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要望書 平成 29 年 10 月 30 日 殿 殿 一般社団法人岡山県手をつなぐ育成会 知的障害 発達障害のある人の福祉 教育について 平素より多大なご尽力を賜り 県当局並びに県議会に対しまして心より深く感謝申し上げます 私ども手をつなぐ育成会は 障害のある人とその家族が適切な支援のもとで 安心で豊

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〔 平 成 2 9 年 度 の 要 望 活 動 に つ い て 〕 1 全国手をつなぐ育成会連合会へ要望書提出(⇒厚生労働省・文部科学省) ・5月19日(金)に提出 *例年5月 2 岡山県保健福祉部障害福祉課との意見交換会 7月26日(水) 10:00 きらめきプラザ ・県への個別意見・要望 ・第5期岡山県障害福祉計画・第1期障害児福祉計画策定に向けた意見・要望 3 岡山県庁 知事部局・教育委員会に要望書を提出 11月1日(水) 4 自民党県議団へ陳情 11月14日(火) 県庁 5 公明党(山本博司参議院議員、県議団、市議団)へ陳情 岡山国際ホテル 6 民進党意見交換会 12月7日(木) 県庁 7 11月 全国手をつなぐ育成会連合会からの依頼 ・平成30年度障害福祉サービス等報酬改定に向けた要望活動を各県で実施 *11月2日(木) 全国障害者団体の要望集会 参議院議員会館 25団体 国会議員43名 秘書他 49名 計92名出席 ・県内の国会議員の事務所を訪問(会長・副会長・事務局で)

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要 望 書

平成29年10 月30日 殿 殿 一般社団法人岡山県手をつなぐ育成会 知的障害・発達障害のある人の福祉・教育について、平素より多大なご尽力を賜り、 県当局並びに県議会に対しまして心より深く感謝申し上げます。 私ども手をつなぐ育成会は、障害のある人とその家族が適切な支援のもとで、安心 で豊かな暮らしができることを願い、共生社会の実現に向けて活動を続けてまいりま した。障害者権利条約の理念・目的に基づき、障害者基本法、障害者虐待防止法、障 害者差別解消法、障害者総合支援法と3年後の見直しの実現等、障害のある人たちの 意思が尊重された社会参加ができるよう、地域の理解・啓発や生活基盤の整備などが 制度施策として推進されることを強く願っています。 つきましては、平成30年度の予算編成にあたり、知的障害・発達障害のある人と その家族が明るい展望のもてる福祉・教育の向上のための措置がなされるよう、次の 事項について要望いたします。 記 1 障害者の地域生活支援について (1)障害のある人が安全に暮らせる地域づくりについて 「我が事」・「丸ごと」の地域づくりを育む仕組みへの転換が図られることに なりますが、地域での障害者の理解・啓発を十分に進め、共生型サービスの創 設・相談窓口の一本化などが、障害のある人の地域生活を支える取り組みとな るよう進めていただきたい。また、地域の当事者団体の活動支援や協議会との 協働による地域福祉の推進を図っていただきたい。 (2)福祉避難所について 今年も大雨・大型台風による災害情報・避難勧告等が出ました。岡山県障害 者計画の重点項目として情報アクセシビリティーの取り組みがありますが、知 的障害者の場合、家族環境によっては情報が伝わらないことを心配しています。 福祉避難所や防災拠点スペースの整備のことも含め、市町村の避難支援等関係 者や自立支援協議会などにより重要な情報が伝わる仕組みを整備していただき たい。

