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平成25年度消費生活相談概要

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【問合せ先】東京都消費生活総合センター相談課 電話 03-3235-1258 平成26年7月9日 生 活 文 化 局

相談件数は 4 年ぶりの増加!高齢者の相談件数は過去最多!

詐欺的なインターネット通販に関する相談が急増!!

Ⅰ 相談全体の概要

都及び区市町村の消費生活センターに寄せられた相談件数は 126,951 件

 24 年度 118,208 件 → 25 年度 126,951 件 対前年度比 7.4%増

Ⅱ 相談の特徴

1.世代で見ると

(1)高齢者(60歳以上)の相談件数は約3万9千件となり過去最多。相談全体の3割

以上を高齢者が占め、健康食品の送りつけに関する相談の増加が目立つ。高齢者

の平均契約金額も相談全体と比べて高額。

 高齢者相談:24 年度 33,541 件 → 25 年度 39,094 件 対前年度比 16.6%増  平均契約金額:高齢者相談 211 万円 / 59 歳以下の相談 117 万円

(2)若者(29 歳以下)の相談は、9年ぶりに増加に転じる。タレント・モデル勧誘な

どの「内職・副業」や、「理美容」に関するものが多く、いずれも若者の相談が占め

る割合は4割以上

 若者相談:24 年度 14,316 件 → 25 年度 15,289 件 対前年度比 6.8%増  若者の相談が占める割合:「内職・副業」44.8%、「理美容」43.8%

2.内容で見ると

(1)

「代金を振り込んだが商品が届かない」「ブランド品の偽物が届いた」などの

詐欺的なインターネット通販に関する相談が急増

 詐欺的なインターネット通販に関する相談:24 年度 1,425 件 → 25 年度 4,003 件 対前年度比 約 2.8 倍

(2)健康食品の送りつけに関する相談は、前年度に引き続き大きく増加

 健康食品の送りつけに関する相談:24 年度 435 件 → 25 年度 1,504 件 対前年度比 約 3.5 倍 高齢者の相談が占める割合:96.4%

(3)商品等に関連して、身体にけがや病気等の疾病を受けたという「危害」に関する

相談は、引き続き増加傾向。美容医療や化粧品及び食品に関する相談が多い。

 「危害」:24 年度 1,749 件 → 25 年度 2,173 件 対前年度比 24.2%増

平 成 25 年 度 消 費 生 活 相 談 概 要

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主 な 相 談 事 例

美容クリニックのHPを見て、数千円でできる、ヒアルロン酸を注入してほうれい線を目立たな くする施術を受けようと思い、クリニックに出向いた。カウンセリングで「その施術は効き目がな い」と別の方法を提案された。「糸を皮膚の下に通す施術で、糸は溶けてしまうので安全。短時間 で終わり、痛くない」と説明された。また、ブログに効果などを掲載することを条件に、200万円 近い施術代金を1/4に値引きすると言われ、その日のうちに契約し、施術を受けた。しかし、説明 と違い、施術中から痛みがひどく、その後も顔が突っ張り、ピリピリとした痛みが引かない。この ような大がかりな手術と理解できていたら受けなかった。 (契約当事者 40歳代/女性)

【相談事例5】「危害」の相談

街頭でモデル事務所の男性に声をかけられスカウトされた。その場で男性に携帯電話で写真を撮 られ、電話番号等を書面に書いた。後日、「合格したので二次審査をする。その審査はエステを受 けた後に撮った写真を使う」と言われ、了承した。別の日に、指定されたエステサロンに出向くと、 美顔器を使った施術をされ、「美顔器を買った方がいい」と勧められて契約をしてしまった。冷静 に考えると、50万円以上もするので、分割払いでも高額過ぎて払いきれないと思う。また、モデル 登録契約もサロンで同時に行ったことから、モデル事務所とエステサロンが繋がっていたのではな いかと思う。モデル登録と美顔器ともに解約したい。 (契約当事者 20歳代/女性)

【相談事例2】若者の相談(

DMが届いた。アンケートかと思ったら、カンボジアやシンガポール、ミャンマーにあるマンシ ョンの購入申込書と返信用封筒が同封されていた。興味が無く不要なので、古紙回収に出そうと思 ったところに事業者から電話があった。「不要ならば資料を回収する。どうしても必要なので取り に行く」と言われたので、来訪を断ったら凄まれた。資料を取りに自宅に来られるのが怖い。送り 返した方が良いだろうか。 (契約当事者 70歳代/男性)

