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鋳鉄の金型鋳造技術の解析

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(1)

金型

鋳 造 技術

解 析

Analysis of tbe Technique of Permanent Mold Process for

CastIron

里* SenriOkada

鋳鉄鋳物を生産するための重力金型鋳造技術について展望し, 技術解析の手法として電子計算機を利用する熟解析を行ない, 考になしうることを明らかにした。

t.経

口 鋳鉄鋳物の製造には鋳物砂を用いて造型された鋳型に鋳造する いわゆる砂型鋳造法が広く採用されてきた。この方法によれば, 鋳型は1回ごとの鋳造に用いられるだけで,しかも生産される鋳 物の10倍近い重量の鋳物砂を処理することにもなり,能率的なも のとはいえない。 これに対し鋳型の耐久化,すなわちパーマネントモールド方式 の出現が古くから要望されてきた。昨今のように鋳造業界の近代 化をはじめ,環境,公害対策が渇望されているときにはいっそう その必要性が大きい。 軽合金材料の鋳造では,重力金型鋳造,低圧鋳造,あるいはダ イカストなど耐久鋳型を用いた鋳造技術を採用し,その近代化を 進めている。鋳鉄の場合はそれに比べて材料の融点が高いことが 障害になり,軽合金材料と同様の方法での近代化はあまr)進んで いない。しかし海外では古くから一部に鋳鉄の金型鋳造をとりあ げており,わが国においてもあらためて注目されてきている(1卜 (3) われわれは耐久鋳型による鋳造法としてまず重力金型鋳造法を 取り上げ,欧米での実情を文献で調査し,また,実際に工場を視 察して本鋳造技術の展望と問題点の摘出を行なった。さらには多

くの実験あるいは試作を繰り返し,本鋳造技術の得失についてあ

らためて考察を加えてみた。本報では諸外国の実情について簡易 に紹介しながら,金型ならびに鋳造条件の設定について電子計算 機を用いて行なった検討結果について述べることにする。

2.展

鋳鉄を金型のような耐久鋳型によって鋳造しようとする試みは 古くからある。しかしこれが工業生産技術,ニとに量産技術とし て目途がつくようになったのは1950年代にはいってからといえよ う。事実,欧米の一部においては金型鋳造専門工場が能率よく稼 動されている。現在本鋳造法による生産は砂型鋳造によるものの 数パーセントにすぎないが,ソ連だけで見れば1965年の調査で10 %もの高率にあり,70年代には20%以上に増大するといわれてい る。 現在,各国で生産されている金型鋳造鋳物を製品例でみると表 1(3)に示すようなものとなる。 以下に各国での概況を紹介する。 ソ連:1940年代から研究が開始され,同年代の後半にはすでに 工業化に成功したといわれる。現在では機械化,自動化の進んだ 専門工場が多く見られるようで,それには回転テーブル式鋳造機 * 日立製作所機械研究所 ** 日立製作所清水工場