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2 (3)地域間格差の解消について 移動支援などの地域生活支援事業の福祉サービスや放課後等デイサービスな どの障害児を対象としたサービスなどで、地域による格差があります。サービ スがあっても利用が難しく、生活や社会参加が制限されている地域があります ので、この地域間格差解消の取り組みを進めていただきたい。 (4)障害者の高齢化への対応について 障害者の重度化や高齢化・「親亡き後」を見据え、地域における障害者の生活 支援のために求められる機能を集約した「地域生活拠点等」の整備 について、 設置目標年度も含め次期障害福祉計画(障害児福祉計画)に入れて いただきた い。また、関係事業所・関係機関がチームワークを組むことで地域の対応力を 高めることを考えていただきたい。 2 支援施設等について 地域移行が進む中で、支援施設入所者の重度化・高齢化の進行が進んでいるよ うに感じています。平成30年度障害福祉サービス等報酬改定において、施設職 員の配置基準や食事提供加算などのサービス提供などで、施設の経営や入所者の 生活が厳しい状況にならないよう県としても支援を行っていただきたい。また、 保護者の高齢化が進み、移動に困難さを抱える家庭が増えており、県北にも重症 心身障害者の入所施設の設置を検討していただきたい。 3 知的障害者の権利擁護のための支援の強化と啓発推進について (1)相模原市の障害者支援施設での事件から 相模原市の支援施設の事件を風化させることなく、地域社会への共生社会の 啓発・交流事業の継続、また、施設の安全対策と職員の育成研修の継続、県の 認可施設・事業所関係への定期的な訪問と指導をお願いしたい。 (2)障害者差別解消法について 平成28年4月施行の障害者差別解消法の啓発と体制整備が進められていま すが、内閣府の世論調査(平成29年度)によると、周知度はまだ低いように 思われます。県内の市町村の障害者差別解消支援地域協議会の設置もまだ十分 ではなく、この協議会の設置による差別の解消と共生社会の実現に向けての取 り組みが進められるよう指導を行っていただきたい。 (3)障害者虐待防止法について 虐待問題でセルフネグレクト(「不登校・ひきこもりなど」)の相談を受 ける知的障害者相談員や事業所があり、環境や障害特性によりセルフネグレク トの状態にある知的・発達障害の人たちが多くいるのではないかと心配してい ます。市町村の虐待相談窓口が地域の関係機関・団体等と連携して、その実態 を把握し、社会参加に向けての対応に取り組んでいただきたい。

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3 また、平成24年度の法の施行後、毎年30件前後の養護者による虐待が報 告されている状況があり、養護者の市町村の相談窓口は養護者の相談窓口とな るよう努めてほしい。 4 知的障害者雇用の促進 (1)A型事業所のあり方について 倉敷市のA型事業所の閉鎖と200名を超える障害のある人たちの解雇につ いて怒りとともに今後も続く問題ではないかと不安を強く感じています。障害 のある人たちにとって働くことは、大切な社会参加の場でもあります。3月に 「指定就労継続支援A 型における適正な運営に向けた指定基準の見直し等」が なされましたが、今後も、多様な働く場が確保されるよう適切な指導をお願い したい。 (2)障害者優先調達推進法について 優先調達法が施行され、4年になります。県による障害者就労施設等からの 調達実績が件数・契約額とも伸びていることに感謝します。 今後も事業所への調達を進め、事業所の経営・障害者の賃金向上等を支援して いただきたい。 (3)知的障害者・発達障害者の雇用と定着支援について 改正障害者雇用促進法において、合理的配慮が義務化されました。合理的配 慮には個別性が高いことがらもあり、障害者本人の声を聞いていただくことが 大きなポイントでありますが、多くの障害者にとって苦手なことであります。 障害者就業・生活支援センターや障害者職業センターなど、就労・定着支援を 行っている機関では、障害者が求めていることを丁寧に聞いていただき、障害 者の立場に立った支援を行い、事業主の理解が進むよう働きかけをお願いした い。 (4)公的機関による知的障害者の雇用について 今年度も県においては知的障害者の非常勤職員の採用を進めていただき 、ま た、公的な機関においては障害のある人の雇用率を達成していただき感謝申し 上げます。しかし、知的障害者については、市町村での雇用はほとんどなされ ていない現状があります。知的障害者雇用について合理的配慮なども含めた県 の実績を情報提供することにより、市町村での雇用を進めていただきたい。 5 障害者福祉サービス事業等について (1)計画相談(サービス等利用計画)について サービス等利用計画をセルフプランで作成した割合が高い市もあるようです が、ライフステージに応じた計画を立てるため、また、モニタリングによる生 活支援等を充実させるために、相談支援専門員の増員とスキルアップを図るな

