大 こ
な だ 駄 と 鉦
小こ 不 記
勉強が大切 仕事が大切 同
等 不
記 平
均
78.9 81.6 89,9 0 85.5
18,4 16.8 9.1 6.3 11.7
1.1
0 0.4 93.8 1.9
142
毛利亮太郎・ 小林和子:中学生の勤労性に関する諸要因間の関係についてする者の
82%が
それぞれ仕事 はよいことだ としてぃ ることである。即 ち,勉
強が大切であるとする 者 も仕事 に価値 を認 めているが,それで も,仕
事が大切 とす る者の方が仕事 は良い ことだ とす る者 の割合が高いことを示 している。3‑14
仕事価値観 と他要因 との関係(1)父
親の職業 との関係表161によ り
,縦
の数値 を平均 との差 においてみると,父
親が農業の 中学生 は,仕
事 は無駄 な ことだ とす る者が多 く,勤
め人の子 はそれが少 ない。 また 自家商業の子は 大 した ことなしが比較的多い。 これによってみると,中
学生の仕事価値観 は父親の職業の経済性 によって左右 され る面があるように思われる。
(2)母
親の職業 との関係同様 な方法で表162の数値 をみると
,母
親が農業の場合 は,仕
事が無 駄なことだ とす る者が多 く,大
した ことなしとす る者が少ない。勤め人の場合 は大 した ことな しが 少 し多いが,無
駄 なことだ とす る者 は皆無であ る。 自家商業の場合は,大
した ことな しがやや少な いが,無
駄 なことだが多い。即 ち,こ
こで も,母
親 の経済性が中学生の仕事価値観 に影響 を及 ぼし ているようにみ られ るが,父
親 と母親では幾 らかの影響の仕方に違 いが あるように思われる。即 ち,母親が農業である場合 には
,父
親の場合 よ り,大
した ことな しが少な くな り,勤
め人 の場合 には無 駄 なことだ とす る者が皆無 になっている反面,自零商業の場合 には無駄 な ことだ とする者が逆 に増 えている。農家や勤め人の場合 には,母
親 に対 する気がねが働 き,自
家商業の場合 にはそれが働 い ていないように思われ る。(3)自
宅周辺 との関係同様 に して表163を平均値 との差 においてみると,町的環境 にあっては 多様 な価値観が混在 していて
,は
つきりした傾 向は認 め られないが,農
村的環境 では無駄 な ことだ とする者が顕著に多 く,近
郊的環境では,無
駄なことだとする者が却って少ない。 ここでも環境tと みられる経済性が中学生の仕事価値観に影響を及ぼしているといえようと思 う。(4)家
庭にある栽培施設数 との関係同様な方法によって表164の数値 をみると,仕事 は無駄な ことだとする者の少ないのは
,施
設数が0, 2, 3の
場合であり,多いのは1と 4の 場合である。表161,父 親の職業 と仕事価値観 との関係
豊 業 勤 め 人 自家商業 そ の 他不 記 良いことだ
大 し た こ と な し 無駄なことだ 不 記 平 均
10,8 10.8 22.2 10,0 10.9
56.5 55.0 44.4 30.0 55.7
11.5 14.2 11.1 10.0 11.8
17.5 16.7 22.2 10.0 17.3
3.6 3.3 0 40.0
4.3
表162,母親 の職 業 と仕事価値観 との関係
農 業 勤 め 人 自家商業 そ の 他 不 記 良いことだ
大 し た こ と な し 無駄なことだ 不 記 平 均
11.8 5.8 22.2 5,0 11.ユ
42.8 46.7 0 20.0 42.4
20.0 16.7 33.3 15.0 19.6
23.3 29.2 44.4 20.0 24.1
2.0 1.7 0 40.0
2,7
表163,自宅周辺 の環境 と仕事価値観 との関係
町 的 農村的 近郊的 不 記
良いことだ 大 し た こ と な し 無駄なことだ 不 記 平 均
31.7 29.2 33.3 35.0 31.5
44,0 41.7 55.6 0 43.0
22 0 25.8 11.1 15.0 22.2
2
3
0
50
3
表164,家庭 にある栽培施設数 と仕事価値観 との関係
1 3 4 不 記
だ た し だ 記 均
れ中 ﹈ 購 不平
17.1 22.5 33.3 10.0 17.7
29.5 28 3 11.1 20,0 29.0
20.4 17.5 11.1 5.0 19.6
29,4 29.2 44.4 20.0 29.3
0.1 0 0 40.0
0.9
鳥取大学教育学部研究報告
人文 。社会科学
第39巻
第 2号 (1988) 143
施設数4の場合 は農家の場合であって
,こ
れ は表161〜163と同傾 向を示 している とい えよう。(5)家
庭で使 った道具数 との関係同様 に して表165の数値 を検討 してみて も,一定 の傾 向 を認 めることはで きない。即 ち
,家
庭 における道具の使用数 と仕事価値観 には関係 はない ようである。(6)学
校 で使 った道具数 との関係同様 に して表166の数値 を検討 してみて も,一定 の関係 を認 めることはで きない。即 ち
,学
校 における道具の使 用数 と仕事価値観 には関係 はない ようである。(7)父
親の仕事振 りを見 る程度 との関係表1671こよると
,父