志*

Tat5uShiAizawa

実**

Minoru Tallikawa その技術解析を行なった。 この方法が金型設計,鋳造条件の設定の参 表1 金型鋳造で製造する鋳物の比較分類 東 ド イ ツ ア メ リ カ 西 ド イ 、ソ イ ギ り ス フ ア イ イ タ リ ア \ 国名 \ ソ r チポー エ コ【 \ \ 鋳物分類 1 Jスy ロブ ′ヾ キン 連アド フ ン ス. ノレ ラ ン ド チルド鋳物,ローラ支持台 ローラ製粉機械部品等 ○ ○ ○ (⊃ (⊃ 粉砕機部品(粉砕機用ポール, ポールミル用円筒) ビ・ソFlカバー ○ ○ ⊂) ○, (⊃ (⊃ (⊃ ○ 円筒ロ・ソトおよび中空ロッド 10 ○ (⊃ (⊃ (⊃ ○ ランエータ 水道管部品 電動子部品 ○ (〕 ○ (⊃ ○ ○ ○ 手動バルブ (⊃ ○ 水力機械部品 ⊂) (⊃ (⊃ ○ ○ ポンプ部品、コンプレッサのビス トンやカバー ○ ⊂) (⊃ ○ (⊃ ○ (⊃ シリ ンダライナ ○ ○ 回 転 板 (⊃ ○ ブレーキドラム (⊃ ○ (⊃ Ⅴベルト7d-リ,スプロケット およぴリングギヤ フライホイール ○ ○ ⊂) (⊃ ○ ○ カ・・ノブリング部品 (⊃ ○ 工作機械,一般槻械および重機械 ⊂) ○ ○ ○ (⊃ ポンチ 屯気モータ鋳物 印刷機織部品 ■○ ○ (⊃ (⊃ ○ (⊃ はかり,コンクリ】卜まくら木桶 締め付け板 ○ (〕 ○ ○⊇ 家庭榊材料,料理用ポット,かま 〔) 風呂梢(ふろおけ)など,ポイラ, スト一丁鋳物 ⊂) l 集望鋼_丁場用抑磐耗材料(底根均熱 ⊂) 仁〕 J l ll l 小カバー.ボンネ・ソト) が多く用いられており,鋳物重量としては1kg以下から100kgを 越えるものまで生産されている。 材質も普通鋳鉄はもちろん,球状黒鉛鋳鉄にまで及び,特に後 者では大きい効果が得られているという。 表2は代表例として10月革命記念工場(オデッサ)の概要を, 図1はそれのレイアウトを示したものである。 チェコスロバキア:金型鋳造は7工場で採用されているという

が,この国での技術は特徴あるもので,その水準も高い。

表3に示すものは0.1∼12kWのモータ鋳物専門工場の概要であ るが,定置式鋳造装置により生産されている。モータハウジング

(2)

表2 10月革命記念工場(ソ連)の概要 1二楊概況 おもにトラクタハウジングコラム(屯昌弓:約30kg)をダクタイル 鋳鉄が鋳造 2交待で12,000t/a生痺 己又 惜 溶 解 炉:2.5tキュポラ×2 余Jモ】爛造機:8連ター・ンテーブル式,油托斯刺 †i f岩:遠l櫛剛御の臼釣汁i揚装訂一三×2 焼 鈍 炉:トンネノLJ-(1†盲油炉,【lJご仙川×2,低i比用×2 托 術 効 果 令巧■り、】=二命 作 業 者 10,000∼15,000 とりペ述槻2れ 鋳物恥fiし1字1.刊のi■綿】‡1手1 すす7和巧■Jl子1,中f一肘イす1手ち、.汁6缶 120仰/帖 (1)原鮒托減(年「まり160M¥の節減〕 (2)労力削i札 七度惟向卜(労力砂巧一身鋳i拉グ)%) (3)歩留15%lTり上川`砂巧-り (4)作業環鳩改一戸妄 (5)作業†七郎と一号,設備印紙少  ̄千 ̄

l

∈ く> E O EOM ∈ く⊃ † ぺ運搬m g処坪冊 高R三 鋳造機交互に 便用 へ-スの令刊鱗笹フィン 「1-EON TE∽J キ 5■∩ 銑 鉄 研 鋼 仲代 〕へ 材料叫巾均 11軌掛韻依\ A-35汗汁㌔■籾J蔓惟 (8スト ノさ/し 往湯 型はぎ 剛+り\力) イストて い二川す 垣あ榔 山帖 干 せ 刑+ 山川 鈍m +兄∧U( ㍍92 ∴小√、 帆i止・址純炉

(_甲90c)

