• 検索結果がありません。

News release EY Japan 2018 年 4 月 25 日 総額 110 億米ドル以上の罰金も効果なく 世界の汚職に歯止めかからず第 15 回不正行為グローバルサーベイ 55 カ国の経営幹部の 38% が 汚職がビジネスに蔓延していると回答新興国における贈収賄と汚職の水準は依然として

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "News release EY Japan 2018 年 4 月 25 日 総額 110 億米ドル以上の罰金も効果なく 世界の汚職に歯止めかからず第 15 回不正行為グローバルサーベイ 55 カ国の経営幹部の 38% が 汚職がビジネスに蔓延していると回答新興国における贈収賄と汚職の水準は依然として"

Copied!
5
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

News release

EY Japan 2018 年 4 月 25 日

総額

110 億米ドル以上の罰金も効果なく、世界の汚職に歯止めかからず

15 回不正行為グローバルサーベイ

55 カ国の経営幹部の 38%が、汚職がビジネスに蔓延していると回答 ► 新興国における贈収賄と汚職の水準は依然として先進国の 2 倍35 歳未満の 20%が、ビジネスの獲得や維持のために現金供与もやむを得ないと回答 EY が世界 55 カ国の 2,550 名の経営幹部を対象に実施した、第 15 回不正行為グローバルサ ーベイによると、2012 年以降に行われた、取締り強化や企業に刑事責任を課す新法の導入にも かかわらず、世界の贈収賄および汚職の状況には改善がみられないことが明らかになりました。 2012 年以降、世界の規制当局や法執行機関は、贈収賄や汚職に 110 億米ドル以上の罰金を科 しましたが、世界の経営幹部の 38%が、依然として贈収賄と汚職がビジネスに蔓延していると考え ていることが今回の調査で分かりました。 EY のグローバル FIDS(不正対策・係争サポートサービス)のリーダーであるアンドリュー・ゴードン は次のように述べています。 「過去6 年間、世界の汚職の状況に改善がみられなかったことは、世界的な法規制の強化をもっ てしても、ビジネスの非倫理的行動が依然として困難な課題であることを示すものです。」 「汚職が依然としてこれほど蔓延しているということは、企業は引き続き大きな財務上、またレピュテ ーション上の損害を受けやすくなっているということです。経営陣は、組織内の非倫理的行為の根 本原因を発見し、これに対処しなければなりません。コンプライアンス・プログラムは、急速な技術 進歩やますます複雑化するリスク環境による事業運営への影響に伴い、改善していく必要がありま す。リスク管理の強化は、企業の業績改善に向けた戦略的手段として捉えるべきです。」 依然として汚職水準が相対的に高い新興国 汚職水準の国による格差は依然として大きく、贈収賄や汚職がビジネスに蔓延していると答えた回 答者が、先進国では 20%でしたが、新興国では半数を超える 52%でした。 一部の国では反汚職法が改正され、より積極的な取締りが行われたものの、汚職リスクが世界平 均より高い地域は中東欧(47%)、中東(62%)、中南米(74%)でした。 調査結果によれば、より強力な反贈収賄法の施行から汚職の減少までは、時間が必要であること が明らかになっており、ブラジル、オランダおよび英国がこうした傾向を示しています。例えば、ブラ ジルは過去4 年間、法令を施行して取締りを強化してきましたが、ブラジルの回答者のうち 96% が、汚職行為がビジネスに蔓延していると答えており、新法が施行された 2014 年の 80%から上

(2)