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4 ど、相談支援体制の充実をお願いしたい。また、各市町において、基幹相談支 援事業所の設置による相談支援事業所間の連携や研修の充実をお願いしたい。 6 特別支援教育の整備充実 (1)生涯学習について 生涯学習化推進プランにより、学校卒業後も含め障害者スポーツの充実や障 害者の文化芸術活動の取り組みが進められていますことに期待しています。地 域での交流のツールとして、相互理解の進展や障害のある人たちの豊かな生活 の実現に向けて取り組みを進めていただきたい。 (2)特別支援教育コーディネーターについて 特別支援教育の充実のためには、リーダーとしてのコーディネーターの役割 が非常に大きいと思います。コーディネーターとしての専門性の養成を目的と した長期の研修や主任教諭のような役職に位置づけるなどで、コーディネータ ーの専任化、専門職としての養成を行っていただきたい。 (3)通級による指導の制度化等のニーズに応じた教育体制について 平成30年度より高等学校でも通級による指導が制度化されることを、 高等学校での特別支援教育の拡大・インクルーシブ教育の浸透の視点から大変 期待しています。教員の確保と研修、教育課程の編成などが課題になると思い ますが、学校全体で推進できる体制を大切に取り組んでいただきたい。 また、発達障害のある生徒のニーズに応じて高等学校に発達障害のある 生徒が学べるコースの設置についても今後検討をお願いしたい。 中学校の通級指導教室は、今年度岡山市に1校設置され岡山市は2校に なりました。県下では倉敷市、津山市の各1校を併せて4校になりました が、小学校に比べて非常に少ない状況です。中学校での発達障害がある生 徒への対応、教員や保護者への支援のためにも通級指導教室を増やして い ただきたい。 (4)合理的配慮に基づいた施設・設備の充実について 児童生徒・保護者・教員や関係者が長い間望んでいた岡山西支援学校の体育 館が整備されましたこと、感謝いたします。 特別支援教育を受ける児童生徒はまだ増加傾向にあります。特別支援学級・ 通常学級在籍の児童生徒の「個別教育支援計画」作成の義務化に向けた対応 と ともに、合理的配慮に基づいた基礎的な環境としての施設・設備の整備に努め ていただきたい。 (5)小学校・中学校における医療的ケアの充実について 特別支援学級だけでなく通常の学級でも医療的ケアの必要な児童生徒が在 籍する場合、医療的ケアに対応する看護師等の配置または巡回等での活用と

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5 ともに、教育委員会の指導のもとで、学校長を中心に、保護者や医師等と連 携・協力により学習環境を整備していただきたい。 (6)放課後デイサービスの運用見直しについて 放課後等デイサービスについては支援の質が低い事業所や適切でない事業所 が増加しているとの指摘があります。また、利用者が比較的軽度の子どもの割 合が高いことにも問題があるように感じています。支援者の資格要件等の見直 しや「ガイドラインの遵守」などの指導により療育の質を向上させていただき たい。 (7)教員の研修について 新しく特別支援学級の担任になった教員を対象にした初任的な研修だけでな く、キャリアに応じた体系的な特別支援教育の研修を継続的に進めていただき たい。特に、特別支援学級増により経験年数の浅い教員が増えていると思われ ますので、教育センター等での研修だけでなく、校内または地域で 授業づくり や個別の指導計画、個別の教育支援計画の作成を指導・支援する体制を整えて いただきたい。 障害児の生活の理解や将来を見通した指導のためにも、障害者総合支援法の サービスや障害児を対象としたサービスなど、自立のための様々な支援や、知 的障害のある人たちの社会生活・就労についての研修を含めていただきたい。 7 国への要望 (1)障害者虐待防止法は施行後3年を目途として、施行状況等を勘案して必要な 措置を講ずることになっていましたが検討ができていません 。「教育関係」・「医 療関係」も対応策を講じていることは理解していますが、法内に、「教育関係」 と「医療関係」を位置付けていただきたい。 (2)地域生活支援事業によるサービスが障害者のニーズや地域の特性に合った柔 軟な対応ができ、地域間格差が生じないよう財政的な支援を要望していただき たい。 (3)全国統一された基準での療育手帳の交付と高齢化による医療費の増大に対応 した医療費助成について検討をお願いしたい。 (4)特別支援教育の充実とインクルーシブ教育の推進のために、コーディネータ ーの専任化の財源措置を要望していただきたい。また、医療的ケア のため の看護師、PT,OT,ST等の専門家等の人的配置に係る財源措置の拡充を 要望していただきたい。

参照

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