水冷 製圭品 製Ll占 〟ノ ン キ ーヤ レペ農耕川うきの ∈宗 ⊥ 30m ---

+

・:ソ連10f]革命1二場1 図1 令巧竺鋳造丁場レイアウトの 一例 鋳造の場合には金属製中子を用い,40∼50個/hの速度で生産して いる。 小規模の金型鋳造専門上場もあり,作業人員25名,鋳う豊根18台 で2,400t/aの生産をあげている。ここでの保有金型は90稚類に も及ぶといわれ,製造尉而は砂巧-!鋳造法による場合と比較して約 10%低減したといわれている。 アメリカ:1932年,世界にさきがけてEaton社が量産用の鋳造機を 開発したという(4)。これは?と冷式の回転テーブル形鋳造機で,現 在もこの形式の鋳造機が主流となっている。

表4は一例としてForest City Foundry社の概況を示したもの

である。ほかにもEaton,GeneralMotors,Midwest Machine社

などがほぼ同様の規模の設備を有している。

多くは本鋳造法の採用により原価低減の効果をうたってし-るが, Midwest Machine社のように原価でみればむしろ高くなるが,鋳 物の品質向上の効果を考え本法を採用しているというところもあ る。 ヨーロッパ:イギリスではQualcost社,西ドイツではボッシュ 社,フランスではルノー社など,アメリカの空冷回転テーブル形 鋳造機を購入しているところがいくつか見られる。これらの規模

鋳鉄の金型鋳造技術の解析

447 表3 モヘルニッツ電機工場(チェコスロバキア)の概要 丁場槻i妃 汎用モータ(0.1∼12kW)の製j玉_ ̄「場で自家用鋳物を令巧り鋳造 で鋳造 従業員260才,,2 ̄交汗訓で円痺糾Ot.年ド与】売卜770M¥ ーi又 情 溶解炉二6tイ1t周波炉×3,†米作炉:2t 低開披か×2 1.5り氏問披か×2 令巧り鋳造機:定訳式,横形×35,立形×12.汁47 焼鈍か:トンネルJじ重油炉×2 柁 鋳仕 術 製品 効 上二:タンプラ.プラインダ 抑頬60∼70.単頚0.1∼26kg,平均2.4kg 、工形1ライン(6子= あたリ5手1,40∼50仰l/h ノ、ウシング中了・も令巧ワであり,技術はrて▲い、 余巧丁才柑乍子の検札 (1)原価低減率 (2)歩どま り (3)ヰ_ 産 作 Alメタリコン埠巧,壬など托術向卜への芯欲強い 30∼40% け寸秒巧■!) 8∼10%lTり1 3偶に向l 麦4 フォレストシティ鋳造工場(アメリカ)の概要 丁二場概1安 1960年かご⊃余巧■1鋳造開始 横線,日動中部.†んを←h寸三 77手1,■2交替で .i-1 條 i:綜解炉:18tキュポラ×2 鋳造粍:12拒ターンテーーープ′し式×11(1モ町でたi†)) 焼鈍舟;:トンネ′し式前油炉×4 技 術 余年一特命 約5,000 鋳造樅1子iあたり 2吊(小一f・あるときは3名1で作紫 1巧r壬.1ト†約500kg 鋳造 鋳物のはた壬ユ北緯同よりすぐれる。 効 果 (1)原価帆械 (2) ̄イこ良ヰ叩t減 (3)砂巧■壬より高強度になる♂〕で帆僻村の仲川・-J音巨 はそれぞれアメリカの工場と同程度のものといえる。 田内:本鋳造法に関する研究は1960年代から多くが報て干される ようになり,二川(5),石川(6)あるいは磯谷(7)などが長期間にわた って発表している。 工業化の例は多くを聞かないが,三菱重工業株式会社ではEaton 杜の設備が稼動中であり,はかに株式会社アキタ電気製作所,株 式会社椿本チエインあるいはダイハツ工業株式会社など数社が試 作あるいは工業化段階にあるという。

