中小企業政策と小規模企業―中小企業政策は多数派
にどのように届くのか―
著者
安田 武彦
著者別名
Takehiko Yasuda
雑誌名
経済論集
巻
39
号
1
ページ
157-172
発行年
2013-12
URL
http://id.nii.ac.jp/1060/00006313/
Creative Commons : 表示 - 非営利 - 改変禁止 http://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/3.0/deed.ja東洋大学「経済論集
J
39巻I号 2013年12月中小企業政策と小規模企業
一中小企業政策は多数派にどのように届くのか
1ー安 田 武 彦
1.問題の設定と研究対象 2 中小企業政策の浸透度 3 政策不達層の存在 4.政策普及の経路 5.本論から導きだされる課題 参考文献 附録 1~3,
.問題の設定と研究対象
わが国においては中小企業に対して中小企業基本法のもと、法律、予算、税制、融資といった。 様々な支援政策措置が講じられている。中小企業を巡り絶えず発生する新しい課題に対応して、行 政は常時、新しい政策メニューを開発し、整備してきた。 さて、唐突だがこれらは本当に有効に機能しているのだろうか。確かにこうした点については、 従来、政策利用企業と未利用企業のパフォーマンスの差、特別信用保証制度によるマクロ倒産件数 の変化等を厳密に計量分析することによってさまざまな知見が蓄積されてきた。そしてそれらの結 果をみると概ね、政策の利用はそれを利用する中小企業に対して良好な影響を与えるというもので あった。 しかしながら、実証研究から得られるそうした結論が、諸施策がいわゆる中小企業層にとって有 益であるものとの結論になるためには重要な前提が存在する。それは政策がその対象となりうる多 くの中小企業に広く知れわたり、その中から政策利用に意欲的な企業が政策を選択するということ である。このうち、「対象となりうる多くの中小企業に広く知れわたりJ
という前提は、政策的には、 本稿は「中小企業診断土養成コースの中小企業向け教材開発についてj を課題とする本学特別研究(教育 システム開発共同研究)の一環として行われた調査の結果を報告するものである。 初めに同研究の立上げに尽力された本学経営学部小鳥教授他の方々に感謝申し上げたい。 円 , a F h u 司 t i中小企業庁等の HP、広報誌での掲載で完結する。 だが、実際の行政においては立派に設計された制度が広報を行ったとしても、普及がうまくいか ず制度設計の当初の目標を達成できなかった例は少なくない。 一例を紹介すると、薬の服用で副作用が出た場合に被害者に給付金が支払われる国の「医薬品副 作用被害救済制度j がある。同制度の認知度は、医薬品医療機器総合機構の調査 (20歳以上3,114 人を対象とした
WEB
調査)によると、2
割に過ぎず(制度を「知っているJ
は5%
、「聞いたこと があるJ
は15%
で、79%
は「知らない」と回答)、知名度不足が制度の利用が進まない原因になっ ている1)2)。 行政から見ると、良き政策を策定し、それを HP、パンフレット、政策説明会等様々な形で広報 すると、それを民間が受入れるというのは自然な流れであるかもしれない。 しかしながら、行政からの情報発信も受信側の状況次第では受け入れられない。構造主義的な 表現を用いると、受信側が行政の情報を「記号j として認知しなければ広報も奏功しないのであ る3)。
市場メカニズムについて探求する経済学においても、完全情報はもはや「仮定」に過ぎず、情報 獲得のために時間やコストが必要であるということは、自明とされている。 であるとすると、政策情報についてのみ情報コストはゼロであると仮定することはむしろ不自然 なことである。というか、通常、予告もなく庭大な文字情報として発信される行政サービスの情報 は市場で取引される財の価格や品質の情報よりはるかにその取得に時間とコストがかかると考える 方が自然であろう。そうであるならば中小企業施策とその認知について探査することは中小企業政 策の研究の重要な一要素となるであろう。 本論はこうした観点から発したひとつの試みとして、筆者が行った中小企業への施策普及状況に ついて結果を紹介し、その結果を解析し、そこから得られる問題点を考察するものである。 なお、中小企業と言っても中小企業基本法上の定義では、従業員規模でO
人(一人事業所、パー 1 )読売新聞 (2012年8月12日配信) 2 )その他にも次のような例がある。福島民報 (2012年6月6日配信)によると、福島第一原子力発電所の事故 により、政府の避難・屋内退避指示が出され、東電が仮払いした双葉郡など県内13市町村の住民165,824人 のうち、本賠償の未藷求者は20日年5月末現在で計11,214人に上る。同記事によると「市町村は未請求の理 由について、重病で入院しており手続きができないといったケースがあるとみているが、実態は把握でき ていない。Jとのことである。記事の指摘のような重病等による手続きの遅滞もあるかもしれないが、当時 の混乱の中で新聞やテレビを通じた通常ルートの広報では住民への周知が不十分であった可能性が大いに あるだろう。 3 )構造主義的認識論では、認識主体はそれそ‘れの実利的関心に従って、世界を切り取る。こうした認識論の 立場に立つならば、政策情報の認知は、それらに対する中小企業者の関心と深く関係してくるのである。1