Act:FCPA)により取締りが強化された米国では、汚職水準が今年は 18%に下がり、2014 年の 22%から改善しています。 誠実性の認識と行動の乖離 調査結果によれば、誠実に事業を運営することは取締役会の議題の中で優先度が高く、回答者の 97%が、組織が誠実に運営されているとみられることの重要性を認識しています。顧客の印象、従 業員の定着および業績の改善などはすべて、事業を誠実に運営していることを明示することの効果 と認識していますが、依然としてその認識と実際の行動の間に乖離がみられます。そして、回答者 の13%がビジネスの獲得や維持のために現金を支払うことは正当であると述べており、興味深い ことに、35 歳未満の調査対象者ではこの比率が 20%に上昇します。 本レポートでは、誠実に行動することが従業員全員の責任であることを、組織が明確にする必要が あると示唆しています。経営者が適切な基本姿勢をトップとして示すことが重要である一方、個々の 従業員も無関係ではありません。調査結果によれば、組織を誠実に運営することは経営者の一義 的な責任とする回答者が 41%を占めたのに対し、個人がその責任を負うべきだと感じる回答者も 22%に上りました。さらに本レポートによれば、不正行為の管理を正しく行うという自社の能力に関 して、一部失望している可能性が示されています。回答者の 78%が、組織が不正行為を罰する明 確な意思を持っていると考えているにもかかわらず、実際に罰せられた例を認識しているのは 57%にとどまっているのです。 本レポートによれば、倫理的行動の効果的な管理を行うことは、組織内の問題にとどまらず、第三 者や組織に代わって業務を行う代理人にとっても重要な問題です。しかし、第三者のデューデリジェ ンスも優先順位が低いようであり、これに対する自社に適したリスクベース・アプローチを有してい ると答えた回答者は59%にとどまりました。 ゴードンは次のようにも述べています。「経営者や取締役会にとって急を要する課題は、従業員が 会社の行動規範に記載されているからという理由だけではなく、正しい行いであるという理由から、 正しいことを実行する誠実性とコンプライアンスの強固な企業文化を築き上げることです。一方で、 幸いなことに、フォレンジック・データ・アナリティクスの進歩に伴い、コンプライアンスや調査結果の 改善に向けた取り組みの有効性と効率性を、企業が新技術を活用して向上させられるようになって います。」 以上 サーベイ結果をご希望の方は、「EY 不正行為グローバルサーベイ 2018」をご覧ください。(※調査資 料のページへ移動します) https://www.eyjapan.jp/services/assurance/fids/topics/2018-04-25.html ※本プレスリリースは、2018 年 4 月 25 日(現地時間)に EY が発表したプレスリリースを翻訳したも のです。英語の原文と翻訳内容に相違がある場合には原文が優先します。 英語版リリース

(3)

http://www.ey.com/gl/en/newsroom/news-releases/news-more-than-usd-11b-in-fines-fails-to-deter-global-corruption-ey-survey-finds <EY について> EY は、アシュアランス、税務、トランザクションおよびアドバイザリーなどの分野における世界的なリー ダーです。私たちの深い洞察と高品質なサービスは、世界中の資本市場や経済活動に信頼をもたらし ます。私たちはさまざまなステークホルダーの期待に応えるチームを率いるリーダーを生み出していきま す。そうすることで、構成員、クライアント、そして地域社会のために、より良い社会の構築に貢献しま す。 EY とは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もし くは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していませ ん。詳しくは、ey.com をご覧ください。 本ニュースリリースは、EY のグローバル組織のメンバーファームであるアーンスト・アンド・ヤング・グロ ーバル・リミテッド(EYGM)によって発行されています。EYGM は顧客サービスを提供していません。 <今回の調査について> 2017 年 10 月から 2018 年 1 月にかけて、EY の調査者として世界的な市場調査会社のイプソス・モ リが、55 の国・地域で抽出された最大手企業の上級意思決定者を対象に現地語で 2,550 のインタビ ューを実施しました。この調査は、不正に対処する責任を有する経営幹部(主に、CFO(最高財務責任 者)、CCO(最高コンプライアンス責任者)、ジェネラル・カウンセルおよび内部監査責任者)の見解を知 ることを目的とするものです。 参考資料: 自国/自地域のビジネスに広く蔓延している贈収賄/汚職行為に関する回答者の認識 下表は、贈収賄/汚職行為が自国/自地域のビジネスに広く蔓延していると認識している調査回答者の比率 を示しています。この結果は、明記された場合を除き、1 国/地域につき 50 社の回答数に基づくものです。 回答者への質問:贈収賄/汚職行為があなたの国/地域のビジネスに広く蔓延していますか。 下記の数値は「はい」の回答に関連するものです。 2018 年の順位 国/地域 2018 年の 比率(%) 2012 年の比 率(%) L4L 順 位1 2012 年の順位 1 ブラジル 96 84 1 2 2 コロンビア 94 92 2 1 3 ナイジェリア 90 72 3 7 4 ケニヤ 88 76 4 5