3.技術上の間馬

食型鋳造法は砂型鋳造法に比べればまだ十分に普没していない。 二の悼閃としては以下のものが考えられる。

(a)鋳物形状,数により適用範囲が限定される。

(b)令巧二王製作が高価であり,工数がかかる。したがって金醐委

正はむずかLく.確実な鋳造方案の設定が必要になる。

(c)金型は砂型と比べたとき,通気性がなく,熱伝導度が良い。

このため,金型鋳造では独特の鋳造方案,湯口方案が必要に なる。

(d)金型の冷却能が高いので鋳物がチル化しやすく,割れある

いは揚回り不良などが生じやすい。 これらの諸問題を整理すれば,まず第一に要求される鋳物を得 るために確実な鋳造方案,鋳造条件を確立することである。第二

には,鋳型の耐久性を高め,かつ能率よく鋳造することのできる

金型設計,鋳造装置の製作である。このほかに派生する問題とし て断熱性,耐久性がすぐれる塗型の開発もあげられよう。 現在稼働中の諸外国の工場においては,上記諸問題の解決には 長期間にわたる作業に基づいた経験によっている。したがって, それぞれの推奨策はその工場の条件によって全く異なったものに なっている。

(3)

10 (∈U一≠ニ空夢鵡 句 ① ② ③ ④ ①ソ油r甲l川亡J (包ソ連(仰〃= ⑨Petritschenk() ④Naumann ⑤Michailidi 2 3 4 5 6 7 8 鋳物内Fゾ(cm) 図2 鋳物肉厚と金型肉厚の関係 10 たとえば,鋳造方案についていえば,鋳込時間だけに関しても 下記のように違った算出式が推奨されている。

Ts=0.5∼0.8J盲七

Schwartz&Junghans(畠)

rs=1.2∼1.3J一百

Teillet(9)

Ts=A3J盲巧

ソ連(2) ここで,d=平均肉厚(cm),G=鋳込重量(kg),A=定数, 下注ぎ3.0,上注ぎ3.9,側方注ぎ3.4 また,金型設計のうち,金型内厚についても図2に示すように, それぞれ異なった値を推奨している。 新たに金型鋳造法を取り Lげようとするとき,上述したような 諸問題をすべて鋳込試験によって解析.検討するのではあまりに も多くの労力と時間を要することになる。しかし幸いなことに, 金型鋳造では鋳型の熱的性質が砂型鋳造の場合に比較してはっき りしている。したがって熟的問題だけは計算である程度解析する ことができる。鋳造技術の確立には試作に加えて,電子計算機を 利用する熱解析の併用が有利な方法と考えられる。

4.鋳造技術の解析

ここでは鋳造技術のうち金甲!設計,鋳造条件の選芯を取り_Lげ, 金型鋳造での熱的現象をシミュレートした計算によって行なった 解析結果について述べる。 金型鋳造法では17?の金巧】壬ニ、とに,注揚→離守壬→金巧■土冷却の作 業工程が練り返えされる。二の場(ナの金型i丘ん度の変化および金型 内の鋳物の山度変化を求める電 ̄ ̄√・計算機用プログラムを開発Lた。 表5 熟解析に用いた物理常数,iふL度,寸法の標準条件 単 位 鋳 物 金 型 液 体 固液共存 固 体 密 度 g/003 6.8 7.0 7.2 7.2 比 熱 cal/g・Oc 0.2 0.2 0.17 0.13 熱 伝 導 率 cal/cm・OC・S 0.07 0.07 0.10 0.11 凝固開始温度 Oc 1,150 凝固終了温度 OC 1,149 凝 固 潜 熱 cal/g 60 熱伝達係 数 cal/m2・Oc・S 鋳物・金型間;0.02 金 型 背 面;0.002 注 湯 温 度 Oc 1,300 金型予熱温度 bc 300 離 型 温 度 OC 1,000 鋳物の肉厚 恥 10 金 型の肉 厚 m 20 これを使えば,任意の金型寸法,鋳物寸法,冷却方法,塗型条件, 注揚条件あるいは艶型条件における金型温度の変化ならびに鋳物 のi温度変化を知ることができる。