5
8
中小企業政策と小規模企業 トタイムや派遣社員、アルバイトは有するが「正社員」を雇用していない企業)から従業員
3
0
0
人 のものもあり、そのことからだけで見ても企業としての性格は大きく異なる。そこで本論において は、標題にも示した通り、主として1
9
人以下の小規模層に焦点を当てそれらの企業への施策普及状 況を見ていくこととする。 調査対象について主として小規模企業に照準を定めることには、中小企業政策の近年の動向が 関係する。すなわち、2
0
1
0
年代に入り中小企業政策の焦点は中小企業のうち、より規模の小さい 層、すなわち小規模企業にウエイトを移しつつあり、「小規模企業と中小企業政策J
というテーマ は、今後の中小企業政策やその分野の研究にとって新たな課題となっているからである叱具体的 には、2
0
1
2
年3
月、中小企業庁に「“日本の未来"応援会議 小さな企業が日本を変える,,-(略称: “ちいさな企業"未来会議)
J
が設置され、同年6月のとりまとめを受けて本年6月、中小企業基本 法が改正され、小規模企業の重要性、小規模企業発展のための支援環境の整備を条文として明記さ れている。すなわち、小規模企業層が基本法成立以来、はじめて中小企業政策の表舞台に立ったと いってよいのである。そこでこれらの層の政策認知の状況に本論は焦点を当てる。 以下、本論の構成について概説する。まず、 2.では、本論の中小企業政策の浸透度に関する調 査の結果を紹介し、そこから得られる政策浸透を決定要因について一次的考察を行う。3
.
では多 くの政策が不達である層の存在を確認し、それらの層の特徴を探る。4
.
では政策普及経路につい て検討するとともに、政策の流布の現状について現状を考察し、5
.
において本論のまとめと今後 の課題を検討する。2
.
中小企業政策の浸透度
最初に本論で行った調査の概要について紹介しよう。 1.で述べた問題意識のもと、筆者は2
0
日年2
月、WEB
調査(
f
中小企業政策の普及に関するア ンケート調査」 協力:株式会社マクロミル)を行った。対象はマクロミルの調査対象名簿から抽 出した全国の自営業者(
5
1
5
人)、経営者・役員(
5
1
5
人)であり、そのほとんどが小規模企業であ る(回答者の属性については巻末付録1
参照)。 4)言うまでもなく小規模企業は中小企業の部分集合(それも企業数ベースで約9割を占める「巨大なj部分 集合)である。従って、「小規模企業と中小企業政策Jが、何故、今更、新課題となるのかという考え方も ありうる。しかしながら、様々な答申等を見ると、1
9
6
3
年に中小企業基本法が成立して以来の中小企業政 策の中、企業と生業の間にあるこの「集合」の中小企業政策における位置づけに苦慮していた。つまり、「中 小企業と小規模企業は別集合であるJと考えられていたことすら伺われる。 こうした小規模企業の中小企業政策における位置づけに係る理論的整理の過程については、中国(
2
0
1
3
)
が大いに参考になる。-159-同調査は、 2000年代の主要な中小企業政策(巻末付録 2参照)の中小企業の認知状況の把握を、 各施策について、
f
l.内容を詳しく知っている」、f
2
.
内容を大体知っているJ
、f
3
.
内容をあ まり知らないが、名前は聞いたことがあるj、f
4
.
名前を聞いたことがないj のいずれかを選んで もらう形で質問を行っているへ表1
は、その結果であり、中小企業政策の主なジャンルについて 中小企業者の政策認知度を示したものである。 ここからわかるように、国が進める多くの中小企業政策について、金融関係の施策を除くと、7
割前後の中小企業者が、「名前を聞いたことがないjとしている。逆に「内容を詳しく知っているJ
、 「内容を大体知っている」は、多くの政策において合わせてl
割に過ぎない結果である。 この結果について些かかの驚きをもって受け止められる諸氏も(もしかして)いると思うが、本 当にそうなのであろうか。もちろん、本調査の信濃性をここで直接検証することは不可能であるが、 過去に行われた類似の調査を見ていくことにより、今回の調査結果の信濃性についてある程度の推 測は可能である。 例えば、東京都産業労働局が2012年に実施した「中小企業施策に関する調査J
6)では、小規模企 業の56.2%が「都や国の中小企業施策j について「あまり知らないJ
と回答している。また、大阪 市が2002年度、大阪市の製造事業者約17.000サンプルに対して実施した「大阪市製造業実態調査」 表1 主要中小企業政策の認知状況 内容知 を詳し く ってい る 経営革新 2.1% 新連携支援1
.