【相談事例1】高齢者の相談(海外不動産投資)

同居の母宛に、代金引換で健康補助食品と書かれた荷物が届いた。母は、代金を払い受け取って しまったが、注文をした覚えは無いと言う。荷物は開封していない。翌日、母に代わり、事業者に 電話をし、返金を希望したところ「2か月前に注文を受け、1週間前に注文品ができたので送付す ると電話で伝えている。2度も話をしているのだから返金できない」と言う。「契約書面も無いも のを受け取れない」と伝えたが、逆に「なぜ、高齢者を一人にするのか」などと言われた。どう対 処したらよいか。 (契約当事者 80歳代/女性)

【相談事例4】「健康食品の送りつけ」に関する相談

たまたま見つけたスニーカーのディスカウントサイトで、通常の半額以下の価格となっていたブ ランド品のスニーカーを注文した。代金は、サイトで指定されていた中国人と思われる個人名義の 銀行口座に振り込んだ。国際宅配便で届いた商品は、注文とは別のブランドで、サイズも違うもの だった。今思えば、入金確認のメールがたどたどしい日本語であり、サイトに事業者名や住所の記 載が無いなど、不審な点はあった。 (契約当事者 30歳代/男性)

【相談事例3】「インターネット通販」に関する相談

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資 料 編

*平成 25 年 4 月~平成 26 年 3 月に受け付けた東京都内の相談情報を、 PIO-NET2010(全国消費生活情報ネットワーク・システム)で分析したもの。

Ⅰ 相談全体の概要

① 平成25年度の相談件数は126,951件となり、前年度より7.4%増加した。 そのうち東京都受付件数が34,673件、区市町村受付件数が92,278件であった。(図-1) 【図-1】相談件数の推移 ② 契約当事者の職業別割合を見ると、最も多いのは「給与生活者」で、全体の36.1%を占める。 (図-2) ③ 契約当事者の年代別割合を見ると、最も多いのは「70歳以上」で、全体の19.0%を占める。 (図-3) 【図-2】契約当事者の職業別割合(平成25年度) 【図-3】契約当事者の年代別割合(平成25年度) 36,744 35,744 33,848 31,862 34,673 91,410 89,962 89,898 86,346 92,278 128,154件 125,706件 123,746件 118,208件 126,951件 0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 140,000 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 (件) 区市町村 都 給与生活者 36.1% 自営・自由業 6.2% 家事従事者 15.7% 学生 4.2% 無職 21.9% その他・ 不明 15.9% 20歳未満 2.3% 20歳代 9.8% 30歳代 14.4% 40歳代 16.0% 50歳代 11.8% 60歳代 11.9% 70歳以上 19.0% 不明等 15.0%

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Ⅱ 相談の特徴

1 . 世 代 で 見 る と

(1)高齢者の相談

<契約当事者が 60 歳以上である相談> ① 高齢者の相談件数は39,094件であり、前年度に比べ16.6%の増加となった。全相談件数に占 める割合は年々増加しており、平成25年度は初めて全体の3割を超えた。 年代別では、どの年代も前年度より相談件数が増加しているが、特に「80歳以上」の増加の割 合が大きい。(図-4) 平均契約金額は211万円と、59歳以下の相談の平均金額117万円(相談全体の平均金額156万円) と比較して高額となっている。 【図-4】高齢者の相談件数の推移 ② 高齢者の相談が占める割合の多い商品・役務について見ると、「預貯金・証券等」に関する相 談は全年代の相談件数の8割以上、「健康食品」「ファンド型投資商品」については7割以上を高 齢者の相談が占めている。(表-1) 【表-1】高齢者の相談が占める割合の多い商品・役務(平成 25 年度) (単位:件) 14,652 15,124 14,989 13,562 15,034 12,101 12,928 12,992 12,765 14,704 6,133 6,851 7,030 7,214 9,356 32,886件 34,903件 35,011件 33,541件 39,094件 25.7% 27.8% 28.3% 28.4% 30.8% 0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0% 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000 45,000 50,000 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 (件) 80歳以上 70歳代 60歳代 全相談件数に 占める割合 商品・役務分類 主な項目 高齢者の相談が占める割合 高齢者の相談 全年代の相談 ※ 預貯金・証券等 公社債、未公開株、預貯金等 84.7% 1,528 1,805 健康食品 健康食品、サプリメント等 77.5% 2,365 3,052 ファンド型投資商品 海外不動産投資、米国診療報酬請求債権ファンド、匿名組合への出資等 77.1% 1,238 1,606 工事・建築・加工 塗装工事、増改築工事、屋根工事等 61.2% 1,986 3,247 生命保険 普通生命保険等 58.3% 543 931 書籍・印刷物 新聞、単行本、雑誌 54.9% 943 1,717 修理・補修 衛生設備、屋根、車、テレビ等の修理サービス、 羽毛布団の打ち直し等 48.6% 679 1,396 家具・寝具 布団、羽毛布団等 44.7% 547 1,225 役務その他 金融商品等の損失回復をうたう契約、不動産仲介サービス、廃品回収サービス、弁護士等 44.6% 1,603 3,598 他の教養・娯楽 海外宝くじ、競馬情報サービス、高額賞金当選のダイレクトメール、自費出版サービス等 43.9% 655 1,493 ※年齢不明・無回答を除く 高齢者相談の平均 契約金額211万円 59歳以下の相談 (117万円)より高額

