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中学生の勤労性に関する諸要因間の関係について

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(1)

中学生 の勤労性 に関す る諸要因間の関係 について

家庭管理教室

太 郎

*

1.

は じ

bに

小学生ならびに中 。高校生の勤労性に関するアンケー ト調査により

,学

年や学校段階が進むにつ れ

,却

って勤労性が低下すること

,児

童生徒の勤労性 は親の職業や住 まいの環境 によっても影響 さ れ

,農

家の子

,農

村の子は勤労性が高 く

,商

家の子や町の子はそれが低い傾向があること等が判明 した1'り 。今回は中学生 を対象 とし

,勤

労性に関わると考えられる15の要因間の関係について数値 を 求め

,何

が勤労性 を規定するかをさらに細か く分析 し

,勤

労性に関わる要因について知見を得

,勤

労性の教育に役立てようとした。

2.研

究 方 法 勤労性に関わる要因 としてアンケー トに取 り上げた事項 は次の通 りである。

Ql:父

の職業

,Q2:母

の職業

,Q3:住

居の環境

,Q4:所

有栽培施設数

,Q5:家

で使 っ た道具数

,Q6:学

校で使った道具数

,Q7:父

の仕事振 りを見た程度

,Q8:父

母 と一緒に仕事 した程度

,Q9:学

校掃除の状況

,Q10:自

室の掃除状況

,Q ll:家

での決 った仕事の有無

,Q12:

仕事を言いつかった時の態度

,Q13:対

勉強仕事観

,Q14:仕

事価値観

,Q15:い

じめの状況。 以上の要因を次の関係で分析することにした。

Ql:Q2∼ Q15,Q2:Ql∼ Q15,Q3:Ql∼ Q15,Q4:Ql∼ Q15,Q5:Ql∼

Q

15,Q6:Ql∼ Q15,Q7:Ql∼ Q15,Q8:Ql∼ Q15,Q9:Ql∼

Q15,Q10:Ql∼ Q

15,Q ll:Ql∼

Q15,Q12:Ql∼

Q15,Q131 Q l∼

Q15,Q14:Ql∼

Q15

なお

,調

査は昭和61年12月

,鳥

取県中部の比較的山間部の

A中

学校(生徒数268名)と都市部の

B

中学校 (生徒数760名

)に

調査用紙 暢」紙

)を

送 り

,合

計1028枚の回答を得

,鳥

取大学情報処理セン ターの大型コンピューター

(HITACHI―

H-280D)に

より

,ソ

フ ト

SPSSXを

用いて分析 した。

3.分

析 結 果 と考 察

3-1

父親の職業 と他要因との関係

(1)母

親の職業 との関係 表1によると

,父

が農業の場合

,母

も農業に従事する者 は

70%で

,勤

め人

12%,自

家商業

10%で

※ 鳥取大学名誉教授 (前美作女子大学教授)

(2)

表1,父親の職業 と母親 の職業 との関係 韓 農 業 勤め人 自家商業 その他 不 記 農

業(112) 勤 め 人(573) 自家 商 業(121) そ の 他(173) 不

記(44) 69.6 4.9 0.8 2.2 6.8 11.6 61.3 10 7 22.5 43.2 9.8 17.6 38.8 21.9 9.1 7.1 14.5 47.1 51.7 18 2 1.8 1.7 2.5 1,7 22.7 毛利亮太郎・小林和子:中学生の勤労性 に関する諸要因間の関係 について

5,父

親の職業 と学校 で使 った道具数 との関係 農 業 勤 め 人 自家商業 そ の 他 不 記 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ・1 ︲2 ︲3 ︲4 不

9 , 9

・ 3 . 5

︲ ︲ ・ 7

︲ ︲ , 7

8 ..

2 , 7

2 . 7

8 , ︲

7 . 2

7 . 2

0 ・ 9

0.2 1.7 9.8 14.8 11.7 9.6 7.7 8.2 8.7 5.8 9.1 5。6 5.4 1.2 0.2 0.3 0.8 3.3 11.6 ■.6 11.6 9,9 7.4 7.4 9.1 5.8 8.3 5.8 58 0.3 0.8 0 1.1 39 12.9 16.3 146 9.6 7.3 9,0 4.5 9,0 5。1 3,9 2.2 0 0 0.6 0 4.5 9,1 11.4 11,4 11.4 13.6 11.4 4.5 9.1 2.3 4.5 4.5 0 0 2.3 表

6,父

親 の職業 と父親 の仕事振 りを見 る 程度 との関係 く見 る 寺々見 る 曽く見なしド 孟 業 人 業 他 記

農 勤 白 そ 不 42.0 15.7 62.0 16.3 0 52.7 57.0 34.7 51.1 6.8 4.5 26.6 2.5 29.8 18.2 0,9 0.7 0.8 2.8 75.0 ある。父が勤 め人 の場合 には母 も勤めをす る者

61%で

,自

家商業 は

18%で

ある。 これ に対 し

,父

が 自家商業の場合

,母

も自家商業 という者 は

39%で

あるが

,勤

め人

11%,農

1%で

あるか ら

,そ

の 他の

47%は

家事か商業類似 の仕事であろう。従 って

,親

の職業が子供の勤労性 に関わ るな らば

,農

業 と商業 は父母の相乗効果が多 く

,勤

め人の場合 はそれ よ り低いことが考 えられ る。 鬱

)自

宅周辺の環境 との関係 表2によると

,父

が農業の場合 は

85%の

者が農村 に住み

,自

家 商業の場合 は

48%の

者が町に住 むが

,そ

の住居 は農村 にも近郊 に も及んでいる。勤 め人 は農村部 に 多いが町にも近郊 に もかな り多い。

(3)家

庭 にある栽培施設数 との関係 表 3に よる と

,農

家 には田畑等の施設の小数 の場合が少 な く

,多

数の場合が多い。 これに対 し

,商

家では小数の場合が多 く

,多

数の場合が少 ない

,勤

め人 はその中間 にある。 しか し

,勤

め人や商家で もそれの皆無の者 は

3∼

7%で

, 2つ

以上 はそれぞれ 表

2,父

親 の職業 と自宅周辺 の環境 との関係 町 的 農村的 近効的 不 記 業 人 業 他 記 め 商 の 家 農 勤 自 そ 不 4.5 33.0 47.9 33.1 29.5 84.8 40.8 24.8 38.2 34.1 10。7 23.7 22.3 24.7 20.5 0 24 5.0 39 15.9 表

3,父

親 の職業 と家庭 にあ る栽培施設数 との関係 0 1 3 4 コ` 言己 業 人 業 他 記 め 商 の 家 農 勤 自 そ 不 0.9 3.3 6.6 3.4 4.5 4.5 15.2 29.8 26.4 15.9 5,4 33.0 33.1 29 2 25.0 18.8 20.4 19.8 16.3 25.0 70.5 27.9 10.7 23.6 15。9 表

4,父

親の職業 と家庭 で使 つた道具数 との関係 \ 農 業 勤 め 人 自家商業 そ の 他 コ` 言己 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ︲1 ︲2 ︲3 ︲4 不

.5

,7

.3

.4

,0

.8

.8

.4

.9

0.2 05 1.0 1.7 3.8 42 7.7 10.8 14.1 11.2 13.3 11.9 8.9 6.6 3.8 0.2 25 2.5 17 3.3 1.7 10,7 6.6 15.7 8.3 9.1 17.4 6.6 9.1 4.1 0,8 0 1,7 1.1 1.1 3.9 2.8 6.2 9.0 14.6 7.3 16.3 8.4 14.6 5.1 5.1 2.8 0 0 2.3 0 6.3 0 9,1 13.6 9,1 11.4 13.6 9。1 9,1 6.8 4.5 4.5 0

(3)

鳥取大学教育学部研究報告 人文・社会科学 第 39巻 第

2号 (1988) 103

81,60%で

あ り

,考

え方によっては栽培的作業 を経験 させ ることは可能であることを示 している。

(4)家

庭で使 った道具数 との関係 表4によ り

,道

具数 8ま での推移 をみ ると

,自

宅で道具 を 使 うことの多いのは父が 自家商業の場合で

,次

いで勤 め人 である。 また

,道

具数

9以

上 の場合 をみ ると

,使

用道具数の多いのは農家の子で

,次

いで勤 め人

,自

家商業 と少な くなっている。即 ち

,中

学生 は父の仕事 と何 らかの形で関わ つているであろうことが想像 される。 (働 学校で使 った道具数 との関係 表2によ り

,お

よそ農家 は農村 に

,商

家 は町 に といえるの であることか ら

,表

5によって

,農

村 の学校 と町の学校 によって道具の使用数 は どう変わ るかを見 ることがで きる。即 ち

,町

の学校 では

0∼ 2種

の場合が幾 らか多いが

,概

括的 には相違 は認 めに く い。学校 では村 で も町で も類似 した経験 を課 している とみ られる。

(6)父

親の仕事振 りを見 る程度 との関係 表6によると

,父

の仕事振 りをよ く見 るのは自家商 業

,次

いで農家の子で

,勤

め人の子 は最 も少ない。

(D

父母 と一緒 に仕事 した程度 との関係 表7に よると

,父

母 と一緒 に仕事 した経験 もに)と同 様な傾向にある。仕事 の性格 によるであろう。

(8)学

校掃除の態度 との関係 表8によると

,学

校 の掃除 を進んです る者の多いの は農家の子

(32%)で

,次

いで勤 め人の子

(23%)で

あるが

,商

家の子 は進 んです る者が

18%と

少 ない上 に, 嫌いで しない者が

4%と

多 く

,望

ましくない反応が 目立つ。 (働 勉強部屋の掃除 との関係 表9によると

,毎

日自分で掃除する者の割合 は自家商業18%, 農業

17%,勤

め人

15%の

順であるが

,家

人によると全 くしないの合計 は自家商業

7%,勤

め人

7%,

農業

3%で

,両

者 を勘案 してみると

,僅

差であるが農家の子

,商

家の子

,勤

め人 の子の順 に望 まし い反応 を示 しているとみ られ る。

10

家での仕事 との関係 表10によると

,農

家の子 は家での仕事の決 っていない者が

78%と

多 く

,決

っている者 は

21%と

少ないが

,勤

め人 と商家の子 は農家の子 に比べ

,決

っていない者が少な く。決 っている者が多い。 表

7,父

親の職業 と父母 と一緒に仕事 した 程度 との関係 くあκ寺々あ≦任くな セ 業 人 業 他 記 商 め     の 家 農 勤 自 そ 不 33.9 16 6 36.4 12.9 15 9 61.6 61.8 54.5 56.2 47,7 3.6 20.8 8.3 29.8 18.2 0.9 09 0.8 1.1 18.2 表10,父 親の職業 と家での仕事 との 関係 表