4% 地域資源活用支援1
.
4% 農商工連携支援 1.1% 中小企業再生支援協議会1
.
6% セーフテイネット保証制度 6.3% 事業承継支援1
.
3% (注)各制度の具体的内容は付録2参照。 (出所)筆者のWEB調査より作成 内容を大体 内容をあまり知らな 知っている いが、名前は聞いたことがある 8.0% 24.8% 4.4% 16.4% 6.5% 20.7% 5.2% 20.3% 7.8% 33.3% 14.3% 37.8% 7.7% 26.8% 5 )なお、 WEB調査では付録 2の解説を質問に付随する形でつけている。 6)東京都産業労働局(2012)r
中小企業施策に関する調査j 名前を聞いたことが ない 65.1% 77.9% 71
.
5% 72.5% 56.3% 40.7% 63.2% (h仕ロ://www.sanf!.VO・rodo.metro.tokvo.io/monthlv/midasi/keikvo/keikvo-futai2408.od餅search='%E6%9D%Bl%E4%BA %AC%E9%83%BD+%E4%B8%AD悦E5%BO%8F%E4%BC%81%E6%A5%AD%E6%96%BD%E7%AD
%96%E3%81 %AB%E9%96%A2%E3%81 %99%E3%82%8B%E8%AA %BF%E6%9F%BB)
160-中小企業政策と小規模企業 によると大阪市の中小企業施策について「知らないj が77%であった九 このように同内容の調査の結果でも小規模企業の過半数は自身に関係しそうな中小企業政策を知 らない状況にあると言え、今回、紹介する調査が実態と大きく希離しているとの指摘は支持しがた 、下。 そして、すぐに付け加えなければならないのは、こうした中小企業者の支援策についての不達は 決して中小企業の経営者側の怠慢によるものではないということである。 例えば、本稿を読まれる方も年金や保険、資産管理等の細かな情報をどれだけ自分で理解して 日々の行動を行っているだろうか。「重要な情報です」と朱書きされた金融機関からのはがきを細 部まで読むであろうか。中小企業の経営者にとっても同じである。1.で述べたように情報収集に はコストと時間がかかる。中小企業者は無限に時間があれば入手できる情報を限られた時間制約の もと、取捨選択して受容しているのである。 次に、中小企業者のうち、どのような者がより施策情報をより把握し、どういう企業は把握に遅 れがあるのかについて見ていくこととしよう。 「中小企業施策に関する調査」では、アンケート回答者の個人属性(性別、年齢等)、経営する企 業の企業属性(企業規模、収支状況等)の情報を入手できる。 これをもとにして企業属性、個人属性を有する回答者が施策情報をより把握しているかを分析す ることができる。表2はこうした分析に当たっての変数の説明を行ったものであり、表3は各施策 の認知度を被説明変数とする順序PROBlT回帰により分析した結果を示したものである。 この中で(表
2
の被説明変数の叙述をもとに)係数の推計値の符号がプラスの場合、当該係数に 係る変数は政策認知度にマイナスの影響を与え、推計値の符号がマイナスの場合、当該係数に係る 変数は政策認知度にマイナスの影響を与えることに注意しつつ、第3
表をみると、以下の3
点が観 察できる。 ① 支援策の内容知何にかかわらず、規模間認知度格差が存在すること、つまり、企業規模が小 さいほど、認知度が低い傾向にあること。 ② セーフティネット支援施策のような企業存続に係る金融面の支援策については企業規模によ る認知度の差が小さいこと。 ③ 自らを自営業者とする回答者に比して、経営者・役員とする回答者の方が、いくつかの政策 で認知度が高い傾向にあること 7)大阪市経済局(2005)W中小企業等への支援~ p.32。 なお、向調査の詳しい分析については、本多 (2013) を参照。 161表2 各施策の認知度(被説明変数)と説明変数 政 被策認知度 内容を詳しく知っている二 l、内容を大体知っているこ2、内容をあま ( 説明変数) り知らないが、名前は聞いたことがある=4 =3、名前を聞いたことがない 男性ダミー 男 性 =1、女性=0 40歳代 40歳 代 =1、30歳以下、 50歳代二O 50歳代 50歳 代 =1、30歳以下、 40歳代=0 経営者 経営者・役員=1、自営業者=0 従業員規模 (0人) 従業員規模
。
(0人 ) こ し そ の 他 ( 1'"4人、 5'" 19人、 20人以上)= 従業員規模(1'"4人)従業員規模(1'。
"4人)二 1、 そ の 他 (0人、 5'" 19人、 20人以上)= 従業員規模(5"'19人)従業員規模。
