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企業経営者とのエンゲージメントを担うバイサイドアナリストの役割─いかにして経営者との相互スチュワードシップ関係を構築するのか─

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Academic year: 2021

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(1)アナリストの未来. 企業経営者とのエンゲージメントを担う バイサイドアナリストの役割. ─いかにして経営者との相互スチュワードシップ関係を構築するのか─ 木 下 靖 朗 CMA 森 田 充 目 1.バイサイドアナリストをめぐる環境の変化 2.アナリストの経営者観 3.二つの異なるエンゲージメント. 次 4.相互スチュワードシップ関係の構築を目指して 5.終わりに. 近年、投資先企業経営者と積極的にエンゲージメントを行う新しいバイサイドアナリスト像が期待されている。 本稿では、従来のエージェンシー理論のように経営者を「エージェント型経営者」と捉えるのではなく、経営者 を「スチュワード型経営者」と捉え、経営者との相互信頼に基づいたエンゲージメントを進めるアナリスト像を 取り上げる。その上で、このようなアナリストに必要となる要件やスキルセットを議論し、経営者との「相互ス チュワードシップ関係」の構築を目指す新しいアナリスト像を「アナリストの未来」として提唱する。. 1.バイサイドアナリストをめぐる環 境の変化 過去数年間にわたるわが国の資本市場をめぐる. 様々な動きは、アナリストの活動の在り方や機能 そのものに大きな影響を与えると考えられる。そ の最も大きなきっかけとなったのは、スチュワー ドシップ・コード及びコーポレートガバナンス・. 木下 靖朗(きのした やすあき) ニッセイアセットマネジメント㈱株式運用部上席運用部長。博士(経営管理)。大阪大学 経済学部卒業、ロンドン大学大学院修士課程修了、青山学院大学大学院国際マネジメント 研究科博士課程修了。日本生命保険入社後、東京・ロンドンにて国内外株式のアナリスト などを経て、2004年入社。08年、国内株式対話型運用のファンドマネジャーとなり現在 に至る。19年より青山学院大学国際マネジメント学術フロンティアセンター特別研究員。 森田 充(もりた みつる) 青山学院大学大学院国際マネジメント研究科教授。九州大学経済学部を飛び級入学のため 退学、同大学院経済学府修士課程修了、及び同経済学府博士後期課程経済工学専攻修了(博 士:経済学)、九州大学大学院経済学研究院学術特定研究員、2007年度より青山学院大学 大学院国際マネジメント研究科助教、准教授を経て19年度より現職。国際マネジメント 研究科にて日本証券アナリスト協会寄付講座「企業分析とファンド・マネジメント・シミ ュレーション」を担当。. 26. 証券アナリストジャーナル 2019.12.

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