8,父

親の職業 と学校掃除の態度 との関係 進んで す る 仕方な くする 時 々 さ!まる 嫌 いで しない 多解答 不 記 業 人 業 他 記 商 め     の 家 農 勤 自 そ 不 32.1 23.4 18.2 17.4 ■.4 37.5 42.8 45 5 42.7 36.4 26.8 31.6 31,4 37.1 31.8 1.8 1.9 4.1 2.2 2.3 0.9 0.2 0,8 0.6 18.2 決 って いない 決 って しうる 不 記 業 人 業 他 記 商 め     の 家 農 勤 自 そ 不 77.7 63.9 63.6 64.0 47.7 20.5 36.0 35.5 34.8 40.9 1.8 0.2 0.8 1.2 11.4 表

9,父

親 の職業 と勉強部屋の掃除 との関係 毎 日 自分で た まに 自分で の で 人 伝 家 手 家人 に よ り 全 く しない 多解答 不 記 業 人 業 他 記 商 め     の 家 農 勤 自 そ 不 17.0 14.8 18,2 19。 1 13.6 64 3 61.8 58.7 57.3 50.0 15.2 16 2 15,7 11.8 9.1 0.9 4.4 5。8 9.0 2.3 1.8 2.1 0.8 2.2 6.8 0 02 0 0 0 0,9 0.5 0.8 0.6 18.2

(4)

104

毛利亮太郎・ 小林和子 :中 学生の動労性に関する諸要因間の関係について 表11,父親の職業 と仕事 を言 いつかった時の態度 との関係 表12,父 親の職業 と対勉強仕事観 との関係 嫌 いで しな い 不足を言 つてする 仕方な くする よ る 持 す 気 く 多解答 業 人 業 他 記 め 商 の 家 農 勤 自 そ 不 0.9 0.7 0.8 3.9 0 21.4 21.6 19.0 25.3 15.9 63.4 58.8 61.2 52.8 54.5 11.6 16.6 16.5 16.3 11.4 1.8 0.9 1.7 0.6 2.3 0.9 1.4 08 1.1 15.9 表13,父親 の職業 と仕事価値観 との関係 表14,父親 の職業 とい じめ との関係 良 い ことだ 大 した ことなし無駄 なことだ 不 記 業 人 業 他 記 商 め 家 の 農 勤 自 そ 不 84.8 86.7 83.5 86.5 72.7 11.6 11.5 14.0 11.2 9,1 1.8 0.7 0.8 1.1 0 1.8 1,0 1.7 1.1 18.2 しa じ め た いじめ られた そんな ことなし 方 り 両 あ 不 記 多解答 業 人 業 他 記

農 勤 自 そ 不 7.1 14.8 22.3 20.8 18.2 8.0 8.4 5。8 9.0 6.8 65.2 66.5 58.7 61.8 54.5 16.1 8.9 10 7 6,7 2.3 2.7 1.2 1.7 1.1 18.2

CD

仕事 を言いつかった時の態度 との関係 表11によ り

,親

の職業間の差で指摘 で きるのは農 家の子が他の職業の子 よ り気持 よ くする者が

5%少

ない ことである。農家の子 は一般 に勤労性が高 い とみ られ るが・9,言いつかる仕事の内容や頻度 にもよるであろうが,この数値 はその態度 が未だ完 成 された ものでない ことを示 している。 住

D

対勉強仕事観 との関係 表12によ り

,父

の職業が農業の場合 と自家商業の場合 を比較する

,農

家の子 には仕事が大切 とす る者が少 な く

,勉

強が大切 とする者が多い。 これ に反 し

,商

家の 子 は勉強が大切 とす る者が少な く

,仕

事が大切 とす る者が18%と多い。恐 らくその職業 の収益の多 少等が生徒 の意識 に反映 していることによるであろう。勤 め人の子はその中間に在 る。員「 ち

,中

学 生な りに進路の予想 を立て

,将

来 に向かって努力の方向を決めようとしているもの と思われ

,農

の子 どもの離農意識 をそこに見 ることがで きる。

10

仕事価値観 との関係 表13では

,各

職業の子の仕事価値観 に大 きな差 は認 め られないが, 強いていえば自家商業の子 に低 く

,勤

め人 の子 に高 い ことである。農家の子 はその中間の値 を示 し ている。、収益 の差 に関係があるか も知れない。

、 住

0

い じめ との関係 表14によると

,商

家の子 はい じめた経験が多 く

,い

じめ られ ることは少 ない。 これに反 し

,農

家の子 はい じめた経験 が少ない。動植物 を相手にする農業が受容的な性格 を もち

,物

と人間 を相手 にする商業が自己主張的な性格 をもつ ことが、間接に子 どもに反映 している とみることがで き

,興

味 を覚 える。勤 め人 の子 はその中間 に位置 している。

3-2

母親 の職業 と他要因 との関係

(1)父

親 の職業 との関係 表15によると

,母

親 の立場か ら父親の職業 をみて も農業 は夫婦同業 が69%と多 く

,勤

め人の場合 は夫婦同業が

81%と

最多であって

,父

親か らみた場合 よ り

20%多

い。 しか し,自家商業 にあっては夫 は勤めに出 る場合が

50%と

多 く,夫婦同業 は

16%減

って

23%で

ある。

(2)自

宅周辺の環境 との関係 表16によると

,表

2で

みた と同様 に

,農

業 は農村 にであるが, 父親の場合 よ り

4%多

い。勤め人 も農村が多いが この場合 も父親の場合 より町的環境が減 って農村

勉 大 仕事が 大 切 同 等 不 記 業 人 業 他 記 商 め     の 家 農 動 自 そ 不 19.6 18.0 17.4 18.0 15.9 9.8 11.2 18.2 12.9 11.4 69.6 69.8 63.6 68.5 56 8 0,9 1.0 0.8 0.6 15。9

(5)

鳥取大学教育学部研究報告 人文・ 社会科学 第39巻 第

2号

(1988) 105

表15,母親の職 業 と父親 の職業 との関係 父 母 農 業 勤 め人 家 業 自 商 その他 不 記 農

業(114) 勤 め 人(436) 自家 商 業(202) そ の 他(248) 不

記(28) 68.4 3.0 5.4 3.2 7.1 24.6 80.5 50.0 33.5 35,7 09 3.0 23.3 23 0 10,7 3.5 9.2 19.3 37.1 10。7 2.6 4.4 2.0 3.2 35.7 表16,母親 の取 業 と自宅周辺の環境 との関係 町 的 農村的 近効的 不 記 業 人 業 他 記 商 め     の 家 農 勤 自 そ 不 1.8 28.7 45.5 39.9 21.4 88.6 45.2 25.2 32.7 42.9 9.6 23.2 26.7 24.2 7.1 0 3.0 2.5 3.2 28.6 表17,母親の職 業 と家庭 にある栽培施設数 との関係 0 l 2 3 4 不 記 業 人 業 他 記 商 め     の 家 農 勤 自 そ 不 0.9 3.2 5.4 2.8 10.7 1.8 14.0 26.7 25.0 10.7 3.5 30.5 34.7 33.9 25.0 16.7 21.1 19。3 19.8 10,7 77.2 31.2 13.9 18.1 14.3 0 0 0 04 28 6 表18,母 親の職業 と家庭 で使 つた道具数 との関係 農 業 勤 め 人 自家商業 そ の 他 不 記 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ■ 12 ︲3 ︲4 不 0 0 0 0 2 0 6 3 5 7 7 ・5 ・7 2 . ■ 0 0.2 0.7 0.7 1.8 3.0 4.8 6.0 11,7 12.4 11.0 13.5 14 7 89 6.4 4.1 0 1.6 1.2 1.2 4.0 3.6 7.7 10.5 13.3 12.1 11.3 11.7 9.3 7.3 4.0 1.2 0 0 0 0 3.6 0 10.7 0 17.9 10.7 14.3 14.3 14.3 7.1 3.6 0 3.6 表19,母 親の職業 と学校で使 つた道具数 との関係 農 業 勤 め 人 自家商業 そ の 他 不 記 不 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 ︲3 ︲4 0 0。9 6.2 12.4 106 14.2 10.6 8.0 6.2 4.4 9.7 9,7 6.2 0 0 0.9 0,2 1.1 8.3 14.4 11.2 10.8 8,9 7.6 7.6 7.1 8.3 6.2 6.2 1.4 0.2 0.5

0 ・5

3. 0

0. 4

3. 9

9 。 4

7. 9

5. 9

6. 9

6. 9

4. 5

4. 5

0.8 3.6 16.5 14.5 13.7 7.7 6.5 8,9 8.9 4.8 6.9 2.4 3.2 0.8 0.4 0.4 0 10.7 10.7 14.3 7.1 17.9 7.1 0 0 3.6 10.7 10.7 3.6 0 0 3.6 表20,母親 の職 業 と父親 の仕事振 りを見 る 程度 との関係 く る よ 見 々 る 時 見 全 く 見ない 不 記 業 人 業 他 記 商 め     の 家 農 勤 白 そ 不 44.2 16.1 28.7 24.6 7.1 49.6 52 5 51.0 49.2 3913 4.4 26.4 18.8 22.2 28.6 ユ.8 5.0 1.5 4.0 25.0 的が