熟解析に際して各種の熱,物理常数,熟的条件,寸法の標準と

しては表5に示すものを用いた。なおここでは,鋳物は平板とし て扱った。 4.1金型の設計について 金型は一度製作してしまうと修正することは容易でない。しか もその製作費は高いので確実な設計を行なう必要がある。

金型の肉厚:これは次の要因に影響を及ぼすと考えられる。(イ)

鋳物の冷却速度,(ロ)金型温度(金型および塗型寿命),〔〕注揚時

間間隔,日金型製作費,(ホ)作業性(金型の取扱い),このように肉

厚は多くのものに影響を及ばすのでたいせつな因子である。 図3は鋳物の凝固時間,金型の最高温度,1サイクル所要時間 と金型内厚の関係について解析した結果を示したものである。同

回申で,金型比とは金型内厚と鋳物肉厚の比である。

この図から,鋳物のテル化などに関係する凝固時間は金型比1.5 以下のとき変化することがわかる。しかし,金型比2.0以下で金 型温度が急上昇する。これは金型寿命の低下につながるものであ り,ニの一女から金型比は2.0以上が望ましい。この結果に従えば, 金巧■室内厚の調節で鋳物の凝固を調整しようとすることは寿命の点 からむずかしいことになる。 なお,実際の場合には鋳物の形状が複雑であり,鋳物の肉厚あ るし、は■金型の肉厚を求めるのはむずかしいが,金型比を肉厚比で なく,鋳物重量に対する金型重量の比にしても,上述の結果とほ ほ1一一致することを確認している。 金型背面の冷却:金型内に注揚すると金型温度が上昇する。金 型をすみやかに冷却してやれば,次の注湯までの時間が短縮され て鋳造効率が向_Lする。 二二では,金型背面が接するふんい気の温度を常温とし,金型

背面からの熱の奪いかたを,そこでの熱伝達係数の変化におきか

えて解析した。この結果を示したのが図4である。 金型背面の熱伝達係数が大きくなると,鋳物の凝固時間はほと んど変化しないが,1サイクル所要時間は著しく知縮されること がわかる。したがって金型背面を強制冷却すると,鋳物のテル化 を促進するようなことがなく,鋳造効率を向上しうることが知ら れる。図4にはあわせて強制空冷および水冷のときの熟伝達係数 の範桝を示しておいた。効率よい強制空冷を行なえばその効果は 鋳造効率に十分反映しうることがわかる。 空冷効率をあげるため,われわれは図5に示すように金型背面 企巧tヨ比 2 3 4 ハU nU <U (XU 6 4 一∽)窒曽三喜苦言叶潰 20 金型予熱r上い空300□C 江潟j止度1,300□C 艶巧【=法性 9000c 自然jて摘1 金環竺の拉高f比伎 1サイクル所賀時即】 \ ′_一♪一ゝ一一一一一一一一山 鉢物の凝剛那1]

ミ1,000

800 、竺( 町P 岩竺)

600芸当

忘雇 ミ+汝 へG

400詣

200 0 10 20 30 40 50 金実柑)【叫=mm) 【』3 鋳物の凝固時間,金型の最高温度およぴ1サイクル 所要時間に及ばす金型の肉厚(金型比)の影響

(4)

鋳鉄の金型鋳造技術の解析

449 100

ト机上空1も

も、 100 80 冨 60 普 画 礎

40 1紫 20 強制竺こぅiて㌻ 強肌水Jて㌻ 鋳物のj・劉別封問 1サイクル叶卿寺Hミ】 / 、---__恥⊥____________ 戸一望≡■忙讃へb前額-(∽)「註普榊昔士へ\キ一 〇 l・00 800 600 400 200 U O.005 0.010 0,015 〉 食空■!叫紬fジ)熱仁連係致(cal.′′cm2凸Cs) 図4 鋳物の凝固時間,金巧竺の嵩高温度および 1サイクル所要時間に及ぼす金型の背面の 熟伝達系数(金型の冷却方法)の影響 図5 空冷式金型の背面 に冷却ピンを設けることにした。この形状のとき,背面を流れる

