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02: 変数と標準入出力

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Academic year: 2021

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(1)

09: ポインタ・文字列

Linux にログインし、以下の講義ページ

を開いておくこと

http://www-it.sci.waseda.ac.jp/

teachers/w483692/CPR1/

1

2016-06-08

C プログラミング入門

基幹7 (水5)

(2)

配列を引数として渡す, 戻り値として返す

文字列を扱う

呼び出し元の変数を直接書き換える

例: 2 つの変数の値を入れ替える関数

例: scanf() はそのようなことを行う関数の一つ

複数の値を返す

⇒ポインタにより実現

2

関数できなかったこと

(3)

メモリには 1 byte ごとに

アドレス

(番地;

address)

という数値が振られている

地球でいえば緯度経度などの位置情報

変数は変数名を介してメモリの操作をするの

でアドレスを意識することはない

コンパイラが生成するマシン語はアドレスを使っ

てメモリ操作を行っている

3

メモリとアドレス

2014 -3.14159 'C' 5000 5001 5002 5003

int year

double pi

char c

(4)

変数のアドレスはアドレス演算子

&

で取得

printf() で表示するには %p を使う

4

実験:アドレスの確認

{ int a, b[4]; double c; printf("a %p¥n", &a);

printf("b %p¥n", &b); printf("b[0] %p¥n", &b[0]); printf("b[1] %p¥n", &b[1]); printf("c %p¥n", &c); a 0x7fff3bee15fc b 0x7fff3bee15e0 b[0] 0x7fff3bee15e0 b[1] 0x7fff3bee15e4 c 0x7fff3bee15d8 ? int a int b[4] ? ? ? ? ? double c 0x7fff3bee15fc 普段は変数名を使い、自 動的にメモリにアクセス するので、具体的なアド レス値を見ることはほと んどない。 0x7fff3bee15d8

(5)

配列変数 b のアドレスと、先頭要素 b[0] の

アドレスが同じ。

5

この実験でわかること

{ int a, b[4]; double c; printf("a %p¥n", &a); printf("b %p¥n", &b); printf("b[0] %p¥n", &b[0]); printf("b[1] %p¥n", &b[1]); printf("c %p¥n", &c); a 0x7fff3bee15fc b 0x7fff3bee15e0 b[0] 0x7fff3bee15e0 b[1] 0x7fff3bee15e4 c 0x7fff3bee15d8 ? int a int b[4] ? ? ? ? ? double c &b[0] &b

(6)

ポインタ

アドレスを格納して、メモリのないようにアクセスするための変

(7)

アドレスを格納するための変数

メモリの位置を指し示すのでポインタという

「何の値を指しているか」を表すために型を持つ

変数宣言時に

*

を名前の前につける

7

ポインタ変数 (pointer)

{ int a; int *p; p = &a; ? int a 5000 int* p 非常に古いプログラムでは、ポインタ変数のサイズ (アド レスのサイズ) とint 型のサイズが同じであることを仮定 して書かれてたものがある。しかし、64bit アーキテク チャではまず正しく動作しない。 5000 ポインタ変数の表示方法 ポインタ変数の宣言 普通の変数の宣言 ポインタ変数 p に変数 a のアドレスを代入 具体的なア ドレス値は 必要な時以 外書かない

(8)

ポインタ変数の宣言は普通の変数の宣言と混

在可能

型と * の関係に注意

8

ポインタの宣言

{ int a, *p; int *q, b; int* c; int* d, e; int *r, *s; int* と続けて書くと、「int へのポイ ンタ」を表すように見えるので、好ま れることもある。 しかし、あくまでも変数名それぞれに * を付けるのが C の文法なので注意 int* 型ではなく、 int 型の変数とな る

(9)

ポインタ変数の定義時に初期化が可能

通常の式では、代入演算子 = が使用可能

9

ポインタの初期化と代入

{ int a, *p = &a; int b, *q; q = &b; ? int a int* p 初期化 代入演算子による書き換え。 ポインタ変数に * は付けない ? int b int* q 初期化をしない ポインタ変数は どこを指してい るか不明

未初期化

代入後

(10)

ポインタ変数にデリファレンス演算子

*

を付

けることで、ポインタが指すメモリ領域にア

クセスできる

10

ポインタ変数を通したメモリアクセス

{ int a, *p = &a; a = 100; // (1) *p = 120; // (2) printf("%d¥n", a); printf("%d¥n", *p); ? int a int* p (1)の代入で 100 となり、 (2)の代入で 120 となる デリファレンス演算子 デリファレンス演算子 間接演算子、参照はがしなどの別名がある

(11)

配列変数名は、配列の先頭アドレスに変換さ

れる

11

配列のアドレス

{ int a[3]; int *p = a;

int *q = &a[0];

