ス コ ー タ イ 、 ア ユ タ ヤ 、 ト ンブ リ王朝およびランナー王朝で主 に 流 通 し た 貨 幣 で あ る 注 1。 時 代 や 王 朝 に よ り カ ッ ト や 刻 印 が 違 っ て く る 。 これらの銀貨はアユタヤ県を中心と し た 水 路 の 川 底 か ら 引 き 上 げ ら れ た 。 このことからも水路による交易が盛 ん に 行 わ れ 、 そ れ ぞ れ が 独 自 の 政 体 を 保 っ て い た と 考 え ら れ る 。 つぎに訪れたのが骨董品のブ ロッ ク に あ る お 店 。 店 主 の ブ ッ サ ボ ン さ ん とその家族で四つのブ ースを切り盛 り し て い る 。 こ こ で 扱 っ て い る も の は スコータイ時代を中心とした宋胡録 ︵ す ん こ ろ く 、 八 頁 参 照 ︶ の 焼 き 物 。 陶磁器は時代ごとに分類すること が で き る 。 様 々 な 土 地 の 特 徴 あ る デ ザ イ ン は 土 の 種 類 、 模 様 、 上 塗 り 液 に よ っ て 区 分 で き 、 陶 磁 器 は 時 代 ご と に 異 な る 特 徴 が あ り 、 ま た 焼 く 窯 に よ っ蒐集家ナワラット氏と
骨董品店を歩く
目利き、由来、歴史を聞き
異国の古に思いを馳せる
て 色 が 違 う 。陶 磁 器 の 中 で も 色 が 良 く 、 模 様 が 美 し く 、 土 が き め 細 か く 、 珍 し い も の ほ ど 価 値 が 高 い 。 陶 磁 器 の 選 び 方 は い ろ い ろ あ る が 、 匂 い も チ ェ ッ ク ポ イ ン ト の 一 つ だ 。 陶 磁 器 の 底 に 水 を 注 ぎ 、 匂 い を 出 す 。 古 い陶磁器であれば陶磁器から土臭い 匂 い が 出 て く る 。 新 し い も の で あ れ ば 匂 い は な い 。 最後に訪れたのは銀製品を扱うお 店 で あ る 。 さ ま ざ ま の 模 様 が 打 ち 出 された容器が所狭しと並べられてい る 。 古 い も の は 百 七 十 年 以 上 前 、 キ ン マ 注 2や 刻 み タ バ コ を 入 れ た 容 器 で あ る 。 ラ ー マ 四 世 、 五 世 の 時 代 は ビ ン ロ ウ を 好 ん で 噛 む 風 習 が あ っ た 。 ナ ワ ラ ッ ト 氏 は 言 う 、﹁ 骨 董 品 、 良 いものは必ずしも飾っておくだけも の で は な く 、 セ レ モ ニ ー な ど の と き 使 用することで先祖から伝わってきた 私たちの文化が現在と結びつくので す 。﹂ 注 1 紙幣は 1853年にラーマ四世により初めて採用された。 注 2 キンマ(蒟醤) 東南アジアに広く栽培され、葉は芳香がありこの木の葉で 石灰とビンロウの果実を包み、噛んで口中の清涼剤とする。チ
ャ
ト
チ
ャ
ッ
ク
で骨董に出遭う。
ス コ ー タ イ 王 朝 ラ ム カ ム ヘ ン 王 の 死 後、 国 威 は 傾 き、 一 三 五 〇 年 プ ラ ヤ ー・ ウ ー ト ン が チ ャ オ プ ラ ヤ ー 川 下 流 の ア ユ タ ヤ (Ayutthaya) を都とし、 王位に就き、 ラーマ ・ ティボディ︵一三五〇年∼一三六九年︶と号 し、スコータイ王朝をも併合して統一国家を 形成した。ここに六代一三二年にわたるスコ ータイ王朝が終わりを告 げ た。その後アユタ ヤ王朝は一七世紀になるとさらに版図を拡大 し、諸外国との交易等によって東南アジア大 陸最大の商業・政治都市へと発展し、当時の ロンドンを凌ぐほどの都市であったといわれ る。鉛、錫、銅、木材、陶磁などの物資がア ユタヤに集められ、一部は陸路でベンガル湾 へ運ばれたが、多くはチャオプラヤ川などの 河川を通じてタイ湾へ送られ世界各地に輸出 された。日本からも御朱印船が往来し、日本 へは鹿皮や鮫皮がもたらされたほか、宋胡録 焼きなども輸出され茶人に珍重された。また 山田長政で知られる日本人町が栄えたのもア ユタヤ王朝の頃である。 一七六七年、ビルマ軍の猛攻を受け、アユ タヤの町は一夜にして廃虚と化し、四一七年 続いた王朝は滅亡した。 ス コ ー タ イ ︵ Su kh o t ha i ︶ は 、 タ イ 族 に よ る 最 初 の 王 国 で あ る 。 一 二 三 八 年 、 イ ン ト ラ チ ッ ト 王 が 当 時 カ ン ボ ジ ア の ア ン コ ー ル 朝 の 支 配 下 に あ っ た ス コ ー タ イ を 占 領 し 、 国 号 を ス コ ー タ イ と 称 し て 初 代 の 王 と な り 、 ス コ ー タ イ を 中 心 と し て 独 立 国 家 を 建 設 し た 。 一 二 七 七 年 、 イントラチット王の三男であるラムカムヘン 王 ︵ K ing R am kh am ha en g ︶ が 三 代 目 の 王 と し て 即 位 し 、 以 後 ス コ ー タ イ 王 国 は 国 力 を 急 速 に 伸 ば し た 。 最 大 版 図 は ラ オ ス か ら ナ コ ー ン ・ シ ー ・ タ マ ラ ー ト 付 近 ま で 広 が っ た と い わ れ る 。 王 は 正 義 と 慈 悲 を 持 っ て 統 治 を 行 い 、 住 民 に 対 し て は 自 分 の 家 族 と 同 じ よ う に 取 り 扱 っ た 。 ま た ラ ム カ ム ヘ ン 王 に よ り 現 在 の タ イ 文 字 の 基 礎 が で き た と い わ れ る ほ か 、 中 国 か ら は 陶 工 を 呼 び 寄 せ て 窯 を 開 い た り 、 交 易 の 自 由 を 許 し 、 租 税 の 免 除 を 行 う な ど 文 化 ・ 政 治 面 で も 多 く の 実 績 を あ げ た 。 王 は 政 治 的 に 政 策 と 宗 教 と が 一 体 と な っ た 家 父 長 的 な 統 治 を 行 い 、 住 民 に 対 し て も 平 等 に 誠 意 と 正 義 を 持 っ て 臨 ん だ た め 、 父 ︵ Pa w ku n ︶ と 呼 ば れ 尊 敬 さ れ た ︵ 王 は タ イ 国 の 三 大 大 王 の 一 人 に 数 え ら れ る ︶。 こ の 時 代 に ス リ ラ ン カ か ら 上 座 仏 教 ︵ 小 乗 仏 教 ︶ も 伝 来 し て い る 。 一 三 一 七 年 に 大 王 が 没 す る と ス コ ー タ イ 王 朝 は 急 速 に 衰 退 し 、 一 三 五 〇 年 チ ェ ン ラ イ か ら 興 っ た ウ ー ト ン 族 に よ っ て 滅 ぼ さ れ た 。スコータイ王朝
アユタヤ王朝
(1238 ∼ 1350 年) (1350 ∼ 1767 年)Te
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宋 胡 録 は タ イ 国 ス リ サ チ ャ ナ ラ イ 市 近 郊 の パ ー ヤ ン 村 ・ ツ カ ー タ 村 ・ バ ン コ ー ノ イ 村 に 築 か れ た ス ワ ン カ ロ ー ク 窯 で 焼 か れ た 陶 磁 器 の 総 称 で 、 そ の 窯 業 は 一 二 九 四 年 ソ ム デ ッ ト ・ バ ロ ム チ ャ 王 が 中 国 か ら 連 れ 帰 っ た 陶 工 に よ っ て 始 め ら れ た と 推 定 さ れ て い る 。 タ イ の 古 陶 磁 は 、 形 状 や 文 様 な ど が タ イ 特 有 の 美 し さ で あ る が 、 中 国 陶 磁 の 影 響 を 強 く 受 け る 一 方 、 イ ン ド 、 ペ ル シ ャ の デ ザ イ ン も 色 濃 く 出 て い る 。 西 は イ ン ド 、 ア フ リ カ 、 東 は 日 本 に ま で 輸 出 さ れ た 。 日 本 で は ﹁ 宋 胡 録 ︵ す ん こ ろ く ︶﹂ ﹁ ソ コ タ イ ﹂ の 名 で 知 ら れ 、﹁ 宋 胡 録 ﹂ は 茶 人 に 珍 重 さ れ た 。