空気の流速(が)と,熟伝達係数(α)の関係を実測によって求めた。

この結果, α=0.003+0.0013即0・8 の関係が得られ,流速を8m/sにすれば熟伝達係数はほぼ0.01 cal/cm2・Oc・Sの値になる。

塗型:塗型の役割をあげると,(イ)鋳物,金型間の熟伝達を低下

させて鋳物のチル化を防ぐ,(ロ)注揚による金型の過熱や熟衝撃を

緩和し,金型の焼付きや,き裂発生を阻止して金型寿命の延長を 図ることなどである。

塗型の有無,あるいは厚さによって鋳物,金型間の熟伝達係数

は変化する。この関係を利用して熟伝達係数と鋳物の冷却速度, 金型最高温度,1サイクル所要時間などの関係を解析した。この 結果は図6に示すとおりである。この図から鋳物の冷却速度,凝 固時間は熟伝達係数によって大きく変わり,1サイクル所要時間, 金型最高温度はあまり変わらないことがわかる。この結果に従え ば,塗型を厚くすることは,鋳造効率を落とさずに鋳物のテル化 を防止するうえで有効な手段であるといえる。 4.2 鋳造条件について 鋳造条件としては金型予熱温度,注湯温度,離型温度などがあ げられる。これらの諸要因はいずれも鋳物の性状,鋳造サイクル あるいは金型の耐久性などに影響を及ぼす-ものと考えられる。よ つて,これらを計算によって解明した。 金型予熱温度の影響:図7は解析結果を示したもので,この図 から,予熱温度が上昇すると,金型最高温度および鋳物の凝固時 間が増加し,鋳造サイクルが短縮されることがわかる。したがっ て予熱温度を高くすることは,鋳物のチル化防止および鋳造効率 向上に有効であるが,金型の温度が上昇し,金型あるいは塗型の 寿命に悪影響を及ぼすものと推定される。これらを総合的に判断 して予熱温度を決める必要があるといえる。 注揚温度の影響:図8は解析結果を示したもので,注揚温度が 上昇すると,いずれの特性倦もほぼ直線的に上昇する。たとえば, 注揚温度が1000c上昇することにより,鋳造サイクルは約13%長 くなる。同時に,鋳物のテル化に関係する凝固時間も約10%長く なるが,これだけの変化はテル防止にはさほど強い影響を及ぼさ

ないと推察される。したがって注揚温度は揚流れに問題ない限り

低温のほうが望ましいといえる。 離型温度の影響:解析結果は図9に示すとおりである。鋳物の 凝固時間は離型温度に関係しないので同図には記載しなかった。 これからは,離型温度が2000C違っても金型の最高温度はわずか 400C程度異なるだけであるが,鋳造サイクルは離型温度に反比例 ハリ O 八U O (‖八U 6 4 2 (Ⅵ二悪道匡琴(hぶ汁窓 (でUL単撃希史G安翼重臣曽琶寧G要求 00 釦 60 0 (U 4 2 条巧r!の砧砧i占+り空 1サイク/し所要日割‡1 ̄】