4%増

えている。母親の自家商業の環境 は父親 の場合 とほぼ同 じ

46%が

町的である。

(0

家庭 にある栽培施設数 との関係 表17は表 3と ほぼ同 じ数値で栽培施設 は農業 に多 く

,勤

め人が続 き

,自

家商業 に少ない。 は

)家

庭 で使 った道具数 との関係 表18に よる と

,表

3と 同様 に農家の子が多 く使 い

,次

いで 勤め人の子 で

,商

家の子が最少である。

(5)学

校 で使 った道具数 との関係 表19は表 5と 同様 に

,母

親か らみた場合で も学校 では村 で も町で も類似 した経験 を課 しているとみ られ る。 俯

)父

親 の仕事振 りを見 る程度 との関係 父親 の場合 (表

6)は

商家の子が最 も多 く見 ていた が

,表

20に よる と

,母

親が商業であれば

,よ

く見 る者 は半減 して

29%に

なる。父親が勤 めに出 るこ

(6)

106

毛利亮太郎・ 小林和子:中学生の動労性に関する諸要因間の関係 について とが多い (表

15)か

らであろう。母親が農業 しておれば

,父

親が農業 している場合 よ りやや多い44

%が

見 るようである。母親が勤めに出ると父親 も多 く勤 めに出 る (表

15)が

,父

親の仕事振 りを見 る程度 は父親が勤 めに出る場合 と同 じように少 ない。

7)父

母 と一緒 に仕事 した程度 との関係 表21に よる と

,母

親が農業であれば

,よ

くあるが最 多の

41%,全

くないが最少の

1%,次

が自家商業の18%と

16%で

,勤

め人 の場合 は

,よ

くあるが17

%,全

くないが

22%で

ある。即 ち

,農

家の子 は親 と一緒 によ く働 き

,勤

め人の子 はその機会が少 な く

,自

家商業の子 はその中間である。 これを父親の職業の場合 (表

7)に

比べてみると

,母

親が農 業の場合 には

,よ

くあるが

7%多

,全

くないが

3%少

ない。勤 め人の場合 には父 と母 の職業 によ る差 はな く

,商

業の場合 には

,母

が商業 している方が

,よ

くあるが18%も少な く

,全

くないが

8%

多い。即 ち

,母

が農業 している場合 にはよ く手伝 い

,商

業 していると手伝 うことが少ない ことにな る。農業後継者作 りに母親が重要な役割 を果 してい るとの考 え方には意味がある。 181 学校掃除の態度 との関係 表22からみて

,母

親が農業 していると

,進

んです るが

33%,さ

ぼった り

,掃

除 しない者が

29%,勤

め人の場合 には進 んです る者が

23%,さ

ばった り

,掃

除 しない 者が

32%,自

家商業の場合 にはそれ らが20%と

39%で

ある。即 ち

,母

親の職業 と学校掃除の態度 に は明瞭な差があって

,農

家の子が最 も良 く

,商

家の子 はよ くない。勤め人 の子 はその中間である。 これを父親の場合 に比べてみると

,農

業の場合 は進 んです るとさばった り

,掃

除 しないが父 と母で それぞれ32:29と

33:23%で

あ り

,勤

め人の場合 は23:34と

23:32%で

あ り

,商

業の場合 は

18:36

20:39%で

,父

と母 との差 は認 められない。即 ち

,父

と母の何れであって も

,親

が農業であれば よく掃除 し

,商

業 であれば掃除振 りはよ くないっ勤 め人の子 はその中間である

,

とい う傾向がみ ら れることになる。 (働 勉強部屋の掃除 との関係 表23によると

,毎

日自分で掃除す る者の最 も多いの は農家の子 で

19%,次

に勤 め人 の子の

17%,自

家商業の子 は

15%で

あ り

,逆

に自室の掃除 に関わ らない者の多 いのは商家の子 で

12%,次

に勤め人の子の

5%,農

家の子 は

3%で

ある。従 って

,母

親が農業 して いる子 は自室の掃除 をよ くし

,商

家の子 は働かない傾向にあって

,勤

め人 の子 はその中間 に位置 し てい る とい え る。 表21,母親の職業 と父母 と一緒に仕事 した 程度 との関係 表22,母親 の職 業 と学校掃除の態度 との関係 る ん 進 す 仕方な くする 時 々 さ│まる 嫌 いで しない 多解答 ヨト 言己 業 大 業 他 記 商 め     の 家 農 勤 自 そ 不 33.3 22.9 20.3 19.0 7.1 37.7 44.3 40.6 41.9 42.9 28.1 30.7 36.6 34.3 14.3 0,9 1.4 2.0 4.0 7.1 0 0,2 0.5 0 0 0 0.5 0 0.8 28.6 表23,母親 の職 業 と勉強部屋の掃除 との関係 表24,母親 の職 業 と家 での仕事 との 関係 決って いない 決 ってい る コ` 言己 業 人 業 他 記 商 め     の 家 農 勤 自 そ 不 74 6 61.7 68,8 63.7 50.0 25.4 37.8 30.7 35.5 28.6 0 0.4 0.5 0.8 21.4 く る よ あ 々 る 時 あ Z 、 い 金 な 不 記 業 人 業 他 記 商 め     の 家 農 勤 自 そ 不 41.2 16.7 18.3 19.0 10.7 57.9 60.3 65 3 56.5 32.1 0.9 21.8 16.3 22.6 32.1 0 1.1 0 2.0 25,0 毎 日 自分で た まに 自分で 家人の 手伝で 家人 に よ り 全 く しない 多解答 不 記 業 人 業 他 記 商 め     の 家 農 勤 自 そ 不 9.3 67 49 5,7 7.1 62.3 63.5 56.4 59.3 42.9 15.8 13 8 16.8 15,3 14,3 0.9 3.4 9.9 5.6 0 1.8 1.6 20 2.8 7.1 0 0.7 0 12 28.6

(7)

鳥取大学教育学部研究報告 人文・ 社会科学 第39巻 第

2号

(1988) 107

これを父親の職業 との関係でみると(表9),‖贋位 の違 っているのは商家の子 と勤 め人 の子 である。 即ち

,父

親が商売 してい ると子 どもは勤め人の子 どもに比べてよ く働 き

,母

親が商売 していると子 どもの働 きが減 ることになるが

,こ

れは父親が商売 していると母親 も類似の仕事 をしている (表 1 参照

)の

に対 し

,母

親 が商売 していると父親が勤 めに出る割合が高い (表15参照

)こ

とによるであ ろう。

QO

家での仕事 との関係 表24によると

,家

での仕事が決 っている者が最 も多 いの は勤め人の 子で

38%,次

いで商家の子の

31%,農

家の子 は最低 の

25%で

ある。 これ を父親の場合 (表10)と比 較す ると

,農

家の子が約

5%増

,商

家の子が

5%減

っている。農家の子の母親への協力姿勢 (表 21参照

)と

商家の子の甘 えをみ る思いがす る。

QO

仕事 を言いつか つた時の態度 との関係 表25によると,こ こでは顕著な差 は認 め られない。 ただ

,農

家の子 は気持 よ くす る者が13%と少 ないが

,仕

立 な くで もする者が多い といえる。父親の 場合 (表

11)に

比べ

,気

持 よ くす る者がやや多いの も10で見た ことと関連 して面 白い。勤 め人の子 と商家の子の間 に差 はない。農家の仕方な くで もす るとい うところに義務の遂行意識 を見 ることが できる。 こか 対勉強仕事観 との関係 表26による と

,母

親が農業 している子 は仕事 に価値 をお くことが

8%と

最 も低い反面

,勉

強 に価値 をお くことが

75%と

最大 であ り

,そ

れは父親が農業 している場合 (表12)よ り著 しい。農作業の厳 しさと収益の低 さがそのような価値観 を作 り上 げて行 くのであろ う。農家の嫁問題 もこの ような過程 を経て形成 されて行 くのであろう。 勤め人や商家の子の勉強観 は似ているが

,仕

事観 はやや異なっている。母親が勤 めてい る場合 に は仕事価値観が商家の場合 よ り少 し高い。そ こで は母親の姿が影響 しているか も知れない。父親の 職業の場合 (表12)と の関連 でみると

,勤

め人 の子 は父親 の姿を見て仕事価値観 を低 め

,勉

強価値 観 を高める。父親 をモデルにす るとすれば

,そ

の ようになるためには勉強が必要だ とい う知恵が働 き

,母

親の姿 を見 ては

,そ

れ程勉強 は必要 としない とい う感 じをもつようになることによるのでは あるまいか。 また

,商

家の子 は父親の仕事 と母親 の仕事 を区別 し

,父

親の企業家的性格 と母親の従 業員的性格 を見抜 き

,父

親的仕事 に価値 を認 めることが多 く

,母

親的仕事 に価値 を認 めることが少 な く

,仕

事が大切 とす る者が

10%に

留 まった もの と考 えられる。

QD

仕事価値観 との関係 表27によると

,仕

事 自体 に価値 を認 めている者の多いの は母親が農 業 している場合である。父親が農業 している場合 (表

13)で

,仕

事 を否定的にみている者 は

13%

と最少であったが

,積

極的に良い ことだ と仕事 に価値 を認 めている者 は父親 の側 か らみ る と第二位 であったが

,母

親の側 か らみると第一位である。農家の母親の働 く姿 は子 どもの仕事価値観 によい 影響 を与 えていることが うかが える。 この ことは勤 め人の子や商家の子 において も同様 で

,仕

事 に 対する否定的な考 え方 をもつ者の割合 を父親の側 か らみる と勤 め人の子 は

19%,商

家の子 は

15%で

表25,母親の職業 と仕事 を言 いつかつた時の態度 との関係 嫌 いで しな い 不足を言 ってする 仕方な くす る よ る 持 す 気 く 多解答 不 記 業 人 業 他 記 商 め     の 家 農 勤 自 そ 不 0 0,9 1.0 2.8 0 20.2 21.1 21.8 22.2 32 1 64.9 60.1 57 9 55.6 32 1 3.2 6.1 6.3 73 36 0,9 0.9 2.0 0.8 0 0,9 0.9 1.0 1.2 32.1 表26,母親の職業 と対勉強仕事観 との関係 勉強が 大 切 仕事が 大 切 同 等 不 記 業 人 業 他 記 商 め     の 家 農 勤 自 そ 不 23.7 17 7 17.8 16.5 14.3 7.9 13.8 10.4 11,7 21.4 68 4 67.7 71.3 70 6 35,7 0 0.9 0.5 1.2 28.6

(8)