﹁ 宋 胡 録 ﹂﹁ ソ コ タ イ ﹂ は 、ス ワ ン カ ロ ー ク 、ス コ ー タ イ の 産 地 名 に 由 来 し て い る 。 ス ワ ン カ ロ ー ク 陶 と 呼 ば れ た ス リ サ チ ャ ナ ラ イ で は 、 青 磁 や 青 磁 鉄 絵 、 鉄 絵 、 白 釉 、 褐 釉 な ど が 、 ス コ ー タ イ で は 独 特 の 形 状 で 力 強 い タ ッ チ の 鉄 絵 魚 文 な ど の 文 様 の 陶 磁 が 焼 か れ た 。 こ の ほ か に も 代 表 的 な タ イ 陶 磁 と し て 、タ イ 北 部 に は カ ロ ン 、 サ ン カ ン ペ ン 、 パ ー ン な ど の 窯 が あ る 。 カ ロ ン で は 轆 轤 ︵ ろ く ろ ︶ に よ る 薄 手 の も の が 多 い 。 サ ン カ ン ペ ン は 青 磁 の ほ か に 褐 釉 、 鉄 絵 も あ り 、 双 魚 文 の 文 様 で 知 ら れ て い る 。 パ ー ン も 青 磁 主 体 の 窯 で あ る が こ ち ら は 精 緻 な 文 様 で 知 ら れ て い る 。茶人が愛でた焼き物
桃山時代から江戸初期に渡来し
、
茶人たちの間で
﹁宋胡録︵すんころく︶
﹂の名で珍重された。
その力強いタッチの文様は、
タイ陶磁の魅力を代表する。
ナ
ワラ
ッ
ト・レー
カ
グ
ン
ナ ワ ラ ッ ト 氏 は さ ま ざ ま な 道 具 を 蒐 集 し て い る 。 三 十 年 以 上 前 か ら 蒐 集 を 始 め た 。 最 初 は コ イ ン 、 お 金 の 蒐 集 か ら で あ る 。 こ れ は 経 済 を 専 門 に し て い た こ と と 係 わ り が あ る 。 美 術 品 に も 興 味 が あ っ た た め そ の 後 ジ ャ ン ル は 広 が っ て い っ た 。 ﹁ 蒐 集 を 続 け て い る う ち に 、 骨 董 品 の 時 代 や そ の 背 景 、 当 時 の 文 化 や 風 俗 な ど を 知 ら な け れ ば な ら な い と 思 い 歴 史 を 勉 強 す る よ う に な り ま し た 。何 千 年 に も 渡 っ て 発 展 し て き た 道 具 に は 、 そ の 基 本 と す る 思 想 に 変 わ り は あ り ま せ ん 。 で す か ら ど の よ う に し て 考 案 さ れ た か が 理 解 で き な け れ ば い ま を 知 る こ と が で き ま せ ん 。 過 去 を 見 つ め る こ と は い ま を 生 き て い く う え で も 重 要 で す 。 現 在 の 私 た ち の 生 活 に あ る 、興 味 深 い 道 具 や さ ま ざ ま な 知 識 は 、 骨 董 品 と い え る 道 具 の 優 美 な デ ザ イ ン の 中 に 隠 れ て い ま す 。 し か し 、 真 剣 に 関 心 を 持 っ て 勉 強 し て い る 人 が な か な か い ま せ ん 。 私 た ち は 、 多 く の 物 を 捨 て 、 忘 れ て 来 ま し た 。 例 え 、 私 達 が 潜 水 艦 や ミ サ イ ル を 造 れ な っ た と し て も 、 私 た ち は 自 分 達 の 必 要 に 応 じ 考 え 、 便 利 な 生 活 を す る こ と が で き ま す 。 し か し 、 蒐古い道具や骨董品は、先人の考えを反映してい
るから面白いのです。
新
し
い
テ
ク
ノ
ロ
ジ
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に
目
を
む
け
る
だ
け
で
な
く
、
古い道具に詰まった先人たちの智慧を汲みとる
ことが大切です。
集 を し な け れ ば 、 学 ぶ こ と も で き ま せ ん 。 私 た ち は 見 て 、 触 れ な け れ ば い け ま せ ん 。 で す か ら こ れ ら の 骨 董 品 は 、 人 類 の 財 産 で 、 収 集 の 魅 力 は 新 し い 知 識 と 新 し い 物 と に 出 会 っ た 時 の 興 奮 な の で す 。 ラ ン ナ ー の 秤 は 中 国 の 秤 の 影 響 を 受 け 、 そ れ を 改 良 し 独 自 の 秤 と し て 完 成 さ せ ま し た 。 し か も 独 特 の 測 り か た を も っ て い ま す 。 そ れ は 、 中 国 秤 と 正 反 対 の 測 り か た で す 。 中 国 の 秤 は 、 目 盛 り が 台 に 刻 み つ け ら れ て お り 、 動 か す こ と が で き ま せ ん で し た 。 し か し 、 ラ ン ナ ー の 秤 は 、 中 国 秤 と は 正 反 対 で 、 重 量 の サ イ ズ に よ っ て 、 目 盛 り を 動 か す こ と が で き 便 利 な も の で し た 。 ラ ン ナ ー の 時 代 の 人 の 発 想 は 驚 嘆 に 値 す る も の で す 。 ス コ ー タ イ ・ ア ユ タ ヤ の 銀 貨 と ラ ン ナ ー 銀 貨 は 似 た 形 で す 。 し か し サ イ ズ は 違 い ま す 。 ラ ン ナ ー の 一 バ ー ツ 銀 貨 は 、 十 二 グ ラ ム の サ イ ズ で す が 、 ア ユ タ ヤ の 一 バ ー ツ 銀 貨 は 十 五 グ ラ ム で す 。 で す か ら 、 ラ ー ン ナ ー の 銀 貨 五 バ ー ツ は 、 ア ユ タ ヤ の 銀 貨 四 バ ー ツ と 等 し い こ と に な り ま す 。 ポ ッ ト ド ゥ ワ ン 銀 貨 ︵ コ ガ ネ ム シ 型 の 銀 貨 ︶ の 形 状 は 異 な っ て い ま す 。 ス コ ー タ イ 時 代 の も の は 、 何 度 も 叩 い て あ る た め コ イ ン の 下 に 幾 つ も の 面 が あ り ま す 。 そ の 後 の ア ユ タ ヤ 時 代 の も の は 二 面 で あ り 、 そ し て 、 ラ タ ナ ー コ ー シ ン の 時 代 に は 四 面 で す 。 現 在 つ か わ れ て い る 貨 幣 単 位 、 バ ー ツ は こ の 重 さ の 計 数 に 由 来 し て い ま す 。﹂ ナ ワ ラ ッ ト 氏 の 蒐 集 は 多 岐 に わ た る が 、 と り わ け 日 用 の 道 具 に 関 心 が 深 い 。 ﹁ 昔 の 人 の 生 活 が 一 番 良 く 反 映 さ れ て い る か ら で す 。 し か し 、 各 時 代 ご と に 、 道 具 は ゆ っ く り と 変 化 し て い ま す 。 簡 単 な 形 か ら 緻 密 な 形 へ と 。し か し 基 本 的 な あ り よ う は 変 わ っ て い ま せ ん 。 そ の 時 代 の 行 政 、 政 治 の 事 情 を 学 ぶ こ と が で き ま す 。 そ し て 、 ナワラット・レーカグン バンコク - クリスチャン学校高等教育課程修了後、 タイ中央銀行から奨学金を受け京都に経済学の勉強の ため留学。帰国後、タイ中央銀行に就職。現在、定年 を迎えスコータイ、アユタヤの貨幣経済を研究するか たわら、雑誌 Sprit Art and Antique に骨董品、芸術 文化について執筆している。著書に「Japan」と「Made in Japan」。 同 時 に 文 化 と 芸 術 の 資 料 に つ い て 学 ぶ こ と も で き る 。 い ろ い ろ な 古 い 道 具 、 骨 董 品 の 価 値 は 、 昔 の 人 が ど う 考 え て い た か を 反 映 し て て い る こ と で す 。 そ れ ら の 物 が い ま の 発 展 を も た ら し て い る の で す 。 問 題 は 、 殆 ど の 人 が 、 新 し い 文 化 と テ ク ノ ロ ジ ー だ け に 関 心 を 向 け 、 こ れ ら の 骨 董 品 の 知 識 が あ る に も 係 わ ら ず 、 骨 董 品 を 忘 れ て い る と い う こ と で す 。 学 べ ば 学 ぶ ほ ど 、 知 識 が さ ら に 豊 か に な っ て い き ま す 。 い ま 、 博 物 館 の 建 設 を 考 え て い ま す 。 土 地 は 既 に あ り ま す 。 し か し 、 建 設 予 算 が 不 足 し て い ま す 。﹂