5 ペルー 82 N/A N/A N/A

6 南アフリカ 80 64 5 14

(4)

8 メキシコ 70 60 6 15

9 ウクライナ* 70 84 7 3

10 アルゼンチン 68 68 8 10

11 イタリア 68 74 9 6

12 ハンガリー 66 58 10 17

13 スロバキア 66 N/A N/A N/A

14 ブルガリア 60 N/A N/A N/A

15 チェコ共和国 56 80 11 4

16 マレーシア 56 44 12 20

17 フィリピン 54 N/A N/A N/A

18 ギリシャ 46 68 13 11

19 ポルトガル 46 N/A N/A N/A

20 サウジアラビア 46 N/A N/A N/A

21 イスラエル* 44 N/A N/A N/A

22 リトアニア 44 N/A N/A N/A

23 インドネシア 42 72 14 8 24 インド 40 70 15 9 25 オーストラリアとニュージ ーランド** 38 142 162 292 26 中東 38 44 17 21 27 チリ 34 24 18 25 28 ルーマニア 34 30 19 24 29 英国 34 14 20 30 30 トルコ 32 52 21 18 31 カナダ 30 14 22 31 32 ロシア 28 48 23 19 33 スペイン 22 34 24 23 34 ベルギー 20 10 25 37 35 フランス 20 16 26 28 36 ポーランド 20 20 27 26

37 韓国 18 N/A N/A N/A

38 ルクセンブルク 18 N/A N/A N/A

39 米国 18 14 28 32 40 中国(本土) 16 143 293 363 41 香港 14 42 日本 12 14 30 33 43 アイルランド 10 14 31 34 44 ノルウェー 10 14 32 35 45 シンガポール 10 4 33 39 46 オーストリア 6 20 34 27

(5)

48 オランダ 6 6 35 38

49 台湾 6 N/A N/A N/A

50 フィンランド 4 N/A N/A N/A

51 スウェーデン 4 4 36 40

52 スイス 2 0 37 42

53 ドイツ 2 2 38 41

出所:EY の 2018 年不正行為グローバルサーベイ「注目を集める誠実性 - コンプライアンスの将来」 表に示されたのは「当てはまる」と答えた回答者の比率

1 L4L は = 継続調査対象国・地域(Like for Like) - 2012 年と 2018 年の両年で調査対象となった国・地域 2 2012 年にはオーストラリアのみが調査対象

3 2012 年には中国(本土)と香港を併せて報告

*ウクライナとイスラエルの回答者は 25 名

**オーストラリアの回答者は 40 名、ニュージーランドの回答者は 10 名

《本件に関するお問い合わせ先》

EY Japan BMC (Brand, Marketing and Communications) Tel 03-3503-1037 Fax 03-3503-1041

参照

関連したドキュメント

特に 2021 年から 2022 年前半については、2020 年にパンデミック受けての世界全体としてのガス需要減少があり、その反動

(J ETRO )のデータによると,2017年における日本の中国および米国へのFDI はそれぞれ111億ドルと496億ドルにのぼり 1)

菜食人口が増えれば市場としても広がりが期待できる。 Allied Market Research では 2018 年 のヴィーガン食市場の規模を 142 億ドルと推計しており、さらに

出す タンクを水平より上に傾けている 本体を垂直に立ててから電源を切 り、汚水がタンクの MAX 印を超え

しかしながら、世の中には相当情報がはんらんしておりまして、中には怪しいような情 報もあります。先ほど芳住先生からお話があったのは

  BT 1982) 。年ず占~は、

自分ではおかしいと思って も、「自分の体は汚れてい るのではないか」「ひどい ことを周りの人にしたので

真念寺では祠堂経は 6 月の第一週の木曜から日曜にかけて行われる。当番の組は 8 時 に集合し、準備を始める。お参りは 10 時頃から始まる。