親の仕事振 りをよ く見 る者 には, 仕事 は大 した ことな しと思 う者が平均24%よ り20%と
少な く,無駄なことだ と思 う者 は皆無である。これに対 し
,時
々見 る程度の者 は大 した ことな しとす る者 は平均の51%よ り47%と
やや少 ないが,無駄 なことだ とする者 は
78%と
顕著 に多い。 また,全
く見 ない者 は大 した ことな しとす る者が平均 の22%よ り28%と
多い。従 って,父
親の仕事振 りを見 る程度 は仕事の価値観の形成 に関与 していると見なされ
,子
供 は親の後姿を見て育つ とい う諺 を保証 している。(8)父
母 と一緒 に仕事 した程度 との関係表168に よると,父母 と一緒に仕事 した ことの よ くあ る者で
,仕
事 は大 した ことなしとす る者 は平均 の20%よ
り,13%と少な く,ま
た無駄 な ことだ とす る者 は■%と
更 に減 っている。 これに対 し,時
々ある程度 の者 は無駄なことだ とす る者 が平均の59表165,家庭 で使 つた道具数 と仕事価値観 との関係
表167,父親 の仕事振 りを見 る程度 と 仕事価値観 との関係
良 い
こ と だ た し
し 路
大 こ
在 だ 駄 と 無
こ 不 記
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
■ 12
︲3
︲4 不
0.2 2.0
10。9 14.7 10.8 10.4 8.0 9.0 7.3 6.1 8.6 5.5
5。2 0.6 0.1 0.5
0.8 2.5 7.6 1019 21.0 11.8 10.1 5.0 6.7 7.6 4.2 5.0 3.4 2.5 0.8 0
11.1
0
11.1
11.1
22,2
0
11.1
0
11.1
0 0 0 22.2
0 0 0
0 15.0 10.0
`25.0 15.0 5.0 5.0 5.0 5.0 0 0 10,0
0 0 0 5.0 表166,学校 で使 つた道具数 と仕事価値観
との関係
表168,父 母 と一緒に仕事 した程度 と 仕事価値観 との関係
い だ 良 こ
た し
し Й
大 こ
な だ 駄 と 無
こ 不 記
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
・3
・4
不 記
0 0.8 0 2.5 5,8 6.7 6.7 14.2 10.8 10,0 13.3 10,8 6.7 7.5 4,2 0
0 5.0 0 5.0 0 10.0
5.0 10.0 5.0 15,0 15,0 20,0 0 5.0 0 5.0
く る
よ 見
々 る
時
見 全 く 見ない 不 記 良いことだ
大 し た こ と な し 無駄なことだ 不 記 平 均
24.5 20.0 0 10.0 23.5
51.6 46 7 77.8 25.0 50.7
20.7 28,3 22.2 15.0 21.5
3.2 5.0 0 50.0
4.3
く る よ あ
々 る
時 あ
く い
全
な 不 記
良いことだ 大 し た こ と な し 無駄なことだ 不 記 平 均
21,4 13.3 11,1 10.0 20.1
59.0 68.3 44.4 25.0 59.0
18,9 17.5 44.4 15.0
18。9 0,7 0.8 0 50.0
1.7
毛利亮太郎・小林和子 :中 学生の勤労性に関する諸要因間の関係について
%よ
り44%と
少 ないが,大
した ことな しとす る者 は68%と
多 く,全
くない者 に至 っては仕事 は無駄 だ とす る者 は,平
均 の19%よ りはるかに多い44%に
及 んでいる。従 って,父母 と一緒 に仕事 す ることは中学生の仕事価値観 を形成する上に役立 ってぃると考 えられる。
0)学
校掃除の態度 との関係表169による と
,学
校掃除 を進んです る者では,仕
事 は良 いこと だ とす る者 は平均の22%よ
り24%と多い反面,` 大 した ことな しとする者 は10%と少 ない。 また仕方 な くす る者 は,無
駄 な ことだ とする者が平均の42%よ
り少な く22%で
あるが,大
した ことな しとす る者 は51%と
多い。時々 さぽる者 は平均の32%に
対 し,大
した ことな しとする者36%,無
駄 な ことだ とす る者
44%で ,と
もに多い。嫌 いで掃除 しない者 も,仕
事 は無駄だ とする者 は平均 の2%に
対 し,■ %と
多い。従 って,学
校掃除に対する態度 は中学生の仕事価値観 に深 くかかわっていると考 えられる。 しか し,進
んです る者の中に も,仕
事 は大 した ことなし,無
駄なことだ と思 っている者 がある反面,時
々 さばった り,嫌
いで しない者の中に も,仕
事 は泉いことだ と思 っている者が ある。即ち
,価
値観 と行動が必ず しも一致 していない ことを示 している。価値観 と行動の一致 は孔子で も 言っているように,極
めて難 しい問題があるが,よ り良い行動が出来るための方向は示 されている。QO
勉強部屋の掃除 との関係表170によると
,毎
日自分で掃除する者の中には,仕
事 は良 いこ表169,学校掃除の態度 と仕事価値観 との関係 進んで
す
る 仕方な
くする 時 々 さtFる
嫌 いで
しない 多解答 不 記
だ た し だ 記 均