側 の 棚 に は お 櫃 ︵ ひ つ ︶ や 調 味 料 が 置 かれ下には調理用具が並べられてい る 。お 櫃 は 竹 製 で カ オ ニ ャ オ を 入 れ る 。 タイ料理の基本となる調味料を調合 す る 木 製 の 臼 も あ る 。 主 室 に は 百 年 以 上 前 の 生 活 用 具 が 並 べ ら れ て お り 、 渡り廊下の別室には脱穀に使われた 大 き な 笊 ︵ ざ る ︶ と 雨 乞 い や 豊 作 を 願 う神事に使われる用具が展示されて い る 。 北 方 の 人 々 は 精 霊 を 畏 敬 し 身 近 な も の と し て 過 ご し 、 生 活 様 式 に も 取 り 入 れ て き た 。 悪 霊 か ら 身 を 守 り 戦 い に 勝 利 す る た め の 護 符 も あ る 。 中 で も 注 目 す べ き は 云 わ ば 農 事 用 ︵ 米 ︶ の カ レ ン ダ ー ︵ Pa kk ha the un K rad an g ︶。 ラ ン ナ ー 独 特 な も の で あ る 。 農 耕 民 族 に と っ て は ﹁ 時 ﹂ の 観 念 は 重 要 で あ る 。 細 長 い 木 の 板 を 左 右 に 分 け 満 月 と 新 月 を 記 し 、 そ れ ぞ れ を 十 五 の ブ ロ ッ ク に 分 割 し 、 そ れ ぞ れ の ブ ロ ッ ク に 点 が 刻 み 込 ん で あ る 。 こ の 点は精霊の数で点の少ない日にお米 を 脱 穀 す る 注 2。 ラ ン ナ ー の 人 た ち は ﹁ 時 ﹂ を ﹁ は か る ﹂ こ と に 、 彼 ら に と って切り離せない精霊信仰を加える こ と で 独 創 的 な 道 具 を う み だ し た 。 庶 民 の 生 活 は 自 然 を 敬 い 自 然 に 慣 れ 親 し み 、 時 の 流 れ を 掴 む と こ ろ か ら 道 具 ・ 生 活 用 具 が う ま れ 育 っ て き た 。 そ し て 自 然 に 感 謝 す る 、 現 代 人 が 失 い つ つ あ る 心 で あ る 。 道 具 は あ く ま で も 使 う も の で あ る こ と を 忘 れ て は な ら な い 。
Address : Soi Asok, sukhumvit Open : at 9.00am-17.00pm
Closed : Sunday ‒ Monday and special occasional day Admission fee : Adult 100 bath
Student 50 bath Children Free Tel : 02-661-6470-7 Fax : 02-258-3491
Web : www. siam-society. org
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ム
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ン夫人の家
Kamthieng Hause
チ ェ ン マ イ の ピ ン 川 の 川 岸 に 一八八四年に建てられたカムティエ ン夫人の家が一九六三年にサイアム ソ サ イ テ ィ ー に 寄 贈 さ れ 、 バ ン コ ク 市 内 に 移 築 さ れ た 。 建 物 は ラ ン ナ ー 注 1様 式 で 生 活 道 具 も全て当時のものをそのまま展示し て あ る 。 建物が高床式なのは洪水対策もあ る ほ か 風 通 し が よ い た め 夏 は 涼 し く 、 冬は地面に接しないため寒さが直接 伝わらないなど季節に対応できるよ う に な っ て い る 。 ま た 床 下 で 鶏 、 豚 な ど を 飼 育 で き る 利 点 も あ る 。 タ イ の 多 くの農家の建物として地方の民家で 見 る こ と が で き る 。 一 階 は 機 は た お 織 り 機 、 灌 漑 用 の 竹 製 の 樋 、 農 耕 用 具 、 狩 猟 用 具 、 木 製 レ リ ー フ が 展 示 さ れ て い る 。 魚 獲 り に 使 わ れ る 竹 製 の 魚 籠 や 仕 掛 は 日 本 の も の に よ く に て い る 。 竹 製 の 樋 も 固 い 台 地 や 岩 場 を 渡 す た め に 合 理 的 に 考 え ら れ て い る 。 機 織 り も 当 時 の 少 女 は 五 歳 く ら い か ら 始 め 結 婚 衣 裳 も 全 て 自 分 で 用 意 し た 。 二階の板敷きの一画に台所が一室 設 け ら れ て い る 。 や は り こ こ も 水 害 対 策 の た め で あ る 。 室 内 の 奥 に 囲 炉 裏 が 切 っ て あ り 、 こ こ で 煮 炊 き を す る 。 両身近な生活用具について
思い巡らし
タイの文化と生活様式を知る
注 1 ランナー 1296 年にメンラーイ王がチェンマイにランナー タイ王国を築き以後二百八十年に亘り北方を統治 した。文字や文化も独特のものを有していた。 注 2 点が多い日は精霊がお米を食べてしまう、もし点 の付く日であってもできるだけ数の少ない日が良 いとされた。N
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バンコク国立博物館
過去から未来へ
タイの歴史と文化が見えてくる
Address: Na Phra That Rd.,
Open :Wednesday-Sunday at 9.00 am -16.00 pm Closed : Monday-Tuesday
Admission fee : Thai 20 bath Foreign 40 bath Student free Tel : 02-2241370 Fax:02-2247473 Web :www.thailandmuseum.com タイ国には現在四十六ヶ所に国立 博物館があるその中心的存在がバン コ ク 国 立 博 物 館 で あ る。 一 八 七 四 年 ラ ー マ 五 世 チ ュ ラ ロ ン コ ー ン 王 ︵ 一 八 六 八 ∼ 一 九 一 〇 年 ︶ に よ っ て 王宮の敷地内に設けられたのが始ま りである。その後一八八七年に陳列 品 を 含 め て 現 在 の 場 所 に 移 転 し た。 建物自体はラーマ一世の弟の副王の 宮 殿 と し て 使 わ れ て い た も の で あ る。 館内は大きく三つのブ ロックから 構成されている︵王族の葬儀用山車 なども別途展示されている︶ 。 一、先史から近代までの展示 二、伝統工芸品の展示 三、スコータイ、アユタヤを中心 とした仏教美術の展示 歴史館には世界遺産にも指定され たバーン・チェン遺跡からの出土品 が見逃せない。バーン・チェンでは 既に農耕文化が定着し、それにとも なう道具類が数々出土され、その一 部が展示されている。 伝統工芸品の部門にはさまざまな 文物にかかわる道具が展示されてい るほか、武器や陶磁器、石碑などの コーナーもある。 仏教美術の展示コーナーには、ス コータイ、アユタヤをはじめドゥア ーラヴァティ、ロッブ リー、ラタナ ー コ ー シ ン︵ バ ン コ ク ︶、 ラ ン ナ ー そして近隣諸国の美術品が並ぶ。タ イの美術遺産は仏教に関係している といっても過言ではない。一三世紀 以 前 は ヒ ン ド ゥ ー 教 の 影 響 を 受 け ていたが︵前タイ美術と呼ばれる︶ 、 以降タイ独自の美術が花開く。 道具の基本思想は、何処の国でも 変わりないがその進化の過程でその 国の文化風習が色濃く出、独自の 容 かたち となる。とくにセレモニーなどに使 われる道具、装飾などは宗教の影響 が大きい。道具のルーツと変遷を眺 めることにより現在の私たちの日常 と結びつく。 注 国立博物館では毎週水曜日の 9時 30分 から 日本人ボランティアによる無料ガイドがあ る。解説は週によって違いますのでお問合 せください。