// p == q が成り立つ

// 以下の操作はすべて同じ

a[0] = -5; *a = -5;

p[0] = -5; *p = -5;

1

int a[3] int* p int* q

? ?

a[0] a[1] a[2]

配列変数名そのまま書いた場合 配列の 0 番要素のアドレス

(12)

以下の2つの計算だけが許されている

アドレスに整数を加減

• 「型」のサイズだけアドレスが移動する

• バイト単位で変化するわけではない

アドレス同士の差

• 「型」のサイズの倍数

12

アドレスの演算

1 int a[3] 3 5

a[0] a[1] a[2]

5000 5004 { int a[3], *p = a; *p = 1; p++; *p = 3; *(p+1) = 5; int* p 説明は省略

(13)

配列で使う

[]

はアドレス演算の一種である

添字演算子

(subscript operator, indexer)

配列専用の記法ではない

13

添字演算子

1 int a[3] ? ?

a[0] a[1] a[2]

{ int a[3], *p = a; // 以下はすべて等価 *p = 1; *a = 1; *(p+0) = 1; *(a+0) = 1; p[0] = 1; a[0] = 1; 先頭アドレス 一般にアドレス a と整数 n に対して a[n] == *(a+n) が成り立つ これは、配列の宣言な ので演算子ではない 配列のアクセスは常に *(a+0) と解釈される 実は仕様上 0[p] などと書い ても同じ意味になる。しかし、 この記法が役立つことは多分 ない。

(14)

関数から直接変数を操作することはふつうで

きない

14

例題:変数の入れ替え

int main(void) { int a = 1, b = 5; int temp; // swap a and b // 一時的に別の変数に入れて行う temp = a; a = b; b = temp; // swap(a, b); この計算を関数化したい 1 a 5 b ? temp 1 a 5 b 1 temp 5 a 5 b 1 temp 5 a 1 b 1 temp

(15)

関数から直接変数を操作することはふつうで

きない

15

例題:変数の入れ替え

int main(void) { int a = 1, b = 5; int temp; // swap a and b // 一時的に別の変数に入れて行う noswap(a, b); // v1 と v2 を入れ替える

void noswap(int v1, int v2) { // この関数には、値のコピーが // 渡されるので、 main 関数の // a, b を書き換えることは // 絶対にできない… } 単に値をコピーして渡すだけ a, b が書き変わることはない 仮引数名は実引数と関係がないので、 a, b という名前を含め、なんでもよい。 1 5 1 5 a b v1 v2 コピー

(16)

関数から直接変数を操作することはふつうで

きない

16

例題:変数の入れ替え

int main(void) { int a = 1, b = 5; int temp; // swap a and b // 一時的に別の変数に入れて行う // temp = a; a = b; b = temp;

swap(&a, &b);

// v1 と v2 を入れ替える

void swap(int *v1, int *v2) { int temp; temp = *v1; *v1 = *v2; *v2 = temp; } それぞれのアドレスを渡す ポインタの指す値 を操作するので、 * が必要 仮引数の型をポインタにして、 アドレスのコピーを受け取る 1 5 a b *v2 *v1

(17)

配列そのものを関数に渡す機能はない

配列の先頭のアドレスを渡すことで疑似的に

可能

配列のサイズは関数からはわからない

サイズなどは個別に情報として渡す

17

配列を渡す

1 int a[3] ? ?

a[0] a[1] a[2]

func(a, 3)

void func(int *arr, int n) { ... 配列の先頭アドレス (& はいらない) ポインタ変数で、 アドレスのコピー を受け取る

(18)

配列の先頭アドレスとサイズを渡す

18

例題:配列の総和

int main(void) { int a[] = { 1, 2, 3, 4, 5 }; printf("%d¥n", sum(a, 5)); ... // arr から n 個分の総和

int sum(int *arr, int n) { int s, i; for(i = 0, s = 0; i < n; ++i) { s += arr[i]; } return s; } 配列サイズを自動的に計算するには、 sizeof(a)/sizeof(int) という式を使う 配列の先頭アドレス & はなくても可 int arr[] と書く こともできる。た だし、配列として 認識されるわけで はないので、サイ ズを調べることは できない。 n 個の情報が本当 にあるかどうかを 関数側では知るこ とができない。 個数を別途渡す。

(19)

関数の引数にポインタがある場合、値のコ

ピーではなくそのメモリの場所を直接アクセ

スしようとしている

const キーワードによって読み込みしかしな

いことを表せる

19

const ポインタ

// arr から n 個分の総和

int sum(const int *arr, int n)

