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Aachen University について Aachen University はドイツのノルトライン ヴェストファーレン州のアーヘンにある大 学です アーヘンはベルギーとオランダの国境に面した都市でアーヘン中央駅から7km程の所 に三カ国境界があります 近くには西にマーストリヒト 東にケルンがあ

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Academic year: 2021

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RWTH Aachen University へ行って 8 月 14 日~9 月 2 日

学部 1 年7類

私は今年の夏アーヘンという町の Aachen University へ留学しました。留学を終えて、改め て有意義な夏を過ごせたことをうれしく思います。

↑左アーヘンの地図(Google Map)薄い赤線が国境でベルギー、オランダに面しています。 右ドイツの地図(Google Map)左側の赤い線が引いてあるのが Aachen です。

<プログラムの概要>

今回私が参加したプログラムは RWTH Aachen University の‘‘German Engineering, Language and Culture‘‘Summer School というものでした。元々、慶応大学の理工学部でド イツ語を学んでいる生徒向けに行われていたもののようで、今年から他大生も受け入れる ようになったそうなのですが、初の試みということもあり参加メンバー12人中10人が 慶応生、後の2人が東工大生という構成になっておりました。

プログラムは8月14日月曜日~9月1日金曜日の三週間にかけて行われました。平日 は基本的に、午前はドイツ語やドイツの文化についてドイツ語で学び、午後は物理、化学、 生物等に関する Engineering について英語で学びました。また、Thyssen Krupp というドイ ツの製鉄会社の工場を見学したり、Aachen University の大学院で研究をしている留学生の 話を聞く会もありました。

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<Aachen University について> Aachen University はドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州のアーヘンにある大 学です。 アーヘンはベルギーとオランダの国境に面した都市でアーヘン中央駅から7km程の所 に三カ国境界があります。近くには西にマーストリヒト、東にケルンがあり、ボンやデュッ セルドルフも近く利便性の高い都市となっております。ア-ヘンにはアーヘン大聖堂があ り、これは「ヨーロッパの父」と言われているカール大帝が埋葬されていることで有名にな っ て い ま す 。 1978 年 に は ド イ ツ の 最 初 の 世 界 遺 産 と し て 選 ば れ て い ま す 。 ↑左アーヘン大聖堂、右アーヘン中央駅 Aachen University はエクセレンス・イニシアティブというドイツ連邦政府と諸州が共同 で行っている、9つの大学の最高レベルの研究を推進し支援するプログラムに選ばれてお り、優秀な大学であることがうかがえます。1870 年に設立され歴史が長く、2015/16 の冬 学期の時点で 44,517 人の学生がおり、そのうち 128 か国から 8556 人の留学生を受け入れ ています(Aachen University 公式ホームページより)。東京工業大学の学生数が 2016 年の 時点で 9990 人(東京工業大学公式ホームページより)であることから規模がかなり大きい といえます。 <今回のプログラムに行く前の目的> 短期留学に今回行こうと思った理由は主に3つあります。1 つ目は英語で会話をする能力 を上げたいと思ったからです。日本人と日本語で仕事をし続けるということはあまり現実 的でないし、海外の人とカタコトではなく余裕をもって会話できることは将来どんな仕事

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をすることになったとしても有利だと思ったからです。高校生の頃に海外派遣に参加した のですが相手が日本語を学んでいたこともあり、そこまで英語を話せるようにならなかっ たこともきっかけとなりました。2 つ目は今後長期的に留学したいと思っていたことがあり ます。日本は 18 歳までの教育は世界でもトップクラスだが大学を卒業するころには他の 国々に抜かされてしまうという話をよく聞きます。日本の大学生にはあまりない雰囲気を 長期的に感じることで自分自身の成長に活かしたいということが目的です。また、将来のこ とについての考えは日本では偏りがちに思える(大方が『どこかの会社で働ければそれでい い』というように考えているように思うし、意見があってもそれを言う雰囲気はないように 感じる。)ので海外の人の考えも聞いてみたいからです。今回の短期留学では長期留学をす るにあたって日本でやれることを考えたいという目的がありました。3 つ目は早めに短期留 学をすることが今後の大学生活にいい影響を与えるのではないかと思ったからです。大学 に入学して 2 か月ほど経って受験していたころと比べかなり気の抜けた生活をしていて頑 張っていたころの感覚の残っているうちに行動しないといけないと思い、行くことにしま した。 次に、今回のプログラムに応募した理由についてです。1つは単にドイツという国に興味 があったからです。前述したように高校生の頃に海外派遣に行ったのですが、その国がドイ ツでした。英語では話せなかったのですが代わりに日本語でドイツのことについて聞き、日 本と違うこと、似ていることについて考えるきっかけとなりました。例えば、高校での授業 スタイルについて、日本では教師が教えたことを宿題として持ち帰り覚えることが基本的 な形となっているのに対して、ドイツでは先生の出す質問について討論し、意見を通すこと が基本の形となっているという違いがあります。意見を主張することが重んじられるため、 デモをするために学校を休むことがあるというのは日本では考えられないことです。反対 に、国民性が他の国々と比べると真面目であることや、工業系の産業が得意であることは日 本と似ています。 もう一つは他の短期のプログラムと比較してこのプログラムが授業を中心としたもので あるため長期留学のイメージを持つのに合っていると思ったからです。短期のものだと討 論を 3 日くらいして残りは行った先の国の大学生との交流や観光で終わってしまうものも あり、それでは改めて海外に留学しに行く意味がないと思ったからです。 <各活動の内容> まず、ドイツ語の授業についてです。前述のとおりドイツ語の授業はドイツ語で行われま した。日本ではあまりないですが、ドイツではこれが一般的だそうです。ドイツ語を学ばず に行った私にとってこれはかなり厳しいものとなりました。慶応大学では 1 年以上ドイツ 語を学んでいることがこのプログラムに行く条件となっていたのですが、東工大ではその 条件がなく、留学に行く前に勉強すれば間に合うだろうと思っていました。しかし、間に合 うわけもなく、ドイツ語の先生も考慮はしてくださいましたが、知らないことの多い状態で