C
ontents
What’s NEW!?
ムーブ・メンバーシップ、プレゼント当選者発表 !! 毎月素敵なプレゼントが当たって、ムーブの無料送付サ ービスもついてくるムーブ・メンバーシップ『アリガト会』。 登録はウェブサイト www.movebkk.com で。 厳正な抽選の結果、下記の方がご当選致しました。 ■メンバーシップの方、全員から ①バンコク・エアウェイズ、タイ国内線ペア・チケット (バンコク発着往復) 1 名様 大沼誠さま ■ 5 月度新規メンバー登録の方の中から ②バンコク・エアウェイズ、タイ国内線ペア・チケット (バンコク発着往復) 1 名様 山崎裕之さま おめでとうございます。 THAI EDITION Special Feature 03……COVER FEATURE………ของเก่า...ล้ำค่า
JAPANESE EDITION Special Feature 03……COVER FEATURE………先人の技に学ぶ。 24……BIZ INTERVIEW…………サハ・グループ会長に訊く。 27……EDUCATION………ゆとり教育 28……SPA………COMO SHAMBHALA 31……RESTAURANT…………SANTOS 32……RESTAURANT…………黒田 38……SPECIAL FEATURE………Post-TSUNAMI 希望のある、未来へ。 Regular Contents 41……食を知る… … … … …… タイ国食べある記 42……心のエッセイ……… ひとときの癒し 43……トレンド発信……… Tokyo Sweet 44……医を知る………心臓内科医が語る 45……目から鱗………バンコクこぼれ歯なし 46……東北タイからの手紙……イサーンを歩く 48……小説………タイ国の熱い風 50……タイ文化のすすめ………SCC&P ほう・れん・そう 62……Horoscope………ワルット先生の星占い 56……小説………タイ国の熱い風 58……タイ文化のすすめ……… SCC&P ほう・れん・そう 62……Horoscope………ワルット先生の星占い Information & Tool51……[DISTRIBUTION LIST]……ムーブは、ここで手に入る。 52……[MAP]……… ムーブを持って街に出よう! 54……[CALENDAR]……… タイ・日の祝日がひと目で分かる Shopping
19……move……… CATALOGUE SHOPPING 20……move……… SPECIAL COUPON
王室御座船博物館
華美な装飾とフォルムに
絵巻物の世界が再現された
Royal Barge Museum
アユタヤ王朝時代より水路は交通網として重要なものであ り 、 こ れ は 現 在 に お い て も 変 わ る と こ ろ が な い 。 統 治 者 の 移 動 は セ レ モ ニ ー で 、 そ の た め 一 層 き ら び や か な も の と な る 。 博 物 館 に は 八 隻 の 国 王 専 用 の 船 が 展 示 さ れ て お り 、 ど の 船 の 舳 ︵ へ さ き ︶ に も 造 形 の 美 し い 像 が 配 さ れ て い る 。 元 来 船 に は 、 古 今 東 西 を 問 わ ず 航 海 の 安 全 を 祈 願 し て 舳 に 守 り 神 を 配 し た 。 御 座 舟 の 舳 に は 、 バ ラ モ ン 教 や ラ ー マ キ エ ン 注 1に 登 場 す る 神 々 が 備 え 付 け ら れ て い る 。 こ れ ら の 船 は ラ タ ナ ー コ ー シ ン 王 朝 時 代 に 建 造 さ れ た も の で 、 と り わ け 重 要 な 船 は ラ ー マ 六 世 ︵ 在 位 一 九 一 一 ∼ 一 九 二 五 年 ︶ の と き に 建 造 さ れ た ス パ ン ナ ホ ン ︵ Su pa nn ah on g ︶ で あ る 。 ホ ン と は バ ラ モ ン 教 の プ ラ フ マ ー 神 が 乗 る 聖 鳥 の こ と で あ る 。 プ ミ ポ ン 国 王 も 王 室 の セ レ モ ニ ー の と き に は こ の 船 に 乗 船 さ れ る 。 ま た 、 こ の 船 の 舳 は T A T の マ ー ク 、 硬 貨 の 意 匠 や A P E C の デ ザ イ ン に な ど に も 使 わ れ て お り 、 タ イ 人 に も 親 し ま れ て い る 。 全 長 44・ 7 メ ー ト ル 、 全 幅 3 ・ 15メ ー ト ル 、 漕 ぎ 手 が 五 十 名 と 手 漕 ぎ の 船 と し て は 大 き な も の で あ る 。 こ の ほ か タ イ の 公 式 紋 章 と し て 使 わ れ る ク ル ッ ツ ︵ ガ ル ー ダ = Ga ru da , 鳥 神 ︶ を 配 し た 船 も あ る 注 2。
Address : Na Phra That Rd., Open : Wednesday-Sunday at 9.00 am -16.00 pm Closed : Monday-Tuesday Admission fee : Thai 20bath Foreign 40bath Student free Tel : 02-2241370 Fax : 02-2247473 Web : www.thailandmuseum.com 注 1 ラーマキエン タイ国の伝統文化を知るう えで重要な一大叙事詩であ る。エメラルド寺院(ワット・ プラケーオ)には百七十八 場面にわたる細密な壁画が 回廊に描かれている。 注 2 ほかにも蛇の神ナーク、猿 の神ハヌマーンを模ったも のがある。 写真 P.35
Post-TSUNAMI Special Feature >>> Evason Phuket Resort のプ ライベート・アイランド「ボン島」 からの風景。津波後も、自然はあ いかわらず美しい。 表紙解説
THAI EDITION / JAPANESE EDITION
>>> 蒐集家ナワラット氏所蔵の『秤(はかり)』。古物で溢れかえる 氏の家は、一日ではとても見切れないほどの蒐集物で埋まっている。
“ANDAMAN SEA” PHOTO CONTEST アンダマン・フォト・コンテスト開催 【応募方法】 ◎1人何点でも応募できます。◎応募作品はすべてプ リントで単写真に限ります。カラー・モノクロいずれ でも結構です。◎応募作品は未発表のもので、同一ま たは類似作品が他のコンテストなどに応募中または 応募予定、あるいは過去に入賞している作品は応募で きません。ただし 、 市販目的のない出版物やクラブ 展、個人的なホームページに発表された作品は応募で きます。◎被写体が人物の場合、肖像権侵害等の責任 は負いかねます。応募に際して、必ず被写体本人の承 諾を得てください。◎応募作品は応募者本人が撮影し 、 すべての著作権を有しているものに限ります。他人 の名前を使用した場合は失格になります。◎応募作品 の返却はできません。◎氏名、年齢、連絡先、電話、 E-MAIL アドレス、撮影場所、題名を記入し、編集部 までご郵送ください。 【宛先】
“ANDAMAN SEA” PHOTO CONTEST
S.S. GLOBAL CO., LTD. / MAIL BOX: P.O. 383 Prakhanong Post Office Bangkok 10110 THAILAND
Vol.018/JULY 2005
PUBLISHER: S.S. GLOBAL CO., LTD.