(5"'19人)= 1、 そ の 他 (0人、 1"'4人、 20人以上)= 企業年齢3年以内 企業年齢3年 以 内 =1、その他(企業年齢4"'10年、 11年以上)= 0 企業年齢11年 企業年齢11年 以 上 =1、その他(企業年齢3年以内、 4'" 10年)二O 直前期黒字 直前期収支黒字二l、その他二O (出所)筆者のWEB調査より作成 このうち、①については、(1)企業規模の小さい場合、人的資源やネットワークの制約から施策 の情報を収集する余裕がないという仮説(ここでは「情報弱者説J
と呼ぶ)や、 (2)企業の規模が 小さいほど、(自身から見て遠い存在の)国の施策への関心が低いことという説明(ここでは「情 報無関心説j と呼ぶ)ができるであろう。また、②については、(中小企業の政策支援情報への接 し方は、①が基本ではありつつも、)企業の存続に直結する金融面については小規模層でも施策へ の関心が高いことが考えられる。また、③については生業的要素を多く有する自営業者に比べ経営 者・役員と回答する者の方が自らの企業の質的乃至量的発展への関心が高く、そのための情報に敏 感であること等が考えられる。 さて、①の事実は、先に述べた小模企業重視を打ち出す中小企業基本法改正(2013年)との関係 では些かの課題を惹起する。それは施策の浸透について小規模層を意識した従来とは異なる工夫が 必要になるということである。それがなければ、小規模企業向け施策の重視宣言をしても、それを 知らなし川、規模企業には余り影響がないことになるかも知れないのである。 この点については後にまた言及する。 円 ノ μ ρ h u-",小企業政策と小規模企業 表3 主要中小企業政策の認知状況の決定要因 地 域 資 源農 商 工 連 セ ー フ 経 営 革 新 新援連施 携 企 援業 再 生テ イ ネ ッ 事 援業 承 継 支 援 施 策 支 策活 用 支 援 携 支 援 施施 策 策 支 施 策 ト 支 援 施 支 施 策 策 男性ダミー (00..104200) -(00..105181)0 (0.0.140991) -(0.0.14087)8 (0.0.115350) (0.012.063)2 (0.014.013)2 40歳代 (00.1.3131)1 (00.1.4072)9 -(0.013.053)6 (0.0.130848) (0.012.153)1 -(0.011.157)7 (-0.013.003)4 50織 代 -0.(0.13161)5 -0.(0.14175)9 (0.013.133)1 (0.09.9021)4 -0.(0.12174)9 (0.011.060)6 (0.012069)6 経営者 (00..030315)** -0(0..103087)** (0.010.171)7 (0.0.101873) (0.1.00931)3 -0(0..408306)女* -0(0..305974)** 従業員規模 0.783** 0.706** 0.826** 0.877** 0.690** 0.550*合 0.926** ( 0人) (0.178) (0.190) (0.181) (0.187) (0.176) ) (0.169) (0.178) 従業員規模 0.583** 0.630*安 0.714** 0.754*会 0.415* 0.276 0.694** (1 ~4 人) (0.163) (0.172) (0.166) (0.171) (0.162) (0.156) (0.163) 従業員規模 0.271 0.349* 0.367会 0.392* 0.690** 0.080 0.199 (5 ~19 人) (0.166) (0.176) (0.170) (0.174) (0.177) (0.161) (0.165) 企業年齢3年以内 (0.0.161357) (00..161561) (0.0.130174) (0.0.140618) (0.0.120276) (00..100846*) (0.0.132058) I 企業年齢11年 (00..009744) (00..213014*) (00..170983) (00..009897) (00..01091)4 ) (0.00.7034)4 (00..002233) 直前期黒字 (0.00.8017)6 (0.00.90811) (0.00.1084)9 (0.00.8455)6 (-00..00787)8 (0.00.7034)7 (0.00.8015)4 LRχ2 86.33** 60.05** 53.78** 38.42*会 53.66** 113.84** 113.ω** 疑似相関係数 0.05 0.04 0.03 0.03 0.03 0.05 0.06 観察数 982 982 982 982 982 982 982 (注) 1.**=1 %水準有意、*=5%水準有意 2.収支(直前期黒字、その他)について「分からないJとする者の存在から観察数はサンプル数 (1,030) と異なる。
3
.