毛利亮太郎・小林和子 :中 学生の勤労性に関する諸要因間の関係について 表28,母親の職 業 とい じめ との関係 表27,母親の職業 と仕事価値観 との関係 良いこ ことだ 大 した ことなし無駄 なことだ 不 記 業 人 業 他 記 商 め     の 家 長 勤 自 そ 不 91.2 86.2 87.1 82.7 64.3 6.1 12.8 9.9 14.1 7.1 1.8 0 1.5 1,6 0 0。9 09 1.5 1.6 28.6 表29,自宅周辺の環境 と父親 の職業 との関係 農 業 勤 め人 鏃 商業 その他 不 記 町

的(324) 農 村 的(442) 近 交

F的

(228) 不

記(34) 1.5 21.5 53 0 58,3 52.9 59.6 41.2 17.9 6.8 11.8 17.6 18.2 15。4 19.3 20!6 4.0 3.4 39 20.6 じ た い め い じめ らオをた そんな ことなし 方 り 両 あ 多解答 業 人 業 他 記

農 勤 自 そ 不 4.4 17.9 17.8 17.3 10.7 5.3 8,3 7.9 9.3 7.1 71.9 64 7 61.4 64.1 42.9 14.9 7.8 11.4 7.3 10.7 3.5 1.1 0.5 1.6 28.6 0 0,2 1.0 0,4 0 表30,自宅周辺の環境 と母親 の職業 との関係 農 業 勤め人 自家商業 その他 不 記 的 的 的 記 村 郊 町 農 近 不 0.6 22.9 4.8 0 38.6 44 6 44.3 38.2 28.4 11.5 23.7 14.7 30.6 18.3 26.3 23.5 1.9 2.7 0.9 23.5 あった (表

13)が

,母

親の側か らみると

,そ

れぞれ

13%,10%と

数パーセン ト低 い数値 を示 してい ることによっЧζ分かる。 1つ い じめ との関係 28によると

,母

親 が農業 している子 はい じめ もい じめ られ も少な く, そんなことな しが最多の

72%で

ある。 これに対 し

,母

親が勤めた り

,商

業の場合 はい じめ もい じめ られ も多 く

,と

くにいじめがい じめ られの

2倍

も多い。表14の事実 と併せ見 て

,い

じめ

,い

じめ ら れが親の職業に関係があることは明 らかで

,農

家の子 にあっては慈愛 を指導理念 とする母親の影響

,そ

して自己主張的支配的な商業 にあっては父親の影響が強 く表われるし

,支

配 と従属の混在す る勤め人 にあっては農商の中間的な影響が表われるというようにである。

3-3

自宅周辺の環境 と他要因 との関係 町的環境 に住 む324名

(31.5%),農

村的環境 に住 む442名

(43.0%),近

郊的環境 に住 む228名 (22.

2%),不

記者34名

(3.3%)計

1028名の生徒 について分析 し

,下

記の結果 を得 た。

(1)父

親の職業 との関係 表29によると

,町

的環境 には男の勤め人が最 も多 く

,次

いで自家商 業である。農村的環境 に も勤 め人が最 も多 く

,次

いで農業であ り

,商

家 も

7%あ

る。近郊的環境 に も勤め人が最 も多 く

,次

いで商家

,農

業の順 である。従 って

,農

業 は農村 に と考 えて よいが

,勤

め 人 は各地域 で大勢 を占め

,商

業 は町 と近郊が主で農村 にも及んでいるとみ られ る。

(2)母

親の職業 との関係 表30によると

,母

親 の在 り方 も父親の場合 に類似 してい るが

,自

家 商業の割合 とその他の割合が何れ も父親の場合 より高 くなっている。

(3)家

庭 にある栽培施設数 との関係 表31によると,田畑等の栽培施設の多いの は農村 であ り, 次 いで近郊

,町

には少ない。町 と近郊 には全 く無い場合が

5%, 1種

の場合が20∼

30%, 2種

の場 0 と 3 4 不 記 的 的 的 記 村 郊 町 農 近 不 4.9 1.1 5.3 8.8 30.9 7.0 20.6 11.8 43.5 13.1 38.6 32 4 15.7 22.4 20,2 17.6 4.9 56.1 15。4 5.9 表31,自宅周辺の環境と春庭にある裁培施設数との関係

(9)

表32,自 宅周辺の環境 と家庭で使 つた道具数 との関係 町 的 農村的 近郊的 不 記 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1 . 12 ・3 ・4 不 記 1.2 1.2 2.2 2.8 3.1 5。9 10,8 15。7 13,9 14.2 13.3 9.6 40 1.5 0.6 0

0 ・ 2

0 , 7

0 ・ 2

・ ・ 8

3 . 2

3 . 4

6 . 3

6 . 8

8 , 4

8 . 8

・ ・ ・ 8

・ 4 . 9

・ 2 . 2

7 . 9

0,9 0.9 0.4 2.2 3.5 7.9 7.5 13.6 13.2 12.7 12.7 13.6 5.7 3.9 13 0 0 0 2.9 8.8 5,9 8.8 2,9 14.7 8.8 14.7 8.8 8.8 88 2.9 0 2.9 鳥取大学教育学部研究報告 人文・ 社会科学 第 39巻 第

2号 (1988) 109

表33,自 宅周辺の環境 と学校で使 つた道具数 との関係 町 的 農村的 近郊的 不 記 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ■ 12 ・3 ・4 不 記 0.3 4.3 10.8 15.1 11.1 90 8.0 8.3 7.7 6.2 9.0 4.3 4.6 0.9 0 03 0.5 1.4 7.9 12.0 11.8 11.1 10.2 7.9 7.3 5.0 9。1 7.9 6.1 1.1 05 0.2 0.4 0.4 14.0 17.1 14.0 10.5 5.7 16.5 6.6 9.2 4.8 2.2 3.5 0 0 0.9 0 8.8 17.6 20.6 14 7 11.8 2.9 0 5.9 0 29 59 5。9 0 0 2.9 表34,自宅周辺の環境 と父親 の仕事振 りを 見 る程度 との関係 表35,自宅周辺の環境 と父母 と一緒 に仕事 した程度 との関係 く る よ 見 々 る 時 見 全 く 見ない 不 記 的 的 的 記 村 郊 町 農 近 不 21.6 28.3 17.1 20.6 51.5 50.8 51 8 35.3 24.1 17.2 26.8 17.6 2.8 3.6 4.4 26 5 合が

40%前

後で

,田

園都市にあって

,花

壇 はさることなが ら

,植

木鉢 さえない とい うことには問題 を覚 える。 は

)家

庭 で使 った道具数 との関係 表32による と

,道

具数10種までは農村では他 の環境 よ り値 が少な く

,12種

以上 は他の環境 よ り際立 って大 きい。農村部の中学生が多 くの道具 を使 つた ことを 意味す る。次 に

,近

郊 は町に比べ

,道

具数

3種

まで と

6∼

10種までは低率で

,■

∼14種で は高率で あ り,近郊の中学生 は町の中学生 より道具 を多 く使 った と考 えられ る。それは農村 に農家が多 く(29,

30),栽

培施設が多い (表

31)こ

とによ り

,ま

た近郊 は町に比べ

,農

家が多 く (表

29,30),栽

培施 設が多い こと (表

31)に

よるであろう。

(5)学

校で使 った道具数 との関係 表33によ り

,道

具数

1∼ 8種

までを集計 してみ る と

,農

村 の中学生が最低の

70%で

近郊が最大の

79%,町

が中間である。 また

,道

具数14∼

9種

までの累計 を みると農村が最大で近郊が最小

,町

が中間である。即 ち

,農

村の子 は学校で も道具 を多 く使 ってい るようである。

(6)父

親の仕事振 りを見 る程度 との関係 表34によると

,農

村の中学生 は父親 の仕事振 りをよ く見 る者が

28%と

最 も多 く

,全

く見 ない者が

17%と

最 も少 ない。 これに対 し

,近

郊 の中学生 はよく 見 ることが

17%と

少な く

,全

く見ないが

27%と

最多である。従 って農村の中学生 は父親 の仕事振 り を最 もよ く見、近郊の中学生 はそれを見 ることが最 も少な く

,町

の中学生 は両者の中間である。

(7)父

母 と一緒 に仕事 した程度 との関係 表35によると

,農

村の中学生 はよ くあるが

24%と

最 く る よ あ 々 る 時 あ 全 な 不 記 的 的 的 記 村 郊 町 農 近 不 17.3 24.0 18.4 8.8 56.8 62.4 58.3 50.0 25 6 12.4 22.4 14.7 03 1.1 0.9 26.5

(10)

110

毛利亮太郎・小林和子 :中 学生の勤労性に関する諸要因間の関係について 表36,自 宅周辺の環境 と学校掃除の態度 との関係 進んで す る 仕方な くする 時 々 さ,まる 嫌 いで しない 多解答 不 記 的 ・ 町 的 的 記 村 郊 農 近 不 2o.1 25.6 20.6 8.8 43.2 42.3 41.7 35.3 33.3 29,6 36.0 23.5 2.8 2.3 1.3 2.9 0.3 0.2 0 0 0.3 0 0.4 29.4 表37,自宅周辺 の環境 と勉強部屋の掃除 との関係 表39,自宅周辺の環境 と仕事 を言 いつかった時の態度 との 関係 表38,自 宅周辺の環境 と家での仕事 との関係 表40, 自宅周辺 の環境 と対勉強仕事観 との 関係 が 切 強 勉 大 仕事が 大 切 同 等 不 記 的 的 的 記 村 郊 町 農 近 不 20,4 17.6 16.7 8.8 11.1 10.4 17.1 118 67.6 71,7 65,4 50,0 0.9 02 0,9 29.4 嫌いで しない 不足をいってする 仕方な くする よ る 持 す 気 く 多解答 的 的 的 記 村 郊 町 農 近 不 2.5 0.5 0,9 2.9 21.3 20.6 25.9 11.8 57.7 62.0 53.9 47.1 16.0 15,8 16.2 88 1.9 0。7 0.9 0 0.6 0.5 2.2 29.4 多で