ADDRESS: 1521/3 Sukhumvit Rd., Prakhanong-Nua, Wattana, Bangkok 10110 THAILAND
CO-OPERATED COMPANY: GCA CO., LTD. EDITORIAL DIRECTOR: Yoshihisa Sugiyama [ 杉山佳久 ] DIRECTOR OF BOARD: Supamit Sumida [KHUN TAA] CHIEF OF EDITOR: Masaki Dobashi [ 土橋正樹 ] AGGRESSIVE EDITOR: Atsushi Tamura [ 田村 篤 ] GRAPHIC DESI G NER: Maki Sakamoto [ 坂本真紀 ] GRAPHIC DESIGNER: CANIT GAEWSWANG [TUM] CHIEF OF EDITOR (Thai Edition): Wachara Yingyongsiriratara [A] ASSISTANT EDITOR: Ketdarin Thepmaneechai [MOOK] ASSISTANT EDITOR: Kamonwan Thongthep [NAN] ASSISTANT EDITOR: Prapassorn Wangthanomsak [POOK] ASSISTANT EDITOR: Kanokpan Paladech [JIK]
DIRECTOR OF ADVERTISING SALES: Khanitha Sundarapakshin ASSISTANT SALES MANAGER: Sunan Pechroojee [MEE] ASSISTANT SALES MANAGER: Paisri Kalakul [TOON] ASSISTANT SALES MANAGER: AKKARAPON SRISUBUN [DIA] ASSISTANT SALES MANAGER: PATTANMA WANGPASIT [PAT] ADMIN STAFF: Pimpawadee Chuenchutaweesap [BEAW] ADMIN STAFF: Chutipol Malawan [CARE]
INFO TECH STAFF: CHAIWAT PONGPRUDTHICHAI [TEE] SPECIAL THANKS: SUMITA Culture Center, All of staff SPECIAL THANKS: Teruhiko Sekiguchi [TERU] PRINTING: SIAM PRESS MANAGEMENT CO., LTD. 広告掲載のお問い合わせは『ムーブ編集部』まで。 For Advertising, please contact “move”. S.S. GLOBAL CO., LTD.
MAIL BOX: P.O. 383 Prakhanong Post Office Bangkok 10110 THAILAND TEL: 0-2714-3605-6 FAX: 0-2714-3690
E-mail: [email protected] Website: www.movebkk.com 禁無断転載・複写
[email protected]. GLOBAL CO., LTD./move magazine office
Vol.018/ July, 2005 COVER PHOTOGRAPH
Photograph by Atsushi Tamura
Photograph by Atsushi Tamura
「津波」のあとのアンダマンを応援するムーブでは、 『アンダマン・フォト・コンテスト』と題し、読者の方 からの投稿写真を募集します。応募作品の中から毎 月「1作品」を、連載特集『Post-TSUNAMI Special Feature 希望のある、未来へ。』のトビラ・ページ(今 号は P.35)として、採用いたします。
紀伊國屋書店、東京堂書店、泰文堂書店、BIG ECHO、MOCO SHOP ほかにて、お買い求めいただけます。
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1521/3 Sukhumvit Rd., Prakhanong Nua, Wattana, Bangkok 10110
■お問合せ/ MCS(ムーブ・コール・サービス)まで日本語で どうぞ 0-66886609 (OPEN: AM10-PM6, Mon-Fri) ご注文/ [email protected] もしくは Fax.0-2714-3690 まで 通常価格 日本製のパウダー・ソープ。毛穴の汚れ をかきだす「泥炭石」透明感ある肌に「ビ タミン E+C」、みずみずしい肌に「マリ ンコラーゲン」があります。 65g 入り。
販売元 VIVANT WORKS CO., LTD.
パウダー・ソープ POWDER SOAP 1,200B 通常価格 自然の葉をベースにした石鹸。LOTUS[ ハ ス の 葉 ]、CUCUMBER[ き ゅ う り ]、 MANGOSTEEN[ マ ン ゴ ス ティン ]、PA-PAYA[パパイヤ ]、HONEY[ 蜂蜜 ] の 5 種類。 リーフ 5 枚、封筒付き。 販売元 VIVANT WORKS CO., LTD.
リーフ・ソープ LEAF SOAP 120B 通常価格 日本で大ヒットのペリカン印の泥炭石 ソープ。毛穴に詰まった、しつこく余分 な皮脂汚れを吸着してかきだす薬用炭 を配合してあります。日本製。 150g 入り。お徳用 135gx2 本入り。 販売元 VIVANT WORKS CO., LTD.