政策不達層の存在
ここまでは、政策の認知度の決定要因について個別の政策毎に見てきた。つまり、それぞれの中 小企業者の Aという政策への認知度と Bという政策への認知度は別個のもの、独立したものとして 扱われてきた。しかしながら、実際には、国の中小企業支援策に無関心な中小事業者はおよそどの 政策についても知らず、逆に関心のある者は、自身に関係のない政策でもある程度知識があるとい う方が、実態に近いであろう。 表4
では、こうした観点から回答者の政策認知のスコアから見た政策毎の認知度の相聞をスピア マン順位相関係数により示している。 ここからわかるように、すべての政策問で個別中小企業者の認知度には高い相聞がある。すなわ ち、ある政策に高い認知度を示す同答者の場合、他の政策に対しても高い政策認知度を示す一五、 163表 4 政策相互の認知度の相関係数(スピアマン順位相関係数) 経営革新 支援施策 経営革新支援施策 1.00キ * 新連携支援施策 地域資源活用支援施策 農商工連携支援施策 企業再生支援施策 セーフティネット支援施策 事業承継支援施策 (注) *本は1%水準有意を示す (出所)筆者のWEB調査より作成 新連携支 援施策 0.72ホ * 1.00* キ 地域資源活 農商工連携 企業再生 用支援施策 支援施策 支援施策 0.71* * 0.61ホ 本 0.59* * 0.75ネ * 0.68木 市 0.57* キ 1.00* * 0.73'* 0.64* * 1.00* ネ 0.63キ キ 1.00* * セーフテイネッ 事業承継 ト支援施策 支援施策 0.49 * * 0.64キ * 0.45ネ キ 0.61* * 0.45 *' 0.61* ホ 0.42キ キ 0.56* * 0.55キ キ 0.60* * 1.00* ¥ 0.59* 本 1.00* * ある政策への認知度の低い回答者の場合、他の政策への認知度が低いという結果が伺われるわけで ある。 このことは別の言い方をすると、政策当局から発信される多くの政策情報を取り入れる少数の者 と、それが到達しない多数派が中小企業政策広報においては存在するということである。 そこで次に、今回の調査の回答者について、 政 策 認 知 ス コ ア =2:{4一(各政策の認知についての評点 (1~4)) で定義される「政策認知スコア
J
を作成し8)、その分布をみてみる(図 1。) すると、分布は多くの自然現象や社会現象に観察される、べき級数の形状を示しており、かつ、 すべての政策についてf
4
.
名前を聞いたことがないJ
を回答した企業者の数は、 331対 象 (32.1%) となっていた。そしてこの事実は、調査企業の3
分のーは中小企業政策全般について情報が到達し ていないグループ(ここでは[政策不達層J
という。)であるということを示しているへ 8 )政策認知スコアは、すべての政策で i4.名前を聞いたことがないJとした者についてはO点となり、すべ ての政策でi
1.内容を詳しく知っているJ
とした者では21点となる。 9 )反対に政策認知スコアが、高水準のグループをみると、各政策項目すべてについて平均点3(スコアが21 点)は6サンプル(全体の0.6%)である。今回対象としているのが小規模企業であること、通常の施策に おいても全中小企業者の内、利用しているのは多く見て数%(例えば、経営革新支援については計画承認 件数(累計)は2009年1月末で35,550件であり、その時点での日本の事業所数4,197,719の0.85%である)こ とを考えると、この数字が桁のレベルで異なることはないと思える。 なお、細川 (2013)は、各種の政策の取入れに熱心な企業を「揃い踏み企業Jとし、ニッチトップ企業の 1/3としている。1
6
4
中小企業政策と小規模企業 図 1 政策浸透スコアの分布 ー お 綴 醐 臨 円 U n u k u n u q u 内 d 250 200 150 50 100
。
o
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 (出所)筆者のWEB調査のデータより作成 このような政策と疎遠な「コアJ
な層が、どういう属性を有するグループであるかは今後、中小 企業広報政策を実行していく上で考慮に入れなければいけないことであろう。 そこで、政策不達層がその他のグループとどのような違いを有しているかについて、簡単に触れ ていこう。今回の調査から両者の差について統計的検定の結果は、以下のとおりであった。 ① 政策不達層では、自営業者と経営者等をみると、自営業者が多かった(政策不達層の中の自 営業者;6
8
.
3
%
、その他の中の自営業者;4
1.3% 1
%水準で有意) ② 政策不達層では、従業員J
0
人の企業と1
人以上の企業をみると、従業員O
人の企業が 多かった(政策不達層の中の従業員O人の企業;59.1%、その他の中の従業員O人の企業;2
4
.
3
%
1 %水準で有意) ③ 政策不達層とその他で中小企業者の性別、年齢、従事業種、創業年齢、事業収支における有 意な差はなかった。 先述したとおり、2
0
1
3
年の中小企業基本法基本法改正において、小規模企業への政策の力点のシ フトが明らかになった。しかしこれを政策広報の視点から見ると、 2.で見たようにこれまで個別 政策の普及は進んでおらず、ここで見たように政策不達層は3割に上る。 但し、政策不達層の多くは、自営業層であって、従業員 O人の「一人事業所J
というべきもので ある。政策の焦点を小規模企業者に移行していくという場合、政策注入の入口のという段階で自営 業×一人事業所という存在をどのように扱うべきかが考慮するべき課題となろう。 F h d ρ h u-4
.
政策普及の経路
2
.
3
.