,全

くないが12%と最少である。 これに対 し

,町

の中学生 はよ くあるが最少の

17%,全

くない が最多の

26%で

ある。従 って、農村の中学生 は父母 と一緒 に仕事することが最 も多 く

,次

いで近郊 の子が多 く

,町

の子 は最 も少ない といえる。 これを(6)の成績 と比較 してみると

,農

村の中学生 は父親 の仕事振 りを見 ることが多い と同時 に父 母 と一緒 に仕事 す ることも多い。 しかし

,近

郊 の中学生 は父親の仕事振 りを見 ることは町の子 より 少ないが

,両

親 と一緒 に仕事 するのは町の子 よ り多い。 これは

,近

郊 は町 より農家が多い ことによ るであろうと思われ る。農業は一緒 に仕事する機会 を多 く持っているのである。

(8)学

校掃除の態度 との関係 表36による と

,農

村の中学生 は学校掃除を進 んです る者が

26%

と最 も多 く

,時

々 さぼった り嫌 いで しない者が

32%と

最少であるか ら

,農

村の中学生 は学校掃除の 態度が良い といえる。町や近郊の中学生 は農村の子 よ り劣 っているが

,町

と近郊の子の優劣 は断定 できない。

(9)勉

強部屋の掃除 との関係 表37で指摘で きることは

,近

郊の中学生 は毎 日自分です る者が 13%と少な く

,家

人 によった り全 くしない者が

9%と

最 も多 く

,近

郊の子 は自室の掃除 については 成績がよ くない。 そ して町 と農村の中学生間には差がない

,

とい うことである。

10

家での仕事 との関係 表38によると

,家

での仕事が決 ってぃる者の多いのは近郊の中学生

,そ

れの少 ないの は農村の子である。町の子 はその中間である。

D

仕事 を言いつかった時の態度 との関係 39によると

,気

持 よ くする者が三環境 とも同 じ

16%で

ある。嫌 いで しない者が町に若干多いか も知れないが

,お

ょそ似 ているようである。

D

対勉強仕事観 との関係 表40で指摘で きる ことは

,町

の中学生 は勉強が大切 と思 う者が多 毎 日 自分で たまに 自分で 家人の 手伝で 家人 に よ り 全 く しな い 多解答 コ` 言己 的 的 的 記 村 郊 町 農 近 不 17.3 17.2 12.7 14.7 60.5 61.3 60。1 50.0 15.4 14,9 16.7 0 31 5.0 7.5 2.9 3.4 1,4 1.8 2,9 0 0 0.4 0 0.3 0.2 0.9 29 4 決 って いない 決 ってい る コド 言己 的 的 的 記 村 郊 町 農 近 不 62.3 71.5 57.5 47.1 37.7 28.1 42.1 29.4 0 0.4 0.4 23.5

(11)

鳥取大学教育学部研究報告 人文・ 社会科学 第 39巻 第

2号

(1988) 111

,近

郊の中学生 は仕事が大切 と思 う者が多いが

,農

村 の子 はむ しろ少 ない ことである。

QO

仕事価値観 との関係 表41によると

,仕

事 自体 に対する価値観 は地域的には差がない もの と見 られ る。 (10 いじめ との関係 表42によると

,そ

んな ことな しが少ない とい うのはい じめが多い とい う ことであるか ら

,町

で は全体 としてのい じめが多 く

,近

郊 は少 な く

,農

村 は中間であることになる。 また

,い

じめの中身 としての力日害者側のいじめには差 はな く

,被

害者側のい じめ られ は町に多 く, 農村 に少ない

,

といえる。

3-4

家庭 にある栽培施設数 と他要因 との関係

(1)父

親の職業 との関係 表43によると

,父

の職業が農業 とい う者の栽培施設保有数4の者 は

26%, 3の

者 は

10%で 0∼

2の者がそれぞれ

2∼

3%で

ある。 これに対 し

,勤

め人で

, 3, 4施

設 保有の者 はそれぞれ

53,58%も

ある。 自家商業 はその

0, 1の

者が

20%前

後 あるが

, 4の

4%,

3, 2の

者 は

12,13%も

ある。従 って

,こ

の地域の生活構造 は大都会的に農

,商

,サ

ラ リーマンと いうように我然 と区分 された ものでな く

,何

れ も農業 と深 く関わ つた ものであることが分かる。 と くに

,勤

め人の農業的色彩 は注 目に値す る。 修

)母

親の職業 との関係 表44も前表 と同 じ傾 向を示 しているが

,農

家 と商家で

4施

設 を保有 表41,自宅周辺の環境 と仕事価値観 との関係 良 い ことだ 大 した ことなし 無駄な ことだ 不 記 的 的 的 記 村 郊 町 農 近 不 86.1 87 6 84 6 58.8 10.8 113 13.6 11.8 0.9 1.1 0.4 0 2.2 0 1.3 29.4 表43,父 親の職業 と家庭 にある栽培施設数 との関係 農 業 勤 め 人 自家商業 そ の 他 不 記 不 記 2.8 2.7 2,0 10.4 26.2 0 52.8 47.8 63.4 57.9 53.2 11.1 22.2 19.8 13.4 11.9 4,3 0 16.7 25。8 17.4 14.4 14.0 22.2 5.6 3.8 3.7 5.4 2.3 66,7 表42,自宅周辺の環境 とい じめ との関係 じ た い め い じめ られ た そん な ことなし 方 り 両 あ 不 記 多解答 的 的 的 記 村 郊 町 農 近 不 15.4 16.3 15.4 23.5 11.1 5.4 9.2 5,9 62.7 64.9 68.4 38.2 9.3 11.8 5.3 2.9 1.2 1.4 0。9 29.4 0.3 0.2 0.9 0 表44,母親の職業 と家庭 にある栽培施設数 との関係 農 業 勤 め 人 自家商業 そ の 他 不 記 不 記 2.8 1.1 1.3 9.4 29.2 0 38.9 33.5 44.6 45.5 45 2 0 30.6 29.7 23.5 19,3 9.3 0 19 4 34.1 28.2 24.3 15.0 11.1 8.3 1.6 2.3 1.5 1.3 88.9 表45,自宅周辺の環境 と家庭 にある裁培施 設数 との関係 表46,父母 と一緒に仕事 した程度 と家庭 に ある栽培施設数 との関係 町 的 農 村 的 近 郊 的 コく 言己 コF 言己 44.4 54.9 47.3 25.2 5,3 0 139 17.0 19.5 49.0 82.4 11.1 33.3 25.8 29.5 22.8 11.6 0 8.3 2.2 3.7 3.0 0.7 88.9 よくある 時々ある 全 くなし 不 記 不 記 [1.1 [8.1 [7.8 [9.3 25.6 [1.1 63.9 50.5 60.4 65。3 60.8 0 22.2 30 8 21.1 15.3 11.6 11.8 2.8 0.5 0.7 0 2.0 77.8

(12)

112

毛利亮太郎・小林和子:中学生の勤労性に関する諸要因間の関係について 進んで す る 仕方な くする 時 々 さ│まる 嫌いで しない 不 記 コ` 言己 22,9 19.2 19.8 23.9 26.1 0 37.1 42.9 47.7 37.8 41.5 100.0 37.1 33.0 30.5 37.3 30。 1 0 2.9 4.9 2.0 1,0 1.7 0 表47,学校掃除の態度 と家庭 にある栽培施設数 との 関係 表50,言いつか った時の態度 と家庭 にある栽培施設 数 との関係 表49,家での仕事 と家庭 にある 栽培施設数 との関係 表48,勉強部屋の掃除 と家庭 にある栽培施設数 との関係 毎 日 自分で たまに 自分で の で 人 伝 家 手 家人に よ り 全 く しなし 多解答 不 記 不 記 33.3 18.1 13.4 15,3 16.6 0 47.2 54.4 64 1 61.4 63.1 0 8.3 17.6 15,4 15.8 13.6 0 0 33 1,3 3.0 1.7 111 2.8 0 0.7 0 1.0 88.9 決 って い ない 決って い る 不 記 コ` 言己 55.6 65.4 59.1 64,9 72.1 22.2 41.7 34 1 40.6 34.7 27.6 11.1 2.8 0.5 0 0.5 0,3 66.7 す る者が増 え

, 0∼ 3施

設保有の商家が減 り

,勤

め人 にあっては何れの数字 も減 っている。

)自

宅周辺の環境 との関係 表45に よると

,町

,近

郊的環境 では施設数が増 えるに従 って その割合 は減少 し

,農

村的環境では逆 にその割合が増加 している。そして

,農

村的環境 では施設数 が多 く

,町

的環境で はそれが少な く

,近

郊的環境 は両者の中間に位置 してい ることも示 されている。 従 って

,施

設が多い とい うことは農村的環境 にあるし

,そ

れが少 ない ということは町的環境 にある とみることがで きると思 う。

(4)父

母 と一緒 に仕事 した程度 との関係 表46に よると

,施

設数 0と 1の場合が逆 になってい るが

,施

設数が多 くなるにつれて

,父

母 と一緒 に仕事 した ことが よ くあ り

,全

くない場合が少な く なっている。従 って

,

この経験の多少は勤労性の形成 に関与 していることが予想 され る。

)学

校掃除の態度 との関係 表47によると

,施

設数0の場合 を除 き

,施

設数が

1か

ら4にな るにつれ

,学

校掃除 を進 んでする者が

19%か

26%へ

と順次多 くなってお り

,時

々 さぼ ると嫌 いで しないを合わせた数字 は

,施

設数3の

38%を

除 くと

,40,38,33,32と

順次少な くなってお り

,施

設数が多い と

,中

学生 の勤労性がよ くなる傾 向を示すようにみ られ る。

(6)勉

強部屋の掃除 との関係 表48によると

,施

設数0の中学生 は毎 日自分で掃除す る者が多 い ことが分かる。他の場合 は

,施

設数1の者が比較的多 く毎 日掃除 している位で

,他

は大差 ない。 換言すれば

,農

,農

村 の子 は必ず しも自分の部屋掃除 に優れた勤労性 は発揮 していないで

,町

, 商業的環境の者が よ く掃除 しているようである。 は

)家

での仕事 との関係 表49によると

,栽

培施設が皆無 と1の場合 に家での仕事 の決 ってい

る者が多く

,決

ってぃない者が少ない。これに対し

,施

設数

4の

場合に

,決

っている者が少なく

, 決っていない者が多い。 偲

)仕

事 を言いつかった時の態度 との関係 50によると

,施

設数 と仕事 を言 いつかった時の 嫌いで しない 不足 をい つてする 仕方な くする よ る 持 す 気 く 不 記 20.0 18.5 24.0 23,9 21.1 100.0 62.9 63.5 57.1 58.7 59.7 0 17.1 15.2 16.6 16.4 15。8 0 0 0.6 1.0 0.5 2.0 0