_か_+_

ぺニ

鋳物の削与帖帥り の鋳物のiて川J速度 0.01 0.02 0.03 0.04 (UO)糾垂愕老G副胡.(∽)聖書淋古上\へ†キ【 nU l・00 800 600 400 200 鋳物・金巧珊宇J♂〕熱仏圭係数(cal/cI¶20cs) 固6 鋳物の凝固時間,金型の最高温度,鋳物 の冷却速度およぴ1サイクル所要時間に及 ぼす鋳物・金型の熱伝達係数の影響 1,000 金甲の蚊rE■i濫性 \ 1サイクル所要時間 鋳物の凝剛即+ (UO) 単■望擢瑞∈読癖-(ヱ 巨富琳昏⇒トナ十【 0 <U <U <U O O O O 8 6 4 2 0 100 200 300 400 500 子キクi■坤千熱拙攻(〕c) 図7 鋳物の凝固時間,金型の最高温度および1サ イクル所要時間に及ぼす金型の予熱温度の影響 100 八U O <U nU 8 6 一4. 2 へⅥ)琵曾に長吉夏祭 缶ぺ】+グ)上之別紙 こr一一一L一-・・・・ 1サイケ/し所要時間 、■鉢物仇i綻胤峠=1j 1,200 1,300 1,400 一UL 如諾軽挙皇打水二∽二邑皆鮒古ゴヘ†キー 〇 1・00 800 600 400 200 柱i易i■誌岐(dc) 阿8 鋳物の凝固時間,金型の最高温度およぴ1サ イクル所要時間に及ぼす注揚温度の影響 (U ハU ∧U <U ∧U O nO 6 ・4 2 (∽) 臣官許塞(b秦蜜 離IEせ時l【;】 1サイクル所要時間 900 1,000 鋳物の離型f法度 rOc) (‖〉 0 (Uし剖二■話芸ヰ「三耐鵡.七〓≡′・ユ掛昏ミヘ†キ【 0 00 00 00 00 00 l 只U 6 .4. 2 0 図9 鋳物の雛型時間,金型最高温度および1サイ クル所要時間に及ぼす離型温度の影響

(5)

して長くなることがわかる。このことから,馳型温度はおもに鋳 造サイクル上の問題から決定されるべきで,鋳物凝固後なるべく早 い時期に離型することが望ましい。 なお,これらの計算による解析結果は,実際の鋳造実験によっ てほぼ妥当なことを確認している。

5.鋳物の性質

椎々の組成の鋳鉄を金型および砂型で鋳造し,板厚が5mm,10 mlnおよび20mmの根状鋳物を得て組織および機械的性質を調査した。 金型設計ならびに鋳造条件は前節の解析結果に基づいて決定さ れた。 試験結果のうち,引張強さについてのものを図10に示す。この

図は強さを鋳物肉厚,成分の指数である炭素飽和度(SC)

C% 〉 ̄ 4.23-Si%/3.2 との関連で示したもので,砂型鋳造鋳鉄に関しての結果もあわせ て示してある。 全般に金型鋳造した鋳物のほうが引張強さは高く,その差は炭 素飽和度の高い成分ほど大きくなる。金型鋳造に適する飽和度は 1前後であるので,実際には4∼5kg/mm2程度高い強さが得られ るといえよう。 また,両鋳鉄の組織例として肉厚20mmについてのものは図11に 示すとおりである。金型鋳造鋳鉄は急冷されるため組織は微細で あー),緻密である。炭素飽和度が1.1以上になると砂型鋳造鋳鉄 と類似した組織になり,黒鉛は粗大化する。 われわれは,試験片だけでなく,各椎の鋳物製品の試作をも繰 り返した。それらの代表例は図12に示すようなものである。 これらの鋳物は,寸法精度,鋳はだがすぐれ,またその機械的 性質にもすぐれるものであることを確認している。

6.本鋳造技術の得失

本鋳造技術は砂を使わず,鋳型に耐久性があるので,よく時流 にfナ致するものではないかと考えて本報に採り上げ解析を試みた。 これまで述べてきたように,海外実働工場の視察,計算および 鋳造試作による技術解析に基づいて本技術の得失を述べれば以下 のとおりである。 まず経済性の面でみれば確かに有利な技術である。本技術によ る鋳物の価格は金男,!の寿命に強く支配されるが,一般の砂巧一壬鋳造 鋳物に対する原価と金型寿命の関係を試算した-一例は図13に示す とおりである。金巧一壬寿命がおよそ800回以下では経済的とはいえ ないが,適正な金型設計と鋳造条件の選択によっては70%以下の 価格にしうることがわかる。 金型鋳造鋳鉄 砂型鋳造鋳鉄 /l、 <U 5 ∧U 3 2 2 (N∈己\如き 5 0 0 1 1 仙無法蒜 1二二二r 1.1 1.0