の分析において確認できたことは、施策の浸透度の程度について企業の規模が重要な意 味を持つということである。すなわち、中小企業政策という企業規模に準じる施策を行う場合、規 模の小さい層に手を付けようとすればする程、広報施策や中小企業側の政策の伝達の重要性が浮き 彫りになってくるわけである。 では、中小企業側の政策の受容はどのような経路を通じて行われているのであろうか。企業規模 と施策の浸透経路の関係を通じてこの点についてみていこう。 「中小企業施策に関する調査jでは、7
つの支援施策毎に「各施策についてどのようなことを契 機として知ることとなったのでしょうか。 施策ごとに、知るきっかけとなったものすべてをお選 びください。」との設聞を設定している。 紙面の関係もあるため、ここではそのうち、経営革新支援策についての施策認知経路を見ていこ う(図2
)10)。 ここからわかるのは、多くの企業で「新聞、雑誌記事j、「同業種の中小企業者との交流」が、施 策認知の主要経路となっているが、どちらにウエイトがかかるかは企業規模によって異なり、規模 のより小さい層では「新聞、雑誌記事」、その逆では「同業種の中小企業者との交流j となってい 図2 従業員規模別認知経路(複数回答)経営革新支援施策 60.0% 50.0% 40.0% 30.0% 20.0筒 10.0% 0.(臨!
f
.
-
+
4
J
.
+
,j.1- ,j.1- ,j.1- .. ~ ,j.1 -...'I/~' *./$T .-8φ: 去 、 育 、 去 、 グ 去 、/ ぷ 〆
/-J-
〆 〆
-〆
ジ 殺
/ d P
J
(出所)筆者のWEB調査より作成 10)他の施策に関しては附録3を参照。-1
6
6
や 6) 火, .0人 絹 1~4人 ・ 5~19人・
20人以よ中小企業政策と小規模企業 ることである。つまり、企業規模が小さいほど、新聞等公開された情報手段への依存度が高く、規 模が大きいほど、個別企業独自のネットワークを情報源とすることが多いのである。 このことが何を意味するのかは、
2
.
で展開した「情報弱者説j、「情報無関心説J
のどちらをとる かに大きく関係する。と言うのは「情報弱者説」に立つ場合、ここで紹介した第4
表の事実は、「小 規模層では人材等の経営資源が乏しくその結果、同業種の企業との施策情報に係るネットワークを 組める体制が整っていないJ
と解釈が出来る一方、「情報無関心説」をとる場合、「小規模層はそ もそも関心の無い施策情報について容易に、かつ、偶然的に情報を得られる経路に依存するJ
とい う解釈が出来るからである。 施策の普及という立場から考える場合、前者か後者かによって手立ては異なる。前者であれば小 規模層を他企業とのネットワークに知何に組み込むかが検討課題となるのに対して、後者であれば 政策的になすべきことは余り無いといえるかもしれない。 小規模企業について、「情報弱者説」、「情報無関心説j のどちらが当て飯まるのかについて、さ らに掘り下げた研究は、寡聞にして紹介できない。今後の課題となるべきものである。5
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本論から導きだされる課題
ここまで、「中小企業施策に関する調査J
に基づく一次的分析の結果について紹介してきた。こ れらからわかることは、2
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年版「新J
中小企業基本法に基づき展開される小規模企業政策を浸透 させるためには、 HPやパンフレットを中心に置く従来型の広報とは何らか異なる方法が必要なの ではないかということである。 実はこうした広報の問題は、1
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年、中小企業基本法の抜本改正が行われた際にも内在する問題 であった。この点については2
つの指摘が出来る。 第一は、1
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年改正は、①商工組合や事業協同組合といった組合に加え、商工会、商工会議所と いった中小企業団体(ここでは、一括して「中小企業関連団体j と呼ぶ)を主軸に置く中小企業政 策から、個別中小企業への直接支援への移行を意識した中小企業政策の転換であったということで ある。すなわち、旧基本法の背骨ともいえる中小企業近代化促進法(19
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年)では、近代化計画の 策定者はあくまで組合であり、新基本法の中核となる中小企業経営革新支援法(19
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年)では、経 営革新計画の主体は企業であった。 そして第二に、1
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年改正は起業家という、「今まで中小企業政策の枠内にいなかった者j を中 小企業政策に取り込み、それへの支援を政策的に宣言した。 これらのことは中小企業政策の伝達の問題について新たな課題を提起することとなる。組合等の 中小企業関連団体が政策の受け皿であれば、政策の普及窓口は統一化され、コミュニケーションの 蓄積からその密度は濃いものとなり、効率的な情報伝達が行われるであろう。しかしながら、今ま1
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で中小企業政策と直接接することのなかった企業や、事業を起こそうとする、つまり中小企業経営 者でもなかった者を対象とする政策発信は従来のものと同じであるというわけにはいかないであろ う11)。 1999年の基本法改正については、こうした問題点が内在していたわけであった12)が、小規模企 業に焦点を置く2013年の基本法改正はこの問題を再惹起する。小規模企業という中小企業の太宗を 占める部分に光を与える営為は政策的に尊いものではあるが、それは海洋の大部分を占める暗黒の 深海底に向き合う如く、様々な困難を伴うものである。 では、この分野、どのようなことが考えられるのか。筆者にも明快な解はない。しかしながら、 この点については新知識の普及学の大家であるRogers(1995)の2つの例が大いに参考になる。 一つは、 1950年代、ペルーの公衆衛生部局が行ったアンデスの山村ロスモリノス村での生水煮沸 キャンペーンである。この例では衛生指導員の2年間の努力にもかかわらず、 200世帯中結局11世 帯にしか生水を煮沸する習慣は普及しなかった。 もう一つは、米国の