(13)

鳥取大学教育学部研究報告 人文・社会科学 第 39巻 第

2号 (1988) 113

表51,対勉強仕事観 と家庭 にある栽培施設

表52,仕事価値観 と家庭 にある栽培施設数 との関係 数 との関係 が 切 強 勉 大 仕事が 大 切 同 等 不 記 不 記 9.4 8.1 7.8 7.8 8.6 0 11.1 15.9 11.1 11.4 12.0 0 66.7 64.8 70 5 70.8 68.4 11.1 2.8 1,1 07 0 1.0 88.9 良 い ことだ 大 した ことな し 無駄な ことだ 不 記 不 記 88,9 82.4 86.9 88.6 85.7 11.1 8,3 14 8 11.4 10.4 11.6 0 0 1.6 0.3 0.5 1.3 0 2.8 1.1 1.3 0.5 1.3 88,9 態度 との間には強い関係があるとは言 えないようであ る。

(9)対

勉強仕事観 との関係 表51による と

,施

設数1の場合に仕事が大切であ る とす る者が多 いようであるが

,全

体の傾向を指摘することはで きない。

10

仕事価値観 との関係 表52によると

,施

設数1の場合に仕事 は良い ことだ とす る者が少な いようであるが

,一

定の関係 を見出す ことはで きない。

3-5

家庭 で使 つた道具数 と他要因 との関係

(1)父

親の職業 との関係 表53によると

,父

親が農業の場合

,使

用道具数

0∼

2の者 は皆無で あ り

,道

具数4の者 を除 くと道具数

3∼

10の者 は

5∼

9%で

あ り

,道

具数■∼14の者 は15∼

25%に

及んでいる。勤 め人の場合

,道

具数

0,1の

者 は

14,33%で

あるが

,使

用道具数

2∼

14の者 は40∼ 70

%に

及 んでお り

,自

家商業の場合 は

,使

用道具数

0, 1の

者 は

33,43%と

多 く

,使

用道具数

2∼

14 の者 は

3∼ 24%と

低迷 している。その他の職業の場合 は

,使

用数0の場合に

43%と

多いが

,使

用数

3∼

14の者 は自家商業の者 よ り多い傾向が見 られ る。 この ようにして

,家

庭 で使 う道具数 は勤 め人 の子 に最 も多 く

,次

いで農家の子

,そ

の他職業

,そ

して自家商業の順 に少ない とみ られ る。 表53,父親の職業と家庭で使つた道具数との関係

表54,母親の職業と家庭で使つた道具数との関係 \ 農 業 勤 め 人 自家商業 そ の 他 不 記 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 ︲3 ︲4 不 0 0 0 4.7 14.7 5,5 8,6 5。1 5.2 7.6 8.7 14.5 22.ユ 21.7 25.0 0 14.3 33 3 60.0 40.0 64.7 43.6 54.3 53,0 70,4 53.8 59.8 54.8 53,7 55.1 55,0 100.0 42.9 33.3 20.0 16.0 59 23.6 9.9 16.2 8.7 9。2 16.5 6.5 11.6 7.2 2.5 0 42.9 22.2 20.0 28 0 14.7 20.0 19.8 22.2 11.3 24.4 11.8 21,0 9.5 13.0 12.5 0 0 11.1 0 12,0 0 7.3 7.4 3.4 4.3 5.0 3.1 3.2 32 2,9 5,0 0 農 業 勤 め 人 自家商業 そ の 他 不 記 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ■ 12 ・3 ︲4 不 記 0 0 0 4.0 8.8 1.8 8.6 3.4 5.2 6.7 7.1 14.5 21.1 34.8 32.5 0 14.3 33.3 30.0 32.0 38.2 38.2 32.1 43.6 47.0 40.3 46.5 51.6 41.1 40.6 45.0 0 28.6 33.3 40 0 20 0 26 5 20 0 27.2 20.5 19,1 26.1 20.5 12.1 16.8 8,7 15.0 0 57.1 33.3 30.0 40 0 26 5 34.5 32.ユ 28.2 26.1 23.5 22.8 18.5 18.9 14.5 7.5 0 0 0 0 40 0 5,5 0 4.3 2.6 3.4 3.1 3.2 2.1 1.4 0 100.0

(14)

114

毛利亮太郎・ 小林和子:中学生の勤労性に関する諸要因間の関係について 表55!自 宅周辺の環境 と家庭で使 つた道具数 との関係 表56,家庭 で使つた道具数 と父母 と一緒に 仕事 した程度 との関係 \ よくある 時々ある 全 くない 不 記 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ■ 12 ︲3 ︲4 42.9 0 0 0 8.8 10.9 12 3 16 2 12.2 21.8 19 7 17.7 37.9 42.0 35.0 28.6 55.6 40.0 68 0 61,8 65 5 55.6 64.1 66.1 62.2 60,6 58,1 53.7 50 7 50 0 28 6 44.4 60.0 32.0 29,4 20.0 28.4 17.9 21.7 14.3 17.3 22.6 7.4 5.3 15,0 0 0 0 0 0 3.6 3,7 1,7 0 1,7 2.4 1.6 1.1 1.4 0 町 的 農村的 近郊的 不 記 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ■ 12 ︲3 ︲4 57.1 44.4 70 0 36.0 29,4 34.5 43.2 43.6 39.1 38.7 33.9 25,0 13.7 7.2 5.0 14.3 33.3 10,0 32 0 41 2 27.3 34.6 25.6 32.2 32.8 40.9 47.6 69.5 78.3 87.5 0 0 10,0 12.0 5,9 5.5 1.2 4.3 2.6 4.2 2.4 24 3.2 1.4 0 鬱

)母

親の職業 との関係 表54には表53の父親の場合 と同 じ傾向が認め られ る。 しか し

,父

親 の場合 と比較す ると次の点が指摘で きる。農業 においては

,道

具数

3∼

10において幾 らか減 り,13, 14種においてかな り増加 していること

,勤

め人 においては

,道

具数

2種

以上で減少 していること , 自家商業 においては勤 め人の場合 と反対 に

,道

具数

2∼

14でかな り増加 してい ること

,そ

の他では 道具数

0∼

10でかな り減少 していることがそれである。従 って

,母

親が農業や 自家商業 の場合 は子 どもは多 くの道具 を使 うようにな り

,勤

め人やその他の職業の場合 は子 どもの道具使用数が減 ると みてよい ことになる。

(3)自

宅周辺の環境 との関係 表55によると

,町

的環境 では使用道具数

0∼ 2の

場合 は44∼ 70

%,12∼

14の場合 は

5∼

14%で

ある。これに対 し,農村的環境では使用道具数

0∼ 2の

場合 は10∼ 33

%,12∼

14の場合 は70∼

88%で

ある。また

,近

郊的環境 では道具数

0∼

2の場合 は10∼

29%,12∼

14 の場合 は

8∼14%で

ある。即 ち

,農

村的環境の子 どもは最 も多 くの道具 を使い

,町

的環境 の子 ども は最 も少な く

,近

郊的環境の子 どもはその中間位数の道具 を使 っていることになる。 は

)父

母 と一緒 に仕事 した程度 との関係 表56による と

,道

具数0の者で父母 と一緒 に仕事 し た ことのある者が43%と高率で

,農

機具 を使わない仕事 もあるわけである。 しか し

,使

用道具数1 ∼3の者 はよ くあるが皆無で

,全

くないが29∼

60%に

及 んでお り

,使

用道具数

4∼

13で は使用道具 数が増すにつれて

,よ

くあるが漸増 し

,全

くないが漸減の傾向を示 してお り

,父

母 と一緒 に仕事す れば必然的に多様 な仕事 をす る結果

,使

用道具数 も増 えることになるのである。

(5)学

校掃除の態度 との関係 表57によると

,使

用道具数 1の 者が学校掃除 を進 んです る者皆 無であ り

,時

々 さぼった り嫌 いで しない者の合計が

78%に

及んだ り

,使

用道具数

4の

者 で進 んで掃 除す る者

9%,時

々 さばる者

53%で

あることか ら

,使

用道具数の少ない者の中には学校 掃除 に対 し て好 ましくない反応 を示す者が介在 しているといえる。 しか し

,使

用道具数 と学校掃除 の態度 との 間に一般的傾 向を認 めることはで きない と思 う。

(6)勉

強部屋の掃除 との関係 表58によると

,使

用道具数3の者で勉強部屋の掃除 を毎 日す る 者が

8%と

少ない こと

,使

用道具数0の者で家人 によった り

,全

くしない者の合計 が

29%,使

用道 具数4の者で家人 によった り全 くしない者の合計が

21%で

あることが目につ く。員「 ち

,使

用道具数

(15)

表57.家庭で使 つた道具数 と学校掃除の態度 との関係 進んで す る 仕方な くする 時 々 さ│まる 嫌いで しない 不 記 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 ︲3 ︲4 28.6 0 10.0 30.4 8.8 13.0 27.5 21.6 16.5 19.7 30.6 22.0 21.1 27.5 37.5 57.1 22.2 60.0 21.7 38.2 48.1 45.0 39.7 45.2 40.2 41.9 48.8 48.4 40.6 27.5 0 55.6 30,0 43.5 52.9 37.0 26.3 33.6 37.4 38 5 24.2 27.6 29.5 30.4 30.0 14.3 22.2 0 4.3 0 1.9 1.3 4.3 0,9 0,9 32 1.6 11 1.4 5.0 鳥取大学教育学部研究報告 人文・社会科学 第 39巻 第