/

0.8 0.9 0.7 SC=-10 20 鋳物肉厚(mm) 30 1.2 図10 金型鋳造,砂型鋳造鋳鉄の引張強さ巧■1鋳 造 鋳 鉄 砂 彗■≠鋳 造 鋳 鉄 0.78 完 素 地 抑 性 6 9 0 1.14 ゝ、 ̄→

≡㌫

:慨、 ㌫;;乱′、ご 駁、i (肉厚20mm)×100×% 凶11炭素飽和度を変えたときの組織変化例 また試作装置として設置した半工業的規模の設備をもってして も作業者1名あたり月産20tの生産をあげることができ,しかも 僅少(きんしょう)の味面積で足りることが明らかになった。すな わち、原価低減、省力化に対する効果は大きく,加えて作業環境 も改善される技術といえる。

鋳物品質についていえば,寸法精度,鋳はだともに砂型鋳造鋳

物と比べてまさるとも劣らない品質が得られ,しかもその強度は 強い。 他方,3.でも触れたように,本技術はすべての鋳物に適用でき るものではなく,形状,数に制約を受けることも確かである。形 状については,砂中子の使用によって若干適用範囲は拡大しうる が,そのときは経済性に対する利点が少なくなる。 近年,砂型鋳造技術においてもデイサマティツタ造型法で代表 されるような無わく高圧造型法が量産技術として脚光を浴びつて

ある。これを金型鋳造技術と対比すれば,前者は各種形状の鋳物

に適用しうる高度に機械化を果たした本格的量産技術であるょ こ れに対し,金型鋳造技術は,生産しうる鋳物の種類が限定される点

(6)

鋳鉄の金型鋳造技術の解析

451 図12 試 作 し た の 外 観

に考慮を要するが,その選択をまちがえなければ,比較的小さい

床面積しか要しない簡易な量産技術といえる。 また、最近紹介されているマグネティツタモールディングプロ セス(10)も′トさい床面積で済む金型鋳造法の一種であり,これとの

組合せによって,適用可能な鋳物の範囲を拡大するであろう。

結論として,本金型鋳造技術は昨今の社会事情によく合致した

将来性のある技術と判断することができる。

7.結

日 鋳鉄鋳物を生産するための重力金甲壬鋳造技術について展望し, その技術解析を試みた。 この結果,本技術は昨今の社会事情によく合致する将来性のあ る技術であると判断した。また,計算による技術解析を併用すれ ば実際の鋳造試作だけにたよる方法よF)は大幅に早期実用化を果 たしうるであろう。 終わr)に,本研究に終始ご指導〈ださった日立製作所上野勝二

常務ならびに杉本正雄技術管理部長に深甚(しんじん)の謝意を表

する。 (7) 参 考 文 献 小林:金型鋳造法,日刊工業新聞社(昭43) 柳沢:ファンドリーニュース,三菱化成,Nn57,58,59(昭43) 日本鋳物協会:鋳鉄の金型鋳造法テキスト(昭44-5) AJLAllen;Foundry,(1948)Oct.p.83 石川ほか:鋳物,36(1964),9,帥7,同37(1965),9,791, 石川ほか:鋳軌 38(1966),3,140,同40(1968),3,176, 同4=1969),7,488,同41(1969),8,680, 磯谷ほか:鋳物,39(1967),1,40,同39(1967),2,137, +即、別山川 0 2 nU O ハU <U lnU 8 7 (00-=増村議前会) 雫中二b牢岩 60 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 缶巧■坤寿命(同数) (砂型鋳造法との対比) 図13 金型鋳造法による鋳物の原価 同ヰ1(1969),2,102,同4t(1969),4,315, Schwartz &Junghans:GieβereiTechnik,6(1960),7, M.Tei11et:Tr.AFS,70(1962),257, A・Wittmoser:38thInternationalFoundry Congress Pre-print,(1971)

参照

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