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(2)若者の相談

<契約当事者が 29 歳以下である相談> ① 若者の相談は15,289件となり、前年度に比べ6.8%の増加となった。若者の相談件数は平成 17年度以降減少傾向にあったが、9年ぶりに増加に転じた。 全相談件数に占める割合は年々減少傾向にあり、平成25年度は全体の12.0%となった。 (図-5) 【図-5】若者の相談件数の推移 ② 若者の相談が占める割合の多い商品・役務について見ると、「内職・副業」「理美容」に関する 相談は全年代の相談件数の4割以上、「理美容器具・用品」「教室・講座」「他の身の回り品」につ いては3割以上を若者の相談が占める。(表-2) 【表-2】若者の相談が占める割合の多い商品・役務(平成 25 年度) (単位:件) 5,307 4,719 4,427 3,254 3,153 13,723 11,978 11,247 11,062 12,136 19,030件 16,697件 15,674件 14,316件 15,289件 14.8% 13.3% 12.7% 12.1% 12.0% 0.0% 2.0% 4.0% 6.0% 8.0% 10.0% 12.0% 14.0% 16.0% 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 (件) 架空・不当請求 以外の相談 架空・不当請求 の相談 全相談に占める 若者の割合 商品・役務分類 主な項目 若者の相談が占める割合 若者の相談 全年代の相談 ※ 内職・副業 タレント・モデル内職、メールマガジン作成内職、アフィリエイト内職等 44.8% 245 547 理美容 脱毛、痩身、美顔などのエステティックサービス等 43.8% 780 1,782 理美容器具・用品 美顔器、痩身美容器具、脱毛器等 39.0% 201 515 教室・講座 タレント・モデル養成教室、就活セミナー、海外スポーツくじへの投資(アービトラージ)講座、等 32.0% 635 1,982 他の身の回り品 財布、サングラス、帽子等 31.0% 230 743 デジタルコンテンツ アダルト情報サイトなどの架空・不当請求、オンラインゲーム等 23.5% 3,895 16,542 履物 スニーカー、ブーツ、婦人靴等 22.6% 317 1,402 ※年齢不明・無回答を除く