泥炭石石鹸 PEAT STONE SOAP
通常価格(150g)800B ( お徳用 )1,000B バージョン アップ 使用後にツルツルのお肌になる桑の葉エ キス配合のピーリング・ジェル。日本の エステサロンで大人気。無香料、無着色、 無防腐剤の安心商品。日本製 250ml。 250ml 入り(約 1 ヶ月分)。 販売元 GCA CO., LTD. クリア・ファイン・ジェル CLEAR FINE GEL
2,500B 通常価格 売れ筋 深海鮫の肝臓から抽出した 99.9% の 天然スクワランオイル。皮膚と近い成 分のため、吸収がよく、ベタつかず、すっ きりとした使用感。日本製 30ml 入り。 30ml 入り(1 ∼ 2 ヶ月分)。 販売元 EC WORLD CO., LTD. EC スクワランオイル EC SQUALANE OIL 1,200B 通常価格 売れ筋 アミノ酸石鹸をベースに肌に優しい弱酸 性ウォッシュパウダー。植物性パパイヤ 酵素、ムクロジパウダー、麦飯石など有 効成分含有。日本製 60 グラム入り。 60g 入り(1 ∼ 2 ヶ月分)。 販売元 EC WORLD CO., LTD. EC ウォッシュパウダー EC WASH POWDER 800B 通常価格 売れ筋 鉄分が豊富な「マンゴスティン」、タイ の朝鮮人参「カチャイダム」、古代から の 健 康 果 実「ノニ」、そして「マ マオ」 の 4 種類の健康のための果実酒です。 750ml 入り。 販売元 Chateaw De Klang マンゴスティンワイン MANGOSTEEN WINE 通常価格 ( カチャイダム・ママオ ) ( マンゴスティン・ノニ )450 B 350B 通常価格 大好評 日本製の畳表を使った畳。半畳分の大 きさでフローリングに置くだけで畳部 屋が実現します。久しぶりの畳の香りが 懐かしく、落ち付けます。 88mm x 88mm x 13mm。※注文販売のみ ※実物体験は MOCO SHOP までどうぞ。 畳 TATAMI 1,500B 通常価格 おすすめ 天然に存在する微生物群から培養され た EM 肥料。希釈して植木に肥料とし て、生ごみの匂い消しなどにご利用く ださい。 250ml 入りと 1 リットル入りの 2 種類。 販売元 EM KYUSEI CO., LTD. EM 肥料 EM HIRYO 通常価格(250ml)25B(1L)68B NEW NEW ムーブ誌面の広告でもお馴染みの「南蛮 古酒」。タイのもち米を 100% 使った 贅沢な風味と旨みをお楽しみ下さい。 700ml 入り。
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ウムちゃん(シリヤゴーン・プッカウェート)。テ レビ CM「リジョイ」(1994)などで活躍。テ レビドラマ「シー・ペーン・ディン」(2004)で 一躍有名になり、女優業のかたわら、執筆 業、司会業もこなす。2004 年 12 月には、ラ イフスタイル雑誌「Baan oom Living」を創刊。 自身でデザインした雑貨ブランド「Baan oom Living Day」を世に送り出す。
OOM, Siriyakorn Pookawes proudly presents this perfect yummy Thai food. Kai Yad Sai is truly easy to cook, eat and enjoy. Let s discover what s behind the different tastes of Thai food! ウムちゃんが自信をもって紹介する、 おいしいタイ料理の二品目は『ガイ・ヤット・サイ』。とっ てもかんたんに作れて、すぐに食べられる。誰でも挑戦で きる手軽な一品です。さあ、タイ料理の奥深さ、とくと味 わいあれ!
Let’s Cook Thai Food with OOM!!
oom Living
ウムちゃんと、タイ料理をつくってみよう。
00.
Vol.02
“Kai Yad Sai”
Prepare all ingredients. 材 料 を 用 意 し ま す。 < Egg 2 卵 2 個、 Chicken 1/2 cup 鶏 肉 の サ イ コ ロ 切 り 1/2 カ ッ プ、Chopped Tomatoes 1/2 cup トマトの角切り 1/2 カ ッ プ、Chopped Onion1/2 cup たまねぎの角切り 1/2 カップ、 Soy Sauce 1/2 table spoon 醤 油 大 さじ 1/2 サ ジ、Tomatoes Sauce 1 table spoon トマト・ソー ス 大 さ じ 1/2 サ ジ、Sugar 1 tea spoon 砂 糖 小 さ じ 1 サ ジ、Pea 1/2 cup グリンピース 1/2 カップ>
01.
Chop tomatoes and onion into pieces. トマトとたまねぎをサイコロ 程度の大きさで角切りにします。
02.
Fry chicken, then add pea, onion and Tomatoes into the pan. 同じくサイコロ大に切った鶏肉を フライパンで炒め、グリンピース、 トマトとたまねぎを加えます。
03.
Add 1 table spoon of tomatoes sauce, 1/2 table spoon of soy sauce and 1 tea spoon of sugar-This is the filling.
トマト・ソース(大さじ 1 サジ)、醤 油(大さじ 1/2 サジ)、砂糖(小さじ) を加え、味をととのえます。
04.
Beat 2 eggs in the bowl, then pour the egg into the pan. 卵をボウルに割り、かき混ぜます。 油を敷いたフライパンを温め、溶 いた卵をうすく流し込みます。
05.
Add the chicken into the center. Wrap the egg to be our KAI YAD SAI. さきほど炒めた鶏肉などの具材を卵の中央に置きます。四方 から卵で包み込み、ひっくり返したら、『ガイ・ヤット・サイ』の できあがり。
07.
Tilt the pan to spread the egg evenly over the bottom of the pan, wait until the top looks dry and the egg is golden on the bottom. 卵が均等な厚さになるよ う、フライパンを傾けながら弱火 で焼きます。表面が乾き、きれい な金色になったら OK。
06.
move をご持参 ご来店して頂いたお客様 宅配依頼のお客様 新品をご購入時 事前お申し込み 00 数字 限定人数= 10 の場合は 10 名様限り ランチを除く、お食事代金のみ ディナーのみ 10 回コースをご購入の方、 50%割引いたします。 BUY any 10 times course will get 50% discount.ซื้อคอร์สใดก็ได้ 10ครั้ง จะได้รับส่วนลด 50% เฉพาะเดือนนี้ ขณะนี้เรามีเครื่อง Electrostimuli ไว้บริการทุกท่านแล้ว ☎ 0-2714-7882-3 BODY HYTECH
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・お一人様各店 1 回限りのご利用となります。 ・ 店舗により、お名前、連絡先等のご記入が必要なところもございます。 ・ご利用の際は move 本誌をご持参ください。 ・他のクーポン、割引券、優待券等との併用はできません。 ・1 ท่านสามารถใช้ได้ 1 ครั้ง ・ร้านค้าที่ร่วมรายการบางแห่งอาจต้องกรอกรายละเอียด เช่น ชื่อ เบอร์โทร หรือสถานที่ติดต่อ เป็นต้น ・หากต้องการใช้คูปอง กรุณานำ MOVE มาด้วย ・คูปองนี้สามารถใช้ได้ตั้งแต่วันนี้ ถึงวันที่ 31 กรกฎาคม พ.ศ.2548 ・คูปองอื่นๆไม่สามารถใช้ร่วมกับคูปองส่งเสริมการขาย อาทิ คู ปองส่วนลด เป็นต้น BODY HYTECH 新しいイクイップメントを揃えました。 TONGLOR S p a & B e a u ty 1,500B ∼ BEAUTY TREATMENT ビューティ・トリートメント สปาที่พิถีพิถันในการคัดเลือกวัตถุดิบจาก ธรรมชาติ เพื่อความงามของทุกท่าน ☎ 0-2255-6888NOVOTEL BANGKOK SIAM SQUARE