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軒の同性愛者向けのパーの客に対して行われた HIV予防(避妊具を利用し た安全な性行為の促進)実験である。この例では実験開始後1
年間で実験対象4
軒の客の避妊具利 用率は、他のパーに比べ45%
上昇した。 前者と後者の違いとして重要なのは、新知識を誰に初めに伝えるのかということであった。上か ら広く落とすか、狭く落として横の浸透性を使うかと言ってもよい。 前者では、衛生指導員が最初に接近したのは村のコミュニティのアウトサイダー的な位置にある 村民であった。そのためその者が煮沸という方式を取り入れたとしても、他の者にそれが波及する ことはなかった。 一方、後者では、最初に庖のバーテンダーに、同性愛者のオピニオン・リーダー(頻繁に挨拶を 11)1999年中小企業基本法改正においても、こうした意識からワンストップでの総合的な支援体制の整備等を 強化し、 2001年には、中小企業・ベンチャー総合支援センターを設立し、都道府県等中小企業支援センター を整備している。 しかしながら、英TheEω叩 mist誌のエコノミスト・インテリジェンス・ユニット報告書によると、設 立された(2001年)はその存在自体が知られていない。「この他にも中小企業を対象とした支援策やプログ ラムは多数存在する。しかしこういった施策の存在が、中小企業経営者の閑で十分に認知されていないこ とは大きな問題だ。中小企業庁長官の高原氏(当時)も、「どのような支援策があるのか、中小企業の経営者 によく知られていない部分があることは確かJ
と語っており、同庁が行う様々な取り組みの認知度向上を 優先課題の lつとして挙げている。J
(htto://www.b阻 nessresearch.eiu.comlsites/businessresearch.eiu.∞rnIfiles/ EIU Microsoft JapanSMEs JPN-FINAL-WEB.pdf)12)実際の新規創業施策の利用については、想像できるように連続起業家による2度目の開業等に偏りがあった
ことは、安田 (2009)、Yasudaα009)で指摘されている。
-168-中小企業政策と小規模企業 受ける者、好かれている者、つまり同性愛者社会の中心的な人物)などを選出してもらい、まず、 オピニオン・リーダーにHIV予防と安全な性行為について講習を実施した。さらに、オピニオン・ リーダーが、他の同性愛者からの質問を受けやすくするため信号機のロゴ入りバッジをつけても らった。 コミュニティの中心的人物への知識の投下により、新知識は円滑に広まったのである。 以上、 Rogers(1995)の議論を紹介したが、こうした議論は政策情報や利用についてもあてはまる。 地域のどういう人をコアとして政策情報を広めるか。こうしたネットワークの設計を最もうまく行 えるのは地域の企業ネットワークに密着した中小企業団体であろう。 そして、さらに重要なことは政策が、かつてのように上から下へ流れるものではなく、中小企業 者と政策当局で作り上げていくものとなることではないだろうか。 2010年、国は「中小企業憲章j を閣議決定した。この中には、「中小企業の声を聴き、どんな問題も中小企業の立場で、考え、政策 評価につなげる
J
との一節がある。 こうしたことを期待し、 10年後、中小企業政策が小規模企業層にももっとなじみのあるものにな ることに期待しつつ、本稿の筆をおく。 [参考文献] 大阪市経済局(2005)W中小企業等への支援』 (http://www.citv.os比a.le:.io/keizaise町vakulcmsfiles/conte泊ts/0000016/16080/infoh76 05(9).od僻search='%E5%A4%A7 %E9%98%AA%E5%B8%82%E8%A3%BD%E9%80%AO%E6%A5%AD%E5%AE%9F%E6%85%8B%E8%A A%BF%E6%9F%BB. ) 中小企業庁編(2000)W中小企業白書』大蔵省印刷局 東京都産業労働局(2012)r
中小企業施策に関する調査J
(htto://www.sane:vo-rodo.me仕0.tokvo.io/monthlv/midasi/keikvolkeikvo-futai2408.ロdf存 関 釘ch='%E6%9D%B1%E4%BA %AC%E9%83%BD+%E4%B8%AD悦E5%BO%8F%E4%BC%81%E6%A5%AD%E6%96%BD%E7%AD%96 %E3%81 %AB%E9%96悦A2%E3%81%99%E3%82%8B%E8%AA %BF%E6%9F%BB)中田哲夫編著(2013) W通商産業政策史12 中小企業政策』財団法人経済産業研究所 細谷祐二 α013)
r
日本のものづくりニッチトップ企業についてJ
W統計』第64巻第10号、 pp.2~7 本多哲夫 α013)W大都市自治体と中小企業政策』同友館 安田武彦 α009)r
創業支援策の潜在的企業家への浸透についての一試論JW商工金融~ 59巻 8号、 pp.5~20 TheEconomist(http・//www.b叫sinessresearch.eiu.com/sites/businessresearch.eiu.com/files/EIUMicrosoft JaoanSMEs JPN・ FINAL-WEB.ロdf) Rogers, Everett M. (1995)Diffusωn of Innovations fifth edition.(Wイノベーションの普及』エペレット・ロジャース、 三 浦 利 雄 訳 朔 泳 社 )Yasuda, T.(2009)“Programs to Stimulate Startups and Entrepreneurship in Japan: Experiences and Lessons"21st
Centurylnnovation Systems for Japan and The United States. National Research Council of the National Academies. U.S.A.