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2 . 内 容 で 見 る と

(1)相談件数の多い商品・役務と相談内容

① 平成25年度の相談で最も多い商品・役務は、インターネットを利用した架空・不当請求、 オンラインゲームに関する相談などの「放送・コンテンツ等」であり、相談全体の14.8%を占め る。(表-3) 【表-3】相談件数の多い商品・役務分類 上位 10 位 (単位:件) ② 平成25年度の相談で最も多い相談内容は、「インターネット通販」であり、相談全体の22.0% を占める。また、前年度より増加が目立つのは、「ポルノ・風俗」(17.6%増)、「電話勧誘」(15.1% 増)等である。(表-4) 【表-4】相談件数の多い内容キーワード分類 上位 10 位 (単位:件) ※1 「解約一般」は、解約拒否以外の解約に関する相談 ※2 「その他の接客対応」は、「販売態度」「クレーム処理」「部品保有期間」「アフターサービス」「連絡不能」以外の 接客対応に関する相談 ※3 「契約書・書面」は、「書面不交付」「書面偽造」「書面不備」以外の契約書、領収書、請求書などの書面に関す る相談 順 位 商品・役務分類 主な項目 25年度 24年度 対前年度比 1放送・コンテンツ等 インターネットを利用した架空・不当請求、オンラインゲーム等 18,780 19,304 97.3% 2レンタル・リース・貸借 賃貸アパートの修理費や敷金等の返金等 9,262 9,330 99.3% 3役務その他 金融商品等の損失回復をうたうサービス、不動産仲介サービス、興信所、広告代理サービス等 4,850 5,068 95.7% 4工事・建築・加工 新築工事、増改築工事、衛生設備工事、塗装工事、内装工事 等 4,064 3,461 117.4% 5融資サービス 借金による多重債務、金利・利息等 3,999 4,599 87.0% 6商品一般 代金の内容が不明な請求、不用品訪問買取の電話勧誘、 店員への苦情など商品を特定できないもの 3,894 3,166 123.0% 7移動通信サービス 携帯電話・スマートフォン等の通信料や付帯サービス、モバイルデータ通信契約等 3,328 2,880 115.6% 8健康食品 注文した覚えのない健康食品の送りつけ等 3,320 1,814 183.0% 9医療 医療サービス、歯科治療、レーザー脱毛や美容整形などの美容医療等 2,538 2,301 110.3% 10教室・講座 スポーツ・健康教室、英会話教室、タレント・モデル養成教室、 ビジネス教室等 2,191 2,109 103.9% 順 位 内容キーワード分類 25年度 24年度 対前年度比 1インターネット通販 27,952 24,371 114.7% 2解約一般 ※1 25,877 23,802 108.7% 3返金 16,126 14,855 108.6% 4高価格・料金 12,509 11,763 106.3% 5電話勧誘 9,728 8,452 115.1% 6説明不足 9,494 9,140 103.9% 7その他の接客対応 ※2 9,457 8,674 109.0% 8信用性 9,367 8,786 106.6% 9ポルノ・風俗 8,955 7,615 117.6% 10 契約書・書面 ※3 8,671 8,660 100.1%

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(2)インターネット通販(商品)に関する相談

① インターネット通販(商品)に関する相談は、年々増加傾向にある。平成25年度は9,450件 の相談が寄せられ、前年度の1.7倍となった。 このうち「代金を振り込んだが商品が届かない」「ブランド品の偽物が届いた」などといっ た詐欺的な契約に関する相談は、平成 25 年度は 4,003 件寄せられ、前年度の 2.8 倍と大きく増 加している。(図-6) 【図-6】インターネット通販(商品)に関する相談件数の推移 ② 契約当事者の年代別割合を見ると、30 歳代が3割を超え最も大きい。また、30 歳代以下の 各年代で、インターネット通販(商品)に関する相談全体と比べ、詐欺的な契約に関する相談 の割合が大きくなっている。(図-7) 【図-7】インターネット通販(商品)に関する相談 契約当事者年代別割合(平成 25 年度) ③ インターネット通販(商品)のうち、 詐欺的な契約に関する相談について商品 別で見ると、スニーカーなどの「運動ぐつ」 は前年度の 4.5 倍、「腕時計」は前年度の 3.5 倍であり、増加が目立つ。(表-5) 【表-5】インターネット通販(商品)のうち、 詐欺的な契約に関する相談 相談件数の多い商品分類 上位5位 (単位:件) 3,768件 4,014件 5,176件 5,712件 9,450件 411 590 856 1,425 4,003 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 (件) インターネット通販 (商品) うち、詐欺的な契約に 関する相談 3.0% 3.3% 16.4% 21.5% 30.5% 34.5% 26.9% 24.3% 12.7% 11.0% 10.5% 5.4% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% インターネット 通販(商品) うち、詐欺的な 契約に関する 相談 20歳未満 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳以上 順 位 商品分類 25年度 24年度 対前年度比 1 運動ぐつ 504 112 450.0% 2 婦人用バッグ 361 178 202.8% 3 靴 342 190 180.0% 4 財布類 294 117 251.3% 5 腕時計 182 52 350.0%