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タイの文化と日本の文化の架け橋として、いろ いろなレクチャーをやっています。 PRAKHANONG Culture & Lecture 300B Member Fee 会員費 講座料お支払いの 先着10 名 10 名まで มังคุด ราชินีแห่งผลไม้ เหมาะสำหรับดื่มและเป็นของฝากแด่คนที่คุณรัก ☎ 0-2714-3609, 0-6688-6609 MOCO SHOP
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ORIGINAL COCKTAIL รสชาติกลมกล่อม ให้กลิ่นหอม หวานของอ้อย ☎ 0-2392-1881-2 BECCOFINO BECCOFINO ムーブとのコラボ・カクテル “ ベコフィーノ ”。 口当たりの良さとおいしさが巷で噂です。 THONGLOR Restauran t & Enter tainment Service is continued 引き続きお楽しみいただけます 225B++
move カクテル
แพ็คเกจจากนิจิโกะ กอล์ฟ เป็นสมาชิกฟรี กรุณานำ move มาด้วย ลูกค้าที่มาที่ร้าน ลูกค้าที่ต้องการให้ส่งสินค้าไปที่บ้าน กรณีที่ซื้อสินค้าใหม่ กรุณาจองล่วงหน้า 00คน จำกัดจำนวนคน เช่น10ท่านเท่านั้น เฉพาะค่าอาหาร ยกเว้นอาหารกลางวัน เฉพาะอาหารเย็นMOVE COUPON
<使用方法>EXPIRY DATE: 31 July, 2005
แพ็คเกจพิเศษ โปรโมชั่น!!! ธรรมชาติสปา
ไม้เทนนิส HEAD FXP ลดเฉพาะค่าอาหาร
ลดเฉพาะค่าอาหาร ลดเฉพาะค่าอาหาร
④ JILL / Serveware Small / 115 Baht
Blue ME063 / Yellow ME065 / Grey ME062 / Red ME064
③ REE / Oval Cup, Irregular shape / 80 baht Grey ME070 / Blue ME071 / Red ME072 / Yellow ME073 ① FOO / COOKWARE BOWL. SET OF 3 / 895 baht
GREY ME066 / BLUE ME067 / RED ME068 / YELLOW ME069 ⑬ / ⑮ MAMA / Milk Pot W/Handle / 550 baht
Brown EN028 / Cream EN029
⑭ / ⑯ LOOD / Deep Pot / Set Of 2 W/Handle / 525 Baht Brown EN032 / Cream EN033
Enamelwares
⑬ ⑭ ⑮ ⑯ ⑰ ⑱⑨ / ⑩ LOO / Deep Pot Set Of 3 / 650 Baht Cream EN031 / Brown EN030
⑲ OH-OH / MUG / 150 baht
BROWN EN034 / CREAM EN035 / BLUE EN036
Ceramicwares
⑩ MEW / Porcelain Vase / 120 Baht Blue PL077 / Red PL074 / Yellow PL075 / Brown PL076
⑪ MILK / GLASS VASE / H 9 CM / 75 baht GL050
⑫ SAKE / GLASS VASE / H 5.5 CM / 125 baht GL051
Glasswares
⑦ PLOOK / CERAMIC PLANTER.SET OF 2 / I50 baht BLACK CE020 / DARK BROWN CE021 ⑤ LIAM / SQUARE OVEN DISH 250 baht D16.5 X H4.5 CM.
COCOA CE014 / BEIGE CE015 / YELLOW CE016 / BLUE CE017
⑥ UNE / MUG / 125 baht D9 X H10 CM. COCOA CE002 / BEIGE CE003 / YELLOW CE004 / BLUE CE005
⑧ Gratin /Caserole With Handle / 150 Baht Blue CE013 / Yellow CE012 / Beige CE011 Cocoa CE010
⑨ UNE LEK / MILK / 65 baht D5.5 X H6 CM. COCOA CE006 / BEIGE CE007 / YELLOW CE008 BLUE CE009
⑪ ⑫
② PIPU / MUG 105 baht D. 8 X H. 8.5 CM.
GREY ME054 / BLUE ME055 / RED ME056 / YELLOW ME057
■商品のお求めは、Playground / Central: Chitlom, Ladprao, Bangna, Pinklao, Zen / Propaganda: Emporium, Siam Discovery Center ■オンライン・ショップ www.baanoomlivingday.com
Baanoom Living Day Catalogue 2004/2005
Melaminewares
B
iz Interview
Interview by Yoshihisa Sugiyama, NANText & Photos by Atsushi Tamura
第9回サハ・グループ展示会 2005 年 7 月 1 ∼ 3 日/クイーン・ シリキット・ナショナル・コンベンショ ン・センター
the 9th Saha Group Export & Trade Exhibition, Queen Sirikit National Convention Centre 1-3 July 2005. www.sahagroup.com <OPEN: 1-2 July 10:00-18:00, 3 July 10:00-22:00> ― ― 〝 イ ノ ベ ー シ ョ ン ・ ト ゥ ・ サ ー ヴ 〟 と い う テ ー マ で 開 催 さ れ る 今 回 の 展 示 会 で す が 、 来 場 さ れ る 人 々 に は 、 ど ん な こ と を 期 待 し ま す か ? ﹁ ま ず 、 第 一 に サ ハ ・ グ ル ー プ の 事 業 内 容 を 知 っ て い た だ き た い 。 つ ま り 、 ど ん な も の を 作 り 、 ど ん な も の を 売 っ て い る か 。﹃ サ ハ ﹄ と う い 企 業 体 が ど ん な こ と を し て い る か 、 と いうことをより良く知っていただきたいと思 い ま す 。 ま た 、 こ の 展 示 会 で は ﹃ 即 売 ﹄ と い う の も 、 ひ と つ の ポ イ ン ト で す 。 日 本 で も こ の よ う な 展示会はたくさん開催されていると思います が 、 タ イ 人 に と っ て は 、 こ の ﹃ 即 売 ﹄ と い う の は 、 非 常 に 魅 力 的 な よ う で す 。 た だ 見 せ る だ け で は 、 わ れ わ れ タ イ 人 に は 物 足 り な い 、 と い う 感 覚 が あ る ん で し ょ う ﹂ ― ― 会 長 は 英 語 だ け で な く 、 日 本 語 も 堪 能 で ら っ し ゃ い ま す ね 。 日 本 で 仕 事 を さ れ た 経 験 が あ る と か ⋮ ⋮ 。 ﹁ え え 、 18歳 の 時 に 、 父 に 日 本 で 働 く よ う に 言 わ れ ま し た 。 6 年 間 、 実 際 に 日 本 の 企 業 で 働 い た ん で す よ 。 当 時 は 、 円 が 3 6 0 円 に 固 定 さ れ て い た 時 代 で ね 。 