(付録1) (回答経営者の年齢) 30歳代以下 40歳 代 50歳代 (所属業種) 建設業 製造業 卸売業 小売業 サービス業他 (従業員規模) 従業員
O
人 従業員 1~4 人 従業員5~19 人 従業員20人以上 (企業年齢)3
年未満 4 ""'10年 11年 収支状況 直前決算黒字 その他 134(13.0%) 411 (39.9%) 485 (47.1%) 128(12.3%) 95 (.9.2%) 56 ( 5.4%) 146(14.2%) 605 (58.7%) I 384 (37.3%) 410 (39.8%) 176(17.1%) 60 ( 5.8%) 148 (14.4%) 295 (28.6%) 587 (57.0%) 499 (50.8%) 483 (49.2%) (注)収支状況については「分からないjという回答があり全体数と一致しない。 -170-中小企業政策と小規模企業 (付録2)支援策の内容 経営革新支援 政府が、「中小企業新事業活動促進法」に基づき、中小企業の新たな事業活動 (経営革新)を支援する制度。 新連携支援 政府が、
I
聞「新中研を小連究目企携機指業J
関)し新等高を事支付と業聾そ加括すれ価動ぞ値る促制れの進度製の法。品J
I
に基づき、 ちを中寄創小出っ企てす業連るが携新異事分し野町中小企│ 業、大学 強みJ
を持 、新しい市 場への展 ・サービス 業活動を行 う こ と ( 携 地域資源活用支援 政府が、 [中生農小産林企等水業を産地行物域い、資、観源需光活要資用の源促開等進拓の法を地j行域にう資基中源づ小をき企活、業用地の域し試てのみ新強を商み支品担 なりうる産と 地の技術、 ・新サービ スの開発、 援する制度。 農商工連携支援 農林漁業者と中小企業者が共同こでの行計う画新にた基なづ商く品事や業サにー対ビしス、 の開発等に係る 計画について国が認定を行い、 (1]補助金、 (2] 政府系金融漁機業関とによ工る業低等利の融産資業、 (3連]携信を用強保化証しのて特地例域等経の済支を援活を性行化うことによ り 、 農 林 商 間 する取り 組み。 協中小企業再生支援 中小企業の再生を進めるために、産業活力{再生生特別措置法に基づき各都道府 議会 県に設置された公的組織生 で、多様性・地域 といった中小企業の特'性をふま え常駐する専門家が再 に関する相談を受け付け、助言や再生計画策定支援 を行う制度。 セーフテイネット 取引先等の再生手続等の申請や事業活動の制ノ限上巳、、災害、取引金融機関の破綻 保証制度 等により経営の制安度定に支障を生じている中小 業者について、保証限度額の 別枠化等を行う 事業承継支援 中小企業経営承継円滑化法に基づく、一定の要件を満たす事業承継に対する (1]民法特例、 (2] 事業承継税制、 (3] 金融支援。 守 4よ 門 ' ' 1 iトー~ -.:] N (付録3)政策ごとの政策認知経路(従業員規模月1])(複数回答) 従業員数 母数 同との業交種流の中小企業者 新聞‘雑誌記事 中PH小・広企報業誌庁の 民間金融機関 のアドバイス 。人 85 10 46 16 1-4人 147 16 60 26 5-19人 89 17 30 21 経 営 革 新 20人以上 38 13 11 5 0人 11.8覧 54.1l路 18.8% 1-4人 10.9% 40.8% 17.7% 5-19人 19.1% 33.7% 23.6% 20人以上 34.2% 28.m