2号

(1988) 表58,勉強部屋の掃除 と家庭で使 った道具数 との関係 毎 日 自分で た まに 自分で の で 人 伝 家 手 家人に よ り 全 く しな い 多解答 不 記 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ■ 12 ︲3 ︲4 14.3 22.2 20.0 8.0 11.8 16.4 23.5 19,7 12 2 13.4 16.5 16.1 17 9 14.5 15.0 42.9 55.6 60.0 64.0 52.9 65.5 53,1 57 3 57.4 62.2 60.6 60 5 68.4 62.3 67.5 14.3 11.1 10.0 12.0 14.7 7.3 14.8 14.5 25.2 15,1 17.3 14.5 10.5 13.0 10 0 14.3 11.1 0 4.0 5。9 9.1 4.9 6.0 3.5 6.7 1.6 48 2.1 7.2 5.0 14.3 0 10.0 8.0 14,7 0 1.2 1.7 1,7 0 1,6 2.4 1.1 1.4 2.5 0 0 0 4.0 0 1.8 25 0,9 0 2.5 24 0,8 0 1.4 0 表60,言いつかつた時の態度 と家庭で使つた道具数 との関係 表59,家での仕事 と家庭で使 つた道具数 との関係 決 って い ない 決って い る 不 記 多解答 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 ︲3 ・4 71.4 66.7 90.0 72.0 73.5 70。9 51.9 68.4 64.3 60.5 62.2 62.9 65,3 66.7 75.0 28.6 33.3 10.0 24.0 26.5 23.6 46.9 30.8 35.7 37 0 37.8 36.3 34.7 33,3 25.0 の少ない側 に部屋掃除 に関す る良 くない反応が表われてい るが

,全

体的にみて

,使

用道具数 と部屋 掃除 に関 して一般的傾 向を指摘することは困難である。

9)家

での仕事 との関係 表59によると

,使

用道具数2つの場合

,家

での仕事が決 っていない 者は

10%に

す ぎないが

,全

体 を通 してみると

,使

用道具数 の推移 と家での仕事の決 っている者 (決 っていない者

)の

割合の推移の間に正負何れの関係 も認 めることはできない。

(8)仕

事 を言い つかつた時の態度 との関係 表60によると

,仕

事 を言いつかつて嫌 いで しない 者の割合の0の者の出方及 び割合の推移

,気

持 よ くす る者 の割合の推移 を見て も

,使

用道具数 とそ れ らの態度の変化 との間には何 らかの関係 も見出す ことはできない。 嫌いで しない 不 足 を いってする 仕方なく す

る 気持 よ く す る 不 記 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1︲ 12 ・3 ︲4 14.3 12.5 10.0 0 2.9 0 0 0.9 0 2.6 0.8 1.7 0 2.9 0 14.3 25,0 30.0 16,7 23.5 25。9 21,3 24.3 18.6 24.3 22.6 23.1 18,9 23.2 17.5 42.9 62.5 20 0 66.7 61.8 66 7 66.3 58.3 611 55.7 63.7 55.4 63.2 53.6 52 5 28.6 0 40.0 16.7 8.8 7.4 12.5 14.8 18.6 15,7 12.1 19,0 17.9 17.4 30.0

(16)

116

毛利亮太郎・小林和子:中学生の勤労性に関する諸要因間の関係 について 表61,対勉強仕事親 と家庭 で使 つた道具数 との関係 勉強が 大 切 仕事が 大 切 同 等 不 記 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ■ 12 ︲3 ︲4 28.6 22.2 30.0 28.0 14.7 14.5 14.8 15.4 19.1 19.3 21.3 14.5 17 9 21.7 15.0 28 6 22.2 0 4,0 5,9 14.5 3,7 15.4 7.0 15.1 12.6 12.1 14.7 17.4 15.0 42.9 44.4 70.0 64.0 79.4 69.1 80,2 68.4 73.0 63,0 63.8 71.8 67.4 60.9 67 5 0 11.1 0 4.0 0 1.8 1.2 09 09 2.5 24 1.6 0 0 2.5 表62,仕事価値観 と家庭 で使 つた道具数 との関係 良 い ことだ 大 した ことなし な だ 駄 と 無 こ 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 ︲3 ︲4 100 0 66.7 90.0 84.0 76.5 81.8 88.9 83.8 87.0 86 6 85.0 85,5 91.6 82.6 85.0 0 11.1 0 12.0 20.6 14.5 9。9 14.5 11.3 10 1 12.6 10 5 8.4 13.0 12.5 0 11.1 10.0 0 2,9 0 0 0 0.9 0,8 0 0.8 0 2,9 2.5 0 11.1 0 4『0 0 3.6 1.2 1.7 0.9 2.5 2.4 3.2 0 1.4 0

(9)対

勉強仕事観 との関係 表61によると

,勉

強が大切 とす る者の割合 は使用道具数

0∼

3の 場合は

,他

の場合 に比べて顕著 に高 くなっている。そ して使用道具数

2,3, 4, 8, 9,10,11,

12,13の場合 は勉強の方が大切 とす る者が仕事が大切 とす る者の割合 より多 く

,そ

の出現 は

15:10

である。 これに対 し

,両

者の割合が同 じであるのは使用連具数

0, 1, 5, 7,14の

場合で

,そ

の 出現は

15:5で

あ り,仕事が大切 とす る者の割合が勉強が大切 とす る者の割合 を越 える場合 はない。 即ち

,中

学生全体 の勉強志向の状況 をそこに見 ることが出来

,ま

,使

用道具数の推移 と各価値観 の割合の推移 との間 に何 らの傾向を認 めることは出来 ない。

QO

仕事価値観 との関係 表62によると

,使

用道具数 1と 4の場合 に仕事 は良 いことだ とす る 者の割合が

67,77%と

少な く

,仕

事 は大 した ことな し

,無

駄 な ことだ とする者の割合の合計が22, 24%と多いが

,

しか し

,使

用道具数0の者で も全員 が仕事 は良い ことだ とし

,ま

,使

用道具数の 推移 と仕事観の各項 の割合の推移 を総合的にみて も両者の間に正負何れの関係 も認められない。

3-6

学校 で使 った道具数 と他要因 との関係

(1)父

親の職業 との関係 表63によると

,使

用道具数

0∼

14の推移 と各職業 に示 されている割 合の推移の間 には関係があることは考 えられない。 121 母親の職業 との関係 表64によると,(1)で みた と同 じことが指摘で き

,母

親の職業 と学校 での使用道具数 との間 には関係がない とみられ る。

0)自

宅周辺の環境 との関係 表65によると

,使

用道具数が最 も多いのは

,町

的環境 では1種 類の場合

,農

村 的環境では

11,13,14種

,近

郊的環境 では

9種

,の

場合である。即 ち

,学

校で 道具使用数の多いのは農村で

,近

郊的環境が これに次 ぎ

,町

的環境では少ない もの と見倣 され る。 それは学校 に栽培施設 を設 けそれ を運営することの難易度 と関連があるように思われる。 この こと は特に意図 しない場合の現象であって

,教

育的必然性 をそ こに見 ることは出来 ない。戦時中におけ る東京都 内のお茶の水女高師附属高等女学校

,都

立第二高等女学校

,私

立跡見高等女学校 は都心部

(17)

鳥取大学教育学部研究報告 人文・社会科学 第39巻 第

2号

(1988)

■7 表63,父 親の職業 と学校 で使 つた道具数 との関係

表64,母親の職業 と学校で使 つた道具数 との関係 農 業 勤 め 人 自家商業 そ の 他 不 記 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ■ 12 ︲3 ・4 不 0 4.2 10.2 10 1 10.4 16.0 15.3 10.5 41 4.8 11.1 14.3 15.4 0 0 20.0 25,0 41,7 51,9 57.4 53.6 51.9 51.8 54.7 67.6 52.4 64.2 57.1 59,6 87.5 50.0 40,0 25,0 16.7 13.0 9.5 11.2 ■.3 10.6 10.5 14.9 11.1 12.3 12.5 13.5 12 5 50 0 0 50 29 2 . 19 20 16 ︲5 ・8 ・0 25 ■ ・2 7 0 0 20 0 8.3 3.7 3.4 4.0 4.7 7.1 5,8 2.7 6.3 1.2 3.6 3.8 0 0 20.0 農 業 勤 め 人 自家商業 そ の 他 不 記 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 ︲3 ︲4 不 0 4.2 6.5 9.5 9.6 15.1 14.1 10.5 9.5 7.9 13.6 19.6 13.5 0 0 20.0 25,0 20.8 33.3 42.6 39.2 44.3 45,9 38,4 44.6 49.2 44.4 48.2 51.9 75.0 50.0 40.0 25.0 25.0 19.4 20。9 22.4 17.9 18.8 25.6 16.2 22.2 17.3 16.1 17.3 0 0 0 50,0 37.5 38 0 24.3 27.2 17.9 18.8 25.6 29.7 19.0 21.0 10.7 15.4 25.0 50,0 20.0 0 12.5 2.8 2.7 1.6 4.7 2.4 0 0 1.6 3.7 5,4 1,9 0 0 20.0 表65,自宅周辺の環境 と学校 で使 つた道具数 表66,学 校 で使 つた道具数 と父母 と一緒に 仕事 した程度 との関係 に位置 しなが ら

,郊

外 に農場 を設 け

,農

耕作業 を課 していた事例があるか らである。

(4)父

母 と一緒 に仕事 した程度 との関係 表66に よると

,使

用道具数

0∼

6の場合 は父母 と一 緒 に仕事 した ことが よ くある者

0∼

17%,全

くない者18∼

33%で

あるが

,道

具数

7∼

14の場合で, よ くある者 は9の場合 を除 き

,23∼ 50%で

あ り

,全

くない者

0∼

25%(9の

場合 を除 けば

0∼ 15%)