今 か ら は と て も 想 像 で き ま せ ん が 、 日 本 は 何 も な い 国 で し た 。 私 は ﹃ 米 ﹄ を 売 っ た り し て い た ん で す 。 タ イ 米 ね 。 実 際 に は 、 両 国 の 間 の 連 絡 を 取 り 合 っ た り 、 そ う い っ た 仕 事 で し た 。 他 に は 、 米 国 や 欧 州 か ら 万 年 筆 な ど の 商 品 を 持 っ て き て 、 日 本 の 企 業 に ﹃ こ れ を 作 っ て く れ ﹄ と 、 い わ ば 新 商 品 の 企 画 や 発 注 の よ う な 仕 事 も す る よ う に な っ て い ま し た 。 あ の 頃 、 日 本 で 経 験 し た こ と は 、 い ま の 仕 事 に は 非 常 に 大 き な 影 響 を 持 っ て ま す よ ﹂ ― ― 1 0 0 0 ブ ラ ン ド 以 上 の 商 品 を 持 つ サ ハ ・ グ ル ー プ を 経 営 す る と い う こ と は 、 単 純 に 考えても非常 に 困難のともなう仕事だと思い ま す 。 巨 大 組 織 の 運 営 と い う 面 で 、 ど の よ う な 考 え を お 持 ち で す か ? ﹁ 私 の 考 え 方 は 、 他 の タ イ 人 や 海 外 の 経 営 者 と 、 多 少 違 う か も し れ ま せ ん 。 サ ハ は 、 多 く の グ ル ー プ 企 業 を 抱 え る 多 企 業 組 織 で す が 、 私はそれぞれの企業にある程度の責任を与え 経 営 を さ せ る 、 い わ ば 分 散 化 ︵ U nc en tra l ︶ を 基 本 に 考 え て い ま す 。 中 央 集 権 的 に 、 ひ と り で 全 部 を 管 理 す る 、 と い う の で は な い の で す ﹂ ― ― 副 首 相 顧 問 や 、 B O I の ダ イ レ ク タ ー な ど 、 か ず か ず の 要 職 を 兼 任 し て い ま す が 、 1 日 の ス ケ ジ ュ ー ル は ど の よ う な 感 じ で す か ? ﹁ 実 際 に は 、 副 首 相 顧 問 と い っ た 仕 事 は そ れ ほ ど 忙 し く な い ん で す よ 。 会 議 が あ れ ば 、 そ れ に 出 席 す る 、 と い っ た 感 じ で 。 朝 は 早 く 起 き ま す 。 5 時 く ら い か な 。 会 社 に は 8 時 に 出 社 。 午 前 中 は プ ラ ・ ラ ー ム 3 通 り の オ フ ィ ス 、 午 後 は ペ ッ ブ リ ー 通 り の オ フ ィ ス で す ね 。 午 後 8 時 ご ろ に は 帰 宅 し ま す よ ﹂ ― ― 企 業 経 営 を す る に あ た り 、 ど ん な 人 物 を 参 考 に さ れ て い ま す か ? ﹁ 私 は 、 歴 史 上 の 人 物 な ど を 目 標 に し た り す る よ り は 、 実 際 に 会 っ た こ と の あ る 経 営 者 を 見 習 う こ と が 多 い の で す 。 グ ル ー プ 企 業 の 経 営 者 た ち 、 た と え ば ワ コ ールやライオンといった企業がグループには あ り ま す が 、 彼 ら の 経 営 理 念 や 考 え 方 を 見 聞 き し 、 そ れ に 感 銘 を 受 け る こ と が よ く あ り ま す 。﹃ お 金 は 水 の よ う な も の で 、 低 い と こ ろ に集まる﹄というような考え方を持つ者もい て 、 そ れ ぞ れ と て も 興 味 深 い ﹂ ― ― い ま 、 タ イ の ラ イ フ ・ ス タ イ ル の 変 化 は 、 かつてないほど急激なもの に なりつつあると 思 い ま す 。 生 活 の 隅 々 ま で 行 き 渡 る 商 品 を 扱 う サ ハ ・ グ ル ー プ で す が 、 将 来 的 に タ イ の 人 々 の 生 活 は ど う な っ て ゆ く と 思 い ま す か ? ﹁ タ イ は 、 そ の 気 候 や 風 土 が 、 日 本 と 比 べ て 本 当 に 違 い ま す ね 。 こ の 暑 さ や 仏 教 と い っ た 要 素 が 、 タ イ の 社 会 を 作 っ て い る と い え ま す 。 経 済 に 関 し て は 、 現 在 は 大 き な 問 題 は な い と 考 え ま す 。 南 部 の 不 安 定 な ど 、 細 か な 問 題 は あ り ま す が 、 お お む ね 良 し と 考 え て い い 。 し か し 、 現 在 は と て も 変 化 の 激 し い 時 代 で す 。 将 来 的 に 、 タ イ の 社 会 は 大 き く 変 化 す る で し ょ う 。 そ う な る と 、 私 の 分 散 的 手 法 を と っ た 経 営 も 、 変 わ ら ざ る を え な い 。 時 に は 、 中央集権的に管理するほうがいい場合もあり ま す 。 そ の 時 代 、 状 況 に よ っ て 、 柔 軟 に 経 営 し て ゆ く べ き だ と 思 い ま す ﹂ 1,000 ブランドを超える商品をタイ全国に送り出 す巨大企業コングロマリット『 SAHA GROUP 』。 7 月 1 日から 3 日まで開催される、毎年恒例の展 示会(9th SAHA GROUP EXPORT & TRADE EXHIBITION)をひかえ、オーガナイザーである グループ会長、ブンヤシット氏にお話しを伺った。
B
柔軟な経営姿勢を持つ、
巨大組織のトップに訊く。
サハ・グループ会長 ブンヤシット・チョークワタナー Mr. Boonsithi Chokwatana Chairman of the Saha GroupROTARY CLUB OF BANGKOK SURIWONG バンコク・スリウォン・ロータリー・クラブ ム ー ブ ・ バ ン コ ク の 読 者 の 皆 様 、 初 め ま し て 。 私 は バ ン コ ク ・ ス リ ウ ォ ン ・ ロ ー タ リ ー ク ラ ブ 05∼ 06年 度 会 長 、 中 島 正 子 で す 。 今 年 、 国 際 R C は 1 0 1 年 目 を 迎 え 、 新 世 紀 の ス タ ー ト の 年 と な る 年 に 当 ク ラ ブ で 女 性 初 の 会 長 を 務 め さ せ て い た だ く 事 を 、 大 変 光 栄 に 思 っ て お り ま す 。 バ ン コ ク ・ ス リ ウ ォ ン R C は 、 タ イ 国 で 唯 一 日 本 語 を 話 す ク ラ ブ で 、 設 立 5 年 の 若 い ク ラ ブ で す 。 放 置 自 転 車 プ ロ ジ ェ ク ト を は じ め 、 養 殖 な ま ず 、 養 牛 支 援 、 図 書 支 援 、 浄 水 器 設 置 等 の プ ロ ジ ェ ク ト も 行 っ て い ま す 。 こ れ ら の 活 動 は 、 タ イ 国 の ク ラ ブ と 日 本 の ク ラ ブ が 手 を と り 合 い 、 我 々 の ク ラ ブ が 仲 立 ち を す る 形 で 協 力 し 合 っ て 行 っ て い ま す 。 今 年 の 国 際 ロ ー タ リ ー ク ラ ブ の ス ロ ー ガ ン は 、 ﹁ 超 我 の 奉 仕 ﹂。 こ れ を 目 標 に 、 タ イ 在 住 の 皆 様 に も 日 タ イ 友 好 の 架 け 橋 の 一 翼 を 担 っ て 頂 け れ ば 嬉 し く 思 い ま す 。 左 記 の 通 り 毎 週 火 曜 日 に 例 会 を 行 い 、 ゲ ス ト ・ ス ピ ー カ ー の お 話 を 聞 い て 頂 け ま す の で 、 ふ る っ て ご 参 会 下 さ い 。 ■ 7 月 5 日(火) 2006年度初め 新会長就任挨拶等 ■ 12 日 ( 火) ゲスト・スピーカー NHK副支局長 榎原美樹さん ■ 19 日 ( 火) ゲスト・スピーカー バムルンラード病院 医師 ■ 26 日(火) ゲスト・スピーカー TFA タイ日本技術友好協会の石澤昇氏 *上記すべての例会は食事付きで、参加費用は 6 00バーツです。 是非ご参加下さい。 TEL&FAX: (66-2)634-2690 MOBILE: 0-1459-3003 ( 会長中島 ナカシマ) 例会:毎週火曜日 19 時(夕食込み)、於インター コンチネンタルホテル、ゲスト参加費 600 バーツ