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(3)「健康食品」に関する相談

① 「健康食品」の相談件数は 3,320 件の相談が寄せられ、前年度の 1.8 倍となった。 このうち、平成 24 年度に急増した「注文をした覚えの無い健康食品が送りつけられる」などと いった悪質な販売手口に関する相談は、平成 25 年度は 1,504 件寄せられ、前年度の 3.5 倍とな り、更に大きく増加している。(図-8) 【図-8】「健康食品」に関する相談件数の推移 ② 契約当事者の年代別割合を見ると、60 歳以上の高齢者の占める割合が「健康食品」の相談全体 では7割を超え、このうち、送りつけに関する相談では9割を超える。(図-9) 【図-9】「健康食品」に関する相談 契約当事者年代別割合(平成 25 年度) 1,417件 1,279件 1,369件 1,814件 3,320件 106 124 169 435 1,504 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 (件) 健康食品 うち、送りつけに関する相談 22.5% 3.5% 9.9% 7.6% 30.5% 39.4% 37.0% 49.4% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 健康食品 うち、送りつけに 関する相談 60歳未満 60歳代 70歳代 80歳以上

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(4)「危害」に関する相談

① 「危害」に関する相談は過去5年間で見ると増加傾向にある。平成 25 年度は 2,173 件の相談 が寄せられ、前年度に比べ 24.2%の増加であった。(図-12) ※ 危害:商品・役務・設備等に関連して、身体にけが、病気等の疾病(危害)を受けたという相談 【図-10】「危害」に関する相談件数の推移 PIO-NET2010 による平成 26 年 5 月 31 日現在の集計値 ② 「危害」の原因となった商品・役務では、「医療」「化粧品」「理美容」など美容や美容医療に 関するもの、「調理食品」「外食」など食品に関するものが多い。(表-6)  「化粧品」のうち、美白化粧品による白斑様症状に関する相談は87件であった。  「調理食品」のうち、冷凍食品の農薬混入に関する相談は98件であった。 【表-6】「危害」に関する相談の商品・役務分類 上位5位 (単位:件) PIO-NET2010 による平成 26 年 5 月 31 日現在の集計値 1,546件 1,539件 1,652件 1,749件 2,173件 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 (件) 順 位 商品・役務分類 25年度 24年度 対前年度比 主な危害内容 1 医療 328 290 113.1%美容医療、施術などによる皮膚障害、熱傷等 2 化粧品 303 194 156.2%基礎化粧品などによる皮膚障害等 3 理美容 192 198 97.0%エステティックサービスなどによる皮膚障害、熱傷等 4 調理食品 149 47 317.0%冷凍調理食品などによる消化器障害等 5 外食・食事宅配 107 91 117.6%外食などによる消化器障害、中毒等

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参考【東京都消費生活総合センターで受け付けた相談件数の推移】

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Ⅰ 相談全体の概要

【都図-1】相談件数の推移

Ⅱ-1 相談の特徴(世代)

【都図-2】高齢者の相談件数の推移 【都図-3】若者の相談件数の推移 36,744件 35,744件 33,848件 31,862件 34,673件 0 10,000 20,000 30,000 40,000 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 (件) 3,571 3,823 3,767 3,364 3,891 2,481 2,657 2,641 2,649 3,205 1,264 1,447 1,373 1,454 1,983 7,316件 7,927件 7,781件 7,467件 9,079件 19.9% 22.2% 23.0% 23.4% 26.2% 0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0% 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 (件) 80歳以上 70歳代 60歳代 全相談件数に 占める割合 2,247 2,010 1,738 1,206 974 4,396 3,824 3,281 3,053 3,383 6,643件 5,834件 5,019件 4,259件 4,357件 18.1% 16.3% 14.8% 13.4% 12.6% 0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 (件) 架空・不当請求 以外の相談 架空・不当請求 の相談 全相談に占める 若者の割合

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Ⅱ-2 相談の特徴(内容)

【都図-4】インターネット通販(商品)に関する相談件数の推移 【都図-5】「健康食品」に関する相談件数の推移 【都図-6】「危害」に関する相談件数の推移 PIO-NET2010 による平成 26 年 5 月 31 日現在の集計値 1,161件 1,174件 1,401件 1,490件 2,312件 115 150 202 286 859 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 (件) インターネット通販 (商品) うち、詐欺的な契約に 関する相談 397件 338件 353件 487件 810件 18 29 36 112 319 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 (件) 健康食品 うち、送りつけに関する相談 460件 444件 495件 453件 639件 0 100 200 300 400 500 600 700 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 (件)

参照

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具体的には、2018(平成 30)年 4 月に国から示された相談支援専門員が受け持つ標準件

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主任相談支援 専門員 として配置 相談支援専門員

なお、平成16年度末までに発生した当該使用済燃

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なお,平成16年度末までに発生した当該使用済燃

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