である。即 ち

,学

校で道具 を多 く使 う者 は父母 と一緒 に仕事することも多いが

,学

校 で道具 を少 し しか使わない者 は父母 と一緒 に仕事することも少 ない とみ られる。 低

)学

校掃除の態度 との関係 表67によると

,学

校で使 った道具数

0∼ 6の

場合で は

,学

校掃 除 を進んでする者の割合 は

0∼

27%,時

々 さぼる者 と嫌 いで しない者の合計 は31∼

50%で

あ り

,使

との関係 町 的 農村的 近郊的 コド 言己 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ■ 12 ︲3 ︲4 不 25.0 58.3 32.4 33.1 28.8 27.4 30.6 31 4 33.8 31.7 35.8 25.0 28.8 37 5 0 20.0 50.0 25.0 32.4 35.8 4.6 46.2 52.9 40.7 43.2 34.9 49,4 62.5 51 9 62.5 100.0 20.0 25 4 29 26 25 22 ・5 27 20 33 ・3 8 ・5 0 0 40 0 ︲2 5 4 4 3 1 0 2 0 1 3 3 0 0 20 ヽ よくある 時々ある 全くない 不 記 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 ・3 ︲4 不 記 75.0 50.0 55.6 57.4 66.4 62.3 62.4 64.0 60.8 63.5 51.9 50.9 53.8 62.5 50,0 60.0 25.0 33.3 29.6 25,0 20.0 17.9 17.6 11.6 9.5 25.4 14.8 12.3 5.8 12.5 0 20.0 0 8 1 0 0 2 3 1 1 1 0 1 0 0 0 20

(18)

進んで す る 仕方な くする 時 々 さ!まる 嫌 いで しない 不 記 記 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ・1 ・2 ︲3 ・4 不 0 9 . . ・7 . 0 24 . 0 26 .6 22 . 9 26 . 2 20 , 0 14 . 9 ・9 , 0 24 。 7 28 . 6 30 . 8 ・2 . 5 0 25 . 0 50.0 45.5 39.6 32.9 38.7 45,7 40.5 49,4 45,9 54.0 45,7 48.2 42.3 50.0 50.0 ?5.0 25.0 40.9 39.6 41.1 33.1 29,5 29.8 29,4 36.5 27.0 27.2 21.4 23.ユ 37.5 0 50,0 25 . 0 4 . 5 3 . 8 2 . . 1 , 6 ・ , 9 3 . 6 0 2 . 7 0 ・ ・ 2 ・ ・ 8 3 . 8 0 50 . 0 0 表68,勉強部屋の掃除 と学校 で使 った道具数 との関係 毎 日 自分で た まに 自分で の で 人 伝 家 手 家人 に よ り 全 く しない 多解答 不 記 不 記 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 ・2 ・3 ・4 25 . 0 4 . 2 ・4 . 8 ・2 . 2 ・9 . 2 8 . 5 ・6 . 5 ︲8 . 6 ・4 . 9 23 . 8 ・6 . 0 28 . 6 ・7 . 3 ・2 . 5 0 40 . 0 50.0 70.8 61.ユ 66.9 52.8 76.4 57.6 54.7 58.1 58,7 63.0 41.1 57.7 75.0 100.0 20.0 25.0 16.7 13.0 14.2 18.4 8.5 15.3 14.0 17.6 12.7 16.0 19.6 19.2 12.5 0 20.0 0 0 6 . 5 4 . 7 3 . 2 2 . 8 9 , 4 9 . 3 5 . 4 4 , 8 2 . 5 3 . 6 3 . 8 0 0 0 0 0 3 . 0 . 4 2 . 0 ■ 2 . 0 2 . L 上 0 0 0 0 8.3 0.9 1.4 1.6 0.9 1,2 2.3 1.4 0 0 1.8 0 0 ヽo 20.0

118

毛利亮太郎 。小林和子:中学生の勤労性 に関する諸要因間の関係 について 表67,学校 で使 つた道具数 と学校掃除の態度 との関係 表70,言 いつかった時の態度 と学校で使った道具数 との関係 表69,家での仕事 と学校 で使つた 道具数 との関係 決 って いな い 決って しう る 不 記 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ・1 毘 13 ・4 不 100.0 66.7 64.8 68.2 63.2 67.0 75.3 60,5 67.6 52.4 55.6 59.6 69.2 75.0 50.0 60.0 0 25.0 35.2 30.4 35.2 32.1 23.5 38.4 32.4 47.6 44.4 38.6 30.8 25.0 50.0 20.0 0 8.3 0 1.4 1.6 0.9 0 1.2 0 0 0 1.8 0 0 0 20.0 用道具数

7∼

13の場合では

,掃

除 を進んです る者 は13∼31%と増 え

,時

々 さぽった り嫌 いで しない 者は23∼

40%と

減 っている。従 って

,蓋

然的にではあるが

,学

校での道具使用数 と学校掃除の態度 との間には関係があって

,道

具 を多 く使 う状況 にあれば掃除に対する態度 もよい といえる。

(6)勉

強部屋の掃除 との関係 表68によると

,学

校 で使 う道具数の推移 と勉強部屋 を毎 日自分 でする者の割合の推移

,あ

るいは家人 による者や全 くしない者の割合の推移 を比較 してみて も

,そ

こに一定の関係 を見出す ことはできない。即 ち

,両

者間に関係 を生むに至 っていない。 嫌 い で し な い 不 足 を いってする仕方なくす

る 気持よく す

る 不 記 記 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ■ ・2 ︲3 ︲4 不 25.0 9.5 0 2.1 2.4 0 2.4 1.2 1.4 0 0 0 0 0 0 0 25.0 14.3 22.6 22.1 26.8 19,0 18.1 18.8 24.7 27.4 23.8 23.2 15.4 37.5 0 25.0 25.0 57.1 60.4 60.0 59.3 68.6 65.1 56.5 57.5 56.5 52.5 55,4 59.6 50.0 100.0 50,0 25,0 19.0 16.0 13.8 11.4 12.4 14.5 20.0 15.1 16,1 22.5 19.6 23.1 12.5 0 25.0 0 0 0 , 9 2 . . 0 0 0 3 . 5 ・ ・ 4 0 ・ ・ 3 ・ ・ 8 ・ ・ 9 0 0 0

(19)

鳥取大学教育学部研究報告 表71,対勉強仕事観 と学校 で使 つた道具数 との関係 人文・ 社会科学 第39巻 第

2号 (1988) 119

表72,仕事価値観 と学校で使 つた道具数 との関係 良 い ことだ 大 したことなし 無駄なことだ 不 記 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ■ 12 ︲3 ︲4 不 50.0 75.0 88.9 87.2 76.0 85,8 83.5 91.9 86.5 85。7 93.8 84.2 88,5 62.5 50.0 80.0 25.0 12.5 8.3 8.8 20.0 13.2 14.1 7.0 10.8 14.3 6.2 12.3 7.7 37.5 50.0 0 25.0 0 0.9 0,7 1.6 0 1.2 0 1.4 0 0 0 3.8 0 0 0 0 15.5 1.9 3.4 2.4 0.9 1.2 1.2 1.4 0 0 3.5 0 0 0 20.0

7)家

での仕事 との関係 表69によ冷と

,学

校 で使 った道具数の推移 と家での仕事 の決 ってい ない者の割合の推移

,あ

るいは決 っている者の割合の推移 との間には一定の関係があ るとは考 えら れない。 その割合の数値 は道具数0の場合 を除 き

,50∼ 75%あ

るいは25∼

50%の

間 を前後 している からである。従 って

,学

校 での道具使用数 と家での仕事 は別の次元 に属する関係 にあ ると認 め られ る。 偲

)仕

事 を言いつかつた時の態度 との関係 表70によると

;学

校での道具使用数0の者 は嫌 い で しない者が

25%と

多いが

,同

時 に気持ちよ くす る者 も

25%と

比較的多 く

,ま

た道具使用数1の者 も同 じことが言 え

,こ

れ らの場合は特 に悪い とも良 い ともいえない。 さらに

,道

具数

2∼

14の者の 嫌いで しない者の割合 は

0∼

2%で

あ り,気持 ち よ くす る者の割合 も使用数14の

0%を

際 き,'11∼23

%の

間 を前後 してお り

,一

定の関係 を示 している とはいえない。従 って

,学

校での道具使用数 と仕 事 を言いつかつた時の態度 との間には関係 はな く

,そ

れぞれ別の事項 として存在 している とい えよ うと思 う。 (働 対勉強仕事観 との関係 表71によると

,道

具数 7ま でをみると

,勉

強が大切 とす る方が高 率の場合が

6例

,仕

事 を大切 とす る率 との差 の平均 は

16%で

あ り

,仕

事が大切 とす る方が高率の 場合 は

1例

である。 これに対 し

,道

具数7以上の場合 は

,勉

強の方が大切 とす る方が高率 の場合が

5例

であ り

,仕

事が大切 とす る率 との差の平均 は

8%で

あ り

,仕

事が大切 とす る方が高率の場合 は

2例

である。従 って蓋然的であるが

,学

校で使 う道具数が多い と仕事 にも価値 を認 め る生徒が増 え るといえそうである。

10

仕事価値観 との関係 表72によると

,仕

事 は良い ことだ とす る者の割合 は学校 での道具使 用数が増 える と共 に増 えているとはいえない。加 えて

,使

用道具数13,14の場合 には50∼

60%代

と 著 しく低下 してい る。 しか し

,道

具数

8∼

12の場合 は80∼

90%代

を保 っているが

,道

具数

0∼

7の 場合 は

0, 1, 4に

おいて50∼

70%代

を示 している。従 って

,極

めて蓋然的にではあるが

,学

校 に おける道具使用数 は12までにあっては多い方が勤労観 の形成 に望 ましい結果 をもた らすであろうと が 切 強 勉 大 仕事が 大 切 同 等 不 記 0 1 . 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 4 ・4 不 50 4 23 ・8 20 20 15 ・8 ・7 ・9 ・9 ︲5 1 25 0 20 0 8.3 8.3 13.5 12.8 10.4 15.3 9.3 12.2 14.3 9.9 15.8 15.4 12.5 50.0 20,0 50.0 75.0 67.0 66.2 65.6 67.9 68.2 70.9 68.9 66.7 70.4 66.7 82,7 50 0 50.0 40.0 0 ︲2 0 2 1 0 1 1 1 0 0 1 0 ・2 0 20

表 57.家 庭で使 つた道具数 と学校掃除の態度 との関係 進んで す   る 仕方な くする 時 々さ│ま る 嫌いで しない 不 記 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 ︲3 ︲4 28.6010.030.48.813.027.521.616.519.730.622.021.127.5 37.5 57.122.260.021.738.248.1 45.039.745.240.241.948.848.440.627.5 0 55.630,043.552.937.026.333.63

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