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の授業は大変でした。授業の内容は、最初は知っている単語を挙げていくことから始まり、 例文に言葉を当てはめる、文を作る、主題を読み取るという風に徐々にレベルが上がってい きました。常に集中していないと内容が分からなくなってしまう状態だったので、普通の人 が 3 週間で学ぶよりもずっと速い速度で勉強できたように思います。また、授業ではドイ ツの文化や実生活にかかわることを主に扱っていたのでドイツについて知ったことも多か ったです。東西冷戦時代のことや移民に対する国民の見方についての話があったり、店での 注文、勘定の流れやドイツ人の討論するときの思考についての話があったりして生活する うえでの参考になりました。 Engineering の授業は機械、生物、材料、化学、物理、エンジン、ロボティクスについて 行いました。どれも英語で行われていたため、ゆっくり話していても単語そのものが分から なかったり、一つ一つの単語はわかるのに熟語が分からないということがありました。 Differencial equation は微分方程式という意味で何度も日本の授業では出ていましたし、 differencial も equation もわか るの に理解 できな かっ たのは もどか しかっ たです 。 Composite、obstacle のような文で読むときにはわかりそうな単語が耳で聞いていると思い 出すのに時間がかかり、思い出している間にも話が進んでいるというのもきつかったです。 生物・物理の授業では実験があったのですが、英語で聞いたことを整理して、実験の方法 を考えて結果を考察するという過程は慣れないものでよい経験ができたと思いました。 これ以外にも Thyssen Krupp Steel Europe という製鉄会社に行ったり、Aachen University の留学生の会、INCAS の行事に参加したりしました。

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<今回のプログラムで初めて知ったこと~大学生の様子編> 今回 Aachen University の大学生たちとかかわって、ドイツの大学生は日本の大学生と比 較して自立志向が強いなと思いました。 日本では、成人するのは20歳からでお酒・たばこ以外にも様々な権利が 20 歳から与え られます。つい最近まで選挙権も 20 歳から与えられていました。大学生になれるのは早い と 18 歳からで卒業は 22 歳。この場合、大学生生活の半分が未成年ということになります。 こういうこともあってかはわかりませんが、日本人の大学生はまだ大人として自立しきれ ていない中途半端な位置というイメージが強いです。実際、大学に行く費用はもちろん、実 家で暮らし、生活費や交際費まで親に頼っている人は少なくないと思います。 一方、ドイツは 18 歳から成人となっており、大学に入るころには皆親から自立していく そうです。ドイツでは大学に通うのにほとんどお金がかからないように国が費用を負担し ていて、アルバイトや奨学金を借りて、仕事をして返すなどして、学費、寮、生活費は皆本 人が負担するそうです。また、大学生になって親元で暮らすのは恥ずかしいことらしく、大 学と実家が近くても家を出るそうです。このように自立志向の強いドイツの大学生の学業 はどうなのかというと、やはり本人で大学に行くお金を負担しているだけあって意識が高 いように思えました。留学プログラムでは、バディーとともに行動する機会が何度かあった のですが、バディーを呼ぶと、会う時の直前も勉強、あった直後も勉強という感じでした。 テスト週間なのかと聞いてみると、テスト週間というものが特別あるわけではなく教科ご とにテストがまばらにあるといっていました。一年中勉強していると思うと日本の大学生 も負けてはいられないと思いました。 <今回のプログラムで初めて知ったこと~理工系編> Aachen University で理工系の授業を受けて驚いたのが、実験の設定の自由度の高さです。 日本では授業で行う実験といえば、実験の方法が書かれたプリントや教科書が渡され、その 通りに実験をして、 出るはずの結果とどのくらい近いか、差が出たのはなぜか考察するの が一般的だと思います。ドイツではそんなことはなく、実験の方法はある程度決まっている のですが、その試料や使用するものについては自由でした。やはりここにも本人の考えを優 先するという国の文化が出ているのかもしれません。 <今後意識していきたいこと> 今回の留学を経て多くのことを考えさせられました。その一つは周りの雰囲気に流され ず、自身の成長のためにもっと時間を使いたいと思いました。私は高校の時はあまり成績の いい方ではなく、高校 3 年になって 1 日中勉強することに時間をかけて東工大に入りまし た。その時と比べると今はだいぶ怠けた生活を送っている気がします。せっかく成長できる 時間があるのにそれを浪費していて、一方でドイツの大学生たちは一つ一つの行動に力を 入れていると思うともったいないなと思いました。

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次に英語力を上げたいと思いました。ドイツ人やほかの国の留学生たちが流ちょうに英 語で話しているのを見て、自分もその中に混ざりたいという気持ちが高まりました。また、 通じたときにそもそもの考え方が国によって違っていて、会話の進み方まで違うのを感ま した。日本人同士で話しているときにはない頭の使い方をするので新鮮でした。この感覚を 大切にするためにも英語には特に力を入れたいと思いました。 もう一つ思ったのが、やりたいことはできるだけ早くやるべきだと思いました。今回のプ ログラムで参加したメンバーには 1 年生から 3 年生までいました。3 年生の方が 1 年生よ りもできることが多いようには感じました。しかし、プログラムで海外の院に行きたいとか、 長期留学したいとか、もっと勉強していきたいと思っても大学にいられる期間は短くなっ てしまいます。できるだけやりたいことは早くやることが今後を変えやすくなるのではな いかと思いました。

参照

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