{ int s = 0, i; for(i = 0; i < n; ++i) s += arr[i]; return s; } 読むだけ int main(void) { int a[] = { 1, 2, 3, 4, 5 }; int s; s = sum(a, 5); // もし const がないと、 // この時点で配列 a が書き換え //られているかもしれない…

(20)

文字列 (1)

(21)

システムのメモリ領域 (書き換え禁止)

文字列は、文字型 char の列として扱われる

文字列リテラルが式中に書かれると

システムによって自動的にメモリに配置され

末尾には null 文字 ('¥0') が付き

その先頭のアドレスを表す

21

文字列 (string)

{ const char *str

= "Hello, world!¥n"; 'H' 'e' 'l' 'd' '!' '¥n' '¥0' null 文字で 終わる 文字列リテラルはシ ステム領域のアドレ スになる char* str システム領域を書き換える ことはできないので、 const を付ける方がよい ナル文字と読まれるのが普通

(22)

システムのメモリ領域

文字列は以下のどちらかの引数で受け取る

char *

文字列を書き換える

const

char *

文字列は読むだけである

22

文字列の関数での扱い

{ const char *str = "Hello, world!¥n"; printf("Hello, world!¥n"); printf(str); printf("%s", str); ... 'H' 'e' 'l' 'd' '!' '¥n' '¥0' null 文字で 終わる char* str

int printf(const char *format, ...);

printf() のプロトタイプ

文字列を表示 する指定

(23)

配列の要素として文字列を書いたもの

専用の初期化記法を用いる

23

文字配列

{

char greeting[] = "Hello!";

printf("Greeting: %s¥n", greeting); Greeting: Hello! ■ 'H' 'e' 'l' 'o' '!' '¥0' null 文字が自動的に 付加される 配列変数の宣言 初期値として文字列リテラルを指定 char greeting[7] greeting[6] null 文字を入れて 7 要素の 配列として確保される 'l'

(24)

文字配列の初期化では末尾に null 文字が自動

的に付加される

文字列リテラルの指すアドレスによるポイン

タ変数の初期化との違いに注意

24

文字配列の初期化

{

char greeting[] = "Hello!";

// 以下の様に書くのと等価 // char greeting[]

// = { 'H', 'e', 'l', 'l', 'o', '!', '¥0' };

const char *greeting_ptr = "Hello!";

システムのメモリ領域 "Hello!" "Hello!" char greeting[7] char *greeting_ptr システム領域を書き換えることはできな いので、 常に const を付ける方がよい

(25)

文字配列変数は配列の一種なので、自由に書

き換えることができる

文字列へのポインタ変数は、指し示す場所が

配列変数の領域なのか、システム領域なのか

は区別しない

25

文字配列と文字列へのポインタの違い

システムのメモリ領域 "Hello!" "Hello!" char greeting[7] char *greeting_ptr

(26)

文字列の末尾は常に null 文字があるので、そ

れが出現するまでの文字数をカウントする

26

例題:文字列の長さを調べる (#1)

int length(const char *str) { int len = 0; // 文字列の長さ while(str[len] != '¥0') { ++len; } return len; }

(27)

文字列の末尾は常に null 文字があるので、そ

れが出現するまでの文字数をカウントする

27

例題:文字列の長さを調べる (#2)

int length(const char *str) {

int len = 0; // 文字列の長さ

for(len = 0 ; str[len] != '¥0'; ++len) {

// do nothing

}

return len; }

(28)

<string.h>

には多くの

文字列操作

関数が含ま

れる

暗記の必要

はない

次回、いく

つかは練習

する

28

文字列を扱う標準ライブラリ関数

関数名 操作 strlen 文字列の長さを計算する strcmp, strncmp 文字列が同じかどうか比較する n 付きは、比較の長さを指定 strchr, strrchr 文字列の先頭(末尾)から特定の1文字を検索 する strspn, strcspn 文字列から文字群を含む(含まない)最大の 長さを調べる strpbrk 文字列から文字群のいずれかを含む最初の位 置を探す strstr 文字列から指定した部分文字列の位置を探す strtok 文字列を指定した区切り文字で区切って、そ れぞれの位置を調べる(トークンという) strcpy, strncpy 文字列を別の領域にコピーする n 付きは、コピーの長さを指定 strcat, strncat 文字列を別の文字列の末尾に連結する n 付きは、連結の長さを指定

(29)

先ほどの例題は、 strlen() を使うとよい

29

例題:文字列の長さを調べる (#3)

#include <string.h>

size_t strlen(const char *s);

strlen() のプロトタイプ 渡したアドレスの先 を書き換えないこと が明示されている メモリ上のサイ ズを十分表せる 無符号整数型

(30)

ファイルに文字列を出力する

文字列を数値に変換する

複雑な文字列を作成する

文字列をファイルから読み込む

30

次回予告

参照

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